自警団長 アーヴァイン
あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。 この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。 当日、現場に出入り出来たのは今ここにいる者で全部だ。 とにかく十分に注意してくれ。 |
流れ者 ギルバート 【回想】 …月の世界が終わり、陽が昇る。 …朝はこの昏き森にもやって来る。 …ただ些か違うのは…黄き森が故のその光の深さだけだ。 …そして、彼の背負っている弓矢にも…朝はやって来た。 …朝の光が、弦の向こうから差しこみ…その姿を鮮やかに照らす。 …その姿を見て、彼はまた…優しくもどこか悲しげな表情を覗かせた。 …そしてその悲しげな刹那の表情の理由は…月と弓だけが知っていた。 …そう、彼のもうひとつの大切な友が…この弓だった。 …彼にとって、この弓は…かけがえのない存在だったのだ…。 …それが彼の口から語られるのは…果たして何時の事になるのだろうか。 …ただ今は、月だけが、それを知っていた…。 | |
(15)2006/04/12 20:44:03 |
村長の娘 シャーロット 【回想/偵察中】 それにしても‥‥ これだけ明るい森で、どうして迷うのかしら。 太陽をあてにしてまっすぐ歩けば、いくらでも抜けられそうなものなのに。 ‥‥?誰か、いる? [ ふと、違和感に足を止める。 木々の向こうにちらり見えた、青みがかった人影。 闇で見辛い動きを追ったものの、すぐに見えなくなってしまう。 人影の消えた森の奥から、かすかに歌声が届いたような気がした。 森の中、小枝を蹴折り、ギャロップで駆ける。焦りがそのままでてしまったのだろうか。 そして、とっぷり日が暮れる。引き返そうかと迷い始めたとき、焚き火の気配と、あまりに聞き慣れた声に気がついた。] | |
(20)2006/04/12 21:06:45 |
村長の娘 シャーロット >>24 まるきり暗闇でないのが、唯一の救いよね‥‥ もしそんな深みなら、あたしたちみんなレベッカやメイに手を引いて貰うようだわ。 でもそうね‥‥ここにはこれだけ立派な知恵者が集まっているもの。きっとなにか妙案を考え出してくれるでしょう? ‥‥ [ わざとらしく笑みを含んでハーヴェイを見やると、考えるのは他人の仕事、と言わんばかりに、開けたところへと離れる。 ひとり静かにロングソードを抜き放つと、演舞を始める。右に切り払い、左に切り払い、後背を蹴爪で突く。 群がる敵が刻まれ、弾き飛ばされる姿が目に浮かぶような荒々しい*動きだった*。] | |
(26)2006/04/12 21:26:57 |
双子 リック >>68 そうと決まったら、沢山食べておかなくちゃ。がんばります! | |
(70)2006/04/13 00:48:16 |
新米記者 ソフィー >>24 森を抜けられない…? この森は古の精霊の力が宿りかつては迷いの森と言われていたと聞いたことがあるわ。 でも、今回の探索にあたってはアーヴァインさんが地図を持っているし、問題ないと聞いていたけれど…。 何が起きているのかしら……… | |
(80)2006/04/13 03:13:33 |
新米記者 ソフィー >>35 [ハーヴェイの言葉が聞こえ、彼に微笑みかけた。] それだけ大規模な探索ですし、複数の魔法使いがいてもおかしくないのではないでしょうか。 それに…私はまだ見習いのようなものですから… 私が加わったのはどちらかというと経験をつませるのが主たる目的のようでしたね。 ハーヴェイさんは師匠様から仰せつかったのですね。 私は祖父から直接この探索に加わるようにいわれたのです。 [そういうと自分の祖父の名を告げた。 彼女の祖父は一部には名の知れた導師のため名を知っているかもしれないと考えた。] | |
(81)2006/04/13 03:14:25 |
新米記者 ソフィー >>51 [飛行魔法を唱え闇空に消え、再び戻ったラッセルを見上げた。] そうですか…明かるくなってから再び試すのがよさそうですね。 今は力を温存するのがよいでしょう。 ところで、アーヴァインさんの姿がみえないようですね。 先ほどから何か慌しいような気もします。 何かあったのか聞いてきましょう。 [そういうと本隊のほうへと歩いていった。] | |
(82)2006/04/13 03:17:06 |
学生 メイ 【森の中】 [メイは軽やかに舞うようにスキップしていた。 いかに呪いがかけられ森の精霊力のバランスが歪んでいても森はメイにとって友達だった。] レベッカ…怒ってるかな? ちょっとふらふらし過ぎちゃったかも。 ―――レベッカは、母と同じ村の出身だった。 母にとっては姉のような存在で…母が村を追われる様に立ち去った時もいろいろと助けてくれたらしい。 …そして母が亡くなった後もいろいろとメイの面倒をみてくれたので頭の上がらない存在だった。 (ちょっと小うるさいのが…ねぇ。レベッカ好きだからいいけど。) [ステップを踏みながら歩いていると…彼方からコーネリアスのだろうか豊かなリュートの音色が聞こえた。] | |
(92)2006/04/13 14:32:35 |
学生 メイ レベッカは…あ、あそこにいた。 ねぇレベッカ。あたしたちは別にこのままでもあんまり困らないけど…人間の人達は不便だね。あんまり風が吹かないからちょっと息が詰まりそうだけど、やっぱり森の空気は美味しいよ。 レベッカってこういう経験とか話は聞いたことあるの? それと…さ。ここの森はレベッカのいた森と違うから難しいかもしれないけど、この森に住んでるエルフがいれば話を聞けるかもしれないじゃない? [メイはハーフエルフの象徴でもあるレベッカより少し短い耳を触り、少し寂しそうに笑った。。] あたしは…最初から話を聞いてもらえないだろうからなぁ。 それに…呪いのせいでエルフの村が探せるか分からないけどね。 | |
(94)2006/04/13 14:47:10 |
雑貨屋 レベッカ >>94 【回想/昼過ぎ】 [レベッカはメイの言葉にため息をつくと、その口元を見つめた。いくばくかの翳りを含んだ寂しげな微笑。 それが彼女の生い立ち故のものと知っていても、レベッカはその弱さをただ認め、受け入れることはできなかった。 かすかな苛立ちが生まれ、それは非難に似た言葉となって唇から紡がれた] 『メイ、分からない分からないとそう何度も言うものではないわ。周りの人間を不安にさせます。 その割りにはずいぶん呑気そうだけど、あなたは……いえ、今は止めておきましょうか』 | |
(122)2006/04/13 23:05:57 |
学生 ラッセル 【 >>93 を受けて】 メイさん、この森には精霊の力とは違うものが働いているということかな? 精霊そのものが乱れてこの森を迷いの森にしていることはなさそうだし・・・そもそも精霊が干渉していれば、メイさんが気づくはずだものな。 [ラッセルはメイが投げてよこしてきた赤い実をキャッチして頬張りながら答えた。] | |
(141)2006/04/14 00:06:41 |