学生 メイ >>0 …先生の事を、忘れる… そして私は、あの人を殺す術を他に学んで、望みをかなえて… それが、最良…なんですか……? 先生の事を忘れれば、苦しまずに済むかもしれません。 でも、忘れようとする今の私は、きっと一番苦しいです。 …先生は、先生は私に忘れられて平気ですか…? [片腕をぎこちなくヴィンセントの背にのせて] 私は忘れたくないんです…。 今先生からもらっている温もりを、ずっと抱えていたいと…思うから… 方法はいくつもあるのに、どれも選べない… 我侭で、卑怯ですよね… [沢山の矛盾した思いに裂かれそうになるのを堪えるように、回した手に力を込めた] | |
(1)2006/05/22 02:41:17 |
医師 ヴィンセント >>1 …そうではない。 言った筈だ。君がその手を汚す必要は無い、と。 ………君に忘れられて…平気でなど、いられる筈がない。 それで平気でいられるのならば…とうにその手段に出ていただろう。 我輩は、気が狂うかもしれない。 けれど…苦しむ君を見ていたくはない。 君を苦しめる全てを、我輩は憎む。 君を傷つけた者も。そして…今君を苦しめている、我輩自身も。 | |
(2)2006/05/22 02:47:46 |
学生 メイ >>2 …私も、先生を苦しめてるんですね 先生の事が好きなのに…先生も好きでいてくれるのに…こんなに苦しい… [もっと強く抱きしめたいのに、片腕ではそれは叶わない。 足りない片腕をもどかしく思うような歯がゆさに苛まれ、「苦しまないで下さい」と言わずにいられなかった] | |
(3)2006/05/22 03:17:01 |
医師 ヴィンセント >>3 我輩の苦しみなど。 君の苦しみに比べれば、取るに足らぬものだ。 少なくとも、我輩には。 君の苦しみを、取り除くだけの力と…知識がある。 [...は、メイの言葉にさらに強く抱き締めながら。袖口から、杖を取り出す] 君は魅力的な女性だ… 君を想って、守ってくれる者は我輩以外にも、いくらでも現れるだろう。 我輩のような、犯罪者の事など……忘れてしまうと良い。 [囁く言葉は、その腕の力に反して酷く優しいものだった] | |
(4)2006/05/22 03:34:01 |
冒険家 ナサニエル >>8 ニーナにもヘンリエッタにも関わる問題であるゆえ、 捨て置くことはできなかった。 すまないとは思う。 しかしながらな…。 [そう言って少し暗い表情をしヘンリエッタの頭を優しく撫で] 心配をかけたことはすまなかった。 | |
(9)2006/05/22 04:15:59 |
学生 メイ [一頻り目を閉じ、心の中で己に何度も問いかけて、一番大切なものをようやく選んで口を開いた] 私、は 今も死んだ母と弟の事を思うと、あの人への憎しみを忘れることが出来ません… まだ苦しいんです。頭の中が、色んな事を思ってぐらぐら揺れています。 それでも、今は、先生がここにいてくれるなら…ほんの少しだけ、抑えようって… どれを選んでも、きっと苦しくて、後悔してしまうと思います… だから、せめて後悔が小さくなる方を選びたい… 罪と罰とを、私の望みと天秤にかけた時、私は望む事を選びました。 でも先生の傍にいる事と私の望みを天秤にかけたら…先生の方へ傾いたんです。 [だから、私を置いていかないで下さいと、小さな声で呟いた] | |
(11)2006/05/22 04:19:57 |
冒険家 ナサニエル >>16 そんなことはない。 [ヘンリエッタの頭を優しく撫でながら] それを言うのならば、 我もヘンリエッタに対して同じということにもなるではないか? 我はヘンリエッタを好いており、共にありたいと願っている。 そしてこうして一緒にいるだけでも幸せである。 我の言葉信じられぬであろうか? [そう耳元で囁きかける] | |
(17)2006/05/22 04:48:48 |
お嬢様 ヘンリエッタ >>22 [そう問われればそんなものは無いのは判り切っていて、其れでも何処か不安になってそんな事を尋ねてしまった己を恥じるかのように、伏目がちに目を逸らせば長い睫毛がふるえ] いいえ‥‥ございませんわね。 申し訳ありません‥‥ ナサニエル様への想いが大き過ぎて、自分でも良く判りませんの。 | |
(23)2006/05/22 05:05:32 |
冒険家 ナサニエル >>25 [ヘンリエッタの頭を撫でてながら] 気になるのだが? 我には言いにくいことであろうか? それとも。 [ヘンリエッタを撫でる手は止めずに] 狼術師に関する話であろうか? [そう言ってヘンリエッタの目を見つめる] | |
(26)2006/05/22 05:27:37 |
お嬢様 ヘンリエッタ >>26 [ナサの言葉に顔を覗けばきょとんと、瞳を瞬く] どうして今、狼術師の話を? [申し訳なさそうに口篭り] その‥‥全く違う事を考えておりました‥‥ [俯いて耳まで赤くなって消え入りそうな声で] ‥‥接吻をして頂けないかと‥‥ | |
(28)2006/05/22 05:31:26 |
冒険家 ナサニエル >>28 [ヘンリエッタの反応に恥じるように俯き] すまない…。 いろいろと思うところがあるゆえにな…。 [直ぐに顔を上げてヘンリエッタに頷き] 我もヘンリエッタとなら何度でもしたいくらいであるな。 [ヘンリエッタと唇をそっと重ねあわせる] | |
(29)2006/05/22 05:41:27 |
医師 ヴィンセント >>27 [メイの涙に、再び心の中で天秤が揺れようとする] [それを振り切るように、昏い瞳でゆっくりと、杖を持ち上げた] 我輩を選んでも…君の心の内から、苦しみが消える事はなかろう。 けれど、我輩の事を忘れてしまえば…その苦しみは消える。 我輩と知り合った事。 我輩が魔術を教えた事。 我輩が君に話した事。思いを寄せた事。 全て忘れて……ゆっくりと、眠るが良い。 [...は、最後に「…すまない」とだけ付け加えて。忘却と眠りの複合呪文を唱えた] | |
(30)2006/05/22 05:41:50 |
お嬢様 ヘンリエッタ >>32 [撫でられれば安心したのかゆっくりと長い睫毛がおりて、そっと唇を合わせたままに] | |
(33)2006/05/22 05:58:00 |
お嬢様 ヘンリエッタ >>34 [一度瞳を閉じてしまえばあけるのも怖くて、でも幾度と無くおりて来る唇が恥ずかしくて、静止しようにも口を開くタイミングも掴めず] | |
(35)2006/05/22 06:08:27 |
学生 メイ >>30 や…嫌っ…!先生やめて……… [近づいて、傍に寄って詠唱をとめようと右腕を伸ばすも、強い呪文に意識を奪われ、ぐらりと傾ぐとその場に崩れ落ちた] ……いや………せんせ……… [眠りがゆっくりと訪たが、優しいまどろみの時間は恐怖でしかなく、止めどなく涙は零れて] …… [霞む頭で必至に伝えたい言葉を探して、伝えようと右手を血が滲むほどに握り締めて、痛みに僅かに覚醒した意識を無理矢理使って、必至に] …それでも、忘れても、この気持ちだけは………忘れな……ぃ……… [最後は寝息のように、かすれた囁きとなって漏れ、あとは穏やかな呼吸が続くだけだった] | |
(40)2006/05/22 06:23:58 |
医師 ヴィンセント >>40 [...は、眠ってしまったメイをそっと抱き上げて部屋を出た] [いつかのように、彼女を部屋へと送り届ける] [メイを彼女のベッドに寝かせ、一度部屋に戻って薬棚から一本の薬を取ってきて…メイの傍らに立つ] すまない…ミス・メイ。 [瓶の中身を口に含んで。眠っているメイに、口移しで飲ませる] [失われた左腕を、元通りに生やす為の薬を] | |
(43)2006/05/22 06:32:09 |
お嬢様 ヘンリエッタ >>46 [俯いたままにその胸に寄り添い撫でられればうとうとと] そうですわね‥‥ ナサニエル様と一緒ならば、苦になる事など何一つありませんわ。 ‥‥私もこうしていると嬉しくて。 [俯いたままに薔薇色の唇は甘やかな笑みを浮かべ] | |
(48)2006/05/22 06:49:25 |
冒険家 ナサニエル >>48 [撫でながら少し言いにくそうに何かを言おうとし、そのまま思いとどまり] こうして幸せであればいい…。 そうするべきということであろうか…? [一人呟いてから優しく微笑みかけて] 我も嬉しく思うぞヘンリエッタ。 共にあり、共に幸せを分かち合い笑いあう。 至福の時であるな。 | |
(49)2006/05/22 06:58:02 |
お嬢様 ヘンリエッタ >>49 [既に半分眠りに落ちながら問われれば] ナサニエル様の他に何を望むと言うのでしょう? 約束したではありませんか。 いつかかの地へ共にと‥‥ でもそうですわね。 ナサニエル様には他にも大切なものがおありなのかも知れませんわ。 [ぽつりとそんな事を呟いて] | |
(50)2006/05/22 07:04:02 |
冒険家 ナサニエル >>50 大切というわけではないがな。 契約は契約であるしな。 [そう言ってヘンリエッタの頭をやさしく撫で] 心配をさせたようですまない。 [そのままベッドに寝かせると] ヘンリエッタも無理は禁物であるぞ。 眠いのならば無理はせぬようにだ。 [そう言って微笑みかける] | |
(51)2006/05/22 07:07:20 |
お嬢様 ヘンリエッタ >>51 [眠気に羞恥心も鈍ったのか、撫でてくれる大きな手を両の手でそっと包み] そう‥‥そうなのでしょうね? [薔薇色の唇は悪戯な笑みを浮かべ] 本当に酷い事を仰られるのですね? 謝られたら何も言い返せませんわ。 もう少しこのままで‥‥ | |
(52)2006/05/22 07:12:03 |
冒険家 ナサニエル >>52 [ヘンリエッタの言葉に困ったように頬をかきながら] ふむ、別にヘンリエッタに意地悪をしているわけではないのだが。 [優しく微笑みかけて] ヘンリエッタを思いすぎるが故ということで、 納得をしてくれぬだろうか? ヘンリエッタの望む限りこのままで | |
(53)2006/05/22 07:16:57 |
お嬢様 ヘンリエッタ >>53 [両の手で包んだナサの手にそっと薔薇色の唇を寄せる。 小さく呟けばふわりと花の香りが舞ってその身を癒し。] 想ってくださるのでしたら、受け止めて頂けるのでしょうか? [呟いて小さく首を振り] いけませんわね。 ‥‥すぐ我が侭を言いたくなってしまいますの。 | |
(54)2006/05/22 07:21:08 |
冒険家 ナサニエル >>54 [すまないとヘンリエッタに感謝をした後、静かに目を閉じて考え込み。 しばしして真剣な表情で見つめて] 何も言わねば受け止めることもできぬぞ。 後でじっくりと、我からも少し聞きたいことがあるのでな。 そのことも含めて聞くとしよう。 今は休むべきだ。 ヘンリエッタが起きた時にまた改めて聞くとしよう。 [そう言って優しくヘンリエッタの頬を撫で] おやすみだ。 我が傍についている。 安心して寝るとよいぞ。 | |
(55)2006/05/22 07:25:15 |
冒険家 ナサニエル >>57 たしかに、言われればそうであるな。 すまないことをした。 ではお言葉に甘えるとして、 手短に話そう。 気を悪くせずに聞き、真実を話してもらいたい。 我のヘンリエッタへの気持ちや思いは決して変わらぬことは誓おう。 [そう言ってヘンリエッタの頭を撫でながら] 狼術士について何か知っていたりはせぬか? | |
(60)2006/05/22 07:40:14 |
冒険家 ナサニエル >>61 [ヘンリエッタの答えに静かに頷き] 我としてもいろいろと複雑であるがな………。 事情が複雑すぎるのだ…。 [呟いてため息を一つはいた後に] ニーナの無事は保障されるかどうか、 何か知っているのであれば教えてもらいたい。 [優しく微笑みかけて抱きしめて] 我に力になれることであれば力になりたいと思う。 しかしながら我に話せぬことというのならば無理にとは言わぬ。 ずっと…、何かを思いつめているようなのでな。 気にはなっていたのだ…。 できることならばヘンリエッタをどうにかしてやりたいという思うゆえに、話せるのであれば話してくれると我としても嬉しく思うぞ。 ほかならぬ我が一番我侭を言っているのであろうな。 しかも理不尽なほどに…。 | |
(62)2006/05/22 07:54:30 |
お嬢様 ヘンリエッタ >>62 [薔薇色の唇は柔らかな笑みを湛えたままに] こんな時ですら‥‥他の方の事を考えてらっしゃるのですね? ご心配されずとも校長の作った封印の間に送られている以上、皆様の安全は保障されておりましょうや。 [大きな瞳はゆらりと揺れて] もし私が狼術師だったとして、此方は魔術師の集う学院。 其れを告げれば私の身がどうなるかもお判りでしょう? それでも尚、ナサニエル様は私の身よりニーナ様の身を案じられるのですね? そんなにもご心配ならその手をお放しにならなければ良かったんですわ。 何故私にコレを下さったのです? [お返ししますと呟けばいつか貰った幸せの箱を差し出して] | |
(63)2006/05/22 08:01:13 |
冒険家 ナサニエル >>63 何か誤解をしているようだな。 ニーナとは契約があるゆえに捨て置くことは出来ぬ。 [ヘンリエッタを見つめて] 契約が絶対なる力を持つことはヘンリエッタも承知済みのことであるな。 我にとっての思い人はヘンリエッタただ一人であるぞ。 ニーナの無事が保障されるというのであれば我は何も言わぬ。 [静かに箱を見つめヘンリエッタの方に視線を移し] 我はヘンリエッタのことを思うゆえにその箱を渡した。 ヘンリエッタの幸せを願ってであるな。 好きになった相手を思うのは不思議なことではあるまい? ヘンリエッタが狼術師であろうとなかろうと好きな気持ちに変わりはない。 ヘンリエッタが困っているのであれば、助けたいと思う気持ちに変わりもない。 | |
(64)2006/05/22 08:10:23 |
お嬢様 ヘンリエッタ >>64 [目の前に居るナサニエルをただ無表情に見つめる。 いつも浮かべられていた笑みが剥がれれば白い肌がその顔を能面のように見せ] なればもうお話する事はありますまい。 私が何者であれニーナ様はご無事でしょうや。 契約が絶対なれば其処にいらっしゃれば宜しいかと。 ずっといえなかった言葉を今お教えしますわ。 [薔薇色の唇はゆっくりと言葉を紡ぐ] 私だけ見て下さいませ。 [無表情のままにその顔は嗤ったように映り] ほら?無理でしょう? 最初に申し上げましたけれど乙女心は複雑なんですのよ? 例え契約であろうともナサニエル様のお心に住まっている事に変わりありませんわ。 | |
(65)2006/05/22 08:20:24 |
冒険家 ナサニエル >>65 [ヘンリエッタを見つめたままで] 何もわからぬままに、 無知を装いヘンリエッタの気遣いにただ甘えるだけ…。 それが出来たのならば我も何も言わずこのまま時を過ごすこともできた。 ニーナとのこともこのままぼかすことも出来たであろうな。 しかし我にそれをすることはできぬ。 ヘンリエッタを思えばこそ余計にな。 [静かに目を閉じて] ヘンリエッタがそれを願うのであれば、 その願い叶えるために我は死力を尽くそう。 我が真に思うのはヘンリエッタただ一人のみ。 ヘンリエッタのためならばこの命も惜しくはない。 | |
(66)2006/05/22 08:33:36 |
お嬢様 ヘンリエッタ >>66 [にこり、と嗤って] お心遣いに感謝致しますわ。 でも私が望まなければ手に入らないモノならば必要ありませんの。 ナサニエル様ご自身が気付いてくださればと願っておりましたわ。 この願いは私の口から紡がれた時点で永劫に掴めぬ願いへと成り下がりました。 これだけ疑わしき事を言えばこの身は明日封印されましょうや。 残るは6名‥‥数日のうちに騒ぎは治まりましょう。 [ベットをおりればスカートを摘み膝を折って優雅に一礼] 例えどんな状況であれ、お傍で過ごした時はとても幸せでしたわ。 ありがとうございました。 | |
(67)2006/05/22 08:45:21 |
冒険家 ナサニエル >>67 [その体を抱きしめて離さずに] ここでの話は誰に知られることもない、 怪しまれることは問題はない。 [ぽつりと小さな声で] ヘンリエッタのその気持ちには気付いてはいたさ…、 いまさらそのようなことを言っても信じてはもらえぬであろうがな…。 [呟いて震える声で] ヘンリエッタが…、我のことを好きと言ってくれたのは嘘であったのか…? もう我との関係は終わらせたいというのか…? 我は…、 [抱きしめる手に力が篭り] ヘンリエッタと別れたくなどないっ! | |
(68)2006/05/22 09:03:55 |
お嬢様 ヘンリエッタ >>68 [抱き締められたままに動かず鈴の音を想わせる声は静かに紡がれ] 私の気持ちにお気づきなればご自身の身より出た錆。 お判りになった上で私にニーナ様の安否を問われたのでございましょう? 別れる切れるは色に対してお使い下さいませ。 私のお気持ちまでお疑いになられますか? 私は自身の信念の元に信じる道を進んで参りました。 それを疑われるのであればもう何もその手には残りますまい。 [顔を覗けば薔薇色の唇は艶やかな笑みを浮かべ] 今も変わらずお慕いしておりますわ。 ただナサニエル様は永劫私の手には届かないだけ‥‥ | |
(69)2006/05/22 09:15:35 |
冒険家 ナサニエル >>69 ヘンリエッタの気持ちを疑うつもりはない。 我にも信念はあるり、その元で動いた。 その上で起きたことであるゆえ責は我にあろう。 乙女心が複雑であると同時に、男心というのも複雑なものであるゆえな…。 我にとってはニーナ以上にヘンリエッタが心配なのだ。 [はっきりとした意思を込めて] たとえ未来永劫とどかぬとしても、 我はヘンリエッタを求め続ける。 たとえ何万年であろうと求め続ける。 我はヘンリエッタを愛するゆえにその思いに変わりはない。 | |
(70)2006/05/22 09:27:10 |
お嬢様 ヘンリエッタ >>70 然様でございますか‥‥ [長い睫毛がおろされる。] 私は狭量故そのうちにナサニエル様が愛想を尽かされましょうや。 約束も契約も要りません。 ナサニエル様の望むだけ傍に居て下さいませ。 [瞼を持ち上げればその瞳は寂しそうに揺れ薔薇色の唇は儚げな笑みを浮かべ] どうか離れる時はそっとお願い致しますわね? まこと‥‥乙女心は複雑ですの。 | |
(71)2006/05/22 09:36:45 |
お嬢様 ヘンリエッタ >>83 [ゆるりと身を起こせばナサの顔を覗き小首を傾げる] いいえ? 私が私の信念を貫くように、ナサニエル様はナサニエル様の思われる通りにされた結果なれば、それは謝るような事ではありますまい。 [続く言葉にナサの双眸を真っ直ぐと見つめ] ‥‥それがナサニエル様のご意思ならば。 | |
(85)2006/05/22 22:14:45 |
医師 ヴィンセント >>84 [メイの言葉に、少し寂しそうに微笑んで。ゆっくりと、首を振る] 君は…この学院が、アーヴァイン学院長の結界で外の世界と隔たれている事を忘れているのかね? 我輩は、その頃よりここに滞在しているのだ。 君の事を見知っていても…不思議な事はあるまい? | |
(86)2006/05/22 22:17:42 |
学生 メイ >>86 でも、私は"先生"の事を知りません。 先生がその頃からここにいたのなら、私も先生を見かけたことがあっていいはずなのに。 私の腕の事を知ってるなら尚の事です。 [どこか解せないといった風に首を傾げ、向けられた微笑に何故か胸の奥が少し痛み、より困惑を誘った] | |
(88)2006/05/22 22:27:55 |
お嬢様 ヘンリエッタ >>87 ‥‥ありがとうございます。 なればナサニエル様の票はお預かりしますわ。 [おずおずと華奢な腕を伸ばしナサに寄り添って] いいえ‥‥ナサニエル様が何を成されようとも、ご自身の判断であるならば、それが良いのだと思います。 | |
(89)2006/05/22 22:35:24 |
医師 ヴィンセント >>88 ………… [「先生」という呼び方に、ピクリと反応する] 我輩は、殆ど部屋から出る事が無かったのだよ。 君が知らなくても…当然だ。 君は…我輩の事など、何も知らなくて良いのだ。 ここで会った事も。覚えておく必要は無い。 [けれど目を伏せ、首を振って。立ち上がりゆっくりと食堂から出て行く] その手で…君が、幸福を掴まえられるよう祈っている。 | |
(90)2006/05/22 22:36:41 |
学生 メイ >>90 [去っていく背中に、先ほどとは比べ物にならないほどの胸の痛みを覚え、思わず駆け寄って、その袖を掴み] って…待って下さい。ひょっとして私の腕を治してくれたの、先生なんですか? 私の事、ただ見かけただけの先生が、どうして腕を治してくれたりしたんですか? 私は先生の事何も知らないのに、どうして先生は、私の幸せを祈ってくれるんですか……? [忘れたしまった何かを知っているのはこの人ではないかと、取り戻した左腕で袖を強く握った] | |
(92)2006/05/22 22:55:31 |
医師 ヴィンセント >>92 ………ミス・メイ。 [引き止められ、驚きながら振り返る] [そのメイの言葉と視線に、思わず手がメイの頬へと伸びる] 先ほど、言わなかったかね? 君は我輩の事など、知らなくて良いのだ。 隻腕の君を見かけた者が、ほんの気まぐれで、君にもう一度腕を与えた。 ただ…それだけの事だ。 [だが、あと数センチというところで手を止めて。「その手を離しなさい」と、優しく言う] | |
(94)2006/05/22 23:05:53 |
学生 メイ >>94 気まぐれ……なんですか…? だったら、腕なんかいりませんでした…… 私が欲しいのは、腕なんかじゃなかった……… [ならば何が欲しかったのか。 あの人の命だろうかとも思ったけれど、それとは何かが違う気がして。 それは言葉にならなくて。 何かを告げる代わりに、ただ左手を強く握り締めた。] | |
(99)2006/05/22 23:33:46 |
医師 ヴィンセント >>99 [哀しげなメイの様子に、胸が痛む] [けれど、一度口にした言葉を撤回する事も。一度離した手を再び掴む事も。どちらも許されないのだと、自分に言い聞かせた] そう…ただの気まぐれだ。 これからの君に必要になるのは、未来を切り開く為のその手だ。 だから…もう、我輩に関わるのは止しなさい。 我輩は幾人もの人間を殺した、犯罪者。この騒動を巻き起こした…狼術師なのだから。 | |
(104)2006/05/22 23:54:43 |
牧童 トビー >>103 あー、驚かしちゃって、ごめんね? [くすくすと笑いながら近くまで歩く。すっと手を伸ばすとゆりかごがその手に止まった。軽くその小鳥を撫でる。その小鳥がまた囀った。] でも酷いな〜。ゆりかごを囮にって。 ま、このコも一応普通の鳥じゃないから、 囮にされても大丈夫だとは思うけどね。 [そして、小鳥を放つとゆりかごはまた、ステラの元へと戻る。小さく呟かれた言葉に、微笑んだ。] ボクも、キミが封印されてなくって良かったと思うよ。 | |
(107)2006/05/22 23:59:13 |
修道女 ステラ >>107 [...は知り合いに会えたことで少し肩の力が抜けた] そうなんですか。じゃあ、今後何かあったらゆりかごを囮にしますね。 [その後の台詞を聞いて少し表情が変わる] …そう、ですね。トビーさんが無事で本当によかったです……。 [...はそれ以上何も言えないようなかんじになっている] | |
(109)2006/05/23 00:11:25 |
牧童 トビー >>109 [ステラの様子にわずかに笑みを浮かべる。自分も同じように、少し気が抜けたのか小さく安堵の息を吐く。そしてステラの言葉にきょとんとすると、ゆりかごに向かって楽しそうに笑った。] …ボク、余計な事言っちゃったみたいだね? [ステラの様子に苦笑する。何と言えば良いのか。迷うように、小さく頬をかいて。] 封印からは、守れないからさ。 [ぽつりと、呟いた。] | |
(112)2006/05/23 00:17:14 |
お嬢様 ヘンリエッタ >>114 [おりて来る唇に慌てるも恐る恐ると言った雰囲気で自らもそっと薔薇色の唇を寄せて、長い睫毛を伏せた] | |
(116)2006/05/23 00:37:15 |
牧童 トビー >>115 [はっきりと、嬉しいという言葉を聞くと、小さくだが嬉しそうに微笑んだ。きっと声色にもそれが混じっていたかもしれない。] そっか。 うん、それが専門。 …と言っても今は力弱まっちゃってるから、大したコトできないけどね〜。 今は、1人守るのが精一杯だし? …せっかくアーヴに、何かあったらこの学院を守る事を 任されたってのに、なーんの役にも立たなくって。 ………ごめんね。せっかくの学院祭、守れなくってさ。 | |
(117)2006/05/23 00:40:14 |
冒険家 ナサニエル >>116 [目を閉じ月明かりに照らされる中、ヘンリエッタに唇を重ね合わせたまま*抱きしめた。*] | |
(118)2006/05/23 00:40:48 |
学生 メイ >>104 え………… [狼魔術師、という言葉に動きは止まり、目を見開いて見上げた] 嘘…… [学院が探していた、みんなを封印した人が自ら素性を明かしたのに、口をついてでる否定の言葉とは裏腹に、左腕に込めたはずの力は、いつの間にか抜けていた] | |
(119)2006/05/23 00:43:01 |
修道女 ステラ >>117 いえ、いいんです。気に病む必要はありません。 今は、こんなになっちゃいましたけど…私はここで過ごした日々は楽しかった。 工房で杖を弄っている時の何倍もです。 [そこで言葉を区切って少し間をおいてから] ………それに、トビーさんとも会えました。 それが、一番喜ばしいことです。 | |
(121)2006/05/23 00:50:11 |
医師 ヴィンセント >>119 このような嘘を吐いても、我輩には何の益もない。 さあ…その手を離しなさい。 いかなる結末になろうと…この騒動は、もうじき終わる。 そうすれば…騒動が静まり、この学院を覆う結界がなくなれば…… 君を苦しめてきた者は、誰一人居なくなる。 | |
(122)2006/05/23 00:54:20 |
牧童 トビー >>121 そう言って貰えると気は休まる…かな? ――ありがとう、ステラ嬢。 ボクも楽しかったよ。山の奥で暮らしてる時の、何倍もね。 [そう、ステラの言葉を真似て言う。しかしそれは本心だった。とてもとても、心をこめて「楽しかった」と、もう一度呟く。きょとんとして、照れるように言葉を濁しながら。] …あー。…うん。 ボク、も会えた事は嬉しいと思うかな〜。 何と言うかさ。…うん。会えてよかった。 ありがとう、ステラ嬢。 | |
(123)2006/05/23 01:11:16 |
修道女 ステラ >>123 …そっか。トビーさんも嬉しかったんですか。 ふふ…私からも、ありがとうございます。これは、お礼です。 [...は手探りでトビーを見つけて手を顔まで持っていって位置を確認してからそっと口付けた] ん……今日は、ありがとう。また明日。 [...は楽しそうに笑ってから通路の奥へと*消えた*] | |
(124)2006/05/23 01:18:01 |
牧童 トビー >>124 ――――え。 ………え、っと。 [とりあえず、軽く思考は停止しているらしい。ただ立ち尽くしながら、返事をする事も挨拶をする事も出来ず。その周りを肩に乗せていた青い小鳥が飛び回り、ピーヴィとからかうように囀った。] ………うるさいセコ。 [ようやくそう呟くと、赤い顔を隠すかのようにフードを目深に被りなおし、ゆっくりと歩き出す。] | |
(125)2006/05/23 01:24:41 |
学生 メイ >>122 …この手を離してしまったら、先生はどこかに行ってしまって、二度と会えない気がするんです。 どうしてそんな、私を突き放すような事言うんですか? 先生は、知らなくていいって言うのに、私は知りたくて仕方ない…。 …ううん、違う。 知りたいんじゃなくて、思い出したいんです…。 先生の事だけ知らないんです。何も覚えてないんです。 でも本当に先生の事、何も知らない人だったら、先生に突き放されてこんなに苦しいはずがない。 先生は私にとってどんな人だったんですか………? | |
(126)2006/05/23 01:32:11 |
学生 メイ >>128 手は、離れてもまた繋ぐ事ができるから。 [そう言って、泣き笑いのような顔で見上げ] どうして、先生が私の記憶を消したのか覚えていないけれど…。 先生の事は何も覚えてないのに…傍にいたいって、それだけは覚えているんです。 忘れた記憶の中に何があったのかは分からないけれど、何もかもを忘れたのに、この想いだけは残ったんだから、きっとそれが、私の一番の望みだと思うんです。 だから、私を置いていかないで下さい… | |
(129)2006/05/23 02:41:45 |
医師 ヴィンセント >>129 [...は、メイの言葉に苦笑いをする] 愚かな選択をしたものだ…… [メイに取られているのとは逆の手で。己の手をしっかりと掴むメイの左手をそっと取る] 君の記憶を消してしまえば、君を苦しめずに済むと思った。 君の記憶を消してしまった以上、もう引き返す事はできないと思った。 それなのに…君は、尚も我輩の傍にいたいと言うのか……… [その手を取ったまま、引き寄せて。その指先に、キスを落とした] ……我輩の負けだ。ミス・メイ。 | |
(130)2006/05/23 02:56:32 |
学生 メイ >>130 勝ち負けなんて… [ありませんと首を振って、頬を染めたまま、口付けられた指先から視線を逸らして] それに、負けたのは私の方かもしれません。 私は学院の魔術師なのに……先生を封じることが出来ませんから。 […ごめんなさいと、誰に言うともなく小さく呟くも、ヴィンセントを真っ直ぐに見上げて] それを後悔はしませんけれど。 | |
(131)2006/05/23 03:13:28 |