村長の娘 シャーロット 【朝】 [ 皆が目を覚まし、ローズマリーの配る朝食を美味しくいただくと、遺跡に向かうべく荷物をまとめて背に乗せた。 いくらか軽くなったザックに少し心許ないものを感じつつ、歩けば。 戦い勝利し、凱旋してきたはずの遺跡がまた、視界に入ってきた。 キャンプに丁度いい開けた一角から、緩い崖を下ってすぐのところに苔むした遺跡が見える。 手強いモンスターがうろついていたことを思い出し、仕舞っていたランスに手を添える。] ハーヴェイ。このあたりでしょうか。 中の探索も必要になるのでしょうね‥‥ 遺跡に巣くう怪物たちの手強さは覚えていますよね?もし必要なら、わたしが護衛に立ちますから、いつでも声をかけてください。 | |
(6)2006/04/14 06:58:09 |
双子 リック [リックは不安で食欲が減衰したが、それでも朝食を食べることにした。朝食の椀を手にしたが、食は遅々として進まなかったが、そのうち多少落ち着きを取り戻した。] (話によれば(>>2)、魔道書が奪われていたという。パーティーの誰かがアーヴァインさんを殺して奪った? 僕達のパーティーは念願の魔道書を手に入れたのだろうか? 誰かが殺してでも奪い取りたかったのだろうか? 魔法が目当てだったのか、それとも売って金にしたかったのか?) [というようなことを考えた。しかし、信じられなかった。] | |
(16)2006/04/14 19:29:15 |
書生 ハーヴェイ おっと すまない 蹴り飛ばすか…斬りつけられないだけ まだ安全だな しかし 騎士とは言え 女の身で足を跳ね上げるのは…どうかと思うぞ [と…言いつつハーヴェイを目を逸らし空を見上げた…] して…シャーロットの言う動機だが それを使う事が出来る主君に手柄として差し出すのならまだしも あの魔導書を君が自ら使う事は不可能だろう ラッセルかソフィー辺りがそれを使いシャーロットの後押しをするのならまだしもね それとアーヴァインを襲うにしても 背後から襲うというのはやや想像しづらい 逆にシャーロット程の腕ならばアーヴァインの正面に対峙し その隙に他の者が襲う事も可能だろうが…魔導書を使い王座を狙うつもりなら共犯はソフィーかラッセルが必要…あの二人のどちらかならば その場合でも魔法を使う方が確実だろうな …と特に証拠もないまま 状況だけで推理するのは…まだ判らない事が多すぎるか | |
(29)2006/04/14 20:37:17 |
村長の娘 シャーロット あら、レディの背後に忍び寄る男性も、どうかと思いますよ? [ ハーヴェイの説明に、納得いった顔で頷いた。] やはり、魔法の書は魔法使いに、ということですか。だいたいそのようなものなのだろうとは、予想していましたけれど。 わたしの故郷‥‥、御爺様の代までの故郷は、私達セントール(*1)が群れなして駆ける高原でした。朝と晩に木の実や山菜を摘み、昼には子供から年寄りまで、みなで一群の矢のように疾走して。 あのころはあのころで、楽しかったですね‥‥。 [ 昔を懐かしみ、遠く空を見つめた。青い尾が、穏やかにゆらゆら揺れる。] ==== *1)馬の首元から、人間の上半身が直に生えているかのような姿の生き物。ケンタウルスとも呼び、南の空に星座がある。 | |
(32)2006/04/14 21:22:21 |
村長の娘 シャーロット >>38 ふぅん‥‥。そういうものかしら。 ま、いいです。 誰が犯人であれ、護衛の仕事を台無しにされて黙っているほど、わたしはお人好しではありませんから。 きっと、報いを受けて貰いますよ。 [ 高らかにそう宣言すると、木をかき分けて歩いていった。] | |
(41)2006/04/14 21:50:58 |
新米記者 ソフィー 【回想/深夜】 『アーヴァインが行方不明になったという私の齎した知らせは漣のようにパーティに広がっていった。 焚き火のそばにいる私達の傍らに不思議な力で運ばれてきたメイ達の話を総合すると現在この森には迷いの魔法が強く働いており、 森のなかにいる者たちを惑わすらしい。 そして精霊たちの動きは乱れている、と…。 だとすると、我々魔道を使うもの達の力の源であるマナも正常に働かないのかもしれない。 依然としてアーヴァインは行方しれずだが、彼の持っていた地図が発見された。 その地図が発見された状況は決して明るくはないようだ。 リーダーであるアーヴァインと目的であった書物を携えぬまま帰還は叶わず、 私達は──』 [新しく齎された情報をノートに記していると突然現れたハーヴェイが淡々とした様子でアーヴァインの死を告げた。 驚く私には目も向けず、ハーヴェイは自分の考えを語ると蹲り眠りに落ちていった。 そんな彼を私はただ呆然と見ていた。] | |
(45)2006/04/14 21:52:59 |
酒場の看板娘 ローズマリー ローズマリーは、塩漬けにした野兎の肉を取り出すと、水に浸けて塩を抜きはじめた。 ...水がふんだんにあるのは助かるわ。 それから昨日の残りの焼き魚の身をほぐし、香草、塩、刻んだ瓜を混ぜ込んで鍋底で軽く焼く。焼き上げたパテを薄切りにしたバゲットに次々と盛り付けると、焼けた魚と香草の香ばしい匂いが辺り一面に広がった。 パテの盛り付けが終わると、次は野兎の出番だ。頃合を見て鍋の水を捨て、軽く水洗いした野兎の肉と根菜を香草入りの山羊乳でコトコト煮込む。肉の量は多くないが、骨ごと煮たスープにはしっかりと出汁が出てコクも香りも十分。最後にざっと胡椒とラズベリーを入れて混ぜ、野兎のミルク煮も出来上がった。 | |
(47)2006/04/14 21:55:58 |
新米記者 ソフィー 【回想/朝】 [あまり眠れぬままに朝がやってきた。 アーヴァインの死による皆の反応は様々だった。 いつもと変わらず振舞うもの。悲しみを露にするもの。 私の目には逞しく穏やかなアーヴァインは幼い頃になくした父親の理想の姿だった。] どう考えても、アーヴァインさんが個人的に誰かに恨まれて殺されたとは思えない… やっぱり魔法書が目当てに違いないわ。 (複数の人がアーヴァインさんを… なんて卑劣なんだろう。) (そして、その犯人は…恐らくこの中に……) 魔法書を奪って、逃げるところが予定が狂ったというところかしら。 だとすると… どうやってこの森を抜け出すんだろう? [考えを纏めるようにぶつぶつと呟きながらパンを齧った。] | |
(52)2006/04/14 22:05:46 |
新米記者 ソフィー >>33 ………ずいぶんと…酷い言いようですね。 私はあなたのように刀を振るい目立って活躍するわけではないですから地味に見えるんでしょうね。 どちらかというと後方支援の魔法を使っていましたから。 あなたのように自分の力に自信のあるかたには私のような存在は不要なんでしょうね。 でも自由騎士と自らを評するなら…自分の言葉にも気を配られたほうがよいのではないでしょうか。 [シャーロットとハーヴェイの会話が聞こえ、傷ついた顔でそう言った。] | |
(58)2006/04/14 22:14:58 |
新米記者 ソフィー >>59 確かにアーヴァインさんの持っていた地図はあったのですが… 森に不思議な力が働いていて私たちを迷わせてしまうんです。 だから…地図はあっても無駄…はいいすぎですね…ええと…… まあ、とにかく地図があっても森を抜けることができないんです。 (暢気な人だな… ) | |
(64)2006/04/14 22:32:05 |
酒場の看板娘 ローズマリー >>65 よく分からないけど... 「究極の魔法」というのが、この場所でしか使えないもの... ってこともあるかも知れないわよね。 | |
(68)2006/04/14 22:38:01 |
お尋ね者 クインジー >>64 要はマッパーじゃないとどうにもならんってことか。 俺たちがこのまま戻らなければ国が捜索に来るだろう。【魔道書】が重要ならなお更な。 だからまずは生きることだな。 そうすれば助かるだろう。 待ってる間暇なのが難点だなあ。 | |
(71)2006/04/14 22:41:05 |
新米記者 ソフィー この森の中でなくてはいけない理由があった可能性がある… タイミングなのか、場所なのか。 面白い考え方ですね。 >>68 もしこの場所でしか使えないのだとしたら、アーヴァインさんの主君は持ち帰るように命じないのではないでしょうか。 だとすると呪文の発動が場所で限定される、というのは可能性が低いように思えますね。 | |
(72)2006/04/14 22:41:45 |
新米記者 ソフィー >>70 私達の知らないところでマナが消費されていて、それが酒宴の日を境としているとすると… 『遺跡』と呼ばれていたあの場所から魔法書を得た頃と一致しますね。 だとすると、魔法書を得たことにより、その力が発動したのか… それとも我々の感知できないトラップか何かがあってそれが発動したのか… [ラッセルの言葉に深く頷くと、自分の考えを皆に話した。] クインジー…さん?でしたっけ。 あなたはシーフでしたよね? 探索の際にはシーフの方々が先頭でトラップを調べたはずですよね。 何か気づいたことはなかったですか? | |
(75)2006/04/14 22:49:10 |
吟遊詩人 コーネリアス (>>63をきいて) 確かに…そういう風に考えますと 私も犯人たりえるということになりますね。 [ ハーヴェイの言葉に頷いた。 ] 私たちはこうやって疑いあわねばならないわけですか…。 共に依頼をこなし、信頼できる仲間と思っていたのに…。 [ ため息をついて、リュートを奏でる。 物悲しい旋律があたりに響いた。 ] | |
(78)2006/04/14 22:51:38 |
書生 ハーヴェイ 何故そうなる(>>78) 単に貴方の詩も 十分に力を持つ物だと言ったに過ぎないのだが… 貴方を無理に疑う方向で考えた場合…そうだな…今は特に疑うべき事が一つもない 強いて言えば 貴方自身が言っている呼ばれる必要が無いのに…と言っていた事くらいだろうか 貴方自身は余り感じて居ないのかも知れないが 俺たちの使う魔法は精神力を消耗する…貴方の詩はその疲れた心をを癒してくれる…十分に役に立っている事は自覚しても良いと思いますよ | |
(81)2006/04/14 22:57:21 |
お尋ね者 クインジー 【魔道書】は魔法を発動させるためのただの鍵だったりしてな。 >>75 トラップか。大したものはなかったな。特に入り組んだ様子も余り無い。難易度としては朝飯前だ。 気づいたことを言えば、遺跡の大きさの割には俺たちが通った道の距離が短いことだな。 まだ俺らが通ってない部屋、通路があるってことだ。 今回の目的が【魔道書】を手に入れることなんで言う必要も無いと思った。 | |
(88)2006/04/14 23:05:13 |
村長の娘 シャーロット >>85 メイや、レベッカのような? うーん、そうかもしれないし、そうでないかもしれない‥‥。耳の形まではなんとも。 幽霊の類であるなら、魔法でどうにかならないかしら?あっちのほうにいたのですけれど。 [ メイがエルフの血筋を半分しか引いていないことは、知る由もなく、ただ耳の形で見分けるのみだった。 着た方向を指さし、あやふやな注文をつける。] | |
(92)2006/04/14 23:07:48 |
新米記者 ソフィー >>88 『究極の魔法』を守る遺跡にたいしたトラップがなかったのは不思議ですよね? 大切なものを守るためにはそれなりの…何かがありそうな気がするのですけれども… だとすると遺跡自体…もしくはこの森自体が大掛かりなトラップだった…というようなことも考えられますね。 その、遺跡のなかの通らなかった部屋、というのが気になりますね。 なにかが隠されていたとか…? | |
(98)2006/04/14 23:14:02 |
双子 リック >>88 あ、そうか…遺跡の大きさに比べて確かにすぐでしたね…僕ももっと勉強しなくては… | |
(102)2006/04/14 23:16:01 |
酒場の看板娘 ローズマリー >>108 どうしてそんなことを? | |
(114)2006/04/14 23:24:46 |
新米記者 ソフィー >>108 魔法書を手にいれたときに特別に私達魔法使いに見せてくれたではないですか… 冒頭部分だけでしたけれど…… それだってアーヴァインさんの特別な配慮とのことでした。 魔法書を見てみたいという気持ちは私にもわからなくはないですが…なぜ、眠らせて…盗み見るようなそんなことをしたんですか? | |
(118)2006/04/14 23:28:05 |
お尋ね者 クインジー >>102 勉強もいいが、気配、違和感は実戦積むしかねえな。 遺跡に行って隠し部屋の一つでも探しに行ってみたらどうだ? [クインジーはニーナを見たがすぐに視線を戻した] いまさら一人や二人増えたって驚きやしねえよ。 | |
(121)2006/04/14 23:29:25 |
双子 リック >>123 ニーナさんのお力で森から出られるといいですねえ… | |
(137)2006/04/14 23:47:41 |
見習い看護婦 ニーナ >>135 あたしはこの辺りはよく知ってるはずなんだけど…。 どうも昨日から様子がおかしくて、同じ道をぐるぐる回ってるの。 鷹に頼んで空から見てもらったけど、そこからはいつもと景色は同じらしいよ。 あたしにもよく分かんない。 | |
(139)2006/04/14 23:50:06 |
双子 リック >>139 動物の力を借りてもダメなんですか…(がっくり | |
(140)2006/04/14 23:51:28 |
書生 ハーヴェイ あぁ 外の世界に紛れ込む事には不安を覚えるね(>>141) 正直言うとね 俺はあの魔導書を再びあの遺跡に封印してしまった方が良いのでは無いかと考えているくらいだよ それにそれでこの森の呪いが解けて外に出られるのなら それに越した事もないしね | |
(150)2006/04/14 23:59:52 |
書生 ハーヴェイ ふむ…その口ぶり(>>151)からするとリックは独自の闇ルートは持っていないようだな 正直 このままでは埒があかないな プライバシーの侵害ではあるが 皆が皆 他者の荷物を改めて置いた方が良くはないか? 無論 俺の所持品も調べて貰って結構 で…クインジー お前はリックと違って闇ルートにものを流す事は出来るかな? | |
(155)2006/04/15 00:06:15 |
お尋ね者 クインジー >>150 それが真意ならいいがな。 因みに再封印は無理だと思うぞ。ああいうのは一度解くと戻らん。 本が外に行くのもそうだが、俺らもここで見たものを漏らさせないよためにこの森の呪いがあるんだろう。 情報が洩れりゃ意味ねえからな。 闇ルートなら職業柄沢山しってるぞ。 | |
(156)2006/04/15 00:10:43 |
双子 リック >>155 僕はこれが初仕事ですから…。報酬もらって帰らないと…妹がいるんで…。 | |
(159)2006/04/15 00:15:56 |
書生 ハーヴェイ まぁ落ち着けラッセル…(>>162) 再び封印するにも 当の魔導書は何処だ? 恐らくはアーヴァインを殺害した者たちが持っている…つまりはそれを解決しない限り再封印をする事も出来ないわけで…ラッセルの言っている事は間違えては居ないが 的を外して居るぞ | |
(168)2006/04/15 00:25:02 |
双子 リック >>173 たぶん受ける人がいなかったんじゃないかと思います…。 | |
(178)2006/04/15 00:33:05 |
雑貨屋 レベッカ >>178 あら、そんなに人数の少ない組織なの? それとも、リック……あなたは十分な説明を受けなかったけれど、他の仲間は説明を聞いて尻込みした、という事だったのかも知れないわね。 [少し意地悪げな言葉を返し、安心させるように笑って見せた] でも、大丈夫よ、きっと。このパーティ唯一の司祭として、私は全力を尽くしてみせるから。 | |
(183)2006/04/15 00:37:05 |
新米記者 ソフィー >>131 ハーヴェイさんは知的好奇心を満たすためなら何をしてもいいと考えているのですか? 少なくとも私は魔法を使って人を眠らせて書物を盗みみるような方法は賛成できないですけれどね。 そして…ハーヴェイさんは魔法書を読み終えたのですか? そして知的好奇心を満たした後、魔法書はどうしたんですか? [魔法書そのものも気になったがハーヴェイの行動に興味を持ち質問を重ねた。] | |
(185)2006/04/15 00:39:14 |
雑貨屋 レベッカ >>174 [クインジーの疑問に、意外そうな表情とわずかな賞賛をこめた視線をレベッカは返した] 再封印しないのは、何か私達の知らない目的があるからかもしれないわ。 たとえば、すでに現在の所有者は魔導書の《迷い森》を無効化する方法――あるいは条件――を知っている、だとか。 または、この森の中で“究極の魔法”を発動させようとしている、とかね。 ……でも、正直言ってあなたがその疑問を持つなんて思わなかったわ。クインジー、意外ね。 | |
(189)2006/04/15 00:44:20 |
双子 リック >>183 僕だってちゃんと説明されてたら断りますよ…。 こんなのクインジーさんみたいな手練の方じゃないと参加しないと思います…。 「でも、大丈夫よ、きっと。このパーティ唯一の司祭として、私は全力を尽くしてみせるから。」 頼りにしても大丈夫なのでしょうか…? [誰がアーヴァインを殺したともわからぬ状況なので、少々いぶかしんだ。] | |
(191)2006/04/15 00:45:15 |
書生 ハーヴェイ 何か疑問でも ソフィ?(>>192) そう言う物は溜め込まない方が良い 俺もまだソフィーを疑っているしね 学院から派遣された二名以外の魔術師はラッセルとソフィーどちらなのかと…ね そう言えば君のお爺さまの話をしていたね もし良ければ名前をお聞かせ願えるかな? | |
(197)2006/04/15 00:55:05 |
雑貨屋 レベッカ >>191 [訝しむ表情のリックに、ふわりと笑ってみせた。相手を安心させるような、穏やかな微笑み。そのまま、唇を開いた] リック、誰を信用して誰を信用しないか、それはあなた自身が決めることよ。 それが、こういった世界に生きる者の常識。私はさっきああ言ったけれど、それは私を頼っていい、という意味ではないの。 そうね……私を信頼できるなら、信頼してほしい、というのが正確なニュアンスかな。 リック、キミはまだそういった心得も知らなかったのね? [とがめるようにではなく、見守るような眼差しでリックの瞳を見つめた] | |
(202)2006/04/15 00:56:47 |