学生 ラッセル [「そうね、ラッセルもいると百人力だわ?」 ―そうでしょう!任せておいて。 「イイよ、消えても。セシィが死んでも、構わないなら」 ―僕は考えたい。どうやったら、助けられるか… 「気が狂いそうなんだ、今も。 明日私のところに来るであろう人の姿を考えるだけで」 ―もしまだ人狼がいて、誰かが誰かを襲おうとしたら止めてやる ―外から来るなら撃退するし中にいるなら止めてやる。ぜったい] 『ぜったい』…。ふふ…頼もしいのは言葉だけ。 なんにも…なんにもしちゃいない。 あなたはいつも黙って実行した。 苦痛の言葉一つ洩らさず、やってのけた。 僕があなたに最後にしたことといえば、黙って刃を渡したことだけ 殺せと……この刃で殺せと言ったんだ。セシリアさんを殺せと。 一番辛い役を。あんなに…傷付いてたのに。 | |
(7)2006/06/19 12:21:35 |
双子 ウェンディ [...は、一度だけ身を小さく捩じらせて、 長い間閉じていた瞼を、ゆっくりと開ける。 …目を開ける。 その行為が、これ程までに体力を要するものだとは知らなかった。と頭の隅でちらりと考えて。 のろのろと身を起こすと、周りを見回した。 ラッセルと、レベッカの姿を確認して。 …そうして眠りに着く前には、傍に居た筈の姿がない事に気付く] …セシ、リア、…おねえちゃん。 [呟きはぽつりと落ちて。 自分が眠っている間に、セシリアの身に起こったであろう事を僅かながらに、悟る。 小さく俯き、…そしてふと気付いたように、 更に足りない姿を求めて、微かに視線を泳がせた] ―――メイ、おねえちゃん? ……クインジーの、おじちゃん、は? | |
(13)2006/06/19 22:17:51 |
双子 ウェンディ …おはよ、う、レベッカおねえさん。 きぶん…。…なんか、ここらへん、が…重い。 [すい、と近くに寄ってきた隼に腕を差し出して ふわ、と舞い降りた翼をゆっくりと撫でてやる。 と、レベッカから投げられた挨拶に、そちらを向き。 ……ここらへん、と胸の辺りをきゅぅと握る。 泣き疲れもあるだろうが、きっとそれだけでは無いのは、幼い...にも理解できた] ……とおく。 [繰り返すように、小さく呟いて。 一寸遅れて、その意味をようやく悟る。 感情が追いつかずに。 足元に擦り寄ってきた子猫を見つめながら、ぽつりと] …ど、して? セシリアおねえちゃん、…いなくなっちゃったのに? | |
(15)2006/06/19 22:41:20 |
雑貨屋 レベッカ >>31 まぁそう残念がらないでくれたまえよ。 どうせ短い付き合いになるし、ね? [見張りはいない。ということは。 すなわち、自分たちの手でメイの命を絶たなければならないということ。] ……念のため聞くけど、素直に捕まる気はあるかな? | |
(33)2006/06/20 00:33:39 |
雑貨屋 レベッカ >>35 あぁそうね。 殺してくれても構わんのだけど。 一応ウェンディの手前、もう少し粘ることにするわ。 [後ずさったウェンディを庇うように前に出て。 火のついていないシガレットを一本咥えると] ……そりゃ決まってんでしょ。 あんたを地獄に叩き落すためにさ。 | |
(38)2006/06/20 00:43:10 |
学生 ラッセル >>35 [ここで皆、死ぬという言葉に小さく息を飲む。 ウェンディ、レベッカを――しかし戦えるだろうか、一人で? でもせめてウェンディくらいは] ウェンディさん、三人のお友達に絵本読んであげる? ヒューさんとヴァイスさんと、名前をまだ知らないくまさん。 図書室にたくさんあったよ。とても広いし、扉も頑丈。 集中できるように、鍵をかけるのもいいね。 僕らちょっと、メイとお話があるかも。 大人のお話。 | |
(39)2006/06/20 00:44:21 |
学生 メイ >>40 だって、あの子はずっと眠ってるもの。 わたしはあの子の代わりに、あの子のフリをしてただけ。 [言って、ふと] ……そうね。 初めからお話、したほうがいいかな? …“レティ”にも、結局できなかったし。 [仲間の名前を挙げて。 あくまで微笑む] | |
(42)2006/06/20 00:54:20 |
学生 ラッセル >>41[『ニンゲンのくせに』 紅い輝きに怯えるより先に、ため息が出る] じゃあなんだってんだ…人狼なんて化け物っていっても おまえだって人間にしか見えない。 >>42ずっと眠ってる…。 最初からおまえは、おまえだった? [気付けなかったと、再びため息] うん。ぜひ聞かせてよ。 何がどうなったら、そういう… [メイが入ってきたとき目に映った、無惨な骸を思い出す。 初めて血を見た時震えしか出なかったのに今は怒りすら浮かぶ でもそれ以上は、意図的に思い出さないようにした。 共に過ごした人達の無惨な死骸なんかは、特に。 戦う気力を保たねばならない] そういうことできるような奴に育つか、興味深いもん。 [隙をうかがう油断ない目つきで、服の上からではなく、 いつでも抜けるよう直接柄を握りながら尋ねる] | |
(44)2006/06/20 01:08:40 |
学生 メイ >>44 …悪いけど、一緒にしないでもらえるかな? 自分と同じ存在同士でさえ、裏切って殺し合うようなヤツらなんかと。 [笑ったまま。けれど、少し威圧を込めて] 結論から言おうか。 わたしはこの子と“契約”したの。 [邪魔な骸を蹴飛ばして、扉を後ろ手に閉めて。 さらりと言った] | |
(45)2006/06/20 01:17:56 |
双子 ウェンディ >>39 [ラッセルの言葉に、は、と顔を上げると。 意を決したように、しかし視線はメイから逸らさぬまま、 ゆっくりとぬいぐるみの元へにじり寄り、 くまの片腕を掴んで、半ば引きずる様に抱え込む。 おいで、と。少し離れた場所に留まっていた隼に囁きながら チラリと周囲に視線をやると、 数メートル離れた場所に、階段の存在を認め] | |
(46)2006/06/20 01:19:42 |
学生 ラッセル >>45 …ごめんね、次からは一緒にしない。 人間の遺体をそんなふうに、蹴飛ばせるヤツとは。 [威圧に負けないよう、 恐れているとは思われないためにも、まっすぐ見返して] 契約。 散々蹴った後か、得物突きつけて脅した結果の約束だとしても やってる方ならそう呼ぶかもね。 で、おまえの言うところの契約って? | |
(48)2006/06/20 01:26:32 |
学生 メイ >>48 それは…至極光栄。 [くすくす] そんな野蛮なことしないわ。 元はと言えば、あの子が望んだことだもの。 曰く。 「復讐に手を貸してあげるから、身体を貸して」ってね。 [紅い目が真っ直ぐに見据え、微笑んだ] | |
(50)2006/06/20 01:33:25 |
学生 ラッセル >>50 復讐… 僕は本当のメイさんに、復讐される覚えはないな。 身体を貸してでもメイさんがしたがってた復讐は、もう終わった? それとも、これからかな。 何もこんなのに頼まなくたって… 共感できる理由なら、僕が手伝ったっていいのに。 [ウェンディが階段を駆け上がり始める音を聞きながら、 レベッカよりメイに近くなるよう、一歩だけ足を前に出す。 吸い込まれそうな紅い目よりは鼻の上辺りを見るよう努めながら] | |
(51)2006/06/20 01:41:51 |
学生 ラッセル …同情する。 それでその占い師を殺すために? その占い師は、罰せられて然りだと思うよ。 でもそれで、お義兄さんが村の人をその被害から守りたかった 人狼に、身体を貸すなんてね。 おまえの契約書には、復讐を果たした後も、 身体を奪い続けて、関係ない人も殺し続けますって ちゃんと書いたの? とっくの昔に終わったならもう、出ていったらどうだろう。 [>>60そこまで言って、メイの顔をし続けた奴の言葉を聞き] じゃ、ないんだ。返す気… | |
(62)2006/06/20 02:18:36 |
学生 メイ >>62 ないよ。 もう、“融合”しちゃったから、離れないし。 [あっさりと言って] それに返したところで、どうするの? 大好きな人はもういないし、恨みをぶつける相手すらいないのに。 それで、この子がこの先生きていけると思う? | |
(63)2006/06/20 02:24:35 |
学生 ラッセル >>63 大好きになれる人は必ずまた現れるし、 恨みは笑ってるうちに忘れられるんじゃないかな。 生きていけると思うよ。 奪った身体の持ち主のこと、心配するなんて 案外優しいところあるじゃないか。 …返す気になった? | |
(64)2006/06/20 02:32:24 |
学生 メイ >>66 分かった。 ……なんて、言うと思う? [嗤う] 嫌よ。もう決めたもの。 ここにいる奴等も、自警団も、他の村人も。 全部…全部殺してやるの。 レティを殺した奴なんか、皆…いなくなってしまえばいい。 紅い華になって、消えてしまえば。 [笑いは消え。 紅く光る目で、睨み付けた] | |
(67)2006/06/20 02:55:18 |
学生 ラッセル >>67 …そう。意外だよ。おまえも悲しいんだね。 仲間が死んで…悲しいんだ。 レティってのとは、まともに口もきかなかった。 でもセシリアさんが生きてたら、言うだろうな。 この子を救ってあげてくださいとか、そういうこと。 [紅い目をそのまま見返してしかし睨み付けはせず、腕を広げた] あのさ…大事な誰かが死んだら、人に縋ってでも泣くもんなんだ。 それから楽しかった思い出を胸に、 その誰かを忘れないように生きるんだよ。 人を殺すんじゃなくて。 | |
(68)2006/06/20 03:04:31 |
学生 ラッセル >>76 [レベッカを背に庇ったまま、 指が白くなるまで握った刃を両手で自分の体の前にかざし、 レベッカを傷付けられる恐怖にそのまま突き出す気でいて、 だから爪が戻り、座り込んで泣き始めた少女を 確認できなかったら、そのまま押し込んでいたかもしれない] 「ごめんなさい」…? 一体何が… [まだ警戒は解かなくても、ぽろぽろと涙を零す様子に 次第に険しかった表情が戻りつつある] | |
(77)2006/06/20 03:50:04 |
学生 ラッセル ありがとう。 メイとオルフェ、僕は僕が殺す二人の名前をずっと覚えてる。 [しがみつくメイをより強く抱きながら、 背にまわした震える右手で、刃をしっかり握った] ごめんね…僕は正義の味方じゃないから… 泣いてる女の子に刃を突き立てられる。 人を殺さずにはいられない爪や牙を持ってさえいなかったら 友達になれたかもしれない子に。 お義兄さんや、レティさんに会えるといいね… ううんきっと、待っててくれてる。 傷つけた沢山の人が怒ってたら、ちゃんと謝るんだよ。 必ず許してくれる。恨みは忘れられるものだから… [自分にも聞かせるように言い、彼女が天国に行けるようちゃんと 祈れているか心に尋ね、満足のいく答が返ってきたのを確認し、 刃を、メイの心臓から垂直の位置に、見えない背で振り上げる] | |
(81)2006/06/20 04:24:43 |