人狼審問 : (1017)VR村Ⅱ : (1017)VR村Ⅱ : エピローグ (1)

真相は以下の通りだった。

名前	ロール	生死	プレイヤー	戦績			勝率	前回プレイ
書生ハーヴェイ	結社員	死亡	toda	1/1	0/0	0/0	100%	---
見習いメイドネリー	村人	生存	ayayambo	5/9	2/7	0/0	43%	1010村
牧師ルーサー	人狼	死亡	yukari1	2/3	2/5	0/0	50%	902村
酒場の看板娘ローズマリー	人狼	死亡	Emotion	5/7	2/4	0/0	63%	960村
双子リック	村人	死亡	turugi	7/13	0/1	0/0	50%	955村
踊り子キャロル	村人	生存	asbntby	6/10	1/3	0/0	53%	795村
学生ラッセル	村人	死亡	piazza	1/3	1/2	0/0	40%	985村
牧童トビー	占い師	生存	KAME	4/5	1/2	0/0	71%	708村
お嬢様ヘンリエッタ	人狼	死亡	Darkside	14/18	4/7	0/1	69%	975村
流れ者ギルバート	守護者	死亡	666	3/4	0/1	0/1	50%	960村
お尋ね者クインジー	村人	死亡	bdheki	5/9	0/1	0/1	45%	960村
冒険家ナサニエル	狂信者	死亡	masuo	0/0	0/1	0/0	0%	---
美術商ヒューバート	霊能者	生存	reahanta	4/5	0/1	0/0	66%	960村
旅芸人ボブ	結社員	死亡	asking	2/3	0/0	0/0	66%	459村
異国人マンジロー	村人	死亡	seiya	4/4	0/0	0/0	100%	960村
				人間	人狼	妖魔

お尋ね者クインジー

－JUNA社・１階・喫茶店－
[森村と別れ、一息入れるために会社の１階にある喫茶店に入る。先ほど明子に電話をし、無事に帰る、と一言伝えたところだった]

･･････

[窓の外を見る。忙しなく歩いていく人達が見える。
　ここは現実で、そして大勢の人間が今を生きている、そんな実感を覚える]

結局被害者は出ないだろうし、この事件は未発表、だろうな。

[そう、彼はこの事件の犯人にはならない。そして今でこそ分かる。彼が何を考え、何を求め、そして何をしようとしていたのか。そしてその結末も。

ただ、ここにいれば彼が来るような、そんな気がした]

(0)2005/12/04 21:02:04

踊り子キャロル

[陽光が差した。終幕の合図だ]

[仕組まれたプログラムが終了のシグナルを受け取って、このゲームの終了処理に移る。四年以上前に優希が組み入れた凄惨な“ゲーム”のモジュールが、今回も正しく動作して全ての後始末を始めたのだ]

[生き残った三人の身体が音もなく三つの光と化した。そしてつなぎ合っていた手を離していくように、彼らのいた大地がこなごなに崩れていく。だが三つの光は振り向きもせずに、空へと溶けていった]

(1)2005/12/04 21:10:05

牧師ルーサー

―　ＪＵＮＡ社　第二テストルーム　―
［ゆっくりと秋月孝治は目を覚ました。
本来使用されていないこの場所を二人の助手に管理させていた］

セーフティ機能の調整は成功していますね。
これでよほどの事がない限り完全な廃人が生まれる事はない…
それだけでも一歩前進、ですね。
ルナリス、シェリー、最後までありがとうございました。
契約はこれで完全に終了です。あとはお二人の自由にしてください。

［頭を下げる二人からアタッシュケースに似た外観のニューロコンピューター（学習機能に特化した小型の記憶装置）を受け取ると立ち上がりテストルームを後にした］

(2)2005/12/04 21:28:09

牧師ルーサー

［ＪＵＮＡ社に用意された自室までの道のりを歩きながら思考を進めた］
【Aliceの元に統合されたrunaとCherryのおかげで目処が立ちましたね。
これで…私の息子も救われるといいのですが…。
妻が死んで母方に引き取られてからはそちらの姓を名乗っていますが…。
恵、あなたが現実に戻ってくる事を祈っていますよ。
問題はＪＵＮＡとの約束の通り、私が一度姿を消さねばならない事。
誰かにこれを託す必要がありますね…どうしましょうか】

［そこまで考えるとふと目に止まったコインロッカーの前で立ち止まるとその中にコンピュータを入れ、鍵をかけた。
そしてそれをくるくると弄ぶとポケットの中に放り込んだ］

(3)2005/12/04 21:28:44

牧師ルーサー

―　ＪＵＮＡ社　最上階　第２社長室　―
［ＪＵＮＡ社の大株主である秋月はこの場所に自室を用意されていた。
その発言力を持ってＣＣＥ社の買取を押し切ったのは過去の話である。
そして今回の件を実行する事の対価として全ての株の所有権を現在のトップに譲り渡す事となっているため、
全てが終わった今、引き払わなければいけない場所でもある。
そして自分の個人所有のＰＣに「LIBERTY」とロックをかけて自室を後にした］

(4)2005/12/04 21:29:21

牧師ルーサー

［自室を去り、外への道を歩き続ける。
喫茶店の横を通りすぎるとき、横に目をやると畑山の姿を見つけた。
何かを思いついたのか楽しそうな表情をして中に入り、彼の前の席まで来ると話しかけた］

すみません、こちら、相席よろしいですか…？

［黒いビジネススーツに身を包んだ男のその言葉は、周りに空席がある状況ではかなり不自然なものだった］

(5)2005/12/04 21:44:44

お尋ね者クインジー

[喫茶店に入って来た男性が、相席を求めてきた]

え？
あ、えっと。

[周りを見渡す。ここには秋月が来る予定だし、周りも空席が目立つ。

だが、もしかしたら。何となくだがそんな気がした]

･･････ええ、どうぞ。

[外を見る。どうやらまばらに雨が降り出したようだ]

雨、ですね。

(6)2005/12/04 21:48:15

	牧師ルーサー［注文をとりに来たウェイトレスにコーヒーを注文すると礼を言い席に着いた］雨ですね…先ほどまでは雪が降っていたんですが…。暖かくなったものです。［そう話しかける秋月の表情はどことなしか楽しそうだった］
	(7)2005/12/04 21:51:15

	お尋ね者クインジー･･････雪？僕はさっきまで長時間外の景色を見れない所にいましたから見てはいないですけど、まだ１１月ですよ？それに雪が降った形跡も見当たらないし。
	(8)2005/12/04 21:54:53

お尋ね者クインジー

場所･･････終わった？

[その言葉を聞き、ようやく疑惑が確信へと変る]

なるほど、そういうことか。

雪を降らせるだけなら、降雪機があれば十分ですよ。
触れれば冷たいし、雪合戦も出来る。
今からプログラムして雪合戦やカマクラ作りが出来るようにするのは一苦労だ。

違いますか？

[自分でも少し口元が歪んでいるのが分かった]

(10)2005/12/04 22:06:28

牧師ルーサー

［畑山の反応に満足したのか話し始めた］
そうですね…そこまでの事をするのはとても大変です。
実際、私にもそこまでの力量はありません。
私の知る限り一人だけ、でしょうね…。

あらためて挨拶をするまでもないでしょうね。
なんとなく…お会いできるのではないか、そう思ってましたよ。

［そこまで言葉にすると届いたコーヒーに口をつけた］

(11)2005/12/04 22:09:59

	お尋ね者クインジー僕もです。何故だか知りませんが、そんな気がしました。 [コーヒーに口をつける。彼とこうやって顔を合わせ、肩の力が抜けた。何となく、彼とは話しやすいと感じたようだ]
	(12)2005/12/04 22:20:28

	流れ者ギルバート－ JUNA社１階喫茶店－ [akitukiは既にLIBERTYシステムからログアウト済み。VR端末からも姿を消していた。] まいったな…。 [仕方ない、俺は畑山がいる喫茶店に向かった。]
	(13)2005/12/04 22:20:57

牧師ルーサー

［資料から類推した人物像、そして仮想世界の中であった人物像が重なった］
【先鋭的な部分を他者に受け入れられる所まで持ってくるだけのことはありますね】

さて、何からお話しましょうか…
実は次の予定がありましてね。
あまりゆっくりもできないのです。
お互い忙しい立場は大変ですよね…。

(14)2005/12/04 22:29:04

	流れ者ギルバート [畑山は、知らない男性と同席していた。なにか話をしている様子である。邪魔をするつもりはない。顔なじみのウェイトレスに伝言を頼んだ。] akitukiなる人物は、既に去っていて、捕まえられませんでした…、と。 [メモを書いてウェイトレスに預ける]
	(15)2005/12/04 22:30:36

	お尋ね者クインジーそうですね、僕も妻が心配なもので。前の事件の後遺症で、まだ歩けないんですよ。僕も貴方も、同じ匂いがするわけです。だから、なんとなく分かった気がしました。いや、嘘だと気がついたというべきか。天野君、貴方のお子さんか何かじゃないんですか？
	(16)2005/12/04 22:31:27

牧師ルーサー

ふむ…なかなか面白い事を考える方だ。
予測させる材料は出していないつもりだったんですがね…。
まぁ、おおむね想像通りだと申し上げておきましょう。

ですがそれでもあの世界自体を否定できない自分がいるのですよ。
世界で起こった事がどれほど理不尽でも世界そのものには罪はない。
だから…最悪の状態にならぬよう、皆が力を注ぐのでしょうね。

(17)2005/12/04 22:37:04

お尋ね者クインジー

罪は無い、確かに。
核反応も人間が更に便利になるための発明だったにも関わらず、多くの命を奪ったわけです。
使う人間が愚かでなければ、それ自体に罪はない筈。

でも、そうはいえない時代でもあります。
僕はあんなマシンを作ってしまった。いや僕が全てを作ったのではないですが、少なくともそのプロジェクトにかかわり不幸な人が出てしまった。僕の妻も、そして貴方の息子さんも。それだけではなく、犯人すら被害者だったのかもしれません。

僕には何も出来ない。
そう、貴方にこう頭を下げる事しか。

[深々と頭を下げる]

(18)2005/12/04 22:48:16

牧師ルーサー

頭を上げてください。
彼がああなったのは彼が弱かったから、ただそれだけです。
そしてなんの非も罪もない人間が何かに巻き込まれることもごく普通にありえることです。
結果として巻き込まれた人間は不幸といえますが、それはあなた一人がどうこうできる問題ではなく、また一人で抱えきれるものではないでしょう。

実際、私も今回の事で多くの人間を巻き込みました。
それも確信犯としてね…。
あなたが頭を下げるに値する人間ではありませんよ。

こうして会えたのも何かの縁、一つ頼まれごとをしてくださいませんか…？

［そういうとポケットからコインロッカーの鍵とカードキーを取り出して机の上に置いた］

(19)2005/12/04 22:53:51

牧師ルーサー

カードキーは私のこの会社での執務室の鍵、もう一つの鍵は社員用のコインロッカーの鍵です。
カードキーは今日で有効期限が切れるようになっています。

あなたが知りたいと思っている事があるのならカードキーを使ってください。
ロッカーほうは…開けてみればわかりますよ。
私が何を頼みたいか、ね。

(22)2005/12/04 23:01:41

	お尋ね者クインジー･･････ [鍵とカードキーを受け取りながら] 一つ聞いてもいいですか？今回のＡＩ、実験だったのかどうかは分かりませんが、得られた結果はどうだったんですか？
	(23)2005/12/04 23:05:20

牧師ルーサー

まだまだ完成には遠いですよ。
少なくとも現実の世界で実用化しようとするなら技術的ブレイクスルーがない限り無理でしょうね。
ですが仮想世界の中でなら…ほぼ完成の領域までたどり着いていると思いますよ。
全ての制御を思考のみにまわせますからね…。

誰かほかの人に会うことがあれば…runaというＩＤを持っていたキャラの事を聞いてみてください。
私の手の及ばないところまで自分を完成させましたから。

(24)2005/12/04 23:09:01

	お尋ね者クインジー runa、ですか。聞いてみますよ。息子さん、助かるといいですね。僕にお手伝いできればいいのですが、申し訳ありません。これから、どうするんですか？
	(25)2005/12/04 23:15:58

牧師ルーサー

ありがとうございます…。

私はこれからしばらく姿を消しますよ。
今回の事を実行した手前、さすがにこの場所にはいられませんしね。
研究そのものは…そうですね、どこかの大学にでも行って続けることにしようと思っています。
あなたはこれからどうなさるおつもりで…？
この世界にまだかかわっていくのですか？

(26)2005/12/04 23:21:38

お尋ね者クインジー

ははっ、僕はもうこの世界から足を洗うつもりだったんですよ。
貴方に会うまでは。

発明が無責任に誰かを傷つける可能性もあるけど、誰かを助ける可能性もある事を思い出した気がします。あと、森村って言う男性もいたらしくてね。彼とも少し話をした時にこう･･････

僕がやりたかった事を思い出した気がします。

でもあの事件が忘れられません。
まだ迷っています。

このまま沖縄に戻り平穏に人生を過ごすのがいいのか、それともまた僕はこの世界で何かを作りつづけるべきか。

だから、もう貴方とは二度と会わないかもしれませんし、またどこかでお会いするかもしれません。
自分の未来が分からないなんて、管理者失格ですね。

[笑いながらまたコーヒーに口をつける。でも何か自分の中でわだかまっていたものが溶けていくような感覚を覚える]

(27)2005/12/04 23:28:19

牧師ルーサー

なるほど…
未来なんて誰にもわかりませんよ。
だからこそ、生きている事が楽しいのですよ。
定められたレールの上を走ることしかできないのならなんの為に生きているのかわからない、私はそう思っていますよ…。

さて、私はそろそろ出ようと思います。
奥さんとお幸せに…住む場所でも決まったら連絡先ぐらいは送りますよ。
よければ写真でも送ってください。
子供と一緒に写ってる写真をね…

［コーヒーを飲み干すと席から立ち上がった］

(28)2005/12/04 23:33:31

お尋ね者クインジー

･･････

[去っていこうとする秋月と、手の中に収まっている鍵を交互に見る。
この鍵は、ただの鍵なのだろうか？
彼はこのまま姿を隠すと言う。どこかの研究室で続けるかもしれない、そう言っている。
だがもし自分が彼と同じ立場だったらどうするだろうか。
自分の行いがいかに愚かであるか、それでも続けることでしか先に進めない事が分かっていたら、僕はどうするだろうか。
この鍵は、彼の自分なりの結論なのではないか。そして彼は、僕に鍵をあずけた。

僕はこの手の中にある鍵に、一体どんな結論を出すべきなのだろうか]

(29)2005/12/04 23:42:14

お尋ね者クインジー

[そう、さっきも言った。
僕は戻るべきか。それとも先に進むべきか。

人が進歩を恐れるのは愚かだ。
発明には罪はない。
だが、バーチャルリアリティやＡＩは今の人類にとって所持するには危険なのではないか、持つだけの理念が欠落しているのではないだろうか。

僕が出せる結論などちっぽけなのだろう。
だが、この手にはきっと人類にとって大きな一歩となるであろう何かが握られている。
それだけではない、誰かを助けることができる可能性もある。破壊だけではない、救済のための発明。誰かに笑顔を与え、そして幸せを配るための発明。

恐れる事では先に進む事が出来ない。そう、そんな単純な事。それを阻む社会。全てが真理で全てが虚構]

【優希、加奈子、僕はやはり無能か？君たちは正しいのか？僕は間違っているのか？】

【明子、僕はどうしたらいい？】

[明子の笑顔が脳裏を掠める。体が衝動的に動く]

秋月さん！！！

(31)2005/12/04 23:51:48

	牧師ルーサー［立ち上がり、去ろうとした所を畑山の声に呼び止められ、振り返った。］なんでしょうか？畑山さん… ［そう言葉を返す秋月の顔には笑みすら浮かんでいた。畑山の次の言葉がわかっているかのように］
	(32)2005/12/04 23:55:40

お尋ね者クインジー

[上手い言葉が見つからない。それでも一生懸命自分の思いをひねり出す]

この鍵を持っている事の意味ははっきりとは分からない。
でも、この鍵は、貴方が持っているべきだ。
それが僕の答えです。

今回の貴方の行動、僕は絶対に賛同しません。

でも、研究は続けてください。一日も早く、息子さんが笑顔を取り戻すために。

[鍵を、秋月に差し出す]

(33)2005/12/04 23:59:17

牧師ルーサー

［驚いた顔で畑山の言葉を聞くとロッカーの鍵だけ受け取った］
カードキーのほうはもう使い道がありませんしね。
そのまま捨てて置いてください。

やはり自分でやれ、そういうことなんでしょうね…。
いいでしょう、私はこの研究を続けますよ。
私が私であるために、そして自分の夢のため、ね。

一つ予言を残しましょうか。
あなたは私ともう一度出会うはずです。
私の傍らにはきっと二人の息子がいますよ、必ずね…。

［そういうと喫茶店から立ち去った］

(34)2005/12/05 00:04:48

お尋ね者クインジー

[秋月の背中を見送る。二人、そう。生み出すのだ。それは神の領域の研究になる。そしてその結果、彼は二人目の子供を生み出す事になるだろう。

だが、それは絶望ではない、希望の子なのだ。
そんな希望の子を誰かが不幸になるように利用する人間がいない未来がそこにあって欲しい。そのような事を考えながら、秋月がいなくなった後も立ち尽くしていた]

(35)2005/12/05 00:10:55

お尋ね者クインジー

[しばらくして、自分が座っていた席に戻る]

『お客様、先ほどお客様当てにメモを預かりまして』

そうウェイトレスが言うと、メモを渡してきた。

”akitukiなる人物は、既に去っていて、捕まえられませんでした…”

[ふっ、と少し笑みがこぼれる]

森村君、僕は君の毒気にあてられてしまったらしい。年をとると臆病になりすぎて良くないな。全く。

[また冷めたコーヒーを飲みなおす。苦いという味覚が口一杯に広がった]

(36)2005/12/05 00:18:56

旅芸人ボブ

―ＪＵＮＡ社・医務室―

なんだあ？　まだ目を覚ましてないのか。おーい、起きろ。起きろって。

しょうがねえなあ。こんな事もあろうかと、って用意するのはお約束ってモンだよな。

[ボブはにやにやしながら目覚まし時計を取り出すと、目覚まし時間を今の時間に設定して果蒼の耳元へ置いた]

『朝～、朝だよ～。朝ごはん食べて学校行くよ～』
『朝～、朝だよ～。朝ごはん食べて学校行くよ～』

(38)2005/12/05 00:40:05

	美術商ヒューバート [耳元でかなり不快な声が響き、無意識ながらしかめっ面になる。数分そうしていたが、突然腕が動き目覚まし時計を掴むと狙ったかのように根本の方へ向かって投げつけた。] あと５分･･･
	(39)2005/12/05 00:43:23

旅芸人ボブ

なんだってーーーー！！！

[果蒼の投げた目覚まし時計が綺麗に根本の眉間へ直撃して、根本は奇声を上げた]

いってぇなあこいつ。ったく。

……ふっふっふっ。そーかー五分かー。

彰ちゃーん、こいつLIBERTYん中で出会った女の子が恋しいらしいよー？　あと五分ばっかしイチャイチャさせてくれってさー。そんなわけだから、もう少し待っててくれるかなー？

(40)2005/12/05 00:47:54

美術商ヒューバート

[果蒼は根元の奇声で目を覚ますと、ゆっくりと上体を起した]

ったく･･･うっせぇなぁ･･･。

って此処どこだ････根本、血出てるけどどうした？
ここ医務室だよな･･･何でこんなところにいるんだ？

[果蒼はまだハッキリしない頭の中で現状を理解しようと努力しつつ、根本の後半の言葉に反応した]

あ～･･･根本、大事なことを忘れている
俺には彰以上に大事な人は居ないって事だ。

(41)2005/12/05 00:56:39

旅芸人ボブ

[根本は果蒼が彰のいない事に気付いたのを見て、にやにやと笑った]

お前さん、LIBERTYから現実世界へ帰ってきたんだよ。残りの全員ログアウトしてるぜ。

ふーん。ま、のろけめいた言い訳ができる程度には快復してるらしいな。でもそーいう言い訳はする相手が違うだろ、ハッハッ。

(42)2005/12/05 01:02:16

旅芸人ボブ

とりあえず、今日はまだ俺達がテストプレイで入った日だよ。何日も経ったような感覚だろうが、実際にゃそんなに時間経ってねーから。

ログアウトした人達、どうやら特に異常はないらしい。お前さんも頭冴えるまでちょいのんびりしとけや。急ぎの仕事もねーしな。

ああ、急ぎの仕事あったっけ。ハッハッ。「五分」がどういう意味か、ちゃんとそーいう相手に言い訳しとけ。それがお前さんのお・し・ご・と、ってヤツだ。

[根本はいたずらっぽく笑うと、医務室の入口へと歩いていった。ドアの陰に、岡崎彰がいた]

んじゃ、タッチ、と。見苦しい言い訳聞いてやってちょーだい。

ああそうだそうだ。あいつ、LIBERTYの中でメイドさんにモテて困ってたぜ。ハッハー！

[爆弾を置き捨てるように大笑いしたあと、根本はちらっと振り向いて親指を立て、そして静かに去っていった]

(43)2005/12/05 01:11:08

美術商ヒューバート

[果蒼は根本の言葉を聞いて、自分が何故此処にいるかを思い出したと同時に自分の耳を疑った]

･･･そうだ！根本、お前無事だったんだな！？

って、ちょ･･ちょっとまて。
まだテストプレイが開始した日だと？

俺は少なくともあの中で数日は過ごした筈だぞ？
･･･そうだ、彰！彰を探さな･･･

[半ば混乱している果蒼を面白そうに眺めながら去ろうとする根本、それを引きとめようと視線をドアの方に向けたとき･･･果蒼が求める人物がそこに居た]

(44)2005/12/05 01:26:47

美術商ヒューバート

えー･･･と、あ・・・？

[何かを言おうとするが言葉は出ない、現状を理解しかけていた頭が再び真っ白になる。
そんな果蒼を見てクスクスと笑いながら岡崎が近づいてきた。]

『お疲れ様。』

「*岡崎の言葉で彼女がそこにいると理解した瞬間、無意識に抱きしめていた*」

(45)2005/12/05 01:58:57

美術商ヒューバート

[力一杯の抱擁によって確かに岡崎がそこに居る事を確認した後、彰から話を聞いた。
昼前に会社から電話があり、俺の仕事を見てみないかと言われた事。
興味から会社へ行くと、重役らしき人物にモニター室へ案内された事。
そこからテスト中の映像を見ていた事。
途中で休憩の為に外に出ていたら、俺が倒れたという事を聞き此処へ来た事･･･]

【彰の話からすると･･･画面で見せられていたのは事件が起こる前･･･つまりゲーム内で１日目にあたる部分だけだな。
今の時間とゲーム内で感じていた時間を比較すると１日が現実世界での１時間程度･･･
俺がテストの為に中に入ってから彰が来るまで十分にその時間は経過していた･･･
つまり、予め映像を記録しておき彰にモニター室で見せる余裕は十分にあったわけだ。
･･･それよりも重要なのは、会社･･･少なくとも上層部が今回の事件を最初から知っていた可能性が高いという事か。】

確かめる必要があるな。

『え？』

(46)2005/12/05 19:00:26

美術商ヒューバート

いや、ただの独り言だよ･･･無事でよかった。

『無事って？なんか今日のキミ変だよ？』

ああ、心配しないで大丈夫だよ。
ちょっと根本の所へ行ってくる、少し遅くなるかもしれないが･･･彰は先に帰っとくか？

『ううん、待ってる』

ＯＫ、それじゃ出来るだけ早く済ませるようにするよ。

[果蒼は立ち上がるとドアの方へ向かった。しかし、直前で立ち止まり少し照れくさそうに明の方へ顔を向けた。]

あ～･･･あと、今度少し大事な話があるんだが時間をとってくれるか？

『･･･わかった、いってらっしゃい』

それじゃ、また後でな。

[果蒼がドアを開けるとそこには･･･ドアの隙間から覗いていたらしい根本の姿があった]

(47)2005/12/05 19:01:09

旅芸人ボブ

[果蒼が根本を睨むと、根本はからかうようにニヤニヤとした]

あっらーん？　恋人同士の睦まじい会話はもう終わりですかー？いいのかー、そんなに淡泊で？ハッハッ。

それにしても、信頼されてるっていいやねえ。大事にしないといかんよ、ああいう良い子は。うんうん。せっかく宝くじ当たったんだしな。

(48)2005/12/05 19:19:18

旅芸人ボブ

ぐおっ！

[根本は果蒼の足をもがき苦しんでやっと外すと、ハンカチを取り出してごしごしと顔を拭いた]

なんでこういう大人げない奴にオンナが出来たりすんのかね。ああ、世界がわからねー。ボクにはわからないよ！　ぐらいの勢いでわからねー。

つーか真面目な話、もういいのか？　別に急ぎの用事なんてないぜ？　何もさせてもらえねーとも言うがな。

(50)2005/12/05 19:31:25

冒険家ナサニエル

―JUNA本社ビル・医務室―
[視覚に捉えられるものは何もなかった。身体が横たわっている感覚だけがわかる。思考を紡げることに、彼は安堵を感じた]

【俺は――死んだ？　ここはどこだ。“LIBERTY”の中ではないな、とすると？　現実の世界だろうか。あるいは、夢の中か――？】

(51)2005/12/05 19:36:46

美術商ヒューバート

俺にはお前がよくわからねぇよ･･･

[果蒼は呆れた顔で溜息をつくと、真剣な顔に戻し小声で話し始めた]

彰と話して確信を持ったんだ。
今回の事件･･･会社は「異常事態だってわかってない」んじゃない、少なくとも上層部「最初から知っていた」。
それを問い詰めにいく、お前も来るだろ？

(52)2005/12/05 19:37:45

旅芸人ボブ

ほーん……なんだかとってもヤバそうな話だなあ。
あ、火ぃ貸してくんない？

[根本はポケットから煙草を取り出してくわえると、果蒼が差し出したライターで火を付けた]

ふぅーう。下手すると昇進とかに響いちゃったりして、彼女も出来なくて、なーんか人生真っ暗に突入しそうな話じゃねーの。
――そんなめっちゃ面白そうな話、俺が放っておくわけないだろ？　ハッハッ。

[根本はニヤリとした後、珍しく真面目な顔をして立ち上がった]

(53)2005/12/05 19:46:47

見習いメイドネリー

――JUNA本社ビル・医務室――
[落ちていた眠りからの回帰は実に唐突だった。蓮野美はその瞳を静かに開く。真っ白な天井が見えた。ふとその手を翳して、握ったり、開いたりを繰り替えした]

戻って、来たんだ……。

[静かに、けれどハッキリと呟いた声が耳に届く。最後に見たのは雪が解けてしまって、あの怖いほど穏やかな時の流れの中で微笑む太陽。ログアウトした瞬間の事は思い出せなかったけれど、自分がログアウトした事は理解できた。]

(54)2005/12/05 19:49:07

冒険家ナサニエル

[記憶を辿る。その最後にあったのは暗黒。己が何者かわからない、自分の身体も知覚出来ない空虚さだった。]

【ああ――俺は――死んだ、のかもな。
　中里克樹、享年21歳。ゲームの中でショック死、なんてな。笑えるマヌケさだ……】

『LIBERTY内でキャラが死んで、目覚めなくなった人がいる』
　その都市伝説を思い出した。何千回もの戦闘を繰り返し、“殺して”あるいは“死んで”きた〔Ruin〕にとっては鼻で笑い飛ばす価値も無い噂――だが、それが次第に真実味を帯びて彼には感じられ始めていた]

(55)2005/12/05 19:50:20

美術商ヒューバート

ハハッ、元々昇進なんか重要視してねぇ癖に

[果蒼は根本の反応と発言に愉快そうに笑って答えた]

本当、お前がそういう奴で良かったよ。
男に言われても嬉しくねーだろうがな。

そんじゃま、胸糞悪い上司の顔でも久々に見に行くとするかな･･･っと、無効にしてみりゃ久々でもねーか。

[果蒼は上司が居ると思われる部屋へ歩き始めた]

(56)2005/12/05 19:51:53

	冒険家ナサニエル [徐々に薄れていく感覚。次第に狭まる視野、聞こえなくなっていく音。世界が色を失い、やがて無明の中に溶けて行こうとしたとき、中里の意識に誰かの声が伝わってきた]
	(57)2005/12/05 19:54:52

見習いメイドネリー

[美はゆっくりと体を起こした。頭がズキズキする。けれどそれ以外に痛みを伴う部位はどこも無かった。まだ夢の中にいるような気がして、美は辺りをふと見回した。]

あ……

[医務室で同様に横たわっている人は一人だけだった。視線がそこでピタリと止まる。何だか懐かしいような、悲しいような気持ちが込み上げてきて、顔を歪めた。]

(58)2005/12/05 20:01:31

冒険家ナサニエル

[嗚咽をこらえ、必死に引き留めようとする願いの篭った声。しかし、中里にはその声の持ち主を思い出せなかった]

『お願い。死なないで……。
　置いて、いかないで。』

[額に、頬に、瞼に降り注ぐ暖かい雫。安らぎと痛みを同時に感じさせるその想い。中里は誰かに抱擁されたような感触を覚えた]

【誰、だったかな……。そんな奴、俺には居なかった筈だが】

(59)2005/12/05 20:03:13

	見習いメイドネリー [美はベッドから降りると、真っ直ぐ中里が横たわっているベッドのサイドに立った。] 【この人は、……誰？　何で、こんなに、……悲しいの？】 [美はぎこちなくその手を伸ばし、中里の頬に触れた。心が共鳴しているかのように、複雑な思いが止まらなかった]
	(60)2005/12/05 20:08:13

旅芸人ボブ

[根本はPHSで大谷からプロジェクトリーダーの居場所を聞き出すと、果蒼と二人でそこへ向かった。果蒼はＧＭ、根本は開発だが、その総括・指揮をするのは今回の新マッププロジェクトのリーダーだ。もし何かが裏で動いているのなら、プロジェクトリーダークラスが今回の事を何も知らない――とは、思えない]

ま、知らなかったら知らなかったで、もう一つ上つついてみるってもんだがな。

[根本はそう呟くと、プロジェクトリーダーのいる部屋の扉を開けた]

(61)2005/12/05 20:09:57

双子リック

―JUNA本社前―

[優介は本社ビルの前で母の車を待っていた。
JUNA本社内からの電話を受けた母は、彼の居場所に驚き、迎えに来てくれるとのことだ。
参加した人々が無事に戻ってきてる今、会社の方でも帰さないわけには行かなかったらしく、帰宅したいと言う願いは普通に通った。
参加者が体験した事は、テストの一環だったと説明されたが、それが本当かどうか優介にはわからない。]

持って来ちゃったな…

[小脇の本をそっと見る。
「ＬＩＢＥＲＴＹからの帰還」、前回の事件を書いた本をもう少し読み込みたい気もして、持ち出してしまった。
そしてできるなら、自分もこの本を参考にして今回の事件を書いてみたいとも思っている。]

ま、辛い経験をさせられた慰謝料代わりって事でいいよね。
……それに俺盗賊だったし。

[優介は無茶な理由をつけて納得する。]

(62)2005/12/05 20:10:50

双子リック

[「母を頼む」、そう言った父の言葉が思い出され、優介はふと空を見る。
今はその言葉をもっと深く理解できている気がした。

ビルから少しはなれた場所に、見覚えのある白い車が止まる。母の車だ。
優介は歩き出そうとして一瞬立ち止まる。]

そういえばクインジーさんやキャロルさん、他の皆はどうしているだろう…
無事に帰ってきたって事だけど…

[優介には彼らの顔はわからない、覚えているのはキャラクターの名前と一部の人のIDだけだ。
このまま去るのも気が引けて、優介は振り返る。]

(63)2005/12/05 20:14:52

冒険家ナサニエル

[胸に鋭い痛みが疾る。“死”の場面が脳裏に蘇った。炎の魔剣に貫かれたナサニエル、そしてゆっくりと下降していく姿。それを抱きとめたのは――]

『約束、ですよ――』

[視界がフラッシュバックした。薄暗い廃工場。うずくまり、涙を流す少女。縋るように抱きつき、唇を重ねたのは――]

【そうか――思い出した。居たんだったな、俺には。〔doll……】

(64)2005/12/05 20:16:13

双子リック

fimtさん、albireoさん、dollmeさん、wisさん…それに他のみんな…
元気でね…

[関わった人が少ないせいか、4人のIDしか思い出せない。
「他のみんな」にはJIN-ROHも入ってるだろう。でも優介は構わなかった。
そう言った後、ビルに向かって手を振る。
どこかで誰か参加者が見てるかもしれない、そんな思いから出た行動だった。

そして優介はJUNA社に背を向け、振り返らずに歩き出した。

小さくなっていくJUNA社、そして母が近づいてくる。
やりたい事はたくさんあった。
母に謝る事、新しい父と話す事、弟と遊ぶ事……それから、それから…
どんどん足早になっていき、最後には駆け出してしまう。

時間はたくさんある、できなかったことを一つ一つこなして行こう

母の手を取りながら、*優介はそんな思いを抱いていた。*]

(65)2005/12/05 20:16:33

見習いメイドネリー

【私の、ＩＤ？　……ナサ、ニエルさん？】

[心の中で彼の名を呼ぶと、脳裏に溢れるほどの映像が蘇る。中里の言葉にびくっと肩を震わせ、頬に触れていた手を胸元に戻し後退った。その勢いで自分が先程まで寝ていたベッドにぶつかり、声をあげた。]

きゃっ……！

[逃げなければ、と思うのに、それでも逃げる事が出来ずに中里を見ていた。美の彼に対する恋慕が、美の足を重くする。涙が一筋頬に痕を残し、美は慌てて医務室から出て行こうとした。]

(67)2005/12/05 20:26:22

美術商ヒューバート

[いつも通り、物を見るような目で自分たちを見てくる上司･･･果蒼はこの目が気に食わなかった。]

･･･率直に聞きます
今回の事、知ってらしたんですね？

『キミたちには関係のない事だ』

何故ユーザーに苦痛を与えてまであんな事をする必要があるんです！？

『･･･最初から言ってる筈だ、今後の事に必要なテストだと』

ユーザーを苦しめてまでするテスト！？
そんなものが必要なんですか？

『君がそのことを考える必要はない。
それに、既にテスターの中には納得して帰宅した人もいる。
他のテスターの人にも、何らかの形で納得してもらうつもりだ･･･それでいいだろう？』

･･･やはり知ってたんですね？

(68)2005/12/05 20:27:19

冒険家ナサニエル

―JUNA本社ビル・医務室―
[誰かが頬に触れていた。冷たい指先の感触。だがそれは心地よい柔らかさを伴うものだった。
中里は自分の唇が動き、声を発するのを感じる。頬に触れる指先がびくりと反応し、身を引く気配がした。続いて、ガタリという物音。“現実”からの刺激に、世界の輪郭が急速に鮮明になっていった]

(69)2005/12/05 20:38:49

旅芸人ボブ

心は買えませんぜ。

ユーザーに心から納得してもらえるっていうなら、俺達も難なく納得させられるでしょ。無理に納得させなきゃいけないような事してまで、俺たちゃゲーム作るんですか。

楽しい時間を作るために度の過ぎた苦しい時間をユーザーに押しつけるなんざ、ただの傲慢ですよ。

ゲームって一体何なんですか？　娯楽って一体何なんですか？
ただの金儲けの道具ですか？　夢抱いちゃ駄目ですか。
俺達がいずれ授かって、育てていくであろう子供達のために、未来の担い手達のために、……俺たちゃ頑張ってるんじゃないんですか？

教えて下さいよ、はっきりと。

(70)2005/12/05 20:39:49

	冒険家ナサニエル [叫び声の主を目にしたとき、彼女は身を翻す瞬間だった。頬を伝う涙が白く光る。ベッドの周囲を覆い隠すカーテンをかき分けて出ようとする背中に声を掛けた] 待ってくれ、君は、いったい？いや、もしかして……？
	(71)2005/12/05 20:44:03

美術商ヒューバート

『青いな、利益と理想は別物だ。
そして会社として利益を優先するのは当然だろう･･･
もう言うことはない、出て行きたまえ』

･･･質問にすら答えてくれないんですか？

『もう一度だけ言おう･･･出て行きたまえ』

･･･本当に腐ってますね･･･。

[果蒼はもう一度上司を睨むと部屋から出て行った]

(72)2005/12/05 20:45:56

見習いメイドネリー

――JUNA本社ビル・医務室――
[背中に投げかけられる声。美は思わずその足を止めた。振り返りたい衝動と、このまま帰ってしまいたい衝動に駆られる。開け放とうと手に持ったカーテンの端をぎゅっと握り締めた。]

【私は……私は……。もう、あんな苦しい思いはしたくない。「無いものねだり」はしたくない。求めても求めても、絶対に入らないのに。だから、行こう。家に帰ろう。】

(73)2005/12/05 20:57:12

旅芸人ボブ

やーれやれ。わかっちゃいるけど、やりきれねーな。現実っつーのは味気ねーぜ。
理想が全部叶うなんて事、俺も信じちゃいねーんだがな。

なんだかね。理想がないと俺なんかは生きちゃいけねーわけだが、ああいう人タチってお金があったら生きていけるんかね。そりゃお金がなくても生きていけねーけどな。
身体の健康は金で買えるさ。でも心の健康は何で買うんだ？　金じゃ買えねーぜ。

……なーんて、事も、やっぱ青いのかねえ。

(74)2005/12/05 20:57:17

	見習いメイドネリー [それでも美は自分の意思や心の叫びに反して、中里を振り返っていた。じっと中里の瞳を見つめる] なんで……しょうか？ [声が震えているのが自分でも解った。中里に対する強い想いを改めて自覚した]
	(75)2005/12/05 21:00:15

	美術商ヒューバート [果蒼はボブの言葉を聞きながらタバコに火をつけ休憩室の椅子に座った] さぁなぁ･･･だが、最初から理想や夢が叶わないって思ってる奴には叶うもんも叶わねぇよ。しかし、今回の件で本気で会社に愛想が尽きたな･･･
	(76)2005/12/05 21:01:26

冒険家ナサニエル

[逡巡しつつ振り返った姿、震える声と瞳に記憶が本流のように溢れ出した。信じられる事を求めつつ怯えていた魔術師の娘を思い出す。中里は確かめるように、静かに口を開いた]

君は……もしかして、『ネリー』なんじゃないのか？
〔dollme〕、それが君のIDではないのかな――？

(77)2005/12/05 21:06:28

冒険家ナサニエル

[動かそうと意識すると、身体は支障なく反応した。剣に身体を貫き通されるというナサニエルの最期にも関わらず、さしたるダメージは身体に残っていないようだった]

【フィードバックから身を守るシステムでもあったのだろうか。だが――なんだろう、この“痛み”は。
　胸の中心がうずくような、この“痛み”は……？】

[中里は自らの内に生まれた感情をもてあますかのように、蓮野に一歩近寄った]

(78)2005/12/05 21:11:34

	見習いメイドネリー [ふっと目を伏せた。思考を巡らせるかの様に、沈黙が流れた。返事は必要無いと思い、美は中里の質問には答えず、質問を重ねた。] 貴方がナサニエルさん……、いいえ、Ruinさん、ですか？
	(79)2005/12/05 21:11:57

冒険家ナサニエル

【ナサニエルではなく〔Ruin〕、か。そのIDを口にしたのはギルバートとの戦闘だった。そして明らかに、彼女は――】

[俯いた蓮野の肩に、そっと中里は手を置いた。ベッドに腰掛けるように軽く押さえ、自分も向かい側のベッドに座った]

そうか。なら、間違いないな。〔dollme〕、君の考えている通りだ。

(81)2005/12/05 21:17:23

	冒険家ナサニエル [硬直した彼女は立ったまま、なかなか動こうとしなかった。中里はその様子を静かに見つめて小さく笑った] ああ、そういうところ。確かに、君が『ネリー』だったのだなと思うよ。初めの頃ではなく、“ゲーム”が進んでからの君の様子を思わせるな。
	(82)2005/12/05 21:19:29

見習いメイドネリー

[小さく頷いた。軽く口を開きかけて、また閉ざす。美は自分の中で扱い切れないほど大きなウェイトを占める中里への想いに、困惑していた。]

【あれほど逢いたかった人なのに。何を話したらいいのか、わからない。伝えたい事は一杯あるはずなのに。】

[促されるままに、暫しの後にベッドに腰掛けた。]

(83)2005/12/05 21:20:52

	見習いメイドネリー "ゲーム"が進んでからの、……私？ [小首を傾げたまま、媚の色を目に浮かべて中里を見上げた。直にその目を伏せてしまってはいたが。] ……あまり、良い意味ではないのでしょうね。
	(84)2005/12/05 21:22:29

美術商ヒューバート

ばーか、辞めるわけねぇだろ？

だってよ、俺が辞めたらあいつらの思い通りに動かない邪魔者が減っちまうんだぜ？

むしろいつまでも残って上に行って、あいつらの考えぶち壊したくなったよ。

･･･実は今回な、俺途中でＧＭ放棄したんだよ。
主謀者みてぇなやつに「彰の身柄はこっちの手にある、彼女が大切ならＧＭじゃなくプレイヤーとして動け」とかいわれて･･･な。

ああ、考えるまでも無くＧＭを捨てたよ。
その時な、本当はこの件が終わったらＧＭを辞めようと思ってた。

でもな･･･途中で気付いたんだよ。
本当に今回の事を悔いるなら、辞めるなんて逃げ道を取るんじゃなく･･･非難されても残って残って、残り続けるべきなんじゃないか･･･ってな。

ただの自己満足かもしれない、だけど俺は･･･そうありたいんだ。

あ～あ、理想のＧＭ･･･か、もしそれが他の何よりユーザーを優先する事なら･･･彰が居る限り俺には無理かもなぁ？

(85)2005/12/05 21:23:38

冒険家ナサニエル

[おもねるような蓮野の瞳にふと視線を緩めた。絡む間もなく伏せられたその顔に、どこか自嘲するような表情が浮かんだのをわずかに見てとる]

良い意味かどうか、それは君にとって重要なことなのか？
他人の目からどう映るか、しょせん初めて会っただけなのにそこまで気にするものかな。

(86)2005/12/05 21:30:34

冒険家ナサニエル

[中里の問いかけに、蓮野は口をつぐんだ。その表情を固く閉ざされるかのようで、だが瞳の底ではゆらめくような色合いが幾重にも浮かんでは消え、複雑な内心をほのかに窺わせた]

【君の奥にあるものは何だろうね、〔dolme〕……？　
　絶望、孤独、悲哀、拒絶。自分への嫌悪と蔑み……けれど、全く別の感情も見える。何かを心の奥底から希んでいるような、切ない気持ちが。その願いは“どちら”なのだろう？】

[中里は静かに見つめ、幾度かのまばたきをゆっくり繰り返した]

(87)2005/12/05 21:49:12

旅芸人ボブ

ハッハッ、そりゃいい、痛快ってもんだ。じゃ、俺もお邪魔虫としてせいぜい足掻くとすっか。

彰ちゃん選んだのはそれで正解さ。人間辞めるような奴がＧＭなんてできるかよ。まー……

[根本はまたからかうような表情になって、耳をぴくぴくと動かしながら果蒼の方を向いた]

あんまりデレデレしすぎるのも人としてどうかと思うがなー。ハッハー！

(88)2005/12/05 21:51:43

見習いメイドネリー

[中里の言葉に胸がチクリと痛み、美はどう返事をして良いのか解らずに黙ってしまう]

【違う、それだけじゃない。確かにそれもそうだけど、でもそれは……相手が。……それに。本当の意味で初めて逢った訳じゃないのに。】

[中里に顔を覗き込まれるように見られ、美は浮かび上がりそうになった涙を必死に堪えた]

(89)2005/12/05 21:53:16

冒険家ナサニエル

【この娘を何と呼べば良いのか、俺は知らない。ただ分かるのは、“あの世界”に適応しようとしていた姿。“リアルな夢”の中を現実にしようとしていた姿……】

[蓮野の表情は震えていた。中里は肩をすくめ、重くなった空気を破るように破顔した]

いや、こんなことはそれこと初めて会った相手に言うもんじゃなかったな。
……そうだ、君はあの世界に最後までいたのかな？　“ゲーム”の結末はどうなった？

(90)2005/12/05 22:03:59

見習いメイドネリー

ごめんなさい。

[ぽつりと、ネリーの時と同じように、美は呟いた。そして、自分が見たゲームの最後を話す為に口を開く。ルーサーが話した話や、ルーサーの最後を。美に見せたルーサーの強い意志と信念を思い返した。]

【あれから、一体どのぐらい経ったんだろう。さっき目を覚ましたばかりなのに、記憶は鮮明なのに、何だか遠い昔のことを話しているみたい。】

(91)2005/12/05 22:07:40

見習いメイドネリー

ログアウトしたときの事は……、覚えてないんです。
ただ、魔法を使った疲労感から倒れてしまって、屋上で目を閉じてから……、次に目を覚ましたのがさっきの事で。

[うわ言のように話す美の喋り方はお世辞にも聞き取りやすいとはいえないが、中里に聞こえるよう一文字一句丁寧に発音した。]

(92)2005/12/05 22:10:19

冒険家ナサニエル

そうか……。俺はあの後のことは憶えていないんだ。
何か真っ暗な所にいたようなかすかな記憶はあるんだけどな。

[言いながらも、中里は脳裏に映像が浮かぶのを感じた。見えているはずもない、『黎明の塔』の屋上の光景。スーツ姿のルーサーと戦うネリー、ヒューバート、トビー。観戦するように立つキャロル。その鮮明さに中里は思わず首を振った]

なるほど――それは、大変だったな。

(93)2005/12/05 22:14:20

見習いメイドネリー

真っ暗な所……。

[中里の様子に疑問を浮かべたが、口に出すタイミングを逃し、頷いた。]

あ、あの、私……、ええと、その……。

[美には中里に礼を言わなければいけないことがあったし、それは美が仮想世界で持った経験の中で一番大事なものの一つにも関わらず、美は上手く言えずにモゴモゴしてしまった]

(94)2005/12/05 22:19:26

	冒険家ナサニエル [中里は“ゲーム”の中で送りつけられたメッセージを思い出した] ……けれど、君は死なずに済んだんだな、良かったよ。あの予告に脅えて『ネリー』が逃げ出した時にはどうなるかと思ったけどな。 [軽く笑いかけたが、ふと訝しげな表情になった]
	(95)2005/12/05 22:19:31

	冒険家ナサニエル [蓮野の説明に思い浮かんだ映像。それはまるで、“JIN-ROH”が予告として示した動画のようにはっきりしたものだった] 【なぜ、こんな光景が？　俺にはこんな記憶、どこにも無かったのに。まるで何者かが俺の中に送りつけたような、そんなイメージだ……。一体、誰が？】
	(97)2005/12/05 22:20:59

	冒険家ナサニエルいいさ、もう済んだことだしな。それに、結局は元通りに合流できたのだから。問題ないさ。 [中里の内で、何か別な感情が生まれていた。蓮野が語った言葉に反応するかのように湧き出た好意。どこに由来するものだろうか、と記憶を辿るが、その答えは出なかった]
	(98)2005/12/05 22:28:18

美術商ヒューバート

ハハハ！お前ならノッて来ると思ったよ。

[ヒューバートは心底楽しそうに笑うと、タバコを近くの灰皿に押し付けた]

コレで新しく仕事に目標が出来たな･･･
金の亡者共の好きにはさせないって楽しい目標がな？

ま、俺の惚気が嫌ならお前も大切な奴見つけるんだな。
そんで俺が参っちまうぐらいにデレデレしてみろ

(99)2005/12/05 22:30:12

見習いメイドネリー

そう、ですね。
もう終わった事――

【だからいつまでも此処に留まってちゃいけない。帰ろう。私が居るべき場所は此処じゃない……。】

あ、えっと……私……、もう、失礼しますね。

[目に大粒の悲しさを浮かべながら、中里から逃げるようにベッドから立ち上がった。]

(100)2005/12/05 22:31:17

冒険家ナサニエル

【なぜだ、俺は……？　いくら言葉を交わしたとしても、所詮それは“ゲーム”の中でしかないのに。現実の世界とは別のもの、そのはずなのにな。
　なぜこうも気に掛かるのだろう？】

[ぼんやりと考える中里の意識に、蓮野の声が聞こえた。立ち上がった彼女の姿を目にした]

(101)2005/12/05 22:36:12

	冒険家ナサニエル [その表情ではなく、声に。その動作にではなく、気配に。中里は静かに微笑して穏やかに言った] まだ、いいさ……話すことは、あるだろう？ [そっと立ち上がる。彼女の耳に声が届くのと同時に。]
	(102)2005/12/05 22:37:49

旅芸人ボブ

出会い少なくてなー。あれだ、紹介してくれよ。贅沢は言わねーから。

ちょっと特撮が好きで漫画も好きでもちろんゲームも大好きで背は俺より低くて目がぱっちりとしてて胸がでかくて声は三石琴乃辺りで髪の毛はうっすら茶色のセミロングで足がきゅっと締まってる女の子がいい。

うん、贅沢は言わねーから。

(104)2005/12/05 22:40:25

	見習いメイドネリー [美は中里が自分を抱く腕に、おそるおそる触れた。] 【引き止めないで、欲しかった。そうしたらまだ、自分を抑えられたのに。】 ……言うのが、怖いです。言ってしまったら、興味を失われそうで。
	(105)2005/12/05 22:48:41

	冒険家ナサニエル興味を失う？　名前を言うことが？なら、それでも良いさ。IDで呼ぶだけだ、〔dollme〕。君はまた、“自分ではない”仮面を被っていくつもりか？ [静かに腕の力を強めた。逃げ出せないように、しっかりと]
	(106)2005/12/05 22:54:22

	見習いメイドネリー ……せめて、この会社にいる間はネリーと呼んでくれませんか？だって。私が私なら、誰にも愛されないから。仮面を被っていなきゃ、外に出る事すら、怖いから。 [ぎゅっと目を瞑った。]
	(107)2005/12/05 23:04:10

	美術商ヒューバート･･･さーて、馬鹿は放っといて帰るとするか。彰をこれ以上待たせたくないしな。 [果蒼は目の前で自分の理想の女性像を熱く語る根本を無視して彰の待つ医務室へと戻っていった]
	(108)2005/12/05 23:16:29

	冒険家ナサニエルならば、『ネリー』なら愛されるとでも？それも結局は、お前が作り出した仮面でしかないというのに。偽りの自分を愛されて、それが幸せなのか？仮面を脱げよ。そのままの姿を曝け出してしまえ。前にも言っただろう――『俺は、君の敵にはならない』と。
	(109)2005/12/05 23:18:31

見習いメイドネリー

でも……、愛されなくても、傷つかない。
私でいるよりは、嫌われる事が怖くない。

[せき止められていた思いが一気に溢れ出すように、苦しそうに吐き出す]

他の人なら。信じる事さえ出来れば、その言葉だけで安心できる。心を許す事が出来る。
だけど、貴方の前では違う。
"敵にはならない、そのことだけだがな。"――
私に言った言葉、覚えてますか？

……でも。

【それ以上を望んでしまったから。けれど、それ以上は望んではいけないから。私は心を許す事なんか、出来ないんだよ……。怖いから。求めることが、望む事が、本当に。】

(110)2005/12/05 23:24:06

冒険家ナサニエル

……でも？

[蓮野の言葉を静かに聞き、目を閉じて答えた]

……信じる事は同時に、裏切られる可能性を許容する事だ。
もし、その可能性が現実になっても大丈夫、と思うような事だ。
望みが裏切られたとしても耐え切れる、と思う事だ。

だから、俺は『俺を信じろ』とは言わない。俺が裏切った、その時にどれだけの傷を与えるかはわからないから。

(111)2005/12/05 23:33:26

	冒険家ナサニエル [蓮野の目に視線を合わせ、ゆっくりと唇を近づけた。触れる少し前でとどめ、言葉を紡ぐ] それやったら、しゃあない。俺の物になるか、諦めるかやな。 [答えを待たず、瞳を見つめたまま強く口づけた]
	(113)2005/12/05 23:38:14

見習いメイドネリー

[黙って聞いていたが、至近距離で言われた言葉に口を開きかける]

っん……！

[何が起こったか理解出来ないようにパチパチと何度も瞬きを繰り返したが、やがて頬を紅く染めながら幸せそうに目を閉じた。]

【"信じる事は同時に、裏切られる可能性を許容する事"……。怖い。怖いけど、騙されても良いと思うのは、私が流されてるだけなのかな。……でも、裏切られる可能性を許容できなければ、信じることにならないのなら、私はやっぱり、信じたいから。】

(114)2005/12/05 23:44:14

冒険家ナサニエル

[ゆっくりと蓮野のまぶたが閉じられる。安らかな眠りにつくように。その様子を見つめつつ、両腕を彼女の背中に回した]

【〔dollme〕――人形の私、か。けれど、その素顔は見れることだろう。これから、ずっと――】

[中里は、名前も知らぬその少女を腕の中に*強く抱き締めた*]

(115)2005/12/05 23:50:14

流れ者ギルバート

―　JUNA社　医務室　―

[医務室の前で聞き耳をたてる]

なるほど、ね。
そういうことなら、俺の出番はもうない。

【それが、傷ついた者同士の舐めあいだとしても。
　リアルへ一歩踏み出すためのきっかけとなるなら、それは良いことなのだろう。
　彼女がそれで幸せになれるいうのなら。】

(116)2005/12/05 23:50:53

流れ者ギルバート

[ だが…と森村は想う。
　やはりネットゲームは、ゲームとしては危険なものだと感じる。]
　
【現実世界に比べ、仮想世界では、自分の願いを叶えるのはより容易だ。

　現実世界で満たされていない者が、仮想世界で富を得る。
　現実世界で最強でない者が、仮想世界で最強を得る。
　現実世界で孤独な者が、仮想世界で仲間を得る。
　現実世界で愛されていない者が、仮想の世界で愛を得る。

　それが、あくまでゲームであるならかまわない。それがつかの間の現実逃避なら、良いのだ。
　
　しかし、それは甘美な毒だ。
　現実の代わりに、仮想世界のそれで満足してしまえば。そこから離れるのは難しくなる。

　一時的な遊びを超え、「現実よりも、仮想世界のほうが、自分は認めてもらえる」という状態になる。
　「現実世界で満たされない」→「仮想世界で満たされる」→「離れられない」→「現実世界の自分は、さらにいろいろ失っていく」という悪循環に陥る。

　これは、危険だ。】

(118)2005/12/05 23:52:18

	流れ者ギルバート【それを知りつつ、企業は、利益のために、プレイヤーをつかんで放さないゲームを開発しようとする。　ハマり度の高いゲーム、やめられないゲーム。これでは麻薬とかわらない…。】
	(119)2005/12/05 23:52:38

流れ者ギルバート

[ 数ヶ月後の話になる。
　俺はJUNA関係の仕事を辞めた…LIBERTY内の資産もリアルマネーに替え、足を洗った。
　いまは、教育用のVRシステムの開発をやっている。

　たとえば、自転車のように。コツを一度つかめば簡単で、慣れてしまえば年をとったりして運動神経が落ちても乗りこなせるのに、最初の敷居が高いものってあるだろう。
　そういった最初の敷居をVRを利用して超えられないか、というアイデアだ。

　たとえば。
　スキーを練習するときに、怪我をしない世界で始めれば、もっと上達は早いのではないか。
　溺れても危険がないなら、泳ぎをマスターするのは、そう難しくはないことなのではないか。

　VRを利用し…危険がなく、身体を自由に動かせるような状態で、スポーツをマスターする。

　また、外部からの身体のコントロール（LIBERTYで状態が「混乱」になったとき、自分の意志と関係なく外から体が動かされるだろう？　それだ）を利用して、フォームを覚えたりしてもいい。

　……そういった、研究をしている。]

(120)2005/12/05 23:55:14

牧童トビー

［医務室から派手な音が聞こえてくる。ガラスの割れる音。機材の壊れる音。何かが折れる音。細かなものが高い場所から大量に落ちる音。悲鳴。怒声。その他いろいろな音がしばらく続き、やがて部屋からは一人の男が出てくる］

あーあ、まったく。分かってないなー。
オレがどれだけ注射が嫌いか分かってないから、ああいうことになる。

第一……何もなかったコトにしたんなら、念のための検査なんざやんなよな。不自然きわまりないったら。
っち、ヤロウめ。しけた銘柄吸ってんじゃねーよ。

［鈴木直也はぶちぶちと、文句を吐き続ける。その口にはタバコがくわえられていた］

(121)2005/12/05 23:55:32

流れ者ギルバート

[ なぜ、そんな研究をはじめたのかというと…。
　実はVRについて、まだ興味深い話はあるのだ……。

　俺は今回のテストプレイのとき、<超感覚>なるスキルで、五感の強化を得た。
　それ以来……ちょっと体がおかしいのだ。
　
　気づいたのは地下の喫茶店で、畑山があの男に声をかけたときだ。
　自分の視覚や聴覚がスッと集中して、畑山とakitukiに焦点があたり、
　ふつうなら見えない、聞こえないものが知覚できたのだ。

　実際に、五感が高まってる訳ではもちろんない…。
　ただ、なんというか。
　いままで使いこなせてなかった、視神経や聴神経の、本当の使い方をLIBERY内で知ってしまった、っていう感覚。

　これは……なんというか。]

(122)2005/12/05 23:55:51

流れ者ギルバート

[ これは少し危険な予感はするんだ。
　しかし、興味深い、とも感じる。

　人が進歩を恐れるのは愚かだ。

　人は、これまでも生活する空間にあわせて、進化を繰り返してきた訳だ……。
　VRは、人の未知なる能力を開花させ、新しい時代への鍵となるかもしれない。

　人の革新は、遠くない。]

(123)2005/12/05 23:56:31

牧師ルーサー

［ＪＵＮＡ社のビルの正面口から外に出た秋月はふと思いついて振り返った。］
かくして一つの物語は終わりを告げ、新しい物語の始まりとなる、か…
まさか４０を越えてから新しい夢が持てるとは思いませんでしたよ。
私の目的を果たし、そしてそれを手伝ってくれたrunaとCherryを仮想世界で再び実体を持たせる事。
そのために私はここに戻ってきますよ、一技術者としてね…。
［立ち去る彼の手にはロッカーに入れたはずのＰＣがあった］

［数年後…畑山の元に一通の手紙が届いた。そこにはこう記されていた。］
私の夢を叶える為に、そしてあなたがやり残した事をやり遂げるために。
そして…たくさんの人のレールが交差した場所を確かめるために。
ここに招待状を発送します。
来てくれると信じています。
―　秋月　孝治　―

［手紙の最後にはＪＵＮＡ社の本社の住所が記されていた］

(124)2005/12/06 00:00:19

牧童トビー

……さてっと。あー、とりあえず電話かな。

［直也は携帯電話の電源を入れると、操作し耳に当てる。コール音一回で相手は出た］

や、アネさん？　オレオレ。オレだってば。
おお、そのこと。そーそー、さすがにオレも罪悪感よ。悪かったね昨日は勝手に仕事抜け出しちゃってさーあ。え、結局あのコカイン海の藻くず？　うわ、もったいなー。

(125)2005/12/06 00:00:45

	牧童トビー［電話を耳に当て、しゃべりながらＪＵＮＡ社内を出口に向かい歩いていく。まわりの迷惑も考えず、電話に向かってひとしきりしゃべった後……直也は少しだけ真剣な声で、］ところでさー、アネさん。［ＪＵＮＡ社の出口をくぐる］サファイアって、どんくらいするのかな？
	(126)2005/12/06 00:04:27

美術商ヒューバート

　　　　　ルーサー　yukari

　　　　　　ネリー　はるみん
　　　　ナサニエル　yuma

　　　　クインジー　bdheki
　　　　ギルバート　６６６

　　　ヘンリエッタ　Darkside
　　　ローズマリー　Emotion

　　　　　　トビー　ＫＡＭＥ
　　　　　ラッセル　スカ

　　　　マンジロー　せいや
　　　　　　リック　turugi

(128)2005/12/06 00:16:18

	美術商ヒューバート　　　　　キャロル　asbntby 　　　　ハーヴェイ　戸田　　　ヒューバート　戸田　　　　　　　ボブ　asbntby 　　　　　　　ＧＭ　戸田　　　　　　ＳＧＭ　asbntby 　　　ＯＰテーマ「Southern Cross」　　　ＥＤテーマ「tune the rainbow」
	(129)2005/12/06 00:16:50

異国人マンジロー

―　JUNA社　ロビー　―

［真野は迎えに来た家族と対面していた］

ああ、楽しませてもらったよ。
父さんにはちょっと難しかったけどな。
はははっ。

［興味津々といった風に質問を投げかける息子に笑顔で答える。

初めて自覚した殺意に対する自責の念から逃れるように、軽く笑いながら。］

それじゃあ、帰ろうか。

［家族を急かすように、何かから逃げるように、真野は*JUNA社を後にした*］

(136)2005/12/06 00:22:02

	踊り子キャロル >>133 yukariさんは睡眠時間を確保して下さい（汗）。 >>135 Southern Crossは戸田さんが好きなフラッシュに使われてた曲。頼んだらたぶん喜々として教えてくれると思う。
	(143)2005/12/06 00:24:44

	見習いメイドネリーというかそもそも、ＯＰとＥＤの曲をわざわざ設定する必要があったのか甚だ疑問な件について。けれどそれは禁句でしかも地雷なような気がするので回避してみるシステム。
	(153)2005/12/06 00:28:09

牧師ルーサー

ＶＲ３なんてやらん…
私にＲＰ村を主催させるなら覚悟が必要だぞ？
１３日の金曜日ネタとかジャック・ザ・リッパーになるからなぁ。
どっちも最初から人狼ＣＯさせて６日目に人狼吊って、最終日に狂信者が残ってたら人狼の勝ち、残ってなかったら村人の勝ち。
内容はひたすら人狼の襲撃におびえまくるＲＰだ。
だれもこんなのやりたくなかろう（苦笑

(160)2005/12/06 00:30:45

	見習いメイドネリーあ。そうだ。あずさん。噂で聞きましたよう。【あずさん、今回のエピで発言使い切ってくれる】んですって？嬉しいです。さて、みなさん促しましょう♪
	(161)2005/12/06 00:31:08

	冒険家ナサニエル皆様お疲れ様でしたー。ナサニエル役のyumaです。IDがアレなのは色々と。 GM、すみませんでした。“JIN-ROH”各位にも、狂信者っぽく動くつもりだったのにスムーズにいかなくてごめんなさい。ギャラリーの方々、ありがとうございました！
	(166)2005/12/06 00:32:37

	牧師ルーサーええ、そうですね… まだ１１月、雪が降るはずがない。ですが雪を降らせる事が出来る場所がありましたよ。つい先ほど終わりましたけどね…
	(9)2005/12/04 21:56:04

	お尋ね者クインジー [目の前に置かれたキーを見て] ･･････これは？
	(20)2005/12/04 22:57:25

	流れ者ギルバート [畑山と、彼と同席の男の顔を眺める]
	(21)2005/12/04 22:58:13

	流れ者ギルバートおっと、いけない… [喫茶店の入り口から離れ、姿を消した]
	(30)2005/12/04 23:42:35

	美術商ヒューバート－ＪＵＮＡ社・医務室－ [意識を失い、強制的にログアウトした果蒼は医務室に運ばれていた。]
	(37)2005/12/05 00:35:17

	美術商ヒューバートハーハーハー！羨ましいか？その敗北感を胸に抱いて死ね！ [果蒼は足元でしゃがんだ覗き姿勢のままニヤニヤしている根本の顔面を踏みつけた]
	(49)2005/12/05 19:25:05

	冒険家ナサニエル ……me〕、俺は……
	(66)2005/12/05 20:17:11

	旅芸人ボブうーん？　ま、俺も愛想尽きてるけどな。ずっと前から尽きてた気もするけど。 [根本は果蒼の隣に腰を下ろすと、目だけを果蒼へ向けた] ……辞めるのか？
	(80)2005/12/05 21:13:35

	見習いメイドネリーあ、あの時は……、あの……。ご迷惑をおかけして、申し訳有りませんでした……。
	(96)2005/12/05 22:20:34

	冒険家ナサニエル [振り向こうとする蓮野を、後ろから抱きしめて囁いた] 〔doll〕、〔me〕……俺は、まだ君の名前も知らないんだぜ？
	(103)2005/12/05 22:39:14

	冒険家ナサニエル『敵にはならない』――その言葉だけで安心できないなら。 [中里は腕を掴み、蓮野に自分の側を向けさせた]
	(112)2005/12/05 23:35:06

	流れ者ギルバート森村諒はクールに去るぜ。
	(117)2005/12/05 23:51:16

	美術商ヒューバート　　　　　　　ＳＴＡＦＦ　ＲＯＬＬ
	(127)2005/12/06 00:09:35

	美術商ヒューバート　　　　　　　　　　－Fin－
	(130)2005/12/06 00:17:37

	踊り子キャロルおつかれさまでした～。ってちょっと待て！　いつOPとEDとかのテーマソング決まったんだ！（笑）
	(131)2005/12/06 00:18:44

	美術商ヒューバート５分前に( ´｀)
	(132)2005/12/06 00:19:54

	牧師ルーサーはいはい、お疲れさん。これで寝不足は解消されそうだ、うん。
	(133)2005/12/06 00:20:39

	踊り子キャロル tune the rainbow は正直わからん。
	(134)2005/12/06 00:21:27

	見習いメイドネリーどっちも知らない件について。
	(135)2005/12/06 00:21:53

	踊り子キャロルおわっ（笑）。
	(137)2005/12/06 00:22:28

人狼審問

- The Neighbour Wolves -

	異国人マンジローぎゃふん
	(140)2005/12/06 00:24:05

	牧童トビーおつかれさましたー、って。おおう、やろうと思いながら直前になって回避したことをやられているｗ　＜スタッフロールの後に後日談
	(141)2005/12/06 00:24:07

	美術商ヒューバートてかあずさん、サザンクロスはわかるのね･･･
	(144)2005/12/06 00:24:50

	踊り子キャロル >>141 一瞬KAMEさんとせいやさんが手を組んでたのかと思いました（爆）。
	(145)2005/12/06 00:25:28

	牧童トビーあ、ゆかりさん。ラスト取っちゃってごめんなさい。
	(146)2005/12/06 00:25:30

	美術商ヒューバートＥＤの歌わからないなら魔法を使うか･･･取りあえずアズさんに･･･
	(147)2005/12/06 00:25:33

	踊り子キャロル >>144 わかるのねも何も、一体何回その曲の話を聞かされたんだYO!!!（笑）
	(148)2005/12/06 00:26:24

	見習いメイドネリー >>143 私も睡眠時間を確保したい件
	(149)2005/12/06 00:26:40

	牧師ルーサーなんか次回作があるように見せかけて絶対ないと思うラストにしたかったＣＯまぁ、いっか…。
	(150)2005/12/06 00:26:49

	見習いメイドネリー >>150 え、何、それはゆかりんがＶＲ３（撲殺すいませんでした。
	(151)2005/12/06 00:27:24