雑貨屋 レベッカ [レベッカは悲痛な叫び声に目を覚ました。 いなくなってしまったローズマリー…! 行われなかった襲撃……。 今起こっていることに… …いいや、それよりも先にすべきことがあった。 力なく崩れ落ちたセシリアの元へ向かい、優しく抱きしめる] ええ…わかるわ。あなたは間に合った……。 だけれども小さな個人の力ではどうしようもないことが この世の中にはある……。 でも大丈夫よ、きっともう大丈夫……! わたくしたち、乗り超えられる……。 きっともう、全ては終わるわ。 [愛する我が子を諭そうとする母親のように しかし同時に自分自身にも言い聞かせるように レベッカは言いながら、*セシリアの背をさすり続けている*] | |
(7)2006/04/15 21:43:37 |
文学少女 セシリア ――あ、えっと……。 [レベッカを連れ出したは良いものの、自身が紡ごうとしている言葉が上手く纏まらず、少し視線を落として黙り込む。レベッカは不思議そうに少女を見るだろう。少しの沈黙。少女は以前の日常と此処数日間の変動を追憶し、すっと口を開いた] ……人が、沢山死んだのに、こんなこと言うのは どうかなって、思うんです。 思うんですけど―― 私達は。 ギルバートさんを……人狼を、駆逐し、そして 此処から解放される、はず。 そしたら私、もうレベッカさんに、会えなく、なる……? どうしてこんなこと思うんだろう。 リリィとレベッカさんは別人です。 別人だってわかっている…… だけど、リリィに抱いていた感情と、とても似た感情を、私はレベッカさんに抱いている。 | |
(38)2006/04/16 01:51:21 |
文学少女 セシリア [他愛のない言葉が途切れ、レベッカとの間に少しの沈黙――彼女は、穏やかな世界を想っていることも、知らず。少女は一つの恐怖に怯えた。 忘れられない「物語」がある。好きなのではなく、忘れられないのだ。物語は、他人を拒む一人の少女が、とある少女に出逢い、次第に愛し、けれど禁断の愛を、その想いを拒まれて愛憎の末に殺めてしまう――性的倒錯性歪曲《Baroque》という、物語。その一節] [私は勇気を振り絞り、想いの全てを告白しました。 しかし、私の想いは彼女に『拒絶』されてしまいました。 その時の彼女の言葉は、とても哀しいものでした。 その決定的な『違い』は、到底『解り合えない』と知りました。 この歪な心は、この歪な貝殻は、 私の紅い真珠は歪んでいるのでしょうか?] ――…… | |
(45)2006/04/16 07:20:41 |
文学少女 セシリア 私は、―― [告げようとしてふっと言葉を止める。言い直す。もう意図的な丁寧語などで自身を繕うのは、止めようと] 私はレベッカさんのことを護るよ。必ず、護り徹す。 絶対に悲しませたりなどしないと、そう誓う。 ……だから、ずっと。 傍に居させて。 [真っ直ぐに言葉にし、今一度確かな想いを伝える。……集会場には、未だ人狼が居るけれど。もう一度朝が来れば全てが終わる。本当の朝が来る。其の間に、奪われぬように。大切な人の手をそっと取って、握った。朝が来るまで、決して離さない。ダイニングルームの床は少し冷たいけれど、傍に居れば気にもならない。彼女を促し、部屋の隅に座り込む] | |
(48)2006/04/16 07:22:22 |
文学少女 セシリア [ユージーンの遺体のような惨さこそない、故に冷静にギルバートの傍へしゃがみ込めたのだろう。千切れた、その手首に、眉を顰めた。動脈が一本切れれば、人間は軽く死ねるものだ。――人間?] 違うな、人狼だったな。 ……。 [そっと、ギルバートの首筋に指先を触れさせる。彼の体温も、脈打つ音も、確かに感じられた] 人間みたいなのに――人狼なんだな。 [感触と、目に映る彼の手首とが、とても相反したもののように思えて、不思議だった。此れが、化け物と呼ばれる所以だろうかと、頭の何処かで考える] 別に死んでくれても良かったよ。 ……どうせ自警団が来れば、終わるんだから。 | |
(54)2006/04/17 02:52:28 |
学生 メイ [ソファに横たわり、いまだ覚醒せぬままに思う。 死んでいった者達の事やこれからの事を。] ギルバートさんが人狼だったのね…。 ハーヴェイさん…これで貴方の無念は晴らせるのかな。 貴方の必死の訴え、今でも鮮明に思い出せるよ。 肩に触れた、貴方の手の温もりも。 …それなのに最後まで信じきる事が出来なくてごめんなさい。 貴方には、生きていて欲しかった…。 シスターステラ…慈悲深く聡明でみんなに愛されていた貴女。 貴女の微笑みや労りが全て作り物であったとは思えない。 貴女から私が感じ取れたのは、混乱、怒り、恐れそして悲しみ…。 私は不思議な力を授かったけれど、本当の意味で真実を感じ取る事なんて不可能なんだね…。 人狼。恐ろしい存在。 そんなものがいなければみんな死なずに済んだ。 けれど私にはシスター達を憎みきる事が出来そうにない…。 | |
(64)2006/04/17 19:29:36 |
学生 メイ シスター…そしてギルバートさん。 彼らは何のために人間を襲っていたんだろう。 生きていく為?それとも快楽の為? 私達人間が人間の為に彼らを処刑すると言うのはエゴなの? 私には分からない。…ううん、考えようともしなかった。 ――貴方達は…何を求めていたの? そして人狼の犠牲になってしまったユージーンさん。 一見とっつきにくそうな気もしたけど、実は全然そんな事なくて、おいしい料理をご馳走してくれたユージーンさん。 最期の瞬間に彼は何を見て何を考えたんだろう…。 もっと、もっと色々お話してみたかった。 それから。――それから? [徐々に覚醒してきた脳が、本日連れて行かれたのはローズマリーであったと言う事実に気がつく。 慌てて飛び起き、自分がしてしまった事に考えが及びみるみる青ざめる] | |
(65)2006/04/17 19:31:53 |
学生 メイ 人狼騒ぎが起きて、この力のせいか最近とても眠る事が多くなった気がする。 だから。 自分の意識が夜明けまでに戻らないのを危惧して一番信頼できると思える人に自分の票を託そうと考えた。 ハーヴェイさんが真実を語っていたのならば残る人狼はギルバートさんのみ。 ソフィーさんが真実を語っていたのならば、残る人狼はセシリアさん・レベッカさん・ローズマリーさんの中に一名。 よってどちらが真実を語っていたとしてもラッセル君は人間。 どうしてもソフィーさんを信じ切れなくて。 いや、ソフィーさんを信じられなかったんじゃなくてハーヴェイさんを信じたかったのかも知れない。 それで、3日連続ギルバートさんに票を入れてた。 けれど、ギルバートさんが人間だった場合の事を考えると足がすくんだ。 自分が無実の人を殺す事になるのはどうしても我慢できなかった。耐えられそうになかった。 | |
(66)2006/04/17 19:35:29 |
流れ者 ギルバート [..はメイにくくく、と牙を見せ付けるように笑い] お前には聞こえないか?死なずに済んだはずのローズマリーの恨みの声が。 わが盟友のステラの怒りの声が。 そして、今日死ぬ俺の魂に触れて無事に明日を迎えられると思っているのか? 俺はお前の魂も一緒に連れていく。 俺の魂に触れた時に脆弱なお前の魂を引き裂くくらい造作もない。 それ位しなければわが盟友に顔向けできないしわざわざラッセルを生かしておいてやった意味もないからな。 お前が廃人になった姿を見て奴はどう思うだろうな。 泣き叫ぶか、人形と化したお前を顧みずにここに打ち棄てるか。 くくく、処刑が待ち遠しいぜ。 それとも自らの安寧のために俺を黙って見逃すか? それも一つの手だろうな。 [..は楽しくてたまらないように笑いだした] | |
(73)2006/04/17 20:00:35 |