見習い看護婦 ニーナ 余力、ね。 [頸元をさすり、腕を下げ、壁に背と頭を預けた。] 喋るだけのちからがあるのなら 憎しみがあるのなら、全力でかかれば良い。 さいわい、今なら無抵抗だ。 [すぅ、と目を閉じ] | |
2006/09/24 23:15:20 |
村長 アーノルド [──どこかから赤ん坊の鳴く声が聞こえる。] | |
2006/09/25 00:07:40 |
村長 アーノルド ─迷夢空間─ [乳白色の気体が彼方より重く、ゆっくりとこちらに漂ってくる。] | |
2006/09/25 00:11:51 |
村長 アーノルド [やがて。 虚空からにじみ出すようにぼんやりと白い女の姿が浮かび上がる。 裾の長いドレスを身に纏っていると思しきその女は、上半身をゆらゆらと揺らしながらこちらへと近付いてくる。] | |
2006/09/25 00:15:21 |
村長 アーノルド 「アァアアアアアアアアノォォォォォォォォルドォォォォォォォォォ・・・・・・・」 [白い女は、低く高く誰かの名を呼ばわっている。 その背筋が凍るような響き。] | |
2006/09/25 00:23:33 |
村長 アーノルド [白い腕を差し招くように前方に掲げ、 端正な蒼白い美貌、 そして血の気のない唇には誘いかける微笑。 肩には金糸のような長い髪が垂れ掛かり、 だが、彼女の下半身を包む純白のドレスは、 腰の辺りから血に染まっている。] | |
2006/09/25 00:30:03 |
村長 アーノルド ─迷夢空間─ [アーノルドは未だ悪夢より目覚め切らぬまま、それでも何とか起き上がろうともがいた。 そこはもう彼が花の香りに誘われて眠りについた草叢ではなかったが、空間転移の異様な感覚も、周囲の状況も、知覚できる状態ではなかった。 ・・・ただ、悪夢の続きであるのか、彼方より亡き妻のペネロピの呼ぶ声がしていた。] | |
2006/09/25 00:39:58 |
村長 アーノルド いとしいひと・・・・・・そこにいたのぉぉぉおぉ? [白い女は小首を傾げ、嬉しそうな笑みを浮かべて彼を見た。 ゆらぁりと女の身体が揺れ、 その下半身が、 白い布地の襞と見えたそれが、 ぱくりと赤い口を開き、 内部から白い女の腕に似た平べったい触手が、 いくつもいくつも飛び出してきて、 立ち上がれずにもがいている男に向かって 一斉に手を伸ばし始めた。] | |
2006/09/25 00:47:54 |
村長 アーノルド ペネロピ・・・ [アーノルドは弱々しく*呻いた。*] | |
2006/09/25 00:50:56 |
農夫 グレン [倒れているところに、コーネリアスの声が聞こえる。] なん……停滞空間では…な…い? そんなこと…聞いてな…。 [やっと声を絞り出している。] | |
(2006/09/25 01:04:39、農夫 グレンにより削除) |
見習い看護婦 ニーナ …? [何れ動くこともままならないが、目眩に依らず、眼前の景色が歪んだ*ようだ。*] | |
2006/09/25 01:18:51 |
村長の娘 シャーロット …ニーナこそ、喋る余力があるなら抵抗したら? [眉を顰めて呟いて――― ふと、何か違和感を感じる 体験するのはこれで…三度目 気付けば凭れていた壁が消えていて そのまま後に倒れこんだ 空間が変わった事に気付いたのは それに付け加えて、 その身も凍るようなうめき声が聞えたから 思わず耳を塞ぐ 其方へと視線を送れば白の美女 そして―――] 隊長――…!? | |
2006/09/25 01:24:37 |
墓守 ユージーン 〔─────空間が歪み。 ぱちりと眼を開ける。 後ろ手に手をつき、見るは白き美貌。 アーノルドが襲われている。〕 | |
2006/09/25 01:42:58 |
酒場の看板娘 ローズマリー [蠢く赤。血の様な赤が、ゆっくりと形を作っていく] | |
2006/09/25 02:03:46 |
酒場の看板娘 ローズマリー ―迷夢空間― [形作られた赤は、宛ら甲冑を着た騎士の様で。 それはまさに――『血の騎士』] ぅう…… [微かに漏れる、呻き声。意識はまだ戻ってはいないようだ] | |
2006/09/25 02:05:55 |
書生 ハーヴェイ ─迷夢空間 迷夢の森での廃墟─ [遠くを眺めていたが、何か目新しい物を見付けようとするでもなく。 ぼんやりと先ほど見た夢の事を思い出しているようだ。 何となく焦燥に駆られ、両手を握り締める。 と、左手にはチェーンの感触が、右手には──カメラの感触が。 右手を目の高さにまで上げ、カメラを見る。 暫くの間カメラをまじまじと見詰めていたが、 声が耳に届けば壁上から上半身を前屈させ視線を足元へ。 三人がまだ壁に寄り掛かっているのを見、姿勢を元に戻す。] | |
2006/09/25 02:08:16 |
書生 ハーヴェイ [聞こえた声に独り言つ。] …迷夢の、何処かの空間。 魂の木…? 確かに、此処は妙に落ち着いとるな… [と、ニーナのある言葉に目を見開いて。 真下に居るニーナを覗き込む。] 「標的にされる」…? それどういう── [視界がぶれる。 腰掛けていた物が急に消えたような気がし──] | |
2006/09/25 02:08:41 |
墓守 ユージーン 〔白き美貌の触手を持つ怪物と 甲冑を身に纏った────血塗れの騎士。〕 | |
2006/09/25 02:10:42 |
逃亡者 カミーラ [円月輪は、器用にそして容赦無くカミーラの手足を切り裂き、間接の部分で身体をバラバラにする。衣服も共に切り裂かれ、入れ墨に覆われたカミーラの肌が露に。 鮮血が周囲に飛び散るより速く、blackboxが動き、切断されたカミーラの四肢を闇の中に納める。箱の中でうねる円月輪が、抉れたカミーラの胴体部分を分断し、最後に首を刎ねた。 ──箱が完全に閉じる。] | |
(2006/09/25 02:17:18、逃亡者 カミーラにより削除) |
酒場の看板娘 ローズマリー [血の騎士は、獲物を探して彷徨っている] | |
2006/09/25 02:19:49 |
書生 ハーヴェイ ─迷夢空間─ [軽く体を屈めすた、と着地。 状況を把握しようと辺りを見回すと異形のものと見慣れた姿──] …タイチョー、それに…ローズ、はん…!? [目を丸くし、思わず口から*声を漏らす。*] | |
2006/09/25 02:21:47 |
墓守 ユージーン ハーヴェイの旦那ァ。 そちらはお願いしやスぜ。 ニーナのお嬢ちゃんを逃がさねェように。 〔立ち上がると彷徨える血色の騎士を眼にとめる〕 | |
2006/09/25 02:23:16 |
村長の娘 シャーロット [両手で持った棒を地に着き身体を支えるように立上る 正面頭上にあるランタンを見上げれば炎を増して 白の美貌は一斉にその触手をアーノルドへと伸ばす それを防ぐために力を絞るように炎を分けて触手へと 触手の幾つかのその手の先が溶けるように消える けれど全てではなく 手の先が消えた触手もまだ蠢いている] 隊長、助けないと… こちらに攻撃を向けさせれば… [白の美貌はこちらの攻撃に気が付けばその触手の矛先を―― 変える事無く アーノルドを狙うかのような動きを見せる そちらへと意識が行って血塗れの騎士には気付かない] | |
2006/09/25 02:24:41 |
酒場の看板娘 ローズマリー [血の騎士は、甲冑をかたりと鳴らし。 獲物を見つけ、ニィと笑ったようにも見えた。 断頭台の刃――ギロチンを具現化すると、両手に構え。 片方を黒い影目掛けて、投げ放った] | |
2006/09/25 02:27:22 |
墓守 ユージーン 〔内腑の傷は痛むが動けない程ではない。 シィと歯列から息を吐き出す。〕 手ごたえがありそうな方で。 〔胸中に燃ゆるは焔。 長細い刃を振るいつ抜くと、 疾駆しつ飛来するギロチンの刃を弾く。〕 | |
2006/09/25 02:30:28 |
酒場の看板娘 ローズマリー ――――。 [大きく飛躍すると、もう片方のギロチンを大きく振り下ろす。 それは宛ら処刑のワンシーンの様に。力任せに振り下ろした] | |
2006/09/25 02:33:56 |
墓守 ユージーン 〔刀身の平たい部分に右の掌をあて真横に構えると、 ギロチンの刃を直角に受け止める。 耳障りな音が鳴り響いた。〕 | |
2006/09/25 02:38:00 |
酒場の看板娘 ローズマリー [ギィィィィィイイイイン。そんな音がしただろうか。 血の騎士は、身を震わせている。愉しさからか、不気味に、静かに。 ギロチンの刃の一部が、意志を持ったかのようにユージーンの首を拘束しようと放たれる。 刃自体は、その分薄くなり] | |
2006/09/25 02:43:28 |
書生 ハーヴェイ [ユージーンの言葉にはっとした表情を浮かべ、振り向き] …。 あ、ああ。 わーっとる。 …。 [ニーナの両手を繋ぐチェーンを捕らえようとチェーンを一本投げる。] [アーノルドとローズマリーの方へ振り返る。 異形のものと戦っている様子でないのを見ると、 戦いの場から離れさせようと二人にもチェーンを。] [ユージーンとシャーロット、 手負いである二人を見れば心配そうに。 何かあったらチェーンで攻撃を防ぎ、逃そうと*気を張る。*] | |
2006/09/25 02:47:36 |
酒場の看板娘 ローズマリー 赤い……血の……。 ――――緑が…… [微かに漏れる呻き声。ハーヴェイには微かに聞こえただろうか。 チェーンはローズマリーの腕に優しく絡みついた] | |
2006/09/25 02:51:57 |
墓守 ユージーン そちらさん、愉しいンでスかい。 〔頭をのけぞらせ避けようと。〕 | |
2006/09/25 02:53:22 |
酒場の看板娘 ローズマリー [愉しいのかと問われれば、かたりと一度だけ甲冑が鳴り] 血ノヨウニ紅イ夢ヲ―― [一言だけ、そう呟く。 先程弾かれた、もう一つのギロチンが、後ろから拘束具となってユージーンに襲い掛かった] | |
2006/09/25 02:59:19 |
村長の娘 シャーロット [アーノルドへと伸びる触手を押えるため再びランタンを構え イル・トロヴァトーレはもう作り出せそうになく つくづく余力を残さなかった自分に眉を顰めながらも 炎と白刃を出現させる アーノルドへとハーヴェイのチェーンが伸びれば 彼をその白から逃がすように その光景を見れば一つ安堵の息を吐いて それを追うような手の平へ向け炎を放つ 邪魔をされたと今度こそ白の美貌が気付けば彼女は此方へと触手を伸ばす 宙を踊っていた炎と白刃を其方へと*放った*] | |
2006/09/25 03:06:34 |
墓守 ユージーン なっ... 〔そのキーワードは高く聞こゆ。 頭を反らし、一回転すると左手をつき、下半身を捻らせて回転。 拘束具を避けようと低い姿勢へ。〕 | |
2006/09/25 03:06:50 |
墓守 ユージーン 〔ギロチンを跳ね上げ、 長細い刃を地面に突き立てれば、その影に入るように。〕 | |
2006/09/25 03:08:29 |
酒場の看板娘 ローズマリー [跳ね上げられたギロチンを気に留めた様子もなく、そのまま投げ捨てる。 あえて捨て身のまま、覆いかぶさるように抱きついた。 微かに、甲冑から薔薇の薫りに似た芳香が嗅ぎ取れただろうか] | |
2006/09/25 03:12:26 |
酒場の看板娘 ローズマリー [薔薇の芳香を漂わせたまま、かたかたと*甲冑が震えた*] 誘オウ……緋色ノ悪夢ヘ――! | |
2006/09/25 03:13:14 |
墓守 ユージーン 〔覆いかぶさろうとする甲冑を一刀両断するが如く。 刀身を地より抜けば、 疾と真横へと振るう。 梵と篆刻された文字が12の線となる。〕 | |
2006/09/25 03:15:38 |
酒場の看板娘 ローズマリー [甲冑は、脆くも両断される。それは微塵の様に、ばらばらに。 血の騎士の中身は何もなく、薄紅いガスの様なものが溢れ出る。 それはどこか、悪夢の霧にもどこか似ていた] | |
2006/09/25 03:20:10 |
墓守 ユージーン 何てこった!!! 〔悪名名高き血の騎士の 薔薇の匂いが鼻腔を擽る。 それを払うかのように腕を振るい。〕 | |
2006/09/25 03:23:23 |
酒場の看板娘 ローズマリー [ばらばらになった甲冑の残骸が、かたかたと震えている。 静かに、ただ静かに] | |
2006/09/25 03:25:32 |
墓守 ユージーン クソッタレが.............. 〔眼の前が緋に染まる。 頭を抱えると、片膝をついた。 指の間からローズマリーの姿が見えただろうか。〕 | |
2006/09/25 03:29:50 |
酒場の看板娘 ローズマリー 紅い……血の…… ……やめろ……他の…………手を、出さ、ない……で…… [魘されたまま、瞳から零れ落ちる一筋の輝くもの。 地に落ちた瞬間、ふわりと一陣の風が吹いた。 新緑を思わせる薫りが。血の甲冑を、ユージーンを、優しく撫でて行く] | |
2006/09/25 03:38:52 |
酒場の看板娘 ローズマリー 血を……――緑が…… 常葉…… [不思議な風が吹いた後、ローズマリーの意識は完全に*途絶えた*] | |
2006/09/25 03:40:21 |
墓守 ユージーン ぜっ...... 〔両手を地面についた。 大きく息を吸い込んだかと思うと、荒々しく吐き出す。 まだ癒えきれてない肩口の傷を掴むと、萌える若葉の香り。〕 副隊長…ローズマリーの方。 〔どこか苛立たそうに*吐き棄てた。*〕 | |
2006/09/25 03:44:43 |
村長 アーノルド [白い女怪から遠ざけようとハーヴェイの鎖が導くが、それに抗うようにその美しくも恐ろしい姿に魅入っている。] ペネロピ・・・ [見つめるその顔は凄まじい恐怖を湛えながら何処か恍惚としている。] | |
2006/09/25 06:24:48 |
村長 アーノルド ・・・ああ。ああ。 [やっと毒が抜け始めた身体を無理矢理に、引きずるようにして立ち上がり、女怪へと近付こうとする。] | |
2006/09/25 06:33:19 |
村長 アーノルド [アーノルドが立ち上がり、自分の方へと近付こうとするのを見て、女怪は嬉しそうに眼を細めた。] 「あぁぁぁぁぁぁあぁなぁあたぁぁあぁぁぁ・・・・・・ あぁぁあぁいぃしてぇぇえるぅぅぅぅううう・・・・・・・・」 [白く平べったい触手を一斉にざわざわと振りたて、行く手を阻む炎と白刃の送り手を激しい憤怒の眼差しで睨みつける。] | |
2006/09/25 06:56:25 |
村長 アーノルド 「ゆぅぅぅうるぅさぁあぁなぁああああぁぃいいいいいいいいぃぃぃぃ・・・・・・」 [白い手がシャーロットを捉えようと、次々に襲い掛かる。 と同時に、ぱくりと開いた下半身の襞から細長い管が伸び、真っ赤な粘液をシャーロット目掛けて*吹き掛けてくる。*] | |
2006/09/25 07:03:59 |
墓守 ユージーン 〔――――悪夢に囚われるかのように 前のめりに地へ*倒れた。*〕 | |
2006/09/25 18:13:23 |
村長の娘 シャーロット 隊長――!? [チェーンを退けてまで白の美貌に魅入るアーノルドに思わず声をあげ それでも触手には囚わせないように炎を放つ] 隊長、…隊、長!!確りしてくださいっ!! [身体の痛みより疲れより何より隊の長を護るため 足を踏み締めるたびに身体中の切り傷からじぐじぐと血が滲む 相手の矛先がこちらへと変わり その血のような粘液を炎で相殺しようと放つ けれども全ては防ぎきれず避けも出来ず ――しまった、と思った時に身体毎後ろへ引っ張られ後へと倒れる その弾みでショールが落ちてその上に粘液がべちゃりと音を立てる そこからは粘液と同じ色の煙とも靄とも着かぬものが立上った 助けてくれたそれはハーヴェイのチェーンである事に気付けば] | |
2006/09/25 18:22:01 |
村長の娘 シャーロット あ、ありが――… [礼を言おうとした所に白い手が伸びる 宙に漂う炎を向かわせながら体勢を整えようとする] 隊長が、魅入ってるのが、あの、美貌なら――、 [大きく息を吐けばその美貌を睨みつける それは全然的外れな考えだったかもしれない] | |
2006/09/25 18:22:37 |
村長の娘 シャーロット ――― 美貌なら…? ―― | |
2006/09/25 18:22:53 |
村長の娘 シャーロット ――― 顔を ――― ――― 炎で ――― | |
2006/09/25 18:23:44 |
村長の娘 シャーロット [ふるりと 小さく首を*振った*] | |
2006/09/25 18:25:21 |
村長の娘 シャーロット [思考を止めてしまったようにその場に固まり*動けない*] | |
2006/09/25 18:29:47 |
墓守 ユージーン 〔ぴくりと黒手袋に覆われた指先が動く。 地から僅か面をあげて、何事か小さく呟いた。〕 | |
2006/09/25 18:34:12 |
見習い看護婦 ニーナ [両手の間を渡すチェーンから、ハーヴェイの手元に長く伸びるものを鳴らし] …シャーロットは動かない。 刃も動かない。 副隊長どのと隊長どのも殆どまともに動けないようだ。 これを外したらどうだ。 | |
2006/09/25 19:57:48 |
墓守 ユージーン .....。 〔頭を大きくふるい、 うめきと呪詛を呟きつつ上半身を起こす。〕 | |
2006/09/25 20:09:25 |
墓守 ユージーン く............ハハハハハハハハ!!! 〔狒狒の仮面下で口角を吊り上げたかと思うと哄笑。〕 ハハハハハハハハハ!!!! 〔コントロールを失ったかのように乱れ飛ぶ刃達。 美貌の異怪。白く平たい触手を切り刻み、血飛沫をあげさせる。女のドレスにも見える半透明の襞を下から切り裂いた。〕 〔幾たりかの刃は動きを違って騎士達にも向かったようだが、それらは防がれたようで。刃の一つが美しい顔を切り裂こうとすれば、触手により叩き落された。〕 | |
2006/09/25 20:43:18 |
村長 アーノルド !! [恐怖に凍りつきながらも、その手に出現させたルガーの銃弾をユージーンに向かって放つ。] | |
2006/09/25 21:15:34 |
村長 アーノルド わ、私は、 [激しい混乱。 はっきりと恐怖を覚えているのに、妻と同じ美しい顔、懐かしい声に破滅的に魅了されている。] | |
2006/09/25 21:20:06 |
村長 アーノルド [妻が迎えに来た。 そこへ行かねばならない。 ──どんな運命が待ちうけようとも。] | |
2006/09/25 21:21:37 |
村長 アーノルド [白い女怪は苦痛に美しい顔を歪め、血の気の薄い唇をうっすらと開いて喘いでいる。 その顔が、 あの時の妻の ] うわああああぁぁぁぁぁああああああああああ!! [喉が張り裂けんばかりの絶叫を。] | |
2006/09/25 21:28:42 |
墓守 ユージーン 〔鎖骨を撃ち抜かれ、後方に滑る。 刃達は統率力を失ったかのように音を立てて落ち。 ぶるっと頭を振るうと四つんばいに程近い格好へ。 即座に今度は立ち上がる。 長細い刀身を上段から下段へと斜めに構え、 一度ピタリと止まると狒狒人は疾走した。 地に落ちた刃達は、今度は敵意を持ってキュラキュラと音を鳴り響かせる。 ピタリ。 音が止まると、怪物の上方にその姿はあり。 無骨な刃達は、アーノルドごと「悪夢の怪物」へ向けて、滝のように激しく雪崩落ちる!〕 | |
2006/09/25 21:31:46 |
村長 アーノルド [──心の抑制の全てが吹き飛び、ただただ空白。] [絶叫は長く長く尾を引いて、] | |
2006/09/25 21:32:24 |
村長 アーノルド [と、その時。 ───大丈夫、 と耳元で、 慈愛を込めて囁く妻の声が、 稲妻のように滾った脳髄を打ち据える。] | |
2006/09/25 21:36:44 |
村長 アーノルド [立ち竦むアーノルドの背後にぼんやりと、 仄かな光輝を纏った女が、 蛹から羽化する蝶のように浮かび上がり、 滑らかな背をゆっくりと起こしていく。 愛しいものを抱くように畳まれた腕(かいな)を ゆるやかに伸ばしていけば、 しなやかな繊手は残像のようにその数を増し、 掌には種々の武具を握り締める。] | |
2006/09/25 21:45:20 |
村長 アーノルド [俯いていた頭を仰のけ、 はらり、と長い髪を背に流す、 それは生まれたばかりの殺戮の女神。 ───あなたはわたしが、 形の良い唇に歓喜の微笑を浮かべ、 盾と剣とをを打ち鳴らす。] | |
2006/09/25 21:54:28 |
村長 アーノルド [多腕のひとつひとつが握る斧矛を、槍を、棍棒を、 半眼に開いた瞳に捉えた女怪へと打ち振るい、 ───まもるから。 流れ落ちるユージーンの刃達からアーノルドを守るように大盾を構える。] | |
2006/09/25 21:59:18 |
墓守 ユージーン 〔千手観音のように伸ばされた手に持たれた武具と刃達によって、美貌の怪物は厭な音を連続してあげながら、崩れてゆく。 大盾へ激しく雨垂れのように。 抉りつつも辛うじて。 アーノルドへと刃達が届く事はない。〕 | |
2006/09/25 22:10:33 |
書生 ハーヴェイ [傍らに横たわるローズマリーへ時々視線を移しつつ。 戦いの場を注意深く見詰め、チェーンを防御に動かす。] [目は戦いの場を見据えたまま、ニーナに] …そないボロボロなくせに。 まだ無茶したいんか。 | |
2006/09/25 22:12:21 |
墓守 ユージーン 〔立ち止まり。 ふと覆った混沌を*見上げる。*〕 | |
2006/09/25 22:12:46 |
吟遊詩人 コーネリアス 全てが平伏す姫君に、屈しなかった彼の方を、 ずっと求めていらっしゃるのも、強いが故に孤独だからなのだろうか。 . …私を彼の方の映し身とするほどに。 | |
2006/09/25 22:18:05 |
村長 アーノルド ペネロペ・・・ [殺戮の歓喜に酔い踊りつつ、恐ろしき女神は怪物を肉塊に変えていく。 己を包み込むように形成された女神像を、その内側から見上げながら、そこに紛れもない妻の面影が重なるのをアーノルドは見た。] | |
2006/09/25 22:19:12 |
墓守 ユージーン 『アーノルドの旦那ァ...........そいつですかい。 アンタの映し身は。』 〔踊り狂う女の像を見つめながら、口の中で呟く。〕 | |
2006/09/25 22:24:49 |
書生 ハーヴェイ [盾を激しく打つ刃を見ればチェーンを送る。が。 淡い光がアーノルドを掻き抱いた様に見え、チェーンの動きが止まる。] …。 タイチョー…? [反応を確かめる様に声を掛ける。] | |
2006/09/25 22:26:02 |
墓守 ユージーン 〔その足が混沌に誘われるように、 その場を離れた。 暗闇の中へと────。〕 | |
2006/09/25 22:29:44 |
村長 アーノルド [・・・やがてドロドロにひしゃげて原形を留めぬ肉塊と成り果てた怪物の上で、殺戮の女神はしばらく優美な舞いを踊っていたが。 現れたと同じように仄かな光輝に包まれると、光の粒子となって消えた。] | |
2006/09/25 22:31:05 |
村長 アーノルド [後には、自らの身に纏わりつくように漂う光の粒子を引き留めようとするかのように手を差し伸べている、アーノルドだけが残された。] | |
2006/09/25 22:33:43 |
書生 ハーヴェイ あ、お、おっさん! 怪我は──いや、何処行くんや! [闇に消えるユージーンに慌てて。 追いかけようにも周りのこの状況を放って置くわけにも行かず、 声だけを飛ばす。] | |
2006/09/25 22:36:21 |
村長 アーノルド [慌てたように大声を上げるハーヴェイに、ぼんやりとした視線を向ける。] | |
2006/09/25 22:38:33 |
逃亡者 カミーラ [──女とは何か、カミーラには分からないだろうと言ったのキャロルの言葉。花畑の悪夢の中にあった時のキャロルの叫び声を思い出している。] …かつて人間だった時代のキャロルには。 ちょうどリック位の年頃の子どもが居た…のかもしれないな。 キャロルがどんな悪夢を見たのか、今、ここで語るとも思えないが…。 もし聞いたとしても──。 闇の眷属には、分かり得ない種類の物事だ。 私は血を流せども、男を抱けども、孕み得ない…。 血の海以外の夢を見る事も無い。 [私達眷属は──と続け掛けて、コーネリアスに目を細める。 コーネリアスの傍にしゃがみこみ、何時もの様に銀髪を撫でた。指先が一瞬、コーネリアスの首筋を掠る。] | |
(55)2006/09/25 22:40:01 |
村長 アーノルド ハーヴェイ・・・? [今更ながらに周囲の状況の異常さに気が付く。 地上とは全く違う定かなものがない世界。] これは・・・。 ここは一体何処だ。 ハーヴェイ君、君はカーミラ君に封印されて停滞空間に送り込まれたのではないのか。 [愕然として呻く。] | |
2006/09/25 22:45:26 |
墓守 ユージーン 〔足が止まり、 狒狒の顔をハーヴェイへ向ける。〕 ここは....... | |
2006/09/25 22:51:42 |
墓守 ユージーン ・・・ 探しに行ってくるだけだ...。 | |
2006/09/25 22:52:36 |
書生 ハーヴェイ [ユージーンを怪訝な顔付きで見、首を傾げる。] 探しに…? [アーノルドの声が聞こえ振り向けば、顔を緩め] ああ…起きとるか。よかったわ。 [質問が難しいな…とやや困った顔で首を捻り] | |
2006/09/25 22:55:35 |
村長 アーノルド [未だ目眩の残る頭を振りつつ、ハーヴェイの声のする方へと歩いて行く。] | |
2006/09/25 22:56:57 |
村長 アーノルド [額を片手で押さえ、またもや驚きに眉を顰め] ・・・刃君?君もいたのか? | |
2006/09/25 22:58:54 |
墓守 ユージーン 〔渇望する響き。 撃ち抜かれた鎖骨の傷を手で押さえた。〕 行かないと。 あそこへ行けばきっと....。アイツがいる筈だ。 〔その場を離れるべく背を向けた。〕 | |
2006/09/25 22:59:13 |
書生 ハーヴェイ …。 無茶はせんでな。おっさん。 [ユージーンの方に顔だけを向け。 声を掛けるに止める。] | |
2006/09/25 23:01:57 |
村長 アーノルド [状況が飲み込めないまま、二人を交互に見つめている。渋面。] そんな身体で何処へ・・・ せめて手当てなりとした方が・・・ | |
2006/09/25 23:04:51 |
墓守 ユージーン 〔─────悪夢に囚われている。〕 | |
2006/09/25 23:05:41 |
墓守 ユージーン 無茶かどうかは知らねェが、あそこには奴がいる。 アーノルドの旦那、行きますンで。 そう、今度こそは…───。 〔ひらり手を振ると足取り軽く暗闇へと歩みを進めた。〕 | |
2006/09/25 23:08:11 |
村長 アーノルド むう。 [並々ならぬ決意の様子にさしはさむ言葉もなく。 だが、何故か咄嗟に叫んでいた。] ・・・ならば私も行こう。 | |
2006/09/25 23:10:55 |
墓守 ユージーン 〔足が止まればやや振り返る。 殺気が滲む。〕 邪魔をするって言うンでスかい。 | |
2006/09/25 23:15:22 |
書生 ハーヴェイ [その足取りを見るに…思ったよりも怪我は軽いのだろうか? なら大丈夫だろうか…そう思った所でふと気付く。 空間の繋がりの捩れ …別れて、また会う事は出来るのだろうか?] あ、おっさん!待っ…? [二人の言葉に驚き、言葉を止める。] | |
2006/09/25 23:18:08 |
村長 アーノルド 君がどうしても一人で戦いたいと言うのなら、邪魔はしない。 だが、そこへ行くまでに倒れてしまっては何もならない。 ・・・介添人と言うか、立会人と思ってくれればいい。 | |
2006/09/25 23:29:23 |
書生 ハーヴェイ [探しに行く。 邪魔はされたくない。 という事は…?] …おっさんはどうしても、「一人で」、「行かなきゃあかん」のか? 「アイツ」の為に。 | |
2006/09/25 23:32:27 |
墓守 ユージーン 要りやせん。 〔女神像で防御をされるかもしれないが、 刃達を顕現させると乱れ飛ぶようにアーノルドへ向ける。 後方の暗闇へ跳躍しながら。〕 あいつと…───やっと見つけた相手だ…。 やっと…。 邪魔をする奴は…全員切り伏せやシょう……。 〔渇望の声が途切れ、*疾走し始める音となった。*〕 | |
2006/09/25 23:38:17 |
村長 アーノルド [ハーヴェイの言葉に我が意を得たりとばかりに頷き] そうだ。 どうしても「一人で」なければならないのか? | |
2006/09/25 23:41:54 |
村長 アーノルド ああ、もう!! どうしてこううちの隊には身勝手な奴が多いの!! [さっと背に浮かんだ女神の盾で飛来する刃達を防ぎながら、悪態をつく。] | |
2006/09/25 23:44:42 |
吟遊詩人 コーネリアス あるいは私は、いつもあの時に死に、 また生まれ直しているのやも。 欠けた月が消え、また満ちるように。 | |
2006/09/25 23:46:06 |
村長 アーノルド [ガンガンと盾を打つ刃の音に耳に微かな痛みを覚えながら、闇へと消えゆくユージーンの姿を睨む。] | |
2006/09/25 23:49:03 |
書生 ハーヴェイ !! [刃が複数アーノルドへ向かうのを見、急ぎチェーンを手に取る。 が、盾を召喚する余裕があると見ると安堵の溜息を吐き。 最後にユージーンの声がした場所を恨めしげに眺める。] うー…。おっさーん…。 [後ろを振り返ればまだ動けないよな、とまた溜息を] 困ったなぁ… | |
2006/09/25 23:49:21 |
書生 ハーヴェイ [片眉を上げつつアーノルドへと向き返り] どないします? タイチョーの言う通り倒れられたら困るさかい、 別れるにしてもせめて誰か付いてた方がええ思うけど。 刃のおっさんついてったら怒るやろなぁ… ローズはん達ほっとくわけにもいかんし。 | |
2006/09/25 23:58:53 |
書生 ハーヴェイ あ、それともまずはタイチョーの情報整理さしたがええかいな。 その…ちょいと、慌てとるみたいやし。 | |
2006/09/26 00:04:54 |
村長 アーノルド [女神が刃を砕きへし折ると、ようやく雨だれのような攻撃は止まる。] ・・・他に誰かがここに居るのなら・・・ まあ君ら二人が居るのならむしろ当然の帰結か。 詳しく教えてもらえないだろうか。 | |
2006/09/26 00:09:50 |
墓守 ユージーン ──迷夢空間・暗闇── 〔疾走。 長細い刃を片手に。 血が滲み体中が痛むが、ただ”奴”だけを求めて。 過去の記憶が突き動かす。〕 待て!…───お前だ。お前こそが……。 〔前を走る幻影を追う。追っても追っても辿りつけない影。 渇望の声。身を焦がす程の。 あの時、稲妻に撃たれたように直感で分かった。〕 ────…!!!!! 〔辿りつく。 壱合弐合と斬り結ぶ。黒い眼に光のようなものが宿り始め。 どろどろと辺りの暗闇が森のようにざわめき始め。質量のある靄のように彼らを取り巻く。それらは決して触れようとはしなかったが…。 ガギィン。〕 | |
2006/09/26 00:14:57 |
村長 アーノルド [とりあえず、ハーヴェイから彼が知る限りの状況を聴くことにした。] | |
2006/09/26 00:22:02 |
書生 ハーヴェイ はいな。 ま、わいもそないくわしー事しっとるわけや無いけどな。 んん、さっきの質問は…此処は何処かっちゅう事と、 なんでわいが居るんかっちゅう事やったっけ。 わいらの今居る此処は…何処かよう分からん。 怪物襲ってくるし嫌ーな夢は見るし、 木ぃは生えとらんけどあの森と関係ある所やないかなぁ。 [こちらに来てから撮った数少ない、 先日の鞭の様な腕を持つ怪物の写真を見せる。] なんや知らんけど封印されたはずのもんが此処に来とるみたいやな。 停滞空間行くはずなんはどうなっとんのやろか。 こっちで見たんは刃のおっさんにシャロ、ニーナ、ローズはんにタイチョーやな。 …ん?て事は…タイチョーも誰かに、封印されたんか。 [誰かに疑われて、だろうか。 一瞬だけ顔に影が差す。] | |
2006/09/26 00:23:45 |
村長 アーノルド 封印・・・・・ それがはっきり覚えていないんだよね。 丁度怪しい花畑で気が遠くなったところ位までしか。 [鮮明な悪夢を思い出し顔を顰める。] | |
2006/09/26 00:31:42 |
墓守 ユージーン ──迷夢空間・暗闇── ハハハァ! 〔あの時は受け止め切れなかった脇腹への一刀を防ぐ。 眼を爛々と。 されども切り結ぶ力は拮抗し、 そして… 〕 ──────… 〔あの時と、一度味わった同じような感覚。 ズルリと足元が抜けるように。 眼を見開き。 幻影の服を掴もうとし…〕 | |
2006/09/26 00:35:23 |
書生 ハーヴェイ [ぶるりと顔を振る。 アーノルドの言葉に首を傾げ] 覚えてない? それに… …花畑── [結晶に埋め尽くされた地面を思い出す。 あれは花畑に…見えなくも無いかもしれない。] …そーいや、何処行ったんやろ。あれ。 [小さく独り言つ。] | |
2006/09/26 00:40:01 |
書生 ハーヴェイ [と、やや上を見上げ] なんや他に何か言う事あったかいなぁ… [暫く虚空を眺めていたが] …せや。あの建物… [ぽつりと*呟く。*] | |
2006/09/26 00:41:11 |
村長 アーノルド 怪物・・・・? [訝しげにハーヴェイを*見返す。*] | |
2006/09/26 00:45:26 |
墓守 ユージーン ──迷夢空間・谷間── 〔どろどろと辺りの暗闇が凝り固まり、 双璧の崖を作り上げる。 気づけば谷間に倒れていた。 実際に落ちたかどうかは分からずも。 ────そう、ここは悪夢の中なのだから。〕 ..........................。 〔絶望的な眼をして崖の上を見つめる。 そう、あそこにいるのだ。 この崖を登りさえすれば。 あの時は動けずにいた。───だが。〕 | |
2006/09/26 00:54:36 |
墓守 ユージーン 〔「何故か」登る事が出来ない。 ───────知る由もないが、それは。 悪夢に囚われているからで。〕 | |
2006/09/26 00:59:34 |
墓守 ユージーン 何故だ。 何故………何故、おれは… 〔崖に力強く拳を叩きつける。 ずるずるとその手が滑り。 立ち上がると、真っ暗闇な空の下、崖へと手をかける。 幾度も幾度も登ろうと足掻き。 その度に落ちては。〕 | |
2006/09/26 01:08:21 |
墓守 ユージーン おれは....おれは… あああああああああああああ!!!!! 〔周囲に蟲がわらわらと集まれば。 その身を意識あるままに喰らおうと。 節足動物、森の奥深い闇に潜む小動物の類、蛆の類が。 うぞりうぞりと。 生前の死に様を繰り返すかのように。 谷間にへたりこむ刃の体を下から*覆ってゆく。*〕 | |
2006/09/26 01:53:40 |
逃亡者 カミーラ …私は、血と戦場を──。 | |
2006/09/26 03:37:24 |
吟遊詩人 コーネリアス …貴女は──、 ──揺籃と同じ香りがする──。 | |
2006/09/26 03:41:29 |
逃亡者 カミーラ …私は、戦場を愛する。 ──時の満ちた魂を狩ると言う行為の正しさ。 それだけではなく、火花を散らし血を流す生命達、最も身に馴染んだ赤い色が爆ぜ、その果てに訪れる死に安息を覚える。 | |
2006/09/26 03:52:34 |
逃亡者 カミーラ 血液の赤だけが。 | |
2006/09/26 03:54:32 |
逃亡者 カミーラ [微笑] ──あぁ、正しきを遂行するよりも、騎士団の存続よりも。 リリム・チャームンダーの理念よりも。 生まれた時からの女神の為の死神であるはずの眷属の私が、生命が爆ぜる様な戦いの方が好ましいのでは無いかと…そう感じる事があると、言ったら。 戦ってみないかと言ったなら。 ──三日月はどうするつもりなのだ。 | |
2006/09/26 04:02:01 |
逃亡者 カミーラ グレンの言う、リリム・コレの…すべて女神の元へサイクルを委ね直す。それに賛同する訳では無いが。 | |
2006/09/26 04:03:29 |
逃亡者 カミーラ ……違うな。 | |
2006/09/26 04:05:18 |
逃亡者 カミーラ [誰かの姿が明確に、脳裏に浮かんでいる。] ────私は、弱い。 この様な状況で、まったく困った事に…。 | |
2006/09/26 04:06:44 |
村長 アーノルド ああ、建物。 建物が何か? [と、何処か遠くからユージーンの絶叫が聞こえてきたような気がした。] ! ハーヴェイ君、あれ、聞こえた? | |
2006/09/26 09:13:20 |
村長 アーノルド [ハーヴェイに尋ねたものの、彼が否も応も答えぬうちから既に走り出し、] ハーヴェイ君、後頼んだよ! 私は刃君を連れ戻しに行く! [声がしたと思しき方向へと、深い闇に沈んだ領域へ突っ込んでいく。] | |
2006/09/26 09:17:12 |
見習い看護婦 ニーナ 喰われたかな…? [アーノルドを見送る。] しかし…ここが何処であれ… 出られては困る…筈。 [そここで凝固した血液を剥がした] | |
2006/09/26 09:26:05 |
村長 アーノルド [あれ程の恐怖の叫びをユージーンから聞くことになるとは思わなかった。悪夢の素から出た霧に触れて狂乱した時も相当に酷かったが、あれ程ではなかったと思う。] だから言わんこっちゃない・・・。 [仄かに輝く女神像に包まれながら、纏わり付く粘性の闇の中を走っていく。 途中ぎょっとするような異形の影が視界の隅を過っていったが、何故か本能的にそちらを正視することに危険を感じ、ただただ勘を頼りに真っ直ぐ進む。] | |
2006/09/26 09:28:06 |
村長 アーノルド ─迷夢空間・暗闇─ [ユージーンの絶叫が木魂のように残響を残している。 確かにこの近くであろうと思われるのに、周囲は闇ばかりでユージーンの姿はない。 粘性の闇はおどろおどろしく渦を巻き、時折てらりと輝く影を刻みながら流れていく。] 刃君!! どこだ!助けに来たぞ!! 刃君! [女神は警戒するように盾と剣を構え、周囲を睥睨している。] | |
2006/09/26 09:35:38 |
見習い看護婦 ニーナ 封印… 停滞空間…。 ”奴ら”のつかう、特異な封印のちからが何らか作用した結果…なのか が、通常の停滞空間に送られるべきものも此処に居る。 ……悪夢、がでる。 ということは迷夢の森に 関わりがあるのだろうが…。 [ぴたりと中空を見据えて考え込む。 次第に呟きが小さくなる] 迷夢の森とか…夢魔とやらにかんして すこしでも知識があれば…。 ジャヒー様、何故、前もってお教え下さらなかったのですか…それとも、これはあなたの予測を越えた事態なのでしょうか。 | |
2006/09/26 09:43:23 |
村長 アーノルド ・・・何処に居るんだ、一体。 [気配が感じられないかと、感覚を出来るだけ*研ぎ澄まして。*] | |
2006/09/26 09:46:47 |
見習い看護婦 ニーナ [身を休めるように、膝を抱えて座っている。] | |
2006/09/26 10:01:50 |
墓守 ユージーン [まだ喰われてはおらず、膝辺りから鳩尾近くまで 蟲に纏われつかれながらぶつぶつと呟いている。] ───…が、そう… て ゆき だ 〔狒狒の顔に両の指先だけを強く押し当て。〕 何故辿りつけない。 何故、何故、何故。 あの上にさえゆければ。 やっと見つけたのに、おれはここで果てる。 生きて喰われる。何日も何十日もかかって喰われる。 すぐに死にはせずに。 互いに喰って生き延びようとしたものの、それでもおれはここで死ぬ。死ぬのか。死ぬ……… 上だ。上に。あの場所に。 たたかいもせずにしぬのか。こんなむしにくわれて。 ああ、ああ、あああああ。 | |
2006/09/26 13:27:32 |
墓守 ユージーン 〔眼は光を宿し、 崖の上を振り仰ぎ*見つめた。*〕 | |
2006/09/26 13:28:56 |
見習い看護婦 ニーナ [どこかから、アーノルドがユージーンを呼ぶ声 それに混ざって苦悶の声の残滓が、反響に反響を繰り返し変質して不気味にひびいてくる。 座り込んで、じっと体を休めたまま] ひとは、何故夢を…悪夢を見るんだ? 私たちがいま見せられている「悪夢」とは一体何なんだ。 | |
2006/09/26 19:11:47 |
見習い看護婦 ニーナ [ユージーンのもの…と思われる声が 死ぬとか呻くのが不気味にうねりながら響く。 暫し黙して、考え込む様子を見せたあと 自らに繋がるチェーンを掴み ハーヴェイの背に、軽く、まったく何気ない動作で 鎌の石突きをあてた。] | |
2006/09/26 21:04:09 |
見習い看護婦 ニーナ [手元のチェーンが音を立ててほどけた] …甘い。 それともそれを、やさしい、と言うのか? [拘束の解けた手を振りあげ、飛びす去る。 一瞬、目をほそめてハーヴェイを見て アーノルドの駆けていったほうへ、暗闇のなかへ。] | |
2006/09/26 21:50:52 |
村長 アーノルド [懸命に気配を探れば、微かにユージーンの呪詛めいた呟きが聞こえてくる。] ・・・そっちか? [ゆるゆると慎重に進めば、足裏に感じていた確かな感触が急に消え、] | |
2006/09/26 21:55:42 |
村長 アーノルド うわっ!! [慌てて後ろに退く。 動悸が激しい胸を押さえ、片足でそろそろと探ってみると、どうやらすぐそこで地面(?)が消えているようだ。 或いは深い亀裂のようなものがあるのかも知れない。 ユージーンの呟きはその下、奥深いところから聞こえてくると思われた。] | |
2006/09/26 22:00:45 |
村長 アーノルド よもやここへ落ちたのでは・・・ 刃君!!聞こえるかね!! [しかし、返事はなく、相変わらず低い呟きが聞こえるのみだ。] むう・・・。 | |
2006/09/26 22:04:31 |
墓守 ユージーン ...........。 〔ぶつぶつと呟いている。 何事か聞こえれば、ゆらりと立ち上がる。〕 | |
2006/09/26 22:05:58 |
墓守 ユージーン ・・・・・ 来てくれたのか…? | |
2006/09/26 22:06:22 |
村長 アーノルド これは悪夢の霧に冒されたと同じような状態に陥っているらしい・・・。 [しばし思案の後、女神像が捧げ持つ投綱をしゅるしゅると解いて、その端を闇の底へと投げ下ろす。] 気が付くかどうか分からないが・・・。 [ユージーンの居ると思しい辺りの闇をじっと見据えながら呟く。] | |
2006/09/26 22:08:44 |
墓守 ユージーン 〔上を見つめれば、 刃の眼からすれば崖の上にいるように見える。〕 .........。 〔刃達を顕現させると… 距離を置きながら空中に配置。 それを蹴りつつスタリと上に身を屈め降り立った。 蹲ったままだ。〕 | |
2006/09/26 22:17:22 |
村長 アーノルド [いきなり闇を突き抜けて現れたユージーンに驚きつつ] 刃君!!大丈夫かね? | |
2006/09/26 22:20:29 |
村長 アーノルド [慌てて側に近付こうとして] ? | |
2006/09/26 22:24:44 |
墓守 ユージーン ....................。 | |
2006/09/26 22:26:03 |
書生 ハーヴェイ [チェーンの音を聞き振り向けば目の前をニーナが横切る。 しかしそれを見ても追う所かチェーンを投げる素振りすらせず、 唯ニーナの走る背中を見送る。] …行くんか。 くれぐれも無茶すんなよ。 刃のおっさんとタイチョーの事、頼んだわ。 [この声がニーナに届いたかどうか。 さして頓着もせず、残った二人の*様子を見ている。*] | |
2006/09/26 22:26:13 |
村長 アーノルド どうした?刃君。 私が分かるかね・・・? | |
2006/09/26 22:36:04 |
墓守 ユージーン ....。 〔ギラギラした眼をアーノルドに向けて、何か話そうとする。 呟くような声で、聞こえない。〕 | |
2006/09/26 22:38:04 |
見習い看護婦 ニーナ ─迷夢空間・暗闇─ [アーノルドがユージーンを呼ぶ声が場所を示してくれる。 粘性の暗闇の中を、白い外套の裾をひらめかせて走る。 暗闇に吸い込まれて、足音ひとつ聞こえない。 ハーヴェイの言葉は届いたろうか] …手札を殺げば ジャヒー様はお喜びになるだろう。 封印されたって、訳のわからないところへ送られたからと言って構わない。寧ろ、ことを成す機会を与えられたのだ。 | |
2006/09/26 22:39:47 |
墓守 ユージーン 〔狒狒の口から見える素顔の口元が吊り上げられた。〕 お前か。来てくれた。 来てくれたのか。 〔蹲った姿勢からアーノルドの腹へ向けて、 鋭い突きが繰り出される。〕 | |
2006/09/26 22:39:48 |
村長 アーノルド [何か異様な雰囲気のユージーンに、思わず言葉を飲み込んでしまう。] ・・・・・・・・・。 | |
2006/09/26 22:40:45 |
村長 アーノルド くっ!! [いきなり放たれた鋭い突きを、女神が素早く盾をかざすのがやっとと言うところで] まだ悪夢に?! [ざっと後ろに下がる。] | |
2006/09/26 22:42:54 |
墓守 ユージーン 〔ざわりと地面に接した部分から蟲がぼこぼこと湧き出した。〕 くっくっく........。 また会えて嬉しい。 | |
2006/09/26 22:45:01 |
村長 アーノルド [女神が接近をさせまいと牽制のために斧槍を振るい、盾をアーノルドの前にかざし直す。] | |
2006/09/26 22:45:16 |
墓守 ユージーン さぁ、熱い殺し合いを。 ─────弾けさせてくれよ。 〔ギラギラと光る黒い眼で目の前の幻影の姿を見つめる。 満身創痍のまま長細い刃をゆらっと構え、〕 | |
2006/09/26 22:47:54 |
村長 アーノルド [異様な視線から自分を誰かと勘違いしているのだと気が付く。 それこそが、ユージーンが取り憑かれた悪夢の正体なのだ。 額に嫌な汗が流れる。] | |
2006/09/26 22:48:08 |
村長 アーノルド ───私は、殺し合いなんて真っ平ゴメンだ。 [呻くように答える。 女神は目の前の男の闘気に反応して、優美な手を広げて武具を構える。] | |
2006/09/26 22:50:03 |
村長の娘 シャーロット [白の美貌と対峙していた アーノルドの絶叫で身体がびくりと震えた 後はただただ、 眺めているしか出来なくて 怪物が消えればへたりと座り込む 棒に縋るように蹲り動かない 力を使い果たしての休眠かもしれなかった] | |
2006/09/26 22:52:37 |
村長 アーノルド 君は私の隊の隊員、仲間だからな。 [何とかして正気に返すことは出来ないか、出なければ捕らえて無力化せねばと考えつつ、じりじりと間合いを取る。] | |
2006/09/26 22:53:39 |
墓守 ユージーン 待っていた。 ずっと…待っていた。 待っていた。 なのに、その瀬戸際でおれは | |
2006/09/26 22:54:00 |
村長の娘 シャーロット [ ここはどこなんだろう ] | |
2006/09/26 22:55:34 |
墓守 ユージーン 〔アーノルドに襲い掛かった。〕 | |
2006/09/26 22:56:05 |
村長 アーノルド ・・・・・・・刃!! [斧槍を振って正面からの突撃を封じ、同時に矛槍で上空からの跳躍しての接近も封じ。] | |
2006/09/26 22:58:36 |
見習い看護婦 ニーナ [ユージーンと対峙するアーノルドの 背後から気配を殺して忍び駈け寄り] | |
2006/09/26 22:59:24 |
墓守 ユージーン 〔その隙間を縫うように刃達を飛来させるも、〕 | |
2006/09/26 22:59:49 |
村長の娘 シャーロット [そんな事を考えて居た 意識の奥底で 歌が聞える あれは私の声 光が見える 舞台に輝く灯り 炎が見える その煌きは私を讃えて でもその炎は――― ふと、目を覚ます 体力は少しずつ回復している] | |
2006/09/26 23:00:02 |