人狼審問

−スタジオ−
[ボーカリスト不在のセッション。
演奏は唐突に止まる。

青い髪のベーシストが苛立った声を上げた]

「おかしいと思わねぇか！？　もう四日だぜ！？
いつ帰ってくんだよ、ルイの奴ぁ…
…なぁ、お前は何か知ってんだろ？ウォルフ…」

[連れて行かれるとき、一緒に居たよな？と青い髪の男は赤毛の男を問い詰める。
エレキ・ヴィオロンを力無くぶら下げて、赤毛の男は首を横に振った。]

「うまい事誤魔化しておいてくれとしか聞いてない…。
ヤバイ事に巻き込まれていなきゃいいんだが…」
「どー見たって巻き込まれてんだろ！？
ったく…」

[赤毛の男は答えず、ヴァイオリンを模したスチール枠の楽器を構え、感情任せに奏でた。
切ない嘆きにも、悲鳴にも聞こえる音色。]

[ゆっくりと目を覚ます。シャワーを浴び、身支度を整えた後]

ん、難しいコト考えるのは後にして、ご飯ご飯。
お腹減ってちゃ、なんにも出来なくなっちゃうもん。
それに…あたしに出来るコトってこれくらいしかないだろし。

―→1F広間―

−屋上−

[スモッグに煙った白灰色の空を見上げる。
カラスがその中を横切ってゆく。

唐突にすばやく銃を抜き、真正面に構える。
…しばらくそのまま静止し、ホルスターへと戻す。

検査が終われば戻れるのならば、子供たちを優先的にとも思ってはいたが、多大な苦痛を伴うのであれば、そういう訳にもいかんだろう。
かといって…このままでは…。

給水塔に背を預けて座り、空を見上げて*考え込んでいる*]

[キッシュを食べ終えて、ニーナは広間に居た人達の会話を静かに聞いていた。その中でハンターと名乗る人物が二人。ケネスの話では三人だったため、これで後一人となるわけだが……。
そこでニーナは小首を傾げた。
異形は二人。もし彼らが騙すという行為を知っているのならば、ハンターに成りすますのはとても上手い戦法だろう。
そうなれば、混乱をきたし人にまで被害が及ぶ可能性が十分に高い。
ニーナは使う事が無ければいいと*瞼を閉じて救急箱を強く抱きしめた*]

[広間を抜け、あたしはキッチンで材料をあさる]
んーと………チーズとピザソースもあるね。んじゃぁ……これとこれとこれでっと。

[ピザソースを塗ったパンの上に切り刻んだ材料を並べて。自分の分だけをとりあえずオーブンに放り込む]

コーネさんの為にこれも作っておかなきゃね。
[トントントン、再び刻む音。出来上がったのはキャベツとオニオンとニンジンの、シンプルなサラダ]

[焼きあがったピザトーストと、盛り分けたサラダと、そしてミルクたっぷりのカフェオレをトレイにのせ、広間に戻ってお食事。

食べ終わった後、無造作に置かれた書類がふと目に付き。それに*目を通し始めた*]

これで…最後だ！

終わった〜！

苦労したぜ…腕立て伏せで限界を超えたこの腕で
課題三ヶ月分を全て紙飛行機に…

だがこれで公園での娯楽には事欠かない！

そうと決まれば出発だっ

『異形、検査、隔離……。
早くそれを見つけちゃえば、早くここから帰れるのかな…。ソフィーさんは探すコトが出来るって、そしてあたしを調べてくれるって言ってたけど。あたしじゃない誰かを調べてもらう方がいいのかなぁ……。

でも。あたしが知らない間にあたしじゃなくなってる、そんなこともあるかもしんないし…。
やっぱ調べてもらった方がいいのかなぁ……？』

[書類を読みながらそんなことをぐるぐると考えてたら。いつの間にか、眠ってしまってたらしい]

ふぁ……アレ？リックいない……。

[床には落ちた紙飛行機]

？？？

[開け放されたドア、そっと廊下を窺うと玄関の前にまたひとつ紙飛行機が落ちていて。あたしはそれを拾いつつ、初めてこの建物から出て行く]
―→収容所の外へ―

―二階　個室―

[薄暗い部屋の中、立ち上る影。闇の中で赤色だけが光る。
シガレットをもみ消すと、ゆっくりと起きあがる。
久しい睡眠で固くなった体をほぐす…肩が鳴った]

…結構寝れたな。
こんな時じゃねぇと、仕事以外じゃゆっくり休めやしねぇ…泣けるぜ。

[そうは言うものの、この仕事はそれなりに好きだからやっているのだが。
カバンを担ぐと、部屋を出た]

―一階　広間―

[誰も居ない広間。特に気にするわけでもなく、キッチンの近くにある箱からワインを取り出す。
…もうそろそろ、新しい箱を開けることになりそうだ。
そう思いながら、ソファーに座るとバッグを隣に置く。
コルクを抜くと、一口口に含み…シガレットを口にくわえた]

[広がってるのは。あたしの知っていた世界とは全然違う世界。]

こんなトコ、だったんだ……。

[グレイの風景の中にぽとんと白。駆け寄る。]

また…紙飛行機……。

[...は木の上の方の枝に到達したようだ]

ふぅ…。

こんなふうに自由に遊んでられると、
このまま逃げて、家まで帰れる気だってしてくるのに…

[隔離されちまってるんだよなぁと溜息をついて
ぼうっと景色を見ている。面白くもない灰色の景色だ]

[耳を澄ませば。聞き覚えのある声。あたしはそっちに向かって歩く。

グレイの風景が突然途切れ。緑と、そして青。]

ここが、ソフィーさんの言ってた公園かなぁ？

[灰色の中に、茶色い塊を見付けた気がした]

ん？あれハーヴェ……うおお！

[身を乗り出しすぎて落ちそうになる]

あぶな…あれさっきどこ見てたっけ…
確かあのへん…ん？

[今度は赤い塊を見付けた。さっきのより大きい。
だんだん近付いてきているような気もする]

あれは…エッタ？

おお、間違いねぇ。
あんなくるくる頭、エッタしかいねえや。

おーいエッター！
おまえも来たのー？

[こつん、頭の後に何かがぶつかった。足元にはまた紙飛行機。

飛んできたであろう方向へ目を向けると。木の上にリックが手を振っていた。]

―二階　個室―

…。

[窓を開け外へと視線を投げ下ろしながら、そこから零れるのは紫煙]

『こちらから接触するか、接触を待つか…
　皆の前で名乗ったんだからその内伝わるだろうし

　―――民間人の、盾ねぇ？』

[昨夜自分で言った言葉を思い出す
白を吐く口元には快くは見えない笑みが浮かんだ]

[思ったより遠くに飛ばず、エッタの足下に落ちてしまった
紙飛行機に顔を顰める]

あっバカそれ拾うなよー。
池に捨てちまいなー。証拠隠滅だ。

おれ公園一番乗りだったなー。
でも肝心の飯がねぇよ。ピクニックなら弁当だろ？
エッタ、持ってきたかー？

[手を振り返しながら]
この紙飛行機、リックのだったんだね。
なんだかぽとぽと落ちてたから、拾って歩いてたらここに着いたんだ。

[そう言い、足元に落ちていた紙飛行機をリックに向かって飛ばす。]

ここって…こんな世界だったんだね。

証拠隠滅って？？

[言いながら、紙飛行機を広げてみると。なにやら問題がいろいろ書かれてて。]

ちょっとー、これって…もしかして課題？
またハーヴェイさんからにペシられちゃうよーっ？

[あははと笑いながら。]

お弁当、作ってくればよかったなぁ。
まさか公園に着くとは思ってなかったからそんな準備してなかったよ。

−収容所外・公園近辺−
[一見ぼんやりと、その実、注意深く周囲の様子を見極め、状況を把握していく。

そして、それをやればやるほど]

…嫌味か、石頭連中…。
区画構成、似すぎだ…西五区と…。

[苛立ちを込めた呟きがこぼれ、蒼い闇の奥へ溶ける。
その足元に、ふわり、と風が何か白い物を運んできた。
異質な色彩に疑問を覚え、拾い上げ]

…紙飛行機？

>>418
え…ぽとぽと落ちてた？

[たぶん作りすぎて落としたのだ。
まずい。帰りは拾いながら戻ろう。
そんな焦燥はおくびにも出さず]

おお…なかなかうまいな。
[自分の所まで飛んできた紙飛行機を、丸めてポケットへ]

ああ…こんな世界なんだな。
当たり前みたいに人っ子一人いねぇ灰色の世界、
それでいて、のどかな公園も人工にせよ忘れず存在してんのさ。
[...はするすると木から降り、エッタと同じ地面へ]

こんな所にいりゃ、もしかしたら今のおれ達が置かれる状況、
忘れられるけど…でも、ちょっと休んだらまた戻らなきゃだよな。
おれ達の現実にさ。

エッタ…おまえはどこまで教えてもらった？

[紙飛行機を畳んでポケットに入れ、耳を澄ますと、公園の方から声が聞こえてくる。
そこにいるのが誰か、音で確かめて。
それから、空を見上げる]

…少なくとも…。
6年前の繰り返しにだけは…しない。
何があろうとな…。

うん、落ちてたよ。
まるでヘンデルとグレーテルのパンくずみたいにね。
[笑いながら、最後の紙飛行機をリックに渡す]

そだね。戻らなきゃ。
皆きっと心配してるもん。

あたしは…昨日ソフィーさんに簡単に状況だけ聞いて、その後は広間で聞いて、後はなんか書類に書かれてるのを一通り読んだだけ。

だから多分、リックが知ってるコトとほとんど変わんない、かな？

[風呂を出てからしばらく、...はベッドの上で動かなかった。視線は床に……しかし何をみているわけでもない。
やがてふ、と、空気が緩んだ。

青い目が焦点を結ぶ。]


……食事、つくろっかなぁ。
ヘンリエッタを……


[その声は戸惑いに揺れ、途切れた。ゆるく頭をふって]


―自室→広間―

>>419
あ。

[どうもうんと遠くまで飛ばしたつもりでそこらへんに
落ちている紙飛行機も多かったらしい。広げられてしまった]

うるせぇなあ…おまえが言わなきゃばれやしないよ。
ペシが怖くて課題を捨てられるか。おれの生き様の問題だ。

まぁそれほど期待したわけじゃないさ。
帰りゃ、飯の一つも準備してもらえるだろうし。

ん〜、あたしのぺしぺしでもダメージ食らってたのに？
ハーヴェイさんのぺしはもっとダメージおっきいんじゃないかなー？

そだね。多分誰かが作ってくれてる、かな。
あ、後お昼に作ったピザトーストがまだ残ってるかも？

[そう言いながら、リックをじっと見る]

『リックは…違うよね？あたしと同じ、異形種なんかに取り憑かれてない、よね』

[喉の奥まで出かかったけども、あたしには何故かそれが言えなかった。]

>>423
[最後の紙飛行機も冷静を装って受け取り、ポケットへ]

心配ね…してるかな。
…してるかもな。
どいつもこいつも、ちょっと年下だからってガキ扱いする
親切な大人ばっかだ。

何だエッタ…ソフィーに聞いて、広間でも聞いて？
くそう。エッタになら話すのかよ。
後は書類に書かれているのを読んだ、か。結構知ってそうだな。

でもこの情報はどうよ。
[...は少しばかり得意そうに顔の前に人差し指を立てる]

今日の未明だ。あの不良大人共、良い子ならぐっすり
お寝んねの時間に、ハンター関連の会話してやがった。
ライナスが、狩人協会所属のAクラスハンター、
精霊使い…いや、カッコつけてエレメンタラーとか言ってたな…
だったってのは？知ってた？

今日は一人なんだ？

[みんな寝てるのかな？　なんてケネスに笑顔を向けながら、]

んーそれとも外にでもいるのかなぁ？

うん、何が起きてるのか知っておきたかったから、お料理してる最中にソフィーさんに聞いちゃった。

だって…訳のわかんないままって嫌だモン。
オトナ達は隠そうとしてたみたいだけど、ね。

ラッセルさんがハンターかぁ……。
ラッセルさんって、あたしとそんなに歳変わんないのに凄いなぁ……。

『ソフィーさんに教えてあげなきゃ。』

[ニーナがいい匂いに誘われて瞼を開けた。するとそこにはキッシュ以外の料理が並んでいた。
一瞬ハテナマークが浮かぶが、すぐにうたた寝をしてしまった事に気付いた]
やだ。寝ちゃってたんだ。異形がいるっていうのに危ない危ない。
と、そうだ。救急箱以外にも探して置かなくちゃいけないものあったんだ。探さないと……。

[ライナスとの会話で、すっかり忘れていた用事を思い出し、再開するべく立ち上がって窓の外を見た。]
……そういえば、先生、前に大怪我したけど、大丈夫かな……？

[だがそこに質問したい本人がいないと溜息をついてから、*建物内を探索しに広間を出た*]

さぁな。

[ソフィーの問いには軽く肩をすくめて見せ]

まぁ、外に出ても良い、って言ってたんなら、ソッチじゃねぇか？

[ワインを口に含むと、広間を出るニーナに目を瞬かせ]

…オレ一人じゃなかったらしいな。

[リックの話を聞き、微かに眉を寄せ]

彼…ラスが？
Aクラス…精霊使い…か。
それと、ソフィーと…中々、偏った人選だな。

[ため息と共に、ぽつりと呟き]

書類は、難しい漢字が一杯だったから、よくわかってないかもしんないけど、ね。
広間に置いてきちゃったから、帰ったら一緒に読もっか？

……ハンターって、なんなんだろね？
異形ってのを退治するための人達みたいだけども。
それってハンターじゃないとダメなのかな？

『そういえば、ソフィーさんは調べる力があるって言ってたけど、ラッセルさんはどんな力をもってるんだろう？』

>>426
ピザトーストか…

[ぺしぺしの話なんか聞こえないふりで、それは悪くないと笑う。
見れば、エッタが物言いたげにじっとこちらを見ている。
しかし何も言わない。...も黙って、エッタの頭に手を置いた]

おまえも色々怖いかもしんないけど…きっと無事帰れるよ。
異形種を倒すのはハンターだけじゃない。
おれらでも、小さな力でも…何かの役にたてるかもよ。
頑張りゃね。

そのためにゃまず情報だ…ったく、隙あらば
賢い大人共だけで話を進めやがりそうなんだもんよ。
何かわかったことあったら、おれもお前に教えてやるから
お前もおれに教えろよな。

[離れると一歩先に進み、軽い調子で言い終わると
振り向いて帰ろうかと呟いた]

[ニーナが出ていくのに、慌てて手をふって]
…………気付かなかった
[ごめんねと謝る。
それからケネスをみて]

やっぱり、狭い場所に閉じ込められるの、みんな嫌だろうしねー

[私もだけどと苦笑して]

あなたは、息詰まらない？

[軽く首をかしげる。]

あはっ、リックはあたしよりコドモなのに……あたしよりずっとしっかりしてるね。

そだね。コドモだからって甘えてばっかじゃいられない。
あたしに出来るコト、見つけてガンバんなきゃ。

[帰ろうかの声にこくんと頷き、リックの手を握る]

[息が詰まるか？と聞かれると、シガレットを口から離し]

ぁぁ、別に気にならねぇな。
プログラマーはプロジェクトが佳境に入るとずっと缶詰だぜ？

[そう言うと、苦笑し]

…そういや、ハンターが一人、名乗り出てたな。

[二人の話を聞いていて、やれやれ、と思いつつ、微かに笑み]

『…大丈夫かね、この二人なら…。
『種』に、負ける事はない…信じるか』

さて…それはそれとして、課題はどうしたもんか。

[いきなり現実に立ち返り]

>>430
んん、訳のわかんないままって嫌ってとこにゃ、おれも同感だ。
ライナスが凄いかどうかはまだわかんぇけどな。

>>434
ふうん、広間に置きっぱなしか。じゃ、置きっぱなしのうちに…

難しい漢字で一杯…。
お、おお。ぜひとも一緒に読もう！
[読みあげて貰う気満々だ]

…そこらへんのこたぁ、おれもわかんねえよ。
免許とか資格の問題なのかそれとも実際に凄ぇ力があるのか…

まぁあの自慢たらしい口ぶりからして、実際に凄ぇ力でも
あるんでなきゃ、おれ尊敬とかしてやんないけどね！

[握られた手に驚き照れ隠しのように悪口を言いながらも
振り解くわけでもなく、先導するように来た道を*たどった*]

あぁ、そうだよねー……
仕事、大変そうだなぁ。
目、わるくならない？

[それから続いた言葉に、数度、まばたき、ゆるく首を傾げ]

そうなんだ。
誰だろ？

[胸ポケットから眼鏡を取り出し]

ぁぁ、近くのモノ見るときゃコレかけなきゃ見えなくてな…
まぁ、パソコン使う職業だからしょうがねぇけどよ。

[ソフィーに見せると、胸ポケットにしまう]

…ま、皆が居る前で名乗ったから良いか。
ライナス…精霊使い、とか言ってたな。

─3階─

［数刻前に目覚めたあと、施設の中を見て回っていたが、3階に着くとそこはフロア全体がだだっ広いひとつの部屋だった］

へー、これはこれは。

［スイッチを手探りで探し、それを切り替える。十数秒後、明かりに照らされたそこは1階や2階とは異なり、まったく整備されておらず、フロア全体に乱雑に長机やパイプ椅子が散乱している。さらに部屋の奥には巨大なスクリーン。その様子から、きっと元は会議室か何かだったのだろう］

広い。けど乱雑としている。いいですね。わたしのスタイルに適した場所です。

［そう言ってニヤリと笑った］

とりあえず、もっと都合のいいように積み直しておきますか。

［そう言って、机や椅子を一見乱雑、しかし自分に都合のいいように積み上げ始めた］

[照れたように笑い、手の温もりに少しだけ安心しながら、もと来た道を戻ってゆく。]

―→収容所・1階広間―

ただいまーっ。

確かに、パソコン使うと目は悪くなるし、宿命かぁ

[でもたまには外もみなよ？と笑い]

ライナス…ラスが、精霊使いだったのかぁ。
……確か裏の名前とか聞いた気が

[ぽつり、呟いた。何か考え込むように]

−収容所外・公園−
[二人が仲良く戻っていく様子を見送り、完全にその姿と気配が消えるのを確かめてから、公園に入って空を見上げる]

戻る前に…馴らしとくか。

[小さく呟き、すい、と右手を空へ向ける]

外見てる暇があったら、キーを叩く。そうじゃねぇと、納期に間に合わねぇ。

[苦笑して、ポツリと呟くソフィーに眉をひそめ]

…なんか知ってるのか？

そんなことやって、体壊すよ？

[心配するようにケネスにいってから]

うん、まぁ……一応？

[まだ何か考えつつ、困ったような笑みを浮かべ]

[ヘンリエッタとリックを横目で見て…ソフィーに視線を戻す]

…良けりゃ教えてくれねぇか？
情報職やってると、そう言うのが気になっちまってよ。

[困ったような笑みを浮かべるソフィーに、軽い口調で訊ねた]

[ガムを吐き捨てるとポケットの中の物を確認し、部屋を出る]

―個室→1階　広間―

[広間に着くと軽く辺りを見回し、見えた顔に軽く微笑んで会釈をした]

どうも、こんばんは。

Ewigkeit…Schicksal…Klinge…Flugel!

[小さな呟きが零れ、刹那、銀灰色の光が弾ける。
ほんの一瞬、柔らかな影が空間を遮り…ふっ、と、消え失せた]

…まだ、本調子じゃないが…動けなくはない。
後は最悪、実践で感を取り戻すのみ、か。

［ある程度積み上げるとふぅと額の汗を拭い］

うん。こんなもんかな。

［満足そうに頷くと、肩をコキコキと鳴らし］

ついでに体も動かしておきますか。

［そう呟き、部屋の中央へ］

[その言葉に、んー…とちいさく唸る。
と、ラスが来たので、ケネスにちいさく断ると、微苦笑を浮かべて近付いた。]

こんにちは、精霊使い。
…………あなたがそうなんて思わなかったけど

［ぼんやりと窓の外を見つめる］

……武器も、格闘も、全く駄目なのですけどね。
本当に私はハンターの弾除けのために呼ばれたのかしら。
だとしたら、主は一体何をお考えか。

……あるいは、真剣に祈りなど捧げぬ者などその程度の価値しかないとおっしゃるか。

――……馬鹿らしい。

［ぽつりと呟くと髪を束ねて。１Ｆへと降りていく。］

−収容所・前−
[建物の前まで戻ってきて、ふと、足を止める]

…なん…だ？

[言葉で表せない、違和感。それを感じつつ、広間へ入って行く]

─…→広間へ─

[それぞれの挨拶に笑みを向ける
そして近づいてきたソフィーの言葉に首を傾げるように]

どうも。話が伝わるのは早いですね。
…精霊使い。それが何か？

<<別の名前でも、知っていますか？>>

[ソフィーにだけ聞えるようにそう囁くと、微笑む]

[場にいる面々に一礼した所で、ソフィーがラッセルに呼びかけるのが耳に入り、思わず苦笑する]

…俺が休業してる間に、だいぶスタイル変わった…って事かね。

[ため息まじりに、ぽつりと呟き]

[ご名答。小さく答えて苦笑して]

…………話が伝わらないよりはマシじゃないかなぁ？

[伝えたかったんじゃないの？　と、口唇が小さく動く]

[シスターとハーヴェイさんにもぺこり]

あ、皆お腹すいてるよね？
ピザトースト焼いてくるから待っててねー。
[ぱたぱたとキッチンへ向かう]

[その時、ハーヴェイさんの休業と言う言葉が耳に届く。]
『リックの塾の先生じゃなかったっけ……？』

[ステラとハーヴェイに軽く手を挙げ]

よ。
なんともまぁ、アレだが。

[年上の余裕ってヤツなのか？と、ソフィーとライナスを見て、軽く肩をすくめて見せた]

[年上の余裕、というケネスの言葉にさてね、と軽く返しつつ、裏返した課題のプリントに何やらさらさらと書き付けて行く]

…これでよし、と。

[書きおえた所でそれを丁寧に畳んで、ひとまずポケットへ戻した]

[ソフィーの答えにへえ、と呟く]

それはそれは。
そうですね。この狭い中の伝達能力を実感できましたし。

ハンターが表に出れば、民間人を盾に…なんて考えも消えるでしょうし。
そちらより、俺を狙ってくれる可能性が高いですから。

『逆に避ける可能性もあるけど、まあその時はその時』

[動いた唇に軽く口元に手を当てる
僅かににやりとした――嫌な笑みを浮かべたかと思うと
またにっこりと笑みを改め手を下ろした]

［エッタにありがとうございます、と軽く頭を下げて。
ソフィーとライナスの様子に少し瞬くと］

『いい仲ってやつなのかしら？』

［斜めにずれたことを思いつつ、ソファに座る］

[ハーヴェイの反応は軽く。少し憮然としながら頭を掻き]

『…ソフィー、か…なんか引っかかるが…』

[さっきまでの行動。そして、ネットではまず知り得ないハンターの情報。なら、答えは一つ]

『…ハンターか。ならあり得るかもな』

[シガレットの灰を落とし、口にくわえた]

[視線を向けられ、ラッセルを見やり]

ん？　どうか、したか？

[調子を変える事無く、さらりと]

［広い部屋の中央。そこはぽっかりと空間が空けられている。その中心に立ち］

ふはぁぁぁ……。

［目を閉じ、静かに呼気を吐き出す］

……！！

［ズドンと建物全体を震わす振動。ブワリと舞い上がる埃とパラパラと舞い落ちるコンクリート片］

けほけほ。……あっちゃぁ。力加減間違えた。

［そう呟いてペロリと舌を出す。その足元には罅が入って窪んだリノニウムの床］

[ラッセルの手の動き……その表情に、わずか、口唇は震えたろうか。
しかし顔は自然に微笑み、]

もしかしなくても狙われたいからハンターだって言ったの？
すごいね

[動揺は顔にも態度にも出さない。
感心した様子で]

［何やらすごい音に天井を見上げる。
ぱらぱらと埃が落ちてきた。］

……隕石でも落ちたかしら？

[ハーヴの言葉に、いいえと笑う]

休業してたんですか？

[そして急に来る建物への振動
腰に手を当てるように自然と手をポケットの近くに置き
不思議そうに天井と舞い落ちる埃を見つめた]

−屋上−

…なっ！？

［いきなり、階下から衝撃。
何か起こったのだろうかと、急いで非常階段を駆け降りた。
ホルスターに納めた銃の感触を確かめ、三階廊下に続くドアをあける。］

[問いに返すは、苦笑めいた表情]

ああ…副業の方を、ね。

[どこまでもさらりと告げるが、右手は無意識に左の肩の辺りを彷徨い]

[周りのオトナ達を見回した後]

あ、あたし見てきますー。

[そう言って広間を飛び出し階段へ向かう]

『オトナ達の話も気になるけど、でも。
それはリックに後で聞けばいいや』

[まずは2階、静かで、変わった雰囲気はしなくって。今度は3階へ駆け上がる]

[天井から視線を外し辺りを見回す]

『ここに居ないのは、コーネ、シャーロット、ニーナ…』

[ソフィーの言葉にまたそちらへと視線を送った]

そうですね。
民間人を守るのもハンターの仕事でしょう？

<<それより、どこで聞きました？この場所以外で貴女に会った事はない。
それでその名を知ってると言う事は、貴女もなのでは？
名乗らないとは、それこそ盾にでもするつもりですか？>>

[そう尋ね小さく笑んだ
しかしエッタが広間を飛び出した様子を見ると小さく息を吐く]

…。

−三階廊下−
［警戒しつつ進む。
特に気配は感じられず…先ほどの衝撃は中心部からだと、閉ざされたドアに手をかける。

階段から足音。

とっさに振り向き、胸元に手をのばす。］

[ケネスの言葉にまた息を吐く]

今から追う所ですよ。
エッタにも釘をさすべきでしたね。

[そう言うとくしゃりと頭をかいて、3階へと向かう]

[人の気配、とっさに足を止め上を見上げ。ゆっくりと歩く。銀の髪が見えた。]

あっ、コーネリアスさーん。

[手を振りながら駆け寄る]

さっきの音、聞きました？

[ライナスが行くのを見て…ステラの方を向く]

…ステラも行くのか？
ハンターに任せた方が良いと思うけどな…

[もし、異形だったら…邪魔になるだけだろう、と、ワインを口にする]

ヘンリエッタ、まって……！

[しかしラッセルの言葉に動きを止めた間に、彼本人が先にいってしまう。
後をおいかけたのは、何故だろうか。
少なくともハンターの一人がいれば大丈夫だと思ってはいるのに]

［階段を上がりかけてケネスの声にあぅ、と項垂れ］

……確かに。

［本当に何もすることがないかもしれない、とラッセルが横を通り過ぎてあがっていくのに、階段を見上げた］

…なんだ、君か…。

［赤毛の巻き毛を認識して、ほっとしたように手を下ろす。］

僕も丁度上にいてね、何事かと思ったもんだから…。

[3階に上がっていくラッセル、そしてソフィーの様子に、ため息を一つ]

…陽動だったらどうする気だ、ったく…。

[低く呟いて、苛立たしげに頭を掻いた]

[項垂れるステラに軽く苦笑し]

まぁ、気にすんなって。
あっちも仕事なんだろ？
やる事ねーのは、オレも同じだしよ。

[そういうと、シガレットを靴底でもみ消した]

―3階廊下―

[先ほど広間に居なかった1人とエッタの姿を見つける
その様子から音の原因は彼では無さそうか

階段を上がったところで足を止めて二人の様子を見る
追ってきたソフィーをちらりと振り返ると小さく笑む]

おや、貴女も来たんですか。

[そしてまたコーネたちへと視線を向けた
視線は通り過ぎドアの向こうへと]

［パッパッと服をはたくと埃が舞う］

うわぁ、体中埃だらけだ。やっちゃったなぁ。

こりゃ着替えないと。

［そう言って階段の方へ歩いていった］

［ソファへと戻り、ピザトーストをさくりと齧りながら］

……陽動って。
それじゃ尚更上に行った人が危ないんじゃ……

［トーストをくわえたまま天井に視線。］

ケネスさんは何か色々と情報を持ってらっしゃるみたいですし。
少なくとも私よりは……

[ラッセルに追いついて、ふぅと一息。それから小声で]

放浪の探知者。
そう呼ばれてるみたいだね、私は。

……盾にするつもりはないし、戦うときは一緒に戦えばいいんじゃないの？

[それから、コーネリアスとヘンリエッタに微笑んで、何か言おうとしたところでふと動きを止め、扉を見る]

［ガチャリと会議室跡のドアを開けるとそこには数人の姿］

あれ？　どうしたんですか？

……って、もしかしてさっきの振動のせいとか？

［やばっ。やっちまったかなぁという顔］

[ステラの言葉に、自分もちら、と天井を見上げて]

上の騒動を陽動と仮定するなら、そちらに割かれている力は大きくない、と考えるけどね、俺は。

…ま、向こうがそこまで『知恵が回る状態』になっているかどうかも、まだわからないけどな。

[陽動、と言う言葉に辺りを見回し]

…ま、そん時はこん中にハンターの一人が紛れてることを祈るしかねぇな。

『いるけどよ』

[軽く苦笑し、ステラの言葉に頭を掻き]

…いや、オレが持ってる情報も、皆と比べりゃ五十歩百歩だろ。
ネットでも、ほとんど情報は無かった記憶があるしな。

[と、ワインを口に含む]

……じゃあ、本当に狙ってるところがある、のですよね。

［ハーヴェイに視線を向けて］

どこを……？
ここ、ですか？

［ドアの奥からは少女の声。
なにを言ったかは聞き取れず。
巻き込まれたのか…それとも原因なのか？
慎重にドアノブに手をかける。］

ロッテ？

［いきなり開いたドアから出てきた姿に目を丸くする。］

何かあったのか？

へえ、貴女が。

[ふうんと呟くとじっと見つめて小さく笑う]

一緒にですか？そうですね。

[そう、笑みと共に曖昧な返事をする
扉が開くのに気付くとそちらへと視線を向けた
出てきた女性にじっと、視線を送る]

さっきの振動は、貴女が？

[ケネスの言葉にはただ苦笑を返すのみに止め。
ステラの問いには、やや眉を寄せる]

ここ狙うか、あるいは単独行動をしているのを狙うか、どっちかがパターン、かな。

…単独行動？

[言ってから、ふと、不安を感じて]

そういえば…ニーナは？

[外に出る前に、無心で考え込んでいた姿を見たきりだな、と思いつつ、周囲を見回す]

シャルロッテ？

……さっきの貴方がやったの？

[瞬いて、驚いたように]

[ハーヴェイの言葉に眉をひそめ…]

単独行動…
ぁ？ニーナ？

[…ハーヴェイを険しい表情で見る]

…アンタらが帰ってくるより前に、広間を出てったんだが…

［ネットでもほとんど情報が流れていない、と言われ少し首を傾げる］

……異形って案外知られてないことなんですね。

［カフェオレを飲みながらハーヴェイが出した名前に反応］

……ニーナ？

［そういえば調書に彼女の名前もあった、と思い出し］

まだここに来てから顔を見てないのですけど……
どこかに出かけてるのかしら。

広間からは、出てる…？

[外では見なかったはず、と思いつつ、また上を見やり]

部屋に居るなら、いいんだけど…。

[妙に気が急く。その原因は多分、戻ってくる直前に感じた、違和感]

『外に出てるんでなければ…そう簡単には食われんと思うが…』

［みんなの言葉にあちゃーと言いたげな顔をして］

ああ、やっぱりそういうことですよね。ごめんなさい。

いえ、久々に体を動かそうとしたらちょっと力の加減を間違えましてね。床へこませちゃいました。

［たははと苦笑い］

[ステラの言葉に、ぁぁ、と軽く頷き]

ハンターが所属してる…"協会"が情報操作してるらしい。
ま、あんまり情報が出ると、メンドクサイからだろうけどよ…

『ちっ、めんどくせぇトコからハッキングしちまったモンだ…』

[好奇心は猫を殺す、と言う言葉を思い出し、頬を掻く]

[シャーロットの言葉に視線は外さぬまま]

身体を動かしただけで床を？
そういえば武術をやっていると言ってましたけど。

いや、大したものですね。

[口元に手を当てながら、感心したように言う]

[目をまぁるくし、部屋を覗き見る。べこりと凹んだ床が見え、それを指差しながら]
アレ、シャルロッテさんが？？

……すっごーぃ。

[しばし思案した後、立ち上がり]

…大丈夫だとは思うが…。
俺、ちょっとそこらを見てくる。

[早口に告げて、外へ]

…へこませ…て。

［唖然とロッテをみやる。
老朽化でも進んでいたのだろうか？
それとも…。］

力の加減間違えたって……

[床をへこませたという彼女の言葉に、眉を寄せる。
新しい建物に損害を与えるなんて、どれだけすごい力なんだろうと]

協会が……

［成る程と、親指で自分の唇を抑え］

人の口に戸は立てられぬ。
……そうでなくとも、全て掌握できるような情報でもないでしょうにね。
そんなに躍起になってるのですね。

んー。ちょっと跳躍しようとして力みすぎて床踏み抜いちゃいました。あはは。