書生 ハーヴェイ ―― 部屋 朝 ―― [口から血を流し、恨めしい目をしたデボラがこちらに向って歩いてくる。さっきから扉を開けているのだが、壁面が現れるだけだった。 ニーナの声が聞こえる。 「逃げ場はないんですよ。」 それでも僕は走るしかなかった。すぐ後ろにデボラの息遣いが聞こえた。急に視界が一周した。足を滑らせて転倒した事に気づくまで時間がかかった。手を突くと、柔らかいものに触れた。 誰かの手だった。 悲鳴を上げ投げ捨て、這って逃げた。 指先が壁に当たり見回すと、そこは行き止まりだった。 「もう戻れないんです。私たちは。 人狼をみんな殺すか、私たちが全員殺されるかです。」 首筋を生暖かい風が吹き抜けた。] !!!!!!!! | |
(8)2006/04/18 21:29:01 |
村長の娘 シャーロット ……誰かを守っている、と言いますと。 わたくし、あるいはラッセルさんという思考に至るでしょうか。 ハーヴェイさんやエッタちゃんが、何故か食べられていない。 …その不自然さが、皆様の目からは気になるかもしれません。 また、逆も然りです。 エッタちゃんやハーヴェイさんが人狼である可能性も ……否定したくてもできませんわ。 ですが、わたくしは人狼ではございません。 また、何故2組もペアが残ってしまったのでしょうか。 まるでポーカーのカードのように。 どちらかが、カモフラージュ? あるいは、どちらも正解ではない? そして、カモフラージュである場合。 それを狙えるのは、ステラさんしかいません。 | |
(104)2006/04/19 23:28:27 |
村長の娘 シャーロット ですが、逆のベクトルはどうでしょう? エッタちゃんは、ラッセルさんに守られるのみ。 自身は何も語ろうとはしません。 そして……ハーヴェイさんは…… こともあろうにわたくしを殺そうとしました。 ……もしかしたら、即座に人間を殺してしまい、 全てを終わらせようとする人狼の行動かもしれませんわ。 ですが……あまりそのように見えないのです。 ハーヴェイさんは明らかにわたくしに怯えている。 ……こんな形での返答とは虚しいですが…… それこそが……その信頼の無さこそが…… ハーヴェイさんを疑いきれない理由ですの…… ……恋は盲目、とはよく言ったものですわね…… | |
(166)2006/04/20 01:11:51 |