村長の娘 シャーロット 団長っ!! [最後に見えたのはアーノルドの表情 徐々に閉じられていく視界 次に視界が開けた先は―――暗澹の空間 周囲を照らそうとランタンを掲げる けれど視界は開ける事は無く、ただ薄暗く ランタンの炎と自分の影のみが何処かへと伸びて ぞくりと嫌な予感、嫌な感覚が駆ける] ここは―――…? | |
2006/09/21 00:53:55 |
墓守 ユージーン ─ 迷夢空間 ─ ...........。 〔額に手をあてる。思考が鈍く、にこりがある。〕 一体何が起こりやがったン.... 〔暗褐色の空間。 不気味に漂う霧。 黒、灰、茶、群青、深緑、蛍光色、紫、赤、黄、…ありとあらゆる色の霧が辺りを覆い尽くす。 そしてそれが混沌とした闇の中から霧に紛れて現れた。 燃え盛る紅い紅い炎の塊。轟轟と鳴り響く大車輪に似た丸いカタチ。炎の中には真っ暗闇のような人影の姿が揺らめき、怨嗟と呪詛の声をあげながら、蠢いている。それは蠢きながら、炎の弾を辺り一面へ向けて発射する。その複数の炎が目前に迫った。〕 〔憎しみの声、世への恨みの声、怒りの声、絶たれた声。 ───────────それはまさに呪歌だった。〕 | |
2006/09/21 01:29:45 |
墓守 ユージーン 〔咄嗟に左手で炎を受け、地面に右手をつくと、 体や足を捻らせ折り曲げ、他の炎の弾を避ける。 地面に擦りつけるようにして炎を消すと、目の前の異体を見た。腕がブスブスと黒い煙をあげる。まだ、炎が身を灼いているように思われた。〕 ............。 〔ぺろりと唇を舐める。〕 | |
2006/09/21 01:29:50 |
村長の娘 シャーロット ― 迷夢空間 ― [ランタンの炎に暗澹色の霧が照らされる ふわりと炎を分けてもその霧は掃えず 眉を顰め―――] ――っ!? [不意にぶわぁと視界が霧で塞がれる 視界が開けた場所には、其処には] …刃?…と――――、 [目の前に居るのは炎、聞えるのは呪歌 ゆるりと首を振り両手で顔を庇うように ガランと音を立ててランタンが落ちる] …―――っ、 | |
2006/09/21 01:42:53 |
村長の娘 シャーロット っいやあああああああぁあああああ!!!! [暗澹の空間に声が響く] | |
2006/09/21 01:43:09 |
墓守 ユージーン こいつァ、いい。 迷夢の森の化物でスかい。 〔言って、思考のにこりの中に胸を貫かれた記憶が蘇った。 白い霧に包まれながら、胸を刺され、身を削がれ、蟲に体を喰まれ、生きながら貪られるおぞましい経験の悪夢と........真っ直ぐに胸を貫かれ、封印の半透明な結晶体を見たような。〕 シッ....アッシとした事が。 イヤ、なら封印されたンじゃあ......。 ここは迷夢の森........にしか見えねェってのに、 〔後ろで何かが倒れた音。 シャーロットを振り返ると、熱気が背に迫る。 シャーロットをも飲み込もうと、巨大な炎の弾が一つ発射された。〕 | |
2006/09/21 01:48:53 |
墓守 ユージーン 叫んでると殺されますゼ! 〔そう叫び、ゴロリと転がって避ける。〕 | |
2006/09/21 01:49:53 |
双子 リック [キャロルの様子に憂いを帯びた眸はぱちりと瞬き、 口を開こうとした時には、 不気味に眸を輝かせる無数の魔が此方へと、 飛び掛って来るのに慌ててオカリナを大鎌に戻し、 一体をなぎ払うも其の数に気付き眉根を寄せる。] 数が多過ぎる… [横合いから飛び出してきた二体目を、 振り下ろした大鎌で真っ二つにして、 キャロルへと声をかける。] みんなと合流しましょう。 | |
(2006/09/21 01:51:46、双子 リックにより削除) |
墓守 ユージーン 〔シャーロットも当然避けるものだと思っており、 敵を見据え、口角を吊り上げた。〕 | |
2006/09/21 01:51:35 |
村長の娘 シャーロット ――っ! [炎の轟と言う音に振り返れば其れが間近に 悪 夢 が甦る 何とかしないと、逃げないとと焦るように それでも身体が動かない] …いや… [無意識に一歩後ずさればランタンを踏み 其れに足を滑らせて転倒すれば頭の上を炎が行き過ぎる その衝撃で仮面が外れ、焼け跡の浮上る顔が露になり ユージーンの声にはっとするように身を起す ランタンを拾い上げ、握り締めた] …いや…、殺されるのは、いや…! | |
2006/09/21 02:05:02 |
墓守 ユージーン 〔シャーロットの叫びに哄笑をあげる。〕 ヒハハハハハハ! 殺されたくねェなら、殺しちまいな。 相手を粉微塵に粉砕しちまうとイイ。 さてこいつァ、アッシを熱くさせてくれるンでスかい。 ────火花みてェに弾けてェんだ。 ずっとずっとずっと.......生きていた時から、ずっとな! 〔鋏を振るい、長細い刃...そう、刀に剣に傍目には見えるだろう...をゆらりと中段から下段へとさげ持つと、一歩前に踏み出す。 幾十もの刃が、普段よりも体との距離を開けて、ゆっくりと旋回し始めた。無骨な三角形を反らしたような形の幅広い刃は、一瞬でかき消えた。 異様なキュルキュルキュルという音だけが辺りに響き渡る。〕 | |
2006/09/21 02:13:39 |
村長の娘 シャーロット 二度と、 貴方達みたいな、 卑怯な人たちなんかに、 [ゆらりと髪が揺れ、ランタンの先からは白刃が漏れ出す 幾つも幾つも漏れ出してくるそれは、ゆらりゆらりと重なって] 殺される、ものですか――! [炎を見据え、其の中に蠢く人影を見据える 瞳には憎悪が篭っている ユージーンの哄笑にはただ静かに静かに声を返し首を傾げた] そうね?罪を犯した者が償いをするのは当然の事。 それは世の常―――。 | |
2006/09/21 02:18:39 |
墓守 ユージーン 〔シャーロットの焼け跡を見ても何を言うでもなく、 目の前の敵を愉しむかのように。 左手を広げて、距離を隔てた相手を掴むように小指と薬指を軽く曲げた。 極近距離から、木を切り倒した時と違うS字に組み合わされていない、基本的な1つだけの刃達が姿を現し、中の人影達を横から貫通しようという動き。〕 〔それは一度きりの動きで、 狒狒の面はシャーロットへと首を傾けた。〕 償いでスかい。 こりゃあまた。 〔炎が吐き出されたので、シャーロットから距離をとるように別の場所へと跳躍。〕 ─────それが世の常だと信じきってるンなら、 お目出度い事だ。 | |
2006/09/21 02:31:18 |
村長の娘 シャーロット 火花みたいに弾けたいなら、 炎の中に入れば良いかもしれないわよ? [大きな一枚の刃になった白刃を操る ぐいと棒を振るいながら その白刃は炎の中央へと駆ける 更に小さな白刃を幾つも繰り出せばそれはぐるぐると舞いながら 炎に穴を開けるように舞い踊る白刃が突入し、 其の穴を通るように大きな白刃が追いかける 人影の一つ、頭を弾けさせた 炎が吐き出されれば白刃をまるでブーメランの様に呼び戻し 自分の前に突き立てて炎を散らさせる ユージーンの声が聞えれば其方を睨み] …お目出度い? | |
2006/09/21 02:37:16 |
墓守 ユージーン 〔哄笑。明らかに嘲りの色を含んでいる。〕 殺し合いさ。 炎で弾けられやしねェ。 どちらかが強いか、高い場所まで連れてって。 相手かおれか、命を燃やし尽くすンさ…───。 それだけありゃあ、アッシは.......。 〔恍惚とした響きが声に含まれた。〕 〔先の無骨な刃と、シャーロットの白く輝く刃によって 残すはあと… 〕 あぁ、お目出度い。 世の常なンて、思わねェ。 生きるために罪を犯し、世を治めるために罪を犯し、 そんな奴ラで溢れかえってる世の中だ。 ────誰が償いをしていやすか? | |
2006/09/21 02:46:26 |
村長の娘 シャーロット 殺し合い…。前にも聞いた言葉ね。 一方的な殺しじゃないだけまだマシなのかしら。 それでも誰かを殺すのは罪だわ。 [ふわりと髪をかきあげる また棒を振るえば突き立てられた白刃は浮かぶ 見据えた炎は先程よりも小さくなっている] 罪を犯さずに生きれば良いわ。 罪を犯さずに世を治めれば良いわ。 溢れかえる世の中が間違っている。 償いをしていないのなら、させれば良い。 人間界に干渉する事が禁じられていなければ…。 [炎を見据える瞳には矢張り憎悪 その白刃を憎しみをぶつける様に振り上げ放つ] | |
2006/09/21 03:00:41 |
墓守 ユージーン ハハハァ、シャーロットのお嬢ちゃん。 アンタ、悪鬼の顔になってやスぜ。 我はリリム・ネヴァンの騎士。 反逆者狩りと言ったってェ、全然罪らしきものを犯してない死神を狩った事、そちらさんもおありでしょうよ。盲目的に、リリムの命令とやらに従って、それとも気づこうともしていやせンで? 〔既に「悪夢の怪物」に対する興味は薄れ始め、 目の前の焼け跡残るシャーロットを舐めるように見つめ。〕 人間に化けりゃあ干渉くらいは出来やしょうよ。 償いでスかい。 その償いとやらは、お嬢ちゃんの場合、 罪人を殺す事にあたるように思えるのは、アッシの気のせいでスかい。 〔シャーロットの白刃は、 人影の頭を貫き、ますます炎は小さくなる。〕 | |
2006/09/21 03:12:30 |
墓守 ユージーン しかし、けったいな化物だ。 都合イイ体をしてるとは言い難ェ。 何の悪夢なンだい。 | |
2006/09/21 03:13:54 |
墓守 ユージーン なァ、お嬢ちゃん。 綺麗な水じゃあ魚は生きれやせんぜ。 | |
2006/09/21 03:17:43 |
村長の娘 シャーロット [悪鬼と言われれば片手で顔を覆う 指の間からユージーンを睨む] …無いわ。 私が封印してきた死神は、封印をされるような事をしたから。 だから封印をされた。それだけ。 [見詰められれば落とした仮面を探すように足元を見る けれど霧は濃く見当たらず、傷跡も浮んだまま] あたってなんて、ないわ。罪人は罪人だもの。 | |
2006/09/21 03:27:30 |
村長の娘 シャーロット あの悪夢は――― | |
2006/09/21 03:27:42 |
村長の娘 シャーロット 私の――― [小さくなる炎を見据える 其処に見える人影は嘗ての友人のような気がして為らない 小さくなる炎は最後の力を振り絞るのか 其の身を大きく弾けさせ、炎が撒き散らされる 呪歌が最後に一際、大きく大きくなった] | |
2006/09/21 03:29:01 |
墓守 ユージーン 〔嘲笑うかのような忍び晒いを洩らし、 指の間から覗き込む目を、光が反射しない黒い眼で見つめ、一歩一歩と歩く。 手から垂らした長細い刃はそのままに。〕 〔足先に仮面があたれば、 ゆっくりした緩慢な動作で拾いあげ〕 私の――――何でスかい? 〔呪歌は聞こえど真っ直ぐに見つめたまま。 狂いそうになってもおかしくない程、感情は込められているだろうに、それすら凪であるかのように。〕 | |
2006/09/21 03:39:10 |
村長の娘 シャーロット 私の――、 【 nightmare 】 [言葉と同時に大きな白刃を傍に突き立て炎を散らして 大きくなった呪歌にゆっくりと耳を塞ぎ 白刃の影に隠れるように膝を折る] あれは友達――ううん、友達だと思ってた人の声 いや、聞きたくない、あんな声なんて …どうして――、どうして刃は平気なの!? あんなあんな……声、あんな風に醜い、あんな風に嫌な! | |
2006/09/21 03:47:41 |
墓守 ユージーン さァてね。 醜いもンはよく見てきやしたし、醜女と寝た事がありゃあ醜男と寝た事もありまさ。 ...........。 〔シャーロットの傍らに立つ〕 へへっ、よくは分かりやせんが、そいつァ本当に友達だったンで? | |
2006/09/21 03:58:40 |
村長の娘 シャーロット …頭が痛い。刃が解らないわ。 [耳を塞いでも呪歌は聞える 顔を俯かせたまま呟く] …違う。あんな人、友達なんかじゃない。 殺されたもの。 顔も焼かれたわ、喉も潰されたわ。 おかげで、もう、歌えない。 ステージにも立てない。 歌を返して。……返してよ。 | |
2006/09/21 04:07:40 |
墓守 ユージーン お嬢ちゃんにとっちゃあ苦しい事で、 アッシにとっちゃあどうでもいい事で。 〔耳を防げば、ただ見下ろす。〕 殺して心も晴れたでしょうや。 何時までも、返して返してと五月蝿い嬢だ。 歌を歌やァいいでシょう。 そちらさんは死神だ。ステージとやらも無縁デしょう。 だが歌っちゃならねェ言われはねェ。 | |
2006/09/21 04:15:06 |
墓守 ユージーン しっかし、何時まで呪且が響くンだ。 | |
2006/09/21 04:17:29 |
村長の娘 シャーロット 歌えるなら歌ってるわ! [ユージーンを見上げて叫ぶ その手に仮面があるのに気付き軽く睨んで] …心が晴れたなら、こんな顔は、してない。 五月蝿いのなら放っておけば良いじゃない。 それと…それを、返して。 | |
2006/09/21 04:20:04 |
墓守 ユージーン 〔ならばと嘲笑を浴びせ、 シャーロットの喉元に刃の切っ先を*つきつけた。*〕 なら、戦ってもらいやしょうか。 | |
2006/09/21 04:23:20 |
村長の娘 シャーロット [突きつけられた切っ先に 顔の焼け跡はより色濃くなって] …イイ殺し合いをって、奴かしら。 女の子の弱みに付け込むなんて、最低ね。 [軽く睨みながらその刃を指で*掴んで*] 隊長のお許しがでればね? | |
2006/09/21 04:34:39 |
踊り子 キャロル [疾駆しながら、そこかしこで上がる爆音。 門へと駆け抜ける瞬間、こちらを見つめるカミーラと一瞬だけ視線が交錯する。 表情のないその顔からは何も読み取れず。 門へと到達し、振り返ると絵の具を出鱈目に吹き付けたような色彩の世界。] 全然美しくないわ。 駄目ね。 [ぱしりと閉じた扇子が手のひらを打った] | |
(2006/09/21 09:30:54、踊り子 キャロルにより削除) |
墓守 ユージーン そういう事で。 隊長殿のお許しの前にここにゃ居やせんよ。 それとも、この仮面を壊しゃあ戦ってくれるンで? 〔仮面下で薄い哂いを浮かべて。 指を傷つけるように刃を引き抜く。 眩暈がするような混沌とした色彩の霧は既に晴れていた。 仮面を懐に入れ、大上段から振り被ろうとした時、 後ろから刃を掴まれたような感触。〕 | |
2006/09/21 11:01:03 |
逃亡者 カミーラ キャロルには、周囲からの静止や協力があった。 刃の性質を考慮して判断する事もせず「不意をついて」封印した。 理解されず封印された刃も愚かだろうが──。 仲間に対してやられてやり返すのが、当然とは理解出来ない。 | |
(2006/09/21 11:02:57、逃亡者 カミーラにより削除) |
墓守 ユージーン 〔足元の感覚が、でこぼことしたようなものとなり、 掴まれた切っ先を断ち切るように動かせば、 どろりとした黒い液体のようなものが後ろにビチャリと落ちる。 ここら一帯が、 色彩のない暗褐色の死者の骨で埋め尽くされている。 空が眼に映れば、呪詛と怨嗟が凝り固まり雲となったような、どろつく僅かに渦まくような蠢き。〕 | |
2006/09/21 11:07:28 |
墓守 ユージーン 〔骸骨の武者達に何時の間にか囲まれていた。 いや武者達というだけではない。そこには女子供も含まれよう。〕 ああ、こいつァ。 アッシの悪夢でスかい。 餓鬼ン頃の姿と記憶に戻らされて、 一方的に抉られてやがったが、 この姿なら負けやせん。 さっきのお返しでもしやしょうか。 | |
2006/09/21 11:15:21 |
墓守 ユージーン 〔一合の元に、近づいた子供の骸骨を切り伏せた。 二合目には、剣を持つ男の首を刎ね。 死者の群れの只中へと*突き進んでいく。* 生前出会ったであろう剣豪との剣戟の響き。 服の胸元が僅か切り裂かれ、シャーロットの面が顔を覗かせた。〕 | |
2006/09/21 11:34:55 |
双子 リック 初めて会ったのはシャルがまだ隊に来る前だったね。 僕が歌声を聴いてしまって… | |
2006/09/21 14:39:33 |
双子 リック いつの間にかシャルが歌って、僕がこうしてオカリナを吹いて。 シャルが隊へ来た時は驚いたけどそれからも変わらなかったのにね。 最後にシャルの歌を聴いた時も――さっきまで、此処から帰ったらまた近い内にシャルと一緒にいつもの場所で会えるんだと思ってた。 | |
2006/09/21 14:48:34 |
村長 アーノルド だが、だが、私はその何倍も卑劣な策略が、国家の安寧の下に行われたことを知っている。 愛国と平和の美名の下に、人は容易く人間を遣い捨てる。 そこでは人命は数量の多寡の問題でしかなく、ゲームの駒と何ら変わることはない。 | |
2006/09/21 14:53:39 |
双子 リック 刃さんはキャロルさんを疑って斬りかかった。 止めようとした僕のせいで結局は刃さんが封印されてしまったけれど。 [長い睫はぱちりと瞬く。] 騒ぎの間にシャルはみんなの前で消えた。 ――誰かに消された。 本当に裏切り者が… | |
2006/09/21 15:08:07 |
墓守 ユージーン 懐かしい。 何もかも、懐かしい。 〔タンと一回転。 まるで舞うように複数の死者の胴を薙ぐ。 低い位置から足払いをかけ、倒れた死者の頭蓋骨を砕く。〕 | |
2006/09/21 15:38:55 |
村長の娘 シャーロット [指先に痛みを感じ手を引く 血が滲むのに気付けば口に含む 霧と共に頭が割れる様な呪歌も消えている] …仮面を返しなさい。 [顔の傷跡がざわめく様に揺れ言葉は静かに 振りかぶられた刃を受止めるべく棒を頭上へと けれど振り下ろされなかったそれに眉を寄せる 周囲の様子に気付けば立ち上がりランタンをすうと構えた] 貴方の悪夢? [一歩足を踏めばパキリと骨の砕ける音] | |
2006/09/21 15:51:35 |
墓守 ユージーン シッ! 〔死者のねじくれた手が足首を握り締め、引っ張る。 それは意外にも力が強く、バランスを崩した。 バランスを崩すままに、地面へと自分から倒れ、左手をつくと死者へ回り込むように動き、ここぞとばかりに襲いかかる死者の群れの胴や頭を両足で蹴りつけ、細長い刃を振るう。〕 さァて。 こンな悪夢なんて見た事ァありやせんが。 「悪夢の素」に見せられた悪夢の光景だ。 〔一瞬出来た間に体勢を立て直し、 いやと軽く頭を振る。その間も何合か剣戟の音がし、〕 人間だった頃は、見たかもしれねェ.....。 悪夢なンてもンは、目覚めちまってたら怖くもねェ! 〔袈裟懸けに目の前の死者の肋骨を断ち切り、 後方の死者の顔へと、柄の切っ先で殴りつけた。〕 | |
2006/09/21 16:00:33 |
村長の娘 シャーロット これが懐かしいなんて…、趣味が悪いわね。 [足場が悪いなと軽く思う 一歩、二歩、確りとした場所を踏み締める 其の隙に襲い来る死者の振り下ろす剣戟を棒で受止め 上へと振り払うように弾く その反動でくるりと棒を回せば頭へとランタンを振り下ろし砕いて 長い棒を振り回すように数体の腹を薙ぎながら] …目覚めたら怖くない、か。 [浮ぶのは自嘲するような笑み 周囲をくるりと薙ぎ払い死者との距離が開いた隙に ランタンからは複数の白刃が躍り出る 幾つかずつが重なればそれは周囲にふわりと漂う] | |
2006/09/21 16:13:22 |
墓守 ユージーン 仮面を返して欲しけりゃあ、もう一度言いやしょう。 戦ってもらえやスかい。 アッシを幾らかでも燃えさせてくれたらお返ししやス。 満足な殺し合いをしてェ........。 火花のように弾けずとも、火花のような殺し合いを。 『リリム・ネヴァンから下達されたものはありやすが....。』 〔最後の言葉だけ、聞き取り難い小さな声で言い。哄笑。〕 こうなっちまったら、構やしねェ! 元より、アッシの力は「刃」! そんな力があるとは思えねェ!! 存分にやりやしょう。 ───────天使戦軍時代のように。 ──────────────そして遥か昔のように。 〔ステップを踏むように、疾さは増して。 長細い刃を子供の死者の眼窩へと突き刺し、向こう側の恐らくは親だと思われる死者の胴を砕く。〕 | |
2006/09/21 16:24:23 |
村長の娘 シャーロット [薙ぎ払っただけでは倒せるはずも無く 起き上がって来る死者にまた棒を構え 近づいて来た死者の胸を突けば振り払い砕き 白刃は死者との剣戟を響かせる ランタンを振り回せばまた骨の砕ける音 ユージーンの声が聞えれば息を吐く 周囲に見える暗澹の空間に一度目を伏せて] ……ここには規則も何も、ないのかしら――。 良いわ、一度なら付き合ってあげる。 貴方を満足させる事が出来るかは解らないけど? [リリムと言う呟きが聞え眉を寄せた 周囲の死者を白刃で制しながらユージーンの動きを見詰める] | |
2006/09/21 16:43:45 |
墓守 ユージーン 〔口元に薄い笑みを浮かべ、 狒狒は周囲の死者を薙ぎ払う。 全身を粉々に砕かなければなるまいか。 まだもわらわらと来る骨や皮ばった死者達の胴を蹴り、頭へ足をかけると、一足先へ跳躍する。〕 とまれ、お前らは地に戻るがイイでスぜ。 〔地へ屈みこむと、消えていた幾十もの刃が姿を現し、〕 【雨垂れ − あまだれ】 〔鉄塊が上空から死者へ降り注ぐ。 鈍く乾いた打撃音を響かせ、無傷な死者達を主に破壊していく。死者の群れに、突破口が見出せた。 先導をというようにシャーロットを見つめる。〕 | |
2006/09/21 16:58:32 |
村長の娘 シャーロット 親を消せば全て崩れるなんて甘い考えだったわね。 [周囲の死者に白刃と、新たに炎を出せば幾体かを燃やし切り裂いて 打撃音にそちらを見れば幾十の鉄塊 視線を送られれば頷いて切開かれた道へと走る 炎をぐるりと回しながら、道に在る死者の破片を退けながら 暫く走れば足元の感触が変わってくる ごつごつとした髑髏は何時の間にか無く 辺りは暗澹とした暗闇で満たされていて] ここは…、先ほどの、場所? ううん、最初に来た場所――― [ランタンの先しか明かりは見えず 後ろを振り返っても其の先は見えない] ――――刃? [彼を呼ぶ声も今は辺りに*響くだけ*] | |
2006/09/21 17:21:44 |
墓守 ユージーン コイツを使ったのも久しぶりで。 〔こんな奴ラのためにと自嘲のように哂うと、 幾十の刃は体の前面に等間隔で旋回し、胸の前で一つになるようにして消えた。 駆けていくシャーロットの*後を追う。*〕 | |
2006/09/21 17:30:14 |
書生 ハーヴェイ [と、ある写真を見て手を止め視線を外す。 やや思案した後] …なぁ、ローズはん。 シャロが封印された事やけど… 何か変やないか? もし、皆が言うように、此処に…その、 「裏切り者」が居るなら。 [手に持つ写真の一番上は、シャーロットが結晶体に包まれ、まさに停滞空間に送られるその瞬間の物。] | |
(2006/09/21 19:50:43、書生 ハーヴェイにより削除) |
墓守 ユージーン ─ 迷夢空間・迷夢の森での廃墟 ─ 〔真っ暗な闇から青白い燐光が空から雪のように舞う。 硬い地面。 二つの大きく揺らめく青白い焔のような光の柱。 柱というよりは、柱の形にように外枠だけの光の揺らめき。 ある程度の範囲に、 その青白い燐光はちらちろと降っていた。 その後ろには見慣れない異国のものなのか、 それとも今まで人間界に存在した事があるのか分からぬ模様様式の建物。中には入れず、古式のピラミッドのように、大きく切り取った褐色の巨石で出来ていた。そこへ燐光が降り積もれば、薄っすらと仄かに光るようで。〕 ............。 〔シャーロットとはぐれた事に、少しの失望を覚えるも、二つの光の柱の間を通り、建物へと近づく。 中には入れないようだ。 少なくとも、刃の眼にはそのように見えたし、見慣れないものだと感じた。他のものの目には、また違うように映るのかもしれないが、他の死神がいない中では差異があるのかどうかも、同じなのかも分かる筈はなく。〕 | |
2006/09/21 21:29:52 |
墓守 ユージーン ─ 迷夢空間・迷夢の森での廃墟 ─ 〔まるで魂の木の燐光のようなさまを思わせた。 戦闘形態を解除し長細い刃を鋏へと戻すと、 巨石を跳躍しながら天辺へと向かう。 一番上には、欠けた四辺の角錐。 四方を見据える眼のようなものが、側面に一つずつついていた。 下方を見下ろすと、黄色い二つの光を持った、 暗褐色…紅と黒の焔…の靄のようなものが、幾つも幾つも漂っている。思念の塊を思わせるが、よくは分からない。〕 〔角錐の上に足だけつけて坐ると、 遥か遠くを見通すようにする。〕 | |
2006/09/21 21:41:11 |
墓守 ユージーン 〔迷夢の森を思わせるものは何もない。 ただ、先程死者の群れを思わせる場所は、上空に白いもやが漂っている。下から見た時には、おどろおどろしい雲が渦巻くような空しか見えなかったというのに。だが、今この天辺より見える空は、先と同じように気持ち悪い色に見え。 赫黒い長く伸びたようなもやが、濃い場所と薄い場所がある。 近くに見える場所で、一点。 空中に浮かぶように赫黒いもやが大きく、そして丸くある場所がある。ぐねぐねと円から、棘がついた触手のようなものが辺りを探るようにしているが、それもふっと掻き消えるように消える。 それらのもや達を、混沌とした、よく判別のつかないものが空すらを覆い尽くした。〕 | |
2006/09/21 22:07:03 |
墓守 ユージーン 〔色が何故か知覚出来ない混沌は、 まぜのように通り過ぎてゆく。 と、先程見えたその触手のようなものは遥か遠くに。 今度は平たい格好で存在している。 混沌が通り抜けていった方向は、 赫黒いもやが濃くなっている。〕 | |
2006/09/21 22:20:21 |
墓守 ユージーン ─ 迷夢の森での廃墟・天辺 ─ 〔瓢箪を手にとると、唇を湿らすように一口。 霧と靄だけの空間にすら思えてくる。 瓢箪の蓋をし、 ふと空から降る雪のような燐光が、瓢箪や自分をも仄かに光らせている事に気づいた。 そういえば、混沌は青白い燐光が降り積もるこちら一帯には近づいては来なかったが、それは偶然なのだろうか。 混沌に意志があればの話だが、最初からこの場所を迂回するような動きをしていたようにも思えた。〕 | |
2006/09/21 22:32:20 |
墓守 ユージーン ─ 迷夢の森での廃墟・天辺 ─ まるで、雪だ......。 〔燐光が降り積もり、光が消えていく上にまた降り。 角錐から一段降り、 狒狒人は巨石へと腰を降ろすと*遠くを眺めた。*〕 | |
2006/09/21 22:37:58 |
墓守 ユージーン 〔シャーロットの仮面を懐から取り出し、 表裏とひっくり返したりしつつ*弄う。*〕 | |
2006/09/21 22:43:40 |
村長 アーノルド 真実を知らせるべきだろうか。 ・・・いや。彼らなら気が付くだろう。 気が付く前にそれを知らせるのは・・・・・・ | |
2006/09/21 23:27:34 |
村長 アーノルド 私は間違っているのだろうか。 | |
2006/09/21 23:27:53 |
村長 アーノルド 私に力を。 | |
2006/09/21 23:34:40 |
書生 ハーヴェイ [僅かながら微笑むコーネリアスに安堵の溜息を漏らすが、 その言葉にはっとし] …わい気ぃ抜き過ぎたかな。 部屋には何も無い。霧は入ってこない。外の奴らも入ってこない。 奥に行ってたタイチョーもさっき「特に変わった物はない」言うとった。 …何も無さ過ぎる。 それにカミーラはん、此処空間がまるきり違うんやっけ? …一体何なんや、此処。なんや気分悪なってきたわ… [大げさに舌を出しげ、と不快な顔をしてみせる。] | |
(2006/09/21 23:38:46、書生 ハーヴェイにより削除) |
双子 リック リリム… | |
2006/09/22 00:08:01 |
村長 アーノルド ──救援は期待しない方が良いね。 [大きなあくびをしつつ、手足を伸ばす。] | |
(2006/09/22 00:06:52、村長 アーノルドにより削除) |
墓守 ユージーン ─ 迷夢の森での廃墟・天辺 ─ 何故遥か下ったこの時代に死神として生を受けたンだ。 〔幾らも口にした事がなく、自分を夜の騎士に推薦した死神ぐらいしか知らない事を口にする。〕 夜の女神......。 | |
2006/09/22 00:25:22 |
農夫 グレン ごめんよ。ごめんよ。ごめんよ。ごめんよ。 刃の旦那、ごめんよ。ごめんよ。ごめんよ。 ごめんよ。ごめんよ。ごめんよ。ごめんよ。 シャーロットちゃん。ごめんよ。ごめんよ。ごめんよ。 | |
2006/09/22 00:38:17 |
村長 アーノルド ペネロピ。 私の選択が正しいことを。 | |
2006/09/22 00:42:51 |
農夫 グレン ホント、タチの悪い冗談。ボクはみんなが嫌いじゃないんだ。 むしろスキなんだ。でも、仕方ないんだー。 あの方のために、スキなみんなを犠牲にする…か…。 …ボクにはLOVEとPEACEなんてなかったのかもしれない。 | |
2006/09/22 00:44:06 |
墓守 ユージーン ─ 迷夢の森での廃墟 ─ まァいい。 幾らも変わりはしねェ。 アッシはアッシだ。 〔鋏を手にとり、ブンと一振り。 龍を象り絡みついた模様の柄と、 刀身に文字の篆刻が幾つもなされた長細い刃。 狒狒の面...すっぽりと被るタイプ...の中から見つめる眼は 光を宿す事はない。 跳躍。回転しながら、 タンと動物のように、 迷夢の森では廃墟前となる地面へと降り立つ。 つまりは青白い光の柱より前へ。〕 | |
2006/09/22 00:44:36 |
墓守 ユージーン ─ 迷夢の森での廃墟 ─ 〔刃の体には、まだ燐光の仄かな光が纏いつく。 黄色い光を二つ宿す紅と黒の焔のようなもや。 それを切り伏せる。 刀身の燐光に触れたもやは、 触れた先から蒸気のように消滅した。 何合か切り伏せ、 しかし燐光がなくなると、切り伏せる事は出来ず。 まとわれはしても危害こそはないものの、 もやはもやのまま。 ふと思いつき、光の柱へと刀身を突き刺す。〕 | |
2006/09/22 00:58:22 |
吟遊詩人 コーネリアス …我らは所詮、姫君たちのチェスの駒程度でしかないのでしょうか? それでも、私は…。 | |
2006/09/22 00:59:03 |
農夫 グレン あーそうさ。みんなジャグラーさ。 右手と左手が別々に動くのさ。ボクだってそう。 あの方だってそう。表向きは、友好的に振舞って、 こうしてボクがここにこうしているじゃないかー。 でも、仕方ない。仕方ないんだよね。 | |
2006/09/22 00:59:09 |
双子 リック [グレンの言葉に一拍、瞑目。 目蓋を持ち上げれば真っ直ぐと見つめる。] 僕はこの中にシャルを封印した人が居ると思ってます。 4隊の裏切り者の、アーヴァインさんの、残された情報からそう思います。 | |
(2006/09/22 01:05:37、双子 リックにより削除) |
墓守 ユージーン ─ 迷夢の森での廃墟 ─ 〔 その間にも、 蒸気のように消滅した部分以外のもやは 再度一つのもやとなり、 同じような大きさのもやを形作る。 それを再度幾合か切り伏せ、 同じように戻るのを見、 自らの体の燐光がなくなると纏いつくのを見るが、 何事もないのを感じれば、 疑問を感じつつも手で掴もうとしてみる。 もやは掌の中に少しでも包まれようとはされず、 すり抜け、蒸気は腕に纏いつく。 何も起こらないと思った時だった。 ピリと何かを感じる。〕 | |
2006/09/22 01:15:46 |
墓守 ユージーン 〔 咄嗟、二つの柱の近くまで戻る。 もやは一つの塊となり襲って来ようとしたが、 その波は途中でぴたりと止まり、 黄色い光を幾十も抱えしもやは、 先程の二つの黄色い光を持つ幾つものもやへと戻る。 綿の黒手袋を剥がしてみれば、 手がもやの色におかされたかのように黒い。 ふと、死んだカルロの指先も 黒く染まっていた事に気づいた。 幾度か手を握り、広げ、 痺れのようなものは、 じわじわと伝わろうとしていたが、 柱より内側に降り注ぐ燐光に触れれば、 その黒く染まった部分は薄れ、 元の色を取り戻さん。〕 | |
2006/09/22 01:22:10 |
農夫 グレン 許されると思ってないから…。 | |
2006/09/22 01:31:49 |
墓守 ユージーン 〔 ブンブンと手を振り、光の柱の中へと手を浸す。 燐光に触れた時と同じように黒く染まった部分は、 どんどんと薄れていった。〕 危険な事で。 〔もやに絡みつかれ全身が痺れたところを、 他の悪夢の怪物に襲われてはどうにもならない。 持続性があるのかないのかは分からないが、 そう洩らす。 といっても、痺れようとも相手へは向かっていくのだが…。 暫く燐光に浸すと、 痺れのようなものは綺麗さっぱり消えていった。〕 | |
2006/09/22 01:32:11 |
墓守 ユージーン さァて、お嬢ちゃんと探すとしやすか。 〔光の柱の中に入り、暫く瞑目。 先程軽々しくキャロルに封印された事が思い出される。〕 停滞空間でも、 迷夢の森でもないンだとしたら....一体どこだ。 〔眼を開くと服が焦げたままの左腕を見る。〕 .............。 〔おいおいそれも分かるだろう。 それよりも今は.......と、口角を吊り上げ。 懐の仮面を確かめると、 無数の紅と黒のもやを突っ切り、 *黒い霧の中、暗闇の中へと消える。*〕 | |
2006/09/22 02:01:11 |
見習い看護婦 ニーナ だがほんとうのところはすこし違う。 憎むべき越権者はあたりの言う”裏切り者”では無く、女神の意を聞かず改革をおしすすめるものなのだ。 それを壊すためなら私は偽りを言う。 だが 人間はなぜああも簡単に嘘を言うことができるのか | |
2006/09/22 10:27:29 |
見習い看護婦 ニーナ 嘘を言うのは難しい。 だが私の言うことが信じられれば私の嘘でいわゆる”裏切り者”をまっとうな騎士とすることが出来る | |
2006/09/22 10:29:11 |
見習い看護婦 ニーナ 私は彼らをたすけてこの越権者の隊をほろぼす もしも私の言うことが嘘と知れても | |
2006/09/22 10:30:18 |
見習い看護婦 ニーナ 結果、あたりを疑いあわすことは出来る。 | |
2006/09/22 10:30:57 |
吟遊詩人 コーネリアス 私は、貴女の駒。 私は、貴女の剣。 …だが、貴女の御心は、私には判らぬ。 | |
2006/09/22 10:48:37 |
吟遊詩人 コーネリアス 理解っている。 …取るに足らぬこの些細な私では、貴女の苦しみを癒すことなど出来ぬ。 それでも私は…。 | |
2006/09/22 10:57:03 |
墓守 ユージーン ─ 迷夢空間・? ─ 〔行けども行けども暗闇の中。 時折空中を長く棚引く白っぽい靄が見えるだけ。 幻想的とは程遠い不気味さ。 平衡感覚すら失われ、どこを走っているのかすら分からなくなりそうだが、時折ふっと「場所」に出くわす。 暗闇が晴れ、空や地が見える場所。 呪詛のような膜のような場所を突っ切ると、 そこには…〕 | |
2006/09/22 13:00:27 |
村長の娘 シャーロット ― 迷夢空間・? ― [歩いても 歩いても 歩いても] …暗い…、ここは…? [照らしても 照らしても 照らしても] 何も―――見えない…。 [見えるは暗澹 どれくらい彷徨い続けただろうか] | |
2006/09/22 17:24:24 |
村長の娘 シャーロット [手で顔を覆う そこには仮面は無く 軽く首を振る 落ち着いたのか、傷跡はもう見えなくなっている] …刃、どこに…。 [ユージーンを探しながら、考える] そう言えば、色々な事に囚われてたから 考える時間が無かったけど―――、ここは? 私は確か、誰かに 封印 、されて… 裏切り、者が、やっぱり居るのね… [じわりと顔の傷跡が滲む] あれ?だとしたら、刃は――? どうしてここに。 | |
2006/09/22 17:31:18 |
村長の娘 シャーロット まさか彼も? [少しだけ眉を顰める そして小さく息を吐いた] …本人に訊いてみないと解らないわね。 ――それにしても 私が必死で刃を探してるなんて、どんな冗談かしら。 [小さく呟けばまた暗澹の中を 歩く 歩く] | |
2006/09/22 17:56:03 |
墓守 ユージーン ─ 迷夢空間・? ─ ここは...? 〔薄水灰の空。 屍累々と。 薄っすらと沼地。 パチャリと足を踏み入れて。 幾歩か歩けば、過ぎ去りて。 再び暗闇とならん。〕 | |
2006/09/22 18:09:44 |
墓守 ユージーン 〔前方の暗闇に炎のようなものが見えた気がした。〕 | |
2006/09/22 18:10:56 |
墓守 ユージーン シッ....気色の悪い。 過去の記憶...でスかい。 どうやら、森じゃあないが悪夢からは逃れられないようで。 過去の記憶を簡単に反映してくれやがる。 〔やや苦々しげに口にして。〕 | |
2006/09/22 18:16:54 |
村長の娘 シャーロット ―――? 今、何か音――声が? [振り返ってランタンを翳し 後方を凝視する だが歩いてきた方向 在ったのは、見えたのは、暗闇のみ この暗澹は丸で何か生物のように自身に絡み付いてくる 何時の間にかじっとりと汗が滲んでいる] …刃?居るの? [少しだけ縋るような声で 闇に邪魔をされ届くかも解らない] それとも、また―― [炎の怪物を思い出せば棒を握り締める] | |
2006/09/22 18:28:55 |
村長 アーノルド 綺麗事だ。 私自身半分も信じてはいない。 だが。 綺麗事だからこそ、信じなければならないこともある。 | |
2006/09/22 18:31:40 |
墓守 ユージーン 〔忍び笑い。 暗闇の中より、ぬっと狒狒人が現れる。〕 ここに至って寂しくなりやしたかい。 さァ、やっと見つけた! 殺し合いと行きやしょう! 〔突如、鋏を抜き長細い刃となすと切りかかった。〕 | |
2006/09/22 18:31:59 |
村長の娘 シャーロット [両手の中にある棒で刃を受止める] ――っ!! 行き成り切りかかるなんてマナーが為ってないんじゃない? [滑らせるように其れを弾き間合いを取るように後ろへと跳びながら ランタンを構えると小さな―手の平大の―白刃が2つ程宙に浮ぶ 顔には焼け跡が滲み始める] 寂しいなんて、あるわけないわ。 [タン、と踵が地に着くと同時に 白刃をユージーンへと左右から向かわせ] | |
2006/09/22 18:46:12 |
墓守 ユージーン ヒャハハハ! 礼儀作法にゃ頓と疎くってねェ! 顔に焼け跡が出始めてまスぜ。 汚ェ面な事で。 〔相手を煽るように。 左右から襲う白刃を片方は刀身で弾き、 もう一つは体を仰け反らせて避ける。 喉元近くの狒狒の毛が宙に舞う。 中空に毛がある間に姿勢低いままシャーロットへと詰め、 下段から棒を掬い上げるように、強い一撃を放とうとし、 時間差で、腹へ容赦なく横から蹴り足。〕 | |
2006/09/22 19:01:28 |
村長の娘 シャーロット ――っ!うるさいっ!! [ダン! 棒の柄を地面へと思い切り叩き付ければランタンの炎は燃え上がる 顔の焼跡は徐々にくっきりと 詰められれば下段からの攻撃に堪えられるよう上から棒を押さえ込むけれど 力負けして少し浮きかけて そこに時間差で来た蹴りを受ければ軽く横に蹴り飛ばされるも 身体が受身を取る前に白刃を操り 先ほどユージーンが避けた一枚の刃は宙を滑るように弧を描き ユージーンの背中へと向かう 自身は転がる反動と棒の柄を使い体勢を整えなおそうと] | |
2006/09/22 19:25:39 |
墓守 ユージーン シッ! 〔背中へと煌く白刃を、 身を回転させた勢いで、長細い刃で叩き落とす。 一回転しシャーロットを見てみれば、既に体勢は立て直され〕 | |
2006/09/22 19:31:38 |
村長の娘 シャーロット [げほ、と咳き込みながらも ランタンを構え転がるユージーンへ向けて炎の弾を解き放つ 叩き落された刃は炎が溶けるように消えている] | |
2006/09/22 19:43:26 |
墓守 ユージーン 〔息を吐き....。 すぅと眼を細める。 仮面を懐からすらりと出した。 炎の弾をわざと受ける。〕 ぐぅぅぅぅ! | |
2006/09/22 19:53:03 |
村長の娘 シャーロット っ!? 何を―――! [仮面を取り出す様を見て眉を顰め 其れごと直撃をすれば思わず顔色を変えて] 仮面…っ、仮面が!―――刃!? | |
2006/09/22 19:58:06 |
墓守 ユージーン ハンディで。 ........足りねェ。 足りねェンだよ。お嬢ちゃん。 燃えるような怒りで攻撃してきちゃあくれやせんか。 もっと苛烈に何故来ねェ!!! 〔炎から免れた仮面を、壊すぐらいの勢いで地面に叩き投げる。 ふと狒狒の面...口の部分から笑みが見える。 酷薄で残酷な微笑。 胸元から、ブスブスと煙があがっている。〕 もう構いやせん。 一方的に嬲ってやりやしょうか.....? | |
2006/09/22 20:05:02 |
村長の娘 シャーロット それは――、 [思う所はあったけれど口にはせず その笑みが見えると、ぞくりとする ぎゅうと棒を握れば構え、口元を引き締めた] 本気で殺す気で行かないと、本当に殺されるって事ね。 貴方は本当に――。 一方的になんて、…やられないわ。 やられるもんですか――。 [甦るのは記憶だろうか ごうと燃えるランタンを目の前に突き立て顔の焼跡は色濃く] ――― Il Trovatore ― [小さく呟いた 周囲に躍り出るは無数の、白刃を核にした大きな炎の弾 轟とした多くの炎の中心で静かに構える] | |
2006/09/22 20:27:29 |
村長の娘 シャーロット [その姿はどこか、悪夢の怪物と似ていて――] | |
2006/09/22 20:30:36 |
逃亡者 カミーラ [珍しいアーノルドの真剣な弁舌に、肩幅ほどに足を開き、腕を組んで立つ。] ──我々は、女神の駒と言うより…。 女神の源とした生命サイクルを担う部品ではないのか。 [片手を持ち上げ、顎をなぞり] 以前に酒を一緒に飲んだ死神が、酔って奇妙な事を言っていたが。血の寺院の地下にある墓所には、封印された血の騎士たちの横たわっており、また魂の木につながる巨大な柱がある。その柱は、封印された騎士たちから彼らが蓄えた生命の力を吸い上げ、柱の中のものに供給している──と。 血の騎士も女神を中心としたサイクルの一部なのだと。 確か、男の名前はノーマンだったか、やけにリリムの話を聞きたがる男だったが。 酔っぱらいの話の真相はさておき、生命サイクルの乱れを正す為に、リリム・チャームンダーは夜の騎士団を運営しているはずだ。天使戦の困難さもあるが、改革に賛同する故、そして私自身が正しく在る為にここに居る。 | |
(164)2006/09/22 20:36:17 |
逃亡者 カミーラ 正しくある…と言うのも、ただ存在するだけでは困難なのだ。 不思議な事に。 [ゆっくりと瞳を閉じて──。 カミーラの瞼の裏側に、真っ赤な血の海が広がる。 赤児の声が聞こえる。] 闇の眷属であるにも関わらず、私は──。 足掻く者である。 [また、目を見開く。] | |
2006/09/22 20:37:51 |
墓守 ユージーン そうだ。 その意気だ。それでないと愉しくねェ。 〔ぞっとするような笑みを洩らすと、 ゆらっと刀身を揺らし、垂直に正眼に構える。 仮面を蹴り、二人から離れた場所へ。〕 殺すぐらいの気概で来やがって下せェ。 でなければ...... 復元に何年もかかるぐらいに粉微塵にしてやりまさ。 〔柄に象られていた龍が蠢き、 柄の先から柄の根元へと二つ、 龍の輪っかのようなものをつくる。〕 く.....ハハハハ! 汝、憎みて憎し敵と同一にならんや! さァ!来やがって下せェ! | |
2006/09/22 20:43:24 |
村長の娘 シャーロット [ユージーンの笑みを睨むように見据える 呼吸を整えるように小さく息を吐いて] 同一なんかじゃ―――ないわ。 [ランタンを構え、タン、と地に着けば] Il Duello! [宙に浮ぶ炎の幾つかが、それぞれぐるぐると絡み合いながら 炎の輪と為ってユージーンの左・右・正面へと放たれる] | |
2006/09/22 21:04:32 |
墓守 ユージーン 〔すっと、もう片手を柄に手をかける。〕 へぇ、そうでスかい。 そっくりでスぜ。 ハハ、お嬢ちゃん、いやシャーロットの方。 ────このまま、怪物になっちまった方が似合いじゃないか。 〔胸がじくじくと痛むが、 刃にとってこんなものは怪我に入らない。 骨を折られ、腕を斬られるぐらいでなければ。〕 | |
2006/09/22 21:23:47 |
墓守 ユージーン 歌謡 − ウタウタイ 〔キュラキュラキュラと、 狂乱のように無骨な刃が幾十と舞う。軌道は無軌道に。 だが強大な炎の輪に真っ直ぐ、核となる白刃を駆逐し破壊するかのように凶悪に疾ぶ。さながら、光を砕こうとする黒い弾丸。そうしておき、前から左右から、挟みうちにしようとする炎の輪を無視するかのように、シャーロットへと疾走した。〕 | |
2006/09/22 21:27:04 |
見習い看護婦 ニーナ 気持ちの整理がついた、のか。 [リックの申し出に頷き、交代するも、コーネリアスが門前で警戒態勢を取っているのを見て、門の近くに残る。 幾つかの視線を、青い目で見回しさいごにカミーラのところで視線を留める。] 詳細…。 気付いたのは、シャーロットが封印されてからです。 あの時に、確実に異質な封印のちからが働いていました。もっと…酷く直接的な、リリムのちからが。 シャーロットの時、一体何処から封印の力が飛んで来たのか分からなかった、とカミーラどのは言った。 それは私にも同じなのだが…。 私が、シャーロットのちからを写したときに、そこに何の曇りも不思議も違和感も無かった。あればもっと早く気付いていただろう。…裏切り者が私たちを封印しようとしているということに。 | |
(173)2006/09/22 21:31:33 |
逃亡者 カミーラ 情が湧くのは、寝所を共にした男だからか。 ──此れが感情か? …人間の様な。 あの男が目の前に居ない事が ──酷く気に入らない。 | |
2006/09/22 21:33:50 |
逃亡者 カミーラ ──白い霧は避けようが無いとして。 グレンに機雷を置いて貰ってから、爆破しながら進む…か。 [手首から、1枚の2M弱の大きさ──大柄な男性の等身大よりは少し大きい長方形の黒い板を作りだす。] 本来、棺の様に生者を閉じ込める物なので、この大きさが限界なのと、味方を囲い込む様にしか使えない──囲まれた時、人間出身者は不快感や恐怖を多少味わう可能性もある──が、爆風をこの板で防ぐ事が出来る。白い霧が漏れて来る速度も多少は…遅くする事が。 グレンにはスペシャルな機雷を出してもらうとして。 ニーナには私かグレンの能力をコピーしてもらう事は出来ないだろうか? | |
(190)2006/09/22 21:56:22 |
村長の娘 シャーロット 冗談じゃないわ、そんな事。 刃の方が似合うんじゃないかしら? [以前にも見た刃の重なるそれに白刃を砕かれたけれど 時間稼ぎのようにまた幾つかの炎の輪を目掛けて放つ その間にゆらりゆらりと幾数かの炎が重なり 自分の身の丈以上の大きさがある白刃を核とした、炎の刃を二枚作り それは紅く白く耀いて 一枚を自分の直ぐ前へ浮べ炎の盾にするように もう一枚をユージーンの目の前に突き立てる そうしてまた後へと下がりながら新しい炎を作り] | |
2006/09/22 21:57:44 |
墓守 ユージーン 違いねェ。 〔歌謡と呼称された刃達は、 三つの大きな炎を打ち砕くとキュラキュラキュラという音を響かせたまま半数が掻き消える。仮面下で、にぃと口角が吊り上がった。〕 火花のように弾けさせてくれるンなら、それも考えましょうや! 〔手に持った長細い刃で、 先ず自分の目の前の炎の刃を打ち砕こうとし、 見えたままの半数の刃達は、先行してシャーロットの目の前の白刃を両側から打ち砕こうとする。〕 | |
2006/09/22 22:05:21 |