書生 ハーヴェイ 「ああ、ナサニエルさんを告発したのも、そういうことです。」 [ネリーの反応を気に掛けながら、ハーヴェイはルーサーの説明を無表情で受け止めた。] 成る程……。 "the True Believer" ……だね。 [話は「いのち」の事へ、碑文の内容へ、ユージーンを中心に深く触れる様に展開して行く。ハーヴェイは、ルーサーやハーヴェイ自身を交えて、こう言った内容を無防備に展開していく彼等に少し飽きれた。……ユージーンは、切り札を見せてしまってどうするつもりなのか?] | |
2006/01/26 21:04:03 |
書生 ハーヴェイ [ユージーンの問いに、] 知って居たとして……。 或いは知らなかったとして。 ……私が正直答えると思いますか? | |
2006/01/26 21:04:21 |
墓守 ユージーン 答えるかもしれないし、答えないかもしれない。 でも、聞いてみることは無駄じゃないだろう。 | |
2006/01/26 21:06:09 |
墓守 ユージーン ・・・ネリーさんの信じたキミならば。 | |
2006/01/26 21:10:23 |
墓守 ユージーン キミが驚いていないとすれば…… 誰かがキミに話した、ということになる。 その人物はボクがここに来ることも 予定していたのか? | |
2006/01/26 21:12:42 |
見習いメイド ネリー [淡々と話すハーヴェイ。 彼は今何を思うのだろうか。 憂いを帯びた瞳で、琥珀色の友を見つめる。] | |
2006/01/26 21:13:20 |
書生 ハーヴェイ [ハーヴェイはユージーンに頬笑んだ。 ……何かを思い出す様に考えながら。 ハーヴェイの右掌に思い出した様に黒く細い蛇がするすると現れ、彼の腕から首筋を這い登ると、ユージーンの拳に因って抉れた頬の傷の中に潜り込む様にして消えた。] シュピトナムの碑文については、当然調べましたよ。 墓所の仕組みがどの様になっているのかも……。 ……出なければ計画を立てる事も、寺院の理を歪める事等出来ませんよね。 そして、その知識は普通の方法では得る事が出来ない。 | |
2006/01/26 21:20:26 |
書生 ハーヴェイ [「ネリーの信じた君ならば」と言う言葉に、又眩しそうに目を細めながら、] 今後まだ、敵対する可能性の有る相手が [ちらりとルーサーの方にも目をやり、] 複数居るのに「切り札」を見せるのは無防備過ぎます……。 | |
2006/01/26 21:20:44 |
墓守 ユージーン 敵…か。 [小さく笑い] そうかも知れないな。 | |
2006/01/26 21:22:23 |
墓守 ユージーン じゃあどうしてキミは無防備過ぎるとボクに教えてくれるんだい? | |
2006/01/26 21:25:12 |
見習いメイド ネリー [黒い蛇が見えた。 頬の傷に吸い込まれる様に消えて。 普通の方法で知り得ないことを知る為、 彼らが払った対価はいかほどだったのか。] | |
2006/01/26 21:29:09 |
見習いメイド ネリー [静かに佇み、二人の言葉に耳を傾けている。] | |
2006/01/26 21:31:21 |
書生 ハーヴェイ [黒い蛇は又、ハーヴェイの右掌から現れた。 今度は這い登る事はせずに、ハーヴェイの掌の中で、戯れ、やがて黒い万年筆に変化して吸い込まれる様に消えた。] 此の万年筆は、生前私が愛用していた物。 私が最初に血の騎士を目指すべく、死者の祭典参加した時に、この万年筆は戻って来た。人間として死んだ時に無くしたと思っていたのに……。 切り掛かってくる死神からセシリアを守る為に撒かれた栞の1つが……突然飛び出し、私の元に戻って来たのです。 其れがきかっけで、私は自分を狩ってくれた死神がセシリアで有る事を知り、祭典が終わってからセシリアと話す様になり、またセシリアを通じてネリーと知り合った……。 | |
2006/01/26 21:41:47 |
書生 ハーヴェイ ずっと、セシリアを守る1枚の栞で有れば良かったのに。 此の万年筆は……、 今は、私の一部で有り、 鞭で有り、 ネリーを封印した邪な蛇でも有るのですよ。 | |
2006/01/26 21:42:11 |
書生 ハーヴェイ ユージーン。 貴方は、ネリーが信じると言う私を信じようとする。 誰かに信じられるというのは、困った事ですね。 信じる力が強ければ、後は信じられた側の責任で有り、問題となる。 しかし、蛇は未だ此処に居ます。 | |
2006/01/26 21:42:24 |
見習いメイド ネリー ……貴方の黒い蛇が… あの、万年筆…。 [複雑な面持ちで呟く。遠くなってしまった日を思い出してか。] | |
2006/01/26 21:45:18 |
書生 ハーヴェイ [ネリーに対して緩やかに首を振る。] [ユージーンの話題を断ち切るかの様に、不意に] ロランとはどう言った人物だったのでしょうか……。 | |
2006/01/26 21:53:41 |
書生 ハーヴェイ ……ふと思いついただけですよ。 | |
2006/01/26 21:56:19 |
見習いメイド ネリー [ハーヴェイの不意の問いに、数度瞬きし] ……ロラン様…ですか? | |
2006/01/26 21:57:58 |
墓守 ユージーン 「信じる」ということは、「裏切られること」をも覚悟することだとボクは思う。 ・・・違うだろうか。 | |
2006/01/26 22:00:45 |
見習いメイド ネリー [――信じる事とは、裏切られる事をも―― ああ、強い。 とても。 あの懐かしい騎士のように。 やはり。 ユージーンは] ――似ていますね。 [小さく呟く] | |
2006/01/26 22:08:29 |
見習いメイド ネリー [ハーヴェイに、静かに語りかける。] ハーヴェイ様。 ……ロラン様は 強くて…優しい方でしたよ。 真っ直ぐで… とても。 [遠くを見る様な響きを帯びて] | |
2006/01/26 22:13:33 |
牧師 ルーサー [皆の話を聞きながら、ユージーンの方を見て] ―――私が信じるものは何よりも、 決して裏切ることのない主のみ。 ……それ以外については、知りません。 自らの為になるのなら利用するのみ。 自らを害するのであれば、排除するのみ。 ―――私には、貴方がたの信じるモノなどよくわかりません。 今は……排除することよりも、共に利用しあったほう方が自らの身に対して得策であると主は仰っていますがね……。 [そう呟くと、ユージーンの手首から滴り落ちる"いのちのいろ"を帯びた血を見つめた] | |
2006/01/26 22:18:38 |
墓守 ユージーン [ルーサーをじっと見つめ、ぽつりと] アンタは可哀想なヒトだな。 | |
2006/01/26 22:26:47 |
牧師 ルーサー [ユージーンの言葉を聞き、きょとんとして] ……?何故私が可哀想なのでしょうか? むしろ、私にとってはこの期に及んで自分よりも大きなものの愛を信じられないユージーンさんが可哀想なくらいですが……。 私は主と共にあり、故に全く満ち足りています。 [困ったような笑顔を浮かべ、首を傾げた] | |
2006/01/26 22:30:56 |
書生 ハーヴェイ 信じる……。 [静かに復唱する……。 ハーヴェイは又、寺院からの声を聞いている様だ。 ネリーにまた緩やかに首を振って見せると、ハーヴェイはユージーン達の元をそっと離れ、中央柱の裏側へと歩いた。] | |
2006/01/26 22:34:27 |
墓守 ユージーン [ルーサーに囁く。] ・・・・・・おまえのしようとしていることをなすがよい。 ・・・・・・・・・・・・ | |
2006/01/26 22:39:28 |
見習いメイド ネリー ハーヴェイ様… [離れて行くハーヴェイを数歩追うも、 やがて立ち止まってその背を苦しげに見送り] | |
2006/01/26 22:41:47 |
書生 ハーヴェイ ─中央柱・ユージーン達の反対側─ [ハーヴェイはユージーン達と一旦距離を置くと、ふと息を漏らした。 先刻迄は、記憶に有る幾つかの樹の象徴の様に見えていた、中央の柱の中に何か影が見え隠れして居る……。] ……誰か居るのか? [影は小さく揺れて。 何処からか聞こえる、たぷりと落ち沈む様な音……。] | |
2006/01/26 22:43:49 |
牧師 ルーサー [ユージーンに囁き返す] 主はこのように仰いました。 「求めよ、さすれば与えられん」と。 ……貴方も、貴方の為すべきところを…… 私は、お優しい皆様と違って、貴方がどんな危険を犯そうと止めはしません。 ただ、賞賛するのみですから…… | |
2006/01/26 22:48:21 |
書生 ハーヴェイ [じっと見つめていると柱の中の影は、やがて血の様に赤く染まり、ハーヴェイに取っては見慣れた女の姿と成った。] 姉さん……。 貴方の事はもう怖くない。 貴方を探そうとも思わない。 殺したいとも思わない。 ……なのに何故? | |
2006/01/26 22:52:45 |
書生 ハーヴェイ [女はハーヴェイの言葉等意に介さぬ様に、嫣然とした笑みを浮かべて見せる。何かを指し示す様な仕草で。] 嗚呼、そう言う事ですか。 此れは、私自身の姿……。 | |
2006/01/26 22:52:57 |
書生 ハーヴェイ 私自身の欲望の姿……。 | |
2006/01/26 22:54:15 |
見習いメイド ネリー [首をゆるゆると横に振る。 見れば――ユージーンが、ルーサーに何事か囁いていて。] | |
2006/01/26 22:56:12 |
墓守 ユージーン 「わたしをうらぎるそのものはふこうである。 うまれないほうがよかった。」 ……ボクはお前を哀れむ。 | |
2006/01/26 22:56:35 |