人狼審問

はっはっは。
たまったツケの善意なら、喜んで受け取らせてもらいますよ。

リックさんに関しては……私は人間であり、尚かつ本物なのでは無いか……と愚考しております。

単純に、それ以外にしっくり来る場所が……少ない気がして。

やれやれ。
どうにかまとまったか。

個人的にはネリーを支持してナサニエルに投票したいところだがな。……ふ。

私も頭では判っているつもりなのですがね。

おや、ハーヴェィ。
私は個人的には、ステラでしょうか。

選択吊りに引っかかった程度ですがね。

ネリーのミスリードに乗じて･･･か。
君はもっと堂々と僕を疑って首を獲りに来ると思って居たんだがな。
まあ明日明けてから色々と話をしよう。
おやすみ、マリー。
[ナサニエルはローズマリーにウインクをすると*寝室へ向かった。*]

あぁ、私もステラは疑ってるよ。
シャーロットよりはナサニエルのほうが人狼の見込みがあると思っているだけさ。

俺もう、起きてようかな…。
酒もらうぜ。

フレディはどうしたもんかね。
お前が人狼だとすんなり納得できる点と、
自分吊り提案の不思議に悩むところだな。

[ケネスはのんびり飲んでいる]

ナサニエルは私に何を望んでいるのやら……。
被虐趣味というやつかな。

何が真実か、私には解りません。
だからナサニエルさんが村の守り手であったとしても、恐ろしき人狼だったとしても、私には解らないのです。

それに……聡明な方でも、判断を間違う事はあります。責めるつもりは毛頭ございませんが、御主人様がもう少し遅れていたら……処刑されるのは私でしたでしょうし。

っふん、ハーヴェイが素直に俺の女に手を出すな！
といえば喜ぶんじゃねえか、あいつ。

だからこそ私は話し合い、考えを討議し、一緒に頑張っていきたいと思っています。

明日の、ナサニエルさんの考えを聞かせて貰えれば……ナサニエルさんの言う通りならば、きっと私も納得出来るでしょうから。

ただ、今の状況で、その考える事を教えても貰えずに馬鹿にされても……とてもナサニエルさんの事は信じられません。

ケネスよ。

納得できる点だけ教えてくれ。
善意で、こっそりと。

まぁ、明日の一面を飾ってしまいそうで不甲斐無く思うよ。

ユージーンさんは……判断しやすい方のようでいて、その実なかなかつかみ所の無い方ですね。
ユージーンさんが人狼だと言われれば驚きますが……納得出来なくもありませんし。人間であっても納得出来ると言うか、そんな感じがします。

ん、まぁ、何にしても皆自分の考えを主張するのは悪くはないわ。

ただ、出来ればそう言う意見はもう少し前に聞きたい。

ネリーが吊られそうだったのは、ネリー自身の言動にも問題があったのは確かよ。それも忘れないでね。

正直、ネリーが結社員であるとは毛頭思わなかった。

さっき言った占いたくない相手というのは少し変わるわ。
ケネスとナサニエルに関しては、相変わらずなのだけど。

他の人に関しては、もう一度考える必要がありそうね。

[　誰に言うともなしに呟くと、本をめくった　]

ただ、私が気になっているのは……人狼は組織的に行動するとしたら、どういう動きを取るかです。
同じ用な位置に隠れてると一網打尽にされる恐れがある為、ばらけているのか。

個人個人で勝手に動いている為、結果的に固まってしまっているのか。

それさえ解れば……個人単位での特定どころか、人狼達を複数判断出来……その場合、ボロを誘い出せるような気もします。

と言っても、人間だからと言って一貫性があるとは限りませんし……何を基準に判断するかなど、難しい問題が残りますが。

納得っていうのはな…、

お前が人狼として自分の命と引き換えに、
クインジー、ネリー両者に疑いをかけること。
今日の場を混乱させること。
が、この場合、もう一人が結社としてＣＯしなければならず、
……圧倒的に人狼手数不足じゃねえか。

が、シャーロット、フレディが両方狼だった場合は、
この可能性にかけるのは納得だな。
白く残る予定のシャーロットが吊られ、
初日から目だってるお前がステルスできる可能性は低い。
シャーロットを確実に残すために今の手段に出たとな。

でもなぁ、シャーロットのひらひらメモがやっぱりありがたすぎて疑えん。
自分吊り提案あたりも含めて、特攻っつか…なんだと。

逆にお前が村人なら自分吊り提案はねえよと攻め立てたいんだよ。
でも、お前さっき必死だったな。好きだ。

さて。混乱させて済まないが、休ませてもらうよ。
盾になれなくなってしまったが、違う形で盾になれることを願うよ。

はっはっは。
好意は感謝するが、他を当たってくれ。

［窓枠に手をかけ、夜明けが近づく道を*眺めている。*］

成る程……ケネスさんの意見は参考になりますね。
しかし、そんな事をしても……今回の決定は「占い師を生かす為」と言う前提ですし、余り意味が無いように思えますが。
一方的に人狼側の被害だけが大きくなる、ような気がします。

そろそろ夜明けか。

さて、私は帰って寝るとしよう。

後は……私が今一つ考察出来ないのは、ハーヴェイ様とアンリエットさんです。
正直……こればかりは、何とも言えません。

こんな幼い子が……人狼であるとは私には考えられません。……いえ、考えたくない、の間違いですね。

短い間でしたが……お仕えさせて頂いたハーヴェイ様もまた、その発言や行動の数々は人狼だとは考えられないのです。

……これは、私情だけではなく理性の考えです。

[　本から視線を上げると、息をついた　]

ふぅ……。
マトモな事を言ってるから人狼とか、言ってないから人とか、そう言う考えは無いけれど。
考えの見え辛い人と、自己主張の烈しい人で綺麗に別れてるわね。本当……。

[　キッチンへと向かい湯を沸かし、コーヒーを淹れてその場に居る人に振舞った。カップを両手で包むと窓の外を眺めた　]

……もうすぐ、夜が明けますね。

[外の様子を伺う]

始まってしまった惨劇は……何処に向かうのでしょうか。

そこには救いは、あるのでしょうか。

そうね、ネリー。
何だか、全て、夢見たいよね……。

私はコーヒーはいらないよ、マリー。
それじゃ、また明日。

キミが無事であることを祈るよ……。

私には解りません。
私には何も解りません。

だから、こそ……どうか、明日の私が……今日の私より頑張れるよう。

祈り、願い、動きましょう。

それがきっと、明日への希望となると信じて。
拙いながらも……。

[散らかった部屋の片付けをしながら。]

[　ふっと遠くを見つめ、寂しげな微笑を浮かべると大きく息をついた　]

さて、私も一度、家に戻るわ。

[　コートを羽織、集会場の中の本に言葉を綴った　]

『最後まで、諦めないで』

ありがとう、ハーヴェイ。

私も、貴方の無事を祈るわ……。

[　そう言葉を繋ぎ微笑むと、集会場を後にした　]

[　ハーヴェイの後姿を見つめながら、白い息を吐き出した　]

もしも、私が死んだとしても――。
貴方だけは、守りたかったの……。

[　潤む瞳を瞼で閉じると、一人真っ白な雪の道を歩いた　]