お嬢様 ヘンリエッタ ……ネリー! くそっ! 万一お前に絡んで来るような者がいたら、家の名前を出せとあれほど言っていただろう! すぐに駆けつけると! この村で私が家に手を出せるものなど居ないのに…なぜ黙って逃げて……! くそっ、人狼騒ぎから外部との行き来は無いはず… とすれば村のものの仕業しかない…我々が容疑者であることがどこから漏れたのだ! アーヴァイン! これは貴様の怠慢だぞ! …ちっ、奴はまだ戻っていないのか。 なんて事だ……まさか狼によって我々が害される前に村人から害されるとはな! …………。 ネリー、君はしばらく休んでいろ。 たまには気分転換に雑事などするのも気が紛れるからな…。 [ヘンリエッタは無言で、ダイニングへ向かっていった…] | |
(405)2006/04/19 22:05:15 |
お嬢様 ヘンリエッタ ネリー、すまぬ、いささか冷静さを欠いていたようだ。 …しかし、いずれこの報いは受けてもらうことになるであろう。怒りで我を失うのは愚であるが、怒りを忘れて屈辱を受け入れるのもまた愚であるのだから。 集会所には我々以外に居ない…護衛も居ない代わりに、不埒な考えを持つ者も居ないが…。今回のような事が発生するなら、屋敷から少し荷物を運び込んで、事態が終わるまでここに拠点を移した方が良いのやも知れぬな。家も父の随伴で今は人員が少ない…彼らも彼らで手一杯であろう。 ウェンディ…あの娘もまだ戻っておらぬのか。会議が終わるまで私もここから出られないが…玄関外で待たせている従者に話すぐらいは良いであろう。見かけなかったか扉越しに聞いてくるとしよう。 [ヘンリエッタは玄関へ戻りつつ、呟く…] (弱いものから狙われる…か。嫌なものだ。 弱肉強食は銃と投機の世界だけで十分だと言うのに…。) | |
(422)2006/04/19 22:27:39 |
お嬢様 ヘンリエッタ [ヘンリエッタはややムッとしつつも大人しく退き] …そうとも、シャーロット。貴女は疲れているだけだ。 人狼探しなどは、私たちに任せて休んでいるのがいいと思うがね。 ダニエル殿、それは私も同じ気持ちだ。 残念ながらシャーロット嬢とは普段から良好な間柄であった、とは言い難いが…それでも私から恨む理由も無い。彼女も事件のショックで色々と疲れているだけであろう…今回の事件が終われば、普段の彼女に戻るであろうとも。 ダニエル殿は昔は腕の方もなかなか覚えがあったらしいな、ナサ殿に生き延びるための技を幾つか教えたのもあなたであると聞いたぞ。 …いざという時は頼りにしているぞ。何しろ、容疑者同士である我々以外すら、敵なのかもしれないのだからな。ネリーやウェンディの事を見る限りでは。 | |
(444)2006/04/19 22:44:43 |
お嬢様 ヘンリエッタ フン、信頼できる結社の代表として、自警団から今回の件を委任されたセシリアにまで手を出すとは。 しかしきついことを言うようだが、私は私の家の代理責任者、セシリアはこの集まりの責任者でもある。何かがあれば恨みを買い、その責任を負う事になるのは避けられぬ。責任者が痛みを受けることで、弱き者を守れるのならば、な。それ故になおさら、ネリーらに対する無法は許せぬ…! にしても、フフ、容疑者同士で殺し合えだと? 私はてっきり、疑いをかけた後は、せいぜい監禁した後、正式な裁判をするものだと思っていたが。この村は、我が家がまだ都会の片隅でドンパチやらかしていた時代にでも逆戻りしたつもりか? 父が居ればこのような無法は潰せたものを! いや…むしろ居なくて幸いだったのかも知れぬ。村中で戦争をやるよりは、限られた13名だけで殺しあった方が被害は少ないか。いや…父だからこそ、居たとしてもそういう判断をしたかも知れぬ…。 まるで悲劇の世界に放り込まれた役者のようだな。我らは。 | |
(484)2006/04/19 23:40:17 |
お嬢様 ヘンリエッタ …セシリアが気にすることは無い。 おそらくシャーロットの父殿も、娘が容疑者という事で、事態収拾まで半軟禁状態であろう。最早、今回の事態を動かせるものは居ない。13人全員リンチ、とならず、セシリアが取引を勝ち取っただけでも御の字としなければ。村の全員から襲われては、我らだけではどうしようもないのだからな。 牧師殿、フフ、住む場所も守れず逃げてきた者が、この事態でどれほどのことができるのやら…。せいぜい、神のご加護とやらに期待しているぞ。 ネリー、ありがとう…。 そうだな、ここには私たちが居るのだから、諦めることは無い。 [人形を強く握りながら] もはや出来ることは、迅速に人狼とやらを見つけ出すのみ。 それが我々であるというならば、使命を果たすのみだ。家の事や母も心配だが…今はここで人狼探しに専念させてもらうとしよう。 | |
(496)2006/04/19 23:55:35 |
お嬢様 ヘンリエッタ [テーブルに戻り] そうだな、視点は違えど、牧師殿やハーヴェイの今すぐ結論を出せる問題ではない、という考えに関しては、私にしても同じ事だ。誰を調べるか、という点については、明日まで考えさせてもらおう。 さて…母も大変であろうが、なに、こういうときの肝も据わった人だからな。どうせ明日からはここに泊り込みも辞さぬつもりであったのだ。今日からになったところで致し方ない。委細は従者に屋敷まで伝えてもらうとしよう。 何せ、我らは処刑対象だ。うろうろしていると何をされるか分かったものではないからな。集会場を出る人間は、十分に気をつけることだ。 ネリー、私は割り当てられた部屋を見てくる。後は頼む。 そうだな……暇があったら、ウェンディと遊んでやってくれ……色々あったようだからな。 [ヘンリエッタは、*寝室へと去っていった*] | |
(523)2006/04/20 00:33:23 |
冒険家 ナサニエル >>538 僕の引き出しに「ためになる話」の本はないのは知ってるよな? それでもいいなら・ 人間に化けて人間を殺す。そんな怪物の話は、少しずつ形を変えていろんなところで聞くね。 そんな化け物が本当にいるのか、化け物のような心性の人間がいるだけなのか。 一番恐ろしいのは、そのどちらとも知れない、何がなんだかわからない場合じゃないかと思うよ。 | |
(542)2006/04/20 01:03:41 |
冒険家 ナサニエル >>543 もちろん、違うよ。誰だと思ってるんだい? | |
(545)2006/04/20 01:09:05 |
農夫 グレン 俺も、久しく真面目にお祈りなんて行った事はないんだが……どう言えば良いんだろうな。俺が元々彼をよく思っていないせいもあるかも知れん。 が、どうにも、事態の表面を撫でているように思うんだ。俺がおかしいのかね、これは。 >>552 | |
(557)2006/04/20 01:56:32 |
冒険家 ナサニエル >>556 そうか。ウェンディは強いな。僕よりもずっとだ。 ではその強さに見合った魔法の呪文を教えてあげよう。 もしまた石を投げるような奴がいれば、睨んで、それから大声で笑って、こう言うんだ。「やれるもんならやってごらん」 臆病者は逃げていく。残った奴とは喧嘩する価値がある。 実際に使う機会がいないといいがね。 | |
(558)2006/04/20 02:06:50 |
冒険家 ナサニエル >>559 そういうことをさらっと言うんだからなぁ……。 | |
(562)2006/04/20 02:21:04 |