書生 ハーヴェイ [...はそっとつぶやくように・・・] いつくしみ深い父よ、すべての悪からわたしたちを救い、現代に平和をお与えください。あなたのあわれみにささえられ、罪から解放されて、すべての困難にうち勝つことができますように。 わたしたちの希望、救い主イエス・キリストが来られるのを待ち望んでいます。 国と力と栄光は、限りなく、あなたのもの。主イエス・キリストあなたは使徒に仰せになりました。 『わたしは平和を、あなたがたに残し、わたしの平和をあなたがたに与える。』 わたしたちの罪ではなく、教会の信仰を顧み、おことばのとおり教会に平和と一致をお与えください。 アーメン。 | |
(88)2006/04/10 00:48:25 |
書生 ハーヴェイ 【さらに続けて・・・】 魔女というのは、悪魔と寝るような悪い女で、人の牛乳を盗み、雷雨を起こし、山羊と箒にまたがり、マントを着て空を飛ぶ。 大人が相手なら弓矢で射たり、体を麻痺させたり、老衰させて殺したりします。 乳飲み子をも激しくいたぶり、夫婦には淫乱を勧め、その他にも何でもやるのです。 この中に居ながらにして、殺人を起こす事も可能なのです。 また、何処に逃げても、悪魔は人狼は追いかけ、獲物の息の根を止めるまで追い続けるでしょう。 stnad or die 固守か死です。 我々は、この困難に一致団結し、神に逆らう人狼とよばれる化け物を根絶せねばなりません。 | |
(104)2006/04/10 01:15:00 |
修道女 ステラ [胸元のロザリオを弄いながら棺が埋まっていくのを見つめた。 2つ揃って並ぶ真新しい墓標の前に小さな花束を供えると膝をつき] ……貴方たちを殺した犯人が、あの中にいるのですよね…… 拷問はともかくとして……どうにか見つけないと…… [見つけないと、また新たな犠牲者が出るかもしれない。 あるいは拷問などとという馬鹿げたことをしだしたら他にも死者が出るかもしれない―― そう考えて硬く目を瞑った] ……この先、いくつ墓標が増えるのかしら…… [あるいは自分の墓が立つ日が来ることもありえるかもしれない。 漫然とそんなことを考えながら、アーヴァインの墓を見つめている] | |
(158)2006/04/10 10:27:05 |
新米記者 ソフィー あの時は、先輩の夢だったわ… 夢の中で先輩は、何人もの裸の女の人と一緒にいて笑ってて… それ以来、気まずくなって別れちゃったんだ… 後になって友達に聞いた…先輩、とっても手の早い人で、何人にも声掛けてたんだって……。 …あの時もそうだ。 何人も子供をさらっては殺した、殺人犯… 夢の中で、そいつは遺族達にリンチを受けていた… 特に怒りが強かった一人が、泣き喚きながらそいつの首を締めて… でも、あの殺人犯…結局裁判では証拠が不十分で無罪だった… その後、裁判所を出る時に、遺族の一人に刺し殺されそうになったけど… あれは、夢の中で首を締めていた人だった…… | |
(169)2006/04/10 19:06:26 |
文学少女 セシリア ……どっちも胡散臭いよ。 [溜息混じりに一人ごちるも、少女は真摯に考えを巡らせる。最早、人に聞かれる可能性をシャットダウンしているように、素の口調で続ける] 処刑する人間を決めなければならない。 ハーヴェイの告発を嘘と決め付けるか? ハーヴェイの告発が正しいと認め、ギルバートを処刑する? ソフィーが嘘を吐いている可能性は? もしギルバートとグルならそれも有り得るのか? 確率で言えば、十人の内、人狼は確か二匹、だったか。ハーヴェイは除き、ソフィーの視点では八人。ソフィーとギルバートがグルの確率――低くはないか?だが可能性としては残っているのが実状…… | |
(174)2006/04/10 22:02:10 |
文学少女 セシリア ――ただ、この世の中には逆説という言葉も、存在する。 目に見えるもの全てが真実ではないという、恐怖。 ソフィーやギルバートが人間らしさを振る舞っている人狼である可能性は?ハーヴェイは少々考え方に問題はありそうだが、そういう人間だという可能性は? [淡々と言葉を紡いでいた後、ゆるりと顔を上げれば、集会場のホールに人の姿があるだろうか。と、その時、目下探していた人物の姿に少し驚いた] ……あ、ぁ、ハーヴェイさん。 芝居がかった演説?何故、芝居などする必要が? 私は――いえ、私以外の皆も、おそらくハーヴェイさんに求めているのは一つだと思うんです。ギルバートさんが人狼であることを、具体的に、説明して欲しい、と。難しいかもしれません。けど、出来る限り…… ――でなければやはり、信頼は置けない。 | |
(179)2006/04/10 22:18:22 |
文学少女 セシリア [ハーヴェイの言葉に、一寸考え込み] 死んだ旅人の皮を、ギルバートさんが被っている、と。 ええ、確かにハーヴェイさんの目撃証言は、ギルバートさんを人狼であると断定する要素に成り得ます。 ただ、目撃情報がハーヴェイさん唯一人…… だから客観的には、それは断定する要素にならないのが実状、ですよね。 ……正直に言えば、ソフィーさんの「人の本質を感じ取る」という不可解な能力よりも、ハーヴェイさんの「目撃した」という言葉の方が現実味はあるんです。 ――あぁ、そうだ。ハーヴェイさんの言葉によれば、ギルバートさんが、最初の被害者である旅人の皮を被っていることになる。じゃあもう一匹居る人狼は、どうやって姿を眩ませていると思いますか? | |
(182)2006/04/10 22:48:47 |
流れ者 ギルバート [...はハーヴェイ宛のメモを書き始めた] お前の話はおかしい点がある。まずこれについて答えてもらおう。 まずお前は事件の目撃者だ。これはお前が言ったことだな。 そしてお前は自分に分かる痕があるといった。 それはお前が俺の額をライフルで撃った痕だということも。 では何故お前は真正面から俺を撃ったにも関わらず俺が人狼であると最初に告発しなかった? 額に銃創を作るためには正面から撃たなければならないはずだな? お前は俺を死んだ旅人の皮を被っていると言った。その上で俺の額に後があるという言葉を真実とするなら俺は既に皮を被った状態でお前と正対し撃たれているということでなくては話が通用しない。 | |
(198)2006/04/10 23:58:34 |