流れ者 ギルバート −ステラの部屋近くの廊下− [今呼びかけたら夢見の邪魔になるかもしれないと躊躇い、先延ばしにしたいだけではないかと自嘲する。 数分間そう逡巡した末に、漸く扉を叩こうと近づき−−それが僅かに開いたままだと気づいた途端、身体が動いた。 力任せに扉を開き、部屋に飛び込む。] −−ステラ!! [寝台の上に、眠るように横たわる人影。白いシーツが赤く染まって。 しかし、駆け寄るより早く。] ステラ・・・勘弁してくれって、言っただろ・・・ [他の誰にも見えない、白い光が。 待っていたかのようにこちらに向かってふわふわと。] ・・・畜生・・・!! [力なく跪き、空を抱くように−−ただ、涙を。] | |
(7)2006/09/23 23:31:00 |
踊り子 キャロル エッタは・・・とても素直に意見を言っていると思うの。人に流される事が無い。 あれがもし演技ならそれは怖い…でも、そう思えない何かがありるわ。 後は、ハーヴェイさんとトビーね ハーヴェイさんとあたくしって似たような事を言われてますわね、あたくしの方が質が悪いかしら? あたくしを…と希望した方は、確か同時にハーヴェイさんを上げているのでは無いかしら? トビー・・・何故あの子はここに来てしまったのかしら? 言葉を発する事の出来ない子では無かった ただ、そのみている物が、あたくし達とはあまりにも違いすぎた・・・ 身分の上下では無く、あの子が本当は何を見て何が言いたかったのか…もっと聞いてみたかったわ。 | |
(53)2006/09/24 03:59:53 |
鍛冶屋 ゴードン [一頭の馬の蹄鉄を打ち終え、厩舎に曳き繋ぐ…作業中に頭を掠めるのは、昨夜の結果と今朝のこと…] 見る者として名乗りを挙げたニーナ女史と…ギルバート殿。 …この中に一名… ニーナ女史から人と言われたハーヴェイ殿… その言のみで判断が必要な…キャロルお嬢様…ケネス…ヘンリエッタお嬢様。 …この中に一名… [ぐるぐると廻る思考に目を閉じ、眉間を指で押さえた。そして、このように手を止めがちな今日の残り作業に思い当たる] …先ずは早く仕上げて…考える時間を作らなければ。 真実を掴まなければ…トビーやシスターの為にも… [頭を振ると、*続きの作業に取り掛かり始めた*] | |
(83)2006/09/24 17:54:09 |
書生 ハーヴェイ [自室のベッドの上、座り込んだままで。 組んだ自分の手を見つめながら] …ステラさん、か。 僕の身の証は立てられぬまま… ニーナは僕が無実だと言ってくれた。真実を…でも、それは他の人には真実かどうか判らない… 皆はこれをどう見るだろう。 殺されたステラさんは、宿す者では無い。 でも、それを助ける存在だったかもしれない… ニーナの事は信じたい…でも、たとえ宿す者であっても嘘は吐けない筈だ…僕を…処刑して無実だと判れば自分が危ないのだから。 では、助ける者なら? 僕を疑う者も居るだろう…真偽を問うために… その時自分の出した結果がギルバートやゴードンと同じなら、自分の信用も得ることが出来る。 …いずれの場合も僕を無実と言っておいた方が安全、と言う事か。 僕は殺されるわけにはいかない…ロッテを一人には出来ない。 ロッテの手助けを…ロッテの代わりにその重荷を… そう思ったんだけど、な… [屈み込み、額を手に当てる。震えているのは泣いているのか笑っているのか…自分でも*分からずに*] | |
(88)2006/09/24 18:54:50 |
踊り子 キャロル ステラがハーヴェイを希望しているので、自分はラッセルをと言ったり(>>2:550) 今は、全く違う事を言っているわね? そこに矛盾を感じる と言うお話し。 勘違いなら勘違いと言ってくれれば、いっそすっきりしたのに… | |
(138)2006/09/24 23:29:41 |
お嬢様 ヘンリエッタ わたしもギルバートさまは偽だと疑ってますの。 最初の時に「嫌だ」ではなく素直に「魂を見る者」だと言えばまだ信じられたのですわ。 ついでにわたしはナサニエルお兄さまが危険な目にあうのを避けるためというのも、いまひとつ納得してませんの。>>2:485 確定した能力者の身代わりに、危険を引き受けるのは望むところだと思いますの。 | |
(178)2006/09/25 01:24:57 |
のんだくれ ケネス ただな…ギルの言葉で、もう一つやたら引っかかるものがあるんだ… 昨日、シャーロットさんが俺達に決定に従うか否かって確認を取ったの、憶えてるか? あん時、ギルは「自分が処刑されることになっても必ず従う」って、言ってたんだよな…? これが、腑に落ちない。 もしギルが宿す者なのなら、たとえ自分が処刑されることになっても、もう1人は絶対に生き延びるっていう確信があったのか? それとも、自分が感応するものだから、むしろ宿す者の盾となって死ぬことは願ったりと思ったのか? 何にしても、だ… 俺は、軽々しく自分の死を口にする奴らは、あまり信用できない… ニーナ、お前さんにも言えることだ… | |
(180)2006/09/25 01:27:44 |
書生 ハーヴェイ いや、ステラが襲われないとは思っていないよ。 ニーナかステラのどちらかかも知れないというのは予想していたし、ステラさんが襲われないと思っていたとは言っていないと思うんだけど? ただ「襲わないで欲しかった」と言うだけで。 ステラ以外の可能性で言おうか。 まず、僕はない。処刑を一度無駄にできるのに襲うはずがない。 そして、ロッテを襲う意味もない。 あの子の性格なら、上手い具合に自分たちの言う事を聞かせられると思うんじゃないかな。 一番可能性があるのは死者をみるものの二人。 でもこれもあまり意味がないな。死んだものの判定を誤魔化す必要はそうないだろう。 宿す物を処刑したのでもない限り。 宿す者が居るなら尚更襲えないと思う。 | |
(181)2006/09/25 01:28:13 |
お嬢様 ヘンリエッタ わたしもそろそろ休みますわ。 その前にハーヴェイさま。 昨日のお言葉にひとつお返事を。>>3:339 「あの時、僕か彼かで…ラッセルが選ばれた…僕に恨み言の一つも言いたい筈だ」と言われてましたわね。 わたしにとってあの時ハーヴェイさまのことは見る先としてはともかく、送り先としてはトビーしか選びようがなかったのですわ。 そして、恨み言をもし言うのなら相手は‥‥ナサニエルお兄さまとラッセルお兄さま、そしてわたし自身。 あの日の事でハーヴェイさまに対して、わたしがどうこうということはありませんの。 | |
(196)2006/09/25 02:06:22 |