冒険家 ナサニエル [ステラに話しかけられて、しばらく考え込み] 方法が無いわけではない、しかし、崖を降りるには準備が必要だし、それなりに力も必要だ。 俺はここに道具を持ち込んでないからある道具だけでやれといわれても出来そうも無いし、崩れた土砂に上ってそこがまた崩れない保証も無い。 あと、たとえば俺と・・・体力のありそうなラッセルと一緒に行くとする。 その間に、集会場は女性ばかりになってしまう、ギルバートはあんなだし、ハーヴェイは怪我をしているし・・・ そこでまた人狼?が現れたら、今度は一人どころではなく惨殺なんてことになったら・・・俺は村に助けを呼びに行く意味がなくなる・・・ 【それに、ステラを守れない】 | |
(216)2006/04/08 00:14:38 |
美術商 ヒューバート [言い辛そうに視線を落としたまま] …はい…。 妻は…暫くは人狼を見つけることが、出来ませんでした…。 だから毎朝死体は増えていく。 アーヴァインさんや、ソフィーさんのような惨たらしい死体が。 そうしてついには村人同士が互いに疑心暗鬼に陥り…精神的に追い詰められた私たちは、毎晩村人の誰かを処刑することに決めたのです…。 …処刑する人数は、一人。 人間かも、人狼かも解らぬ者を。 処刑してみて…次の日も死体があれば、また一人を処刑する。 女子供関係なく。 そうやって、遂に死体が出なくなる日まで…一晩に二人の死者を出し続けました…。 もちろん…処刑された者と、そして人狼に殺された者、です。 …全てが終わったときは、ほんの数名の村人を残すだけでした。 私とネリーは…その生き残りなのです。 | |
(220)2006/04/08 00:19:30 |
美術商 ヒューバート [ステラに、ゆるりと頭を横に振る] …いいえ。 私がそれを望むのなら…もっと早くに、それを口にしていました。 私が言わなかったのは…あの記憶に、十年間ずっと苦しんできたからです。 人狼騒ぎは収まりました。 なんとか村は全滅することはなく…私とネリーの他にも数名が生き延びることができました。 けれど全員…その後、もうただ無条件に幸せだと思えることは、なくなってしまったのです。 人狼は倒せたけれど、無実な人間も沢山殺してしまった…。 それは…私たちから以前のようなただ平凡であることが幸せだと感じるような、そんな感情を奪ってしまいました。 [ネリーを抱き寄せると] …この子は、可哀想な子です。けれど…むしろこれが一番幸せな形だとも思えるのです。 この子は…少なくとも自分の罪に怯えることは、ないのですから。 | |
(235)2006/04/08 00:37:35 |
修道女 ステラ [ステラは手鏡を返した後,シャーロットと話すハーヴェイの方へ首を傾けた。] 『仕草や態度に変なところが…ナサニエルが人狼なら、シャーロットさんなら判るんじゃないか』 [ハーヴェイが言った言葉、シャーロットにその質問を向けた事に対して傷ついているステラが居る……。] 集会所に登る少し前に、ナサニエルさんは教会へお花の種を持って来て下さいました……。私が花壇を作りたいと言っていたのをおぼえていてくれて。 その時と、今との違いは私には分かりません。 ……そりゃあ、一緒に暮らしたり、ましてや血の繋がりがあったり、そんな間柄ではありませんから、私が言っても意味がないのかもしれないけれども。 | |
(353)2006/04/08 02:29:27 |