村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った…… | 牧童 トビー ［出てくるＭＯＢの性質や弱点を覚え、その動きに慣れさえすれば、ＬＩＢＥＲＴＹ内の戦闘はさほど難しくはない。 今回はこの天空島での戦闘に十分なレベルのキャラクターを割り当てられており、また盗賊という役職は自分のメインキャラクターと同じだ。最近はあまり戦闘に熱を上げていなかったとはいえ、ボスクラスならともかく、雑魚に遅れをとるようなことはない……しかし、このゲームは疲労もリアルに表現し、もちろん溜まるのは肉体的な疲労ばかりではない。だからＭＯＢの出ない一角にたどり着いたとき、ローズマリーの提案にトビーは一も二もなく賛成した］ まったく同意だ。さすがに疲れたし……そろそろ戦闘も飽きてきた。 元々オレはあんま、戦闘好きじゃないんだよにゃー。このゲームって目とか心臓とか普通に攻撃できるし、教育に悪いじゃん？ せめてちょっとチャージしないと、やってられないや。 |
(2)2005/11/30 23:13:50 |
 | 見習いメイド ネリー 有難う御座います。 なんだか、お世話になったばかりですね。 ……、それに、あの時も、尽力してくれたのに、お礼も言えずに……。 [目を伏せたが、ヒューバートの気遣いや親切さがミにしみて、嬉しかった。] でもこの先に、用……ですか？ それは、私が一緒に行っても平気なことなんですか？ [ルーサーとヒューバートのあの険悪な雰囲気を思い出した。] 【"信じたい人"二人が、対立した時、この先私はどうするんだろう。……昨日のように。まだ、現実味が無い。あんなに泣いたのに、今は真っ白……。悲しみが浮かばない代わりに、何もかもが思い出せないような感覚……。不思議。】 |
(15)2005/12/01 00:05:42 |
 | 牧師 ルーサー −アスタース中央区・黎明の塔・サブコントロールルーム− ［ゲートをくぐった先は塔の地下にあるサブコントロールルームだった。 簡単な給仕用具、簡易コンソール、ソファーなどが置いてある。 そこでルーサーはキャロルに回復魔法を頼みナイフを抜いた。 キャロルは悪態をつきながらもルーサーに回復魔法を唱えた。 なんとか体力を回復させた後、全員に席につくように指示すると話はじめた］ さて…どこから説明しましょうか…。 キャロル、ナサニエル、君たちが聞きたい事に対して答える型式にしてみましょうか。 そしてruna…いや、ローズマリー、これよりあなたの行動を束縛するルール全てを解除します。 ［そう言葉を紡ぐと机の上に用意してあったティーセットを使い紅茶を入れると*一口味わった*］ |
(97)2005/12/01 12:38:18 |
| 牧師 ルーサー ［キャロルとナサニエルの言葉を聞いた後、紅茶を飲み干すと語り始めた］ まずはキャロルからですね。 私が借りているこのプログラムはＪＩＮ−ＲＯＨ役に設定された３人が全員消去されるか、それ以外の人がＪＩＮ−ＲＯＨより少なくなったときに終了します。 最後まで生き残れば安全に出られますよ。 …終わった後、シャワールームは女性用の控え室にはあったはず…。 時間に関してはこちらの一日が現実の１時間ぐらいで調整できているはずです。 必要だから一般の人たちを巻き込んだわけですが…その事に関して謝罪はいたしません。 ここで謝罪をする、という事はこれまでやってきた事を全否定する事になります。 独善、と思われようがここは譲れません。 おっと、紅茶のお代わりでしたね… ［そういうとキャロルに注文どおりに淹れた紅茶のカップを渡した］ |
(113)2005/12/01 22:30:34 |
| 牧師 ルーサー ［そしてナサニエルのほうに向き直った］ 私の目的…それはＡＩに感情を学習させる環境を作る事、ですよ。 故にフィードバックのリミッターを切り極限状況を作り上げたわけです。 中には危機感もなくふらふらしていた人もいましたがね…。 そしてその学習させたＡＩを使い、ある事をする、それが私の目的ですよ。 ある事、というのはこの世界ではムリな事なので今の段階で説明する必要は無いでしょう？ 私があなたに声をかけたのはあなたのことを知っていたからですよ。 過去のデータの中であなたの名前を見た事がありましてね。 Ｒｕｉｎという名の最強ランクの戦士を息子からも聞いた事がありましてね…。 あなたならより強いＰＬとの戦いを切望しているのではないか、そう思ったわけですよ。 |
(114)2005/12/01 22:30:57 |
 | 美術商 ヒューバート [３人は入り口を目指し歩き始めた。 所々で出てくるモンスターはトビーとヒューバートの攻撃で即座に処理されていく] さて･･･そろそろ出口の筈だが･･･ [ヒューバートが呟くと同時に前方と後方から突然敵が十数体現れ、錆付いた駆動音を上げながら３人に近づいてきた] ･･･まずいな。 １体１体なら全く問題じゃないが狭い通路でこうまで囲まれると･･･ 【更に魔術師の攻撃は効かない･･･ネリーは先に逃がした方が良いな】 (古き盟約の鎖ではなく、敬愛と友誼を持って誓約者たるヒューバートが願う) (名も無き世界より界の狭間の門を開き、我へ仇名す者の悪意を防ぎ消せ熾天覆七円環) (開！) [ヒューバートが詠唱を完了し、キーワードを言うと盾は２つに別れ出口へと続く方向の敵を左右の壁へ押し付ける] ネリー、先に行け！ |
(146)2005/12/01 23:47:14 |
| 見習いメイド ネリー ……あ……。 [紙を取り出し、薄暗い中で目を凝らしてそれを読むとそこにはギルバートの携帯番号とメールアドレスが書いてあった。] ギル……。 【本気、だったんだ……。私の"現実"までを好きと愛していると言ってくれた言葉は嘘じゃなくて……本物、だったんだ……。】 [ネリーの両目に涙が溢れては零れ、溢れては零れを繰り返し、紙に書かれた黒い文字が滲んだ。] 【……でも、でも。私は、私は……、ギルに愛されるような人なんかじゃない……。もしこれが現実世界なら、私はギルに話しかける事も、話しかけられる事も無かったのに。今もこんなに無力だけど、現実の私はもっと無力で、そう、本当にどうしようもないのに――。】 ……ギル。 [小声で名前を読んでも、それは廃工場内に冷たく響くのみで、ギルの優しい声は帰ってこなかった。初めて実感するギルの"死"にネリーは自分の膝に顔をうずめて泣いていた。] |
(159)2005/12/02 00:12:42 |
