逃亡者 カミーラ [小鬼達の群れはようやく数を減らし、流入する霧の量が現象し始めた事を感じる。隊の先頭から「花」と言う言葉が戸惑う様に囁かれる声が聞こえる。] …どうやら、抜けられそうだな。 [何度も振り返って来ているハーヴェイに、すこし余裕が出て来たが故に話し掛けて。ふと、唐突に思い出した疑念が頭を過る──。] ハーヴェイ。 お前は、最初に「裏切り者は居ないと思う」と言った。「第3隊じゃない夜の騎士が…他の隊の騎士が、此処に居るかもしれない」とも。なのに、第7隊が来ない事は気にした様子もなく「忘れていた」と言う。 これは矛盾していなのか? 何か隠し事をしていないか? | |
(1)2006/09/23 00:20:42 |
墓守 ユージーン 〔指の太さ程の針...それは長く長く細い杭と言い換えてもいいかもしれない...がシャーロットの全身を抉り、突き通しその刃達をぬらぬらと赫く染めようとした瞬間、 それは起こった。〕 | |
2006/09/23 00:46:35 |
村長の娘 シャーロット ――――――――ッ!!!! [身体から数センチの位置の針 避ける暇等在る筈が無い 本当に 殺される それを覚悟して目を瞑る、けれど衝撃は来ずに そっと目を開けばそこには――] | |
2006/09/23 00:48:50 |
見習い看護婦 ニーナ [呼ばれた声に答える間もなく 白い閃光が溢れて透明な壁の向こうの銀髪が見えなくなり、目を開いているのか閉じているのか分からなくなった。 それから自分の意志でしかと目を開いてみたが、やはり視界は白一色で自分が目を閉じているのか開いているのかが分からなかった。 自分の意志で自分の体を動かせているのか分からなかった。 上と下の境が分からなかった。 白い外套と世界の境が何処にあるのか分からなかった。 自分の主体があるのかすら分からなくなった。] | |
2006/09/23 00:53:50 |
墓守 ユージーン 〔シャーロットを万の色の霧が包んだかと思うと、 一瞬にして姿はかききえた。 内側に向けて、針達は牙のように… 恐らく刺さっていれば、頭・胸・足に至るまで鉄杭により貫かれていただろう。だが、刃が舌打ちをする間もなく─── シャーロットに一瞬遅れて、 一転、 何かに引き寄せられるようにし、 瞬きすらよりも早く、────場所は変わる。〕 | |
2006/09/23 00:55:58 |
見習い看護婦 ニーナ ――――――――――――――――!! [堪えられずに悲鳴をあげた 声にならなかった 自分を失ってしまう事を切に望んでいたのにいざ自分が分からなくなるととてつもない恐怖に襲われた これが二度目。 いま、地に落ちる影もなく、髪までも白く、目だけが青く 音のない悲鳴に呼応するように、真っ白な世界で真っ白な塊が動いた。それはなめらかな肢体のようだったが首がなかった。] | |
2006/09/23 00:57:45 |
書生 ハーヴェイ …。 カミーラはん… [体の周りの結晶が完成したと同時に視線を足元へ。 カミーラの手が触れた場所を同じ様にして手でなぞれば、 泣き出しそうなほどに顔を歪める。] ─迷夢空間─ [足元を見詰めたまま、微動だにせず。 周りの景色が一変した事にも気付かない。] [何処からかパシンパシンと、何かが地面を打つ音が響き渡る。 それは次第に近づいてくるが、足元を見詰めたままのハーヴェイはまだ気付かない。] …。 | |
2006/09/23 01:07:36 |
書生 ハーヴェイ ヒュッ… ["何か"が撓る音。] ──!? ["何か"が右脇に触れたと思ったその瞬間、 鋭く重い衝撃が全身に伝わる。 完全無防備だった為、そのまま左に弾き飛ばされた。] | |
2006/09/23 01:08:17 |
墓守 ユージーン 〔狒狒の口の間から、ぺっと血を吐く。 全身に刺さった白刃のうちの一つ、 二の腕と肩、膝に突き刺さった白刃を引き抜く。 血はだらだらと流れるも、忍ぶような笑い。〕 ........。 〔眼の前にハーヴェイがどうと倒れるも、 視線は「悪夢の怪物」を見据え。〕 | |
2006/09/23 01:14:29 |
見習い看護婦 ニーナ ……。…? [しかと見開いた目の端に、幾つかの色が見えた。 目だけでかれらを見る。 目の前を白い長いものが高速で過ぎって、ハーヴェイと同じように吹き飛ばされた。痛みが知覚を取り戻させて、にゅうと二本の黒い鎌が現れる] | |
2006/09/23 01:21:45 |
村長の娘 シャーロット [目を開けば、 見覚えの在る人が――ハーヴェイが弾き飛ばされる様が見え 其方へと駆け寄ろうとして] ハーヴェイ!? [けれどその途中で――白い、白い怪物に目を奪われて、立ち止まる] …何、あれ。また、誰かの――? | |
2006/09/23 01:24:04 |
書生 ハーヴェイ がはっ… [よろりと立ち上がるがすぐに膝と手を突くと口に溜まった血を吐き出す。 口から垂れた血と、地面に跳ね返る血とでシャツに赤錆色の染みができた。] [熱い右脇に左手を沿えた所で漸く周囲の変移に気付く。] …白い… 人、か…? [まだ混乱しているようで、片膝を突いたまま動かない。] | |
2006/09/23 01:29:03 |
墓守 ユージーン 〔暗闇に浮く白い肢体。 艶かしい膚。 首から上はない。 両腕は、撓り、捩れ、鞭のように近くに来たもの、遠くにあるものを打ちすえようとしている。 観察者によって、その裸体は男を思わせ、女を思わせ、知己のものを思わせ。 だが白い胸元は、ややあって、パキャリと内側から骨により押し広げられる。炎よりも赤く、血よりもどす黒く深い色をした空洞が現れた。 胸の肉を押し広げた骨、 肋骨はそれを見ている死神達、それぞれへ向けて鋭く攻撃をしかけてきた。〕 | |
2006/09/23 01:32:21 |
墓守 ユージーン 邪魔でスぜ。 〔傷ついたハーヴェイを手でドンとつき、 伸びてきた肋骨の一つを、 頭近くで、刀身を真横にして受けた。〕 | |
2006/09/23 01:39:18 |
見習い看護婦 ニーナ [めきめきと、花が開くように、骨が開く。 空洞を晒して骨が開く。 外側は何にも見える。内側はただうつろである。 めきめきとそれが開いていくのにつれて、自分が封印されたのだという事が記憶にのぼる。徐々に記憶が鮮明になり] …ぁの、愚か者どもッッ………!!! [二本の鎌を交差させて、目前に殺到する鋭い肋骨を挟み、叫び、粉砕した。] | |
2006/09/23 01:39:34 |
墓守 ユージーン 〔そのまま長細い刃一つで、嬉々として怪物へ*向かう。*〕 | |
2006/09/23 01:42:23 |
書生 ハーヴェイ [右脇の熱さで思考は纏まらないが、意識は"此処"へと引き戻され。 背後で小さく風の切る音を聞き、勢い良く跳ね上が──ろうとした所で不意の声。 肩を押され前のめりになるが今度はとっさに受身を取る。 振り返れば…見覚えのある姿が隣に。] じ、刃のおっさ… っつ…! [慌てて声を出した為に右脇が軋む。 そのままの姿勢で呼吸を整える。] | |
2006/09/23 01:43:39 |
農夫 グレン [グレンの頭には、あの夜の出来事が去来している。] おい!おい、ビリー!どうしたんだよ…何なんだよー! [グレンは、カウボーイスタイルの男を揺さぶっている。 彼は頭から血を流して倒れている。] ダニーも…おい、ジェシー!ミシェル!! [グレンが棲家にしていたコミューンの構成員たちが、 皆頭から血を流して倒れているようだ。] 畜生……誰がこんなことを! | |
2006/09/23 01:46:09 |
農夫 グレン [戸を開けて、外の畑に足を運ぶ。荒らされている。] ボクたちの……努力の結晶が! [思わず涙が出てくる。悔しくて、悲しくて。] | |
2006/09/23 01:47:40 |
農夫 グレン 許さない……! [*呟いた*] | |
2006/09/23 01:49:16 |
村長の娘 シャーロット [見ているだけで湧いて来る不快感 仮面が無いので思わず寄せた眉も見えるだろう 肋骨が、此方へと攻撃をすれば ランタンを構えふわりと炎を繰り出しそれに向け投げつける ユージーンとハーヴェイの様子を見れば、] 刃!! ――技さえ完成してたらもう少し大人しくなったかしらね。 『あっさり避けられて終わりな気もするけど』 [小さく呟けばまた白い怪物へと視線を向けながら] ハーヴェイ、大丈夫? | |
2006/09/23 01:49:47 |
書生 ハーヴェイ [再び、先ほどとは別の声を聞き。 ぼやけた視線をはっきりさせようと凝視する。] …。 ニーナ、か? [白い髪に一瞬戸惑うが、声や服装は見覚えのあるもので。 …怒気に満ちた様は、あまり見た事が無かったが。] [突如かけられた声に] へ? [慌てて振り向きまた右脇を傷める。] あてて… …シャ、シャロなんか? [先ほどとは違った混乱が襲う。] | |
2006/09/23 01:53:25 |
村長の娘 シャーロット …ニーナ…? [怒声に、矢張り眉を寄せたままで ユージーンの「悪鬼の顔」と言うのが思い出される] …私も、あんな風に。ううん、そんなこと無い。 [ランタンは確りと構えたままで 振り払うように首を振り ハーヴェイの声に真剣な視線を送る] ええ。ここに居るって事は……、 もしかして、ハーヴェイ達も封印、されたの? | |
2006/09/23 01:56:37 |
墓守 ユージーン ヒャッハッハ! 〔軽く身を屈めると、 肋骨がそこへ一撃。 ズンと地面に突き刺さった肋骨に、つっと、足を河に浮く葉へ乗せるようにつけると、長細い刃をすぐ目の前に一振り、バキャンと破壊した。 粉砕した欠片と共に地に降りつ、一瞬後ろを向き、〕 ────さっきはお嬢ちゃんの方が微塵になってたでしょうよ! ハハハァ、こいつをお返ししやしょう。 結構愉しかったでスぜ。 〔何時の間にか拾ったのか、シャーロットの仮面を投げる。〕 | |
2006/09/23 01:57:05 |
見習い看護婦 ニーナ [ギリギリと音を立てて、怒りに歯を食いしばり、二本の鎌を左右に広げて、低く地を駆ける。 ハーヴェイとシャーロットには気を配った様子もなく、ただ彼らに向かって伸びる、怪物の白い腕を 力任せに叩き斬った。 刃の投げた、シャーロットの仮面のうえに、怪物の血が散る] | |
2006/09/23 02:00:35 |
書生 ハーヴェイ [「封印」の言葉を聞けば、少し俯き険しい顔をして] …ああ。 わいは、その… …カミーラはんに。 はは、誤解されてもうたみたいやな… [悲しげな声を出すが、すぐに切り替え] シャロ…確かにシャロやな。 此処は…何処何や? [顔を上げ問う。] | |
2006/09/23 02:01:47 |
書生 ハーヴェイ [と、聞こえた破壊音に顔を顰め] …話は後にして、先にあれどうにかした方がええんかな。 | |
2006/09/23 02:03:14 |
墓守 ユージーン 〔白い髪を振り乱し、一直線に。 羅刹のようにニーナが怪物へと向かう。 それを追うように駆け、 向かってくる肋骨を二本、まとめて破壊した。〕 | |
2006/09/23 02:05:06 |
村長の娘 シャーロット …っ! それは良かったわ。 [反論は出来ず、静かな声でそう告げれば 投げられた仮面を取ろうとして 血を被れば眉を寄せるが血まみれのそれを拾い上げ ハーヴェイに頷くと ランタンを構え白刃と炎を宙に躍らせ] そうね。先にあれを。 [そう告げればゆらりと白刃を重ねてゆく] | |
2006/09/23 02:06:29 |
書生 ハーヴェイ 五月蝿ーて敵わんわ。 [カメラを手に取ると、とりあえず怪物の姿を納める。 同時に、それに向かう二人の姿も。] [腰のチェーンを外すと手に持ち、ひゅんひゅんと振り回す。] | |
2006/09/23 02:08:27 |
見習い看護婦 ニーナ [接近し、残った肋骨が襲いかかるのを 怪物の頭上…とはいえ頭部は無いのだが、を飛び越えてかわす。 白い首筋へ振り下ろそうと、空中で鎌を掲げた。 その向こうに場違いなフラッシュと 狒狒の面。] | |
2006/09/23 02:13:53 |
書生 ハーヴェイ [左手を素早く振り、チェーンを怪物の元へ。 鞭のように撓る腕を絡め取るとその腕を締め上げ、身動きを取らせまいとする。] | |
2006/09/23 02:16:50 |
墓守 ユージーン 『筋は悪くねェでスぜ。 熱くなりやした────。』 〔仮面下で哂う。 幾たりか残った肋骨を粉砕しつつ、 空洞となりし虚ろなる胸元から、ニーナの首筋からの太刀とは左右対称になるような位置へ、逆向きに一閃した。〕 | |
2006/09/23 02:19:51 |
見習い看護婦 ニーナ [身動きのとれない怪物は 二閃をうけて切り裂かれ ぐしゃぐしゃとその場に崩れ落ちていった。 肩で息をつく] | |
2006/09/23 02:25:04 |
村長の娘 シャーロット [南瓜の仮面の血をヒュンと振り払う 血は全て取れなかったけれど前は見える それをそっと被って ゆらりと揺れる白刃] でも、あの二人に任せておいても大丈夫かしら。 [呟きながら、戦況を見る 下手に飛ばせば二人にぶつかるだろうし] | |
2006/09/23 02:25:40 |
村長の娘 シャーロット [怪物が崩れ落ちるのに、正直安堵の息を吐く 炎と白刃は溶けて消え、ランタンの炎も小さく 仮面の下にはじっとりとした汗が滲み 棒を持ち柄を着きながら、 ただ崩れ落ちた悪夢の怪物を、見た] | |
2006/09/23 02:29:08 |
書生 ハーヴェイ [動きを止めるためのチェーンをさらにきつくする。 怪物の腕を引きちぎらんばかりに。 ──少しだけ、眼全体が黒くなった。 怪物が消え去ると、引かれた勢いでチェーンが戻ってくる。 ジャッ、とそれを左手で絡め取り。 目を瞑り一息吐くと、普段の顔に戻った。] | |
2006/09/23 02:29:46 |
墓守 ユージーン シッ....。 〔ぐずぐずに崩れ落ちた怪物を見下ろす。 ゆらっと狒狒の面[おもて]を後ろの死神達へ向けた。 長細い刃の先へ、滴る。〕 | |
2006/09/23 02:36:24 |
書生 ハーヴェイ [シャーロットの方へ振り返る。] さっき、仮面外しとったな。 ええもん見たわ。 [にゃははと笑うと、念写。 心配そうにハーヴェイを見るシャーロットの写真を手にひらひらとさせる。] | |
2006/09/23 02:37:09 |
書生 ハーヴェイ [左手で右脇を支える事はもう既に止めていた。] [小さな声に振り返る。] …やっぱり、刃のおっさんか。 なんやよう分からんけど、死んどらへんでよかったわ。 [にゃははと気の抜けた笑い。] | |
2006/09/23 02:40:57 |
墓守 ユージーン 〔つかつかと全身の白刃を引き抜きながら歩み寄ると、 ハーヴェイの首元へピタリと刀身をあてた。 刃の血も、そこには付着している。 薄紺の服の色が、噴き出た血によって濃い色になっている。〕 | |
2006/09/23 02:42:27 |
村長の娘 シャーロット [ユージーンの視線にただ視線を向けて] …何? [ハーヴェイに声を掛けられれば小さく息を吐いて 写真が手の中にあるのに眉を寄せる] 何が「ええもん」なのかは解らないけど。 その写真は、……捨てておいてね? | |
2006/09/23 02:43:07 |
村長の娘 シャーロット [ユージーンの様子を見れば小さく息を吐いて タンと棒の柄を地面に着けば、 まだユージーンの身体に残っていた白刃は消え去って] 傷の治療は出来ないけどね。 出来たとしてもするつもりは無いし。 [けれどハーヴェイと見比べれながら 面の下で眉を寄せる] | |
2006/09/23 02:47:05 |
書生 ハーヴェイ [シャーロットの様子には肩を竦め] …やっぱり嫌なんか?仮面なんかで隠して。 ええ顔しとるっちゅーんに勿体無いなぁ… [しょうがないなー、とこっそりしまう。] [首元へ刀を当てられると一瞬だけ表情を硬くし。 しかしすぐに緩め] …何しとんのや、刃のおっさん。 怖いやないかー。 [未だチェーンの巻きついている左手で刀を遠ざけようとする。] | |
2006/09/23 02:47:52 |
墓守 ユージーン お優しい事で。 〔シャーロットへ一笑。〕 旦那、ニーナのお嬢ちゃんもだが、 ──────どうやってここへ来たンで。 〔動けば首を掻っ切るとばかりに、低い声と気迫で。 ギリと力が入る。〕 | |
2006/09/23 02:51:50 |
見習い看護婦 ニーナ 治療…? [シャーロットの言葉を鼻で笑い、ユージーンに答える] 私は封印された。 ───あいつらに──力を貸してやろうと思ったのに とんだ愚か者だ | |
2006/09/23 02:55:01 |
村長の娘 シャーロット 余りね。 褒め言葉は素直に、受け取っておくけど。 …ありがとう。 だけど勝手に写真を取るのはいただけないわ。 [ハーヴェイへと軽く首を傾げながら言葉を返し] 優しいわけじゃないわ。 ただ自分の白刃だもの。後始末くらいは。 [ユージーンの言葉を聞けばハーヴェイに視線を移した ユージーンの態度にはやはり眉を寄せるけれど] | |
2006/09/23 02:56:20 |
墓守 ユージーン 力だってェ? お嬢ちゃん、誇れるような力を持ってやしたかい。 〔仮面下で口角を吊り上げ、 しかしハーヴェイの首元から刀身を離さずに。〕 | |
2006/09/23 02:57:53 |
書生 ハーヴェイ [ユージーンの様に、少しだけ笑みは消え] ニーナは知らん。 わいは…「封印」されたんや。 …カミーラはんに、疑われてなぁ… [視線をユージーンから外し、誰もいない空間へ持っていく] 気が付いたら此処に居って。 んであの化けもんにぶっ叩かれたんや。 [視線をユージーンに戻すと] これでええか? その刀、引っ込めてくれへん? 疲れるわ。 | |
2006/09/23 02:58:21 |
村長の娘 シャーロット あいつら――? ニーナ、それは、誰の事? [仮面の奥から見据える] | |
2006/09/23 03:00:15 |
書生 ハーヴェイ [シャーロットを見ると声を幾分和らげ] んん、さよか。 難しいなぁ、わいは自然な所撮りたいさかい。 許可得てからじゃぁやっぱちょいと違うんよ。 [うーんと首を傾げる。] [ニーナの言葉に慌てて振り返り] …ニーナ、今の言葉…どういう意味や!? [声を荒げる。] | |
2006/09/23 03:03:19 |
墓守 ユージーン カミーラ...。 〔少し瞑目をし、 すぅと細く眼を開く。〕 ハーヴェイの旦那、なら聞きやしょう。 ────裏切り者じゃあないって証拠は。 カミーラの方に疑われ、アッシが疑わないと思っていやすか。 ああしち面倒臭ェ。 今ここで、バラしちまえばイイか。 | |
2006/09/23 03:03:32 |
見習い看護婦 ニーナ 刃、おまえが封印されたあとの話だ。 知るわけは無いし知ったとしてももう関係のない話だ。 [別の仮面に目を向け] あいつら。お前達の言う”裏切り者”だ。 馬鹿め。折角リリムから遣わされた協力者をろくに役立てもせず封印して。 [シャーロットに向け、タン、と一蹴りで近付き 胴目がけ薙ぐ。] | |
2006/09/23 03:05:23 |
墓守 ユージーン .......。 〔瞬時、 ハーヴェイの首元につきつけられていた刀身は、 シャーロット目掛けて振るわれた鎌を上から押さえつける。〕 | |
2006/09/23 03:07:14 |
村長の娘 シャーロット [ニーナの攻撃にその刃を棒を立てるようにして受止める] じゃあ、ニーナも…裏切り者って事かしら? | |
2006/09/23 03:07:29 |
書生 ハーヴェイ 証拠なんてあるかい。 あったら封印なんてされんわ。 [珍しくイライラと] カミーラはんと刃のおっさんが仲ええのはわかるけどなぁ。 それだけで疑われたら敵わんで。 おっさんは気が早い、カミーラはんも言うてたで。 | |
2006/09/23 03:09:00 |
村長の娘 シャーロット [受けていた刀身が下ろされ 一歩後に引きながらユージーンとニーナを見る ランタンを静かに構えながら] | |
2006/09/23 03:09:53 |
書生 ハーヴェイ [ニーナの言葉を聞けば眉間の皺は飛び。 勢いよく振り返る。] …ニーナ。お前… …今の言葉、ほんまの事なんか…!? [目を丸くしニーナを見詰める。] | |
2006/09/23 03:13:40 |
見習い看護婦 ニーナ 裏切り…? 馬鹿な。 [キン、と音を立てて刃の刀を*弾き上げた。*] | |
2006/09/23 03:18:27 |
墓守 ユージーン アッシは... リリム・ネヴァンより言われていやした。 ハーヴェイの旦那を疑ったのは、それだけじゃあありやせんぜ。 〔それ以上は言わず。 3隊に配属されて以後、 観察していた事からによる違和感は言おうとはせず。〕 なら....てっとり早く、 ───────やりやしょうや。 〔光なき黒い眼は、 青い眼を*覗き込む。*〕 | |
2006/09/23 03:18:54 |
村長の娘 シャーロット 馬鹿な? ニーナ、貴方は一体……。 [ゆるく首を振り二人の様子を見詰めて] もしニーナが裏切り者であるのなら、 私は刃に加勢するわ。 要らないと言われそうだけどね。 彼が裏切り者じゃないと言う事は、はっきりと解っているし。 ――刃が裏切り者だとしたら、私は気付いたと思うもの。 [そう言えばまだ疲れの残る身体でランタンを両手で支え 二人の動向を*窺うように*] | |
2006/09/23 03:33:42 |
書生 ハーヴェイ [ニーナを見る顔は眉を顰め。 言葉少なく黙ってしまったニーナを暫く見ていたが、 溜息を吐くとユージーンへ向き直る。] ネヴァンに言われとった?何をや?…まさか、今回の"裏切り"か? [目付きを鋭くし] …いや、ならわいを疑うとるっちゅーんは… …意味がわからへん。何を言われたんや。 …。 何で。疑う。わいを。 それは、言ってくれんのか。 [怪訝な表情で問う。ユージーンの言葉を*待つ。*] | |
2006/09/23 04:00:02 |
墓守 ユージーン さァ。 アッシはただのリリム・ネヴァンに従う騎士。 振られた犀の一つでしかありやせん。 いいや、リリム達の膨大な手札の中の一つでしかねェ。 〔油断なくニーナを見据えながら。 下達された命令をハーヴェイへ言う事はなく。〕 喩え、裏切り者の一人がリリム・ネヴァンの命を受けてたとして、 ─────それはそれ。 アッシは、リリム・ネヴァンから下達された事を為すだけで。 簡単な事。 そちらさんが夜の騎士に似つかわしく思えなかっただけでさ。 〔狒狒の口から*哂いが洩れた。*〕 | |
2006/09/23 04:22:15 |
見習い看護婦 ニーナ 私がどうしてリリムを裏切るものか。 私はただリリムに、ひいては夜の女神に従うもの。 夜の女神の意志を越えて冥界を作り替えようとするもの、騎士の名を冠しながらきしにふさわしくないもの、それらを滅ぼす者。 [ぴたりとユージーンを見据え、鎌を構えたまま あたりにも気を配り続ける。] 本来はこの隊を壊滅させられればそれで良かった。 だが――こうなったのなら、全員徹底的に破壊してやろうか。 特にその――ネヴァンの騎士とやらは。手札はひとつでも削らねばならん。 | |
2006/09/23 20:15:08 |
墓守 ユージーン で、そちらさん。 どのリリムの手札で? 〔嘲笑。〕 アッシから見りゃあ、夜の騎士に相応しくねェ死神のギリギリのラインでスぜ、お嬢ちゃんこそがな。 〔「先程まではシャーロットお嬢ちゃんを、相応しくねェと思ってイたが。なかなかどうして。」と軽く哂って。 シャーロットの、───血塗れの南瓜の仮面を一瞥。〕 | |
2006/09/23 21:23:51 |
見習い看護婦 ニーナ 相応しいか相応しく無いか、などはお前が判断すべきことでは無い。だが私が相応しく無いと言うのならば、その身に刻んでやる、私がジャヒー様にお仕えするものだ、と。 [一瞬シャーロットの様子を伺ってから、刃に駈け寄り] | |
2006/09/23 21:40:30 |
墓守 ユージーン 刻んでくれようと言うンなら、喜ンで。出来ればの話だが。 .......。 〔駆け寄られ。 こちらからも、血が流れる足が地を蹴り。〕 | |
2006/09/23 21:46:39 |
見習い看護婦 ニーナ 怪我人風情が何を [怪物の血糊ののこる鎌を、左右両側から挟み込むように] | |
2006/09/23 22:00:31 |
墓守 ユージーン 〔柄と刀身の切っ先で、それぞれの鎌を受ける。 刀身のこちら側から、あちら側のニーナを見据え。 ニーナの顔目掛けて拳を振るう。〕 | |
2006/09/23 22:05:19 |
見習い看護婦 ニーナ [体を反らせて拳をかわす。 かわしながら蹴り 続けて順繰りに、鎌をまわして 右上、左下からと柄で薙ぐ。] | |
2006/09/23 22:15:56 |
墓守 ユージーン 〔蹴りを放たれば、蹴足と言わずも ニーナの膝辺りから蹴りを足で食い止め。 柄の一方を、此方も回して受け止め、 もう片方の柄は、柄に程近い場所を避けて握り、 ぐいと此方へ引っ張れば、〕 | |
2006/09/23 22:24:44 |
見習い看護婦 ニーナ [引かれれば、引き返し 受け止められた柄を握る手を反転させて 刀身が刃の首のうしろへ行くようにと鎌を更に回転させる] | |
2006/09/23 22:37:54 |
墓守 ユージーン 〔引き返す力に拮抗させようとしつつ。 ついで膝蹴りと、普通の蹴りを二打。 腹と脛へ。 垂直に刀身を。鎌を受け。 刀身を後ろから前へ回すように、鎌を上に弾きあげ、 ぐるりと刀身がニーナの頭へと向かえば。〕 | |
2006/09/23 22:43:21 |
見習い看護婦 ニーナ [拮抗して回避の出来ないところで蹴りを受け 戻り来る鎌を掴み 捕まれていたものを離して飛び退く] …。 [ハーヴェイの側を通って赤い石で軽く触れ 手に持つ鎌がぐにゃりとチェーンに変わる。] | |
2006/09/23 23:01:36 |
墓守 ユージーン 〔離されたニーナの鎌をシャーロットの足元へ、 離された勢いだけで投げ捨て。〕 .....。 〔鎌がチェーンへと変わったのを見れば、 遠距離は不利とハーヴェイの傍らを去るニーナへと駆けようと、〕 | |
2006/09/23 23:06:35 |
見習い看護婦 ニーナ [ハーヴェイの側を駆け抜けてふり返り 刃の足元に向けてチェーンを放つ。 ふと…眼の端に、 掌大の六角の氷の結晶の形のものが*見えた。*] | |
2006/09/23 23:18:57 |
墓守 ユージーン シッ! 〔行く手をチェーンに防がれ。 眼の前に、 打ち砕かれた結晶の欠片が綺羅綺羅と舞っている。 それを払いつ、ニーナの次の動きを見た。〕 | |
2006/09/23 23:23:16 |
墓守 ユージーン 〔見れば、何時の間にか出現した六角の結晶達は小さな音を立ててパキパキパキと割れていく。それは迷夢の森で、ローズマリーが枯らしているためもあるのだが…。〕 ハーヴェイの旦那の技を使えやすか!!! 〔思ったより胸の火傷が酷い。 が、痛むそれを知らぬかのように。 真横に刀身を構え、ニーナから眼を離さない。 綺羅綺羅光る結晶が視界をやや邪魔する。〕 | |
2006/09/24 00:36:56 |
逃亡者 カミーラ [瞼を閉じれば、視界が赤く染まる──。 閉じられた瞼の裏にあるのは、真紅の海。赤児が泣き叫ぶ声が聞こえる。まるでそれは母の内側へと還る…──。] ……………。 [ゆっくりと瞬きをする。] | |
2006/09/24 00:38:46 |
村長 アーノルド [長引く苦痛に顔色は蒼白となり、滝のように脂汗を流しながらも、それでも彼女は気丈に振舞っていた。] | |
2006/09/24 00:40:51 |
吟遊詩人 コーネリアス [ざわりとむせ返るような香気は…誰の領域? 遥か遠くから、いや己の奥底から、耳障りな笑い声が響く。] | |
2006/09/24 00:42:44 |
逃亡者 カミーラ [バラバラにされた白い手足が真紅の海に浮かんでいる。 身体を引き裂かれ、四散した痛みを複数同時に感じながら、海に漂っていた記憶が確かにある…──。] ああ、何故、こ ん な、 私は、まだ…還る訳には……、 [波に攫われ流されながら、じわじわと真綿で締め付けられる様に、意識が遠くなる。下腹部が熱く、血の海の中に居てなお、血を流す感覚がある。] | |
2006/09/24 00:44:08 |
踊り子 キャロル 違わなくても違う……? どういう理屈だというの、それは。 私が離反者だからとか、そんなのではなく。 刃を封じた、というその一点の事実のみで。 貴方は私を疑ってるんじゃなくて? ……そんな理屈で人を離反者呼ばわりして。 ハーヴェイを封印しておいて見間違いなんて言い訳。 ……貴方が離反者じゃないというのは、ニーナの見間違いだったりして、ね? [雨で濡れた髪が、頬に張り付き。 いくらか頭が冷えたのか、蒼灰色の瞳は、怜悧に] | |
(2006/09/24 00:45:22、踊り子 キャロルにより削除) |
逃亡者 カミーラ [骨張った手が身体に触れる感覚。何処かすでに懐かしい。] 何を…──。 何の夢を見かけていた? | |
2006/09/24 00:46:44 |
村長 アーノルド 「・・・子供を。私の生命より子供を無事に」 [彼女は苦痛に喘ぎながら医師にきっぱりとそう答えた。] 駄目だ駄目だペネロペ。 | |
2006/09/24 00:48:56 |
逃亡者 カミーラ [手の感触ではなく、それは雨が触れた──。] | |
2006/09/24 00:49:21 |
村長 アーノルド [私はどうしても彼女を失いたくなかった。 しかし、お腹の中の子供を犠牲にすることは、彼女の為に出来なかった。 ・・・私は彼女と子供の、両方を生かして欲しいと医師に頼んだ。 その直前に、両方は無理だ、どちらかを選べと言われていたのに。] | |
2006/09/24 01:03:14 |
書生 ハーヴェイ …似つかわしない、なぁ。 [ユージーンとニーナの戦いを眺めていたが突然ぽつりと] あんさんにどう思われようと。 わいは此処を抜けるつもりはあらへん。 …そうや。わいには…理由が。 [最後の一言は今思い出した事を独り言つ様に。 一度目を瞑り確かな眼差しを二人に向けると] 死神同士なら死ぬ事はあらへんけど。 あんまり無茶せんようにな。 [と、乾いた音を立て小さくなってゆく物に目を留める。 見回せば、辺り一面の結晶。] | |
2006/09/24 01:10:45 |
墓守 ユージーン 〔油断なくニーナを見据えつ。 だが...〕 粉微塵にしちまえば...復元に何年もかかるでしょうよ。 〔理由と聞いて、ちらと意識を向けるも。無言。〕 | |
2006/09/24 01:15:23 |
村長 アーノルド [彼女は苦しみ抜いて、自分の子の顔を見ることなく死んだ。 子供は、私たちの息子となる赤ん坊は、死産だった。] | |
2006/09/24 01:18:17 |
墓守 ユージーン 理由が... 〔言いかけ、 空いている方の手で、 戦いにおいては致命的とも言えるのに、視界を手で覆う。〕 .......! | |
2006/09/24 01:21:57 |
書生 ハーヴェイ 考える暇があらへんかったけど。 何処や、此処は。何なんや。 [舞う小片を手で払おうとしつつ、上手く払う事が出来ず顔を顰める。] [粉微塵、というユージーンの言葉にきっと振り返り] もしまた急に怪物現れて。 なのにあんさんもニーナもぼろぼろやったら。 殺されるかも知れへんやろ。 なんやあんさんは戦うんが好きみたいやし、 今はニーナも戦いたがっとるみたいやから、 邪魔はせぇへんけど。 無茶はすんなよ。 | |
2006/09/24 01:25:12 |
書生 ハーヴェイ [目を手で覆うユージーンを見て首を傾げる。] ? おっさん、どうかした…んか… …? [軽く眩暈を覚え。 無理やり首を振る。] | |
2006/09/24 01:31:05 |
墓守 ユージーン シッ.....蟲だ。 何処から。 〔びちゃりと毟るように何かを地面に叩きつけ、 その隙を狙い、ニーナが刀身を絡めとろうと放ってきたチェーンを避ける。〕 旦那、何を言ってまスかい。 アッシらを粛清しようとしてるんでスぜ。 そこのお嬢ちゃんは。 お嬢ちゃんにとっちゃあ、怪物にアッシらがやられようと、お嬢ちゃんが自分で手を下そうと同じ事だ。どこまで、お気楽に考える気でスかい。 | |
2006/09/24 01:33:47 |
墓守 ユージーン 〔刃は、悪夢に囚われる事は今回はなく。 眩暈に首を振るハーヴェイを、一瞥する。〕 | |
2006/09/24 01:35:09 |
墓守 ユージーン どうかしやしたかい。 旦那、そろそろ甘い事を言うのは止めたらどうだい。 アッシらは、敵と対するために騎士になったンでしょう。 それとも........そちらさんは、そんな事はなかったという事で? 〔再びニーナに眼を向ける。〕 | |
2006/09/24 01:38:25 |
書生 ハーヴェイ [痛む頭を振りつつ。] 蟲…? …まあええ。 [眉間にしわを寄せニーナを見る。] わいには…こいつの言葉がわからへん。 何時もの強がりと…違うんか。ニーナ。 ジャヒーの名を出して、刃のおっさんと戦いたがってる…違うん… …くそっ!! [強く額を手で打ち、自らの頭に指を立てる。] | |
2006/09/24 01:46:09 |
墓守 ユージーン リリム・ジャヒーの名なンて出さずとも、 戦いたいなら何時だって戦ってるでしょうや。 〔非番時の暇な時に、やる気なく遊ぶかのようにDUELをしている刃とニーナを見たかもしれず。〕 ......。 〔煌く破片が足元で蟲となれかけていたが、 意志強め、ギリと奥歯を鳴らせばそれらは薄れ、 或いは足元でぐちゃりと踏み潰され。 ハーヴェイに背を向ける格好で、ニーナの方へ。 チェーンを弾いたりしつつ、 遠距離から飛び出す隙を窺っている。 ハーヴェイの罵倒の声は、さほど気にしてはおらず。〕 | |
2006/09/24 01:52:39 |
書生 ハーヴェイ 甘い… [頭を掴みつつ片膝を突く。] …はは。そうかもな… わいは…わいは唯、此処が…この第3隊が……? [言葉を切り、蹲る。] | |
2006/09/24 01:58:26 |
書生 ハーヴェイ [と、全身からふっと力を抜き──] | |
2006/09/24 02:05:13 |
墓守 ユージーン 〔後方でハーヴェイが動く気配がする。 ニーナの元へ疾走。チェーンを1、2と繰り出されば、それを避けつ、或いは地面に突き刺されば足場とし接近。一閃、ニ閃と振るうも、チェーンによって受け止められれば、突如ニーナは上より蜘蛛の巣状にチェーンを展開する。地面を転がり、バックステップをしつつ、再度狙われ打ち込まれるチェーンを避け跳躍。 ハーヴェイの傍らへと着地した。〕 ......。 〔狒狒の仮面から覗く眼は、蹲るハーヴェイを見下ろす。〕 | |
2006/09/24 02:07:26 |
書生 ハーヴェイ [再び頭に指を立て歯を食いしばり、周りの結晶を睨むと] …こいつらの…せいかぁ…!? [眼をやや黒く染めるとチェーンを潰すほど強く握り。 結晶に思い切り叩き付けた。] | |
2006/09/24 02:07:32 |
書生 ハーヴェイ [近くに着地したユージーンには気付かず。 さらにチェーンを振り回し、周りの結晶を破壊する。] [破壊された結晶は欠片となりさらに舞う──] | |
2006/09/24 02:10:32 |
墓守 ユージーン シッ... 〔温厚なハーヴェイの変貌に仮面下で一瞬驚き、眉を動かした。ついで、〕 旦那!...こいつァあんまり触らねェ方がいいと思いやスぜ。 〔結晶は、チェーンを叩きつけられ微細な破片へと化す。 綺羅綺羅した欠片を浴びないように、ハーヴェイの元から跳躍すると、離れた場所へと身を屈めて着地。〕 | |
2006/09/24 02:13:51 |
逃亡者 カミーラ …女であると言う事は、月が満ちる毎に流す血と痛みと──。触れる得る男が居て、はじめて分かるものだ。 ……私に取っては。 | |
2006/09/24 02:23:15 |
墓守 ユージーン 〔服に付着した微細な欠片が蟲へと変貌する。 地上で「悪夢の素」の霧に触った事で見たもの。 ギリと歯を食いしばり、左の二の腕の白刃の傷痕を指で抉った。鮮烈な痛みがして、蟲はぼやけていく。雪のように結晶の欠片が降り注ぎ、覆われているハーヴェイの様子を眺めた。〕 シャーロットのお嬢ちゃん、 どうやら、こいつも悪夢の一種のようでスぜ。 悪夢に囚われたくなけりゃあ触らない方がいいようで。 | |
2006/09/24 02:23:29 |
書生 ハーヴェイ [ユージーンの言葉は耳に届かず。 欠片の中で暴れさらに破壊を続け──] …ぅ… [──低く唸ると前のめりになり卒倒した。 欠片はハーヴェイの周りでもうもうと舞い続け広がってゆく。] | |
2006/09/24 02:23:44 |
墓守 ユージーン 厄介な旦那だ。 やってられやせんね。 〔倒れたハーヴェイよりも、今は目の前のニーナを。 そう判断すると、欠片が立ち込めてくる場所から後退しつつも、ニーナへと向かおうとする。〕 | |
2006/09/24 02:26:56 |
村長の娘 シャーロット [事の成り行きを見詰めるように一歩下がり] …あんなに早く動かれたら刃にまで当たっちゃうわよ。 [ポツリと漏らし ユージーンの笑みに肩を竦め 足元に転がるニーナの鎌を手に拾う またニーナへと視線を戻し 其の時パキパキと音がする] ――何? | |
2006/09/24 02:35:16 |
逃亡者 カミーラ 触れ得る男か──。 | |
2006/09/24 02:44:29 |
村長の娘 シャーロット [隙があれば炎をニーナに叩き込もうかと思いながら ユージーンの声が響く] 悪夢―――、わか、ったわ。 頼まれても触るもんですか――。 [そう呟けばぎゅうとランタンを構え 白刃を繰り出せば 自分よりも離れた場所で結晶を破壊する] | |
2006/09/24 02:46:25 |
村長の娘 シャーロット ハーヴェイ! [近寄ろうと、助けようと思ったけれど その周りの欠片が足を途惑わせる] ――悪夢――…。 [軽く頭を振る 裏切り者――悪夢―― ニーナ…ハーヴェイ…] 『ハーヴェイがもし、味方なら、 戦力は多い方が良い――』 あの欠片、炎でどうにかできないかしら。 [待機させていた炎の弾を結晶の欠片へと 炎は結晶を溶かすようにその軌跡を作る] | |
2006/09/24 02:54:10 |
墓守 ユージーン ...! お嬢ちゃん、だから.......... 〔チェーンとは違う破壊音にニーナからの攻撃を避けつ、そちらを一瞥。結晶を破壊すれば、破片は舞う。この場所から一旦退却した方がいいか。舌打ち。〕 お嬢ちゃん、ここから去っちまいな! 〔ハっと気づき。〕 どこかに青白い燐光に覆われた場所がありやす。 そこへ! | |
2006/09/24 02:55:59 |
墓守 ユージーン 〔炎が結晶を溶かす様を見れば、眼を細め。 ニーナが操るチェーンと三合。 チェーンをすり抜け、舞うように剣戟を合わせ。〕 | |
2006/09/24 02:59:27 |
墓守 ユージーン さァ、近づく悪夢の粉にまかれて死の踊りとでもいきまスか。 お嬢ちゃんとじゃあ、色気も旨みも劣りましょうが。 〔黒髪としなやかな肢体をもつ死神を脳裏に浮かべながら。あるいは、異状なる力を持つ金髪の死神を。微細な粉が近づいてくる場所を眼で確認しつつ、ニーナとじりじりと円を描くように歩き。〕 それともそちらさんは、シャーロットお嬢ちゃんが、炎で消してくれる事を望んでまスかい。ここらは一旦無事になるかもしれやせんが....、ニーナお嬢ちゃんの体は此処で、バラさせて頂きやす。 | |
2006/09/24 03:09:55 |
村長の娘 シャーロット [結晶を破壊した後にユージーンの声を聞いて 自分が既に混乱しかけていた事に気づく いや、今でも混乱は続いているようで] 『悪夢に囚われたくない――』 青白い燐光!? そこに行けばいいの――? [どこだろう 周囲をぐるりと見回して] | |
2006/09/24 03:13:01 |
双子 リック ――血をひとすすりで物の怪に | |
2006/09/24 03:14:44 |
双子 リック ――肉をひとかけらで半獣鬼 | |
2006/09/24 03:14:57 |
双子 リック ――肉をひとかたまりで人鬼 | |
2006/09/24 03:15:09 |
双子 リック ――そして心臓を喰らえば不老不死に | |
2006/09/24 03:15:21 |
双子 リック ――死せる怨霊につたわる | |
2006/09/24 03:16:02 |
双子 リック ――あわれな伝説とうたわれし生き物 | |
2006/09/24 03:16:19 |
双子 リック ――その名を人狼―― | |
2006/09/24 03:16:33 |
双子 リック …ウィーが攫われた? [ぱちりと瞬く表情は焦りが浮かぶ。] 何処へ… [問うまでも無く其れは――] | |
2006/09/24 03:18:03 |
双子 リック 死にたくない… 死にたくない… 死にたくない… まだ、死にたくない… 寄越せ… 其の肉を…寄越せぇぇぇえ! | |
2006/09/24 03:19:14 |
墓守 ユージーン 魂の木を思い浮かべて下せェ。我らの母たる大いなる女神を。 〔自分でも何故そんな言葉を言ったのかは分からなかったが。〕 | |
2006/09/24 03:22:48 |
墓守 ユージーン 〔シャーロットがハーヴェイへの道を作っているのを眼の端で認め、チェーンを避けつつ周囲へと視線を向けていたが、〕 ぐっ 〔チェーンが肩口と足元の傷を抉る。〕 | |
2006/09/24 03:23:53 |
双子 リック ウィィィィーッイ! [差し伸べた手は――] | |
2006/09/24 03:29:31 |
双子 リック [視界は、紅く染まる。] | |
2006/09/24 03:29:59 |
村長の娘 シャーロット …あ――。 [ユージーンの声に少しだけ落ち着きを取り戻す] 大いなる、女神。 [仮面の奥で目を伏せて―― 取敢えずは倒れたハーヴェイの周りの破片も溶かすべく 慎重に――慎重に炎を操り ハーヴェイへの道が出来れば傍にと近付き声を掛ける] ハーヴェイ! ――意識は、ない…かしら。 [それでも少しは破片が残っているのか 少しだけ頭を振って] | |
2006/09/24 03:41:32 |
墓守 ユージーン 〔予想外に立ち込める結晶の欠片の回りが早い。 使えると分かったシャーロットを失う訳にはならないと判断。〕 チッ.........こっちでスぜ。 確証は出来やせんが。 〔ニーナへと、牽制のように幾十の刃を向かわせながら距離をとる。炎で切り開かれた道からハーヴェイの元へ。〕 旦那を捨ておきやせンので? 〔一応、シャーロットに尋ねてみる。 その口調は普段のやる気のない声の色に程近かった。〕 | |
2006/09/24 03:48:01 |
村長の娘 シャーロット [ユージーンの声に其方を向いて 息を吐くような口調] 刃は捨て置くつもりなの? 居てくれれば、心強いとは思うけど。 人数は多い方が良いわ。 また、あの悪夢が襲ってくる可能性だって、高い。 それにここに放って置けば、ニーナに。 [ちらと幾十の刃に足止めされているニーナを見て] 裏切り者にこれ以上隊を傷付ける事を許すなんて。 [でも運ぶのが骨なのも解っていて ユージーンを見ても傷は浅くない様子] 私が何とか、担ぐから。 | |
2006/09/24 03:58:07 |
墓守 ユージーン 戦おうとしなけりゃあ捨ておくまで。 アッシが戦えなくなりゃあ、それも捨ておいていいでスが。 〔哂うと、シャーロットを制しつつハーヴェイを担ぐ。〕 どうやら、お嬢ちゃんは旦那を連れてかねェと動かねェみたいだ。お嬢ちゃんは先へ。 炎で切り拓いて下せェ。 〔魂の木は、冥界で一番死神達が見慣れた光景だった。 その燐光のようなものが古式ピラミッドのようなもの(少なくとも刃にはそう見えた)の頭上の空から降り注ぎ、同じような光の柱が二本、門のように立っていた光景を思い浮かべ。〕 運がよけりゃあ女神様直々に導いてくれるでしょうよ。 裏切り者は......悪夢の夢でも見させましょうや。 〔口角を吊り上げると、 シャーロットの目の前でニーナに幾十の刃が身を切り裂くように襲いかかる。破片はゆっくりとニーナへと近づいていく。〕 | |
2006/09/24 04:05:59 |
村長の娘 シャーロット [ユージーンがハーヴェイを担げば一瞬驚いたように間を開けて] …ありがとう、刃。 道を切り拓くのは、了解したわ。 [頷いて立上ればランタンを構えて] ―――! [目の前でニーナへと襲い掛かる幾十の刃が見える そして悪夢の破片も ゆるりと首を振れば呟く] …裏切り者、だもの。当然だわ。 | |
2006/09/24 04:18:27 |
村長の娘 シャーロット [ユージーンの言うとおりに、魂の木を思い浮かべる 先ほど言われた燐光の降る場所を――探し] ――夜の女神の、御導きを―― [言うと同時にランタンから繰り出される炎は 道を切り拓くために前方へと欠片を溶かしながら進む そして自身も炎を追うように前へと] | |
2006/09/24 04:20:08 |
墓守 ユージーン 牽制程度でしかありやせんが。 刃達に手間取ってる間に悪夢に喰われるでしょうや。 〔嘲笑の忍び笑い。〕 ...裏切り者と言ったっても、リリム・ジャヒーの下ならば.......... 我らは手札に過ぎないンでしょうねェ。 〔言いつつ、シャーロットの後ろを追いかけ。 背負ったハーヴェイを揺さぶるように。〕 お嬢ちゃん風に言いやすと、罪深き死神にも慈悲を。 ってェところでスかい。 〔愉しげに哂いながらへらず口を叩くも、何故かやや声は硬く。 訝しげな視線を向けられれば、だが哂うのみで。 ニーナを後に暗闇の中。結晶を炎で拓きながら進む。〕 | |
2006/09/24 04:28:28 |
村長の娘 シャーロット 悪夢に。 [悪夢の怪物と相対した時のニーナの様子が思い出される] 悪夢を見るのは、誰だって嫌な事ね。 …刃は自分自身で、ニーナを粉々にするかと思ってたわ。 [手札に過ぎないと聞けば眉を寄せるけれど] 慈悲を…か。そうね。 罪を償いさえすれば、私は何も言わないわ。 [視線を向けても哂うだけの相手に息を吐く 暗闇の中を炎は進む やがて見えてくる燐光――それは雪のように] …あれ、かしら。 | |
2006/09/24 04:44:25 |
村長の娘 シャーロット ─ 迷夢空間・迷夢の森での廃墟 ─ なるほど…、魂の――木――…。 [辿り着けば立ち止まり小さく呟く] | |
2006/09/24 04:44:51 |
墓守 ユージーン しやすよ。 だからこそ、あとでじっくりって訳で。 ヒャハハハ。償わすンなら力尽くでどうぞお願いしやす。 もっとも、仮にそちらさんが勝ってもしやせンが。 〔前方の暗闇に燐光が降り。 立ち止まるシャーロットを肩で促せば。〕 行きやしょう。 愚図愚図してると黄色い光を二つもった紅黒い靄[もや]達にやられちまいやす。纏わりつかれても大丈夫だが、長い間触れちまうと、痺れてきやすンで。 〔先程よりも声は硬く。〕 ─ 迷夢空間・迷夢の森での廃墟 ─ 〔柱の形の外枠のように光が上へと立ち揺らめく。 その青白い柱と柱の間へと歩を進め。〕 | |
2006/09/24 04:58:30 |
村長の娘 シャーロット [僅か肩を竦め振り返り] じっくり、ね。納得はしたわ。 ……本当に。 刃にそれを求めるのは骨が折れそうね。 赤黒い靄? [思わず聞き返す けれどその声の硬さに静かに頷いた] | |
2006/09/24 05:20:38 |
村長の娘 シャーロット ─ 迷夢空間・迷夢の森での廃墟 ─ [ユージーンと共に柱と柱の間へと進む 建物があるが、中には] 刃はここに来た事があるって事よね。 …入れないの? [そう聞けば建物の上を見上げる] | |
2006/09/24 05:20:58 |
墓守 ユージーン 知りやせン。 もしかしたら入れるかもしれねェが、調べていやせンでしたし…お嬢ちゃんと戦いたかった....ンで..... 〔立ち止まり、 シャーロットが建物の上を見つめれば、 つられるように上を見て〕 シッ..........あれだけ喰らいやがって、 まだおれを喰いたりないか....蟲め。 〔狒狒の仮面の中で吐血すると、 仮面下、首下の服に血が滲み。 燐光によってやっと蟲から解放され、 ハーヴェイを背負ったまま前のめりにどうと倒れた。〕 畜生.............あの崖。崖の上に行けれさえすれば。畜生。 やっと...........やっと....見つけたってのに.........畜生。畜生。 〔気が緩め、意識が混濁し始める。悪夢の続きの戯言が口から洩れ。蟲に喰われた腹の辺りからも血が滲む。〕 | |
2006/09/24 05:27:15 |
村長の娘 シャーロット ――刃!? ちょっと、どうしたのよ! [二人が倒れこむのを見れば驚いて ハーヴェイをユージーンの上から横へとそっと退ける ユージーンの傍にしゃがめば肩に手を置き] 刃、刃――…!?まさか怪我が酷いとか? 上?建物の上にでも登りたいの? [ユージーンの怪我の責任は自分にあるのだろう それ故か、何とかしたくて 怪我が酷いのなら下手に動かさない方が良いのだろうか] | |
2006/09/24 05:37:16 |
見習い看護婦 ニーナ [結晶があたりを舞う 綺羅綺羅と あくまで綺羅綺羅と 人間ならば場違いにも綺麗だなんて思ったかも知れない 綺麗だなどと思うことは無いが ニーナは、幾十の刃と対峙していた そうしている間にも綺羅綺羅とした粒子は距離を狭め 刃が襲いかかる。幾十の刃が。 刃をかわす、煌めく悪夢の結晶が触れる きらめく悪夢をかわす、刃が裂く] | |
2006/09/24 05:42:21 |
墓守 ユージーン 〔狒狒の顔を地に突っ伏したまま、 肩に置かれた手にもロクに反応を返さず。 意識は悪夢と休眠、極僅かな覚醒を繰り返す。 極小さな声で低い低い呪詛を呟いている。〕 | |
2006/09/24 05:52:33 |
村長の娘 シャーロット …。 [ユージーンの様子に息を吐いて] 悪夢……か。 見ている悪夢を消す方法が――、あれば良いのに。 [二人の様子を見て、暫くはここで休息を、と思う ハーヴェイとユージーンを仰向けに寝かせて ユージーンの血が滲んでいるのに少し眉を顰める 自分は少し離れたところに膝を折り座り込む 怪我や悪夢は無いけれど、立て続けに力を使いすぎた気がする] ニーナ、どうなったかしら。 …他の皆は、今どうしてるんだろう。 | |
2006/09/24 06:06:13 |
見習い看護婦 ニーナ [暗闇の中、遠ざかる死神たちの姿とシャーロットの炎 チェーンが奔って、幾つもの刃を叩き落としかわす 結晶は更に細分化していく チェーンを放ち、風圧で僅かに結晶たちを散らす この場に居ればいずれ完全に悪夢に落ちるのは自明 先に行ったものたちを追うのもおなじと駆け出して 悪夢に追われながら、恐怖に固く口を引き結び 暗闇を駆け抜ける。やがて燐光に辿り着き――] | |
2006/09/24 06:13:14 |
墓守 ユージーン 〔綿の黒手袋を嵌め、握られた拳が震える。〕 ............. や っ と 見 つ け た ........................ お れ は 蟲 に 死 ぬ の か あの上だ..................あの上に............。 〔その声も程なく聞こえなり、眼が閉ざされ意識を失う。 その体を仰向けに転がされば、少し動き横向きに。〕 | |
2006/09/24 06:14:25 |
村長の娘 シャーロット [遠くを見詰めるように座っていて だからその接近に、気付く 立上ればランタンを構えた] …あれは―――!? もう、追いついてきたの……。 [少し口元を引き締めて ぽうと炎を分けて、分けて 幾つかを宙へと漂わせ] | |
2006/09/24 06:21:14 |
見習い看護婦 ニーナ ─ 迷夢空間・迷夢の森での廃墟 ─ 嫌だ 嫌だ 嫌ですお願い ああ そうか [あたりの景色など見えていないかのように 目を見開いて 食いしばった歯の隙間から呟きを漏らし 真っ直ぐに、シャーロット…その場に起きている唯一のものの元へ駆けて行く。走りながら、シャーロットチェーンを奔らせる] | |
2006/09/24 06:22:29 |
村長の娘 シャーロット [チェーンが来れば拾っていたニーナの鎌で巻き取るようにして受止めて 宙に浮く炎を操れば向かってくるニーナへと放つ] | |
2006/09/24 06:28:38 |
見習い看護婦 ニーナ [鎌を引き寄せるように、チェーンを強く引く] 横様に跳んで炎をかわす 戦いのさなかだと言うのにきつく目を閉じて、首を振る] 嫌だ…置いていかないで | |
2006/09/24 06:37:58 |
村長の娘 シャーロット [引寄せられぬよう鎌を引くけれど力負けをして鎌を取り返されて 軽く睨むけれどその様子に眉を寄せる] ……ニーナ? [少し動揺するも、彼女は裏切り者だ そう自分に言い聞かせる] ――裏切り、者。 私にとっての裏切り者は、この隊を裏切る者――。 [落ち着くように改めてそう呟けば 仮面の下では焼跡が滲み出しているのだろうか] 誰かを裏切るのなら、其れ相応の覚悟を。 ――― Il Trovatore ― [以前ユージーンへと使った時のように、小さく呟いて 白刃を核にした大きな炎の弾を無数に周囲に浮かばせて] | |
2006/09/24 06:48:36 |
見習い看護婦 ニーナ 嫌だ。嫌だ。どうか。お願い……… [シャーロットが鎌を手放した反動で ぺたりと座り込んで 地面に落ちたチェーンがじゃらりと音を立てた。 炎が舞い上がるのも気付かぬように 悪夢の続きを見続ける。夢の中でも呼ぶべき名は分からない] | |
2006/09/24 06:55:21 |
村長の娘 シャーロット ……ニーナ? [思わず ――記憶が思い起こされるような感覚 裏切り者だけど――だけど相手は無抵抗で ランタンはまだ構えたまま ただニーナへと視線を送る] …ニーナ? [この声は届くだろうか] | |
2006/09/24 07:00:53 |
見習い看護婦 ニーナ [シャーロットの声に 虚ろな眼をふと上げて] 嗚呼 [チェーンが、もとの形に戻る。 キシ、と音を立ててそれを握る。] わかりました。 [二度目に呼ばれたとき 黒い鎌の黒い残像をひきながらシャーロットに駈け寄り、ふたつの刃を振るった] | |
2006/09/24 07:08:02 |
村長の娘 シャーロット [一度目に呼んだ時に相手は顔を上げて 僅かな違和感―本当に無抵抗?― 構えたままのランタンを握り締め 炎の白刃をゆらりと合わせ盾を作り始める 二度目に呼んだ時には――其の瞬間 ニーナがこちらへ駈けて来るのが見え――] ――っ!Il Duello! [間に合っただろうか こちらへと向かうニーナに向けて炎の輪を飛ばす それは白刃を核とした炎がぐるぐると絡み合うもので 盾は未だ間に合わない 刃を振るわれれば白刃をニーナとの間に幾つも幾重にも呼び寄せ その衝撃を和らげつつ棒で受止めようと] | |
2006/09/24 07:21:22 |
見習い看護婦 ニーナ [絡み合い、飛来する炎の輪の間を 僅かの差で駆け抜ける。 頬に焼け跡 髪の炭 疾走の加速を乗せて、シャーロットへ斬り込む。白刃の幾つかを弾き、それに威力を殺され、受け止められた。] 駄目 ああ、此処にも [すぐさま飛び退き その近くに横たわるユージーンのうえから 跳躍の勢いをつけ鎌を振り下ろす。] | |
2006/09/24 07:33:25 |
墓守 ユージーン 〔近づく戦闘の音に意識が覚醒する。 はらわたが抉られた酷い痛みに歯の間から呻き声を洩らす。 と、鎌を振り下ろすニーナの姿。 真っ直ぐに腕が伸ばされ、鋏と鎌が激突した。 大きな金属音が響き渡る。 ニーナの追撃から転がるように逃れる。 上体を起こすと血反吐を手の甲で拭い、片目を眇めた。〕 | |
2006/09/24 07:40:16 |
村長の娘 シャーロット [鎌を受止めれば弾くように 相手は飛退いたのでまた棒を構えて けれど相手が向かう先は自分ではなく――] っ!! 『貴女は 横たわる相手に 牙を剥くのね――』 [その声は言葉になっただろうか 奥底からの―――声] ニーナァあ!!!! [それを目の当たりにした怒声は低く 彼への防御は間に合わず けれどユージーンが避けたのを見ればニーナの方へ] | |
2006/09/24 07:42:36 |
村長の娘 シャーロット [ユージーンに避けられ、彼女は着地するだろうか そこを狙うように] Il Figlio della Zingara… [呟けば辺りに残る白刃を核とした炎をニーナの周囲へと それは周りをぐるぐると回り炎を纏う切れ味の良いカッターのように 彼女を捕縛するように其の直径は狭まってゆき] ――――Il Supplizio!! [大きな炎を纏う白刃を彼女の首元を目掛け、真横に放った] | |
2006/09/24 07:44:35 |
見習い看護婦 ニーナ [高い金属音 逃れるユージーンを追って 一度、二度、と鎌を振り下ろし 唐突な怒声に 身を竦ませてふり返った。] | |
2006/09/24 07:47:53 |
墓守 ユージーン お前はどこにいる...........。 〔虚ろに声を響かせる。 ニーナをバラす勢いで、パラっと幾十の刃が周囲に顕現した。 緩いS字型カーブに組み合わされ、2組がそれぞれのニーナの足を。2組がニーナの胸元を。もう2組が ニーナの喉元を両側から襲うように、飛ぶ。 ────そして、 残る刃達の組は全てシャーロットへ向けて飛んだ。〕 | |
2006/09/24 07:49:07 |
墓守 ユージーン 〔高速回転する音を聞きながら、 呻き声をあげて顔から地に落ちる。〕 | |
2006/09/24 07:53:21 |
見習い看護婦 ニーナ [身の回りを囲みながら、囲いを狭める炎刃を目で追う。 ユージーンの使役する刃が視界の端に 足元に飛来した刃を石突きで叩き落とし 胸元を裂かれて 反らした身の横で 首もとを狙った両者の刃が激しくぶつかり合った。 金属音と血が舞う] | |
2006/09/24 07:53:47 |
見習い看護婦 ニーナ 駄目…いま…今しますから… ! [炎を纏って廻る刃の囲みを、鎌で受けて抜け出し ぼたぼたと流れる血で白衣を染めながら 地に落ちたユージーンめがけて 赤い石を突き立てるように振り下ろした] | |
2006/09/24 08:00:18 |
墓守 ユージーン 〔叩き落された刃の組は、二つの刃に戻り。 キュラキュラと音を響かせて消える。 胸元を切り裂いた刃はもう一度、 今度はニーナの背中から脇腹へかけて襲いかかり。 シャーロットの白刃とぶつかった刃の組は再度、組のままニーナの喉元を狙う。〕 〔頭を動かし薄っすら開けていた眼が、 辛うじてニーナの動きを意識へ乗せて視認すると、 顔をそむけてギリギリで柄を避ける。 眼の前の地面に深々と柄がめり込んだ。〕 | |
2006/09/24 08:03:06 |
村長の娘 シャーロット ! ! ! [周囲に漂う白刃や残りの力は怒りに任せ全てニーナへと向けられていて それに気付いた時には既に遅く 幾つかは避けようとしたけれど白刃を出す暇や力は残っておらず] ――――っ!! [声にならない叫びが響いて 棒で幾つかは弾こうとしたけれど刃は全方向からやってきて 全身を切裂かれながらも喉だけは両手で庇う ばさばさとショールや髪が切れ血と共に宙に舞う そして両腕を掲げまま、蹲るようにその場に座り込む] | |
2006/09/24 08:07:53 |
見習い看護婦 ニーナ [地面に刺さった柄を、力任せに引き抜き 引き抜きざまにユージーンの頬を掠めてその力を写す。 喉元に再び戻り来る刃を、腕にもうひとつの鎌を添わせて受けた。血が飛び散る。 背から脇腹へと飛来する刃を、身をよじってかわす。 引っ掛けられた脇腹の白衣が裂け、その下から血が噴き出す。 痛みで意識が覚醒して] [ギリ、と歯を食いしばる音 シャーロットの、声にならない叫びを引き金にしたかのように、幾つもの…それでもユージーンの繰るものよりかは少ない数の刃が現れ ふたりに向かって殺到する。] | |
2006/09/24 08:24:10 |
見習い看護婦 ニーナ [刃を放つなり跳びすさり 燐光の照らさない、薄暗がりへと*逃げ込んだ。*] | |
2006/09/24 08:25:11 |
墓守 ユージーン .......。 〔悪夢からのもやが晴れてゆく。 ニーナからごろごろと転がり、血をもう一度吐いて立ち上がった。肩で息を荒くつきながら、血塗れにしたシャーロットを見、 ────ニーナからの刃を避けるに完全に間に合わない。〕 | |
2006/09/24 08:25:47 |
墓守 ユージーン 〔されど、ニーナが模造した幾十の刃達は、 何かにぶつかったかのようにシャーロットの手前の空間で、弾力性を持って弾かれた。〕 | |
2006/09/24 08:25:59 |
墓守 ユージーン がぁぁぁぁぁ!!!! 〔咆える。 体に無骨な刃が突き刺さりながらも、 薄暗がりに逃げ込むニーナへ追いすがり、 その腹へと長細い刃を抉りこむように、突きを放った。 そのまま、 ニーナがどうなったかの結果すら知らず、再び倒れ込んだ。〕 | |
2006/09/24 08:30:48 |
村長の娘 シャーロット じ、ん――…っ [その言葉には怒気が混じりながら 一番酷いのは背中からの攻撃だろうか 棒は縦に構えていたので表からの攻撃は主に衝撃で 座り込んだまま、棒の柄を地に着いて ニーナの許に残ってる白刃を何とか操ろうと 体力も精神力も尽きて 目の前で刃が弾かれたのを見た気がする ユージーンが倒れこむのが見えるけれど行く余裕はなく] 『今、またニーナに来られたら――』 [思うけれど、意識を失えばそのまま棒に沿って*倒れこむ*] | |
2006/09/24 08:38:36 |
墓守 ユージーン シッ......4隊が全滅した理由が分かるもンで。 確かに悪夢は厄介だ....。 〔腕の力で身を起こし、 ニーナから受けた刃達を引き抜く。満身創痍に程近く。〕 ......。 〔狒狒の中の眼を薄暗がりへと凝らす。〕 | |
2006/09/24 08:59:50 |
見習い看護婦 ニーナ [白衣の裾に引っ掛かっていた、シャーロットの白刃を払い落とし、ふらつく。 ユージーンが最後に放った突きが、細く、それでもたしかに身を抉っていたが、刃が細かったから腹部からの出血自体は然程無い。 一番深いのは胸元の傷で、血が気管を遡って口から溢れる。 そここの傷で、白い外套が赤く染まる。 その場を離れようとする歩みはすぐに止まり、僅か立ち尽くして血溜まりの中に膝をつき、やがて倒れた。] | |
2006/09/24 08:59:53 |
墓守 ユージーン 〔片方の口の端を吊り上げ。 倒れたニーナの襟首を掴むと、ずるずると地面を引き摺って薄暗がりより連れ出す。 自分も倒れそうではあるが。 肩で息をしながら、キュラキュラと鳴る音が大きくなり、止まる。 二つの柱のすぐ外へと放り出し、見下ろす。〕 | |
2006/09/24 09:14:54 |
見習い看護婦 ニーナ [べたりと地面に投げ出され、ユージーンを見上げる。 ゆらり、と二、三の刃が浮かぶがすぐに消えて、手の中の鎌に戻った。あたりはにわかに赤黒い靄が漂う。 自分は満身創痍だが相手も同じであり、今が好機。 倒れたままで鎌を逆手に振り上げ] | |
2006/09/24 09:27:15 |
墓守 ユージーン 〔鎌を長細い刃で弾きあげる。 もう一つの鎌も同様に、弾く。 そうやっておき、柄の龍の輪の部分をそれぞれ左右に動かす。長細い鋏のように刀身は割れ、ニーナの首を挟むように地面に突き立てられた。 キュラキュラキュラと音が再び鳴り、止まる。〕 | |
2006/09/24 09:33:22 |
墓守 ユージーン 言い残す事はありやスかい。 ああいや…───裏切り者が誰なのか聞いておきやしょうか。 | |
2006/09/24 09:35:12 |
見習い看護婦 ニーナ 例え役立たずでも ”裏切り者”の名を言う訳にはいくまい。 殺すなら殺せ。 それだけ痛めばお前達も遠からず悪夢に呑まれ消える。 | |
2006/09/24 09:38:24 |
墓守 ユージーン 〔忍び笑い。〕 そうでスかい。 〔ニーナの腹部から傷から離れる事数センチ。 指の太さ程の針が一本、長々と突き貫いた。〕 | |
2006/09/24 09:41:48 |
書生 ハーヴェイ [ユージーンに背負われている間は身を強張らせたまま身動き一つせず。 悪夢に魅入られているのに呻き声すら上げず、まるで息を押し殺しているかのようだった。] [場所が移り清涼な空気の下に来るとやがて身の緊張は解かれ。 見る夢も変わったようで息を漏らす。] 先輩… [寂しげに一言呟くと、 …涙が一筋。] | |
2006/09/24 09:42:34 |
書生 ハーヴェイ [ゆっくりと目を覚ます。 寝起きの顔は疲れ気味にぼんやりとしており、 まだやや痛む頭を抑えつつ周囲を見回す。] | |
2006/09/24 09:44:34 |
書生 ハーヴェイ [首を回すと空気が頬に擦れ、ひんやりとした感覚。 触れば水がそこにあり。 静かな表情で拭い取る。] [そうしている間に段々と周囲の状況を把握していき──] | |
2006/09/24 09:49:19 |
墓守 ユージーン まだまだ消滅には程遠いでしょうよ。 それを一番分かってるのは、お嬢ちゃんだ。 〔同じような針が、また一本。次は気管の辺りを貫く。 飛び散る血に何の感慨も見出せないような声で。〕 | |
2006/09/24 09:49:42 |
見習い看護婦 ニーナ [ハーヴェイの様子には気付かぬまま ぐい、と針を引き抜く] 私を殺しても何も変わるまいよ、ネヴァンの騎士。 [続く針が頸を縫いつけ] | |
2006/09/24 09:51:53 |
書生 ハーヴェイ [結晶の只中に居たと思っていたが、 情報を整理してゆくうちにでろりと景色が変わり。 意識ははっきりと廃墟を捉える。] ─迷夢空間 迷夢の森での廃墟─ [声を聞き振り返れば、ユージーンとニーナの姿。] | |
2006/09/24 09:54:44 |
墓守 ユージーン ああ、無理でスぜ。 お嬢ちゃん。後ろの方が太いンで。 〔針は途中まで引き抜かれど。〕 全身を貫かれても、 その声が変わらねェか試してみたくなりやした。 〔次は、両肩を貫く。〕 | |
2006/09/24 09:57:07 |
墓守 ユージーン げほつ.....。 〔血が再度胸元を濡らす。 が、哂う事は止めずに。〕 裏切り者は誰か話してくれやスかい。 | |
2006/09/24 09:59:18 |
見習い看護婦 ニーナ 悪趣味なことだ。 [視界の端に、ふり返るハーヴェイの姿] それを言わないことが私の役目のひとつ。 | |
2006/09/24 10:02:17 |
書生 ハーヴェイ な…! [ユージーンの行動を目に留め、慌てて起き上がり駆け寄る。 起きたばかりなのでまだ、体が軋み頭は痛むが] 刃のおっさん! 何を── ──血、が…! [近くで見れば二人ともその身を赤く染めており。 ユージーンの胸元がさらに赤色の液体を被れば動きを止めようとする。] | |
2006/09/24 10:02:32 |
墓守 ユージーン ああ、お寝坊な旦那な事で。 お嬢ちゃん。 なら瀕死か、またはバラして、「悪夢の怪物」に喰わせやしょうか。死神は死神を殺せねェ。 多種族でさえ、殺す事は出来ねェ。そう、消滅を為す事以外は。 バラしちまえば…微塵にしちまえば、 ここで何年も復元の時間を待つ事も出来ねェでしょうや。 | |
2006/09/24 10:11:06 |
墓守 ユージーン お嬢ちゃんをバラす....殺しちまえば、 一人は裏切り者が居なくなるってェ話だ。 覚悟が出来ているなら、早い。 ────と言いたいところだが。 リリム・ネヴァンに引渡しちまったら、どうなりやスかね。 | |
2006/09/24 10:13:07 |
書生 ハーヴェイ …なんで… [意識が飛んでいた間の事は分かっているはずだが、理解しようとせず。] …兎に角、これ以上やったらほんま洒落に成らん。 バラすなんて以ての外や。 悪いけど止めさしてもらうで。 [ユージーンを拘束しようと、ジャッ、と音を立てチェーンを手に取る。] | |
2006/09/24 10:14:14 |
見習い看護婦 ニーナ …つくづく暢気なものだな、ハーヴェイ。 「バラす」ことを殺す、と言うんじゃないのか?お前たちは。復元には何年も、何年もかかるだろう。 …ネヴァン様のことなど私は知らない。 | |
2006/09/24 10:17:47 |
書生 ハーヴェイ [自らの立てたチェーンの音に反応し身を強張らせ。 目がほの暗く染まる。] …違う。 違う違う違う違う違う違う違う違う!! [目を瞑り頭を強く振り。] わいは…これで人なんて打たん…! [見開いた目には影は無く。 息を吐く。] [ニーナに寂しげな目線を送る。] …。 [再びチェーンを、今度は二人を拘束しようと送る。] | |
2006/09/24 10:25:35 |
墓守 ユージーン そんな事だけ詳しいンでスかい。 そちらさん、 失敗しちまったら、ジャヒーには始末されるでしょうや。 ───その前に、ネヴァンに引き渡して利用させてもらいまさ。おっと、自害や怪物の餌食にゃあさせやせん。 ハーヴェイの旦那、これだけで終わりやスんで。 後はニーナのお嬢ちゃんを拘束してやって下せェ。 〔ニーナの両手首を針が貫き。 両肩から、ニーナの腕を断ち切ろうと長細い刃を振るわれ…〕 | |
2006/09/24 10:26:16 |
書生 ハーヴェイ [針がニーナの手首を貫通する様を見、顔を歪め。 送るチェーンのスピードを増し、ニーナに覆いかぶさるようにして、腕を狙う刃を弾こうとする。] [同時に、ユージーンの動きを止めようと。 チェーンはユージーンの腕を狙う。] | |
2006/09/24 10:31:15 |
見習い看護婦 ニーナ やけに「殺す」と口走りたがる奴は幾らも居る。 ネヴァン様になど引き渡せば、まして利用されるような事があればジャヒー様はお怒りになるだろう。自分の手駒がことを果たせず、ほかの手に渡るとなれば。 そうしてジャヒー様を悲しませるくらいならば… …っ [手首を貫かれて言葉が途切れ ハーヴェイのすることに、眼を丸くして] | |
2006/09/24 10:32:39 |
墓守 ユージーン 〔チェーンを避けつ振るうも、ニーナの片方の肩へ半ばまで喰い込んだところで、チェーンに妨害された。〕 シッ....邪魔しやスかい。 〔ならばと、ニーナの体を貫いた針を元の無骨な刃へと戻し、 縦横にニーナの体を斬ろうと。〕 放っちまえば自ら怪物に喰われに行くでしょうや。 そうなる前に....!! | |
2006/09/24 10:37:08 |
書生 ハーヴェイ [チェーンをさらに増す。 ニーナをほぼ完全に覆い尽くすように。] …わいが、…捕まえとく。 それならええやろ? | |
2006/09/24 10:41:35 |
見習い看護婦 ニーナ [体に刺さった針が、刃へとかたちを変える。 咄嗟に自ら腕を引いて体を引ききって 片腕、拘束を脱する。 チェーンの下で、かつて弾き飛ばされた己の鎌に手を伸ばし] | |
2006/09/24 10:51:42 |
墓守 ユージーン 旦那が? ……甘い坊ちゃんに出来やスかい。 〔みちみちとニーナの肩口の肉を押し広げながら。〕 本当に止めてェんなら、アッシを昏倒させるべきでした。 〔頸、腹部、両手首の針はそのままに。〕 | |
2006/09/24 10:54:43 |
書生 ハーヴェイ [ニーナを覆っているチェーンを、 ニーナの手首足首、胴と首を地面に縫いつけようと動かす。 チェーンの下のニーナに寂しげに] …ニーナ。 頼むから、動かんでくれ… | |
2006/09/24 10:59:27 |
墓守 ユージーン ..........。 | |
2006/09/24 11:01:23 |
見習い看護婦 ニーナ ……甘い坊ちゃん。 [つい、ユージーンの言葉が口をついて出る。 鎌を掴むも動きは止められて] | |
2006/09/24 11:01:43 |
墓守 ユージーン 〔とまれ、刃達を引き抜く事はしてないものの、動きは止まり。 無言のままにハーヴェイの真意を計るかのように、 光を反射しない黒い眼を、狒狒の顔の奥より向ける。〕 | |
2006/09/24 11:03:57 |
書生 ハーヴェイ [ぽつりと] そうや。 「甘い」から。 …誰も傷つかなきゃええて。 思うとるだけや。 悪いな。 [誰に言うでもなく。] | |
2006/09/24 11:06:11 |
墓守 ユージーン 傷つかず手にいれらるもンてのは、何でスかい。 〔言いつつもニーナを貫いていた針...刃達を全て引き抜く。 キュラキュラという音が短時間だけして、 そして聞こえなくなった。〕 | |
2006/09/24 11:12:06 |
見習い看護婦 ニーナ [失血でずるずると意識が失われていく] …馬鹿が。 | |
2006/09/24 11:12:49 |
墓守 ユージーン 〔こぷり。 胸元をもう一度濡らして、ゆっくりとくずおれる。〕 | |
2006/09/24 11:14:08 |
書生 ハーヴェイ [ニーナを地面に縫い付けたのを見ると、チェーンを動かし。 仰向けに、楽な姿勢にさせる。 その代わり、チェーンのある所には一切の余裕も持たせず。 余ったチェーンを手元に戻し] …手に入るもんなんて、知らん。 傷つける事よりも。 何もせん事よりも。 傷つかせん事がマシや思とるだけや。 | |
2006/09/24 11:17:38 |
書生 ハーヴェイ [何かを思い出したのか歯を食いしばると] …せやから。わいはま── ──刃のおっさん…!? [ユージーンに駆け寄る。] | |
2006/09/24 11:21:51 |
墓守 ユージーン へっ、分からない論で。 とまれ、任せやした.......。 〔呟くように微かな声で。意識が途切れる。〕 | |
2006/09/24 11:24:09 |
書生 ハーヴェイ [地面に倒れこみそうになるユージーンを支え、周りを見回す。] | |
2006/09/24 11:27:21 |
見習い看護婦 ニーナ …。 [ジャリ、と小さくチェーンを鳴らしただけで 鎌を握りしめたままの手を垂らし、*目を閉じた。*] | |
2006/09/24 11:35:53 |
墓守 ユージーン 〔前後不覚の休眠状態に*陥っている。*〕 | |
2006/09/24 11:42:07 |
書生 ハーヴェイ [見回せばシャーロットも倒れているのが目に入り。 溜息を漏らすと少し落ち着いたようで] …はぁ。 しゃーない、運んだるか。 [まずユージーンを抱え、見えた柱の横の壁に寄りかからせる。 次いでシャーロットも。 小さくチェーンがなるのを聞き振り返ると、 ニーナはチェーンに身を拘束されたまま目を瞑っており。 眉を顰めやや考え込むが、チェーンの拘束を手足だけにすると抱きかかえ、 ユージーン達とは違う柱の横の壁に、同じ様に寄りかからせる。 手足のチェーンの間にチェーンを一本渡し、ある程度動きを制限させる事に。 何かあった時は、このチェーンを短くすれば動きを止める事も可能だろう。] | |
2006/09/24 11:49:18 |
書生 ハーヴェイ 強がりで。背伸びして。生意気な。 …何時もの嬢ちゃんと、違うんか?ニーナ。 ジャヒーに…なんか、されたんか? [答えは無いだろうと思いつつ。 複雑な顔付きでそっと頭を撫でる。] [自ら出したニーナを拘束する為のチェーンが、 手同士足同士それぞれを繋ぐのを恨めしそうに眺めていたが、 やがて首をゆるく振り顔を上げ、改めて周りを見回す。] 封印されたもんが集まる此処は、一体…何処なんやろなぁ。 [そう独り言つとニーナの寄りかかる壁の上へ跳び上がり。 腰掛け足をぶらつかせ遠くを、足元の隊員達を交互に眺めつつ*思案にふける。*] | |
2006/09/24 12:07:33 |
農夫 グレン [遠くの方から悲鳴が聞こえる。] これは…ステフ!? [急いでその声の方へ駆ける。しばらくすると、 男たちに服を剥ぎ取られ泣き叫ぶ女性の姿。] | |
2006/09/24 18:29:28 |
農夫 グレン [フリーセックスは理想ではあるが理想に過ぎなかった。 愛した女性が、目の前で犯されるのには、”人間として” 耐えることはできなかった。] よくも…よくもみんなを!ステフを!許さない!! [暴漢らは手に手に鉄パイプ等を所持している。 こちらには、武器になるようなものはない。 しかし、果敢にも無謀にも暴漢へ挑んでいく。] | |
2006/09/24 18:33:32 |
墓守 ユージーン 〔何時の間にか建物の壁に凭れさせられている事に気づき。 暫しして口を開く。〕 .....捨ておけばイイもンを。そのうちに寝首をかかれやスぜ。 〔哂いを含ませ、低い呟くような声。〕 どう見たっても、ジャヒーに何かされたというよりは.... 普段のお嬢ちゃんのまンまにしか見えやせん。 リリム・ジャヒー。 夜の騎士には否定的立場をとっているリリムでシたか。 〔足をぶらつかせるハーヴェイを見上げるように、 狒狒の頭を傾け〕 ........。 〔じくりと刺す痛みに再び眼を瞑る。〕 | |
2006/09/24 18:49:39 |
農夫 グレン [暴漢に一撃、二撃…袋叩きにされる。 骨が折れ、肉は腫れ、グレンではない何かの塊のよう。] 許さない…許さない…。 [―機雷が、出た。爆発によって、ステフを助けることが] | |
2006/09/24 20:20:52 |
農夫 グレン 嘘だ | |
2006/09/24 20:21:09 |
農夫 グレン あの日、ボクはステフを助けることができず、 暴漢らに殺されたんだよねー………。 当然、LOVE&PEACEも具現化なんてできるはずもなく。 だから、これは――嘘だ。 | |
2006/09/24 20:23:11 |
村長の娘 シャーロット [壁に凭れ掛かりながら意識はまだ戻らない 久々に見る夢は悪夢? 小さく身動ぎをして声を上げる] …駄目―――…。 | |
2006/09/24 21:55:09 |
村長 アーノルド [壁の前に目隠しされた男が立っている。 今にも雨の降りそうなどんよりとした空。 湿った冷たい空気。 緊張した面持ちの新兵達が銃を構える。] | |
2006/09/24 21:57:22 |
墓守 ユージーン 〔雪のように上空から舞い降りる燐光は、 建物とその前の広場...光の柱を二本包む。 夜の騎士達の体にも舞い降りれば、仄かに光らせて。 そして消ゆる。 裏切り者、そうでないもの、 それらの区別なく。 みな平等であるかのように。何も変わらぬかのように。 ただ、青白い燐光が降る。〕 とまれ、停滞空間でも迷夢の森でもない事は確かで。 でスが悪夢や怪物が出てくるのを見れば、 ここはまだ、迷夢のどこかの空間なンでシょう。 へっ、しかし可笑しなもンで。ここだけ冥界の魂の木の雰囲気を思わせるなンて。女神のご加護でもありやすかね。 〔眼を瞑ったまま呟く。〕 | |
2006/09/24 22:01:43 |
見習い看護婦 ニーナ [静かに目を閉じて ハーヴェイの言葉にも、ユージーンの言葉にも答えることなくじっと傷をいやそうとしている。] | |
2006/09/24 22:03:29 |
踊り子 キャロル ――リュシアン。 [名を呼べば、あの子は微笑むだろうか。 淡い色合いの金髪、白く秀麗な顔立ち。 無意味な生の中で、唯一意味を見出せた存在。] 『母上』 [小さな唇が紡いで。両手を広げる。 愛しい我が子。 手を伸ばし、柔らかな頬に、触れようと――] | |
2006/09/24 22:19:05 |
墓守 ユージーン 〔微かな拒絶の声にシャーロットの方を薄目を開けて見て。 再度眼を閉じて沈黙。〕 | |
2006/09/24 22:25:19 |
村長 アーノルド [そして、一斉射撃の銃声が轟く。] | |
2006/09/24 22:25:46 |
踊り子 キャロル [――ごろり。 触れようとした頭が地に落ちる。] ぁ…… [血溜まりの中で見開かれる、ガラス玉のような蒼い瞳。] ぁあ…… [泣き叫ぶ少年。 押さえつける男たちの腕は無慈悲。 駆け寄りたくとも、手足に掛けられた枷は外すこともできず。 無情な刃が、その細い首に当てられる。] 離して!!リュシアンを離して!! いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!! あの子を返してぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!! | |
2006/09/24 22:26:01 |
村長の娘 シャーロット …――駄目…っ [再び呟くと同時に身を起そうとする 自分の寝言で目が覚めたのだろうか 動こうとすると身体中を激痛が走り眉を顰めて小さく唸った 頭も痛い また壁へと凭れ掛かると大きく息を吐く 周囲を見回せば他の3人ともが居て あれからどうなったのか、想像がつかず ただユージーンやニーナへと面を向けて] | |
2006/09/24 22:30:44 |
見習い看護婦 ニーナ [腕を動かし、拘束された手で口元を拭う 出血は止まったものの、傷口はまだ塞がりそうには無い。 シャーロットに目を向けて逸らした] | |
2006/09/24 22:33:03 |
双子 リック 寄越せ… 寄越せ… [彼等の声は鼓膜を震わせ別の声に聴こえ――] | |
2006/09/24 22:33:23 |
村長 アーノルド [──冬。 その病み衰えたドイツ人は、私に銃を託した。] 「大事に扱ってやれば良く働く奴だ。持って行け」 [彼はそこで歪んだ笑いを浮かべた。誰かがここから生きて出なければならないのだと。] | |
2006/09/24 22:34:49 |
逃亡者 カミーラ | |
2006/09/24 22:34:59 |
墓守 ユージーン 〔狒狒の仮面を俯かせたまま。 壁にぐったりした様で凭れ掛けられて休眠している。 腹辺りにじっとりと血が滲んでいる。 それらは既に乾いていたが。 全身にシャーロットの白刃やニーナの模造刃による傷と服の破れ。胸元の火傷は癒えつつはある。〕 | |
2006/09/24 22:39:48 |
村長の娘 シャーロット [ニーナが動かないのを見れば動ける状況じゃないのかと判断 自分も傷の回復に専念しなければ、と思い呼吸を整えながら瞑目 あの時怒りで我を忘れてしまっただなんて 其の事を思い出せば眉を寄せる でも今は何も考えずに休眠を取ろうと] | |
2006/09/24 22:47:06 |
見習い看護婦 ニーナ ………。 [手足を括ったチェーンをじゃらり、と鳴らした。 目の前に掲げ見て呟く] 自分たちにとっての裏切り者を、始末するでも無く、利用するでもなく捕らえておく…甘いことだ。 本当に。 だから…甘く見られて標的にされる。 | |
2006/09/24 22:50:30 |
墓守 ユージーン 〔全ての音を意識の外側に流して。休眠中。〕 | |
2006/09/24 22:54:58 |
村長の娘 シャーロット [ニーナの呟きが聞えてしまう 休眠を邪魔されるような気分で目は伏せたまま 少しイラついたような口調で呟く] …余力があれば、始末してるわ。 『それに動けない相手に… でも、それでも、相手は、裏切り者』 [小さく息を吐く 迷っているのだろうか ユージーンの刃により 切り刻まれた身体の傷を癒すにはまだ時間がかかるだろう 炎を作り出すくらいの気力は戻ってきただろうか] | |
2006/09/24 22:59:47 |