自警団長 アーヴァイン
あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。 この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。 当日、現場に出入り出来たのは今ここにいる者で全部だ。 とにかく十分に注意してくれ。 |
鍛冶屋 ゴードン 『では開始いたしマス ■グラム 北欧の「Volsunga Saga」という伝説に登場する剣 ちなみに有名なオペラ「ニーベルンゲンの指輪」はこの「Volsunga Saga」を元に作られたものである。 この剣を語るにあたって、やや完結ではあるが物語を語る事にしまショウ。 オーディンの末裔であるウォルスンガ王とワルキューレのフリョーズには2人の子供が居り、それぞれ男はシグムント・女はシグニーという名だった。 ある時ウォルスンガ王の宿敵であるシゲイル王がシグニーの美しさを聞き、妻に迎えたいと申し出てきた。 ウォルスンガ王は争いに終止符を打つことを条件にコレを承諾した。 しかし、結婚式の場に一人の老人が姿を現し一振りの剣を木の幹に突き立てた。 この剣こそグラムであり、老人の正体はオーディーンである。 このまま語ると長いので一旦省略を致しマス。』 | |
(7)2005/10/28 10:13:04 |
鍛冶屋 ゴードン 『その後シグムントはヒョルディースという女性と結婚、シグルドという子を授かるが、グラムは叩き折られシグムントはグラムの破片を我が子に渡すよう伝え死亡した。 そして時は流れ、シグルドはレギンという男に引き取られた。 そしてある日シグルドはレギンからドラゴンへと姿を変え財宝を独占している我が兄ファフニールを倒して欲しいと頼まれる。 レギンは優れた鍛冶師だったのでシグルドの為に剣を打つがどうしても満足いく物は出来上がらなかった。 そこでシグルドは父から譲り受けたグラムの破片をシグルドに渡しそれで剣を作った。 そして出来上がった剣こそが「新生グラム」で、その恐ろしい切れ味は剣を鍛えるときに使う金床めがけて 振えば金床を真っ二つにしてしまうほどであった。 シグルドはその剣でファフニールを討ち取り、その際に浴びた血で強大な力を得たとされる。 そしてこのシグルドのドイツ名こそ「ジークフリート」であり、またグラムのニーベルンゲンの指輪内での呼び名は「バルムンク」である。 グラムの形状に関する記述はほとんど見られず,両刃のロングソード程度の剣として描かれることが多い。』 | |
(9)2005/10/28 10:14:18 |
ごくつぶし ミッキー ゴードンさん。ギルバートさん。おはようございます。 お茶を一緒にいかがですか? 『おぼっちゃま。お茶の準備ができました。』 マーサ。ご苦労。 今日のケーキはなぁに? 『はい。6層に重ねたリンゴとシナモンのケーキです。 シナモン風味のサブレ2枚とシナモンの軽いムース2層で、果肉感が残りフレッシュな味わいのリンゴのムース、カルバドスで軽く香りづけしたビスキュイアマンドを挟みました。 表面はシナモンとココアをほどこしナパージュで艶やかさを出しております。 トッピングにキューブ状のリンゴにバーナーで焦げ目をつけてみました。』 おいしそうだ。 やっぱりリンゴにはシナモンだよね。 ジェントルメンは甘いものがあまりお好きではないかもしれないが、お取りして差し上げて。 『かしこまりました。おぼっちゃま。』 | |
(10)2005/10/28 10:15:50 |
村長 アーノルド 『あの・・・・・・ ご主人さま』 [横にピンク色の女性型ロボット”メイデン”が立っている] 『何か御用がありましたら、お言いつけ下さい』 [不快そうにメイデンを睨む] じゃあ役場にこれを持っていけ。私の机の一番下の引き出しにしまっておいてくれ。 [メイデンになげやりな素振りで書類を渡す] 『了解しました、ご主人様』 ・・・・・・ メイデン、私のことは”ご主人様”と呼ぶなといっただろうが。マスターと呼べ。 『・・・・・・ 了解しました、マスター』 [メイデンは集会場から去っていく] 全く、うちの娘も余計な誕生日プレゼントをくれよって。 [書類のチェックを再開する] | |
(46)2005/10/28 11:48:07 |
村長 アーノルド [こっそりと書類をめくり、下目に読む] まずテーマパークの建設についてだが、村の住民の希望が多かったのが一番の理由だ。 もともと娯楽施設が少ない村だったからな、随分前から似たような議論は繰り広げられていたのだ。 それと同時に村の過疎化も問題になっている。都会への交通機関も便利とは言い難いし、また地元での就職先についても年々減少傾向が続いている。 またこの件について優良企業のバックアップも取り付けてあり、経営についても不安が解消された。総合して今回のようなテーマパークの建設となった。 今後についてだが、テーマパーク完成と同時に都会からの直通ライナーも建設し、まさに”都会の喧騒に疲れた皆さんが現実を忘れられるような夢のテーマパーク”を作っていこうと思っている。 | |
(55)2005/10/28 12:11:51 |
村長 アーノルド [現在役場。自然保護団体との打ち合わせは大荒れで終了。休憩中] ふう。全く文句ばかり言いおって。自然は減るかもしれんが生活は潤うのだという事をきちんと理解してもらいたいものだ。あえて言うなら私が何もしなくても全て事が進むのがベストだがな。 [メイデンが手紙を持って近寄ってくる] 『マスター。このような手紙が』 [アーノルドはメイデンから手紙を受け取り、内容に目を通す] なんだこれは?ふむふむ・・・ 中止ねえ。そんな話はたくさんあるんだよ。全部に取り入っている訳にはいかんなあ。 『しかしマスター。どうやら被害が出ているという報告があります。卵をぶつけられたというお客様がいるようで。多分この脅迫状に関係している可能性が高いという事です。アーヴァイン様が関係者各位に随時報告しているとの事です』 ・・・なんだそれは?まるで子供だな。ただタイミングも悪く記者もいるしな、あまり事を大きくしたくないものだな。警戒しておこう。 で、次の打ち合わせは何処で何時から、相手は誰だ? [メイデンに命令し、肩を揉ませながら次のスケジュールを確認する] | |
(85)2005/10/28 14:37:37 |
異国人 マンジロー 早速、村長殿に書状を出して報告しよう。コロ介、届けてくれるか? 『はい、喜んで〜♪ コロ介、ご主人様のために、働くなりよ〜。 コロ介はその為に作られたロボット。 嬉しいなり〜。 僕の頭と手はゴムマリ、胴体は風呂桶で作られているなり。 日の本の国から、キテレツ斎様が材料を取り寄せて作ったなり。 ちなみに、僕はコロッケが大好物なりよ〜』 そうか、では、何かの折に褒美としてコロッケを買ってやろう。 『ホントなりか! 嬉しいなりよ〜☆』 …キテレツ斎という御仁は、拙者と同じ、日の本の国の人か? 『そうなり〜。 でも、もうこの村にはいないなりよ〜。 昨日、僕を作り終えて、旅に出てしまったなり』 …そうか。 話をしたかったのだが、残念だ。 | |
(98)2005/10/28 15:59:52 |
村長 アーノルド [現在役場の打ち合わせ室。休憩中。部屋の入り口にチョンマゲロボットがそわそわモジモジしており、メイデンが手紙を受け取りアーノルドに報告している] 『マスター、マンジロー様よりアトラクション申請が届きました』 ・・・メイデン、何だあのチョンマゲチンチクリンは? 『マンジロー様の家来ロボットだそうです』 家来ロボット・・・いやそもそもあんな仕草をさせる意味が私には分からん。どうやらマンジローという奴は相当変わった趣味の人間のようだな。アトラクションがどうなるのかいささか不安だ。 [申請書を受け取る。一通り目を通した後で予算一覧と見比べる] ・・・メイデン、”ニンジャ”の意味を検索だ。 『”ニンジャ”―隠密行動を主体とする東洋の特殊工作員の俗称。』 特殊工作員の家を作るのか?銃器や刀類の展示場みたいなものか。似たような施設の申請があったような気がするが、この設計図だとからくりがあるようだな・・・まあ大丈夫だろう。この申請書通りに資材の提供と作業ロボットのアサインを頼む。但し銃刀の持込は厳禁、展示品は全てレプリカにする事と伝えてくれ。 | |
(105)2005/10/28 16:30:53 |
鍛冶屋 ゴードン ―作業場― よ・・・っと、コレで完成だな。 おっとまてよ、そういや文字彫るのを忘れてたな。 キセト、ちょいと頼めるか?彫る文字は机の上に紙が乗ってる筈だからそれ見てくれ。 『了解しまシタ、マスター。少々お待ちヲ・・・』 [キセトは充電装置から降りるとゴードンから剣を受け取り、机の上にある紙を視覚を通じてスキャンすると、胸部から作業用アームを出し文字を彫り始めた] 『マスター、作業終了しまシタ。 ミスがないかの確認をお願い致しマス。』 おう、お疲れさん!お前の事だから確認の必要ないだろ。 『イエ、やはりマスターに最終確認して頂かなイト。』 あいよ、わかったわかった。 | |
(114)2005/10/28 17:13:36 |
鍛冶屋 ゴードン 『では開始いたしマス。 ■ストームブリンガー 「エルリック・サーガ/マイケル・ムアコック著」に登場する魔剣。 主人公である読書などを好む王エルリックは麻薬などを利用しなければ満足に動けない虚弱体質だった。 しかし、ある時守護神アリオッチの導きでストームブリンガーを手にする事になる。 この剣は正に魔剣の名に相応しい剣であり、自らの意思を持ち血を欲し、刺し貫いた相手の魂を吸収し所有者に与えてくれる。 但し一度抜けば血を吸うまで決して鞘には納まらず、また意思に関わらず必ず近しい人を殺してしまう剣でもあった。 生きる為には魔剣を使わねばならず、魔剣を使えば最愛の者達が死んで行く。 その状況に絶望したエルリックは放浪の旅に出、安住の地で剣を封印した。 しかし、封印してから間も無く巨大な争いが勃発し封印を解かざるを得ない状況に置かれてしまう。 そして封印を解いた後、最悪の結末を辿る事となる。 その剣の姿は真っ黒な刀身にルーン文字が刻まれた両刃の大剣とされている。』 | |
(116)2005/10/28 17:19:29 |
村長の娘 シャーロット ごちそぉさまー☆あ、マリーやほー☆ ソフィー、ミッキーおやすみ。また明日ね! あ、ソフィー、さっきの質問なんだけど、[と、インカムに向かって話しかけ]、私のアトラクションは結構大きな機械とかがいるから、ぼちぼちってとこかな。 玄関のチャイムをランダムで色んな音に変えるしくみと、階段をキーボード化する仕掛と、後は今日作ったトイレの消音システムくらい、かな。できてるのは。 明日は業者さんと打ち合わせがあるから、あまりここには来れそうにないって先に言っておくね。 あと、時計を進めておくっていうのは私も聞いたよー。アーヴァインさん忙しそうだよね…。 | |
(176)2005/10/28 20:34:57 |