人狼審問

[ランディはアンジェがいなくなったのを聞いて探している]

ふむ、アンジェリークが。

それにしても、何処に行ったんだ…。
寮の方の話じゃ昨日の夜は戻ってきたみたいだし。

アンジェが行きそうな所、かぁ。

［宮殿内を捜した後、ランディは公園にやってきた］

すみませーん、アンジェリークを見ませんでしたか？
はい、金色の髪の…

［公園に来ていた人にきいてみるが、いい返事は貰えなかった］

仕方ないな。森の方を捜してみるか。

［森まで走ってくると、大きな木の陰などを中心に捜し始めた］

おーい、アンジェー

いるなら返事してくれー！

はぁはぁ、森にはいないのかな。

まあ、子どもじゃないんだから時間が経てば帰ってくるだろうけど…怪我して帰れないって事もあるからな。

［ランディは森の中を丁寧に調べている］

[ロザリアは昨日の出来事を思い出している]

初めてここを訪れたあの日の私…
そしてフェリシアと共に育まれ…

───今の私がここに在り
そして、あの時とは違う価値観を持ち──

そして…あの方という存在を得た、という奇跡


全てのことに感謝をささげます。

宇宙をおつくりになった森羅万象の人ならざるもの
その宇宙を一方ならぬ決意で支え、次代に引き継いできた女王達

幾歳月、幾星月
それは連綿と綴れ織られ、今ここに──

あの方と巡り合えた幸福に感謝いたします

私はこの地に降り立ったとき不完全な器でした
今ここにあの方を得て──

色彩は色を為し、風は唄い
水の調べは天上の管弦を奏で、星空は祝福を与え天空に輝きを放つ

そんな幸福を私に与えてくださり、ありがとうございます

[ランディは湖の畔で目覚めた。大木に寄りかかった状態でうとうとしていたのだろう。両手をついてそろそろとその裏側に回り、まだ彼女がいることを確かめた]

ああ、よかった、うとうとしてる間にまたいなくなってたらどうしようかと思ったよ。
まだのんきそうに眠ってる

[そこで寝息を立てているアンジェを見て微笑む]

だけど、そろそろ起こさないとな。皆が心配してるだろうし。

それにしても…なんでこんなところで眠ってたんだろう。

確か森の湖で恋人がどうとかそんな話を聞いたな。
思いを馳せてる間に眠ってしまったとか？

……女の子の考えてることはよくわかんないな。

[ランディはアンジェを起こすと、半分寝たままのアンジェの手を引いて寮まで連れ帰った]

ジュリアス様にも報告しないとな。まだ執務室におられるかそれとも同じようにアンジェを探してるのか…宮殿までいってみよう。

―執務室―

そう……アンジェリークがねぇ。
やっぱり疲れてたのかな？
具合悪いんなら、無理して動かない方がいいし……
しばらく寮で休むように伝えておいて。
「おだいじに」……ってね。

［オリヴィエは、御付きの者に伝言を任せた。］