人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1122)BLOOD TEMPLE : 7日目 (1)
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……

修道女 ステラ は、冒険家 ナサニエルに投票した
文学少女 セシリア は、冒険家 ナサニエルに投票した
牧童 トビー は、冒険家 ナサニエルに投票した
流れ者 ギルバート は、冒険家 ナサニエルに投票した
冒険家 ナサニエル は、文学少女 セシリアに投票した
美術商 ヒューバート は、冒険家 ナサニエルに投票した
吟遊詩人 コーネリアス は、冒険家 ナサニエルに投票した

冒険家 ナサニエル は、村人の手により処刑された……
次の日の朝、流れ者 ギルバートが無惨な姿で発見された。
現在の生存者は、修道女 ステラ、文学少女 セシリア、牧童 トビー、美術商 ヒューバート、吟遊詩人 コーネリアス、の5名。
吟遊詩人 コーネリアスはメモを貼った。
2006/01/26 23:07:11
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/26 23:08:25
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/27 00:06:56
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/27 00:07:15
文学少女 セシリア
[日輪刀と白砂より生み出された溶岩の塊が、ナサニエルへと向かう。
ギルバートの意志を持ったかの様な、熱き、赤き溶岩。

―鍵を持っていない貴方に「Padlock」は破れない。

先程ナサニエルが呟いた通り、塊は行く手を阻まれる。
其れでも尚、ギルバートの猛りの如く押し進む。

じわり。

熱が、衝撃波が、「Padlock」の隙間からナサニエルへと襲い掛かった。]
(0)2006/01/27 00:08:49
牧童 トビーはメモを貼った。
2006/01/27 00:09:18
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/01/27 00:10:40
文学少女 セシリア
[数刻にも感じられた均衡は、ギルバートに軍配が上がった。
「Padlock」は健気にも熱に耐え、破壊される事無く熱塊を防いでいた。
だが其れでもギルバートの渾身の力が込められた推進までは、止められなかった。

ぼこぼこになった溶岩の固まりは、「Padlock」ごとナサニエルへ衝突した。
青いコートが焦げ煤ける。転身し白砂に転がり、ダメージに身体を揺らがせて。
しかしナサニエルは、何処か微笑む。

たぷり。

近くで聞けば、そんな音がしたのだろうか。
ギルバートの影から雫が1つ跳ねると、其の影が実体化した。
地上で見かけた、道路標識の様に丸い顔と胴体が浮かぶ。

不意を付いた「Shadow」の攻撃は、ギルバートに十分な隙を作った。]
(1)2006/01/27 00:15:04
文学少女 セシリア

ギルバート…!

[セシリアは名を叫んだ。しかし、割り込む事は、やはり出来なかった。]
(2)2006/01/27 00:16:49
文学少女 セシリア
[刹那、ナサニエルは駆けていた。体勢を正し、まるで青い風の様に。
ギルバートは咄嗟に月光を抜き取り撃ち放つも、ナサニエルは構わず突き進む。
何時か見た光景。それは、メイが封印された時と良く似ていた。

青い爪が、ギルバートの背中から生える。心臓を貫いて。

ギルバートの表情は見える事無く、ゆっくりと崩れ落ちる。スローモーションの様に。
「Shadow」はギルバートの影へ、落ち込むように霧散する。
地に着く前に、身体は薄れ行き、半透明の結晶に覆われ――

――ギルバートは、消え去った。]
(3)2006/01/27 00:19:33
修道女 ステラ
[一瞬の出来事だった。
「Shadow」の攻撃で隙の生まれたギルバートにナサニエルが突っ込んでいき――
趣味の悪いオブジェのようにギルバートの背中からナサニエルの爪が生えていた]

…………!!

[動く暇もなく、ギルバートはゆっくりと崩れ。
僅かに遅れて届いた暖かい風が頬を撫で――
ギルバートがそこにいた証は、何一つ無くなった]
(4)2006/01/27 00:36:11
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/27 01:01:11
文学少女 セシリア
[セシリアは駆け寄る事も出来ず、僅かに頭を垂れる。
しかし其れでも、気落ちている訳には行かなかった。

ナサニエルは、静かに微笑む。
まるで其れは、次はセシリアの番とでも言うかの様に。]


… …。

[セシリアは、頷く事無くナサニエルを見据えた。懐から銀の栞を引き抜いて。
じゃらりと言う音と共に言葉の鎖を現し、何か呟く。]
(5)2006/01/27 01:02:10
文学少女 セシリア

……互いの「願い」…
どちらが叶うべきで、どちらが正しいなどありはしないのだろうな…

[ナサニエルはセシリアの呟きに、変わらず静かに微笑み、眸を細めた。

セシリアは鎖を纏う。隙間無く身を包む鎖は、宛ら繭の様に。
栞で牽制する事無く、ほんの僅かな時が流れる。そして僅かな音と光を伴い―

―羽化したばかりの蝶の様に、すっと僅かに胸を仰け反らせ。
ロングドレスと、長い藤色の髪がふわりと風を孕む。
その容貌はまるで、舞踏会へ向かう1人の女性の様だった。]
(6)2006/01/27 01:03:17
文学少女 セシリアは、髪留めを取り出し、長い髪を結い上げる。
2006/01/27 01:03:34
文学少女 セシリア

間には…入らないでくれ。

[誰にとも無く、凛と呟く。溶岩の塊が小さく爆ぜる音と共に、舞踏は始まった。

セシリアの言葉の鎖がナサニエルを拘束しようと突き進む。
無造作に「Padlock」を出現させる。セシリアの望んだルートの前に。]

く…ッ!

[ナサニエルは微笑み、鎖の合間を縫う様に駆けた。両手の青い爪を広げて。
長方形の栞を目隠しの様に巨大化させ、視界を防ぎ飛びのく。
シュレッダーに掛けられた紙の様に、栞は切り裂かれる。
その隙にも木の葉の栞を四方から打ち出し、ナサニエルへと向かわせる。]
(7)2006/01/27 01:05:07
文学少女 セシリア
[ナサニエルは変わらず微笑み、瞬時に「Padlock」を出現させる。

―セシリアさん。貴方は鍵を持っていますか?

そんなナサニエルの台詞が思い浮かぶような微笑みだった。
南京錠に阻まれ、栞は砕け散る。儚い輝きを残して。
その隙にもナサニエルは襲い掛かり、5本の爪はセシリアの服と左上腕を切り裂いた。]


くぁっ……!

[ナサニエルの狂乱の時の光景が、痛みが頭を過ぎる。だが今は、深手ではない。
鎖を戻しながら、木の葉の栞で牽制しつつも距離を取った。]
(8)2006/01/27 01:20:46
文学少女 セシリア
[これほど相性の悪い相手も居ないのではないだろうかと、セシリアは思う。
打ち出した栞は南京錠に阻まれ、言葉の鎖は思う様に動かせない。
あの南京錠をどうにか出来ればと、セシリアは思う。変わらないナサニエルの笑み。

―セシリアさん。貴方は鍵を持っていますか?

先程思い浮かんだ台詞が、再び思い起こされる。まるでそれはリドルの様に。
対峙したナサニエルは「Padlock」を伴い、隙を覗っていた。]
(9)2006/01/27 01:21:23
文学少女 セシリア
[左腕から流れる血が気持ち悪かった。傷の疼きが頭を鈍らせた。

そんな中ふと、頭の中で回答が導き出される。鍵の対成るは錠。そして鍵穴。
セシリアは銀の栞を右手に確りと構え、ナサニエルを見据えた。]

……ッ…!

[セシリアは駆けた。全力で、疾く駆けた。
木の葉の栞を「Padlock」の中央、鍵穴を目掛けて撃ち放ちながら。]
(10)2006/01/27 01:22:15
文学少女 セシリア
[鍵の開く音は、どんな音だったろうか。「Padlock」は壊れ崩れていく。
ナサニエルは微笑んだ。其れは教師が生徒の回答を喜ぶかの様に。
その微笑みは、心からにも見え、わざとらしくも見え。どちらだったのだろうか。

尚もセシリアは駆ける。言葉の鎖をナサニエルの両腕目掛けて進めながら。

ナサニエルも駆ける。青き双爪で、言葉の鎖を切り崩しながら。]
(11)2006/01/27 01:23:14
文学少女 セシリア
[ナサニエルの爪が、セシリアの左脚を切り裂き右脇腹を掠めた。
ぽたりぽたりと血が白砂を更に染めていく。赤く、赤く。

それはセシリアの血であり、そしてナサニエルの血でもあった。

セシリアの銀の栞は、ナサニエルの心臓を貫いていた。
短い刃は背まで到達する事無く、ナサニエルの血が栞を伝ってくる。]


…な…

[セシリアがそんな言葉を漏らしたのは、何度目だったろうか。]
(12)2006/01/27 01:24:23
文学少女 セシリア

何故だ…!?

切り裂けた筈だ!私の身体を!

貫けた筈だ!私の心臓を…ッ!

[どこか悲痛な叫びを上げるセシリア。そんなセシリアを宥めるかの様に―
ナサニエルは微笑んだまま爪を仕舞い、凭れ掛かる様に、抱き締める。]


「そうですね。
このままでは近いうちに封印されたでしょうから。」

[何処まで本気なのか分からないままナサニエルは呟いた]
(13)2006/01/27 01:26:09
文学少女 セシリア

[遥か後方で、煙草が紫煙をゆらりとたなびかせていた。
階段の縁で火が止められた煙草は、小さな小さな音を立て、灰を落とす。

主を失った煙草とライターは、急速に朽ちていった。
その朽ちる音と共に――セシリアの慟哭がアリーナに、そして寺院に響き渡った。]
(14)2006/01/27 01:27:29
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/27 01:29:17
牧童 トビーはメモを貼った。
2006/01/27 01:30:21
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/01/27 01:34:22
修道女 ステラは、文学少女 セシリアに話の続きを促した。
2006/01/27 01:35:20
牧童 トビー
[ギルバートの生み出した熱の残る砂を横切って、セシリアに近づいた。
そっとその横にかがみこむ。]

 大丈夫?
 壁龕に行こう。
(15)2006/01/27 01:40:41
牧童 トビーは、文学少女 セシリアに話の続きを促した。
2006/01/27 01:40:48
修道女 ステラ
[セシリアの慟哭が響き渡る。小さく顔を顰め――
首を振るとヒューバートとコーネリアスを再度見やり]
(16)2006/01/27 01:44:00
文学少女 セシリア
[セシリアは暫くの間俯き、座り込んで。双眸より雫を零し続けていた。

トビーの声が、聞こえた。]


…ああ……そうだ…な……

[涙を拭いゆっくりと立ち上がるも、直ぐに崩れ落ちた。
*糸の切れた傀儡の様に*。]
(17)2006/01/27 01:45:29
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/27 01:46:25
牧童 トビー
[意識を失ったセシリアの頬に、そっと手を当てた。
涙の跡をそれで消し去りたいとでもいうように。
彼女の身体を抱え上げ、階段を上る。

セシリアを壁龕に横たえて扉を閉めると、階段の上に戻った。
段の一つに腰かける。]
(18)2006/01/27 02:17:11
修道女 ステラは、深い溜息と共に静かに*瞑目した*
2006/01/27 02:28:44
牧童 トビーは、*人気の絶えた闘技場を見下ろした。*
2006/01/27 02:31:35
美術商 ヒューバート
血の騎士が5人…。
次の祭典までそうであるなら、随分と忙しくなるな。
そのような意味合いにおいてはトリムルティの企みは成功したのかも知れぬ。

監査官の少年。
栞の君。

彼らが違うのなら、御領主または…いやそれは有り得ぬな。
(19)2006/01/27 04:14:18
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/01/27 04:20:50
修道女 ステラ
―階段・最上部―

[セシリアと、トビーは違う……
なれば残るはヒューバートとコーネリアス。
今の自分にはどちらにも刃を向ける気にはならなかった。
戸惑いに揺れる瞳で2人を見遣り、内心で呟く。

――汝咎人なるや否や?

封ずるべきはどちらなのか……
あるいは自分が封ぜられるのか。

――500年の歳月の果てがこれか……

吐息を零すと僅かに天井を見上げた]
(20)2006/01/27 11:05:44
美術商 ヒューバート
シスター
私は貴公に刄を向けるなど考えられぬ。

御領主に恨みはない。
だが私は貴公の願いが見つかれば良いと思う。

大義よりも貴公の晴れ澄んだ目の方が今の私には尊く思える。

将としては失格なのだろうがな。
(21)2006/01/27 16:55:53
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/27 19:25:50
修道女 ステラ
―階段・最上部―

[ヒューバートの言葉に小さく首を振る]

……私も卿に向ける刃は持ち合わせてはいない……
けれど……

["トリムルティを探さねば"と不思議な程に哀しい声音で呟かれたコーネリアスの言葉が脳裏を過ぎる]

……あの男もそうでないと思いたい自分がいるのだ……
単に騙されたくないという、私のエゴだがな……

でもそうすると……他に"トリムルティ"に該当する者がいない……
(22)2006/01/27 22:04:31
牧童 トビー
[ヒューバートの言葉、そしてステラが答える、その静かな声。
長く息をついて、二人を見つめた。]
(23)2006/01/27 22:14:07
文学少女 セシリア
―壁龕―

[幾刻か前から意識は戻っていた。戦闘形態は自然と解けて。
傷の癒え具合から、其れなりの時が流れていたのは理解出来ていた。

えもいわれぬ空虚感。手には未だに血に濡れた銀の栞。
寺院の歪みは既に6割強程戻った。

後1人。後1人見つけ出せれば全てが終わる。そう言い聞かせる。

しかし其処までに、多くのものを失っていた。]
(24)2006/01/27 22:14:45
吟遊詩人 コーネリアス
―階段・中段―

[”最後のトリムルティ”に関して思案を廻らす。
トビーとセシリアではないようだ。
眼前に2つの選択肢が浮かぶ。
ヒューバート卿と・・・・・・・・・]

違う・・・彼女は断じて・・・違うっ!
私には再び領民に刃を向けることなど・・・。

[必死に一方の選択肢を切る。根拠のない答えだ。
この答えは・・・消去法だ・・・確信はない。
だが・・・もはやこれしかないのかもしれない]

卿・・・好き好んで刃を向けたい相手ではない・・・。
今はその”騎士道”に敬意を寄せているのに・・・。
(25)2006/01/27 22:17:22
文学少女 セシリア
[多くのものを失って尚、セシリアは存在し続けている。
其れでも疑問に思った。私が残るべきだったのだろうかと。

失った。信じなかった。見ているだけだった。そしてこの手で――殺めた。

何故私が残されたのだろうと、セシリアは暗闇の中考える。
ナサニエルは、誰かに守られている――そんな風な事を言っていた。そうだろうか。
答えは出ない。今や答えは導き出せる事が出来ない問なのかもしれなかった。

手を握る。まだ身体は壊れていない。
頭を振る。まだ思考は止まっていない。

セシリアは壁龕の壁に念じた。開け、と。何度目になるだろうか解からない言葉を。]


―壁龕より回廊へ―
(26)2006/01/27 22:32:23
牧童 トビー
[その気配に、はっと立ち上がった。
回復を願ってはいた。
だが意識を取り戻した彼女に、何と言えばいいのだろう。
眼を閉じ、言葉を探して……。
回廊へ足を踏み入れた。
可能なかぎりのほほえみを作って。]

おはよう。セシリア。
(27)2006/01/27 22:37:47
修道女 ステラ
[こちらを見つめるトビーに小さく笑い。静かに首を振ると]

……悪夢だな、まさしく。
本当はもう"トリムルティ"などいないのではないかと思ってしまうよ。
……いや、そう思いたいだけなのだろうが……

[袖の中の刃の感触を確かめ、静かに息を吐き]

全て終わるまでこの刃を収めることはならないのか……
(28)2006/01/27 22:37:57
文学少女 セシリア
[トビーの微笑みが、セシリアを出迎えた。
僅かに、目を見開いた。最も前髪で隠れ、良くは見えなかったが。

つい先日まで。考えられただろうか。トビーの、このような笑みを。

微笑みが眩しかった。

ネリーは、ナサニエルは、こんな気持ちで私を見ていたのだろうかとセシリアは思う。

そして、答えた。僅かに零れそうな涙を堪えたまま、答えた。]


…おはよう。トビー。

[柔らかく、笑み返して。]
(29)2006/01/27 22:42:55
吟遊詩人 コーネリアス
[卿と・・・対峙しなくてはならぬ・・・?
ステラ・・・いやいや・・・何を考えているのだ・・・。
自らの”血肉”を傷つける想像を追い払う。
今の自分には”狂気”に憑かれていた頃の闘いはできない・・・。
それならば守り一辺倒のサンドバッグと同じ・・・。
しかも卿ほどの死神なら気付いているはずだ。
コーネリアスの致命的な弱点を。
コーネリアスは心から喜んでいる。
ギルバートが”トリムルティ”ではなかったこと・・・
彼と対峙しなくて済んだこと・・・炎に焼かれずに済んだこと。
そう・・・彼の”結界”は・・・燃えるのだ。
卿なら確実に自分の弱点に気付きそこを突いてくる。
情けなく灰になる自分を想像し、コーネリアスは汗だくになっている]
(30)2006/01/27 22:45:17
吟遊詩人 コーネリアスは、”罪滅し”のため*恐怖に打ち勝とうとしている*
2006/01/27 22:47:31
牧童 トビー
皆、向こうにいるよ。

[しばらく沈黙して。]

こんなことを訊いて、ごめんね。
あなたは、ギルバートが何を大切にしていたのか知っている?
彼が、何を守りたかったのか。

僕は、彼のことをほとんど何も知らないから。
もっと話をしておけばよかった……。
あなたたちがそうしてたみたいに。
(31)2006/01/27 22:48:37
牧童 トビーはメモを貼った。
2006/01/27 22:55:26
文学少女 セシリア
ああ…

[遠くに微かに見えるステラ、コーネリアス、そしてヒューバート卿を見やる。
沈黙の後に尋ねられたトビーの問に、何処か静かな声で答えた。]


…ギルバートは…。ギルバートは、愛した者を護る為…そう、言っていた。
護りるべき者を護る為。其の為に死神になった、とも。

私ももっと話して置けばよかったと思っているよ…。
ギルバートとの繋がりも…そう…
…ネリーやナサニエルが居なければ、会話を交わすことも無かっただろうな…。

皮肉なものだよ。失って初めて気付いたのだから。
(32)2006/01/27 22:56:51
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/01/27 22:59:18
牧童 トビー
地上も。
できるなら一度見てみたかったな。
ギルバートやネリーの生まれたところなら、たぶん僕が思っていたような恐ろしい場所ではないんだろうと思うけれど。
うまく想像できないけど……。
(33)2006/01/27 23:06:07
文学少女 セシリア
…出来るなら、では無い。…見るんだ、トビー。

その目で、様々なものを見て欲しい。触って欲しい。そして――感じて欲しい。

…それが、私の2つの「願い」のうちの1つなのだから…。

[静かに、どこか穏やかに呟くと、少しの間だけ目を伏せた。]
(34)2006/01/27 23:11:47
牧童 トビー
[セシリアの言葉に、一瞬顔を曇らせた。
何かを言いかけてやめ、彼女を見つめた。
数秒して、静かに口を開く。]

そうだね。
いつか見られる。

[ふいに振り返ると階段へ出て行った。]
(35)2006/01/27 23:18:08
文学少女 セシリア
…正確には、其のトビーの様子を見守りたい…と言うのが、願いだが…。
やはり私は、酷いエゴイストか…な。

[聞こえるかどうか解からない程の小さな声で、先を行くトビーを見ながら呟いた。]
(36)2006/01/27 23:20:15
文学少女 セシリアは、とても緩やかに歩き出した。
2006/01/27 23:20:46
美術商 ヒューバート
…さて。
どう戦ったものか。
寄せ手一人で城は落ちるものなのか。

義に依って立つ私ならば、あの程度の幻術はいかほどでもない。

だが今の私で彼の「結界」は破れる保障はない。
(37)2006/01/27 23:37:13
牧童 トビー
―階段、最上層―

[ステラを見上げる。]

もし、トリムルティを全て封じても、何も変わらなかったら……。
僕も、少しそう思うよ。

これはとても悪い夢のようなもので、けして終わらないんじゃないかって。
(38)2006/01/27 23:38:12
美術商 ヒューバート
義よりも情に傾く私にあの幻術を破る力はあるのか。
(39)2006/01/27 23:38:59
修道女 ステラ
明けない夜はない。醒めない夢もない。
いつかは終わるんだろうさ……

だが、問題はどうしたらこの悪夢が醒めるか……
そして悪夢の元凶は一体誰なのか……

[微妙に様子のおかしいコーネリアスとヒューバートに視線をやり]
(40)2006/01/27 23:44:07
文学少女 セシリア
―回廊と階段の狭間―

[セシリアは銀の栞を取り出し、意識を集中させ再度確認する。]


… …。

封印の力を奪いし3者…。そして、最後に残りし1者を含めた三つ巴…。


…誰を信じるか。

私は彼の時…メイを信じず、ナサニエルを信じた。

…また選べというのか。…私は……
(41)2006/01/27 23:45:53
文学少女 セシリアは、静かにステラの方を見詰めた。
2006/01/27 23:56:42
美術商 ヒューバート
やる他あるまいよ。

我が手に在れ冥府鴉。

[一陣の風が巻き起こり黒羽が竜巻となってヒューバートを包んだ]

[やがて竜巻は解け、西洋鎧を着た男が黒馬に乗って現れた。]
(42)2006/01/28 00:04:16
修道女 ステラは、文学少女 セシリアの視線に気付き、何だ、とでもいうように小首を傾げ。
2006/01/28 00:05:47
文学少女 セシリア
[小首を傾げるステラに]

…余り気に掛けられる状態でもなかったのだが…

…彼の暴君の変わり様。…一時的なものではないようだな…。
(43)2006/01/28 00:08:59
修道女 ステラ
[溜息混じりに首を振ると]

……あぁ。何があったのかは知らんが……
いっそ変わらぬままのがこの刃を振るうのに躊躇いも要らなかったのだがな。

[自嘲気味に笑うと手中の刃をそっと見つめ]
(44)2006/01/28 00:14:16
文学少女 セシリア

憑き物でも落ちたか…暴君も……ステラ、お前も。

[以前の様な雰囲気ではないステラに、僅かに目を伏せがちにして呟く。]
(45)2006/01/28 00:17:58
修道女 ステラ
憑き物、か……
……何も無くなった、というのが正しいんだろう。
何をしたって……私の傷跡は消えることはないんだ……

[憎む理由も、刃を振るう理由も、死神として生きる理由も。
ただそれは口にすることはなく、静かに己の傷跡に触れ]
(46)2006/01/28 00:22:47
文学少女 セシリア

喪失…か…。

[短くそう呟くと、僅かな間訪れる沈黙。セシリアは先にその沈黙を破る]


…私は、ヒューバート卿が最後の1人ではないかと疑っている。
寺院を歪ませてまで、他の血の騎士を礎としてまで「願い」を貫かんとする意思と意志…
彼の卿なら、持ち合わせている様な気がするのだよ…ナサニエル達と、同様に。

…最も、私はメイを信じず、ナサニエルを信じてしまった…
また、違うのではないかと……怖くも、ある。
(47)2006/01/28 00:29:46
文学少女 セシリアは、「最も、どんな願いがあるのかは知らないが…」と付け加えた。
2006/01/28 00:30:26
牧童 トビー
[鎧に身を包んだヒューバートを見やる。]

セシリア。
あなたは、ヒューバートがその最後だと?

……そうだとすれば、彼と戦うの?
(48)2006/01/28 00:38:33
修道女 ステラ
……私にはどちらも疑えない。
卿は……数少ない知己だし……
暴君も……あの無意識であろう言葉が嘘だと思いたくない……

でも結局は、疑って違っていたら、という恐怖と、騙されたと思いたくない私の弱さなのだろうがな……
(49)2006/01/28 00:40:01
文学少女 セシリア
確信は無いよ、トビー。

…戦わずに済むのなら、それに越した事は無いが…
ヒューバート卿も、問われてそうだと答える事も無いだろう。

それに、また違うかも知れない…。…駄目だな。言っておいて揺らいでいる。

[苦笑を僅かに浮かべると、卿――黒き騎士を見やった。
ナサニエルとの最後のチェスが頭を過ぎった。
黒のナイトに貫かれる、白のビショップ。考え過ぎだと頭を振るう。]
(50)2006/01/28 00:45:05
文学少女 セシリア

…疑えない、か。…済まないな、こんな話を振ってしまった。

…だが…消去法でも、卿と思えてしまう。

復讐の炎を絶やし続けながら存在し続けてきた、ステラ。
唯、己の趣味の為に存在し続けてきた…彼の暴君。

寺院を掌握し、願いを叶えようとする事があるのだろうか…とね。
あるのかも知れないが、そんな余裕がある様には見えなかった。
(51)2006/01/28 00:51:02
修道女 ステラ
……構わないさ……
私から見れば二択だが、お前から見れば三択だからな……
話すことで得るものがあるなら、構わない。

[緩く首を振って僅かに笑みを見せ]

……確かに、な。
私が寺院を掌握してるのだとしたら、真っ先にあの狂人と暴君を封じていただろうよ。

[そういう意味では願いがないこともなかったわけだが、と呟き]
(52)2006/01/28 00:54:43
美術商 ヒューバート
私が最後の一人だと仰るか。
栞の君よ。

否定は出来まい。
貴公の目からすれば私もまたそのように見えるも仕方のない事。
(53)2006/01/28 00:56:34
牧童 トビー
……そう?

僕はあなたと反対に、卿はこんなことをなさる方ではない、と思っていたけど……。

難しいね。
僕には、その願いというものは解らない……。
(54)2006/01/28 00:57:26
文学少女 セシリア
…そういうつもりでは無かったのだがな。どういうつもりと問われても困るのだが。

[笑みを見せるステラと、その後の言葉に僅かに目を伏せる。少しの間を置いて]


…不思議なものだな。
変に落ち着いているのだよ。ネリーを、ナサニエルを…様々なものを失った。
其れでも、こうして最後の1人を探さんとしている。

…やはり私は…

[ナサニエルの言葉、そしてトビーの姿が頭を過ぎる]

…言うまいか。
(55)2006/01/28 00:57:27
美術商 ヒューバート
だが聞こう、栞の君よ。
私がこの寺院の力を掌握してなんとする。

そのような力など無くとも私は早々、天使や魔、死神に遅れを取るものではない。

その私が何を望んでこのような気狂いじみたことを仕出かすのか、と。
(56)2006/01/28 01:02:18
美術商 ヒューバート
今になって「仲間割れ」を起こすものではない、と言った所で手遅れであろうよ。

[冥府鴉を空に掲げる]

この「翼を狩る」と称されたヒューバート!
逃げも隠れもすまい!
(57)2006/01/28 01:06:13
文学少女 セシリア
…長き時の間、書物を読み続けた私だが…
…想像の欠片も浮かびはしない。何を望んだか、知る由も無い…

ハーヴェイ、ナサニエルと…良く知った者の事ですら、知り得なかったのだから。
(58)2006/01/28 01:07:13
修道女 ステラ
……存在する価値を見失っても尚こうして立っている私も大概己のことを不思議だと思うがな……
無意識に生への執着があるのか……

[人であったころの名残か、と呟き、ヒューバートの方を見る]
(59)2006/01/28 01:07:36
文学少女 セシリア

…最早何が正しいのか、正しかったのかは解からない。

だが、其れでも私は……
(60)2006/01/28 01:13:56
美術商 ヒューバート
私には望む物がある。

人の主は人で在らねばならぬ。
己の主は己でなくてはならぬ。
人は非定命の駒に在らず。

その為に手に入れた血の騎士が一柱。

そして…私はシスターの行末を見たい。
絶望も希望も今は見えぬのなら、迷い探すもまた命よ。

我が命にかけて、剣にかけて
この言葉に偽りはない。

貴公らの迷い、この剣にて全て退ける!
何時でも来られよ。
(61)2006/01/28 01:18:29
文学少女 セシリア

… …。

[セシリアは鎖を纏う。隙間無く身を包む鎖は、宛ら繭の様に。
幾許かの間を置いて、ほんの僅かな光と音を伴い―

―羽化したばかりの蝶の様に、すっと僅かに胸を仰け反らせ。
ロングドレスと、長い藤色の髪がふわりと風を孕む。
その容貌はまるで―――。]


――卿よ。気高き黒騎士よ。
私にはメイの様に見える力など無い。唯、歪みを知る事の出来た、一介の死神。

[銀の栞を空へと放る。くるりくるりと舞いながら、変わり行くは死神の鎌。
シンプルであり、栞の面影を残した、赤い紐の付いた銀の鎌。
"the Marker"と呼ばれた時より"the Book Marker"と呼ばれるまでの魂の片割れ。]

…全身全霊を掛けて、挑ませてもらう!
(62)2006/01/28 01:23:28
文学少女 セシリアは、鎖を纏いアリーナへと跳躍した。
2006/01/28 01:23:44
美術商 ヒューバートは、合図をするかのように黒塗りの剣をヒュッと振り払った。
2006/01/28 01:28:09
牧童 トビー
[セシリアが、闘技場へと飛翔する。

彼女を守らなくては……。
だが、その相手は……。

迷いに、眼を閉じた。]
(63)2006/01/28 01:31:52
文学少女 セシリア
[セシリアは距離を取りつつ、黒馬目掛けて木の葉の栞を撃ち出す。
機動力に加え、其れを乗せた一撃はまさに必殺。とても受けきれるものではない。
鎖の一本が更に、馬を絡め取らんと波打ち進んだ。]
(64)2006/01/28 01:35:36
修道女 ステラ
[アリーナの中央に立つ2人を見て匕首を取り出し――瞑目する。
セシリアはもとより、ヒューバートにも刃を振るう理由はない。
ただ――途惑いの残る瞳で2人を見つめたまま立ち尽くしている]
(65)2006/01/28 01:38:52
美術商 ヒューバート
舐めてもらっては困るな、栞の君。

舞い散れ!冥府鴉!

[無数の黒い羽が栞に絡み付く]
[這い寄る鎖。黒馬が宙を蹴って空中を駆ける。鎖は白砂を巻き上げた。]
(66)2006/01/28 01:40:08
文学少女 セシリア
一筋縄で行かない事は百も承知だ、卿よ!

[円周上に地を駆けながら、宙に飛んだ黒馬にもう一本の鎖を放つ。
空中での制御は易々とは行かない筈。そう踏んでの事だった。
幾度も支点を変え、蛇の様に鎖は進む。]
(67)2006/01/28 01:43:42
文学少女 セシリアは、駆けながら、長方形の栞を幾枚か回りに浮かばせた。
2006/01/28 01:44:26
美術商 ヒューバート
[黒馬の足に鎖が巻き付く。そのまま黒馬を駆りセシリアを引き寄せた。]

戒めは敵のみに非ず!
鎖を使われるのなら、それを心得よ!

(同じ血の騎士を頂く身でどれほど手加減が出来るか…。)

羽ばたけ黒鳥!

[剣で五芒星を描く。剣の軌跡が輝きその中から巨大な実体の無い黒鳥のような影がセシリアに襲いかかった。]
(68)2006/01/28 01:52:30
文学少女 セシリア

く…ッ……ああッ!

[軽いセシリアの身は、木の葉の様に引き寄せられる。黒き黒鳥の進路へと。
咄嗟に黒馬に巻きつけた鎖を消し去ると、もう一本の鎖を、ギルバートが残した、冷え固まった溶岩の塊に巻きつけた。

急激な回避運動。筋が千切れそうになる。
其れでも、黒鳥の左翼がセシリアの両足を捕えた。]

…っぐ……っつう……ッ!
(69)2006/01/28 01:59:35
文学少女 セシリアは、受身を取りながら血の跡残る白砂に転がった。
2006/01/28 02:00:33
美術商 ヒューバート
武器に身を任せるでない。
栞の君。

刃の主は貴公よ。

[ヒューバートは跳躍し馬から下り、長剣を正眼に構えた]
(70)2006/01/28 02:03:25
牧童 トビー
セシリア!

[軽く階段を蹴る。
闘技場へと、滑るように飛翔する。
瞳の上を、メタリックな輝きが走った。

両腕が、身の丈よりも長い鎌へと変化する。
それを黒鳥の翼へ振り下ろした。]
(71)2006/01/28 02:03:51
文学少女 セシリア
トビー!来るなっ!

卿は、私と対峙している…私は、大丈夫だ。負ける気は無い…!
(72)2006/01/28 02:09:22
文学少女 セシリアは、よろめきながらも立ち上がり、銀色に輝く鎌を持つ。
2006/01/28 02:10:26
牧童 トビー
セシリア!
彼を殺せば、きっとあなたが後悔することになる!
それは嫌なんだ!

[叫ぶ口から、牙が伸びはじめている。]
(73)2006/01/28 02:12:11
美術商 ヒューバート
その気位で来られよ!
修羅に成らねば、討てぬ敵があるを知るが良い。

でなければ、私が血の騎士を降りた時
誰が天使や魔を討てようか!
(74)2006/01/28 02:13:53
文学少女 セシリア

殺しはしないよ。…勝ち、そして問い質す。

[トビーに、僅かに微笑む。安心させるかの様に、穏やかに]


ヒューバート卿…貴公の腕は良く知っている……。
懐かしいな、彼の戦局が…!

[セシリアは、駆けた。
鎌の歯を右後方に置きながら、身を低く。左上へと袈裟懸けに切るように]
(75)2006/01/28 02:14:11
文学少女 セシリアは、叫ぶ。「ならば、侭に!」 そして、駆ける。
2006/01/28 02:15:04
美術商 ヒューバート
[片手に持った長剣で鎌を受け止めた。火花が散る]

助けられた事もあったな。
貴公の助言が無ければ、私の陣は破られていたであろうよ。

だが

[鍔競り合いで空いた手で握り込んだ白砂をセシリアの顔に投げつけ、足蹴りを放つ。]

戦はチェスに非ず!
(76)2006/01/28 02:21:36
文学少女 セシリア
[長方形の栞が極東の国の床材、畳の様な大きさに広がる。
白砂を防ぎ、足蹴りを鎌の柄で受け飛び退く。]

その言葉を聞いて安心した!

[黒の騎士に貫かれる白の僧正。そのイメージが何処かへ消え去る。
左へと回り込み、大きく回転しての横一閃。
右よりは木の葉の栞が間接を狙い襲い掛かる。]
(77)2006/01/28 02:28:07
牧童 トビー
[長大な鎌に変じた両腕を、砂の上に引きずり、二人の間から退いた。

「殺しはしない」
セシリアはそう言ったが……。

長く鋭い牙が、唇を切り裂いた。]

どうすれば……。
(78)2006/01/28 02:32:30
修道女 ステラ
[アリーナで対峙する2人。セシリアに駆け寄るトビー。
絶対に敵ではない2人と、信ずるべき知己。
どちらにも、刃を振るうことはできない。

――私はまた見ていることしかできないのか……?

振り下ろすにはあまりにも重い両手を握り締める]
(79)2006/01/28 02:32:45
美術商 ヒューバート
[木の葉の栞が右腕に突き刺さる]

…ほう、流石は栞の君よ。
「ヒューバートならばこのような卑怯な真似はすまい。」

そう慢心せぬならば、我が軍を預けられようと言うものよ。

真に重畳!

[飛び退って*体勢を整えた*]
(80)2006/01/28 02:32:55
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/01/28 02:33:59
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/01/28 02:34:33
牧童 トビーはメモを貼った。
2006/01/28 02:34:43
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/28 02:36:17
文学少女 セシリア

ふふ…如何にも素直ではない様だ、私も…!

[同じ様に飛び退き、体制を整える。
足が悲鳴を上げていた。黒鳥のダメージを負って尚酷使する己へと。]
(81)2006/01/28 02:38:31
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/01/28 02:41:06
牧童 トビー
[数秒眼を閉じて、そして見開いた。
ヒューバートが空けた間隙へ跳躍する。
二人の間へと。

静かに変身を解いた。]

セシリア。
やっぱり、だめだ。
これ以上あなたが傷ついている時間はない。
もしこの戦いに時間を費やす間に、トリムナルティにあなたが封じられたら……。

もし、あなたがどうしても彼を封じなければならないというなら、僕が戦う。
だからもう一度、考えて。
(82)2006/01/28 02:43:22
牧童 トビーはメモを貼った。
2006/01/28 02:44:13
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/01/28 02:47:13
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/28 02:51:00
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/01/28 02:52:42
文学少女 セシリア
[対峙する卿との間に、トビーが飛来した。変身が解かれ、少年の容貌にと戻る]

…トビー…

… …。

[トビーの言葉に僅かばかり逡巡した後、ゆっくりと鎌を取り回す。
身の丈を越していた鎌は、片手程の銀の栞へと姿を変えた。
そして、落ち着かせるようにか、深い溜息を零し。双眸を伏せがちにして]


… …。

私は…

[静かに、トビーの向こうの卿を見やった]
(83)2006/01/28 02:54:34
修道女 ステラ
[――刃を振るうことはできない。
だが……間違って振るわれる刃を止めることはできる。

階段を蹴り、跳躍するとそのままヒューバートの前に降り立ち、両手を広げてセシリアを庇うように立ち]

……ヒューバート卿、あなたを疑うわけではない。
だが、あなたが本当に"トリムルティ"ではないというのなら、
その刃はセシリアに振るうべきではないはずだ。
それ以上セシリアに刃を向けるというなれば……
私が相手になろう。

[静かにヒューバートの顔を見据えた]
(84)2006/01/28 02:58:57
文学少女 セシリア

…ステ、ラ……


[セシリアは、手の中の銀の栞を握り締める。

一体私は、何をしているのだろう。流れに身を委ねるように、戦いに応じて。
逃避だったのだろうか。戦っていれば何も思わずに済むと。

セシリアは、手の中の銀の栞を強く握り締める。]
(85)2006/01/28 03:06:03
牧童 トビー
どんな風に言えばいい?
あなたに解ってもらうためには……。

たとえばナサニエルが、見る者であるメイがまだいるのに、彼の名前をあげた、とでも?
でも……、あなたが彼を疑う理由は、そんなことでは解けないだろうし……。僕が彼を違う、と思うのもたぶん、ほんとうはそんな理由ではないんだし……。

[少し困ったようにほほえむ。]

ごめん。やっぱりうまく言えない。
卿を封じなければならないなら、僕が、あなたの代わりに、彼と戦うよ。
(86)2006/01/28 03:15:30
文学少女 セシリア
[セシリアは、再度深い溜息を零す]


…そう言えば、ナサニエルは…卿も、暴君の名も挙げていたな…
…だが、結局は…私の、逃避なのかもしれない…
卿とも思えないのだよ。刃を交えて尚、其れでも。
…だが。ステラ、暴君、卿…。この中の誰か1人が、残りの1人。

……私はもう、失いたくない。
けど、解からないんだ…。……解からない……
(87)2006/01/28 03:23:06
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/28 03:37:05
牧童 トビー
メイは止めるために戦うと言ったけれど。
僕にはそれを止めるだけの理由は、もう一つしかない。
もう僕は、「女神の鎌」として相応しい者ではないし、これが罪だとしても、それを裁く資格があるのかどうか解らない。

もし終わらせることができるなら……、あなたが封じられる前に。
そうでなければ、僕が意味がないんだ……。

[同じように深く息をついた。]
(88)2006/01/28 03:41:46
牧童 トビーはメモを貼った。
2006/01/28 03:42:38
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/01/28 03:44:26
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/28 03:47:36
修道女 ステラ
[両手を広げたまま、セシリアを肩越しに振り返り。
小さく微笑むとまたヒューバートに視線を向け]

……私にはもう血の騎士でいる理由も、死神でいる理由すらない。
たとえ封じられても私は甘んじて受け入れるだろう。
それでもまだ私はここに存在している。
……その意味を、間違いたくはない。
(89)2006/01/28 03:49:09
牧童 トビーはメモを貼った。
2006/01/28 03:50:18
文学少女 セシリア

…トビー……

私は――

[――お前が封じられる所も見たくは無いのだよ。
セシリアはそう言い掛けて、何故か留まった。トビーを困らせてしまうからだろうか。
僅かに視線を上げると、ステラの微笑み。]


… …。

[静かに、目を伏せた。]
(90)2006/01/28 03:54:26
美術商 ヒューバート
!!

[消え去った栞の為、右腕から流れた血が西洋鎧を赤に染めている。]

人で在った頃の名残か。
久しく血など流した事はなかったと言うに。

済まぬな、シスター。
少年も。

論を戦わせるより、剣を交える方が解る事がある、などと思ってしまう。

軍人の悪いクセだ。
増してや御婦人に。

紳士としても私は失格らしい。
(91)2006/01/28 04:11:39
美術商 ヒューバート
[冥府鴉を鞘に仕舞い、ステラに笑いかける]

馬鹿者!
解らぬ御夫人よ。

理由がないのなら我が背を預ける為に居るが良い!

血気にたぎるこのヒューバートの前に立つ胆力。
並の死神では出来まいよ。
(92)2006/01/28 04:18:25
文学少女 セシリア

ヒューバート卿…

…済まない。…私は……未だ、答えを見出せない。

交えた刃…魂の響き。

… …。
(93)2006/01/28 04:23:11
美術商 ヒューバート
栞の君よ。

済まぬな。
貴公は聡い故か、先を見過ぎて動けぬ事があるように思う。

過つ事を恐れるな。
動かねばならぬ時もある。
先の貴公の澱みない目。
私を捉えた切っ先。
良い筋であったよ、肝を冷やした。
(94)2006/01/28 04:30:48
文学少女 セシリア

… …。

お言葉、痛み入る…。

[僅かに目を伏せ、微かな声で短く呟いた。]
(95)2006/01/28 04:36:32
修道女 ステラ
[ヒューバートが刃を収めたのを見て小さく吐息をつくと腕を下ろし。
ヒューバートの言葉に微笑みを浮かべながら小さく首を振り]

胆力などありはしないよ、ヒューバート卿。
ただ、私はあなたに斬られるのならばそれでいいと、そう思っているだけだ。
卿が私に背を預けると言ってくれたように、な……
(96)2006/01/28 04:39:10
美術商 ヒューバート
シスター、やはり捨て置けぬ御婦人よ。
(97)2006/01/28 04:52:37
修道女 ステラ
卿は私を買い被りすぎだよ。

[苦笑を浮かべると目を伏せ]

……本当に、歯痒いくらいに何の力もないんだ、私には。
(98)2006/01/28 05:08:25
文学少女 セシリア
[心配そうに見上げるトビーの瞳。
暫く立ち尽くしていたが、黒鳥に付けられし足の傷は痛々しかった。]


…ああ…この位、壁龕に入れば…何とも無い。

… …。

[卿とステラへ静かに一礼すると、アリーナを後にした。
トビーが隣に寄り添う。ゆっくりと歩みを進め、*壁龕へ向かった*。]
(99)2006/01/28 05:30:54
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/28 05:32:24
美術商 ヒューバート
やはり貴公は意地を張る馬鹿者よ。

[ヒューバートは優しく微笑みステラの右肩に手を置いた]

私はな、貴公が居らねば血の騎士になろうと決意なぞしなかったよ。一人の男を死地に向かわせる力はある。
貴公は生きている時から戦乙女(Valkyrie)の才があったと言う事よ。

それにな…
護符はそれ自体に力は無くとも、
それを持ち、誓いを詰め込み祈る事が出来る。
地にある膝を、土から離す事が出来る。

少なくとも翼を狩るヒューバートには無き力さ。
過去に囚われるのみでは血の騎士の地位は押戴けぬ。

何度問わせるのだ。
「死してなお在る命は何故か?」と。

[そう言うとヒューバートは*去っていった*]
(100)2006/01/28 05:36:04
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/01/28 05:37:32
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/01/28 05:38:41
美術商 ヒューバート
***回想***
まだ血の騎士ではなかった頃。
忘れもしない、信仰の為に人が人を屠る時代。

白い翼の使徒が神の名の下に人を支配し
堕ちた魔は人の心の闇に欲望を囁きかける暗黒の時代。

私は人と共に在ろうとした。
死神を豊穣の神として奉る郷があった。
私の声を聞く事の出来る者も居た。

私はその郷の者達を愛した。
良き生を送れるよう見守った。

だが…異端審問官によってその郷は断罪された。
私が留守をしていた時。
村人の殆どが処刑された後だった。
(101)2006/01/28 05:52:00
修道女 ステラ
[去り行くヒューバートの背中を見送り、掛けられた言葉を反芻する。]

何故か、か……
今は未だ、正解を見出だせそうにないよ、ヒューバート卿……
ただ、この生に意味があるのなら、間違わずそれに従っていたい。
今はただ、そう思う……

[僅かな時間目を伏せ。静寂の訪れたアリーナを見下ろすように*階段へ移動した*]
(102)2006/01/28 05:54:41
美術商 ヒューバート
だが希望はあった。
ただ一人…私の声を聞く事の出来る女が処刑を免れた。

その女は幼子を連れ、身篭っていた。
私は彼女をとある僧院に導いた。

生に疲れたのか…
その女は二人の女児を残したまま死した。
今でも覚えている。魂の木に還った彼女の魂の色を。

二人の女児は健やかに育った。
私は彼女達を見守った。
(103)2006/01/28 05:58:34
美術商 ヒューバート
しかし…運命とは皮肉な物。
その僧院もまたあの忌まわしき異端審問の顎にかかった。

人の世に多くの干渉をすまいと思っていたが故に…
私の手はまたも零した。

天使は「主」の名を謳い、魔は人の闇に付け込んだ。
彼らはあろう事か手を結んだ。

断罪と処刑の嵐。

ただの死神である私には天使と魔の乱行を止める事など出来なかった。

そして私が看取ると決めた二人の女児達は…
(104)2006/01/28 06:07:00
美術商 ヒューバート
この身が歯痒かった。
何も出来ぬのかと呪った。

祭典。
死神として聞き及んでいたそれに私も参じた。

二度と零さぬ為に。
人を繰人形にする者を倒す為に。
郷の者、生き残った女
あの女児達が再び生を得た時、笑って生きられる時代が在るように。
(105)2006/01/28 06:14:12
美術商 ヒューバート
あの女児達の妹の方が祭典に現れた時は正直驚いた。

なんと皮肉なものよ。
彼女は我が同胞となる為に寺院に現れたのだ。

彼女は人と人の世に絶望していた。
其れのみが彼女を動かしていた。
(106)2006/01/28 06:20:37
美術商 ヒューバート
[ヒューバートは苦笑し回廊で独りごちた]

だがな、ステラ。
貴公の母は貴公を愛していた。
貴公の名はラテン語で「星」の意よ。

星は太陽に成れぬ。

だが夜の旅人を照らす事が出来る。
貴公が生まれたのは夜であったよ。
修道女として、暗きあの時代の人の心の夜を照らすよう母は貴女に名付けたのだ。

それを「私には何もない」などと…
(107)2006/01/28 06:28:20
美術商 ヒューバート
本当に…本当に…何も変わっておらぬ。

いつも姉に譲っていた…
意地を張る事ばかり覚えた。

姉君は最期くらいは、と
例え一瞬でも貴公を長く生かそうと自分が先に焼かれたのだ。

そのような命に意味が無いわけなぞなかろう。
増してや死して在る命よ。
(108)2006/01/28 06:33:21
美術商 ヒューバート
全く持って…捨て置けぬ…
愛しい『星』である事よ。

そうであろう?冥府鴉。

[黒塗りの長剣は肯定も否定もせずカタリ、とだけ*鳴った*]
(109)2006/01/28 06:37:05
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/01/28 13:32:29
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/01/28 13:34:08
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/01/28 16:43:48
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/28 19:15:52
文学少女 セシリア
―壁龕―

[壁龕に何度世話になっただろうか。入る場所は違ったりしたとしても。
癒えたのを確認すると、ゆっくりと目を開いた。閉じても開いても変わらぬ暗闇。

今回は"眠り"も"夢"も訪れてはくれなかった。
ある程度意識が確りしていたからだろうか。己の身体の事ながら良く解からない。]
(110)2006/01/28 19:45:55
文学少女 セシリア
[眠りが訪れない間、様々な考えが頭を過ぎった。

何処までも気高く、固き信念を共にするヒューバート卿。
一度は疑ったものの、疾うに揺らいでいた。

―貴公は聡い故か、先を見過ぎて動けぬ事があるように思う。

卿の言葉が響いた。其れが、よりセシリアを悩ませる。]


… …。

[セシリアは壁龕の扉に念じた。開け、と。
再びこの扉に念じる時が訪れるのだろうか、と。そう思いながら。]

―壁龕より回廊へ―
(111)2006/01/28 19:46:37
文学少女 セシリアは、戦闘形態を解除している。今の容貌は少女の其れだった。
2006/01/28 19:53:17
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/28 20:07:22
牧童 トビーはメモを貼った。
2006/01/28 20:51:23
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/28 20:57:20
修道女 ステラ
―階段―

[訪れた静かな時間に瞳を閉じる。
ふと、闇の狭間に意識が落ちかかった瞬間に見る僅かばかりの夢。

黒い髪のよく似た面立ちの姉妹。
振り返る、小さい方の影。

――おねえちゃん、いまね、おひげのおじさんいたよ。
――……?いないじゃない。見間違えでしょ?
――ちがうもん、ちゃんとみたもん。

…………
………………

途切れた夢に小さく吐息をつけばゆっくりと瞼を開き。
ほんの少し残った後ろ髪を引かれるような追懐の情を払うかのようにゆっくりと立ち上がる]
(112)2006/01/28 21:06:58
牧童 トビー
―階段最上層―

[自分に残された時間は少ない。
その焦燥が、迷いを生む。

セシリアが目覚めた気配を感じたが、動けなかった。
正しい選択は何か。
そんな迷いがあることを、ほんの数日前には知らなかった。
そう思うと、苦い笑みがこぼれた。]
(113)2006/01/28 21:10:11
文学少女 セシリア
―回廊―

[ふと、天井を仰いだ。
暫く、太陽を見て居ない気がする。光を、見て居ない気がする。
ギルバートの輝きとは違う、自然の光を。

光は一体何処にあるのだろうか。希望の光すら今は見出せない。]
(114)2006/01/28 21:10:46
文学少女 セシリアは、ゆっくりと階段の方へ歩みを進めた。
2006/01/28 21:16:00
文学少女 セシリア
―階段と回廊の狭間―

[遠くの、階段の中ほどで佇む暴君を見詰める。
此処からでは表情が良く見えないが、何を思っているのだろうか。]
(115)2006/01/28 21:26:58
文学少女 セシリア
[刃を交えたヒューバート卿。其れを言葉と共に止めたステラ。そして彼の暴君。

いっそ変わらぬままのが――

そう自嘲気味に呟いたステラの言葉が思い出される。
セシリアもそう思っていた。友の心を傷つけられ、赤い悪夢を見せられ。
以前のままの暴君ならば、真っ先に戦いを挑んでいただろうか。

しかし、暴君の覇気は既に耐えて久しい。禍々しい気配は何処にも無かった。]
(116)2006/01/28 21:39:26
修道女 ステラ
[ゆっくりと首を巡らせ、トビーとセシリアが現れたのを視認する。
階段の中程で動かない暴君。
姿の見えないヒューバート。

――まだ、答えの出ない問いを持て余しただ立ち尽くす]
(117)2006/01/28 21:50:19
吟遊詩人 コーネリアスはメモを貼った。
2006/01/28 21:51:19
吟遊詩人 コーネリアス
[コーネリアスは何かを決心した表情で立ち上がる。
そして虚空を仰ぎ・・・斬首刀を取り出す]

もはや・・・私には”これ”しか残ってはいない・・・。
それを全うすることが私の”罪滅し”・・・。
疑わぬ・・・我が”血肉”は・・・疑わぬ!

[自らが対峙すべき相手を思い浮かべる。
正直進んで刃を向けたい者ではない・・・
”トリムルティ”であろうがなかろうが、
彼は敬意を抱くに十分な死神である。
・・・だから敬意を抱いて対峙しよう。
出し惜しまずに対峙しよう・・・卿に]
(118)2006/01/28 21:58:30
文学少女 セシリアは、暴君が斬首刀を取り出すのを静かに見やる。「… …」
2006/01/28 22:02:20
吟遊詩人 コーネリアス
[セシリア、トビー、ステラに確かな”決意”を
抱いた声で静かに語りかける]

卿の様子を見るに・・・我々は剣を交えることになりそうだ。
彼は・・・私のような”蛮族”は”騎士”に値せぬ者だと
思うかも知れぬが・・・私は彼を尊敬して刃を向ける。
・・・だからこそ・・・私と卿の・・・”清い”戦いにしたい・・・。
わかって・・・いただけるであろうか?

[コーネリアスは直接どうして欲しいとは言わない。
彼の”願い”はその眼が主張していた]
(119)2006/01/28 22:07:54
文学少女 セシリア

…暴君よ。
(120)2006/01/28 22:09:08
文学少女 セシリアは、暴君に語り掛ける。
2006/01/28 22:11:27
吟遊詩人 コーネリアス
[澄み切った眼・・・”苦悩”を乗り越えた眼・・・
愛への”欠乏”から王族の誇りを失った自分。
だからこその”願い”・・・彼は続けた]

卿は強い・・・私の手に余る相手であることは明白だ。
故にこれが我が最期の戦いになるかもしれぬ。
たとえ勝てたとしても・・・今の私は・・・
血の騎士の職分の対象に十分なり得る。
それだけに・・・私は最期を”蛮族”として迎えたくない。
最期こそは誇り高き”王族”として・・・。

[感情をせき止めることができず言葉に窮する。
彼はそれ以上自分の”願い”を言わなかった]
(121)2006/01/28 22:17:46
文学少女 セシリア
[言葉を聞き終えると、僅かな間を置いて]


…ガロットと緋色の悪夢、忘れはしない。

それ以上に、私の友の心を傷付けた事…絶対に、忘れはしない。


……だが。…其れがお前の"願い"と言うのなら。

…今は、信じよう……コーネリアス。

[瞳を見据え、名を紡いだ。異名ではなく――彼の名を。]
(122)2006/01/28 22:19:37
文学少女 セシリアは、静かに一歩下がり、ステラを僅かに見た。
2006/01/28 22:23:34
吟遊詩人 コーネリアスは、文学少女 セシリアの呼ぶ名に表情を一瞬柔らかくした。
2006/01/28 22:28:25
修道女 ステラ
[目を伏せると首肯し、階段を数段昇り、コーネリアスを見遣る]

……好きにしろ。
貴様に受けた仕打ち、忘れるわけではない。

だが……それが願いだというなら、それを邪魔立てする無粋もしない。
(123)2006/01/28 22:28:40
牧童 トビー
[コーネリアスの言葉に、一瞬眼を閉じた。

彼の望むものが何か、ほとんど理解することはできない。
それでも、彼が薄れかけている意志を燃えたたせて、ヒューバートと対峙しようとしていることだけは解った。

彼が、ただ平穏に消滅することなど願っていないのだということだけは。

残された時間は少ない。
それはここにいる誰にとっても同じことなのだと、ふと理解した。]
(124)2006/01/28 22:31:20
吟遊詩人 コーネリアス
[セシリアとステラの言葉に感謝の念を抱く。
そして静かに目を閉じると・・・”結界”を張った。
卿ほどの信念の持ち主には”夢”は通用しない。
コーネリアスを中心に狂おしい薔薇の芳香が起こってきた]
(125)2006/01/28 22:38:35
文学少女 セシリアは、トビーの傍へと静かに歩み寄った。
2006/01/28 22:40:33
牧童 トビーは、文学少女 セシリアをそっと振り返った。
2006/01/28 22:41:01
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/01/28 22:41:32
吟遊詩人 コーネリアスは、アリーナへ足を運び、対峙すべき相手を待つ。
2006/01/28 22:41:56
修道女 ステラ
[ロザリオに触れる。久しく思い出すこともなかったカンタータを口ずさむ。
――神を信じぬ私が歌っても加護など得られぬであろうが]

Widerstehe doch der Sünde,
Sonst ergreifet dich ihr Gift.
Laß dich nicht den Satan blenden;
Denn die Gottes Ehre schänden,
Trifft ein Fluch, der tödlich ist.

[僅かに哀しい響きを帯びた歌は果たして誰に向けられたものか――]
(126)2006/01/28 22:42:32
文学少女 セシリア
[トビーの横に位置したまま、ステラの歌を耳にする]

明けない夜はない。醒めない夢もない――か…
(127)2006/01/28 22:47:32
修道女 ステラ
[セシリアの呟きに小さく微笑みを向け。
ただ今は、悪夢の終わりが来るのを祈るかのように――]

Die Art verruchter Sünden
Ist zwar von außen wunderschön;
Allein man muß
Hernach mit Kummer und Verdruß
Viel Ungemach empfinden.
Von außen ist sie Gold;
Doch, will man weiter gehn,
So zeigt sich nur ein leerer
Und übertünchtes Grab.
Sie ist den Sodomsäpfeln gleich,
Und die sich mit derselben gatten,
Gelangen nicht in Gottes Reich.
Sie ist als wie ein scharfes Schwert,
Das uns durch Leib und Seele fährt.
(128)2006/01/28 22:52:39
牧童 トビー
夜があける。地上の物語だね。

夜明けってどんなもの?
太陽の光は、ほんとうに熱いの?

いつか……、地上に行こうね。

[セシリアの指先に、そっと手を触れた。]
(129)2006/01/28 22:57:52
美術商 ヒューバート
とうに腹は決まっておるのだがな…

御領主。私はあなたを滅ぼす。
義でも望みでもなく剣を振るう。

故に迷いは無し。
(130)2006/01/28 22:58:22
文学少女 セシリア

ああ…暖かい光だ…。

…必ず、地上へ…

[そっと、トビーの手を握る。小さな手を、優しく。優しく。]
(131)2006/01/28 22:59:26
修道女 ステラ
Wer Sünde tut, der ist vom Teufel,
Denn dieser hat sie aufgebracht.
Doch wenn man ihren schnöden Banden
Mit rechter Andacht widerstanden,
Hat sie sich gleich davongemacht.

[小さな歌声は霧散するように消え。
ただ歌の終わりに小さく瞑目すると祈るように呟いた]

……Amen.
(132)2006/01/28 23:00:00
美術商 ヒューバート
そのような男の剣で良ければ。
このヒューバート、御領主のお相手を致そう。
(133)2006/01/28 23:00:02
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