自警団長 アーヴァイン
あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。 この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。 当日、現場に出入り出来たのは今ここにいる者で全部だ。 とにかく十分に注意してくれ。 |
吟遊詩人 コーネリアス 実は……オスカーのこと、なのですが。 [リュミエールは、彼の名前を口にする刹那、眉を一瞬顰めた。] オスカーの女性に対する態度は相変わらず。 それは、いつもの事なので今更わたくしがどうと申し上げることもないのですが…… [そこまで言うと、一旦言葉を切って頭を振った。] 森の湖に時折、アンジェと二人で訪れているという噂を聞いたのですよ。 …アンジェは、次期女王候補なのです。オスカーはそれを、判っておいでなのでしょうか。 ―― 森の湖は、飛空都市の片隅にある静かな森の奥にあり、別名「恋人たちの湖」。 畔で愛する人を思えば、想いが伝わるという噂のある場所ではありませんか……。 | |
(7)2006/07/08 23:22:12 |
雑貨屋 レベッカ [オリヴィエは、資料の一辺に目を止めた。アンジェリークから送られた炎のサクリアの量の割合は決して多くないものの、大陸の民達がそれを吸収する率があまりにも高い…という数値が結果が、そこにはある。] 【そういや、オスカーが最近、随分とアンジェリークに入れ込んでるっていうウワサだけど……。アンジェリークがオスカーと一緒に歩いてるのもよく見るしねぇ……】 ふぅん……… エリューシオンの民も、天使様の意思をしっかりくみ取るもんなんだね…… 【しっかし……オスカーのあの調子、いつもの軽い感じじゃないんだよねぇ……。】 資料ありがと。 お仕事頑張んなよ?未来の一流研究者サン♪ [オリヴィエは研究員に手を振ると、さらに奥へと向かった。] | |
(32)2006/07/09 12:35:58 |
書生 ハーヴェイ [クラヴィスは、気だるそうに執務室で育成記録に目を通している。] ……今のところ、2人ともまあまあ良くやっているようだな。 まあ、こう言うものは拮抗していた方が面白くなるというものだ。 ただ、アンジェの方がロザリアに比べると感情的な揺らぎが多いようではあるが……今のところ些細な問題だ。 問題があるとしたらリュミエールの心配性を刺激してる事くらいか……。 [クラヴィスは目の前の記録に目を通しながら、しばし物思いにふける。] ……フッ、揺らぎに興味を引かれるとはな……我ながらな柄でもない事だ…… まあいい、今日はエリューシオンに闇のサクリアを与えておくか。 [クラヴィスはそうつぶやいて記録を置くと、執務室から出て行った。] | |
(46)2006/07/09 19:47:47 |