人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1122)BLOOD TEMPLE : 4日目 (2)
冒険家 ナサニエル
―壁龕―

[衣服が上半身を中心に所々切り裂かれ壁龕に凭れかかっている。足元には血だまりが作られ靴底を濡らしている。呆然とした面持ちで虚空を見ている]

………。

[こぽり。と溢れる液体を隅に吐き出すと口を拭った。深呼吸を何度も行い、気持ちを落ち着けようとする。「Shadow」が感じた事をハーヴェイ以外にも伝えなければ…]
(198)2006/01/22 00:51:48
文学少女 セシリア
アルバ…。血の騎士となってからも、余り話す機会が無かったからな…
最早、知る術も…少ない…。

[僅かに目を伏せて、僅かに首を振る。振り払うように。]
(199)2006/01/22 00:54:02
冒険家 ナサニエル
―壁龕―

[壁面至る所に切り裂かれた跡…
「発作」が一時去ってからどれだけの間、呆然としていたのかナサニエルには分からなかった。壁龕を見つめ、体力気力共に回復していくのを待つ。…いや、本来なら待たない方がいいのだろう。
逡巡の後、ナサニエルは黒曜石の開を希んだ]
(200)2006/01/22 00:59:12
牧童 トビー
アルバは、強い……。
彼女の記憶はまだ僕の中で叫びます。
自分は死ぬわけにはいかない。護らなければならないものがある、と。

彼女がどうして叛逆に至ったのかは、僕も知りません。
ロランという、やはり反逆者として地上で討たれた血の騎士がいて、彼女と親しかったのだそうです。
彼女はロランと通じている、と告発されました。
僕には、ほとんど根拠のない中傷のように思えました。
それなのに、彼女は裁きの庭に現れず、禁域の森に逃げ込んだ。
あの森に、逃げ場はないはずなのに。

ユージーンは、不思議な死神でしたね。
なんだか、懐かしいような……。
(201)2006/01/22 01:00:02
学生 メイ
[メイはおとなしく皆の話を聞いている。
ただその体は怯えるように小さく震える。それを隠すようにぎゅっと腕を自らつかみ、笑顔で耐えているようだ]
(202)2006/01/22 01:05:24
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/22 01:05:36
牧童 トビー
[メイを怪訝そうに見つめる。]

どうしたのですか?
大丈夫?
(203)2006/01/22 01:07:09
文学少女 セシリア

… …。

[静かに、トビーの話に耳を傾けた。
だが少し視線を動かすと、微かに震えるメイの姿が眼に入る]
(204)2006/01/22 01:07:27
牧童 トビーはメモを貼った。
2006/01/22 01:07:55
流れ者 ギルバート
[月光から伝えられる他の場所での戦況をギルバートは疲労を取る為に声を出さずに聞いていたが、ただ一つ驚きを隠せなかった出来事を知らされた。]

ネリーが…封印されたって?
嘘だと言ってくれよ……。
俺は、彼女に貰うだけ貰って何も出来なかったのか…。

異変が起きたにも関わらず、状況把握を怠り興味に任せてラッセルと戦っていて…。

トリムルティ…大いなる女神の意思を踏みにじり、ネリーまで手にかけた叛逆者。
許せるわけが無い…。絶対に。

[ギルバートは日輪刀を手に取り、外周回廊へと出て行った]
(205)2006/01/22 01:07:56
文学少女 セシリアは、メイを見詰めながら、名を呼んだ。「…メイ?」
2006/01/22 01:07:58
書生 ハーヴェイ
[セシリアの言葉の端々には、ネリーの喪失が伺い知れる。ハーヴェイの胸に唐突に或るお茶会の風景が浮かんだ。]

『メイにはネリーのお茶会で、二三度顔を合わせた。1回は珍しく大勢が集まった時で……。あの時も笑顔だった。』

[振り払う様に首を振る。]

アルバとロラン……。禁忌の森……。
かつての反逆者達は一体何を……?
(206)2006/01/22 01:10:14
書生 ハーヴェイは、学生 メイが震えている事に気付き、頷いた。
2006/01/22 01:10:33
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/22 01:11:35
学生 メイ
あ、うん…

[平気、と言いかけて口をつぐんだ。
ハーヴェイの方に向き直り]

あのね、ナサニエルが傷つけられて、どう思った?
私のこと、いやになるでしょ?
(207)2006/01/22 01:11:44
冒険家 ナサニエルは、壁龕を出ると死神達が集まっている方へ歩を進めた。
2006/01/22 01:13:22
書生 ハーヴェイ
私がアリーナのセシリアの声を聞いたと同様に、貴方達も……。

牧師がナサニエルを「裏切り者」と呼び、
メイが「ハーヴェイがネリーを殺した」と告げ、
ナサニエルが「メイはトリムルティだ」と言った。

夫々告げる声を聞いた事でしょう……。
私は、その話をしたいと思っていました。
メイも恐らく同じ、でしょうね。
(208)2006/01/22 01:13:24
書生 ハーヴェイは、学生 メイの質問に答える為に、メイの方へ向き直った。
2006/01/22 01:14:22
牧童 トビーは、メイからハーヴェイへ視線を移した。
2006/01/22 01:14:44
流れ者 ギルバートは、メイとセシリアとハーヴェイが集まっている所へと移動した。
2006/01/22 01:15:13
牧童 トビー
あなたが、ネリーを殺した?
(209)2006/01/22 01:15:22
学生 メイ
私も、私が痛いのも、ラッセルが痛いのも、セシリアが痛いのも、…他の誰が苦しむのもイヤ。

死ぬのは怖いんだって分かっちゃったから、誰が死ぬのもイヤ。
もう誰かが死ぬときにあれを【見る】のもイヤなの。

だから、ねえ。
誰ももう殺さないで。
(210)2006/01/22 01:16:39
冒険家 ナサニエルは、書生 ハーヴェイの言葉に自分が出てこずともよかった事を悟る。
2006/01/22 01:17:32
文学少女 セシリア
[ハーヴェイの口から告げられた言葉。
喪失感が全てを支配していた時の事だったのだろう。、僅かに目を見開いて]

… …。

[声は出なかった。]
(211)2006/01/22 01:17:39
文学少女 セシリアは、ナサニエルとギルバートの気配を感じるも、立ち尽くしたまま。
2006/01/22 01:18:21
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/01/22 01:19:23
流れ者 ギルバート
[ハーヴェイの、メイが「ハーヴェイがネリーを殺した」という言葉が聞こえ…声をかけようとしたが沈黙した。]

…。
(212)2006/01/22 01:20:31
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/22 01:22:15
学生 メイは、体の震えを押さえつけてまっすぐハーヴェイを見ている。
2006/01/22 01:22:40
文学少女 セシリア
[僅かにふら付き、崩れ落ちそうになる身体を必死に堪え、拳を強く、強く握る。
ネリーを"殺した"、トリムルティ。彼の3者。

誰かが。

ネリーを。

誰が。


現実を、強く叩き付けられた気がした。]
(213)2006/01/22 01:25:48
冒険家 ナサニエル
[眩暈を感じ外周回廊の壁に一度手をついた。深呼吸を一度行うと、意識を努めて明朗に保とうとする]



[じっと動かずに「発作」の波が静まるのを待つと再び歩き出した]
(214)2006/01/22 01:26:50
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/22 01:26:55
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/01/22 01:29:15
学生 ラッセル
―壁龕―

…………………………
…………………ぅ…くっ……ァ

[何時の間にかまどろんでいた。と、言うより意識を失っていた。全身の神経と細胞はズタズタに痛んで居る。死神の再生能力をしてもまだ、癒えきらない。]
(215)2006/01/22 01:29:26
牧童 トビー
[ハーヴェイをじっと見つめる。
ネリーを護ろうとしていた記憶の中の彼と、メイの言葉が、うまく結びつかない。]
(216)2006/01/22 01:32:23
書生 ハーヴェイ
メイ……。
お茶会で見かけた時の貴方の印象の事を思うと……。

「死者の祭典」に現れた事も、ナサニエルをトリムルティだと告げた事も、そして遂に「私をトリムルティだ」と言い出した事も、驚きの連続でした。私の事に話が及ぶまでは、貴方が本当に【見える者】でナサニエルがトリムルティなのだろうかと迷った……。勿論、今もナサニエルの事は分からない訳ですが。

[メイの質問とその後の言葉に対して、]

其の主観的なストレートさがメイの魅力なのかもしれませんが、残念ながら私には意味を持たない言葉です。

メイは二重人格や虚言癖でもなれば、嘘はついていないと思います。私の眼から見ても。……しかし、貴方が何かを見ているのは事実かもしれませんが、其れを果たして真実だと断言する事は出来るでしょうか。
(217)2006/01/22 01:32:28
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/01/22 01:32:42
書生 ハーヴェイ
私は私の真実を告げましょう。

私はネリーを殺して居ない。
私はネリーの封印がとても辛い。……叶うのならば止めたかった。
セシリアにも、ナサニエルにも死んで欲しくない。
ナサニエルはトリムルティなのかも、牧師の言う「嘘つき」なのかもしれませんが……,それでも尚。
(218)2006/01/22 01:32:58
冒険家 ナサニエル
メイさん…

[悲しそうな微笑みを浮かべ呼びかけた]

メイさん、貴方はどうして嘘を偽りを喋る事が出来るのでしょうか。教えて頂けませんか?

[そこで言葉を切りセシリアを見た。
これ以上セシリアに刺激を与えたくなかった。
気遣うように微笑みを眩暈を抑えながら浮かべた]

………。

[何も言葉をかけられない。
ネリーを喪った喪失感はナサニエルの心にも穴をあけている]
(219)2006/01/22 01:35:51
書生 ハーヴェイ
私とメイの意見は一致して交わる所が無い。

[セシリアに向かって、]

セシリアがネリーと共にメイと親しかった事も知っています。セシリアには、辛い選択をお願いする事に成りますが……。

私はネリーを殺していません。
……信じて下さい。
(220)2006/01/22 01:39:27
冒険家 ナサニエルは、「発作」を抑えられているのが一時的な事だと分かっている…
2006/01/22 01:40:03
文学少女 セシリア

…っ…。

[最早、何を信じれば良いのか。其れすら解からなくなってきていた。
メイ。ハーヴェイ。ナサニエル。誰も見知った顔だ。
――己とも、ネリーとも。
3者から放たれる言葉。何も解からない。]
(221)2006/01/22 01:40:55
学生 メイ
[メイはナサニエルの言葉にびくりと振り返り思わず叫ぶ]

嘘じゃない!
…私は嘘なんか吐いてない。女神様に誓って。

[メイはうつむいて唇を噛む]

どうすれば信じてもらえるの。
私が見えたのが本当だってこと。私は

[【見え】た映像がフラッシュバックしてきたのを払いのけるように強く頭を振る]

誰も殺してない!あんなことしない!
(222)2006/01/22 01:42:24
学生 メイは、ぎゅっと目をつぶった。
2006/01/22 01:43:48
流れ者 ギルバート
[目の前の男がネリーを殺したとメイは言ったらしい。
だが、素直にそれを信じるべきなのか?
対するナサニエルはメイをトリムルティであると言った。
祭典が始まる前に何度か会話を交わしたメイは…嘘などつけるような少女にはとても見えなかった。

ナサニエルも死神として信用できると思っていた。]

[ギルバートは身体の状況を確認しながら話を聞いている]
(223)2006/01/22 01:44:00
冒険家 ナサニエル
私も殺していません。
メイさん…
私も私達に命を下さった女神に誓う事が出来ます。

[瞬間、ナサニエルの体がくずおれる]
(224)2006/01/22 01:45:54
冒険家 ナサニエルは、激しく咳き込んだ。肩で息をする。
2006/01/22 01:46:34
学生 メイは、冒険家 ナサニエルにどう対処したらいいのか分からないで居る。
2006/01/22 01:48:21
牧童 トビー
[セシリアを心配そうに見守る。
彼女のために何かをしなければならない、と強く思うが、何をすべきなのかは解らない。

と、ナサニエルが床に崩れおちた。]

どうしたのです?
(225)2006/01/22 01:48:26
文学少女 セシリア
[ハーヴェイの言葉。メイの言葉。ナサニエルの言葉。

誰もが必死に。誰もが真摯に。誰もが――

頭痛の様に言葉が襲う。払う様に頭を振った後―ナサニエルが、崩れ落ちた。]
(226)2006/01/22 01:50:48
書生 ハーヴェイ
[何時の間にか現れたナサニエルの衣服や身体には、明らかに発作を抑えようとして葛藤した後が残っていた。]

……メイは1人自分が見えている物を信じているだけで、メイがネリーを殺した訳では無いのかもしれないし、私だってメイが殺したとは考えたくない。……血の騎士らしからぬと思うけれど、ラッセルと並ぶメイは頬笑ましかった。

[ギルバートの存在にも気付き、]
トリムルティを消滅させる為にも、貴方も……考えて下さい。
(227)2006/01/22 01:50:53
流れ者 ギルバートは、冒険家 ナサニエルの崩れる場面を見て…一歩も動けなかった。
2006/01/22 01:50:54
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルに駆け寄り支えると、その顔を覗き込んだ……。
2006/01/22 01:52:31
文学少女 セシリア

ナサ…ニエル?

[死闘はそんなにも、彼に爪痕を残していたのだろうか。
ハーヴェイがナサニエルへ駆け寄るのを、ただ茫然と見つめた。]
(228)2006/01/22 01:54:27
書生 ハーヴェイ
『……やはり、いつもの発作だ。
発作の時は、ナサニエルは治まるまで籠っているが……。
この寺院の、こんな状況で……。』
(229)2006/01/22 01:54:57
流れ者 ギルバート
―ハーヴェイの声が聞こえ、ギルバートは相槌だけ打つ―
…そうだな。考えさせてもらおうか。
もう、本能や欲望に身を任せて取り返しの付かない出来事だけは見たくは無いからな。

ネリー…。
[ギルバートは身体がほぼ回復していることを確認し、ナサニエルを心配そうに見ている]
(230)2006/01/22 01:55:20
牧師 ルーサー
[周囲がざわめいているのに気付き、跪いた体勢からゆっくりと立ち上がり、周囲を見渡した]
……今度はハーヴェイさんがトリムルティだと仰いましたか?
……まあ、私はハーヴェイについては主にお伺いしていませんが……正直、こうもすんなりと反逆者を見つけたと言えてしまうのも、何となく違和感がございますね……。
メイさんはこのような血生臭い場所に来られるのは初めてのようです。恐慌のあまりに混乱してらっしゃるのでは?……正直、先程からあまりにおびえていらっしゃるので心配です。

……少なくとも、気を強くお持ちなさい。貴方は何の為に此処にいらっしゃったか、そしてこれから何の為に行動するのか、それを考えれば……自ずから、答えを出せる方だと信じていますよ。
[と、ここまでメイに対して諭すように言うと、ナサニエルの異変を横目で見やった]
(231)2006/01/22 01:57:25
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルはハーヴェイから片膝をついて喘いでいる。ハーヴェイが顔を覗き込むと顔を背けて口を押さえ、霊液に似た液体を吐き出す]

……壁龕に、戻り ます

[ハーヴェイ以外の全員に背を向け立ち上がった。床に滴った水音に気付いてくれなければいいが…]
(232)2006/01/22 01:59:25
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/22 02:02:01
学生 メイ
[突然現れたように感じたルーサーにびくりとし]

…ルーサーは怖くないの?
私は、死ぬのも殺されるのも凄く怖い。

怖いんだって、分かっちゃったから。
どれだけ…!殺されていった人たちが、ノーマンが…ネリーが。

あれを【見ちゃった】ら…、怖くてたまんないよ

[メイは言葉を切って少し笑った]

でも、それで白昼夢を見てるとか、私の見えてるのがほんとじゃないって言うのは…違うよ。
そうやっていって逃げちゃうのは、ずるい。
私は、もう誰も死んで欲しくないから、いわなきゃいけないことは、言うだけ。
(233)2006/01/22 02:04:39
学生 メイは、冒険家 ナサニエルを呆として見送った。
2006/01/22 02:05:26
牧師 ルーサーはメモを貼った。
2006/01/22 02:05:31
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/22 02:05:56
書生 ハーヴェイ
ナサニエル……?
確かに、戻った方が良さそうだ。

[ハーヴェイは、よろめきながら立ち上がるナサニエルの顔を再び覗き込む。
此れが発作で有る事を、目の前に居る者達にどう説明するべきなのか。説明した所で自分がどれ程、ナサニエルの事を知っていると言うのか……。ルーサーが現れた事は、その流れる様な演説とハーヴェイの傍に落ちた影の大きさで知れた。]
(234)2006/01/22 02:06:05
牧童 トビーはメモを貼った。
2006/01/22 02:06:20
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/22 02:08:11
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/01/22 02:08:26
流れ者 ギルバート
メイ…いきなり刃を向けて済まなかった。驚かせてしまったな。
俺はラッセルと戦いたかっただけだ。悪く思うなよ。

あとは闇からネリーを封印したトリムルティは必ず討つ…。

[ナサニエルを見送り、ギルバートは突然現れたルーサーの気配を感じ取った]
(235)2006/01/22 02:10:59
文学少女 セシリア
[ルーサーを一瞥した後、ふとトビーを見る。
視線を感じたのに気付いたのか、どこか心配そうな眼差しが帰ってきた。

セシリアは、己がどんな表情をしているのか、悟った。

そんな中ギルバートの声が耳に届いた。必ず討つ、と。]
(236)2006/01/22 02:13:29
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/22 02:13:42
書生 ハーヴェイは、流れ者 ギルバートの言葉に頷いた。
2006/01/22 02:15:51
牧師 ルーサーはメモを貼った。
2006/01/22 02:15:55
学生 メイ
[ギルバートの言葉に苦笑して]

ラッセルも酷かったけど、大丈夫?
どうかしてるよ。戦いたかっただけってさー

[ちょっと口をつぐんで目を伏せた]

トリムルティは、あと一人分かんないけど、ナサニエルと、ハーヴェイだよ。
素直に認めてくれるはずないけど、もう、誰も殺して欲しくないから、私、止めなきゃ。
…勝てないかも知れないけど、戦わなくちゃ。
(237)2006/01/22 02:16:09
書生 ハーヴェイ
[ナサニエルを支えながら、皆に向かって]

……ナサニエルは以前から、唐突に酷く体調を崩す事があって、何時も、其れを彼は独りで嵐が過ぎるのを待つ様にじっとやり過ごす。しばらくして、何時もの姿で現れる……。
多分、……壁龕に戻るのが一番良い。

セシリアは、ナサニエルが時々姿をくらます事を知っていたでしょうか?
(238)2006/01/22 02:17:49
書生 ハーヴェイは、文学少女 セシリアに話の続きを促した。
2006/01/22 02:18:39
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/01/22 02:19:47
冒険家 ナサニエルは、書生 ハーヴェイの肩を借り無理に微笑んだ。
2006/01/22 02:21:39
冒険家 ナサニエルは、書生 ハーヴェイに話の続きを促した。
2006/01/22 02:21:54
学生 メイは、書生 ハーヴェイに話の続きを促した。
2006/01/22 02:22:32
文学少女 セシリア
[メイが、ナサニエルとハーヴェイがトリムルティの二柱だと告げる。
ナサニエルはメイがトリムルティの一柱だと告げる。
ルーサーの告げたという、嘘吐き。それはトリムルティの事なのだろうか。

ハーヴェイが問い掛けてきたのに気付くと、小さな声でそのままに答えた]


ああ…。時折、姿が見えなくなるのには、気付いていたが…

あの怪我は、戦いによるものではなかったのか…?
(239)2006/01/22 02:23:38
文学少女 セシリアは、そうハーヴェイに告げると、
2006/01/22 02:23:54
文学少女 セシリアは、書生 ハーヴェイに話の続きを促した。
2006/01/22 02:24:04
牧師 ルーサー
[ナサニエルがよろよろと立ち去っていくのを興味なさげに眺めた後、メイに向かって]
……私は怖くありません。
私が生きているべきならば、主は必ずや御守りくださいます。
信仰を貫いたまま命をまた落としたとしても、それは信仰の上の死……「殉教」です。
主はそのような者を神の国へと導いて下さいます。私はもうそれを経験しました。故に、死すらも怖くありません。そもそも封印が即ち死を意味するのかすら解りませんが……。

ですが、無為な闘争は主の御心に反します。故に、トリムルティの行為を主はお許しにならないでしょう。

貴女がそのように信じるのならば、自ら見た物を信じなさい。貴女が私と違う物を見ることがあるならば、その時にまた考えましょう。
その憐れみの心を忘れずに……
[そう言うと、笑顔でくしゃくしゃと頭をなでた]
(240)2006/01/22 02:24:14
流れ者 ギルバート
[メイの言葉に苦笑して]
すまない…。欲望の赴くままに事の重大さを理解せずに戦いを挑んでしまって…。

…暫く考えさせて欲しい。

[慕っていた者に対する懺悔は既に届かない。
取り返しの付かない事だと言う事が心を痛めギルバートは*月光を肩に載せた*]
(241)2006/01/22 02:24:37
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/22 02:25:10
牧童 トビー
[メイの言葉に驚いたように。]

止めるために、戦う?
トリムルティが反逆者だからでは、なくて?
(242)2006/01/22 02:26:33
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/01/22 02:27:44
書生 ハーヴェイ
[セシリア向かって、]

私だけが知っていた事だったのか……此れは。
でも、私も詳しくは知らない。偶然、私はこの事を知っていて……。彼はセシリアとはまた違った形で、私の恩人でも有るのです。

私達が知っている様に、時間が過ぎれば。
何時ものナサニエルに戻るでしょう……。

[ハーヴェイは希望的観測の様にそう告げると、ナサニエルに合わせて歩き始めた。]
(243)2006/01/22 02:36:07
文学少女 セシリア
[考え、言いあぐねいている様子のハーヴェイ。
返答を待っている間に、トビーがメイへと何か問い掛けていた。]
(244)2006/01/22 02:36:27
学生 メイ
[ギルバートを黙って見たあと、トビーの言葉に体を向き直す]

おかしいかな。だって
もう誰かが死んだりするのいやなの。

私も、よく分かってなかったけど、死ぬのは凄く怖いことなんだって。人間は、生きることが楽しすぎるから、死ぬのがイヤなんだろうって思ってたけど、違うんだね。
今、私、死ぬのが怖い。他の人が死ぬのも凄く怖い。

だから、トリムルティを止めたい。おかしいかな?
…きっと、もしこれが反逆者じゃなくても、女神様の意志でも、私はやめてって止めるよ。
(245)2006/01/22 02:37:57
文学少女 セシリア
… …。

[何も問う事もできず。歩き始める2人。見送る事しか出来ない。]
(246)2006/01/22 02:39:55
冒険家 ナサニエル
[ハーヴェイの言葉に顔を向け「発作」を抑え無理に微笑み、
肩を借り幾歩か歩いた所で…ナサニエルの意識は一瞬空白になる。外周回廊の壁に倒れこみ右手の指が刃となり爪となる。爪先が青い刃が壁を削る]

グ… ガァァ

[何かを堪えるような喘ぎを声をあげ左の手も刃へと変化していく]
(247)2006/01/22 02:40:29
書生 ハーヴェイ
[振り返りながら、]

彼を支えて行きます。
……トリムルティの話は、また後程……。

メイ、貴方は私とナサニエルがトリムルティだと信じているから、止めると言う言葉が出てくるのですね。
……私は逃げません。

ナサニエルが何者なのか、ナサニエルが告げたメイがトリムルティと言う言葉は真実なのか……考えます。


ルーサー、貴方も本当に見えるのならトリムルティを三人見つけて下さい……。
(248)2006/01/22 02:40:45
文学少女 セシリア
止める…か…

…トリムルティの真意とは、一体何なのだろうな…

何の為に…

[瞬間、ナサニエルから獣の唸るような声が、聞こえた]


… …!?
(249)2006/01/22 02:43:13
牧童 トビー
[その答えに、眼を見開いて、一歩退いた。

「…きっと、もしこれが反逆者じゃなくても、女神様の意志でも、私はやめてって止めるよ。」

だが、即座にそれをあってはならないことだと決めつけることもできず、言葉を失う。
呼吸が乱れた。

背後から、異様な喘ぎがあがる。]
(250)2006/01/22 02:43:15
学生 メイは、冒険家 ナサニエル咆吼に振り返る。
2006/01/22 02:44:23
書生 ハーヴェイ
[数歩歩いた所で、ナサニエルの様子が急変した。ハーヴェイから無理矢理離れる様に外周回廊に手を付き、長く伸びた鋭い爪がギシギシと嫌な音を立てる……。]
[ハーヴェイは初めて見るナサニエルの発作の光景の凄惨さに、息を呑んだ。]

ナサニエル!!
(251)2006/01/22 02:45:02
学生 ラッセル
―壁龕―

[がば、と起き上がる。
自分の意識を引き戻したモノが、壁を削る音だと気付いたのは伝わる振動からだった。そして、何かの咆哮。
…なにかまた、異常が起こっている。]

…………っ……ぁ…うッ……!
はァッ……
[急に身を起こした事により、全身が更に激しく痛む。胸を掻き毟る。

………それが、自分がまだ生きている事を、否が応にも教えて来る。]
(252)2006/01/22 02:48:53
冒険家 ナサニエル
[壁に爪を突きたてたまま荒い呼吸を繰り返し]

私から離れて下さい…。

[何時かハーヴェイが「狂乱」に遭遇しかけた時と同じ言葉を呟く。丸い汗が額にふつふつと浮き、吐いた。ナサニエル自身の背によって見えない為に水音が滴る音のみが聞こえた]
(253)2006/01/22 02:49:16
書生 ハーヴェイ
[聞き覚えの有る台詞を、ナサニエルが口にした。音はくぐもっていて上手く聞き取れない。だが、ハーヴェイは一番最初に其の言葉を聞いた時の事を思い出さずにはいられなかった。]

[拒絶するナサニエルに駆け寄る。]
(254)2006/01/22 02:53:41
牧師 ルーサー
[メイの頭から手を離しながら]
貴女がそれを出来ると信じるならば、そうしなさい。我々は主以外の誰かに縛られることなど無い……貴女は、貴女の信じる道を行きなさい。
私は、私の信じる道を行きます。もし、貴女の道が私の行く手を遮る事があれば、その時はご覚悟の程を……
[と、ここまで話している最中、遠吠えのような音を聞いてそちらを振り向く]
……?……トリムルティの一柱たるナサニエルさん、ついに獣にまで成り果てましたか……?
[メイから離れ、飛び退ってストールを構えた]
(255)2006/01/22 02:55:05
冒険家 ナサニエルは、何かを耐えるように肩を震わせ水音をもう一度響かせると
2006/01/22 02:55:57
冒険家 ナサニエルは、駆け寄ったハーヴェイを腹から肩へと躊躇いなく切り裂いた。
2006/01/22 02:57:14
文学少女 セシリア

――ハーヴェイ…ッ!!

[声を掛けた時には既に、血飛沫が、空に舞っていた。
ナサニエルが、ハーヴェイを――切り裂く。]
(256)2006/01/22 02:59:00
学生 メイは、冒険家 ナサニエルに息を呑む。なっ?!
2006/01/22 02:59:07
牧童 トビーは、冒険家 ナサニエルの凶荒に息を呑んだ。
2006/01/22 02:59:08
書生 ハーヴェイ
[突然のナサニエルの行動に、ハーヴェイは何も出来ない。ハーヴェイの視界が吹き上げる自らの血で深紅に染まり、ハーヴェイは前のめりに腹部を抑えてよろめいた。]

……ナサニエル、駄目だ……。
壁龕まで……。
(257)2006/01/22 03:02:11
冒険家 ナサニエルは、ふらりと立ち上がった。青い爪が普段よりも長く伸びる。
2006/01/22 03:03:02
牧師 ルーサー
[ハーヴェイが鋭い爪で切り裂かれる。友と呼んだ男を躊躇無く引き裂く姿は、獣の其れという表現以外の形容が無かった]

「私は見た。見よ。青ざめた馬であった。これに乗っている者の名は死といい、そのあとにはハデスがつき従った。
彼らに地上の四分の一を剣と飢饉と死病と地上の獣によって殺す権威が与えられた」

……まるで黙示録の獣、ですね。最早救い難い……
[悲しげな笑みをナサニエルに向けると、防御体勢のまま、ナサニエルを見捨てて*コーネリアスとステラが対峙する側へ*]
(258)2006/01/22 03:03:42
冒険家 ナサニエルは、書生 ハーヴェイにのみ顔を向けている。他の死神からは表情は読み取れず。
2006/01/22 03:04:44
牧師 ルーサーはメモを貼った。
2006/01/22 03:05:15
学生 ラッセル
[黒曜の壁を通して伝わる空気がおかしい。
明らかな異常さを孕んだ。
痛みを、眩暈を堪え、壁伝いに立ち上がる。
Ancient Spiritが発動。痛覚を鈍らせる。
戸を開き回廊へと出ると…

1つの壁龕を挟んで。
ハーヴェイが、血を流していた。
そして、ナサニエルの背。]

………なっ?!!!
(259)2006/01/22 03:05:35
書生 ハーヴェイ
[ハーヴェイの名を呼ぶセシリアの声、息を呑む複数の気配……。]

セシリア、メイ……。
……来ては行けない。

[ハーヴェイはナサニエルの爪が普段よりも尖っている事に気付きなら、じっとナサニエルの眼を見つめた。正面から。ナサニエルの狂乱と対峙する様に。]
(260)2006/01/22 03:07:51
冒険家 ナサニエルは、書生 ハーヴェイの言葉に答えず回し蹴りを放った。床に減り込ませる為に。
2006/01/22 03:07:56
学生 ラッセルは、こっそりとあとずさる。   ―回廊―
2006/01/22 03:09:02
文学少女 セシリア
[言葉の鎖を出現させ、木の葉の形の栞を手に構え。
しかし、そこまでしか動けない。

動け。

動け。

また動けずに、ただ失うのか。]


…鎖よ…ッ!

[意志を込め、言葉の鎖をナサニエルへと向けようとした時――

――ハーヴェイが、それを制止した]
(261)2006/01/22 03:10:10
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/01/22 03:10:13
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/22 03:10:58
学生 メイ
[メイはラッセルに気付くと、少し逡巡したあとトンファを取り出しナサニエルとの距離をじりと詰めた]
(262)2006/01/22 03:12:05
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/22 03:13:40
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/01/22 03:14:49
学生 ラッセル
―回廊―

[メイを、目で制す。
背後から見たナサニエルの様子が明らかにおかしい。ナサニエルがハーヴェイを傷つけることがある訳無い。
何かがおかしい。近付いてはいけない。
…一歩、また一歩と回廊を後ずさる。]
(263)2006/01/22 03:17:22
書生 ハーヴェイ
[ナサニエルからは眼を逸らさずに、セシリアに向けて話す。]

何故彼が私の恩人かと言うと……、セシリアにもネリーにも見せなかった私の戦闘形態を偶然彼が知り、助けれくれた過去が有るからです。

[あの日の木漏れ日を思い返す様に瞬間的に眼を閉じる。ナサニエルが蹴りを放つのが気配で分かった。]

醜い姿です……。
………貴方には、お見せしたくなかったのですが。

[そう言って微笑したハーヴェイの背中の肩甲骨のあたりから、暗赤色に濡れた腕が2本、唐突に生えた。1本は腹部の傷を庇う様に身体を抱き、もう1本は掌を広げナサニエルの蹴りを受け止める。
ハーヴェイはその隙に本来の右手を床に付き、蹴りを受け止めた反動で素早く回転する様にして、ナサニエルと距離を開けた。]
(264)2006/01/22 03:19:50
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/01/22 03:24:54
学生 ラッセルは、書生 ハーヴェイの変貌に驚き。見てはいけないのだろうと思いながら目を逸らせず
2006/01/22 03:26:40
文学少女 セシリア
[ハーヴェイの姿が、戦闘形態へと変貌した。どす黒い血のような赤褐色の――腕。

思わず、息を呑んだ。

何時も思慮深く、落ち着いた相貌のハーヴェイ。だが今は。彼の背中は。]
(265)2006/01/22 03:27:11
学生 メイはメモを貼った。
2006/01/22 03:30:48
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/01/22 03:32:56
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルは受け止められた事に何も感じておらず、
だらりと前屈の姿勢になり右爪を掌側を上にして床につけると、顔だけハーヴェイへと向けた。ナサニエルの青い双眸はハーヴェイを友と認識していない。長く伸びた左爪が硬質な音を響かせる]

[バラリと南京錠が空中に発現した]

[ナサニエルの意識ある時には見覚えのあるハーヴェイの姿。
そして、初めてハーヴェイが最も隠す姿に会ったのは…ナサニエルがよく好む木陰によく似た場所でだった]
(266)2006/01/22 03:33:27
冒険家 ナサニエルは、目標へと向かって疾駆した。青いコートが翻る。
2006/01/22 03:34:33
文学少女 セシリア
[言葉の鎖が小さな音を立てながら、ゆらゆら揺れる。

心理状態を表すかのように、ゆらゆらと。]
(267)2006/01/22 03:36:50
牧童 トビー
[ナサニエルとハーヴェイの変貌に、身体をこわばらせた。
唇の内側に、犬歯の先端が鋭く当たる。
至近距離での唐突な戦闘形態への変化に、自分の身体も反応しかけているのだと気づいた。

自分の変化を制御したことなどない。
だが、ここで変身し我を失えば……。
同じことをくり返すわけにはいかない。
ぎゅっと右手を握りしめる。]
(268)2006/01/22 03:38:21
書生 ハーヴェイ
[ナサニエルに対峙して立つ、ハーヴェイの「腕」の片方は血の滴る腹部を庇ったまま、片方は曲げられた形で背面に揺らめいている。もし複数の腕が、インドの神の様に一定の法則を角度を保っていればそれなりに美しかったかもしれないが……。]

『あの時と同じだ……。
ナサニエルが一番醜い私の姿を知っていたから、浅ましいあの姿を知っていたから。私は彼の前で姿を変える事が出来た。』

[セシリアが息を呑む気配に、小さな笑みを浮かべた。]

『……セシリア。』

[右掌から漆黒の鞭を取り出し、疾駆してくるナサニエルに自らも滑る様に間合いを詰めた。]
(269)2006/01/22 03:38:50
文学少女 セシリア

……あ…

[小さな笑みが、己に向けられた事は直ぐに理解できた。
変わらぬ笑み。どこか儚げな。

以前にも、何処かで。
記憶を、呼び覚ます。

以前にも、何処かで。
銀の栞を持って――命を紡ぐ前に。ハーヴェイ。]


…ハーヴェイッ!
(270)2006/01/22 03:43:43
冒険家 ナサニエル
[双眸が細められると地を蹴り壁を蹴りハーヴェイの頭部側面から襲い掛かった。1つだけ背に揺らめく腕を無効化するように。庇う腕を切り落とす為に。効果的に南京錠は発現を繰り返す]

[唸り声が響く]

[ 「大丈夫ですか?」
自分で治療を施そうとするハーヴェイの前に、
前方の木陰から微笑みを浮かべてナサニエルは現れた。 ]
(271)2006/01/22 03:48:04
書生 ハーヴェイ
セシリア、貴方には感謝しています。
何時も、今、こんな時でさえ……。

[ナサニエルの爪が腹部を庇う腕を切り落とそうと襲いかかる。ハーヴェイは、爪の軌道を逸らし、逆に切り掛かる為に鱗の尖った鞭を放つ。しかし、ナサニエルの南京錠が行く手を阻み上手くヒットしない。]

ナサニエルが容赦無く攻撃的で有りながら、技巧的な戦闘をする。
……何時もは穏やかであるのに。

[ハーヴェイは鞭を掌の中にしまい込み、蛇を体内にくぐらせる様に今度は背面に揺れる腕に握らせた。其れは不気味な両腕がまぎれもなくハーヴェイの身体の一部である事を示していた。]
(272)2006/01/22 04:03:55
書生 ハーヴェイ
[「私に近寄るな……。」
あの時のハーヴェイは長い髪を振り乱し、バランスを欠いた身体で倒れ込みそうになりながら、ナサニエルを睨みつけた。
ハーヴェイが自らに施そうとして居た治療は、先ず余分な手足を切り落とす事。どう見てもナサニエルには奇異に映った事だろう。]
(273)2006/01/22 04:04:04
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルの背面から肩を狙って、鞭を放った。
2006/01/22 04:12:10
冒険家 ナサニエル
ガァァ……

[鞭を手を床について全身を低くしてやり過ごすと、床に手をついた反動でハーヴェイの顎を蹴り上げるよう脚蹴り。体を伸びきらせる事なく、すぐ低く構えると爪を横薙ぎに振るう。振るったかと思うと一瞬後にはその場所にはもう居ない]

[ 「しかし傷ついています。私に出来る事はありませんか?」
ハーヴェイを安心させるように
ナサニエルは優しく微笑みを浮かべて語りかけた。
その奇異としか捉えられるしかない行動に、少しも驚きを浮かべる事なく。見ても逃げる事も息を呑む事もしなかった]
(274)2006/01/22 04:18:56
学生 メイはメモを貼った。
2006/01/22 04:29:48
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/22 04:31:13
牧童 トビーはメモを貼った。
2006/01/22 04:31:48
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/22 04:34:45
書生 ハーヴェイ
[相手の動きを予測して先手を打つ事を必要とする、ハーヴェイの戦い方では、獣の様に向かって来るナサニエルには対処の仕様がなかった。次第に防戦一方になり、焦燥に駆られ出す。]

ナサニエル!!
私は君にどうすればいい?
……狂乱の発作を…まさに狂乱を治める方法は無いのか!!

[何時しかハーヴェイは場所も周囲も忘れ、絶叫していた。]
(275)2006/01/22 04:35:56
書生 ハーヴェイ
[あの時……。
驚かないナサニエルに寧ろハーヴェイが驚いた。
『……切り落としてもすぐ再生する。だから、此れは此れでいい。それより、何を考えてる?』
警戒する言葉を続けた。
本当はこれ以上身体が増殖しない様に体をの一部を縛り、睡眠を取る事が必要だった。縛るのは止血とさほど作業は変わらない。傷ついたハーヴェイには困難だったが。
後、見知らぬ死神の前で……女の身体から男の身体に戻る事は躊躇われた。ハーヴェイは知らぬにせよ、死神にはあらゆる戦闘形態を持つ者がいるだろう。だが、姉に似た女の姿に成る事を、他者に知られるのは余りにも苦痛だった。]
(276)2006/01/22 04:36:13
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/01/22 04:38:44
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/01/22 04:39:59
文学少女 セシリア
[入り込む事が出来ない。ハーヴェイの声が、響き渡る。

青い軌跡を残しながら、尚もナサニエルはハーヴェイを追い詰めていく。

このままでは――いけない。

意を決して木の葉の形の栞を撃ち出すが――南京錠の前に、阻められた。]
(277)2006/01/22 04:43:14
冒険家 ナサニエル
[眸がハーヴェイの焦りを感じとると再度細められた。隙をついて階段途中にある踊り場へと爪に引っ掛けるようにして投げ飛ばす]

[ 「何をとは何でしょうか?私はただ…傷ついている死神を見逃す事が出来ないだけです。よければ、私が止血させて頂きますがどうでしょうか?」
ハーヴェイの返答を聞く前に手際よくナサニエルは手当てを施していく。紛争が続く地域で、よくこのように時にはハーヴェイよりも酷い人間の手当てをした事もある。
 「これでいいでしょうか?」
手当てが終わると微笑んだ。
危害がない事を示すように下がって。 ]
(278)2006/01/22 04:51:13
書生 ハーヴェイ
[まるで理性を失ったかの様な姿で、ナサニエルの身体能力は極まっている様に見える。ハーヴェイの叫びはナサニエルに届く事は無く、投げ飛ばされたハーヴェイは、階段に背中を強かに打ち付け、ナサニエルに切り裂かれながらもなんとか傷口を庇っていた手がぐにゃりと嫌な角度に折れ曲がり、離れた。]

[その時、セシリアが栞を放ち、ナサニエルの南京錠に阻まれるのが、昏倒し斜めになった視界に映った。]

駄目だ、セシリア!!
貴方が危ない……っ。
……ナサニエル!!

[ハーヴェイの感情は絶望のボルテージが上がり、軋み、頬には何時しか一筋の涙が流れている。ハーヴェイは体が次第に熱を帯び、或る変化を始めた事を自覚した。警鐘の様に心臓の音が聞こえた。]
(279)2006/01/22 05:10:05
書生 ハーヴェイ
─回想─

[手当てを事も無げに終えた礼儀正しく見える程律儀に距離を置いたナサニエルに、ハーヴェイは無防備な程、眼を丸くした。

『奇特な趣味だと言われる事はないのか?
……見ず知らずの私が目の前で死んでも、何の問題もないだろうに』

ナサニエルは微笑みを返した。
ハーヴェイはつられて笑った。笑うと傷口が軋んだ。
そしてそのまま、ナサニエルの目の前で意識を失った。]
(280)2006/01/22 05:10:53
文学少女 セシリア
[投げ飛ばされたハーヴェイからの叫び声が聞こえた。駄目だと。危ないと。

暴君とネリーの間に入り込んだときの様に、ハーヴェイとナサニエルの間に入った。

凍る様な冷たい青の双眸が――此方を向いている。]
(281)2006/01/22 05:16:48
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルはセシリアを見つめた。
そこには普段のセシリアを包み込むような微笑みはない。垂れ下がるように爪が床近くを揺れた]

[「影で臆病者と言われている事は知っています。私はナサニエルと言います。血の騎士の1人、ナサニエルです。」
ハーヴェイの言葉に、穏やかに微笑むと斃れたハーヴェイの傍らに付き添っていた。目を覚ますまでハーヴェイを護るかのように]
(282)2006/01/22 05:21:55
牧童 トビー
セシリア!

[踊り場の床に叩きつけられたハーヴェイを庇うように、セシリアが立つ。
止めなければ、と思うが、身体は重くてとても本来の速度では動かない。]
(283)2006/01/22 05:23:19
文学少女 セシリア
[トビーの声に、ほんの僅か微笑んだ気がした。
戦闘形態になる事無く、言葉の鎖をナサニエルへと向ける。

南京錠に阻まれながらも、意志を持った鎖は角度を変え、進む――]
(284)2006/01/22 05:27:22
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルの双眸は
暖かいや冷たいといった感情は浮かんでいない]

グゥ ァアア!!!

[何かに抗うような声を出しよろめいた。霊液に似た液体を咳き込むように吐き出す。肩で荒く息をつき…
鎖を爪で断ち切るように弾く]
(285)2006/01/22 05:32:15
書生 ハーヴェイ
─回想─

[意識を失う寸前、ナサニエルの名を聞いた。
何かが満たされた様な気がしたのはなんだったのか。

ハーヴェイが目を覚ますと、ナサニエルは傍らで頬笑んで居た。ハーヴェイが男の身体に戻っていても何事もなかったかのように。
……再び、安堵した。

「有り難う……。私の名はハーヴェイと言う。」

それから、時々ハーヴェイはナサニエルが居る木陰を訪れる様になった。]
(286)2006/01/22 05:32:34
書生 ハーヴェイ
[セシリアがナサニエルに対峙している。ハーヴェイの鼓動はさらに速くなる。ハーヴェイは自分でも理解出来ない…だが、迸る感情に制御が出来なくなって行く。体が次第に熱を帯び、あの時の様に徐々に身体が変化して行くのを感じた。]

[唐突に、

密に濡れる様な感触がハーヴェイの全身に快楽の様に広がる。


「嗚呼」とハーヴェイの口元から吐息が漏れ、


……膝を付いたまま反らされた胸が膨らみ始め、腰は丸みを帯び……。変化した身体のラインをなぞる様に、真っ直ぐな髪が長くなりながら滑っていく。]
(287)2006/01/22 05:35:33
書生 ハーヴェイ
[濡れた様な艶の赤いローブを纏った、ハーヴェイによく似た女が其処に居た。]
(288)2006/01/22 05:35:44
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルに向かって、大きく跳んだ。
2006/01/22 05:36:42
文学少女 セシリア
……ッ!

[打ち砕かれた鎖を気に掛ける事無く、もう1本の言葉の鎖を伸ばし出す。
幾重にも絡ませられれば、動きを封じる事は出来る。そう信じて。

木の葉の栞で前後左右からナサニエルを狙った。]
(289)2006/01/22 05:36:51
文学少女 セシリアは、上空を飛ぶ赤い影に、僅かな間目を奪われた。
2006/01/22 05:38:11
冒険家 ナサニエル
[前後左右から襲い来る栞を四方向に一瞬にして南京錠を発現。弾き言葉の鎖が走る下を疾駆してセシリアに接近すると下から爪の斬撃を振るう]

[ナサニエルはハーヴェイに似て非なるものの気配を感じた]

─回想─

[ハーヴェイに初めて「発作」…「狂乱」に至る事を知られたのは何時だったろうか。常日頃からいる木陰から時折いなくなる事に小説家の勘と好奇心から気付かれた事。行き先が冥界である事に気付かれたのは]
(290)2006/01/22 05:43:14
文学少女 セシリア
[ざしゅっ]

……っ…あ…

[其のほんの僅かな間が、隙となった。空となった。
咄嗟に身を捻ったものの、左脇腹から左上腕ごと、大きく切り裂かれる。

鮮血が奔った。]
(291)2006/01/22 05:49:17
書生 ハーヴェイ
[女はナサニエルの背後に着地した。セシリアに傷を負わせた事に気を奪われている隙に、後ろから三本の腕と鞭でナサニエルを羽交い締めにし、拘束する。]

……ナサニエル、駄目だよ。
此処でおしまいだ。

[何時ものハーヴェイより少し高い、優しく掠れた声で女は囁いた。]

─回想─
[「君は穏やかな顔をして何かを隠している。隠している事自体をどうこう言うつもりは無い。只、見つけてしまった事を黙っておく事が出来なかった。」
冗談の様に軽く言った。
ハーヴェイより長く生き、許容範囲の広いナサニエルに何か秘密が有っても不思議ではなかった。]
(292)2006/01/22 05:54:18
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルは止まらない。
下からの斬撃によりセシリアの左脇腹から先程のナサニエルと同様に内臓が僅か覗き左上腕部は3本の深い爪痕を残した。返す爪でセシリアの右頭部から左胸にかけて振るった]
(293)2006/01/22 05:54:47
牧童 トビー
[セシリアの身体から、鮮血がしぶく。
駆け出した瞬間、両腕は長大な鎌に変じていた。
傷ついていたはずの左腕の先端を延ばして、ナサニエルの爪を受け止める。]
(294)2006/01/22 05:55:52
文学少女 セシリア
[崩れる様に倒れ、階段を一段転げ落ちる。
メイが、ラッセルが、ギルバートが、名を呼んだ気がした。

トビーが駆けた気がした。金属のような、其れとは違うような、擦れ合う異音。

血溜まりの中、立ち上がれない。気が、遠く。]
(295)2006/01/22 05:59:27
書生 ハーヴェイ
[締め上げるナサニエルの関節は軋み、鞭で拘束された箇所からは血が流れ出している。其れでも止まらないナサニエルを拘束したまま、ハーヴェイはダガーを取り出し、ナサニエルの右肩に振り下ろした。

一番近い壁龕にナサニエルごと飛び込み、自分の身体で蓋をする。]
(296)2006/01/22 06:02:03
冒険家 ナサニエル
[耳元でハスキーな女性の声が聴こえる。ナサニエルの耳には意味が理解出来ないというのに。ハーヴェイに拘束され唸り声から…咆哮をあげた]

ガァァァァァ!!!!

─回想─

[「離れて下さい…」
「狂乱」の最中…「発作」の最中に一時意識が戻った時にハーヴェイに遭遇した。その場から去るよう必死に願い離れてもらうと、数日後ナサニエルは何時もの木陰へと戻った。ハーヴェイの笑みに眸を瞬かせてナサニエルは微笑む。そして呟きのように静かにゆっくりと「狂乱」の事を話し始めたのだった]
(297)2006/01/22 06:04:41
牧童 トビー
[ハーヴェイが、ナサニエルと共に壁龕に飛び込んだ。
敵を見失った身体は、速やかに元に戻ろうとする。

血だまりに倒れたセシリアが、動かない。]

だめ、だ……。
戻ったらまた動けなくなってしまう……。

[身体の結晶化を維持したまま、両腕を人間のそれに近づける。
無理な変形に、全身の骨格が悲鳴をあげる。
そっとセシリアの身体を持ち上げて。
開いている壁龕を探し、必死に身体を動かした。]
(298)2006/01/22 06:09:34
書生 ハーヴェイ
[壁龕に入ってもナサニエルの狂乱が治まる訳では無い。
ハーヴェイは入口が封鎖されるまでの時間を必死で耐えた。

自分に向かって来るナサニエルの爪に引き裂かれながら。
ハーヴェイもナサニエルの身体を何度も何度もダガーで突き刺した。

黒曜石の扉が閉まり切る寸前、セシリアとトビーを見つめる女の双眸が、何時ものハーヴェイの様に一瞬揺れた。

それは姉に出会えた喜びなのか。セシリアにあれほどまでに忌避した姿を晒した事の後悔なのか。セシリア達から狂乱を遠ざける事が出来た達成感なのか…。]
(299)2006/01/22 06:11:29
書生 ハーヴェイは、牧童 トビーに頷いた。
2006/01/22 06:11:34
文学少女 セシリア
[身体が、誰かに抱えられたのを感じた。出血の所為か、視界が朦朧とする。
気配はトビーの其れだった。自然と、言葉が紡がれた。
気が遠いままに。無意識に。掠れた言葉で。]


……ト…ビー…だな……?


…さっきは…えらそうに、ものを…言ったが……大半は、受け売りだ……

…私はむかし、1人の死神を…ともとした……

……いわれたのだよ……おなじ様な事を……


…わたしは……闇の眷属らしく、みえないだろう……?

…そう思えるのなら…きっと、おまえも……………

[ふと、*セシリアの意識は途切れた*。]
(300)2006/01/22 06:16:22
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/22 06:19:06
牧童 トビー
セシリア!
無理に喋らないで……。

[壁龕にそっとセシリアを横たえると、外から扉を閉めた。]
(301)2006/01/22 06:21:16
牧童 トビーはメモを貼った。
2006/01/22 06:21:47
冒険家 ナサニエル
[トビーの爪は確かに、ナサニエルの爪を受け止め何本かを角度との関係からも確実に折った。だが残る爪は長く伸びセシリアを傷つけた。右肩を傷つけられ、ナサニエルのセシリアへの凶行は止まる]

[壁龕に入っても、
ナサニエルは止まる事のない「狂乱」をハーヴェイに叩きつける。だが狭い壁龕内ではナサニエルの方が不利であった。ハーヴェイが肩を腕を手を胸を…ダガーで届く範囲の箇所を突き刺す。南京錠の発現の隙間を縫い。血の飛沫が岩肌に飛び散った]

[ナサニエルとハーヴェイを、
胎内におさめるように…黒曜石の扉が閉じた]
(302)2006/01/22 06:24:27
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/01/22 06:25:52
牧童 トビー
[隣の壁龕に入る。
暗闇の中で腕を生身のそれに戻すと、新しい傷口からぼとぼとと血が落ちた。
神経を、遮断されてきた痛みの信号が駆け巡る。

祈るように眼を閉じる。
右手に、眼鏡のケースを*握りしめた。*]
(303)2006/01/22 06:30:38
書生 ハーヴェイ
─壁龕の中─
[暗い胎内の様な場所で、回復する傍から殺し合う様にお互いに血を流し合う。ナサニエルの青い瞳はハーヴェイを映さない。]

……ナサニエル。
ナサニエル。
ナサニエル。

[今、ハーヴェイが女の姿で在る所為だろうか。まともな言葉を発する事も出来ないナサニエルを拘束し、突き刺し、時に白いその胸に抱きしめながら。……何時しか、ハーヴェイは腹の底から愉快そうな恍惚とした*笑みを浮かべて居た*。]
(304)2006/01/22 06:38:25
冒険家 ナサニエル
─壁龕の中─

[闇い壁龕の中青い双眸が揺らめき、
時が立つにつれ互いが互いを死神の武器で嬲る事によって血が流されていく。足元にはナサニエルとハーヴェイの血が滴り落ちた血だまり。…互いの服は*血で染まっていった*]
(305)2006/01/22 06:54:41
冒険家 ナサニエルは、書生 ハーヴェイに話の続きを促した。
2006/01/22 06:55:12
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/01/22 09:08:45
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/01/22 10:26:44
文学少女 セシリア
[壁龕の中、気を失った中。遥か遠い日の記憶が甦る。
何時だったろう。何処だったろうと。其れは人間の見る夢のように。
其れは己がまだ、以前のトビーのような瞳をしていた頃の"夢"。


―セシリア様―

―いつかきっと、セシリア様にも解かる日が来ると思います―

―きっと…―


鮮やかな新緑のイメージが、何時かの友の微笑みが、"夢"を優しく満たした。]
(306)2006/01/22 19:50:01
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/22 19:50:55
牧童 トビー
―壁龕―
[闇の中でささやく。]
「女神」よ。母の母なる方。
僕はあなたの不可視の大鎌の刃、あなたの月光の紅の一滴です。
どうか僕の裡にある悪夢を鎮め、死の平穏へと導いてください。
安らかな消滅を与える者であるに、相応しくあるようにと。

僕はまだ死ぬべき刻の至っていない者を殺しました。
彼の憎しみが許せなかった……。
人間はいつもずるい。
護るべきものがあれば、殺していいのだというなら……。
アルバが殺した死神たちはどうなるのですか。
その死に異議を唱える資格さえ、彼らにはないのですか……。
僕は……、彼らの記憶をあなたのもとへ還すことさえできなかった。
僕は……、僕は……彼らのために戦うべきじゃない。
そんなことは解っている……。

もしそれがあなたのご意思なら、僕らは皆ここで死ぬべきです。
そんなことは解っている……。
(307)2006/01/22 20:58:07
牧童 トビーはメモを貼った。
2006/01/22 20:59:18
学生 メイ
-回廊-

[ナサニエルとハーヴェイ、セシリア、トビーがそれぞれ壁龕に入り、回廊はしんとした静謐を湛えている。
気が抜けたように、メイはその壁により掛かる]
(308)2006/01/22 21:03:52
学生 メイはメモを貼った。
2006/01/22 21:07:06
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/22 21:13:26
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/01/22 21:21:30
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/01/22 21:22:47
美術商 ヒューバート
[ステラを壁龕の中に横たえ、ヒューバートはアリーナに現れた。黒馬を駆り、抜き身の黒剣を持っている]

御領主は何処。
(309)2006/01/22 21:27:10
美術商 ヒューバート
そこに居られたか…。
物思いに耽っているのならば*待たせて頂こう*
(310)2006/01/22 21:32:46
牧童 トビー
―回廊―

[壁龕から出る。
回廊はひどく静かだった。

隣の壁龕に近づく。
扉はまだ閉まっている。
そっとその黒曜石の滑らかな表面に触れる。]
(311)2006/01/22 21:46:16
学生 メイは、牧童 トビーが壁龕から出てきたのに気付いた。
2006/01/22 21:51:56
書生 ハーヴェイ
─壁龕─
[ハーヴェイの生前の記憶が蘇る。
……未だ、姉が生きていた頃の記憶。


───油絵の具とシンナーの匂いのする部屋。
引き裂かれたキャンバスが何枚も転がる、其の隙間にフローリングの床が見える。

ハーヴェイは、愛する姉の悲痛な叫び声と、何度も何度もペインティングナイフを突き立てられる痛みに耐えている。

『姉さん……。』
ハーヴェイは呟きながらも、姉を見ない。
何故なら、ハーヴェイによく似た色の姉の瞳には、彼の姿が映らない事を知っていたから。……もう何年も、狂気に飲み込まれていた彼女の瞳には、彼女が愛し、裏切られ、傷つけられた一人の男しか映っていなかった。
(312)2006/01/22 21:53:30
学生 ラッセル
―回廊―

[惨劇が去ったあとの回廊はとても静かだった。
その中で、数少ない動くもの。
メイが、壁にもたれかかる。
ラッセルは、メイに駆け寄った。足下で、惨劇の残滓の血溜まりがぴしゃぴしゃと跳ねた。]

メイ...大丈夫か?
(313)2006/01/22 21:53:50
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/01/22 21:55:07
書生 ハーヴェイ
男は世紀に名を残す天才画家で、ハーヴェイの姉も其の男と関われなければ、その男を愛さなければ……、或いは女性で無ければ、男よりも才能を発揮する事が出来ただろう。

彼女を裏切っては、追い詰める男。

身を引こうとすれば、
雪の中何時間でも彼女の名を叫び続け。
彼女の芸術の魂に激しい炎を灯し、
そして其れを根刮ぎ奪う。

男の才能は確かに誰の目にも明らかだったが。

男と関わる事で、社会的な信用を失い、発表の場を失い、作品内容の同化…とも言える類似、裏切りと報復、悲鳴をあげ歪んで行く精神、発揮出来ない才能、入退院と自殺未遂、殺人未遂……。


『彼女が、私に何かを望めば』
また違っていたかもしれない。
だが、姉が求めていたのは、その男だけだった。

ハーヴェイは姉が追い詰められて行くのを、只、傍で見守り続けた……。]
(314)2006/01/22 21:56:29
書生 ハーヴェイ
[嵐の様な毎日は唐突に幕を下ろした。

突然道に飛び出した姉は、ハーヴェイの目の前で事故死したのだ。
男が好んで着ていたのと似たコートを着た人影が見えた……。姉は男の幻影を追いかけて勝手に死んだ。

ハーヴェイに、唐突に空虚が訪れた。
等に両親を始め親類とは縁が切れていた。嘗て華やかだったサロンからも遠離っていた。ハーヴェイは姉と暮らした家で独り、酒に浸りながら小説を書いた。]

[只一人ハーヴェイを支えてくれたのは、当時新米記者だったソフィ。執筆を静かな情熱で支えながら、立ち直る事を願ってくれて居た。]

私は彼女の好意を知っていた。
とても感謝していた。
今でも、私の最後の小説が出版されているのを見る事が出来るのは、
(315)2006/01/22 21:57:39
学生 メイ
[メイはラッセルに顔を向けて微笑んだ]

ん、平気。
私何もされてないし。
…ラッセルは? だいじょぶ?
回復した?
(316)2006/01/22 21:57:55
文学少女 セシリア
[人間が眠りから覚める様に、意識が戻る。"夢"の残骸が僅かに頭に残ったまま。]

………つう……

[余程深かったのか、それともナサニエルの爪の威力か。
暴君に付けられたガロットの傷。それと左上腕と右肩の傷はほぼ回復していた。だが、壁龕の治癒効果を持ってしても、左脇腹の傷は塞がっただけで、完全に癒えてはいなかった。内側に鈍い痛みが走る]
(317)2006/01/22 21:58:22
流れ者 ギルバート
―階段―
[ギルバートは一人で考え事をしていた。ナサニエルとハーヴェイの変貌。
考えなければならない事が多すぎる。]
ナサニエル、お前のあの変化は一体…。

[刀を持ち、握る。
刀から伝わってくる熱から激闘の疲れは大分抜け、回復していることを認識する。
ギルバートはアリーナの方を見つめている。]
(318)2006/01/22 22:01:32
書生 ハーヴェイ
彼女と……セシリアのお陰だ。
心から感謝しています、セシリア。

[ふと瞼に浮かぶ、
銀色に輝く栞を持ったセシリアの姿……。

命を狩る直前に現れたセシリアは、ハーヴェイの最後の原稿が完成するのを待ってくれた。静かに。]
(319)2006/01/22 22:01:54
書生 ハーヴェイは、ふと意識が遠離るのを感じた。
2006/01/22 22:01:58
学生 ラッセル
そっか。

こっちはおおむね大丈夫だよ。
何かもう…全身筋肉痛状態だけどな。

[壁に寄りかかって並ぶ。
メイの笑顔が何となく、頼りない気がして、少し不安になる。
そんな自分に驚きながらも、むにり、とメイの頬をつまみ]
(320)2006/01/22 22:02:49
文学少女 セシリア
―壁龕―

[ほんの僅か、外の声が聞こえる。左脇腹を抑えたまま、苦痛に顔を歪ませて。]
(321)2006/01/22 22:03:13
書生 ハーヴェイ
今が何時で、
此処が何処で、
誰が誰と何をしているのか……。
苦痛なのか、快楽なのか。
生きているのか、死んでいるのか。

……もう分からない。

[それでもハーヴェイは、ナサニエルの名前を呼び続けている。

トリムルティでも、何でも良い。
今が何時で何処かが分からなくても、
自分の居る場所に戻ってくる様にと。]
(322)2006/01/22 22:03:27
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルの何時もの声が*聞こえた様な気がした*。
2006/01/22 22:03:51
学生 メイ
もう、いたいってばー。

[むくれてラッセルの手を払ったが、目を伏せた]

…ねえ、今日見えたの、ハーヴェイだったの。
…ナサニエルも、そうだったのに、私勝てなかった。止められなかった。

どうしよう。……どうしよう。

[メイはラッセルの胸に顔を埋めた]
(323)2006/01/22 22:07:12
牧童 トビー
[ひんやりした黒曜石の手触りは、何の気配も伝えない。
それでも、そっとほほえんだ。

顔をあげ、階段の方へ向き直る。]
(324)2006/01/22 22:07:50
学生 ラッセル
[「見えた」という言葉が何を意味するか。
…ハーヴェイが。
あの、キザな笑み。そして先程見た変貌。]

メイ………。

[なんと言葉をかけたら良いか分からず、両腕を回して抱き締める。
目のやり場に困って、アリーナを見渡す。]

……ところで…Ever Green、は?
(325)2006/01/22 22:10:48
冒険家 ナサニエル
─壁龕の中─

[ナサニエル…ナサニエルと幾度も呼びかける声。
遠い「狂乱」の外からどこかで聞いた声が聞こえる]


[「ナサニエル…」
「狂乱」にかき回された心の中、
今までの過去が無関係に浮かんでくる]
(326)2006/01/22 22:13:35
学生 メイ
[Ever Greenという言葉にびくりと体を震わせる。ぎこちなく顔を上げ]

ネリーは、トリムルティに。
……殺されたの。

[思い出さないように頭を振って強く目を閉じる]
(327)2006/01/22 22:16:02
学生 ラッセル
………ネリー…Ever Greenが?
……お前の友達、だったな。悪い。嫌な事思い出させた。

[ぎゅっと、メイを抱き締める。
胸ポケットで煙草の箱がくしゃりと潰れた。]

………早いとこ、出ような。こんなトコ。
(328)2006/01/22 22:20:35
牧師 ルーサー
―アリーナ上―
[赤き夢に飲まれて苦しむステラの傍で]
しっかりと信仰を保っていれば、このようなことで苦しみなどしなかったものを……
[悲しげな笑みを浮かべて彼女を見つめる]
あの女性もそうでしたね。前任の方が異端としてあげつらったが、私にはとてもそうは見えなかった……しかし、大罪に触れてしまっていた……。「汝、姦淫するなかれ」とね。
全く、理解できません。何故、彼女は……主が、彼女に恩寵を齎そうと私を御遣いになられたというのに……
[そう呟くと、剣を構えるヒューバートの方に視線を向けた]
(329)2006/01/22 22:21:29
文学少女 セシリア
[何時までもこうしている訳にも行かないと。今はどうなっているのだろうと。
左脇腹を抑えながらも、壁龕の扉に念じる。開け、と。]

―壁龕 より 回廊へ―
(330)2006/01/22 22:22:05
牧童 トビー
[すぐ背後で、扉が開いた。
振り返ると、セシリアが回廊へ出ようとしている。
いくらかうろたえたように、一歩退いた。]
(331)2006/01/22 22:26:28
冒険家 ナサニエル
[「…ナサニエル」
エミリーの声が聞こえる。
ヘンリエッタに似た赤い髪の女の子だ。

ナサニエルが血の騎士になった切欠…
思えばエミリーも救えなかった。
両手を赤く染めて、エミリーはあの時床に座り込んでいた。
それまでもナサニエルは、人が些細な理由で迫害を受け、理解の齟齬から争いが始まり、血は血を呼び死は死を呼ぶ事を見つめてきた。何故こうも、人は理解を容易く手放してしまうのだろうか。
その結果が弱き者が数多く死に強き者が跋扈する世界。…しかし、その強き者もまた苦しんでいる]

[私はどんなに命を取り落としてきた事なのだろうか]

[嘆きに満ち諦念に覆われた世界を見てきた。
私が出来る事は何なのだろうか。彼らに少しでも希望を与える事は出来るのだろうか。それとも何も出来ないまま、死神としての生を終えるのだろうか]
(332)2006/01/22 22:27:08
学生 メイ
うん。…ありがとう。

早く、出たいね。
…最初に怒られちゃったんだよね、ユージーンさんに。「君には向いてない」って。当たってたのかも。

[あは、と笑った顔。曇りのない笑顔。]

出るためには戦わなくちゃいけないのかも知れないけど。仕方ないよね。なるようにしかならない、ね。

[メイはナサニエルの居る壁龕を見つめる]
(333)2006/01/22 22:27:18
学生 メイは、文学少女 セシリアが壁龕から出てきたのに気付いた。
2006/01/22 22:28:52
牧師 ルーサーはメモを貼った。
2006/01/22 22:31:03
文学少女 セシリア
[一歩後ずさるトビーに、僅かに首を振り、微かに小さく笑む。
大丈夫だ、とでも言うかのように。額に滲ませた汗は、前髪を少し張り付かせていた]
(334)2006/01/22 22:32:49
冒険家 ナサニエル
[エミリーだけではない。あの亜細亜の少年も未だ未来ある黒人の青年もスラムにいた彼らも…

「狂乱」はそれらばかり見てきた事による結果かもしれない。
ナサニエル自身が全てを理解しようとすればする程、矛盾に満ちたこの世界に押し潰されそうにもなる]
(335)2006/01/22 22:33:04
吟遊詩人 コーネリアス
[暴君の周りに漂う咽返るような薔薇の芳香。
通常であれば、心の奥底を刺激するような
不快感を煽る大味な芳香のはずであるが・・・
今はどこか寂寥感を醸す芳香だ。
コーネリアスは虚空の一点を見つめたまま微動だにしない]
(336)2006/01/22 22:33:54
冒険家 ナサニエル
─壁龕の中─

[どれだけの時間が経ったのか。
闇い壁龕の中…拘束され抱きしめられている事に気付いた。
ダガーが刺さり癒着している。足元にナサニエルの折られた爪が幾本も落ちていた]

………。
…ハーヴェイ…さん…

[その声は小さく掠れている。顔に血がつき凝固したその上に血が流れ…変にぬるぬるとしている。服が血を吸って重い]

………。

[ナサニエルは自分が行なった行為の記憶を辿り…
その無慈悲な行いに眸を瞑った]
(337)2006/01/22 22:34:43
学生 ラッセル
………煙草もそろそろきれるし。

確かに、お前にゃ向いて無いかもな。
…なんなら、僕が露払いはやってやるよ………貸し1、で。

[そう言って笑い]

ん?
セシリア…
[黒曜の戸が開き、セシリアが現れ。]
(338)2006/01/22 22:34:45
修道女 ステラ
―壁龕内部―

[赤い夢は薄れつつあったが、時折思い出したように哂い声が聞こえる。
暗闇と赤い色が交互に混ざり合い。
時折フラッシュバックするように過去の責め苦が脳裏を過ぎる。

――私が、死してなお安らかな眠りを手に入れられなかったのは……

脳裏を掠めるのは壊れた姉の姿ではなく、生前の穏やかな顔。

――私のこの2度の生に意味があるとすれば……

ぎり、と奥歯を噛んで身体を起こす]
(339)2006/01/22 22:36:19
流れ者 ギルバート
[暴君と卿が対峙する戦場を一瞥して、外周回廊へ]

俺は…決断を下さなければならない。
無事にここから出るためにも、トリムルティは討たなければならない。
それがネリーの仇を討つ事にもつながるのなら…。

例え、その相手がかつての友人と呼ばれる立場の相手だとしても。
(340)2006/01/22 22:36:28
文学少女 セシリア
[メイとラッセルの姿を見つけると、苦笑のような笑みを僅かに零して。
近くのトビーに、現状を尋ねた。]

ハーヴェイと…ナサニエルは…?
(341)2006/01/22 22:37:41
牧童 トビー
セシリア……。
僕はたぶん、あなたの思うような普通の闇の眷属でさえないし、あなたの言うようものになれるのかどうか、なるべきなのかどうかも解らない。
それに……。
僕は、あなたを困らせるかもしれません。
あなたの大切な人を、殺そうとしているのかもしれない。
でもそれ以外に、あなたを護るための方法が解らないから……。

[唇を噛むと、セシリアに背を向けて回廊を歩きだした。]
(342)2006/01/22 22:38:05
牧師 ルーサー
[ヒューバートとコーネリアスの両者に警戒を払いながら、周囲の物音に耳を澄ましている]
……皆さんお休みになられていたようですが、だんだんと動き出されたようですね。
確かに、寝首をかかれては困るでしょうしね。
(343)2006/01/22 22:40:39
学生 メイ
この機会に禁煙したら?
煙草ないと機嫌悪くなるんだもん、ラッセル。

この前刈り取った魂もってったときに私に貸しといてくれたんじゃなかったの?

[笑いながら。和やかないつもの雰囲気のような。
セシリアに気付いて駆け寄り]

セシリア、大丈夫?
すっごい汗。
(344)2006/01/22 22:40:55
冒険家 ナサニエル
―壁龕―

ハーヴェイさん…

[細胞が小さい音を立てて再生していくのが分かる。髪の長い女性の姿。…壁龕でなければ互いに死んでいた事だろう]

………。

[そして]

『セシリアさん』

[傷心のセシリアをこの手で傷つけてしまった。
その事実に押し潰されてしまいそうだった]
(345)2006/01/22 22:44:32
修道女 ステラ
―壁龕→回廊―

[ずるり、と這い出るように壁龕から出る。
ふらつく体を壁に手をついて支え、よろめきながらも歩きだす。

――私は、私の受けた仕打ちを忘れないためにここに……]

…………こんなところで、倒れてたまるか……!

[刃を握り締めたそのときには、もう意識は現実のものになっていた]
(346)2006/01/22 22:45:37
学生 ラッセル
禁煙………?
馬鹿言え。ついでにこないだの分はもう時効だ。

[笑みを返し。
セシリアの様子が酷い。どう贔屓目に見ても、回復しているとは言えない。
セシリアが心配そうなメイから腕を離し、ぽん、と背中を押してやった。]
(347)2006/01/22 22:46:22
吟遊詩人 コーネリアス
[ステラの気を感じ、寂しげな眼で回廊へ向かう]

アリーナ→回廊

[重い足取りでステラの前に向かう。
薔薇の芳香は・・・感じ取れない]
(348)2006/01/22 22:47:39
文学少女 セシリア

…トビー…お前は……

[ゆっくりと、遠ざかる背中。そして言葉。
不意にまた、現実が過ぎる。トリムルティはこの中に―3名も潜んでいる。
大切な人。だが、そうも序列を付けられるものではない。

昔の私なら、どうしていたのだろう。
彼女ならば、どうしていたのだろう。未だに、答えは出ない。

仇を討てば喜ぶだろうか。――きっとそれは望まない。

少しぼろ付いた懐から銀の栞を取り出す。だが、栞は何も教えてはくれなかった。]
(349)2006/01/22 22:47:48
学生 メイは、学生 ラッセルににっこりありがとうと声を出さずに言うと、セシリアに寄った。
2006/01/22 22:48:18
書生 ハーヴェイ
─壁龕→回廊─

[眠りから醒めたハーヴェイは何時もの様に、腕を切り落とし止血すると、元の男性の姿に戻った。元々、身体を切り落とす処置をする所為か、傷口はふさがっていたが、泥の様な眠りから醒めてなお、体は鉛の様に重かった。
形態が変化すれば幾分痛みは和らいだが。]

[ナサニエルが何時ものナサニエルで或る事に、微笑みを浮かべ、]

どれ程、動けるか……。
見物と言った所だな、私も君も。
私は先に出させてもらう。

[ハーヴェイは、ナサニエルを置いて壁龕の外へ出た。]
(350)2006/01/22 22:48:20
文学少女 セシリア
[柔らかい日差しのような気配。笑顔。メイ。心配そうに顔を覗いてくる]

…ああ、大丈夫…大丈夫、だ…。

[歩みを進めるトビーを、追いかけられないままに。]
(351)2006/01/22 22:49:13
牧師 ルーサーは、吟遊詩人 コーネリアスがふらふらと歩いていくのを見て、後についていった。
2006/01/22 22:49:25
修道女 ステラ
―回廊―

[不意に現れた暴君の姿にぎり、と握った刃に力を込める。
だが、微妙に様子がおかしいことに気付き、小さく眉を顰めつつ警戒するように距離を置き]
(352)2006/01/22 22:50:26
流れ者 ギルバート
―回廊―
分かっている事は唯一つ。
メイがあの男…ハーヴェイと呼ばれていた奴がネリーを殺したと言ったと言う事。

…それだけだ。
[何かを決意をした目で回廊を見回している]
(353)2006/01/22 22:50:48
冒険家 ナサニエル
―壁龕―

セシリアさんは…
私を決して許してはくれないでしょうね。

[足元に落ちたナサニエルの爪を靴底で感じて]

………。
そうですね、ハーヴェイさん。
ハーヴェイさんがトリムルティの1人であれ違うのであれ…私は。

[無残に折れている爪を伸ばし新しき爪へと]

ありがとう…ございます……

[眸を瞑り感謝した]
(354)2006/01/22 22:51:24
書生 ハーヴェイは、学生 メイ達が居る方へ、静かな足取りで歩き始めた。
2006/01/22 22:51:34
牧童 トビー
これから自分のすることが、正しくないかもしれないと解っているなんて、とても奇妙だ。
為すべきことはいつでも明らかで、考える必要などないのだと思ってた。
でも、今何をするべきか、僕には解らない。
誰も僕に教えてくれない。
いつ戦い、いつ死ぬべきか、「女神」は教えてくださるのだと思っていた……。

[迷いを振り捨てるように首を振り、そして前を見つめた。]
(355)2006/01/22 22:52:14
吟遊詩人 コーネリアス
―回廊―

さぁ・・・続きを・・・始めようか・・・。

[直立不動のままステラに宣戦を布告する。
だが、暴君の眼には寂しさが溢れ・・・
何の戦意も感じられないことは明らかであった]
(356)2006/01/22 22:52:49
学生 メイ
[メイはセシリアの張り付いた前髪をぬぐってやりながら、笑顔を絶やさずに言った]

……ごめんね。セシリア。
わたし、ハーヴェイを止める。
そうじゃないと止まらないなら…勝てなくても戦う。

ごめんねセシリア。
でも私、嘘吐いてないから。きっとみんなでここを出たいから。私が出来ることをやる。

[笑顔で、しかしきっぱりとした口調で、セシリアに言った]
(357)2006/01/22 22:54:36
学生 ラッセルは、書生 ハーヴェイの接近に気付き。 鋭い視線を送った。
2006/01/22 22:55:50
冒険家 ナサニエル
―壁龕→回廊―

………。

[眸を瞑り開いた双眸は光を宿している。
心を決めなければならないだろう]

………。

[ナサニエルは無言のまま外周回廊へと出た]
(358)2006/01/22 22:55:59
文学少女 セシリア

…ハー…ヴェイ……

[壁龕の中で、一体どれだけの事が起きていたのだろう。
其の姿は、壮絶さをひしひしと感じさせた。不意に、脇腹の傷が疼く。]
(359)2006/01/22 22:56:35
修道女 ステラ
―回廊―

[ふ、と身体を沈めるとコーネリアスの頭を飛び越え。
振り向きざまに牽制するように匕首を投げる。
殺意の無さが一種異様な雰囲気に映る]
(360)2006/01/22 22:56:44
学生 メイ
[メイは、ハーヴェイの近付いてくる気配を感じ、ゆっくり向き直るとその視線をまっすぐ向けた。]
(361)2006/01/22 22:56:55
流れ者 ギルバートは、書生 ハーヴェイが回廊に出てきたのを確認して、力を集中した。
2006/01/22 22:57:01
牧師 ルーサー
[コーネリアスの弱々しい声を聞くと、困ったような笑顔で一足飛びに彼の前に立った。背中にはステラの訝しげな視線]
コーネリアスさん……そのような弱りきった表情で、一体どういった闘争が出来ると仰るのですか?これは主の為の闘い……不本意なものなど、主にお見せするわけにもいきますまい。
[そして、ステラの方を振り返る]
ステラさんも、まだまだ回復なさっていないご様子……せっかくヒューバートさんが休ませて下さったのに、その恩義に報いなくては駄目ですよ?[たしなめるように、眉をひそめて困ったような笑顔で]
(362)2006/01/22 22:57:11
書生 ハーヴェイ
[何時もの漆黒の鞭、深紅のダガー。ハーヴェイは両者を元の万年筆と手帳の姿に戻すと、万年筆を手帳に挟み込んだ。そして其れを再び掌に埋め……、ダガーと鞭が混じり合った様な、百合と蛇が絡み合うガリアンソードを取り出した。]

[メイに向かって、]

そろそろ時間です。
……私と、戦っていただけますか?
死を掛けて。
(363)2006/01/22 22:57:15
冒険家 ナサニエルは、学生 メイに、「ハーヴェイさんを狙うなら私を狙って下さい」
2006/01/22 22:57:26
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/01/22 22:58:19
書生 ハーヴェイは、ガリアンソードを*構えた*。
2006/01/22 22:58:49
文学少女 セシリア

メイ…

[どこまでもどこまでも、真っ直ぐな言葉。
前髪を拭われながら、僅かに目を閉じる。

開いた後には――ナサニエルの、姿が見えた。]
(364)2006/01/22 22:58:57
吟遊詩人 コーネリアス
[ステラの投げた匕首を見る。
さっと身構え”処女”を発動・・・しない。
通常であれば避けられるタイミングであった。
が、匕首はコーネリアスの腹部に突き刺さった]
(365)2006/01/22 22:59:25
牧師 ルーサー
[ステラの放った匕首を、ストールで巻き取る]
……全く、いつぞやと同じ光景が展開されるとは……人のお話はちゃんと聞いてくださるありがたいのですがね……
[苦笑しつつ、コーネリアスとステラの間になおも割り込む]
(366)2006/01/22 22:59:41
学生 メイ
[ハーヴェイの言葉にスカートの裾をつまんでコミカルにお辞儀をする。ダンスの相手を受けるときのように。
だが、振るった腕にはトンファがあらわれる]

よろこんで。
(367)2006/01/22 22:59:58
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