人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1758)色情狂たちの協奏曲 : 5日目 (1)
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……

村長の娘 シャーロット に、6人が投票した。
書生 ハーヴェイ に、1人が投票した。

村長の娘 シャーロット は、村人の手により処刑された……
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか?
現在の生存者は、書生 ハーヴェイ、見習い看護婦 ニーナ、双子 リック、学生 ラッセル、流れ者 ギルバート、冒険家 ナサニエル、の6名。
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/28 21:14:49
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/08/28 21:16:33
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/28 21:21:24
書生 ハーヴェイ
―1階・広間―

……飲めない?
ああ、そういえばそうだったな。てっきりリックが飲ませるものだとばかり思っていたのだがな。

[なるべく3人の様子を見ない様にとしていたハーヴェイは、キッチンからストローを持って来て、ナサニエルのグラスに注す。その口許にストローを持って行き、水を飲ませた。]

……口移しなどという真似はせぬぞ。面倒ごとは、御免だ。
(0)2006/08/28 21:25:33
冒険家 ナサニエル
―1階 広間―

頼まないよ。

[面倒そうにハーヴェイに答えてストローに口をつけ、一口飲んで少し咳き込む。]

…吸うよりそのままグラス支えてくれた方が楽だったんだけど…。
……もういらない。
(1)2006/08/28 21:31:02
見習い看護婦 ニーナ
[浴室で自分の中に手をいれて掻き出すうちに肌が上気してくる]

あ・・・はぁん・・・

[胎内の精液を掻き出すことにより快感が高まり切なそうな声がでてしまう。
浴室の中で喘ぎ声を響かせながらニーナは自らの手で秘所をまさぐり続けている]
(2)2006/08/28 21:39:12
書生 ハーヴェイ
……分かった。

[無表情を保ってグラスをテーブルに置き、ナサニエルに語りかける。]

拘束してすまないが、しばし我々の調査に協力してもらう。ギルバートの言う通り、シャーロットが果たしてお前の仲間かということを知ること。それから「殺人淫楽症」の正体を探ること。……以上の2点が目的だ。

他の人間がどう言うかは知らぬが、すぐに処刑だのというのは、私は好まぬ。しばし付き合って欲しい。

[ナサニエルを拘束する縄を解き、肩を軽く叩く。]

……立てるか?立てぬなら、手伝うが。
(3)2006/08/28 21:41:07
冒険家 ナサニエル
…………。

[ハーヴェイの言葉に表情をサッと落として無表情のまま見上げ。]

……っ。

[薬の後遺がまだ残っているのか、肩に置かれた手にはピクりと体が反応するが小さく横に首を振るとふらふらと立ち上がった。]

…………。

[黙秘を行使する、と言わんばかりに無言のまま解かれて落ちる縄を見ている。]
(4)2006/08/28 21:53:44
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/28 21:54:59
書生 ハーヴェイ
[押し黙るナサニエルを見て、ふと息を吐く。]

……だろうな。そう簡単に、犯人が喋るとは思わなかったが。

だがな、前にも言った通り……私は研究者として、目の前の「患者」を何もせずに殺すのは好まぬ。誰が犯人かを吐く気が無いのなら、せめて殺人に至るまでの生理的指標や、心理的構造について調べさせていただきたいものだ。

……まあ、満足な機材が無い以上、今は心理面談を行うことしかできぬがな。
(5)2006/08/28 22:01:06
学生 ラッセル
――二階 自室――

[腸内から吸収された強い媚薬の効果で理性を失ったラッセルは、その後狂ったように快楽を求め乱れていった。

女と二人の男に手足を縛られ、ぐちゃぐちゃに犯され、それでも快感に喘ぐ姿は、到底ハーヴェイには見せられないもので。白濁した液塗れの体のまま横たわったラッセルは、いつの間にか誰も居なくなった暗い部屋の中で、戻ってきた理性と置かれた現状の狭間で悲しみに暮れていた。]
(6)2006/08/28 22:05:36
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/08/28 22:06:59
書生 ハーヴェイは、左手の人差し指で、指輪が揺れるのを感じている。
2006/08/28 22:08:15
冒険家 ナサニエル
[ハーヴェイを一瞥して薄く笑みを浮かべ]

……ああ、「モルモット」ってやつ?
あんたは人を道具にするのが好きだね。

[それだけ言うと興味を失ったようにまた無表情になり、どうにでもしろと言わんばかりに佇んでいる。]
(7)2006/08/28 22:08:48
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/28 22:09:42
書生 ハーヴェイ
モルモット……か。まあ、否定はせぬ。
どんなに説明しても、この言葉だけはどうにも避けられん。この業界に身を置くせいか、若干馴れているのでな。もっと手酷い言葉も浴びているよ。

[自嘲気味に笑いながら、ナサニエルに答える。]

……お前がもしこの症状に苦しんでいるのなら、私の調査に手伝え。いくらレアケースでも、世の中にはお前以外にも「殺人淫楽症」で苦しんでいる人間が居るやも知れぬ。

それすらも必要無いのなら、黙秘を続けるがいい。
(8)2006/08/28 22:18:14
見習い看護婦 ニーナ
[一通り掻き出した後念入りにシャワーで洗い流し冷水のシャワーで体の火照りを静めている]

気持ちいい・・・

[やがてシャワーを浴び終えたニーナは広間に戻っていった]
(9)2006/08/28 22:20:26
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/08/28 22:27:47
流れ者 ギルバート
[リックを抱き締めたまま、ナサニエルとハーヴェイの会話を聞くともなく聞いている。]
(10)2006/08/28 22:28:30
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/28 22:29:57
書生 ハーヴェイ
……ギルバート。
シャーロットに会いに行くのだろう?……ナサニエルを連れて。

そろそろ、行こうか。
(11)2006/08/28 22:31:40
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/08/28 22:32:25
冒険家 ナサニエル
[表情を落としたままハーヴェイを見つめて]

………症状、だとは思ってないよ。

…でもそうだね、気が向いたからまた話してもいいかもね?
俺が処分されるまでは。
(12)2006/08/28 22:33:26
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/08/28 22:35:10
書生 ハーヴェイ
[ナサニエルの方を向き、あえて表情を変えずに返事をする。]

ああ。気が向いたら……頼む。

[そして、ギルバートに向き直る。]

……行こうか。ナサニエルが正直に言うとは思えぬが、まあ……お前が連れて行きたいのなら。
(13)2006/08/28 22:37:32
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/28 22:40:30
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/08/28 22:42:05
見習い看護婦 ニーナ
[広間に戻ってくると皆が集まっていた]

どうしたんですかみんなで集まって?
(14)2006/08/28 22:43:01
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/08/28 22:44:30
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/28 22:45:34
冒険家 ナサニエル
[ギルバートを一瞥して]

…聞いちゃいないみたいだね。
何喋らされるかわかんないけど。
モルモットの言うこと最初から信じないとか言ってたら
得たいものも得られないんじゃないの?

[どうするのさ、と目でハーヴェイに問いながら]
(15)2006/08/28 22:47:36
見習い看護婦 ニーナはメモを貼った。
2006/08/28 22:49:17
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/28 22:58:27
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/08/28 22:59:24
学生 ラッセル
――二階 自室――

[ラッセルがこの期に及んで自分の母親の性癖に付き合ったのは、ハーヴェイに実母との関係をばらされたく無いが為の口止めだった]

[あの日、ハーヴェイの部屋に掛かってきた電話の内容は、母親に遣われた警官が、ラッセルとハーヴェイの関係を知った上で、ラッセルが実母との変わった関係を築き上げている事を、ハーヴェイ自身に打ち明けるという脅しの内容だった。
それをハーヴェイに知られた苦が無い為に…。ラッセルは一度は逃げた筈の古巣へ戻るような行為を承諾した。女装をし、媚薬で解かされた体を複数の男に強姦される。実母の狂ったような趣味にずっと付き合ってきたなど、それが本心からではないにしろ、ラッセルはハーヴェイにだけは知られたくはなかった。]
(16)2006/08/28 23:01:35
書生 ハーヴェイ
……いや。お前が……いや、人間がいつも本当のことを言うのか、或いは嘘を言うかは分からん。

人間は、己や大切な者の保身のために、時に嘘をついたり、誇張、歪曲、過小評価……あらゆることをするからな。だから、きちんと見極めねばならない。

って…ああ、なんだか当たり前のことしか、言っていないなぁ……。

[自嘲気味に言うと、ハーヴェイは一人で広間から出ようとする。]

ナサニエルの薬の効力は切れたし、歩けるとも思えぬ。むしろ私がシャーロットを呼びに行って来る方が良い気がした。

ニーナ、もし来られるなら、お前が一緒に来い。女の部屋に男が入るのはあまり良くないからな。

[ハーヴェイは、広間を後にした。]
(17)2006/08/28 23:05:09
冒険家 ナサニエル
[小さく溜息をつくとハーヴェイに向き直り]

…俺のあの蒼髪の女の子の関係…。

前にあんたに話した通りだよ。

[薄く笑むとソファーまで歩いて静かに座り]

…ニーナ、水取ってくれない?
少し喉が渇いたんだ…。

[暴れないから、と手錠を見せて小さく微笑み]
(18)2006/08/28 23:05:20
学生 ラッセル
ハーヴェは…ここには来ないよね…。
きっと今日もまた…犠牲者が出て…。
研究熱心なハーヴェは…そっちに気を取られているから…。

あぁ…でも、はやく元の姿に戻らないと…。
へいきなかおをして…なにもなかったようにふるまって…ハーヴェの温もりに…身を浸せばいいんだ…

[ラッセルは着衣を乱され、床に寝そべったまま、感情の消え失せた眼差しで一点を見つめ、そっと呟いた。]
(19)2006/08/28 23:05:43
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/28 23:14:28
書生 ハーヴェイ
―2階・シャーロットの部屋の前―

[ハーヴェイは、部屋の扉をノックする。何度シャーロットの名を呼んでも、シャーロットからの返事は無い。]

……シャーロット?起きているか……?シャーロット?

[何度も何度も、部屋の扉をノックする。しかし返事は無い。]

……まさか……レイジローの時と、同じ……!?シャーロット、おい、シャーロット!!扉を開けろ!!返事をしろっ!!

[幾度めかの「嫌な予感」が脳裏をよぎり、顔面蒼白になったハーヴェイは、静かに扉を開けた……]
(20)2006/08/28 23:19:04
学生 ラッセル
あぁ、今日も…月明かりが綺麗だね…
こんな綺麗な月明かりの中、ハーヴェに触れられたら…どんなに幸せなんだろう…

Stand for a world Where you and I can breathe.
Where we walk with the spirit And we hear
Music of the angels

ねぇ、ハーヴェ…こんな穢れた僕だけど…一緒に生きてくれる?
僕の為に癒しの歌を歌ってくれる…?
僕はもう…ハーヴェにどう接したらいいか…判らないよ…

[ラッセルは途切れ途切れに歌を口許に乗せながら、静かに涙を流した。]
(21)2006/08/28 23:24:47
書生 ハーヴェイ
―2階・シャーロットの部屋―

[扉を、開ける――
 部屋の中は、月明かりが静かに支配し、ベッドに横たわるシャーロットの純白のドレスを、仄かで優しい蒼色に染めている。]

……シャーロット?起きて……い……

え……………!?

[静かに眠るシャーロットの双の乳房の間には、銀色のナイフが突き刺さっている。まるで花を両手で抱くようにナイフを持つその姿は、凶暴な裏人格「エルシア」ではなく、儚げな「シャーロット」……清らかで、危うさを帯びた少女のものだった。]

………死んで、いる、のか………?

[おそるおそる脈を取るが、何の動きも無い。]

…………………っ!
また、犠牲者が………っ!

[ハーヴェイはシャーロットの部屋を出て、広間へと戻って行った。]
(22)2006/08/28 23:31:09
見習い看護婦 ニーナ
[ハーヴェイに頷いて一緒に上にあがる]

シャーロットさん?いたら返事してください。

[だが返事はなく扉に鍵はかかっていない。
ハーヴェイがあけた扉からニーナも部屋に入った]
(23)2006/08/28 23:34:30
見習い看護婦 ニーナはメモを貼った。
2006/08/28 23:35:37
書生 ハーヴェイ
……ニーナ。来てくれたのか。

[ハーヴェイは、安堵したような表情を見せた。]
(24)2006/08/28 23:36:53
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/28 23:38:07
見習い看護婦 ニーナ
[ハーヴェイがベッドに眠るシャーロットに駆け寄る。
脈や瞳孔などを診るが既に手遅れだった。]

シャーロットさん・・・安らかに・・・

[シャーロットに毛布をかけてハーヴェイのあとを追った]
(25)2006/08/28 23:40:04
見習い看護婦 ニーナはメモを貼った。
2006/08/28 23:41:45
冒険家 ナサニエル
[ハーヴェイの後を追って出て行くニーナの後姿を微笑みながら見送って]

…ま、賢明な判断だね。

[小さく肩を竦めるとそのままソファーに横倒れた。急に変わる視界に気分悪そうに眉を顰めゆっくりと瞬きをするとぼんやりと視界を定めないまま熱の篭った溜息をつく。……全身がだるい。]
(26)2006/08/28 23:42:07
書生 ハーヴェイ
―階段にて―

ニーナ……すまないが、伝言を頼まれてくれないか?
広間に居る皆に、シャーロットの死を伝えて欲しい。

……私は、ラスの様子を見て来る。あいつだけ、安否の確認が、できていない。……頼む!

[そう言うと、2階の方へと駆け上がって行った。]
(27)2006/08/28 23:44:21
見習い看護婦 ニーナ
[ハーヴェイを呼び止めて]

ここはお任せします。
私は下の皆さんに伝えてきます。

[そういって下に下りていく]
(28)2006/08/28 23:46:10
書生 ハーヴェイ
ありがとう、ニーナ。頼んだ!

[2階から階下へと大きな声を掛けると、自室へと向かい扉を開ける。]

……居ない。ラス……どこだ?

[足早にラッセルの部屋へと向かったハーヴェイは、息つく暇無く扉をノックする。]

ラス!ラスっ!!
(29)2006/08/28 23:51:44
見習い看護婦 ニーナ
一階広間
[下に下りてきたニーナはいる人にむかって]

シャーロットさんは・・・死んでいました。
おそらく自殺でしょう。何故かはわかりませんが・・・

[そういってシャーロットの冥福を祈っている]
(30)2006/08/28 23:52:45
冒険家 ナサニエル
[ニーナの話をぼんやりと聞きながら相槌を打って]

…そっか。
可哀想にね…こんな環境下だもんね。

[可哀想に、という言葉はシャーロットだけではなくニーナにも向けられているようで。気だるそうに溜息をついた。]
(31)2006/08/28 23:58:40
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/08/28 23:59:12
見習い看護婦 ニーナはメモを貼った。
2006/08/28 23:59:14
学生 ラッセル
――二階 自室――

[どれ位ぼんやりしていたのだろう…。流れた涙はすっかり乾き、頬には軌跡がうっすらと残っている。]

[と、その時聞こえたけたたましくドアを叩く音。そして自分の名前を呼ぶ…愛しい者の声。今一番会いたくて、会いたくない者の声にラッセルは上体だけを起し…]

早く…何処かに隠れなきゃ…

[重く圧し掛かる鈍痛の体を引き摺り、入り口とは別な方向へと這い出した。]
(32)2006/08/28 23:59:37
書生 ハーヴェイ
ラス……おい、ラスっ!!
生きているのか!?開けるぞ!!

[主の返事も無いまま、ラッセルの部屋の扉を開ける。]

ラス……!?

[扉を開けると、目の前にはもぞもぞと部屋の奥へと移動するラッセルの身体がある。安堵した様子で、ハーヴェイは部屋の中へと足を踏み入れた。]
(33)2006/08/29 00:10:07
学生 ラッセル
[開け放たれたドアの音に、ラッセルは身震いをした。
こんな格好を見られたくないが為に、彼らの申し出を泣く泣く受けたと言うのに。
ラッセルは身を硬くし、ハーヴェイの視線から逃れようとした。]
(34)2006/08/29 00:14:32
書生 ハーヴェイ
[部屋の隅で身を硬くするラッセルに近付く。]

……ラス?どうした……?そんなに怯えて……。まさか、殺人淫楽症患者に、やられたのか……?

服だって、こんなにボロボロで……怖かったのか……?こっちへ、おいで……

[ハーヴェイは、ゆっくりとラッセルに近付いてゆく。]
(35)2006/08/29 00:25:55
学生 ラッセル
[ゆっくりと近付いてくる足音は、敷き詰められた絨毯に埋もれ、正確な距離は掴めないが、明らかに側に居る事を窺わせる。
絶望と諦念に苛まれながらも、ラッセルはハーヴェイに向かい震える声で…]

こっ…来ないで…ハーヴェ…。
俺の事を思っているなら…今は近付かないで!
(36)2006/08/29 00:31:08
書生 ハーヴェイ
……ラス?どうして……?辛いことがあったのか?話してごらん、ラス……。痛い思いをしたのなら、私が受け止めてやるよ……

[いつになく優しげな声で、ハーヴェイはラッセルに語り掛ける。一歩ずつ歩みを進めるうちに、足下に奇妙な感触を覚える。]

ん?何だ、これは。……ウィッグ?

え……ラス、待て!何だその恰好は!?服が……ズタズタじゃないか!!

[ラッセルの尋常ならない雰囲気に慌て、駆け寄って相手を抱き締める。その背中には、精液の跡が幾つもの筋を成している。]
(37)2006/08/29 00:41:10
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/29 00:43:35
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/29 00:46:10
冒険家 ナサニエルは、書生 ハーヴェイに話の続きを促した。
2006/08/29 00:47:40
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/29 00:54:49
学生 ラッセル
だから…来ないでって言ったのに…

[欲情の跡が至る所に付着した体を抱かかえられ、ラッセルは力なく笑った。]

ねぇハーヴェ…お願いだから…離して。
俺の事を本当に好きなら…今はそっとしておいて?
(38)2006/08/29 01:09:30
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/08/29 01:10:38
書生 ハーヴェイ
[ラッセルの言葉に、静かに首を振る。]

……いや。駄目だ。
ラス……怖い思いをしたのか?辛かったのか?苦しかったのか?
……笑わなくて、いいよ。

[尻をつき床に座り込んで、しばらくの間ラッセルの身体を抱き締める。]

……身体が汚れているね。洗い流してこようか。

[ラッセルが纏っている服を脱がせて、そっと頭を撫でた。]
(39)2006/08/29 01:22:30
学生 ラッセル
ねぇ…ハーヴェは俺のこんな格好見ても驚かないの?
何でかって聞かないの?
軽蔑しないの…?

[ハーヴェイの変わらぬ優しさに、ラッセルは戸惑いながら質問を重ねた。]
(40)2006/08/29 01:25:32
書生 ハーヴェイ
……いや、驚いたよ。理由も知りたい。
だが……無理には聞かない。
話したくなったら、話してごらん。

[痛々しい跡が残るラッセルの服を捨て去ると、ラッセルの手を取り、シャワールームへと向かった。自身はシャツとズボンの裾をたくしあげるだけの恰好で、ラッセルの身体を温い水で洗い流してやる。]

……もう、怖くないからな。

[柔らかい泡を纏うスポンジで、背中をなぞりながら呟いた。]
(41)2006/08/29 01:34:18
学生 ラッセル
[羞恥を眠らせ、無理に着た服をハーヴェイ自身の手で剥ぎ取られた瞬間、ラッセルは安堵したように溜め息を吐いた。と、同時に静かに溢れ出す涙をそのままにシャワールームで温水を被ると、何もかも浄化されるような気がした。もちろん、ハーヴェイの施しがあるから、そのような事を思えるのだろうけど。]

ハーヴェが…聞きたいって言うのなら言う。でも…俺の子の格好を見て…何処かで軽蔑してらり…、この先誰か他の人に興味を持ったり…好きになるかもしれないと言う予感が有るなら…俺は言わないよ?

――だって…ハーヴェに傷を作りたくないもん。俺の過去のお陰でラッセルを嫌いになっただなんて、そんな悲しい思いをハーヴェに味合わせたく無いから…

[心地よい感触を背中で受けながら、ラッセルはハーヴェイの覚悟を窺うような問い掛けをした]
(42)2006/08/29 01:46:04
書生 ハーヴェイ
……そんなことは、しない。
人間、誰もが後ろ暗い所を持っているだろう?

この私もそうだし……私にも、ラスに言わなければならない隠し事がある。

……軽蔑なんかしないよ。お互い様だからね。
(43)2006/08/29 01:50:38
学生 ラッセル
後ろめたい事…ね。ハーヴェも持っているの?
それは…いや、聞かないで置く。聞いた所で俺にはどうにも出来ないし。
――でも…俺のこの姿については聞きたいだろう?
人って、全く知らなければ興味を示さないものでも、目の前でちらつかされれば、嫌でも気になって来るんだよね?

俺、近い将来ハーヴェが俺の手元から離れて行っちゃうこと、知ってる。だから、俺という人間と僅かだけでも交わった記憶を留めておく為にも…俺の話を聞いてよ?詰まらない話だけどね…

[そう言って苦笑混じりに微笑むと、ラッセルはシャワーの水音に掻き消されそうな弱々しい声で、自分の過去を語り始めた。]
(44)2006/08/29 02:04:37
学生 ラッセルは、書生 ハーヴェイに話の続きを促した。
2006/08/29 02:04:43
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/08/29 02:09:51
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/29 02:15:38
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/08/29 02:36:19
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/08/29 02:39:49
流れ者 ギルバート
──一階・広間──

[リックを抱き締めたままで居て、どれくらい時間が経っただろうか。ハーヴェイと共にシャーロットを探しに行ったニーナが戻って来た。]

…シャーロットが自殺?
どうして。

[ニーナは問いに答える事はなく、祈りを捧げ始める。ナサニエルの反応は、クスリの所為かけだるげで。
──それと同時に、警官達がざわざわと出入りを始め、周囲がにわかに騒がしくなる。アーヴァインやネリーの時と同じ様に、メタリックグレイのシートに包まれた、キャロルの遺体、マンジローの遺体が外へ運び出されて行く。]

片付けられた死体は何処に行くんだろうな?

[これから、処刑になるであろうナサニエルの横でそんな言葉を呟き。]
(45)2006/08/29 03:30:25
流れ者 ギルバート
警察に運び出される前に、シャーロットの遺体を…見て来るよ。大して関わりがあった訳じゃないが、自殺なら最後に会ったのは俺かもしれない。
(46)2006/08/29 03:33:25
流れ者 ギルバート
──二階・シャーロットの部屋──

[部屋には既に警官が入り込み、撤収の為の作業をはじめようとしているところだった。
好奇の視線やざわめきを無視して、シャーロットの遺体にそっと近付く。ニーナがあれはきっと自殺だと言った理由は、雰囲気をみればすぐに分かった。]

貞操帯をはずしても、何の効果もなかったんだろうか?

…シャーロット…それとも、エルシア。
どうしてそんなに安らかな顔をしているんだ。
自殺を選んで…幸せ…なのか。

俺には、わからない。
…俺は死ぬのが怖い。
嗚呼、自分で選んだ道だから、それで良いと言う事なんだろうか。

[溜め息を付く。
ギルバートの目の前で、シャーロットの遺体は無情に回収されて行く。]
(47)2006/08/29 03:59:18
流れ者 ギルバート
シャーロット。
あんたを閉じ込めていた貞操帯は。
…俺の部屋に放置したまま、かねぇ。
(48)2006/08/29 04:02:06
流れ者 ギルバート
──二階・シャーロットの部屋→自室──
[貞操帯の存在を確認した所でどうなるわけでもない。シャーロットが遺書を残した事を知っている訳でも無かったが、虫の予感の様なものがあったのかもしれない。ギルバートが戻ってみると、貞操帯は何処へ消えたのか、部屋の中にはなく。かわりにシャーロットの遺書と、純金の懐中時計が置かれていた。]


「"貞操帯を外してくれた代金に値するかはわかりませんが、
この懐中時計を渡します。私の家…Ecliss家の紋章が施された純金の物です。
何らかのお役に立てれば…とは言ってもお金に換えることしか出来ないでしょうが。
そしてエルシアが貴方に刃を向けた事、お詫び致します。

でも、これだけはわかって欲しい。
この中にいると言われている殺人淫楽症患者も、そうでない者も皆……寂しい独りの人間だという事を。

……私が言っても説得力はないでしょうが。

他の皆さんにも宜しければ伝えて下さい。
ご迷惑をお掛けしてごめんなさいと。

そして、ありがとうと。

                   ──Charlotte Ecliss"」
(49)2006/08/29 04:30:30
流れ者 ギルバート
[シャーロットか、エルシアか。どちらの筆跡なのか分からない。
ぼんやりと、懐中時計を眺めながら、ベットに転がり。天井を見上げて、ギルバートは、この部屋が随分と久しぶりのものだと感じた。]

「殺人淫楽症患者も、そうでない者も皆……寂しい独りの人間」か。

嗚呼、確かに。
…寂しいな。

[天井に手を伸ばして、]

傷をひきずって歩く、俺は薄汚れてる。
死の恐怖に怯え、誰かを傷つけて…取り返しが付かない。
──ボロボロと色々なものを零して失う。

たった1つ、受け入れてくれる…ぬくもりが欲しい。
違うな、そうではなくて。
(50)2006/08/29 05:11:31
流れ者 ギルバート
愛されてたいんじゃなくて、…愛したいんだ。
愛さない者は、愛されない。

…そう言う事だろう。
(51)2006/08/29 05:14:16
流れ者 ギルバートは、金時計を落とし、涙がにじむ目元を*両手を覆った*。
2006/08/29 05:14:55
双子 リックはメモを貼った。
2006/08/29 07:13:59
見習い看護婦 ニーナ
[ナサニエルの方を見て]

そうですね。これから、だったはずなのに・・・
そういえば水が欲しいんでしたね。持ってきます

[ナサニエルにそういって厨房から水を汲んでくる]
(52)2006/08/29 09:30:59
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/08/29 09:41:17
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/29 09:50:26
見習い看護婦 ニーナ
[ナサニエルの傍に座って水を渡そうとするがナサニエルの手に手錠がかかっているのを見て]

あ・・・それじゃ飲みにくいですね。

[少し考えて水を口に含みナサニエルと自分の唇を重ね合わせる。]

ん・・・ん・・・ふぁ・・・

[突然のことに驚くナサニエルに口の中の液体を注ぎ込んだ]
(53)2006/08/29 12:48:08
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/08/29 12:54:05
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/29 13:03:53
見習い看護婦 ニーナ
[ナサニエルからそっと離れて]

この前私の我儘を聞いてくれたお礼です。
もしかしたらお礼にならないかもしれませんが。

[ナサニエルをそっと抱き締めて]

貴方がなんであれ私にはやさしかった。
少なくともギルバートさんの様にひどいことはしなかった。
・・・ありがとうございます、ナサニエルさん。
あの時我儘を聞いていただいて。
そして私が縛られたとき助けてくれたことも。
貴方が患者でなければよかったのに・・・

[そういってナサニエルを抱き締めた]
(54)2006/08/29 13:10:45
見習い看護婦 ニーナはメモを貼った。
2006/08/29 13:13:05
冒険家 ナサニエル
[頭の中がぼぅっとする。薬の効力は切れているはずなのに背筋が少しずつ冷えていって、逆に体中が熱に少しずつ侵食されていく感覚…薬を打たれた、という衝撃に体が反応してノセボ効果のようになっているのかもしれない。だから薬は嫌いなんだ…と内心一人ごちる。
ニーナの言葉に起き上がろうとするが体が思うように動かず、昨日ハーヴェイが使っていたストローを持ってきてもらおうと思ったところで口移しで水を含まされる。]

……ん……

[口の中が一瞬冷える心地よい感覚に目を細めて、大人しく嚥下する。抱きしめてくるニーナを不思議そうに見ながら]

…ニー、ナ…
もう少し、飲みたい…。
(55)2006/08/29 13:18:51
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/08/29 13:21:21
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/29 13:27:13
書生 ハーヴェイ
―2階・ラッセルの部屋―

[ラッセルの髪を洗い終えた、シャンプーだらけの手を止めた。指から落ちそうになった3本のリングの位置を直しながら言葉を返す。]

「私に傷を作る」…「目の前でちらつかされれば興味を持つ」…か。はは…随分と酷い物言いだな、ラス。お前は…肝心なことを言う時はいつもそうだ。そうやって怯えてみせて、私を試す。

[あちこちが濡れたズボンで手を拭き、ポケットから財布とカードケースを部屋の中にそっと投げ入れた。]

でも、それでもいいよ、ラス……話してごらん。
……私も、もう怒鳴って逃げたりはしないから。

全てを、受け入れるためにね。

[シャワーの湯をラッセルの頭にかけ、シャンプーを全て洗い流すと、ラッセルの背後に座り彼の言葉に耳を傾け始めた。]
(56)2006/08/29 13:36:36
見習い看護婦 ニーナ
[ナサニエルにそっと頷きコップの中の水をもう一度口に含みナサニエルへ口移しで飲ませた。]

ん・・・く・・・

[液体が全てナサニエルの方へ移っても名残惜しそうに少しの間口付けを続けていた]
(57)2006/08/29 13:40:09
流れ者 ギルバート
[両手で目を覆ったまま、涙を流し続けている。]

…様々な事が混じりあって、苦しい。自分の行動がわからない。
嗚呼、俺は何がしたいんだ?

[傷付き混乱したギルバートの脳裏に、随分前に見たようなリックの小さな笑顔が浮かぶ。あるいは、年相応の子どもらしい仕草…。]

あの子を独占したいのは、俺のエゴだ。

…ナサニエルが人殺しの患者で良かった。これで、ナサニエルをリックから引き離す事が出来る。
そう思っている俺は、酷く醜い人間なんだろう…。

自白屋と言う汚れた仕事も、殺人犯よりはマシだと思っていたが、あまり大差なくなってきた。

俺はナサニエルを殺したい。
…嗚呼。

だが。
ナサニエルを俺が殺せば、リックをさらに傷付ける。リックの泣き顔が見たいわけじゃないのに。
(58)2006/08/29 14:21:11
書生 ハーヴェイ
[ハーヴェイはひとり自問する。]

(……もし、ラスが居なかったら。殺人淫楽症患者に殺される恐怖に晒される日々が、ただ私の目の前に横たわっているのだとしたら、私はどうなっていたのだろう。私は冷静で居られたのだろうか?ひっそりと孤独に震える日々が続いたのだろうか?いつものように他の誰かの温もりを弄んでいるだけだったのだろうか?…ああ…或いは……)

[部屋の中に目をやる。ハーヴェイのものと思われるIDカードが、投げ出されるように床に横たわっていた。]

(私にはラスが居て。リックにはナサニエルとギルバートが居る。…ああ、そういえばギルバートはリックに睨まれていたか…。ギルバートは、一体今何を思うのだろう?自分が愛そうとする人間に睨まれる悲しさは、いかほどのものだろう?…そして、ニーナは?…ああ、そうだ。孤独で痛々しい日々が、我々の元にもたらされているのだ…)

……己の孤独を癒す者、か……

[ハーヴェイはぽつりと呟いた。]
(59)2006/08/29 14:40:48
流れ者 ギルバート
[両目を覆う手を漸く外す。天井を見上げるギルバートの目はすでに乾いている。]

…俺は死にたくない。
自分がどんなに酷い人間で、どんなに酷い人生だろうと…な。
もがきながら、生きていたい。

死ねば全ては終り。
そこには、何もない。
天国なんてありはしないだろう。

殺人が許されないのは、殺された人間の全てが終るからだ。

生きてれば、いつかどうにかなるかもしれないのに、死の先に未来はないんだよ。

…でも、だから死んだのかシャーロット。あんたに殺されかけた俺が、あんたの自死を責めるのは可笑しいか。
(60)2006/08/29 14:41:30
冒険家 ナサニエル
[こくりと口に入れられたそれを飲み干し、続けられる口付けには予想していなかったのだろう、息苦しそうに眉を寄せ]

……ん…ん…っ…

[手元から微かに手錠の金属音が響いた。]
(61)2006/08/29 15:01:43
流れ者 ギルバート
[シャーロットの金時計と遺書を、ビジネス鞄の奥に丁寧に仕舞いこむ。自白屋の仕事にもオモチャ屋にも嫌気がさして、もし生きてここから出る奇跡があれば、足を洗う方が良いんじゃないかと思えたが、ギルバートの荷物と言えばその鞄しかなかったので。]

殺されかけた上に遺書を渡されたんだ。あんたの事は忘れないシャーロット=エルシア。
…それでいいか?

ナサニエルの事はハーヴェイさんにでも相談するしかないな。あの人は殺人に反対していた。俺一人ではロクな結果にならないだろう。

ただ、ナサニエルとシャーロットが淫楽症患者なら、ナサニエルを始末すれば…殺人の宴は終る。
宴が終れば…、もう誰も死なずにすむ。…嗚呼。
(62)2006/08/29 15:12:46
流れ者 ギルバート
[ふと覗き込んだ鏡に映るギルバートの顔は酷くやつれていて。顔を洗い髭を剃ってから、リック達が待つ広間に*戻ることにした*。]
(63)2006/08/29 15:20:34
双子 リック
[ギルバートが部屋へと戻っていったあと、広間に残された子供を支配していたのは、恐怖と、悲しさと、寂しさ。
ナサニエルはそう遠くないところにいたけれど、甘えようと思うならその縄を解いて縋ればよかったのかもしれなかったけれど、それすらも許されない気がして、ただ自分の暗い部屋に戻るしかなかった]
(64)2006/08/29 15:22:46
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/08/29 15:25:49
双子 リックはメモを貼った。
2006/08/29 15:29:14
見習い看護婦 ニーナはメモを貼った。
2006/08/29 15:37:42
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/29 15:38:19
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/08/29 15:50:47
見習い看護婦 ニーナ
[金属音ではっと我に返りナサニエルからそっと離れる]

ご、ごめんなさい。苦しかったですか?

[顔を少し赤くしてナサニエルをいたわるようにそう尋ねた]
(65)2006/08/29 15:56:23
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/08/29 15:58:24
双子 リックはメモを貼った。
2006/08/29 16:00:53
双子 リック
[上掛けの中にくるまって、微かに肩を揺らす。
啜り泣きにしては静かだったし、泣き喚くにしてはひそやかで]
(66)2006/08/29 16:17:32
流れ者 ギルバート
[広間に戻る途中で、ひとつの重要な事実に思い至る。]

なぜ、ここまでシャーロットの死が胸につかえていたか。

…わかったぜ。
彼女がもし殺人淫楽症患者なら、ここに来る前にとっくに自殺してるんだ。つまり、彼女は患者じゃない。

[広間には、何故か至近距離で見つめ合うナサニエルとニーナの姿。リックは見当たらない。
ギルバートは何か不安を感じてリックの部屋へ向かった。]
(67)2006/08/29 16:26:10
双子 リック
[泣き腫らした目元を、少しだけ擦って、上掛けからゆっくりと出る。
琥珀の瞳はどこか褪めたまま、カーテンを開けて、少しだけ開く窓を開いて、部屋に風を通す。
ふわりと微かに頬を撫でる風に目を細めると、息を吐き出して、それから踵を返し、引き出しを開ける。
そこにあったものを取り出せばじっと見詰めたまま小さく息を吐いたあと、微かにくちづけ。

細く白い指先が支える護身用のナイフは
控えめだけれど美しい装飾を帯びた黒。
ほっそりとした繊細な刀身すらも黒く輝く。

そっと手首の上に当て─────]
(68)2006/08/29 16:37:42
冒険家 ナサニエル
[少し荒んだ呼吸のまま空気を取り込むように胸を上下させて]

…ん、少し……。

…ありがとね。も、いいよ…?
少し離れた方がいい……いつ殺したくなるかわかんないしね。

[くすりと笑ってからかう口調でニーナを一瞥するが目は笑っていなく、警告だよ…と囁くと何処か遠くを見るように視線の焦点をずらした。]
(69)2006/08/29 16:40:32
流れ者 ギルバート
──リックの部屋前──

[呼吸を整えてから、扉を叩く。]

…リック。
部屋に居るのか?
(70)2006/08/29 16:41:58
双子 リックは、流れ者 ギルバートの声に気づかぬまま呟く。…もっと早く、こうすればよかった。
2006/08/29 16:48:36
双子 リック
[微かに微笑むように吊り上げられた唇は、
扉の向こうから聞こえる声のせいではなくて]

……さよなら。

[そう、小さく呟いて───]
(71)2006/08/29 16:54:24
見習い看護婦 ニーナ
[ナサニエルの言葉に]

いつ襲うか分からない、ですか。
そういう不安定なところがあるのになんで私を抱いてくれたり部屋に送ってくれたりしたんですか?
(72)2006/08/29 17:08:57
流れ者 ギルバート
[扉を叩いても返事は無い。]

まさか。
既にリックは殺された後…。

[恐ろしい想像にドアノブを慌ててひねる。扉には鍵は掛かっていない。まさか。
暗やみに目を懲らせば、細く鋭い光が何かに反射した。
ギルバートはリックが手首にナイフを滑らせているとはわからず、だが反射的に光が見えた方向に走り寄る。近づくとリックの金髪と白く小さな貌が視界に入った。手首。細いナイフらしきものの影が見える。]

リック!

[黒い所為で形状がわかりにくいそれ…ナイフの刃の部分を、気が付けばギルバートは握っていた。]
(73)2006/08/29 17:14:40
双子 リック
[ナイフを引いたときにはもう、感覚も麻痺していたのか、痛みもなくて。
ただ、自分の腕を伝って落ちていく赤が、酷く汚れたものに見えた。

これで終われるのかな、とぼんやり思う。
ぺたりと黒い床の上に腰を下ろし、日に晒されながらこのままかわいていくのかな、とそう思ってゆっくりと目を伏せる。

不意に自分を呼ぶ名前が聞こえて、少年はゆるりと顔をあげた。
ギルバートが、刀身を掴んでいることも知らず]
(74)2006/08/29 17:31:43
冒険家 ナサニエル
……難しい、質問だね…。

別に、発作で殺す思考になる訳じゃないよ?
病気だとは思ってないからね。
気が向いたら…なのかな?
あの時は「そういう気分」じゃなかった。

…これで回答になる?

[ニーナに焦点を戻すと微かに微笑み]
(75)2006/08/29 17:36:29
流れ者 ギルバート
[掴んだナイフの刃先はすでに濡れていて、ぎょっとした。ナイフが握られて居ない方のリックの手首を掴めば、生暖かく独特のぬるりとした感触。それと、血の匂い。
ナイフをそのまま強引にリックの手から奪い、床に投げ捨てる。
ギルバートの事が分かっているのか居ないのか、緩慢な動作で顔を上げたリックの顔を必死で覗き込んだ。]

…リック!
何をやってるんだ!!
(76)2006/08/29 17:45:24
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/08/29 17:45:48
双子 リックは、流れ者 ギルバートに話の続きを促した。
2006/08/29 17:50:20
双子 リック
……いなく、なるの…このせかい、から。

[ぽつりぽつりと呟く言葉は押さなくて、まるで幼児退行の症状にも似ていた。
褪せたような光を湛えた琥珀色の瞳はぼんやりとしていて、それが余計に少年を壊れた人形のようにも見せていた]

……もう…いらない、から…。
(77)2006/08/29 18:00:00
流れ者 ギルバート
…いらない?
馬鹿な。
どうして…何がいらないって言うんだ。
リックがいなくなる理由なんてどこにも無い。

[暗闇の中では手首の傷がどの程度深いのかも分からない。
ただ、ギルバートは、手首を細身のナイフで切っただけで、人間は死なない事は分かっていた。切れているのはおそらく静脈だけ。深く刻んでいても手首の腱まで。ショックで今リックが気絶する可能性と、手当が遅れれば…醜い跡が残る可能性はあるが。

もし、手首を切って死ぬつもりなら、血が止まらない様に長時間水に浸ける必要があった。それは緩やかで強い意志の必要な残酷な自殺方法だ。一息に死ぬつもりなら、首を括るのが一番手っ取り早い。ギルバートは、リックがそう言った知識を持っていない事に内心安堵する。

けれど、リックの紡ぐ言葉は十分にギルバートの不安を煽るもので。華奢な両腕を握りしめたまま、リックを引き寄せ強く抱き締めた。]
(78)2006/08/29 18:15:58
学生 ラッセル
――シャワー室――

[全身を隈なく清められながら、優しく耳を傾けられれば、嫌でもその優しさに縋りたくなり…]

良いよ…話すよ。ハーヴェにだけには…言いたくなかった、俺の過去を…。

[ラッセルは途切れ途切れに言葉を紡いだ]
(79)2006/08/29 18:17:18
見習い看護婦 ニーナ
[ナサニエルをじっと見て]

発作でなく気分でなる、なら押さえられないんですか?

[言葉を一旦切って]

私を殺したくて仕方がなくなるんですか?
(80)2006/08/29 18:19:38
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/08/29 18:20:10
冒険家 ナサニエル
……だから今まで、別に何もやってないじゃない…?
ああ、アーヴァインは殺ったけどね…。
ネリーも殺ったけどそれは俺の意志じゃないし…。

死ぬ瞬間を見てあげれなかったのは勿体無かったけどね…。

[ニーナに笑みを浮かべて小首を傾げ]

…やけに絡むね?
何?殺して欲しいの?
(81)2006/08/29 18:26:28
双子 リック
…おれは、もういらないんだもの。
おもちゃはもうあきたから、だからすてられたの。

ははおやにもすてられるようなこどもだもの。
とうさまにすてられてこれをもらったときに、
こうすればよかったんだ。

[ぽつぽつとたどたどしい口調で紡がれる言葉は、螺子の切れる前のオルゴールの音にも似ていて]

…にんぎょうはあそばれるだけでいいの。
……いらなくなったら……もう…すてる、の…。

[徐々に声音は小さく静かになって]
(82)2006/08/29 18:27:39
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/29 18:37:13
書生 ハーヴェイ
[ラッセルの様子に、思わず唾を飲み込んだ。]

………ああ。覚悟は、できているよ。
(83)2006/08/29 18:44:46
学生 ラッセル
俺の両親はちょっと変わった性癖の持ち主でね、父はティーンの少年だけを愛し、母は…少年を少女に見立てて甚振る事に快感を覚える人なんだ…。
俺は、そんな彼らの性欲をいつでも簡単に満たすことが出来る愛玩具として、幼い頃から育てられたんだ。
彼らが俺を求める行為は、決して逸脱した愛情の裏返しではなく。ただ単に己の欲望を満たす為だけであって。
そこに家族愛とか人間愛なんて美しいものなんて欠片も無い場所で、俺は今まで生きてきた…。

何時だったか…、俺、一度だけ自分の存在理由って言うのかな?そんなニュアンスなものを母親に聞いたことがあったんだ。

『何で俺を生んだの?』

って。
その時は、今はこんな両親だけれども、少なくてもその当時は望まれて生まれてきたのだという淡い期待を抱いて居たよ。
でも…彼女の口から零れた理由は、余りにも理不尽なものだったよ。

[そう言うと、ラッセルはコックを捻る。と、同時に蛇口から水が零れ落ちる。その緩やかな流れを眺めながら大きく息を吸うと、まるで毒を吐き出すかのように溜め息交じりで次の言葉を紡いだ]
(84)2006/08/29 18:52:00
流れ者 ギルバート
…お前は、おもちゃでも人形でもないだろう。
リックは、…意志も感情もある人間だと…、
自分で言ってたじゃないか。
どうして、そんな風に壊れたりしないといけないんだ…。

それにこんな飾りみたいなナイフでは、人は死なない。
父親の意図は分からないが、死ぬ理由になんてならない。

[言いながら、こう言った事を今のリックに言っても通じないのではないかと思えた。眉を顰める。リックを抱き締めていても、まったく抱き締められていない様な気がして。瞳を見つめても、自分の姿が映っているとは思えない。
リックの声が小さくなって行く。]

…リック。

[途方に暮れた様に、名前を呟く。
ギルバートは首を振ってリックの手を離し、距離を詰めて包み込む様に抱き締める。正面から見つめて。そして、覚悟を決めた様に、]

…リック。
お前を愛してる。
だから、どこにもいかないでくれ。
…お願いだ。
(85)2006/08/29 18:52:19
見習い看護婦 ニーナ
[ナサニエルの言葉に首を振って]

私にも分かりません。ただ貴方のことがなぜか気になるんです。
(86)2006/08/29 19:07:50
書生 ハーヴェイ
[ハーヴェイは、蛇口から流れる水を黙って見つめている。]
(87)2006/08/29 19:17:27
冒険家 ナサニエル
…そう。
あんま気にしない方がいいよ?
もうすぐ消える人間だからね…。

[どこか他人事のようにニーナへ呟くと、どこか遠い目で天井を見つめた。]
(88)2006/08/29 19:17:48
双子 リック
[いくら出血量が少ないとはいえぼんやりとすこしずつ、少年から気力が抜けていることは確かで、渇いてしまったような琥珀の瞳も力なく今は伏せられて。

ただ、愛していると言う言葉が酷くもろく響いて、微かに少年はその讖緯を問うかのように告げた男を仰ぎ見る。
瞳は渇いた琥珀のままだったけれど]

…ぁ、ぃ…?
(89)2006/08/29 19:23:17
学生 ラッセル
彼女は真っ赤な唇を綺麗に歪めながら、こう言ったよ。

【お前は私達の欲望を満たすだけ為に生まれてきた者なんだよ】って。
ねぇ、ハーヴェ…。俺は、喜びも悲しみも愛も全て…得ることを許されずに今まで生きて来たんだよ。誰からも愛される事無く。また愛すことも出来ずにね。

[水が張られた洗面器に手を入れ、水面を乱し苦笑を漏らしながら…
]
――13の時かな?自分の存在意義を確立する為に、初めて自分の意思で異性に抱かれたよ。それがキャロル姉さんだった。
姉さんとっても血は繋がっても居ない人だったけどね。姉さんは俺に人を愛しむ事を、側に居る事で得られる安らぎを俺に教えてくれた。
だけど同時に、裏切りも教えてくれた。
それからかな?人を愛する事を恐れるようになったのは…。体を許すことで自分の存在意義を確認し、愛を語る者を傷つけることで、自分を護っている。
だからハーヴェの愛も…裏切られる事が怖かったんだ…。
(90)2006/08/29 19:23:28
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/08/29 19:24:48
流れ者 ギルバートは、学生 ラッセルに話の続きを促した。
2006/08/29 19:33:04
学生 ラッセル
でも…人って欲張りだね。
裏切られると解っていても、いつの間にか俺はハーヴェを求めていた。
側に居て、抱き締め、愛し、眠りたいと願った。
こんな気持ち、初めてだったよ。だから俺の過去を隠し通したかった。

だけど…、母親は何処までも強欲な人でね。監視カメラで俺達の行動を逐一チェックし、昨日ついに行動に移したんだ。
【お前の過去を知られたくなかったら…】ってね。

あとは、ハーヴェが見た通りさ。俺はラッセル・ロベールではなく、ただ母親の為に“エミリー”として振舞う事を強要される、言わば彼女の愛玩具なんだ。
だから、ハーヴェが愛したラッセルは…本当は何処にも居ないんだよ。

[解ってくれるかい?と、言うように自嘲を漏らした]
(91)2006/08/29 19:34:17
流れ者 ギルバート
[じっとリックの瞳を見つめて、]

…愛している。
お前を捨てた人間が居たとしても。
俺がお前を愛する…。

それでは駄目か?
(92)2006/08/29 19:36:11
見習い看護婦 ニーナ
[ナサニエルの言葉を聞いてナサニエルのそばにそっと寄り添う]

じゃあ・・・じゃあ、 しばらくこうさせてください。
貴方が消えるまで少しでも長く。
貴方という人を傍に感じて痛いんです。
(93)2006/08/29 19:39:05
流れ者 ギルバートは、双子 リックの腕に、ベットサイドにあった清潔な*タオルを押し当て*。
2006/08/29 19:39:29
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/08/29 19:39:58
書生 ハーヴェイ
ああ……そうか……それで、お前は……

[ハーヴェイは静かに溜息をつく。いつも仕事の一貫――心理アセスメントで使うある種無表情なな「受容」――ではなく、重く沈んだ声色で、ラッセルの言葉を聞く。]

……そう、か。家族、が……
(94)2006/08/29 19:45:49
学生 ラッセル
ねぇハーヴェ、家族って何だろうね?
一緒に居る安らぎって何だろうね……。
俺は幸せって知らずに生きてきたから…きっと貴方とは歩んでいけないよ…。

俺はハーヴェが愛しくて、怖い。
何時裏切られるか、何時見捨てられるか…。
そんないつか訪れる恐怖に怯える位なら…、お願い、ハーヴェ。今すぐ俺を見捨てて?
ここで過ごした日々は全て嘘だったと言って?
(95)2006/08/29 19:54:12
冒険家 ナサニエル
[それでも傍に寄り添うニーナをぼんやりと見つめて]

…変わってるね。

[ポツリと呟くが相手の言葉を拒むものではなく。微かに触れ合う体温に少しだけ安心するように深呼吸をすると*ゆるりと目を閉じた。*]
(96)2006/08/29 19:56:18
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/08/29 19:57:15
書生 ハーヴェイ
愛玩具…エミリー……か。
それが、お前の「母親の前」での姿……か。

……そうか。

[濡れた左手で、静かに髪をかきあげる。]

……ラス。
じゃあ……ああやって「愛玩具」の自分が、「本当の自分」だと言うのか……?

[ラッセルの背中ごしに、鏡に映る自分と相手の姿を見つめながら、呟く。]

お前は……泣いていたのに。
(97)2006/08/29 20:00:28
学生 ラッセル
[ラッセルはハーヴェイの言葉を耳にしながら、解らないと言うように頭を横に振り…]

本当の姿って何?俺は自分が何者か解らずに生きてきた。そしてこれからも生きて行くのだと思う…。
『愛玩具』として生きてきた時間が長いから、俺は愛玩具が『本当の自分』だと思っている。
でも…それはいけない事なの?
(98)2006/08/29 20:17:25
見習い看護婦 ニーナ
[少し微笑んで]

そうですね。私は変わっているのかもしれません。
でもこうしていると何故か暖かいです。

[そういってナサニエルに寄り添ったまま目を閉じた]
(99)2006/08/29 20:17:51
双子 リック
…どう、して。

[小さく呟く。そんなの冗談だろうと、そういいたそうな微かな声音で瞳を閉じれば大きく息を吐いた。
微かに唇は青く、表情は白く]

……ギル一人だけじゃ、満足できないって言っても…?
ナサもほしいって、思うのに、それでも…?
(100)2006/08/29 20:21:09
書生 ハーヴェイ
[ハーヴェイは、目を伏せて静かに笑う。]

……ラス。
私もね、「家族」というものは分からないんだ。前にも言った通り……私は両親からの虐待を受けて育った。父からは暴力と性的虐待。母からは性的虐待を受けて……ね。

彼らは私を抱く時はいつも「愛している」と叫んでいたよ。16歳……父が死ぬまで、ずっと辛い日々が続いていた。

腰に刻まれたタトゥーは、父が死んだ日に入れたものだ。……父が忌み嫌っていた大蛇……それを身体に刻むことで、私は父の呪縛から、解放される気がしていたんだ。

……だが、実際はそんなことは無かった。頭の中で、時々両親の声がでこだまする。呪いのように……「愛している」と。
(101)2006/08/29 20:21:25
書生 ハーヴェイ
[ハーヴェイはラッセルに近付き、後ろから抱き締めた。ラッセルの肌を伝う無数の水滴が、服にじわりと染みてゆく。]

……ラス。
愛玩具ではない自分が、恐ろしいか?自身を苦しめる者から解放されることは、苦しいか?

実はね、私も恐ろしいんだ。……虐待から逃れた日々だけではなく……今もなお……続いている。自分がどう生きるべきか、時折迷うことがあるんだ。

私はね、人の愛し方が時折分からなくなるんだ。他人が怖くて、触れられなくて。どうにもならないうちに、手に入れたはずの温もりを、いつの間にか逃していることだってあった。

「愛している」と、何度も言っていたはずなのに……おかしな話だろう?
(102)2006/08/29 20:31:42
流れ者 ギルバート
[静かに、額に額を合わせる。
リックの白い頬に手を添えて、ギルバートは深い痛みを感じた様な表情で、瞳の奥には暗くギラギラとした狂おしい光。]

…リック。
俺はお前だけが欲しい。
他はいらない。誰にも渡したく無い。
…お前がナサニエルも欲しいと言うなら、彼を殺してしまいたいと思う。

[言葉を重ねる内に、感情が籠り声が低くなる。
頬に添えた手が震え、逆の腕はリックを痛い程抱き締める。
何かを否定する様に首を振って、リックの色の無い口唇に口唇を重ねた。]
(103)2006/08/29 20:43:00
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/29 20:44:23
学生 ラッセル
[ラッセルはハーヴェイの言葉を静かに聞きながら、自分と彼の置かれた境遇が似ていることに気付き、苦笑を漏らしながら…]

可笑しくは…無いよ。ハーヴェも似たような境遇で生きてきたから…。だから俺達は惹かれ合ったのかもしれない。救いを求めていたから…お互いの存在に気付いたのかもしれないね。

[背中越しに抱き締められながら、ラッセルは自分に言い聞かせるように…]

ハーヴェ、ハーヴェは傷を舐めあう関係に、未来はあると思う?
俺は…無いと思っている。だけどハーヴェとなら…新たな未来を見つめて行きたいと思っているよ。
(104)2006/08/29 20:49:44
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/08/29 20:51:32
双子 リック
[苦しげに息を一つ吐いて]

…そうでなくたって殺すつもりの癖に。卑怯者。

[不意に、凛とした声音が空気を揺らす。
放してほしいとばかりにもがいて、両の手でギルバートのみを押し返そうと]
(105)2006/08/29 20:55:05
学生 ラッセル
[ラッセルは、後ろから抱き締めるハーヴェイの温もりを感じながら…]

ハーヴェ…俺、本当は愛玩具してなんて生きたくない…。
俺だってちゃんとした人間なんだよ…。だから自分の意思で誰かを愛し、温もりを求めたい…。ねぇハーヴェ、俺、人と同じ幸せを求めていいの?ハーヴェを欲しいって、ずっと側に居て欲しいって、望んで良いの?

[服越しに伝わる熱に、緊張の糸が切れたのか。ラッセルは込み上げてくる涙をそのままに、苦しい心情を吐露した。]
(106)2006/08/29 20:56:59
書生 ハーヴェイ
[ハーヴェイは、ラッセルの目を左手でそっと覆った。]

……もちろんだ。
1人ではどうして生きていいか分からなくても、2人でなら分かるかもしれない。

私がお前と共に在りたいと願うのは、過去の傷を引き摺るためではない。……自身の過去に蹴りをつけ、呪縛を叩き返すためだ。

だから…私と一緒においで、ラス。

[ラッセルに一度だけキスをすると、身を離してバスタオルを手渡した。]

もう身体も綺麗になっただろう?そろそろ上がろうか。

[自身もバスタオルをかぶり、身体を拭いている。]
(107)2006/08/29 21:06:42
流れ者 ギルバート
…そうだな。
ナサニエルが殺人淫楽症患者なら都合が良いと思った。
彼を目の前から消す口実が出来て助かったよ。

[口唇を歪める。押し返すリックの手の傷口部分をわざと掴んで、両手をまとめてベットに押し付ける。]

そして、俺はお前に嫌われるわけだ。
いいさ、リック。
お前の目の前で、ナサニエルを殺してやるよ。

[息を付いたリックの口唇に血がにじむほどキツく噛み付く。]

(愛されないなら、せめて憎しみを。)
(108)2006/08/29 21:07:32
双子 リック
…っ?!

[傷口を掴まれたなら流石に眉根はより、ベッドに押し付けられれば息が詰まる。
酸素を求めるように喘いだ唇に噛み付く男に、感じたのは、恐怖]

止め…いやだ…!
たすけて……ナサ、ぁっ…!!

[恐怖に彩られた悲鳴は細く上がり]
(109)2006/08/29 21:17:27
学生 ラッセル
[ラッセルはハーヴェイの肩に額を乗せながら]

きっと苦労するよ?俺の手を取った事を後悔するかも知れない。だけど俺、もう過去は振り向かない…。ハーヴェの優しさを無駄にしないから…、一緒に居て?これからもずっと。

[ラッセルは柔らかい微笑を浮かべたハーヴェイにキスをされると、少し照れたようにはにかみ、渡されたタオルを被り浴室を後にした]
(110)2006/08/29 21:18:28
流れ者 ギルバート
[ナサニエルの名前を呼ぶ事等許さないと言う風に、開かれた口唇を悲鳴ごとぴったりと塞ぐ。リックの舌に自らの舌を絡めキツく吸い上げる。

リックの腕を封じ込めたのとは逆の手で、リックのシャツを引き裂く様にして剥いで行く。ボタンが弾け飛び、布が裂ける音がリックの悲鳴のかわりに暗い室内に響いた。]

…ナサニエルが来るものか。
あいつは縛られてる上に、下でニーナといちゃつくのに忙しい。リックの事なんて忘れてるさ…。

[わざと傷つける様な言葉を選んで口にする。]
(111)2006/08/29 21:26:53
書生 ハーヴェイ
ああ……そうだな。
けれど大丈夫。めちゃくちゃな歩き方でも、途中で転んでも……まあ、2人ならなんとかなるだろう。
……特に根拠は無いがな?

[タオルで頭を拭きながら、冗談めかして笑う。床に落ちていたカードケースを拾い上げ、ハーヴェイはラッセルに振り向いた。]

……そして、その為に。
私にもお前に告げねばならないことがある。

[ケースの中に入ったIDカードをラッセルに見せた。]

これが、私が隠していた秘密だ。

[そのカードには、とある大学の名前と、その大学の研究員という身分であることが記載されていた。彼の顔写真と、大学の所在地・電話番号。そして……

――“Harvey Taylor”という名前。]
(112)2006/08/29 21:29:01
学生 ラッセル
[ラッセルはハーヴェイの根拠の無い話に苦笑を漏らし…]

そうだね。転びそうになったら片方が支えれば良い。二人一緒に転んでも、またそこからやり直せる…。
同じ場所からスタートするのだから…どんなことだってきっと乗り越えられそうだしね…。

[ラッセルもハーヴェイ微笑みに連れられ笑い声を漏らしながら、服を着込んでいく。と、その時【秘密】という言葉と共に手渡されたIDカードを受け取り]

ハーヴェ?これ…名前が…?
(113)2006/08/29 21:39:48
双子 リック
やめ…っ!

[言葉は最後まで空気中にとけることなくギルバートによってかき消され、少年の眉根はきつくしぼられる。
布が破けるような音だとか、ボタンが布の上に落ちる音だとか、そんな音が嫌なことばかり思い出させて、悲鳴は一層恐怖の色を増す。
ギルバートの言葉が余計に恐怖を煽ったのは言うまでもなく]
(114)2006/08/29 21:48:07
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/08/29 21:49:42
書生 ハーヴェイ
[ハーヴェイは、少しだけ目を伏せ、息をゆっくりと吐き出すように唇を開く。そしてラッセルに近付き、彼にだけ聞こえる声で語り始めた。]

「ハーヴェイ・テイラー」……これが私の本名だ。「Maggot」は、この場所で名乗った偽名。ほんの遊びで名乗っただけの、私の仮の姿だ。

どうせただの色情狂が集まり、めちゃくちゃに交わり、殺し合うだけの集会ならば……本名など名乗る必要は無いと思っていたんだ。どうせ私は村の外の者だし、これから研究者として生きていく上で、こんなイカれた饗宴に身を置いたことが誰かに知られたら、何かと不便だと思ってね。

[ラッセルに手を伸ばし、IDカードを返して貰いたい様な仕草を見せた。]

「Maggot」の意味を知っているかい?ラス。「悪魔崇拝者」という意味だ。……そして、何故私がこの場所で「悪魔崇拝者」を名乗ったのか、分かるか……?
(115)2006/08/29 21:53:34
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/08/29 21:55:04
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/29 21:58:12
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/08/29 21:59:13
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/29 22:02:35
学生 ラッセル
[耳元で囁かれる言葉に、ラッセルは初め、よく理解出来ないような表情を浮かべていたが、やがて血の気が失せる感覚に眩暈を起しながら]

偽名…?お遊び…?研究者としての保身の為に…偽ったの…?
じゃぁ…さっきの言葉も…嘘?

[床に崩れ落ちたラッセルに、ハーヴェイの言葉は降り注ぐ。手にしたIDを返せと差し出された手を一瞥し、カードを握り締めたまま吐き捨てるように言い放った。]

汚らわしい身で私の名前を呼ばないでよ!何故悪魔崇拝者という意味を名乗ったかって?知らないわ!知る必要なんて私には無い!
そうよ、この世は悪意に満ちているわ…。だから貴方が悪魔の名を語ろうが何しようが、私には関係ないわ!
(116)2006/08/29 22:02:50
流れ者 ギルバート
[悲鳴が飲み込まれて消えてしまうまで、随分長い時間口唇を貪っていた。ギルバート自身が息をつく為に口唇を漸くずらせば、嚥下しきれない2人の唾液がリックの喉元を濡らす。
暗闇に慣れてきた目でリックを見つめる。リックの琥珀色の瞳に映っているのはまぎれも無く恐怖の色で。その事にギルバートは傷付き、一層残酷な衝動に駆られる。]

…どうして。
俺だけじゃあ駄目なんだ。
リックに、ナサニエルの何が分かる?
殺人淫楽症に殺されてやってもいいって言うつもりか?
それとも優しければ誰でもいいのか?
1人にならなきゃ何でもいいのか?

[リックの首筋に、喉元に、肩に噛み付く。
それは愛撫ですらなく。]

……答えてくれ、リック。

[枯れた声で、哀願する様に。]
(117)2006/08/29 22:03:02
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/08/29 22:04:15
双子 リック
[既に恐怖に全身を支配されているのか、その瞳は焦点すらまともに合わず、きっと男が望む答えすら満足に告げず]

…や…いや…許して……
嫌だ…助け、て…っ…

[うわごとにも似た哀願の響きは小さく紡がれて]
(118)2006/08/29 22:16:28
書生 ハーヴェイ
[ハーヴェイは、自分を拒絶するラッセルを見て、大きく溜息をついた。]

……そうだな。言われてしまえば、その通りだ。

だがな…私はお前の目の前で保身の仮面を脱ぎ捨て、初めて本当の姿を見せようと思ったんだよ。私がお前と共に在る為に。私が私で在る為に。……「本当の自分」を、知る為に。

……ラス。少し経ったら、お前の元にまた来る。これから私は、広間に行かなくてはいけないんだ。

何故私が「Maggot」…「悪魔崇拝者」を名乗ったのか。何故私が「殺人淫楽症」の正体を探ろうとするのか。そして……何故お前と共に歩むことが、私にとっての「救い」となるのか。再びお前の元に戻ったら…全てをお前に話そうと思う。

もうお前の前では、保身の仮面は要らぬ。……それだけは、確かなことだ。

……すぐには理解してもらえなくても、いずれ分かって貰えると、信じているよ。

[ハーヴェイはドアノブを握り、ラッセルに振り向いた。ふと微笑みを浮かべ「またあとで」と告げると、部屋を後にした……]

―1階・広間へ―
(119)2006/08/29 22:18:29
流れ者 ギルバートは、双子 リックに、お前になら殺されても良い。ぞっとするほど真摯な声で囁く。
2006/08/29 22:31:11
流れ者 ギルバート
[抵抗が緩んだのを見てリックを押さえていた手を緩め、シャツだけでなく、下半身も服を剥ぐ。]

…誰も助けちゃくれないさ。
お前自身が自分で自分を救おうとしない限り。
誰にもお前を助ける事は出来ない。

ナサニエルが好きならヤツを助けてやればいいじゃないか。
お前が行動すればいい。
手首を切るかわりに、俺を刺したっていい。
出来ないと言うなら、それはお前が殺すのと同じ事だ。

[先刻床に落としたナイフを拾い上げ、リックの指先に口付けてから、握らせる。至近距離でギルバート自身の喉元を差して、]

ここを切り裂けば俺でも死ぬ。
…キャロルみたいにな。
(120)2006/08/29 22:31:23
学生 ラッセル
[ラッセルは自身の体を抱き締めながら、ハーヴェイの出て行った部屋で身を震わせていた。]

聞きたくない…聞くものか!嘘つきの言葉なんて…。
結局お前が漏らした情報は、私が打ち明けた情報への等価分でしかないのだろう?
優しい嘘で纏めた人物を作り上げる事によって、今後の研究材料への足しにしようとしたのだろう?
所詮塵のような情報でも、お前ら研究者は情報と名のつくものは欲しがるからな…。

恐ろしい、恐いわ…お父様、お母様。やはり私はあなた方の元で暮らすのが一番幸せなのかもしれないわ…。

[ラッセルは独り言を呟きながら、隠しておいた紙袋を取り出し、中身を広げ]

お母様…助けて!エミリーは…恐ろしい男に誑かされているわ…。あぁお母様…お願い…。

[哀願するように母を呼びながら、ラッセルは先程身に着けていた服とはまた別のドレスとウィッグを身に着け、自室を後にした]
(121)2006/08/29 22:34:24
書生 ハーヴェイ
―1階・広間―

[ハーヴェイは服を着替えた後、広間に現れた。先ほど浴びたシャワーのせいか、少しだけ髪は濡れているかもしれない。片手にはペンとメモボード。……いつもとは違い、縁の無い眼鏡を掛けた瞳は、表情を隠すかのように深いダークブラウンの色を見せる。]

……待たせたな、ナサニエル。
ニーナと「話し合っている」中で申し訳無いが、少し私の話にも付き合っては貰えないだろうか。

[ナサニエルの手錠の鍵を解くと、彼にソファに座るよう勧め、また自身もソファに座った。]
(122)2006/08/29 22:42:53
冒険家 ナサニエル
―1階 広間―
[聞こえた声に薄く目を開けて起き上がり、目を閉じたままのニーナは起こさないように寝かせはずされた手錠を意外そうに見つめながら]

別に、先約はそっちだしお気にせず。
変わった言葉ばっかり使うね。…これははずしてもいいの?

[手錠を指しながら挑戦的な目で薄くハーヴェイに笑いかけ]
(123)2006/08/29 22:50:34
双子 リック
…ぁ…ぁあ…っ…

[呂律すら回っていない唇はただ音になる言葉しか告げることも叶わず。
ただ、まともな意識も持ち得ない状況の少年にナイフを与えたことは彼の失敗ではなかったのだろうか。

少年には、父にずっと言われ続けて育った言葉があった。

『お前は永遠に私の物。
誰かに蹂躙されて強引に口を割らされそうになった時には舌を噛んででも自ら死ね』と。

そして、手の中には舌を噛まなくても自分を殺せるだけのものがある。
切り裂くことはできなくても。

突けばいい。

そんな考えが、握らされた柄に添えた手に現われ、少年はナイフを逆手に持ちかえた]
(124)2006/08/29 22:53:44
書生 ハーヴェイ
……ああ。
こうして人間同士が話をする上で、手錠を掛けて人権を奪うのは良くないだろう。

……そうでなければ、本来聞ける話も聞けなくなってしまう。私は……他でもない、お前の話が聞きたいからな。

ただし……武器となるようなものは、身体から外してもらおう。物騒な物を持たれても、こちらも困るのでね。
(125)2006/08/29 22:59:52
冒険家 ナサニエル
そう。
俺はあんまり気にしないけどね。
手錠があろうとなかろうと辿る道は同じだ。

[くすりと笑うとポケットを探り…出てきたのは煙草とマッチだけで。それをテーブルに放った。]

…ボディチェックしたいんならどうぞ?
今はこれしか持ち歩いてないよ。
(126)2006/08/29 23:06:25
流れ者 ギルバート
[リックがナイフを逆手に持ち替える。その手がリック自身の喉元に向けて動こうとするのを、上から掴み強引に軌跡を変えさせた。ナイフは枕元に突き刺さり、リックの金髪がはらりと舞う。
力を入れすぎた所為で、ギルバートの手のひらから血が滴り、リックの頬を汚した。

荒い呼吸でリックを見下ろす。
ギルバートの瞳には悲しみの色。それは拒絶に対する悲しみではなくて、リックの行動に対するやるせなさ。]

…言えないなら、答えなくていい。
言わなくても、どうせナサニエルは俺が殺す。

お前にはなんの罪も無い。
俺だけが穢れて、お前は綺麗なままで居るといいよ。
全て、俺の所為にすればいい。

…まだ子どもなのに、可哀想に。
(127)2006/08/29 23:09:36
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/08/29 23:11:30
流れ者 ギルバートは、双子 リックの傍からナイフを抜き取り、リックの手の届かない場所に置く。
2006/08/29 23:12:51
書生 ハーヴェイ
[ハーヴェイは立ち上がり、淡々とナサニエルにボディチェックを施す。]

……ふむ。無いか。
だが念のため、近い場所に座らせてもらおうか。

[テーブルの一角に1人分のソファを移動し、ナサニエルと隣り合うような形て座った。]

さて、と。まずは…何から話してもらおうかな。
そうだな……お前と仲間が殺したのは、マンジローだけか?
(128)2006/08/29 23:14:13
冒険家 ナサニエル
……その「仲間」っていうのが俺には理解できなくてね?
患者に仲間は必要?商売でも今は組まないのに。

俺が殺したのはアーヴァインと…あとネリー。
マンジローは殺ってない。
だからマンジローは他の奴が殺ったことになる。

[近くに座るハーヴェイに小さく肩を竦めてから淡々と話し]
(129)2006/08/29 23:18:43
双子 リック
[ぎゅう、と掴まれた手が痛くて微かに悲鳴をあげると同時に頬の上に落ちてきた雫に驚いたように目を開ける]

……?

[指先でそろりと頬に触れればそれは紅くて、琥珀の瞳に余計に恐怖が広がり。
ナサニエルを殺すと言うギルバートの言葉に、少年は泣きじゃくって嫌がるしかなかった]

…っやだ…殺さないで…!
だめ…嫌だ、やだ…ぁ…っ…

[大きくしゃくりあげ、ぼろぼろと涙をこぼし、今の自分のことなど忘れて]
(130)2006/08/29 23:27:08
書生 ハーヴェイ
[ナサニエルの言葉を聞き取り、メモを書く。]

ふむ……つまり仲間は無く、各自が別々に行動した……と。警察は「殺人淫楽症が2人」と言っていたが、それだからといって「仲間」であるとは限らない……と。我々の頭の中で単純に繋がってしまっただけか。

……なるほどな。

で……アーヴァインとネリーを殺したのは、ナサニエル……と。
(131)2006/08/29 23:32:29
流れ者 ギルバート
これくらい血が怖いくらいで、刃物なんか握るな。

[瞳に浮かんだ恐怖の色をみて、本当に可哀相だと言う表情で、リックの髪をゆっくりと撫でた。そして、涙を拭う。もう、身体を拘束する様には押し付けていない。
殺さないでと言う抗議の声には首を横に振り。
リックが泣き止むのをじっと待つ。]

お前に人なんて殺せないな。
ならば、もう1人の淫楽症患者はニーナなんだろう。
(132)2006/08/29 23:34:11
冒険家 ナサニエル
…他に聞きたいことは?

[ハーヴェイがメモを取る様子を無表情のまま見つめながら、手持ち無沙汰なのか目の前のテーブルに乗せられている自分がつけられていた手錠を弄り]
(133)2006/08/29 23:37:27
書生 ハーヴェイ
うむ……そうだな……

じゃあ……アーヴァインと、ネリー……
それぞれを殺した理由と、その時の感想を聞かせてもらえないかな?
(134)2006/08/29 23:43:07
双子 リック
……っ…。

[伸ばされた手にびくりと肩を震わせて身を竦ませる。
抗議をしたところで叶わないと知れば、小さく唇を噛んで]
(135)2006/08/29 23:48:23
冒険家 ナサニエル
……。

[暫く押し黙り、黙秘をしようとしているのではなく何か考えているような。]

………ネリーは俺の意志では殺してない。
…ってのは前に話したと思うんだけど?そのままだよ。
死ぬ瞬間の顔を見てあげれなかったのは可哀想だった。

アーヴァインは、「そんな気分」になったから。
…予想ではもっと綺麗な色になってくれるかと思ったんだけど…
素材の問題かな…あんまり綺麗にならなかった。
だからあんなに細かくなっちゃったけど…。

[少しずつポツリポツリと話し。その表情に感情は無い。]
(136)2006/08/29 23:49:41
書生 ハーヴェイ
ネリーは……そうか。「処刑」……か。

[ペンを走らせ、ナサニエルの話を書き留める。]

アーヴァインは……
「綺麗な色」って?
「素材の問題」で「綺麗に」ならなかったのかな?
「細かくなった」というのは、どういうことだい?

[左の人差し指のリングが、小さく揺れる。]
(137)2006/08/29 23:55:17
学生 ラッセル
――地下室――

[ラッセルはハーヴェイに裏切られた衝動に身を任せ部屋を飛び出し、立ち入り禁止になっていた地下室への階段を滑り降りた。]

あぁ…お父様…何故あなたは亡くなってしまったのです?あなたは生前言っていましたわよね?どんな些細な事でも私を悲しみから救ってやると…。
今、私の心はとても悲しい気持ちで満たされています…。なのに何故、あなたは私を救ってくださらないのですか?

[ラッセルは、アーヴァインの遺体があったであろう場所に佇み、どす黒く変色した床を悲しそうに見つめながらそっと呟いた。
ラッセルに女装を強要したのは母親だったが、父親のアーヴァインがラッセルのその姿を嫌っていた訳ではなく。言わばラッセルの女装は二人のステータスを元に形成されていったものだった。]

私は今日、改めてお父様とお母様の元で愛される事がどんなに平穏で幸せな事だったかを思い知りました…。
この世の中は…とても怖い所…。だから私にはお父様とお母様のご加護が必要なのですね…。
(138)2006/08/29 23:56:01
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/29 23:58:36
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/08/30 00:02:41
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/08/30 00:04:13
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/30 00:06:10
冒険家 ナサニエル
……肌の色。
綺麗になるんだ、動かなくなる瞬間が一番。
…あんまり思ったより綺麗な色にならなかった。
細かく切っていったら綺麗に見えるかと思ったけどそれも失敗した。
血の巡りが悪い人だったんだね…。

[無表情のまま淡々と答え]
(139)2006/08/30 00:07:35
学生 ラッセル
[一言一言漏らしながら、ラッセルはゆっくりと血痕の後をなぞるように歩く。足を踏み出すごとに揺れるペチコートとヘッドドレス。丸みを帯びた靴の音は、湿気の多い地下室の壁に反射する。]

あぁ、お父様。私はあなたの死を恨みます…。
悲しいときに縋る場所をなくしてしまった私は、今後どうやってこの疼いた体の熱を解消すればいいのでしょう?
あぁ、お父様。あなたの血液が染み込んだこの床は、あなたの味がするのでしょうか?

[ラッセルは血痕の中心部まで来ると腰を下ろし、床に唇をあてた。]

あぁ、お父様。久々に味わうあなたは…とても甘くて温かい…。今日はどうか、この私を優しく包み込んでくれませんか?人に裏切られた痛みも…悲しみも…あなたの手で拭い去って…お願い…

[ラッセルは座り込んだままスカートをたくし上げ、ワンピースのファスナーを下ろして肌を露にすると、以前施されていたであろうアーヴァインの愛撫を思い出しながら、静かに指を滑らせ*自慰に没頭していった*]
(140)2006/08/30 00:08:05
流れ者 ギルバート
[口唇を噛むリックにまた首を横に振る。
立ち上がり、洗面所から新しいタオルと薄手の布──新しいシーツを切り裂いたもの─を運んで来る。洗面器の水でリックの手首を洗い、鞄の中から切り傷用の薬を塗り込むと、丁寧に布を巻き付けた。傷口の上からギルバートが握った指の跡が痛々しい。
ギルバート自身の手のひらの手当はごくぞんざいに。]

俺は、リックに生きていて欲しい。
俺を見て笑顔を見せろとは今さら言えないが、本当は笑顔が見たかった。

俺は、ナサニエルを自白させたと言う理由で、もう1人の患者にもうすぐ殺されるだろう。抵抗はするし、恐ろしいが、まあ、お前には関係の無い事だな。

…お前を捨てた親の事は。
もう、愛するな。
親として振る舞わない人間を親として愛する必要など何処にも無い。
その程度のことしか言えない。

[リックの服を拾い集めようとするが、それらは着られる状態ではなくて。]

…俺は広間へ行く。
リックはその恰好じゃあ無理だから、ここで部屋に鍵を掛けて大人しくしていてくれ。
(141)2006/08/30 00:08:06
書生 ハーヴェイ
肌の色……か。
殺した時、一瞬だけ綺麗になるんだね……

[ナサニエルの言葉を、メモに書き記す。]

……ナサニエル。君はネリーを殺したよね。
ネリーの肌の色が変わるのも、見たかったかい?
それとも、別の理由で側に居たかった?
(142)2006/08/30 00:10:56
冒険家 ナサニエル
……見たかったっていうのもあるし…。
普通に可哀想だなって思ってるよ…。
俺が殺したくて殺した訳じゃない。
そういう意味でも死ぬ瞬間には立ち会ってあげたかったね…。

[チャリ、と手錠の鎖を鳴らしながら弄り]
(143)2006/08/30 00:13:24
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/08/30 00:19:03
学生 ラッセルは、書生 ハーヴェイに話の続きを促した。
2006/08/30 00:19:40
書生 ハーヴェイ
……そう、か。

[メモを取りながら、言葉を繰り返す。]

……殺人淫楽症患者は2人居るけれど、ナサニエルにとっては「もう1人」は仲間ではない。

アーヴァインを斬り殺したら「綺麗な」肌の色を見られるかと思ったが、そうではなかった。

ネリーは処刑で殺したから、「肌の色を見たい」気持ちと「見守ってやりたかった」のと半々……

ええとね。
いつ、どういう時に、ナサニエルは「そういう気分」になるんだい?
(144)2006/08/30 00:20:05
冒険家 ナサニエル
[ハーヴェイからの質問に再び押し黙る。…無表情のまま考えていくうちに、少しずつ目に狼狽の色が見え]

…………………………

……………………ソフィー……………

[掠れた声で小さく呟いた。]
(145)2006/08/30 00:24:35
書生 ハーヴェイ
………ソフィー?

[ナサニエルの口から出た名前を、復唱した。]
(146)2006/08/30 00:26:58
冒険家 ナサニエル
[復唱された言葉に何度も首を横に振ると、俯いたまま押し黙った。]
(147)2006/08/30 00:30:58
書生 ハーヴェイ
………………。
気分が悪いのか?ナサニエル。

……辛いならね、その件については、今は喋らなくていいよ。

喋れるようになったら、教えてくれ。

[そう言って、ペンを走らせる。]
(148)2006/08/30 00:35:57
冒険家 ナサニエル
[静かに深呼吸すると再び顔を上げ]

…………他に、聞きたいことは…?
(149)2006/08/30 00:39:51
書生 ハーヴェイ
……あるよ。いろいろとね。

例えば。
君はもう1人の「患者」が誰かを、知っているよね?
……彼もしくは彼女もまた……君と同じように「肌の色が見たい」と言っていたのかい?

おそらく「もう1人」が殺した相手が「マンジロー」であることが、それなりに関わっているのだろうけれど。
(150)2006/08/30 00:43:54
冒険家 ナサニエル
……知ってるよ。
……さぁ……でもどうだろね……?

そういう話はしたことがない。
だからわからない…正直な話ね。

俺の「理解者」がいつもと違う姿なのは確か。
それが本性なのか、
それとも違う人格と喋ってるのか……

それすらもわかんないよ。

[静かに笑みを浮かべた。]
(151)2006/08/30 00:47:32
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/30 00:48:06
双子 リック
[丁寧に扱われる傷口は、水や傷薬が時々沁みて微かに吐息が零れる。
その割にギル自身の傷の手当は大雑把なものだったから、少しだけ心配になって彼を見上げた。
静かに彼自身の思いを告げる言葉が、何だか胸の奥に重たくて、表情は俯きがちになる。

自分がこれから死ぬだろうこと。
親のこと。
これからのこと。

身につけられそうなものと言えば下ぐらいで。

どうしていいかわからないまま、ただ小さく頷いた]
(152)2006/08/30 00:48:27
書生 ハーヴェイ
そうか……

[ナサニエルの言葉を聞き、メモを取る。]

我々が「もう1人の患者」と呼んでいる者を、君は「理解者」と呼ぶんだね?

……どうして「そういう気分」になるのかは、君は「理解者」とは話をしたことが無い……と。

そして、それが「本性」なのか「別人格」なのかも不明……と。

……では、君は「そういう気分」の時が「本性」なのかい?

それと……「理解者」とは、「そういう気分」のこと以外の話をするのかい?話は、よく合うのかな?それとも、あまり会話自体を交わさないのかな?
(153)2006/08/30 00:54:11
冒険家 ナサニエル
……どうだろう?
その位のことをよく話す、というのかわからないからね。

俺はこっちが「本性」だと思ってるよ。
…本性っていうのは可笑しいかな、どっちも「俺」だから。

[小首を傾げて答え]
(154)2006/08/30 00:57:22
書生 ハーヴェイ
ああ……そうだね。

[ペンを走らせ、メモを取る。]

ナサニエルにとっては、どっちも「自分」なんだね。こうして今、話をしているのも「自分」である……と。

……君の「理解者」と君は、そういうことについて、話をしなかった……と。

[メモボードをペンでトントンと叩く。]
(155)2006/08/30 01:03:01
流れ者 ギルバート
[リックを滅茶苦茶に犯して、いっそそのまま──。
そう言った衝動が完全に消えたわけでは無かったが、負へ向かう行動に意味が無い事も分かっていた。]

…最後に抱きたかったな。
可愛い声で名前を呼ばれたかった。

[ぽつりと呟く。口元に小さな笑みを浮かべて。
これ以上、困らせても仕方が無いと、首を振り。
これだけは我慢してくれと言って、リックの背中にそっと手を回し、額と手首の傷口に軽く口唇を押し当てて、すぐに離した。

そして、振り返らずに部屋を出て行く──。]
(156)2006/08/30 01:04:01
冒険家 ナサニエル
始終そんなこと話してても面白くないからね…。

[くるくると手錠を回して弄り、それを見つめながら呟き]
(157)2006/08/30 01:09:59
書生 ハーヴェイ
「終始そんな話をしていても、面白くない」……か。

そうか。では君は「理解者」とは、他に楽しい話題を共有していたのかな?それを共有していたのなら、どんな話題かな?
(158)2006/08/30 01:12:25
冒険家 ナサニエル
……それは何を探ろうとしている……?

[静かに相手を見据えて笑い]
(159)2006/08/30 01:14:16
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/30 01:14:47
書生 ハーヴェイ
いや。「理解者同士」が、普段どういう話をしていたのかな…という、単純な疑問だよ。

[ペンを走らせながら、ナサニエルの問いに答える。]

「そういう気分」を共有していないのなら、他の感覚を共有しているかもしれないだろうと思ってね。

「理解者」という言葉は、2人の距離感が近いようで…遠いようで。何故だか不思議でたまらない響きだな…と思ったんだ。
(160)2006/08/30 01:19:08
双子 リック
[閉まる扉を見つめ、小さく呟く。
ごめんなさい、と。

手当てされた簡素な包帯にそっと唇をよせたあと、新しいシャツを羽織って上掛けにくるまり眠る。
枕の下に鞘に納め直したナイフを隠して]
(161)2006/08/30 01:20:23
冒険家 ナサニエル
…まぁ、似たような感覚だね。

そういう意味で「理解者」のことは俺はよく知らない。

…これで十分?ハーヴェイ。
(162)2006/08/30 01:22:31
書生 ハーヴェイ
……ああ。これで割と十分だ……と言えるかな。
ありがとう。ナサニエル。

[ハーヴェイはメモを取っている。]

……わざわざ話をしてもらって、すまなかったな。
本当にありがとう。

[ナサニエルに微笑んだ。]
(163)2006/08/30 01:25:33
流れ者 ギルバート
──二階・リックの部屋→一階・廊下──

…リックは、
俺は今から、ナサニエルを殺しに行くと言うのに。
結局、何も分かってなかったな。やっぱり、リックは子どもだ。

女が怖くて男を誘惑するのは、親父さんのロクでもない躾け…なんだろうな。…自分が穢れていて無価値だとでも思ってるんだろうか。それは違うと言ってもすぐに通じそうには無い。
そもそも、それに魅入られたのが、俺で。あれが只の子どもだったら、どうなる事も無かっただろう。子どもに欲情する趣味は…無いからな。

何時かリックが自分自身を分かる日が来る様に、あるいは親父さんから逃れる手助けを。…俺がしてやれるとは思えないが。
せめて、リックが生き延びて此処から出る方法は無いモンか…ね。

[ハーヴェイとナサニエルが机を挟んで、話し合っている様子が見える。]
(164)2006/08/30 01:26:13
冒険家 ナサニエル
礼を言われることじゃないよ…。

[そっけなく言うと手錠を見つめて]

…つけたほうがいい?
つけるんなら自分でつけるけど。
(165)2006/08/30 01:27:00
流れ者 ギルバートは、書生 ハーヴェイとナサニエルに軽く手を上げた。
2006/08/30 01:27:05
冒険家 ナサニエルは、流れ者 ギルバートに静かに笑って手を振り返し。
2006/08/30 01:29:33
書生 ハーヴェイ
……いや。手錠はもういい。
話を聞かせてもらった、せめてもの礼だ。

[ナサニエルの言葉に首を振る。視界にギルバートが入り、つられて手を上げた。]

やあ、ギルバート。
今、ナサニエルから話を聞かせてもらった所だ。このデータが、少しは殺人淫楽症問題解決の糸口になればと思っているのだがな……
(166)2006/08/30 01:31:22
流れ者 ギルバート
…カウンセリングってヤツか?

[手錠を外されているナサニエルに一瞬目を見開き、けれど静かにハーヴェイの側に立つ。]
(167)2006/08/30 01:34:44
冒険家 ナサニエル
そう。

[くるくると手錠を回して弄りながらハーヴェイへ言葉を返し]
(168)2006/08/30 01:37:10
書生 ハーヴェイ
……いや。私はサイコセラピーの専門家ではないからな。フロイトもロジャースも、聞きかじった程度にしか知らん。これはあくまで、ただの聞き取り調査だよ。

[ギルバートに淡々と答えつつ、ナサニエルが手錠をくるくる回すのを視界の内に入れている。]
(169)2006/08/30 01:43:30
流れ者 ギルバートは、書生 ハーヴェイに、そうか…と言って頷き。
2006/08/30 01:46:15
書生 ハーヴェイは、小さくメモを取っている。
2006/08/30 01:47:35
流れ者 ギルバート
ハーヴェイさんの質問は終った様だな。
俺からナサニエルに聞く事は、1つしか無い。

…この場で俺に殺されるか。
殺人淫楽症患者というお墨付きの状態で、警察に引き渡されて、生き延びるかわりに、モルモットになるか。

どちらがいい?
(170)2006/08/30 01:49:20
書生 ハーヴェイ
(……………モルモット、か。)

[目を伏せて、小さく呟く。]
(171)2006/08/30 01:51:42
冒険家 ナサニエル
[ギルを見上げて]

……選択肢があるのか…。
どっちか選べって言われたら前者かな。

道具にされるのが一番嫌いだからね。
(172)2006/08/30 01:53:50
流れ者 ギルバート
リックはお前に死んで欲しく無いらしい。
…お前はお前で好きなのだと。
だから一応聞いてみた。

(リックは、多分生きる事が何かも分かっちゃいないんだろう。
当然、死ぬって事の意味も。
…殺す事の意味も。)

[二階の警備をしていた警官から奪った拳銃が、ギルバートの手の中にある。普段場合によって持ち歩く事もある護身用の小さな者では無く、重く冷たい金属の感覚は死その物の様で。カチリ
ナサニエルの額に狙いを定め、銃口を向けた。]
(173)2006/08/30 02:02:16
書生 ハーヴェイ
……ギルバート……

殺すのか。

………………。

せめてもう少し、ナサニエルから話を聞きたかったのだがな……

[張り詰めた空気に、檄鉄の音が響く。]
(174)2006/08/30 02:08:19
冒険家 ナサニエル
…言ったろ?
スイッチを押す係は必要だって?

……リックと仲直りできた?
あんたはあの子のことをわかろうとしてあげた?
自分の主観的な感情を一方的に押し付けてない?
もう少しだけ…話す時間をあげるよ。

もう少し、落ち着いて話せたらいいね?

…道連れはあんただ。

[ギルバートへ薄く笑いかけると部屋に静かに響く音に目を閉じた。]

………………ソフィー……。
(175)2006/08/30 02:11:36
流れ者 ギルバート
ナサニエルを監禁しておく檻でも、有れば別だけどねえ…。
のんびり話を聞いているうちにハーヴェイさんが死体になってるかもしれない。リックも俺も。あんたの大切なラッセルも。

もう1人の患者とも、話をするつもりで?
(176)2006/08/30 02:12:53
書生 ハーヴェイ
……道連れは、あんた?

ちょっと待て、ナサニエル!!
まさかギルバートを殺すわけではあるまいな!?
(177)2006/08/30 02:13:39
書生 ハーヴェイ
ギルバート……できれば、「ナサニエルの理解者」とも、話がしたい。

死をもってしか……解決できる問題ではないだろう……?

[静かに首を振った]
(178)2006/08/30 02:15:45
流れ者 ギルバート
[ナサニエルの声、何時もの人を気遣う調子でギルバートに話し掛けた後の、理解出来ない種類の声音。「ソフィ」と言うのは名前なのだろうか。ギルバートは僅かに首を傾ける。]

…リックと仲直りも何も。
分かりたくても、分からない。
リックの何かが分かると言うなら、あんたが羨ましいな。
嫉妬で、殺人への罪悪感も何処かへ消えそうだ。

[最後の台詞は嘯く様に、口唇の端をつり上げて笑みを浮かべながら。]
(179)2006/08/30 02:21:30
冒険家 ナサニエル
……多分出てこないし、俺は教えないよ……。

[ハーヴェイの言葉に小さく呟き返し]

…わからないさ?
聞いてあげることしかできなかったからね。
結局俺が愛してたのは最初から最後までソフィーだけだ。
……それは何より。違うことに罪悪感を向けたほうがいいよ。
それがわからないんなら、分かり合えないだろうね。

…早く打ちなよ。

[目を閉じたまま決心が鈍る、と呟きながら]
(180)2006/08/30 02:29:04
流れ者 ギルバート
[ハーヴェイに、]

…ラッセルが殺される。あんたなら、あの坊ちゃんの癖にやたら色っぽいラッセルを幸せにしてやれるだろうに。
先生が、優先順位を間違えてどうする?
(181)2006/08/30 02:35:13
流れ者 ギルバート
[ナサニエルの呟きに、すまない…と呟く。
指が震えない訳では無かったが覚悟は決まっていた。]

忠告は考えてみる。
生きている限り…な。

…さよなら、ナサニエル。

[引き金を絞り、閉じられたナサニエルの形の良い眉間を狙って銃弾を放つ。銃弾が放たれた反動で、後ずさりそうになりながら。硝煙の煙に包まれて、己の行為の結果を見届けようと、強く目を見開いた。]
(182)2006/08/30 02:36:48
書生 ハーヴェイ
「聞いてあげることしかできなかった」……か。
……そうだな……ふっ……結局、そうなんだよな。

[ハーヴェイは、自嘲気味に小さく笑った。]

………ソフィー………か。
何があったかは分からぬが……きっとお前が大切にしていた相手なのだろうな……。

[目をつぶるナサニエルを見て、無言のままでいる。]
(183)2006/08/30 02:37:44
冒険家 ナサニエル
[目を閉じて脳裏に過るのは幸せだった頃ではなくて。
繰り返し見る光景。少しヤバい仕事に手を出した時の光景。
ちょっとしたミスで捕まって…薬を飲まされて…
仕事と人生の両方のパートナーだった…
愛するソフィーがマフィアの男に犯されながら死んでいく光景。
声を出すことも許されなかった。
悲鳴をあげて徐々に体温を失いながら絶命していく彼女を唯見ていることしかできなくて。
色を失くして透けていく肌が…とても美しくて…そこから何かが狂ったのかもしれない。

音が鳴るのと同時、一瞬だった。
衝撃に体を跳ねさせると目を閉じたまま崩れ落ちる。
煙が明けたら眉間から微かに血を流しながら絶命している姿が*映るだろう。*]
(184)2006/08/30 02:52:29
流れ者 ギルバートは、冒険家 ナサニエルの身体が硝煙越しに跳ねそして崩れ落ちるのを只*見つめていた*。
2006/08/30 03:07:23
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/08/30 03:08:31
書生 ハーヴェイ
[――煙が、明ける。
 眉間から血を流し、少しだけ脳のかけらを飛び散らせながら、ゆっくりと崩れ落ちるナサニエルの姿が、そこにはあった。]

………ナサニエル。
せめて、その死が安らかならんことを……

[祈るような気持ちで、ナサニエルを見つめる。左手には、先ほどまで―時に余裕の笑みを浮かべ、時に悩み苦しみながら―自分のことを喋っていたナサニエルの発話記録を記したボードがある。指が白くなるまでそれを握り締めれば、不完全なパズルリングが人差し指に食い込む。]
(185)2006/08/30 03:11:51
冒険家 ナサニエルは、流れ者 ギルバートに話の続きを促した。
2006/08/30 03:45:31
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/08/30 03:46:13
書生 ハーヴェイ
―1階・広間―

[絶命したナサニエルを、静かにソファに座らせる。ほどなくしてやってきた警官に、彼の遺体を運ばせ、ギルバートにも部屋に帰るよう促した。]

ニーナ……この騒動でも起きなかったのか。ある意味、図太いな……。まあ、あの瞬間を目の当たりにしなかっただけ、まだマシか。

[広間の片隅で眠るニーナに近付き、その身を持ち上げて部屋まで運ぶ。――女性特有の柔らかさや温度を、その腕で感じないように気を配りながら。]

さて、と………。
アーヴァインに、ネリーを殺したのはナサニエル…か。ならば、マンジローを殺したのは誰なのだろうな?……ナサニエルの「理解者」は、一体誰だ?

ニーナに、リック……か。

[テーブルに置いてあったメモボードを拾い上げ、溜息をついた。]
(186)2006/08/30 11:39:09
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルの流した血の匂いに噎せ返り、眩暈を覚えた。
2006/08/30 11:46:44
書生 ハーヴェイ
「綺麗な色」……か。
一体、何故そのようなものに惹かれるのだろう……?

ネリーは処刑…自分が望んだ「殺人」ではない…と。しかしアーヴァインは、自ら望んで殺した相手だという。

……ああ、何だか変な話だな。「患者」が殺した「無実の人間」よりも、「処刑」で殺した「無実の人間」の数が多いだなんて。

……もはや、何故我々が人を殺しているのかが分からなくなってくるではないか。

いや……最初から提示された理由も、なかなかどうして理不尽なものだったがな……
(187)2006/08/30 11:53:43
書生 ハーヴェイは、広間を後にした。
2006/08/30 11:54:58
書生 ハーヴェイ
―地下室の前―

[ハーヴェイは、最初の犠牲者となったアーヴァインが発見された地下室の前にやってきた。]

……肌の色、か。
いや……でも何故アーヴァインを狙った?そんなことなら、若い女を狙えば良かったというに……。

ああ…何か、解決のヒントになるものは無いだろうか…?「迷ったら原点に戻れ」とも言うしな……

[地下室の扉を、そっと開けた。]
(188)2006/08/30 12:02:30
書生 ハーヴェイ
―地下室―

[立ち入り禁止のテープを避け扉を開ける。マッチの火をかざし、中へと踏み込むと……そこには、長い髪をした人影があった。幾重にも重なった、いかにも高価そうな「布のかたまり」の上で、肌を晒して眠っている。]

……誰だ?お前は。警察がよこしたメイドか?……いや、それにしては服装が重すぎるし、何故こんな場所に居るのかも分からない……。

[すっかり固着し、腐りかけた血の臭いが充満する地下室の奥に足を踏み入れる。何処かで見た、不自然な金色の髪。たくさんのレースで包んでも誤魔化すことができない、「男の肌」の質感……静かに眠るその肩を掴み、振り返らせると……ハーヴェイは思わず息を飲んだ。]

……………ラス!?
(189)2006/08/30 12:21:48
書生 ハーヴェイ
[金色の髪と、丁寧に施された化粧、幾重にも重なったレース――女性的な「ファンタジー」――の中で、人影は静かに眠る。]

…ラ…いや、これは…「エミリー」……?
そうだった……私に裏切られたと感じて、急に娘の言葉遣いになって……。そうか、お前は…その「ファンタジー」に、溺れて……

[静かに首を振り、メモボードを腰に挟む。ファスナーに手をかけ、目の前の人間に服を纏わせる。]

……女の服なぞ、着せたことがないから分からぬぞ!……まあ、こんな感じでいいか……

[適当に服を着せると、血の中で眠る「エミリー」を抱え上げ、地下室を後にする。]

……これが、お前の……そうか……
(190)2006/08/30 12:34:43
書生 ハーヴェイ
―2階・ラッセルの部屋―

[「エミリー」をベッドに寝かせると、ハーヴェイはその横に椅子を置き、座る。床の上に転がるカードケースには、強く握り締めた跡がある。それを見て、ハーヴェイは小さく笑った。]

……かくも麗しき姫君よ。
この憐れで罪深い男に「神」からの天罰が降り注ぐよう祈り給え。

そして…この憐れな男を近付けぬ、その高く堅固な城壁の内で、今はただ眠り給え。

……姫君に、今は穏やかな安らぎの時を。

そして、いずれ時が満ち……この憐れな男に、懺悔の時をもたらすことを、赦し給え……

[ハーヴェイはメモボードを膝の上に置き、椅子の肘掛けにもたれ、「エミリー」が眠る姿をただじっと見つめている…*]
(191)2006/08/30 12:51:05
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/08/30 12:53:27
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/30 13:01:07
見習い看護婦 ニーナはメモを貼った。
2006/08/30 13:11:20
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/30 13:17:10
見習い看護婦 ニーナは、書生 ハーヴェイに話の続きを促した。
2006/08/30 14:44:31
見習い看護婦 ニーナは、書生 ハーヴェイに話の続きを促した。
2006/08/30 14:44:50
見習い看護婦 ニーナ
二階自室
[自分の部屋のベッドの中で目を覚ました。
辺りを見回し自分がどこにいるかを確認する]

えっと・・・誰か運んでくれたんでしょうか?
昨日あれからどうなったんでしょうか。

[そう呟くとベッドから出て一階に向かった]
(192)2006/08/30 16:24:34
見習い看護婦 ニーナ
一階・広間

あ・・う・・・これは・・・

[おびただしい血の染み込んだ絨毯を見て誰かがここで死んだことを悟る。
それが誰かなど考えなくても解った。]
(193)2006/08/30 16:34:45
学生 ラッセル
[ラッセルは夢を見ていた。夢は、幼い頃のラッセルとエミリーの姿を映し出していた。]

あれ…?幼い俺が泣いてる…。そしてエミリーも…。
何で泣いてるんだろう?

[ラッセルは夢の中で静かに泣き続ける幼い自分自身に近寄り、二人の体を抱き締めた。そしてそっと問いかける]

ねぇ、君達は何故泣いているんだ?

[ラッセルの問い掛けに、幼い少年が答える。]

『僕、お父様やお母様に嫌われているだ。お父様とお母様はエミリーだけを何時も可愛がるの…。僕は誰からも愛されないんだ。お父様からも、お母様からも。だから僕はエミリーが憎いんだ。でも…本当は僕はエミリーを愛したい。だけど愛し方が解らない。エミリーを憎めば憎むほど…、僕はとても悲しい気持ちになるんだ。
ねぇ、お兄ちゃん、お兄ちゃんは今まで…心から誰かを愛したこと、ある?』
(194)2006/08/30 19:17:31
学生 ラッセル
[ラッセルは少年の問い掛けに、悲しい色の微笑を浮かべ首を振る。]

心から…か。愛した事、あるよ。二度…いや、一度だけね。たった一度だけ、心から愛した人が。でも…心を許した瞬間、裏切られたけどね…。

[ぽつりとそう遠く無い過去を振り返ると、胸が軋むような思いに襲われる。数時間前彼自身の口から打ち明けられた真実。研究者としての保身に満ち溢れた嘘。その嘘に騙され、ラッセルは心も体も彼に許していた。しかしラッセルは知っている。自分がこれ程にまでショックを受けているのは、ハーヴェイの吐いた嘘ではなく、彼を信じきっていた自分の呆れるほど警戒心の無さだった。]

ねぇ、自分以外の誰かから愛されるってどんな感じ?

[ラッセルは、少年と自分のやり取りを無言で見続けている少女に質問を投げ掛けた。その言葉に少女は悲しげに微笑み、意外な答えを口にした。]
(195)2006/08/30 19:18:49
学生 ラッセル
――残酷よ。彼らが幾ら私を愛しもうと、私は…彼らの気持ちに答える手段を持ち合わせていないからね…。
私は…両親に愛される事を教わったけど、逆に誰かを愛する事は知らないわ。だから私は…ラッセルを愛せないの。彼の存在を受け入れる事も出来ないわ。それが良い事なのか、悲しいことなのかすら…。私には解らないの。私は両親に愛される為だけに居るの。可愛がられる為だけに居るの。だから私は愛する事は出来ない。そんな私が…あなた達は羨ましいと思う?

[妖艶ににっこりと微笑むエミリーに、ラッセルは言葉を失い、ただエミリーの微笑を見ていた。そんなラッセルの姿を、表情を崩さず見つめていたエミリーは、再び口を開いた。]

人は、愛されないから新たな愛を求めて歩き出す生き物だわ。だから私は正直あなた達が羨ましい。私には…人から裏切られた悲しさも、愛されない寂しさも知らないの。だから…私の感情は薄れていく。生きながらただの愛玩具として生きていくしか術が無くなる…。
(196)2006/08/30 19:20:32
学生 ラッセル
ねぇ、お兄ちゃん。裏切られる事はそんなに怖い?裏切られた事によって…何処か体の一部が欠損した?今のお兄ちゃんは、楽な方に逃げているんじゃないかしら?お兄ちゃんが逃げた場所…そこは本当に安住の地なの?――お兄ちゃん、お願いだから現実から目を逸らさないで。真実の愛から逃げようとしないで…。今逃げたらお兄ちゃん…一生辛い思いをして暮らしていけなければならないわ。……そう、私のように。
それでも逃げたいと思うのなら、お母様の元へ戻ればいいわ。でも…僅かでも疑問に思ったのなら、お兄ちゃんを傷つけたその人と、もう一度向き合ってみるべきだわ…。

[エミリーは立ち尽くすラッセルを見上げ、にっこりと微笑むと少年の手を取り踵を返すと]

お兄ちゃん、真実は時に辛く見え難いものだわ。でも…逃げないで。今度こそ幸せになってね。生まれてくる前に命を落とした、私達の分まで…

[そう言うとエミリーと幼いラッセルの姿は、煙が立ち消えるかのように、すっとラッセルの目の前から消えていった。]
(197)2006/08/30 19:20:58
学生 ラッセルは、ふと目を覚ました。
2006/08/30 19:22:28
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/08/30 19:24:02
書生 ハーヴェイは、メモボードをテーブルに置いた。
2006/08/30 19:25:30
書生 ハーヴェイ
………目が、覚めたか。
(198)2006/08/30 19:29:29
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