人狼審問

みなさん、お早うございます。

あれ、アーヴァインさん、こんなところで寝ていては風邪を引きますよ……あれ？

アーヴァインさん？？

次はゴードンじーちゃんところかな。
武器見せてもらってどんな展示か見たいもんねー。

『きゅ？』

ピコ？　どうかした？

【騎士の館】

しかし、これはどうしたことでしょう。

ここはアーヴァインさんが工事をしていた騎士の館のはずなのに。
壁はショッキングピンクに塗られ、鎧にも原色バリバリのリボンだのフリルだのレースだのが飾られて…

やだ……なにこれ……これいまの映像なの……？

これは、現場を見に行くしかないわねっ。
行くわよっ、ピコ。

おや、なにか落ちていますね。これは？

【テーマパークの建設を中止しろ】

[無目的に歩いていると、インカムからヴィンセントの声が聞こえてきた]

……。
団長さんのとこで何かあったらしいな。
行ってみよう。

『野次馬ね』

これはいったい……

アーヴァインさんもフリフリの服を着せられているし……。
派手なパジャマで寝る方だなぁと思ったのですが、どうやらそれとは違うようですね…。

【騎士の館】

ちょっと、いまの映像はどういうことっ。

[ソフィーは息を切らせて館に飛び込むと呆然とした]

……メガネ医者、アンタがこんなことしたのっ。

[ソフィーはヴィンセントを見つけると詰め寄った]

……何か集会場の方が騒がしいわね。どうしたのかしら。
アニスに見てきてもらいたいけど、村長の所に使いに出しちゃったのよね。台車置いたら集会場に行ってみましょ。ちょっと気になることもあるしね。

［ローズマリーは酒場の納屋に台車を戻すと、又集会場へと向かった］

いやあ、かくかくしかじかと言うわけなんですよ。

アーヴァインさんは気を失っておられるだけのようです。
とりあえず、医務室のほうへ運びましょう。

[騎士の館を見て驚愕している]

うわっ…。
テーマパーク建設反対派の仕業ってところか。
それにしてもひでぇな…。

そう……アンタも発見しただけなのか。
ねえ、運ぶなら医務室よりも集会場の広間の隣の部屋のほうがいいんじゃない？
あそこは防音完備だし、静かに療養させるにはいいと思うんだけど。

……アーヴァインさんはきっとショックを受けてるだろうから。

ソフィーさん、そっちの端を持ってください。

さぁ、戻りましょう。

ギル、いいところにきたっ。
アーヴァインさん運ぶの手伝ってちょうだーい。

おう、ソフィー。そのつもりだ。

[ギルバートは立て看板の片方を担いだ]

で、どこに運ぶんだ？

集会場でいいわよね？


それにしても……誰がこんなひどいことをしたのかしら……。
こうなってくると昨日の卵事件も同じ人がやったって考えたほうがよさそうね。

［ローズマリーはモニターを見てあっけにとられている］

アーヴァインが……まさか自分であんなふうにはしないでしょうし。こっちにみんな戻ってくるみたいだから待ってましょう。
簡単な食事でも作っておこうかな。
今朝作ってた腸詰のテスト作品でも茹でておきましょ。

―自宅―
[コーネリアスはインカムから聞こえてきた声に目を覚ました]
……インカムつけたまま寝てた…。

…それにしても、さっきの声は一体…？
【テーマパークの建設を中止しろ】？
何かあったんでしょうか…。

あら、何かインカムが騒がしいですわね。
騎士の館がどうとかいってますが･･･

ランラン、ちょっと行って見ましょうか。

Gloria in excelsis Deo♪…って、ん？

[シャーロットはインカムから流れてくる話し声がざわついていることに気がついた]

何かあったのかな…？
ちょっと業者さんとの打ち合わせまで時間があるから少し集会所に顔を出してみようかしら。

[シャーロットは作業の手を止めた。楽器にするつもりのグラスをそっと食器棚の中に再び仕舞い、集会所に向かった。]

医務室のベッドは、血まみれマネキンを抱いた青い髪の人が寝ていらしたので。
アーヴァインさんは別の部屋に寝かせておきました。
命に別状はないようですが、ショックで言葉がでない状態です。

アーヴァインさんのそばには、こんなものがおちていました。

[モニターの画像に愕然とする]

ん？これは…アーヴァインさん?!
気を…失ってるみたい…

あ、ヴィンセントさん、こんにちは。
アーヴァインさんは大丈夫なんですか？

[脅迫状を見つめる]

…！
中止しろ、だなんて…

[ギルバートは脅迫状を覗き込んだ]

“テーマパークの建設を中止しろ”か。
旅人に卵を投げつけた奴と同じ犯人だろうな。
事件に過剰反応した団長さんが邪魔だったんだろう。

お医者さんにギルバートさんお疲れ様。モニターじゃよくわからなかったけど、なんだかひどい有様だったみたいね。

それから他の皆にもまとめて朝の挨拶しておくわ

それってどう見ても脅迫状……だよね。
どうしてこんなものがアーヴァインさんとこにあるのよっ。

［ローズマリーは食事を作る手を止めて脅迫状を見た］

……これが今回の犯人ってこと？

[工事現場にパトラッツオがやってきて何事が起こったかを伝えた]

何だと？
くそっ、ここで止めたら俺たちはなんだ。ただのバカじゃないか!!

作業員にはなにか手を打つすかあるまい。
ありがとうパトラッツオ。引き続き監視と報告を頼む。

つまり、アーヴァインさんはこの脅迫状の送り主にあんな目に合わされてテーマパークを中止しろって言われてるってことはこのまま建設を続けたらまた誰かが被害にあっちゃうかもしれなくて、この送り主ってのはこの村にいる誰かでテーマパークを作るのを嫌がっててでもアタシはこの村の人のことみんな大好きだし疑うなんてそんなのできるわけないし、でもしなかったらまた被害が増えちゃったりして、取材してるアタシも被害にあっちゃったりなんかしちゃうってことー？
そんなのいやーーーーっ！

テーマパークの建設に反対している人たちがいるということでしょうか。
それも一人じゃなさそうです。

この切り抜きの文字ですが、カッターできれいな正方形に切り取られたものと、極めていい加減に切り取られたものが混在しています。文字の貼り付け方なども、きっちりしているものと、アバウトなのが混じっていますね…。

この脅迫状は複数の人間が作っているように見えます。

……

［ローズマリーは何事か思案している］

私ね、昨日カミーラに木いちごをいただいたの。
カフェメニューを考えててビールには腸詰よね、と思ってその試作品も作りながらジャムも煮詰めてたんだけど夜中までかかっちゃったのよね。

ソフィー、案外あなたの言う事は当たってるかもよ。
犯人は建設中止を望んでる…。
はりきってる人ほど、それを台無しにされたらショックが大きいと思うの…。

シャロ〜、そんなこわいこといわないでよー。

……ローズ、どうかしたの？

[作業を続けながら何かを思案している]

【作業員に動揺が広まると工期に遅れが生じるかもしれない。これだけは何としても避けたい。叱咤激励だけで済めばいいのだが･･･】

うん…ソフィー、見間違いかもしれないんだけど、煮詰めながら外を見てたの。
昨日は月明かりで割と明るかったし、そうだと思うんだけど……

ステラがね、騎士の館の方に歩いていくのが見えたのよ。それに…騎士の鎧に着せられてたって言うピンク色のドレスを抱えてたように見えたの。

……言うかどうか迷ったんだけど。

……ステラが……？
それ、なんかの見間違いじゃないの？

だって昨日あんなに楽しそうに教会を破壊……違う、改装してたじゃない。

ステラが…？

ほら、酒場って広場に面してるでしょ？
騎士の館だって見えるし。別のシスターかと思ったんだけど、確かにあれはステラだった。

[ギルバートはローズマリーの言葉に息を飲んだ]

ステラ…って誰だっけ？

『修道女の格好をした女の子よ』

あー、あの子か。
って事は、あの子が団長さんにあんないたずらを…？

昨日はそんなに気に止めなかったんだけど、今日モニターから見てみたら騎士の館で事件でしょ？

ステラ確かに教会を改装してて張り切ってるようにも見えたけど、ちょっと壊しすぎかなとも思ってたの。
ルーサーが戻ってきたら大目玉よね。

私だって酒場をあれこれいじってるけど趣味の違いの範疇だもの。

[インカムからローズの告白が聞こえた]

何？犯人を見つけたのか？！
パトラッツオ。いるか？マークをステラに切り替えてくれ。

『……承知』

この村にはシスターの格好をした人はステラくらいしかいないと思う。
…誰かが、変装していたなら話は別だけど。

シスターはステラしかいないから見間違えるなんてないだろうし、ローズ、アンタの言うことだから信じたいけど……。
ステラがそんなことするなんて信じられないよ。

アタシ、ちょっと確かめに行ってくるっ。
ステラの話を聞いてみたいし、ほかに目撃情報があるかもしれないからっ。

そのピンク色のドレスというのは……。

もしかして、イチゴとイチゴジャムの瓶の模様で、裾のところにはピコフリルがあしらわれ、腰の部分には小さいテディベアのぬいぐるみが２つ縫いつけられた綿ローンのワンピースでしたか？

もしそうなら…やはり…

ステラはまだここには顔を出してないのね。

私だって信じたくなかったわよ。誰かがステラそっくりに化けていればだけど、そんな芸当出来る人いるかしら。
服装だけでステラと思ったなら別だけど、顔も確認したんだもの。

他の目撃情報があるかどうかはソフィーに任せるわ。

お医者さん、そこまで詳しくは見えなかったわよ。ステラが着ていたわけじゃないんだから。

はー、一気に食欲なくなっちゃったわ。

そうですか……。

いや、アーヴァインさんが着せられていた服がそういったものだったので、てっきり…いや…

さて、それでは私はもう少しアーヴァインさんの看病をしてきます。

それではまた。

マリー…ショックだろうけど、ちゃんと食べなきゃ駄目よ？
もしかするとあなたの「目撃した」っていう言葉が、これからのテーマパーク建設の動向に重要になってくるかもしれないもの。
少し休んで、元気になればいいね。
『これ、あげる』
スモモ、マリーはあなたみたいにねじくぎを食べる人じゃないのよ。なでなでしてあげなさい。
『うみゅぅ…おいしいのにぃ』
[スモモはローズマリーをそっと撫でた]

さて、私はそろそろ業者さんと打ち合わせがあるから抜けるわね。帰りは、打ち合わせの進行次第で遅くなってしまうかもしれない。
時計の針は予め進めておくね。

来て見たら驚きです･･･ローズさんは支援者か、いたずらっこでしょうか･･･【私は目撃者です】昨日はトビー君を目撃しましたが、普通に寝てらしたようですわ。

私も酒場に戻るわね。

…アニスもまだ戻ってこないし、今日は酒蔵の整理でもしておきましょう。
それじゃ、又後でね。

［ローズマリーは集会場を後にした］

ともかく、そのステラって子の話も聞いてみないとな。

俺はこれからそうめんの材料を選ばなきゃならん。
イシター、俺の竹にいたずらされないように見張っていてくれ。

『えー、退屈ー』

爪は立てるなよ。

『ちぇっ』

トビー君を選んだのは、いたずらっ子というイメージからですね。
･･･ちょっと、自分自身辛い状況で困ってます･･･目撃者なのに黒出されてでることになってしまうなんて･･･

[インカムからステラの目撃証言が聞こえてきた]

ステラも目撃者か…。
おっと、小麦粉の値段が高いな。もうちょっとまけてくれよ。

[ギルバートは業者と交渉中]

[パトラッツオがやってきて耳打ちしている]

･･･そうか。ステラは目撃者を名乗ったのか。そしてトビーを見張っていた、と？
ふん。これは一目瞭然じゃないか。
まあいい。パトラッツオ。ステラのマークは外さないでくれ。

『……承知』

辛い状況で胃が痛いですわ･･･ランラン、お薬お願い。
一旦教会へ帰らせていただきますね。

[西区画：お菓子の大宮殿予定地]

『・・・ぼっちゃま。ぼっちゃま。』

爺。どうした？（ぷよぷよ

『かくかくしかじかとどのつまりなんとかだそうですぞ。』

[ミッキーは爺からアーヴァイン氏に関する事件の情報を得た]

反対派ってホントにいたのか。（ぽよぽよ
そういえば、庭園の初代ご先祖様の像。フォークの先が何者かによって削られたそうだな。

『ははっ。犯人は分かっておりませぬ。』

爺。（ぷるるん
ピエールを回収するついでに、集会場にメモ貼ってきて。
「お菓子の大宮殿にも若干の被害が。反対派の犯行？」と。

『かしこまりました。ぼっちゃま。』

[アーノルドは打ち合わせが終わった会議室で大いびきをかいて寝ている。扉を開けてメイデンが入室してくる]

『マスター。緊急事態です』

･･･ん？なんだもう少し寝かせろ。

『こちらを』

[メイデンは首の後ろからケーブルを伸ばし、テレビの映像端子に接続する。そこにはアーヴァインとアーヴァインが作成していたアトラクションの見るも哀れな姿が映る]

[どうやら脅迫状らしきものもあるそうです。建設中止について書かれているとの事です]

･･･掃除ロボットを向かわせろ。それで済むだろ。
[毛布をかぶりなおし寝ようとする]

『アーヴァイン様がショックで寝込まれました』
[毛布を剥ぎ取る]

･･･たく、また厄介ごとを増やしおって。
[しぶしぶ起きる]

[頭をボリボリかきながら画面を見る]
なんだ、この”萌”ってのは。最近流行のメイクか？

『悪戯です』

･･･ネコミミも最近流行のファッションか？

『悪戯です』

･･･おしゃぶ･･･

『悪戯です』

勘弁してくれよ･･･
[焦燥感をみなぎらせている]
何と厄介な。脅迫以外は警察を動かせるような事件が起きてるわけじゃない、広告としては最良のいやがらせだな。小さな犯罪だがゴシップ好きなマスコミにはもってこいの話題だ。こっちの身にもなってもらいたいもんだ。
[大きなため息をつく]
メイデン、コーヒーを持ってきてくれ。

『了解しました、マスター』

[コーヒーを飲みながら]
しかし、これは何時やられたんだ？

『昨晩は作業終了までアーヴァイン様は特に問題はございませんでした。この画像がパーク内に放送されたのは今朝ですから夜中の犯行ではないでしょうか』

夜中、か。一応警備もしているわけだし、そうなると内部事情に詳しい者の悪戯である可能性が高そうだな。

『そのように思われます』

仕方が無い。一応役場の議題に出しておこう。ならば警察の強権を発動しない程度の取り調べ室が必要だな。暫く拘束する可能性もあるので簡単な宿泊施設も用意するか。

あと、まあ問題にならない程度のお仕置きセットも準備だな。全部やっといてくれメイデン。

『･･･マスター、最後の用件についてはかなり難易度が高いと思われますが』

そこらへんは考えろ、検索していけば何か見つかるだろ。例えばハケ水車とか他にはハケ水車とか･･･

『ハケ水車で宜しいですか？』

そうじゃなくて、たとえ話だろう！

『むしろハケ水車はあとで問題になると思われますが』

だーかーらー！！

[メイデンはあからさまに困惑している]

はあ･･･
[疲れている]

『マスター、調査した結果集会場の納屋への幽閉しか方法がございません。但し施錠や見張り、生活環境の向上など多少の手入れを行うという方向で問題ないかと思われます』

まあ、それでいい。後で見に行こう。それに目撃者がいないかも調べなくてはな。
あとまあこういう場合聴聞者も雇ったほうがいいのだろうが大事にしたくないな。

仕方が無い私が聴聞者をやろう。

『スケジュールに加筆しておきます』

せんでもいい。

―巨大迷路内―
[ドアの近くでレリーフを吊り下げながら、先程集会場で聞いた話を反芻している]

脅迫状…か…。テーマパーク建設は皆の総意だと思ってたけど…反対する人もいるんだな…。

『コーネ、髪の毛できたよー』

……あ、ありがとうチロ。
じゃあこれ、塔の窓からぶら下げてきてください。
[作業員の1人に金色の長い糸の束を渡した]

『ところでマスター』

何だメイデン。

『昨晩の作業についてですが、お伺いしても宜しいでしょうか？』

･･･お前、私を疑っているのか？

『アリバイを立証出来ません』

･･･
[コーヒーを飲む]
そんな暇があったら寝るわ。

『エレキテルパレード作業時の作業用ロボット使用履歴にマスターの名前があります。後で役場の委員会の方から聞かれると思われますのでご注意をと』

･･･
[不機嫌な顔をしてコーヒーを飲む]

[ローズマリーは一人酒蔵でワインの品数を調べている。しばらくして物音に気づき、振り返るとアニスがいた]

あらアニス、戻ってきたのね。そう、村長はまだ役場にはいなかったのね。でもちゃんと請求書は渡してきたんでしょう？　なら大丈夫だと思うわよ。

うん、ワインの数は大丈夫、と。
ビールは注文しなきゃいけないわね。最近は発泡酒が人気みたいだけどやっぱりビールの方がコクがあって美味しいわ。

さてと。そろそろテントの準備しなきゃいけないわね。トビーが手伝ってくれるはずだったけど……どうかしたのかしら。
色んな人に仕事頼まれてそうだったから、忙しいのかもしれないわ。

それに軽食用のお皿ももっといるわよね……陶器は高いし、割れると危険だからプラスチック製の物を頼もうかな。

それにしても。ステラがいたずらっ子だったのは別としてお医者さんの話じゃグループ犯行みたいだし、他にもいるってことよね……。ステラも私のことをいたずらっ子か支援者じゃないかって疑ってきたし、実行犯とそれを見守ってる人がいるってことね。

でもステラを見たのだって偶然だし、ステラと繋がってそうな人って誰かいたかしら。

［ローズマリーが考えながら酒場の外へ出て行くとその後をアニスも追っていった］

[一息つくと]
さて、そろそろ集会場でも見に行くかな。

『マスター、書類の処理がまだ終わっていません』

･･･
[机の上にたんまりと村長の承認印待ちの書類が溜まっている]
わかったわかった、押せばいいんだろ、押せば。
[椅子に座り、リズミカルに印を押していく。途中で押し終わった請求書が気になり目を通す]
･･･集会場の飲食費。これ多くないか？

『マスター承認済みです』

消せない？

『無理です。”アニタ”に承認済みのメールを送信致しました』

･･･エレキテルパレードの予算を削るか。
[頭痛が絶えない]

◇ 東地区： キテレツ斎の家 ◇

…うむ、やはり予想していた通り、日の本の国の伝統的な和風の家だな。

［ 卍は柱や襖、土壁や欄間などに直に触れて確かめている ］

一から作るよりも、この空家を改築して、【からくり忍者屋敷】 を作った方が早い。
キテレツ斎殿には申し訳ないが…。

『…ご主人様、重要度最高レベルのニュースが配信されているなりよ〜』

…にゅぅす？

『配信画像・伝達事項を伝えるなり〜』

［ コロ介が壁に投影した画像は、団長の無残な姿をはっきりと写しており、卍の涙を誘った ］

…なるほど。
昨日の卵の件に引き続いて、村長殿の政策に反対する不穏分子が動き出したということか。

［ コロ介から事の次第を全て聞いた卍は、深くため息をついた ］

…拙者にできることを、まず、やろう。
それは、「あとらくしょん」 の完成を目指すこと。

異国の旅人が、手出しをせぬほうが良いだろうしな。

［ 卍は少し寂しげな表情で、空を見上げた ]

夏姫様…。
貴女は、今、何処にいらっしゃるのですか…？

祖国を離れ、遠い異国の地で…。

[作業員の1人が来たのに気付いて顔を上げる]
……ああ、コース1作成終了ですね。
お疲れ様です。しばらく休憩するように皆さんにも伝えておいて下さい。

[見送った後]

…あ、そういえば迷路のルール説明忘れてましたね。

[紙に何やら走り書きし始めた]

『ご主人様、疲れた時には、甘いものを食べるといいなりよ〜』

［ コロ介は黒っぽい大きな塊を卍に手渡した ］

……コロ介、これは何だ？

『チョコレートなり〜』

ちょこれぃと？

『甘くて美味しいものなりよ〜♪』

…ふむ？　で、お前はこれを何処で手にいれたのだ？

『西の方にたくさーん置いてあったなり〜』

西？　
…うーむ、あまり外を歩いてないから、よくわからぬな。

［ 卍はチョコレートを食べてみた ］

…甘いな。

『甘くて美味しいものなりよ〜♪ 疲れてる時には甘いものを食べると心が和むと、キテレツ斎様がよく言っていたなり〜』

…それで、拙者のために持ってきてくれたのか？

［ 卍はコロ介の頭をなでてやった ］

『コロ介もご主人様の為にがんばるなりよ〜！』

そうだな、頑張ろう。

いたずらを仕掛ける者たちのことも気になるが、まずは自分に課せられた仕事をこなさなければな。

チロ、これを看板に彫ってもらえるかな？
[先程の紙をチロの前に置く]

『了解。インプット開始するの』

――――――
『■御伽迷路･ルール説明■
まず、目の前にある4つの扉のうち１つをお選び下さい。選んだ扉によって、コースのテーマも変わります。
各コースの御伽噺の説明は、コースに入ってすぐのところにあるレリーフに書かれています。その世界を再現した迷路となっているので、読んでおけば何かのヒントになるかもしれません。頑張ってゴールを目指しましょう。
なお、コースのどこかにある"アイテム"を持ってきた方には景品を差し上げます』
――――――

『――インプット終了』

[チロは看板に文字を彫り始めた]

……私は景品作りでもしますかね。

ただいまぁ。
なんかすっごい久しぶりな感じ。
皆アトラクション進んでるかな。
これから僕んちで2次会やるとかでお手伝いやるんで
またすぐに戻らなくちゃなんだけど、ちょっと抜け出してきたよ。

あーすっごいキレイだったな、花嫁さん。
4回もお色直ししたんだよ。花婿さんもすごい美男子だったし。
あー、僕もあんなフリフリフワフワのドレス着たい〜…って
なんだろ、この雰囲気？

何かあった、のかな…？

[モニタの映像とその後の情報を確認する]

ええーアーヴァインさんかっわいい！！
じゃなくて、えっと確かにこれは騎士らしくないね。
ゆゆしき事態だよね、きっと。

で、ローズさんはステラさんを目撃して、ステラさんはトビー君を見張っていたけど
怪しいところはなかったって言ってるんだね。
うーん…難しいけど、ステラさんが本当に目撃者だっていうのなら
今日のうちにお仕置きしちゃうってのは早計だと思うんだ。

今夜は2人に同じ人を見張っててもらうっていうのがいいんじゃないのかな。
それぞれ別々の人を見張るより確実な情報が得られそうな気がするんだけど…どう？

―作業場―
[ゴードンは真剣な顔付きで4本目の武器の仕上げを行っている]

･･･よし、完成だ。

『お疲れ様デス、マスター。
コレが「聖剣デュランダル」デスカ？』

ああ、んじゃ恒例の説明をお願いしようとするかね？

『了解しまシタ。少々お待ち下サイ。』

『では開始しマス。
■デュランダル
11世紀頃の仏蘭西の叙事詩「ローランの歌」に登場するローランが持つ聖剣。
この剣がどのようにしてローランの手に渡ったかかは幾つもの説があるが、一番有名なのは天使がローランの前に現れ「王にこの剣を授けよ」と剣を渡し、その天使の話を王にしたローランが「汝はその剣を持ち我を助けよ」と王から授かった説である。
ローランは物語の最後で義父に裏切られ20万の軍勢の前に敗れる事となる。
この時、ローランは最後に剣を敵に渡すまいとデュランダルを大理石に叩きつけるが、剣には傷一つつかず、逆に大理石が真っ二つになってしまったと言われる。
聖剣デュランダルは黄金の柄と白銀両刃を持つ片手剣で、物語からも分かる通り決して折れないと言われている。
また、黄金の柄の中には聖母マリアの衣服の一部などの聖遺物が納められていると言われており、
まさにデュランダルはキリスト教を象徴する剣といえるだろう。』

[説明を静かに聞いていたゴードンはキセトの説明が終わるとキセトに笑いかけた]

ＯＫ、今回も完璧だ。

『有難う御座いマス。
しかし綺麗な剣デスネ。』

ああ、こいつぁ観賞用の剣としても一級品かも知れねぇな。

『･･･マスター、奇妙な映像を受信しましたがご覧になりますか？』

奇妙な映像･･･？
なんだそりゃ。まぁ一応映してくれ

『了解致しまシタ。受信した映像を再生致しマス。』

[セキトは部屋の中を暗くし、胸部の内臓プロジェクターで壁に映像を映し始めた。
壁にはある意味無残な姿をしたアーヴァインが映し出されている]

[ネリーはゴードンの作業場にのぞきに来た]

ストームブリンガーってアルピノの王子様の剣だね。
でもデュランダルって知らないや。
んー…伝説の武器の世界も奥が深いね。
ねえねえ、ゴードンさん。
そのできた武器ってラッセルのお城に飾るのもかっこよさそうじゃない？
あいつ、まだ今日は来てないみたいだけど。

それにしても脅迫状って…なんか怖いよ。
テーマパーク建設に反対する人たちがいて、その人たちがいたずらをしかけてるわけだよね。
僕はかわいいカッコしたりきれいな服着るのとか大好きだけど、
アーヴァインさんは寝込んじゃうほどショックだったわけで、
そんな風にショックを与えるのってちょっとやりすぎだよね。
こうやってわざわざ送りつけてるところみると、また被害は起きると思うし。

大掛かりなアトラクション作ってる人がまさかこんなことするような気はしないけれど
それも全部作戦のうちっていうのもあるのかな？
それともやっぱり作業にそれほど積極的じゃない人の中にいるの？
犯人は複数…ということは彼らは繋がりはあるのかな？
全然わからないや…。

[ゴードンは映像を見て噴出した]

ぶっ･･･なんじゃコリャ！？

『アーヴァインさんだと判断しまスガ。』

いや、そりゃ分かってるが･･･
あ〜あ、アイツの自慢の鎧も愉快な事になってんなぁ。

[ゴードンが呆れ顔で映像を見ていると最後に手紙が映し出される]

あ〜、なるほどねぇ･･･テーマパークに反対してる奴の仕業かい。

[このような事をするより、村長などの役職についている人に掛け合ったほうが要求が受け入れられる可能性は高いと思うのでスガ･･･]

理屈で動けねぇのが人間なんだよ、キセト。

『そういうものデスカ。』

ああ、そういうもんだ。

『看板製作完了なの』

ご苦労様。
[外に出、看板を地面に刺して固定した]
……あ、そういえば物語の説明書きの内容は完成してる？

『んと……ちょっと待ってなの。"ラプンツェル"は確か……』
[カタカタと音を立てて検索し始めた]

ああネリーか、よく来たな。

[キセトは部屋の明かりをつけてネリーに椅子を差し出した]

ふむ、まぁ飾るのは見栄えさえよけりゃ俺的には何処でもいいしなぁ。
まぁ、考えるとするか。

デュランダルはしらねぇか･･･
有名な武器だけじゃなくてこういう少しマイナーな武器も良いかと思ってよ。

[ゴードンはキセトが入れたお茶を飲んで一息ついた]

まぁ、あの映像を見る限り悪ふざけみてｪなもんらしいけどなぁ･･･
ちっとやり過ぎ感ってのもあるな。

えへへ…椅子ありがとうです。でももう戻らないといけないんですよね。
えっと、夜にまた来ます。

結婚式に出た料理、くすねてきたんで広間に置いておきますね。
【キノコのパイ包み】
【バジルとポテトのキャビア乗せ】
【白身魚のテリーヌ】
【クレソンと牛フィレ肉のガーリックソテー】

うーん…お祝い料理だから、僕が作ったのよりはおいしいと思うけど
量があんまりないんでお早めに！

コーネリアスさんの迷路も楽しみだなあ…
今度のぞいて見よっと。

それじゃあ失礼しまーす。

ただいま。
あら、アーウ゛ァインったらすごい格好じゃない。
いったいどうしたの？

脅迫状？こんなの、ただのイタズラじゃないの？
ネリーったら怖がりね。

今日は礼拝は休んでもいい日なので、ちょくちょく顔を出せますわ。
お化け屋敷の方も、建設を進めませんとね。
かぼちゃの顔をしたお化けを作りましょう。

うふふ、顔をくりぬいてっと。

今日の見張り先はどうすればいいのかしら･･･
テーマパークも大切ですが、いたずらっ子がいるなら、その対策も必要ですわ。

村長さんは聴耳者を宣言されたのですね。
本物かどうかわかりませんが、なぜ今出て来たのか、お聞きしてよろしいですか。

くっそー、あの業者のヤロウ…予定よりずいぶん高値になっちまった。
どこで差分を吸収すっかな…。

[イシターがギルバートの足元に駆け寄ってきた]

『あー暇だった』

暇って事は、俺の竹も無事だったって事だな。ありがとさん。

んー
今日も一日働いたわねえ。
ティア、ご苦労様。だいぶ地形の把握ができたわ。
あとは……鳥かご型温室の設計図を地形に合わせて引き直して……業者に発注をかけないとねえ。
あ、アーノルドさんに施工図渡さないと。

『そういえば朝に緊急メッセージが届いてたよ☆』
……なんですぐ言わないのよ……。

よし、大丈夫そうね。その辺の人捕まえて手伝ってもらったけど結局トビーはこなかったわね。

今日の作業はこれくらいにして集会場に行ってみようかしらね。

作業中に今日見張るのはどう、とか聞こえてきたけど、ネリーが言うように、見張るなら同じ人を見張っといた方がいいでしょうね。
私が今日トビーを見張ったとしても無駄な気がするのよ。そりゃ今日来てないのは気になるけどね。

［後ろからアニスが不思議そうにローズマリーを見上げている］

あらアニス誰に話してるのかって？　このインカムで話を聞いてる人たちよ。どこにいても話が伝わるのだから便利よね。ちょっと邪魔だけど。

インカムなんて慣れてないからはずしてたのがダメだったわね。
つけておくしかないようね。

[つけたとたんに周りの声が聞こえ始めた]

いたずらっこ？
ああ……緊急のにでてたあの女装のおじさん、趣味じゃなかったのね……。

とりあえず集会所に帰るわよ。
今日のおみやげはミントの葉でよいかしらね。
結構いろんな物が生えていて良い場所だわ……。

ティア！行くわよ！
『待ってよー　カミーラ』

◇　村の中心から外れた小高い丘の借家　◇

『ご主人様〜、そういえば、コレ、預かっていたなりよ〜』

……？

『インカムつけると、離れてる人の声が聞こえるなり〜』

…遠耳の術のようなものか？　どれ、ためしてみるか。

［ マンジローはインカムを装着した。 ローズの声に耳を傾ける ］

ローズ殿…というと、先日お会いした村長殿のご令嬢シャロ殿のご友人だったな。

いたずらっこを 【目撃】 した人物が二人…か…。
どちらかが嘘をいっている偽者。
真はどちらなのか。
偽の正体は何なのか。
大変そうだな…。

[作業もひと段落したので今夜はここで終えることにした]

よし、今日は早めに切り上げよう。明日もまた頼むぞ。

まだ来てる人も少ないわね。とりあえず待ってましょ。
料理は……誰かが作ってくれるでしょう。食欲がないときに何か作っても駄目になっちゃうもの。

…まぁ、拙者には関わりのない話だな…。

しかし、この村にいて、かりそめの住人になっていることは事実。

ふむ。
とりあえず、【聴聞者】 であるらしい村長殿に、のど飴を贈っておくか。

コロ介、配達よろしくな。
帰りに、この金でコロッケを買って食べてきていいぞ。

『うわぁい、嬉しいなり！ では、早速行ってくるなりよ〜♪』

［ 卍はコロ介を見送ると、忍者屋敷のからくり作りを再開した ］

[ギルバートは交渉中でインカムを外していた時間帯のVTRを確認している]

ふむふむ…村長さんが聴聞者を兼ねるんだな。
あのおっさん、忙しそうなのに、これ以上仕事を抱えるつもりか。
俺には真似できねえな。

『単に経費の節約でしょ』

ハハ、そうかもな。
ただ、村長がこのテーマパーク計画に乗り気じゃなければ、嘘をつく可能性もあるって事だ。
お上から公認聴聞者が派遣されてる可能性だってあるしな。

[パトラッツオが耳元で何かを囁いた]

そうか。村長が聴聞者を買って出たのか。
ステラを聴聞してみたいところなんだが･･･今のところはローズの目撃情報しか頼るところは無いのか。
ステラの目撃情報と合わせて村人か犯人を絞り込みたいところだな。

集会場に戻るとしようか。
こういうことは顔を見なければ話も進まないだろう。

パトラッツオ。ついて来い。

『……承知』

今日はソフィーが事件のことで聞きに行ってるから、あんまり消費が激しくないわね。そこのお二人さん、ビール……ギルバートさんはお酒だめだったわね。

［ローズマリーはビールをナサニエルに、ジンジャーエールをギルバートに差し出した］

おっ、ローズー、ありがとさん。

[ギルバートはジンジャーエールを一口飲んだ]

しっかし、ローズーが目撃したステラがトビーを見張ってたってか。
偶然ってのはあるもんだなぁ。

たっだいまー。
もー、つかれたよー。
ビールビールー。

[ソフィーはふらふらと冷蔵庫に近づきビールをとって一気に飲み干した]

くはーっ。
命の水だわー。このためにお仕事がんばったってもんよねっ。

ギルバートさん、私の名前はローズマリーなの。ローズでもマリーでもいいけど、ローズーはやめてくれる？

それからソフィー、又何本も飲まないでよ？　あと、ソフィーが飲んでいいのは瓶じゃなくて缶の方ね。

ローズさんきゅう。

[シャワーを浴びてスッキリした顔で飲み始めている]

村中調べまわったけど、これっていう目撃証言なんかでなかったわ。
ローズがステラを見たのと、ステラがトビーを見張ってたのだけよ、使えるのって。
あと村長が聴聞者やるんだって？
経費節減のためにがんばるねー、あの狸親父ってば。

[ビールを腰に手を当ててぐびぐび飲んでいる。]

げっ、そうだったのか…すまん、ローズ。
最初にソフィーが「ローズー」って呼んでたから、てっきりそれが名前だと思っちまった。

『果てしなく三枚目ね』

…ほっとけ。

えー、アタシだってビンのほうも飲みたいよー。
そんなにたくさん飲んでないのに。
ローズのいじわるー。

[といいつつ３缶目に手をかける]

おいおいソフィー。汗かいてるならシャワーくらい浴びてこいよ。さらにビールが美味くなるぞ？

ナサニエルってばいいこというー。

それじゃアタシちょっとシャワー浴びてこよっと。
戻ってきたらビールキンキンに冷やして、おつまみもたっぷり用意してあるとうれしいなー。

[ソフィーは浮かれた様子でシャワーを浴びにいった]

[ソフィーがシャワーに出かけたのを確認して苦笑している]

･･･これで本数も少しは減るといいんだがな。

だ・か・ら・ソフィーは飲みすぎなのよ！
もう、ただじゃないんだから大事に飲んでよ。
瓶なんて渡したらラッパ飲みしそうなんだもの。

さて。飲む前に話した方がいいんじゃないか？

[周りにいる数人を見回す]

これからどうするか、だ。俺は作業を止める気は全く無い。ならば犯人を見つけるしかない。
ローズはステラを目撃し、ステラはトビーを見張っていたと。
そして村長が聴聞者を買って出た。

今夜からステラとローズに誰かを見張ってもらうことにするのか、それとも２人には自由に見張ってもらうのか。

そんなことよりも･･･
聴聞者に誰を調べさせるかの方が重要だな。

ふー、すっきりさっぱりしたわー。

このぷるるん卵肌のアタシを見たらみんなメロメロになっちゃって貢物なんかたくさんもらっちゃったりなんかして、酒飲み放題つまみ食べ放題とかになっちゃったりして、あたしはさらに美しさに磨きをかけて、すべての男が足元にひれ伏すのを高みから見物しちゃったりして。
キャーーーーー！！

あれ？
なんかまじめな話？

『きゅ？』

[ソフィーはピコの記録を調べた]

……見張る人と聴聞者に調べさせる人について、か。

［ 卍はナサニエルの台詞をインカムで聞き、首をかしげた ］

…この御仁、「聴聞者」と「目撃者」の能力を取り違えておられるようだな。

誰か、指摘してやる者は近くにいないのか？

[真面目な顔から急に笑顔になった]

よう、早いなソフィー。
これでビールも美味く飲めるってもんだうはははは。

私だってもうあそこまで手を加えちゃったし今更やめる気なんてないわ。
誰を見張るかも気になってるけど……聴聞者に誰を調べさせるかも問題ね。

いたずらして脅迫状送ってきた人たちはこのテーマパークを中止させたいのよね。
それなら作業に打ち込んでなさそうな人を調べるといいんじゃないかって思うけど。

でも、ステラみたいにすっごく打ち込んでそうなのにいたずらしに出掛けちゃう人もいるからそうとも言いきれないか。

ソフィー、頼むからあんまり飲まないでよ。ここのビールはあなただけのものじゃないの。

もう…ビール樽でも一つ与えとこうかしら。

…よくわからんが、よくわかってない拙者が口を挟んでも、更によくわからんことになりそうなので、寝よう。

村長殿、後はよろしく。

［ 卍は早寝早起き。 さっさと寝床に入って寝てしまった。
投票は村長に委任、時の針もセット済みである ］

じゃー早いところ話終えてビールのもうね。

アタシだって取材途中だモン。このテーマパークが完成するのすっごく楽しみにしてるしっ。
してくれないと記事にできないし。
こんなことする人見つけたいって思う。

[インカムからマンジローの声が聞こえた]

ん？
全員揃ってないんだ。誰を見張るかよりも、誰を聴聞するかの方が問題だろう。
この場にいない者を聴聞するのは少し気が引けるからな。

ただいま。
ローズマリーさん、とりあえずおみやげよ。
カクテルにでもつかって。

[ミントの束を放り投げる]

子供用にミントシャーベットも美味しいかもね。

『ただいまっ　綺麗なおねーさん達☆』

俺も良い竹も見つかったし、今更やめる気は無いな。

怪しい奴、もしくはアトラクションの建設に熱心じゃない奴は片っ端から納戸に閉じ込めて、聴聞者に委ねればいいんじゃねえか？
あとは、ローズとステラ、どっちかが嘘をついている以上、同じ奴を見張ってもらうしかねえかな。

[ソフィーはインカムに向かって小声でつぶやいた]

目撃者が見張る人よりも、
先に聴聞者が取り調べる人を考えたほうがいいって
ナサニエルはいってるんだから、
何も取り違えてないよ。

お侍さんおやすみー。取材に行ったときはヨロシク。

はっじめましてー。アタシ、ソフィーだよ。
アンタは何を作ってるの？
今度取材させてちょうだいっ。

『きゅ？』

[ソフィーはカミーラに軽く手を振った。]

ローズとステラが誰かを見張るなら、同じ人を見張ってほしいな。
どっちのほうを信じるかまだ決めかねてるし……。
見張ってほしい人って言うと コネ かなあ。
とろいアイツがいたずらするとは思えないけど、影薄いじゃない？
気がついたら疑うのも忘れてたとかいうのだったら悲惨だモン〜。

『ウッキッキー』

…なぁに、パン君。ちょっと昼寝してるだけだからっ！
もう少し寝かせてよ〜
ボブ、午前中に屋根の萱葺きを頑張ったから疲れたのよ〜

[パン君は、寝転がっているボブにチョップを繰り出した]

痛い〜

聴聞者に調べてほしい人はやっぱりあんまり作業に熱心じゃなさそうに見える人かな。
仮にローズが見かけたのが本当でステラがいたずらしてるんだったら、熱心に見せかけてる人の中にこそ、いたずらをたくらんでる人がいるのかもしれないけどね。
アタシが選ぶなら オードリーさん かな。
取材に回ってるときにほとんど見かけないんだよね。作業サボってるのかなーって思えちゃう。でもここまであからさまに動かないってのも疑われるのわかっててなんだからおかしいのかな。

ちょっと陰のあるお嬢ちゃんとはお初かな。
俺はギルバートってんだ。よろしくな。

カミーラ、ありがとう。後で昨日いただいた木いちごのジャム、試してみてね。

ソフィー、リクエストがあれば何か作るわよ？

『ウッキー』

…え？モニターを見ろって？

[ボブは、渋々モニターの画面を見た。パン君が手早くボブにインカムをセットする。画面にはピンクのフリルの館になったアーヴァインの館が、スクープとして写っていた]


ええええええ！
アーヴァインは、もう「変態桃色夢色萌え騎士の館」とかいう、悪趣味なコスプレ館を完成させちゃったのですか〜
作業早すぎですね〜！好きこそ物の上手なれっていいますけど、それにしても、趣味悪すぎなのね〜！

これで煙を消せ。

オードリーか･･･どこまで記録を読んでいるのか全くわからないな。だが少なくとも、ローズ、ステラ、村長の記録を見ていることはパトラッツオの記録装置からは伺えるな。

[ソフィーはローズマリーの言葉に目を輝かせた。]

ミントがあるなら桃とミントのシャーベットスープがいいな。
桃の甘みとミントのすがすがしさが、ワインに合うんだよね。
もちろん紅茶にも。
それにトマトとモッツァレラチーズにバジルソースかけたのがいいなあ。

ワイン準備しよう、ワインワイン。

[西区画：お菓子の大宮殿予定地]

『・・・ぼっちゃま。ぼっちゃま。』

爺。なんだ？
今私は忙しいのだ。（ぷよぷよ

『集会場で何やら相談事が始まっているようですぞ。』

えー。（ぽよぽよ
ご先祖様の像、今日の昼間に首が無くなったんだよな？
これもいたずらっこたちの仕業なのか・・・

大変な事件だとは思うんだけどさ。
とりあえず私はこっちにかかりきりになりたいんだよね。（ぷよよん

[チロは"ラプンツェル"を検索し、レリーフに彫っている]
―――――――――――――――――――――――――
コース1:ラプンツェル
19世紀にドイツで活躍したグリム兄弟の作品。

ある男が出産を控えた妻の頼みで、魔女の庭で育ったラプンツェル(チシャ菜?)を採ろうと忍び込んだ。魔女に見つかり、男は生まれた子を魔女に引き渡すと言う条件でラプンツェルを持ち帰った。
まもなく娘が生まれ、魔女は森の中の入り口のない塔のてっぺんに彼女を幽閉して育てた。娘はラプンツェルと名づけられ、魔女が塔の下に来て声を掛けるとその長い髪を窓から垂らし、中に招き入れるようにしていた。

こんなんじゃ、せっかくのネバーランドなのに、人集まりませんよ〜、それどころか、皆ドン引き純真な子供たちは泣き出しちゃいますね〜！

『ムキーッ』

え？アーヴァインは変態絶対領域萌えなんかじゃないって？誰かの…悪戯？むしろアーヴァインはショックで寝込んだと？

…悪戯にしては…ぷっ
え？ぼ、ボブ別に笑ってなんかいないですよ〜

ある日そこを偶然通りかかった王子が彼女を見初めた。2人は度々会うようになっていたが、ある日それが魔女にバレてしまう。
怒った魔女により、ラプンツェルは髪を切られ塔から追放。王子も塔から飛び降りた際に失明してしまった。

7年後、砂漠で生まれた子を育てていたラプンツェルの元に王子が辿り着く。ラプンツェルの流した涙によって王子の目も回復し、2人は王子の国へ帰って幸せに暮らした。
―――――――――――――――――――――――――

『コーネ、これでいい？』

…うん。お疲れ様。

[チロを撫で、レリーフをコースに取り付けた]

これでよし……と。

まあ、集会所に皆が集まっているようだし、インカムからはビール、とかシャーベット、とか美味しそうな単語も聞こえるから、ボブも集会所に行ってみようかな。よっこらせ。

[ボブは起き上がると、パン君を連れて外に出た。集会所に向かう途中、広場の張り紙をみて、青ざめた]

…パン君、パン君が齧っちゃったアレ、何だか賞金首になっちゃっていますね〜、やばいですね〜怖いですね〜

…黙っていようね。

ローズに飴湯をあげるわー。
喉嗄れそうに見えるんだもん。

オードリーって誰だっけか…。

『色っぽい未亡人ね』

あー、そういや、そんな人がVTRにちょろっと映ってたな。

えっと。お酒なら作るわよって意味で言ったんだけど。
まあいいわ。でも桃があったかしら。
ワインは地下収納においてるから飲みたいやつを取り出しておいてね。

［ローズマリーは併設のキッチンの方へと向かった］

お酒もつくってくれるんだったのか。
だってあんま飲むなって言うから〜。

[ソフィーは悔しそうに地団駄を踏んだ]

いっか。ワインとってくるー。

[地下収納を開き、どれがいいか物色中]

ん、図面はこれでOKかしらね。

ああ、ソフィーさんよろしく。
あたしは小鳥と小動物とふれあえる森を作る予定よ。

ティア、これアーノルドさんに提出してきてくれる？
『施行計画書と図面だねっ　ちょっと重いんだけどあとでちゃんとご飯ちょうだいよ？』
ちゃんと良い物上げてるでしょ。あんまり食べると太るわよ？
『カミーラと違って食べても太るわけない』
……絞めるわよ？

･･･ソフィー。
ローズの代わりに料理は自分で作ったらどうだ？
のど飴も限界があるんだぞ。

もうジャムできてるのね。
ちょっと味見させてもらおうかしら？

のど飴ならあたしも持ってるから使って。

ローズさんには飴を提供した方がいいかな。（ぷよぷよ
ピエール。ローズさんに飴を持ってって差し上げてくれ。

[ピエールはミッキーを一瞥し、のっそり歩き出した。]

お前結局喋らないのか。（ぽよぽよ
ナサニエルさんの手にかかれば、素晴らしく笑えるキャラになると思ったんだが。

あー、それからピエール。
ついでに皆に伝言を頼むぞ。

・刻は進めております。
・初代様の像の首まで無くなりました。犯人を知りませんか？
・今日は作業に集中したいので、何かあるなら「ソフィーさんにお任せ」します。

こんなとこかな。
さぁ、チョコレートボンボンをお土産に持っていってくれ。

[ピエールは籠一杯のチョコレートボンボンを甲羅に載せて歩き出した。]

むう･･･じゃあそこで飲んでるといい。
ソフィーにのど飴を渡しても、ビール飲んで終わりそうだからなうははははは。

そういえばネリーがおいてってくれたご馳走があるじゃない。
これも食べればいいのよねー。

[ソフィーはワインを数本抱えて戻ってきて早速食べ始めた]

[ボブは、道すがらパン君から、説明を聞いている]

うんうん、ローズマリーとステラが夜に、一人の姿を目撃したのね。
ローズは、ステラがアーヴァインの所に逢引に行く姿を見た、と。
で、ステラは、そんなの誤解よ！私はトビーの寝込みを襲いにいったショタなのよ！と、反論したと。

[ボブは、パン君に脳天チョップをくらった]

ごめんごめん、真面目に聞いてますってば。

[インカムからミッキーの声が聞こえた]

ようミッキー。ピエールの事なんだが、おそらくAIが原因だと思う。原因といっても些細なことだ。何かのきっかけさえあれば喋れるはずだ。

…カミーラからも貰っちゃったわね。
ちょっと増えすぎだと思うわ…でも昨日の事もあるから少し余裕があったほうがいいのかも。

ええと桃……は冷蔵庫に入ってるわね。

［ローズマリーは冷蔵庫をごそごそとやっている］

ローズも料理はほどほどでいいからな？

おっと、ボブおかえり。先に飲んでるぞ。

ハイハーイ！皆さんボブが来ましたよ〜
今日はボブ、火を吹いてみようと思います〜

ローズ、度数の強いお酒はありますか〜？

[パン君が、ローズの方にひょこひょこと近寄った]

ってミッキーからも喉飴進呈なのね。ちょっと貰いすぎちゃったかも。私の飴はソフィーが大人しくしてたらあげるわよ。

［キッチンからミキサーを回す音が聞こえてくる。その音を聞いてアニスはキッチンへと向かった］

あら、手伝ってくれるの？　じゃあトマトを用意してくれる？　爪を立てないようにしてね。

［アニスは冷蔵庫からトマトをころころと転がして出している］

ボブおかえりー。
あのすごい手作り感あふれるボロ……っととと、茅葺きの小屋がアンタのだっけー？

ほらほら、食べ物いっぱいあるわよー、お酒もあるからじゃんじゃん食べて飲んじゃえー。

わお、ソフィーはボブの小屋に注目してくれているのですね〜

ぜっ！ぜひぜひぜひぜひぜひ！
記事にして下さいね〜頼みますね〜

[ソフィーに進められるまま、食事を漁りだした]

『あ、１つ忘れてたの』

―――――――――――――――――――――――――
このコースのアイテム:金の髪留め
―――――――――――――――――――――――――
[下に小さく付け加えた]

お疲れ様。

……そういえばインカムからいろいろ聞こえてたみたいだけど…集会所行ってみようか。今日の事件について何か進展あったかもしれないし。

『チロも行くのー』

あらボブこんばんは。度数が強いのね…ブランデーも何本か持ってきてるから見てくれる？
確かインペリアルは40度だったはずだけどもっと高いのがいいかしら。

［アニスは冷蔵庫からチーズを取り出して台の上においた］

はいアニス、よく出来ました。じゃあ向こうで休んでていいわよ

火を噴くのは構わないが、食べ終わってからにしてくれボブ。

はい、ソフィー、ご所望の料理よ。

それから男性の皆さんにはビールに良く合うウィンナーの盛り合わせを用意したわ。試作品だけど味は悪くないはずよ。
それにソフィーに作ったのとは別にトマトとオニオンのサラダを用意したわ。

それじゃわたしもワインを頂こうかな。

お、こりゃ美味そうだいただきますもぐもぐ美味いっ！

うわーお（もぐもぐ）40度あれば充分ですよ〜（くちゃくちゃ）

では、余興でインペリアルによる（もごもご）火吹き芸を披露しちゃいますよ〜（ぺっ）

あ…食べながら喋ってたら口からうっかり！

[ボブは口から飛び出した食べ物を慌てて拾って飲み込んだ]

『ムキッ』

汚いから口に物が入ってるときは喋るな…？またパン君に怒られた〜よ

わーい、ローズありがとー。大好きっ。

[ソフィーはローズに抱きついて甘えて感謝を表した]

いっただきまーっす。
うーん、ミントの香りがすごくいいわー。

[幸せそうに食べてはワインを飲んでいる]

こんばんは。
皆さんお食事中…というより相変わらず飲んでますね。私も頂きます。

[そう言いながら空いている席に座り、食事を始めた]

ボブ、食べながら喋るのはやめた方がいいわよ。
後落ちたものを食べるのは仕方ないれけど、他のみんなが見ないところでね。ちょっと食欲落ちちゃうから（にっこり）。

それで、誰を見張るかとか聴聞するかとかどうするのかしら。まだ来てない人もいるし、決めにくいと思うのだけど。

大丈夫？
余興は楽しそうだけど飲み込んでからにした方が良いわよ？

あたしはお酒飲めないからジュースでも貰うわ。
でもウィンナー貰って良いかしら？美味しそう。

コーネリアスもお帰りなさい。
ソフィーが言ってたけど、確かにあんまり会う事がないわね。ちょっと見張ってたい気もするけど。

とりあえず飲み物はビールでいい？

うー、昨日は隣町まで買出しにいって友達と飲み明かしてしまった…。
まだ少し眠い…。

[ラッセルは起き上がるとインカムをつけ、不在中の会話をチェックしはじめた]

聴聞するのはみんな各自の希望を投票するんでいいんじゃないかな。
だって、いまからみんなの意見合わせるの大変だし。
村長やアタシに任せちゃってる人もいるわけでしょ？
決まるまで起きてるとも限らないし。

見張る人は、みんながこの人がいいっていう人を挙げてもらって一番たくさん挙げられた人でいいんじゃないかなー。

お、いいところに来たかな。
ローズさーん、何かちょーだい。

今日は街の方へ書類を届けに行ってきてな。

しかし、来る時に話してる人がいたけど、何か揉め事？
全然知らねーんだけど。

ごめんなさい〜、パン君とローズに叱られちゃいました〜よ。
ボブ、おしゃべり大好きだから、ついつい食べてる時も喋っちゃうのね〜


あああ、そうそう。大事な事を忘れていましたよ〜。
アーノルド村長が聴聞をやると言っているそうですが…
ボブ、【聴聞者の腕前を持っている】んですよね〜

だてに大道芸で人の心を掴んでいませんね〜

見張りはまだいいが、問題は聴聞だな。
まだ来ていない者の中に、さらなる目撃者や、派遣された聴聞者もいるかもしれない。

目撃者はこれ以上出てこないものとして進めるか？
それに･･･

[言いよどんだ末に口を開いた]

役人も２人居るとパトラッツオから報告が上がっている。そうなんだよな？パトラッツオ。

『……愚問』

えー、お役人さんがこの村にいるのー？
誰ー？誰々ー？
って、視察に来てるんだったら正体あかしちゃダメなのか。

[ソフィーはナサニエルの言葉に身を乗り出したが、冷静になって座りなおした]

って、ボブも聴聞者なの？
聴聞者って一人しかいないって聞くけど……。
ボブか村長のどっちかが嘘をついてるってこと……？

ビールは飲めないけど、ウィンナーはもらうかな。

で、話は戻るが、確かに未亡人は作業してる様子が伺えないし、別件で忙しいなら、聴聞者に委ねるのも手としてはアリだな。

二人に見張ってもらいたい人物はヴィンセントだな。
第一発見者ってのもあるが、旅人が卵を投げつけられたって話に「腐った卵」って尾ひれがついたのは、確か奴が始まりなんだよな。（>>1:41）
犯人だからこそ、その卵が腐っていたと知ってたんじゃねえかな。

あら…ボブも聴聞するのね。
二人も聴聞者がいるってことなのね。

トビー、そこにある盛り合わせで我慢してくれる？
ビールに良く合うと思うわよ。
パンも一応焼いてみたけど、勝手に食べてね。

あ、どうもお疲れ様です。カミーラさん…でしたね。
[お辞儀した]

ローズさんもお疲れ様です。ビールお願いします。
そういえば……確かステラさんとローズさんが目撃者、村長様が聴聞者…とのことでしたね。

誰を調べてもらうか考えなくてはいけませんね…。
[もぐもぐしながら思案中]

ほう。村長が買って出た聴聞者なら、ボブはなんだ？

まあいい。俺はオードリーが気になっている。
少なくともローズ、ステラ、村長までの記録は読めたはずだからな。

はい、コーネリアスにはビールね。

ソフィーはもう喉が限界みたいだったから喉飴を揚げとくわ。

……あれ、ボブさんも聴聞者…なんですか？
…うーん……。
[更に思案中]

もふもふ。

…ごめん、もう食ってる。
いやァ美味い。最高だねェ。


んっく、んっく。

いやァ、ビールも美味い。


この村で働いててよかったと思える瞬間だねェ。

しかしアレだね、皆深刻な顔で何か考え込んでる風だね。
えーと…どこやったっけ、アレ。いんかむ。
ちぃとモニター見てくるわ。

カミーラの要望により、ボブの余興は皆がお酒で酔っ払ってからにしますね〜、幻覚みたいなイリュージョンをお見せしますよ〜

ええと、今の話は、ローズとステラが寝ずの番をしてくれるから、その対象希望を挙げる、という事と、村長とボブのどっちが嘘つきか、ということですか〜？

ボブは、対象者に催眠術を使って告白をしてもらいますから、ボブに催眠術をかけられちゃうのが怖い人は、ボブを警戒して下さいね〜

[パン君は、ローズから預かったお酒をボブのところまで運んできた]

アーヴェインさんが仮装させられて、脅迫状が届いた…？
うーん…　何がおきているんだろうか。
とりあえず、作業は中断して集会所に行った方がよさそうだな。

ボブも聴聞者の資格を持ってるのか。
となると、しばらくは二人に聴聞役をやってもらうしかないな。

そこの優男、俺はギルバートってんだ。よろしくな。

ぎゃはははは！

[ボブは、ナサニエルの質問に、ハテ、と食事の手を止めて考えた]

普通は、そうそう聴聞できる人なんていないと思っていましたね〜。でも、ボブの特技は大道芸と関係ないので、こんな悪戯事件が無ければ黙っているつもりでしたよ〜

村長さんが聴聞のどんな能力持ってるのか知りませんが、ボブには聴聞のテクニックがあるよ〜ってことですね〜

あら？聴聞って二人いるのね。

『普通一人だよ？』

あら？そうなの？

ラッセルもお帰りなさい。

トビーは大声で笑わない方がいいわ。いたずらして回る人がいるってことは今からも被害者がでるかもしれないわけでしょ？

トビーさんもお疲れ様です。

ありがとうございます。いただきますね。
[ビールを飲みながら]

えっと…現在目撃者がステラさんとローズさん、聴聞者がボブさんと村長様で各2人ずつ、それぞれどちらかが嘘をついている…と。あとは役人さんが2人どこかにいるわけですか。
話の流れが速いですね…。

ふっ･･･テクニックか。
確かに、イタズラが無ければ黙っていても問題なかったのだろうな。

学生さんともお初かな？
俺はギルバート、よろしくな。

[ギルバートはラッセルにウィンナーを掲げて見せた]

うーんうーん……流れが速すぎて火が出そうだよー。

アタシの考えはやっぱり変わらない。
コネを見張ってほしいし、オードリーさんを聴聞してほしい。

聴聞者はどっちもまだなんともいえないけど、
目撃者に関してはアタシはどっちかって言うとローズを信じてるよ。
まだこれから情報が増えて変わるかもしれないけどね。

まだ来てない人の話とか聞きたかったけど、
アタシそろそろ眠いわー。酔ったかな〜。

アタシはアタシの考えどおり、オードリーさんを聴聞してほしいって言うのに票を入れて寝ることにするね。

みんな、おやすみ〜。

ラッセルさんお帰りなさい。

みんなお酒飲めるのねえ。
ちょっと寂しくなってきたわ。

『おこちゃまだからねえ』
うるさいわね。

いやァ、こんないたずらならネタになるからいいと思うんだがよ。
深刻になってもしゃーねーやな。
まァ人の弱点をついてくるあたりが陰湿な気もするが…っくく…っ。

（笑いを堪えている。）

こほん。
まァあれだ。こりゃ「テロ」の一種だ、と画面の下に「テロ」ップを出したいくらいの…いやなんでもねぇ。

何か色々目撃情報とかあんだろ？
騒ぎ立ててもやった奴の思うツボってもんじゃん。

…逃げられたわね。

でも確かに今の状態じゃ意見をまとめるってのは無理っぽそうね。

トビー＞確かにそんな深刻に騒ぎ立てることじゃない程度のものだけど、相手はテーマパーク建設の中止を求めてるのよ。いたずらだけが問題じゃないと思うの。

[こっそりとローズに耳打ちした]

こらこらローズ。そこは大人の対応でスルーするところだろう？

[集会場に登場。後ろにはメイデンが投票箱らしき物を抱えて入ってくる]
諸君、待たせた。
ってなんて飲食物の量だ。

こほん、とりあえずここにいる人に聞いて貰いたい。今回の件については悪質な妨害行為とみなし、さらに内部事情に詳しい者の犯行だと推測している。
そこで１日１名を事情聴取、さらに犯行が露見された場合はそのまま押しおきに入り二度とこのような行為を繰り返さぬよう･･･

『マスター、聴聞者がいるそうです』

･･･何をいっとるんだ。そんなもん雇ってないぞ。

オードリーさんは確かに何してるかわからないわね。
聴聞して貰っても良いかもしれないわ。

あとは……見張る人ね。
今のところはそんなに気になる人、いないのよね……。
もう一度モニター再生してもらおうかしら。

さて、みなさんこんばんは。
話は聞かせて貰いました。

目撃者が2人、聴聞者が2人ですか……。
ああ、【私は何も目撃していないし、もちろん聴聞者でもない】ですよ。