人狼審問

知らなかった…
一人ってこんなに…

…会う前は一人が当たり前だった。
拾ってくれた親方だって結局は師と弟子の関係に過ぎなくて
血の繋がった親のはずの女は雪の日に俺を捨ててそれきりだ。

マーガレット…あんただけだ。
人狼に襲われたんじゃないかって心配して、
ずっと俺を集会場中捜し回ってくれるのなんか…あんただけ。

[...は顔を手で覆っている]
ずっと側にいるって言ったのに。

人を好きになると、こんなに残酷になれるんだな…
ヘレンは人狼に襲われて病院に運ばれたってのに
俺は今、ただ…マーガレットのことだけ心配してる。

大丈夫か…辛い目に遭っていやしないか？
マーガレットは村のため身を粉にして奔走してたっていうのに
どうして連れて行かれなきゃならなかったんだ…
どうして俺は止められなかったんだ。

いや…大丈夫。
マーガレットは大丈夫。彼女は強い。

今頃はカツドンの十杯も食って、
冤罪連行を盾に料金踏み倒してる。
そうだろ？

[...はそんな場面を想像して、口元だけで笑ってみる]

明日にでも、本当の人狼を自警団に突き出して…
そうしたらきっと釈放されるから、すぐに会える。
また一緒に飯食ったりできる。

すぐ、他の冤罪連行された奴らとも
襲撃された人達の見舞いにも行けるし、
ワクチンの開発急げって猟友会に発破かけにも行ける。
そうだよな。

だけどまずは考えなきゃ、誰が人狼か…

[窓枠を強く掴み自警団のある方向に顔を向けたまま
人狼について*考え続けた*]

…そんな…まだ終わらないの…？

[...は猟友会から届いた手紙を握りつぶして]

マーガレットさんが自警団へ連れて行かれたら騒動は終わりだと思ったんだ…。
なのに、今日もまた…ヘレンさんが襲われるなんて…。

じゃあ、誰が人狼なの…？
誰が嘘をついているの…。
父さん？テレサ？それとも、メアリー先生…？

誰も疑いたくないよ…。

・・・まだ、終わっていないの？
それじゃあ・・・オリバーさんが？

嘘・・・そんな
テッド、さん・・・
[...は悲しい目でテッドを見た]

あ、テレサ…こんばんわ。

[テレサに苦笑を返して]
まだ終わらないね…。

>>8

こんばんは
テッドさん･･･

[...はそれ以上何も言えず俯いた]

>>9

テレサ…手を繋いでもらってもいい？

ふぅ、今日は仕事が多くてかなわん・・・

はやく集会所へ帰りたいものだが・・・

今日中にやってしまわねば、チャンスを逃してしまうからな
[...は、膨大な量の書類と格闘中]

＞テレサ
[言葉が見つからずにじっとテレサの手を見つめていたが、思い出したように笑って]

あ、そうだ。
僕、父さんから指輪もらってたんだよ。僕とテレサの分。
だからテレサが誕生日なのかなって思ってたんだ。

>>12

指輪、ですか？

>>13
うん、多分お揃いのやつ。
どうしようかなって思って持ってるたんだ…。

あまりテレサにあげる気にならなかったんだ。
父さんの気持ちはとても嬉しかったんだけど…
その指輪に込められた思いは僕のものじゃないでしょ？
でも、テレサにいつか指輪はあげたいな。

>>14

テッドさん･･･
[...はテッドに抱きついて]
私、うれしいよ
テッドさんのその気持ち

>>15
わわわ…。
[...は驚きながらもテレサを抱きとめて]
うん…そう？そうだと嬉しいな。
[テレサの手を取るとそっと指に口付けて]
今は指輪はあげられないけど…それまではこれで許してね？
僕はテレサが好きです。

>>16

私も貴方のことが好きです
貴方だけが･･･
[...はテッドの唇に唇を合わせた]

>>17
うん、嬉しい。
[嬉しそうに笑って目を閉じてキスを受け止め]

な、なんか照れくさいね…。

[...はテレサに微笑み返すと少し表情を曇らせた]
あのね、猟友会から今日手紙が来たんだ。
自警団の人がもうすぐ…また来るんだって。
人数も絞れたから…今度こそ人狼を捕まえれるだろうって思ってるみたいなんだ。

>>19

そう、よかったですわ
これで人狼騒ぎが収まるわけですね

でも･･･テッドさん･･･
[...は俯いた]

>>20
僕は…自分を信じることにするよ。
それが間違いでも…悲しい結果になってもね。

だからテレサ、僕に勇気をください。
[...はぎゅっとテレサの手を握った]

>>21

私は貴方を信じます
何があっても、何が起こっても
だから･･･自分のすることに自信を持って

>>22
ありがとう、テレサ。
僕も貴女を信じます。

[テレサの手を握ったまま目を閉じて]

ごめんね…―――。

[小さく呟いた]