人狼審問

ふむ。私は行きます。

何かあれば、後ほど伝えればいいでしょう。

まだ落ち着かない人は、ゆっくりしてください。

[キャップをかぶると、ゆっくりと外へ出る。]

［出て行くヒューバートを見る］

やれやれ……髭の旦那はせっかちだねぇ。ヒューバートって言ったか。
ま、せっかくだ。何かありそうだし、ついていこうかね。

［ケネスは席を立った］

えっと、あたしは昨日ものじゅ…ウトウトしただけだから
今日は早めに宿に向かってゆっくり寝ることにするね。
対策とかについては、また明日話したいと思うよ。

[ニーナは東へと向かった]
[みなから十分に離れた事を確認してから大声で笑う]

けらけらけら

つまりは、ここが現実と虚構の区別がつかなくなったって事だろ？
今、あたし達にとっては、ここが現実だって事だろう？
そして、そこで殺し合いが行われる、って事だろう？
誰かがあたしを殺してくれるって事だろう？

けらけら、なんて望み通りの…あたしの理想の展開だ！
誰だかしらないが、JIN-ROHとやら、感謝するよ。
君たちの作ったルールを満喫させてもらう！

[ニーナは再度*高笑いをした*]

[一瞬思案して]

そうだね、行ってみよう。

【仮にも組んだ相手だ。いま別行動を取るのもなんだしね】

ソフィーさんはCCEの方だったのね。
でもGMじゃなくてデバッガーさんなのね。
何かここから脱出できる手がかりとかは･･･わからないですか？

[アーノルドに近寄って耳打ちした]

それについては、あたしに少し考えというか、手立てがあります。後ほど、二人で話させてもらえますか？

［ヘンリエッタはヒューバートに気がついた］

あっ！ヒューバートおじちゃんー
こっちこっち
GMのおじちゃんが説明してくれてるよ。

[皆の様子を見て]

行ってみましょう。
GMの話を、もう一度聞きたいわ。

[酒場を出て中央区、女神像へと向かった]

［中央区に着く］

ふん、こっちでも何か難しいことやってるな。
まあ、ＧＭ側の人間が居るだけ実りはありそうか。

［アーノルドたちを見、少し離れた場所で話を聞く体勢に入る］

―中央区―

私達もいますよ。
別の場所に集まっていました。
まだそこにいる人もいます。

おっと・・・やはりGMがいるようですね。

どういう話の流れになっているか・・・説明してもらえませんか。
その権利は、私達にもあるでしょう。

ソフィーおねえちゃんもCCEの人かぁ。
でもエッタを運んでくれたからいい人だと思う。
一生懸命考えてくれてるし。
エッタはお姉ちゃんを信用するよ。昨日の変な声の人たちだったらわざわざ体力回復しやすい宿屋に運んだりしないと思うもん。

[シャーロットはコーネリアスに言った。]
コーネリアスさん。貴方はこれからどうされます？
私は支援系の僧侶ですし、このままでは襲われても対処しようがありません。PTを組んで出来るだけPKされないように対策したいのですが･･･。
見たところ、貴方は統率力もありそうですし･･･。私とPTを組んでいただけませんか？

―中央区―

これはまた……随分いるなあ。いま、何の話をしてるんだろう。話をちゃんと聞き取れるかな。

[ソフィーの言葉に頷き]

そうか、分かった。詳しくはアーノルド邸で聞こう。

［シャーロットの言葉を聞き、考える］
…また思い切った提案だな、私を信用できる材料など、何一つないのに。
そちらが望むのであればオレから断る理由はないな。
よろしく頼む。

[ヒューバートはヘンリエッタを見て微笑んだ]
やぁ、お嬢さん　元気そうで何よりだ

[そして鋭い目つきに戻った後アーノルドを見た]
ギルバートの言うとおりだな
俺たちにも聞く権利がある････
と言うより　お前達に喋る義務がある･･･　と思うのだが？

─中央区─

……皆、こっちに集まってたんですね。
すみません、私にも何があったか教えていただけると助かります。後から、まだ２人か３人来る予定ですけども。

えっと、今後の対策等なにか新しい事は分かったんでしょうか？

[ヘンリエッタの言葉に、ほっとしたような表情を浮かべた]

ありがとう、ヘンリエッタさん。…エッタちゃんで、いいかな？

いろいろ考えては、いるんだけどね。どうやって彼らを見つけ出せばいいのか、どうやって対決したらいいのか、って。普通のテスターさんだと思ってた人をいきなり疑うなんて、出来ないもんね。
そりゃ、悩むよね……。

でも、ありがと、エッタちゃん。あたしもエッタちゃんを信じるよ。

[アーノルドに答えた]

ええ、よろしくお願いします、畑山さん…。

ちなみに・・・後々の事を考えて隠し立てする必要はありませんよ。

素直にあなたの意見も含めて・・・全て喋れ。
ここで話されたこともできれば聞きたいな。
他のテスターの、という意味だが。

隠すなら、許さない。
隠さないなら、早急に自体が収束すれば許さないでもない。

……随分日が暮れてきたな。夜が来るのか。

暗い世界は恐怖を生む。あまり長居したくはないなあ。

【許す、をどうとらえるかは・・・知ったことじゃないがね。】

[シャーロットはコーネリアスの目を見て言った。]
信用できるかどうかは、私自身の判断です。それに、あなたがあのJIN-ROHの仲間だとしても･･･いえ。
この様子を面白そうに見ているとはどうしても思えなかったから、信じようと思ったんです。よろしくお願いします。私がハッカーかどうかは･･･あなた自身の判断に任せます。ハッカーだと思ったら放り出しても結構です。
[シャーロットはニッコリと微笑んだ。]

[シャーロットの質問に、おずおずと答えた]

昨夜の“声”は「ぼくの仲間を全員見つけて殺せばいい」って言ってたけどね……。
脱出のための手がかりというか、誰が“JIN-ROH”なのかを確認する手段をまず考えないといけないんだよね……。

[話を中断させるようだなとためらいながらも、ソフィに向かって]

…あの、今さっき、GMの事を畑山さんって。
昨日のお話の印象からしっかりした方だなあと思ってたんですが、もしかしてソフィさんは、CCE社の方なんですか？

[ギルバートの言葉に、意を決した]

・・・・・・ デボラのプレイヤーは、現在昏睡状態だ。
はっきり言おう。ここでの死はどういう事なのか、僕らもはっきりと分かっていない。


だが、かならず僕達が君達を救ってみせる。信用して欲しい。

(ソフィーに)
ほう・・・？
クラッカーが紛れ込んでるのは確定してるのかい？
何で分かる、クラッカーが紛れ込んでいるなんて。
誰だ・・・殺し合わせようとしているのは。

[皮肉げに笑う。]

[シャーロットはソフィーに向き直って言った。]
そうですね･･･。
JIN-ROHが誰なのか、探さなければ･･･。
･･･今、誰がJIN-ROHかハッキリするまでは何人かで纏まっていないとPKされてしまう恐れがあるようですね。
ソフィーさん、ヘンリエッタさん。相談ですが･･･。
事態がハッキリしてくるまで,一緒に行動しませんか？

【…よかった。GMの人はなんだか忙しそうというか、頼りにならなさそうだから…。CCE社側にしっかりした感じの人が１人でも居てくれて。】

……え。
デボラさんが昏睡状態って。

[アーノルドにつめよりながら]

……昏睡状態、ですって？

何故？　何故そんなことに？

［シャーロットの言葉にうなずく］
やれやれ、わかったよ。
そういう風に言われたら断れない、オレに出来るだけのことはしよう…。

［アーノルドの言葉を耳に留めた］
こん睡状態、ね…。
精神が死を受け入れた場合、目覚めることはないよ。なぜならその場合、生きる意志を放棄しているからな。
デボラのプレイヤーが二度と目覚めない、という事がないように神に祈っておくよ、アーノルド。

昏睡・・・だと。プレイヤー、プレイヤーが、か。

残念だが信用できない。
情報が足らない。

そもそも、あなたは何故無事なんですか。

【・・・暗くなってきた。
混乱を呼ぶ時間だ。
あまり場を乱さないほうがいいか・・・クソ。
俺自体・・・俺が、クソ！落ち着け！】

[煙草を咥え、マッチを擦るが、なかなか火が吐かない。]

[ヒューバートはアーノルドの言葉にさらに目つきを鋭くした]
なるほどね・・・やっと認めたか・・・
デボラがどういう経緯で意識不明になったかはわからないが･･･
最悪の事態も考えられると言う事だな
この中で死ぬ事は現実でも死ぬ可能性があるという・・・な

昏睡……か。それがあいつらの言う「死」かい？
まったく、リアルだね。

・・・まてよ
なんでお前が現実の状況を知っているんだ？
ログアウトもできないはずじゃないのか？

そこのところ　隠さず喋ってもらおうか？

[ヒューバートはアーノルドに詰め寄った]

メイさん、そうなんです。
なるべくならそのままにしておきたかったんですけれどね…。本来は表立って言うことでも無いですから。

[ギルバートの挑発に]
んー、あたし達が会ったことのないキャラなんだとしたら、どこかで隠れキャラになってるのかもしれないけどね？　あと、ゲーム外からハックしてるとか？

でも、昨夜の“声”と付き合わせるなら、そうじゃない可能性の方が高いと思わないかな？

……デボラおばあちゃん面白い人だったのに……
きっと目が覚めるよね？
ちゃんとお医者さんついてるんだよね？

……あたし達もリアルでは医者ついてるんだよな？

・・・・・・僕は旧VR端末を使用している。

フィードバックを使っていないんだ。

［皆の輪から少しだけ離れた場所で様子を見ながら］

……やれやれ。
大変だねぇ。ここで死ぬと昏睡か。リアルの身体が傷つかないなら、大丈夫だと思ってたんだが。

そのまま植物人間になったりするのかね。ふん。

(ﾎﾞｿﾎﾞｿ
　トビー少しこの場を頼む
　　もはやCCE社の犬共に任せて置けない
　　　メイに仲間になってくれるよう話してくる)

[ヒューバートは少し場を離れてメイのところへ行った]

メイ、少し2人で話がしたいんだが　いいか？

【おかしい・・・ぞ。
皆適応しすぎている、この状況を素直に受け入れすぎている！
疑心暗鬼になるな・・・。
殺し合いをさせようとするやつが俺の敵だ。
それだけは確定だ。
GMに誠意は無いが・・・死活問題だ、本当に俺達を救うために必死になるはずだ・・・そう思いたい。

時間、時間だ。時間が要るんだ。

殺し合いをさせようとするな、殺し合いをするな。

適応して、思うが侭になる？馬鹿・・・が。
クラッカーのイデオロギーに染まるな。
持つべき前提が違うんだ。クソ、クソ、クソ！】

そして、僕はログアウトせずに現実世界に戻る事が出来る。
ヘルメット一つ、外せば。

だが君達は違う。フィードバックシステムを利用した状態でハッキングされ、しかもフィードバックレベルもほぼMAXに設定されているようだ。
うかつに扱えない。だが君達の傍には既に医療班が付いている。

（ボソボソ
　ああ、頼むよ。僧侶は仲間に引き入れておいた方がいいしね）

[トビーはメイをちらっと見ると、再びアーノルドへ厳しい視線を向けた]

こ・・・昏睡？！
私たちがここで殺されたらそうなる可能性も･･･あるってことよね？
･･･なんてこと･･･。

ギルバートさん、CCE社みたいな大手のゲーム会社がテストユーザーを巻き込んでまで、こんな危険なイベントをやる意味って…ないと思うんだけど。違うのかな…。

[ヒューバートに言われて目を丸くする。]

…あ、ハイ。えっとお話ってなんでしょう。

［シャーロットの方を向き］
ああ……いまんとこ数人で固まって行動した方が良さそうな気もするからな。
本当にこの中にクラッカーとやらがいるのかもはっきりしないがね。
ソフィーのいう「隠れキャラ」とかだったらあたしらが疑心暗鬼になってつぶし合うのをひっそり見て笑ってるかもしれないが……
……あんまり疑いたかないがこんなかにいるんだったら気がついた時点であたしの拳がうな……っと、このキャラ腕力ねえんだよなあ……魔法しかねえ。
しゃーねえから魔法でぶん殴ったつもりになるさ。

えーっとさ。アーノルドとソフィーを俺たちは信じてもいいのか？

だって、この中に誰か奴らの手先がいるってことだよな。
しかも奴らはシステムを完全にのっとってる？
ってことは、一番怪しいのはＣＥＥ社の者ってことにもなるんだよな？

[シャーロットの提案に答えタ]
ええ、それは私からもお願いしますね。あまり派閥化するのも、難点はあるかもしれないですけれど。

…ただ、少し待ってくださいね。GMと、しておきたい確認があるんです。

[ヘンリエッタの方を振り返った]
エッタちゃんは、シャーロットさんと行動する？
身体の方はメディカルスタッフがついているわよ。大丈夫…。

[ハーヴェイの言葉に驚いた]

ちょっと待ってくれ、なんて事を言うんだ！！

冗談じゃない、そんな事の為に何故明子をあんな目にあわせなくてはいけないんだ！！

[アーノルドに]

「医療班が付いている」……？
そんなことが……それが一体なんだと言うの？

その言葉を、今この状況でわたし達への気休めとして発したのだとしたら……ナンセンスにも程があるわ。馬鹿げている。

現に、デボラのプレイヤーは昏睡状態から目覚めないんでしょう？　精神をシステムに接続したままハッキングされた、わたしたちにも、同じことが言えるのでしょう？

[自分の口調が荒いでいる事に気づく]

……おそらく何を言っても無意味ね。ハッキング元の調査は進んでいるの？

[ヒューバートは他の人に聴かれないように小声で話し始めた]

メイ、コレは相談なんだが・・・
俺達と・・・俺とトビーと行動を共にしないか？
CCE社が何とかすると言ってはいるが　奴らは信用できない
あいつらは今まで散々管理怠慢なんかをやってきたんだ・・・
任せっきりにしてては命が幾つあっても足りない

それに守るにしても攻めるにしても複数の方が安全だろう
だが全員を信用できるわけが無い・・・
なら信用できる同士少人数のみで固まろうってわけさ

まぁメイが俺を信用してくれるなら・・・だがね

[アーノルドを睨んで]

明子、ですって……？

それが、デボラのプレイヤーの、名前？

……明子？
デボラの中のヤツか。
なんかほんわり感がただよってたな。もろリアル女ってかんじだった。

明子さん･･･って。もしやアーノルドさんの現実での･･･？

・・・・・・すまない。すこし余計なことを話しすぎた。

そろそろ夜もふけてきた。

みんな、申し訳ないが今晩もこの世界で休んで欲しい。

えっと、それは３人でPTを組むって言う事ですよね。
私で良ければ、一緒にいさせてください。
僧侶だし、治癒なら出来ますから…。

あの…。
CCE社って、今まで大手のゲーム会社だなあとしか思ってなかったんだけど、そんなに問題がある会社でもある…んですか？

パン！　パン！

[トビーは勢いよく手を叩いた]

今日はこのくらいにしない？　もうとっぷりと夜も更けてる。みんな、疲れが見えてるよ。宿屋で体と心を休めた方がいいんじゃないかな？

それに明日になれば、何か新しい事がGMにもつかめてるかもしれない。いま彼に何を聞いてもろくな答えなんて期待できないよ。どう？

[トビーは　大声で　叫んだ]

[トビーの言葉に我にかえる]

……そうね。その通りだわ。今日はもう休みましょう。

[アーノルドを一瞥して]

GMさんからは、これ以上、何も引き出せ無いと思うわ。
有益な情報は、ね。

(ソフィーに)思わないな。

メイ・・・違う、クラッカーが律儀に紛れ込む必要があるのかという話だ・・・。

クラッカーはPCの前に座って私達の話をげらげら笑いながら見ているだけかもしれないのに？
技術的な話は分からないから・・・偉そうな事はいえないがね？
さっさと殺し合いをするのか？あんたは。
あっさりクラッカーに負けを認めるか。
持つべき前提が違う。ゆっくり考えてみることだ。

それと、GM。正直な・・・あんた達のことはどうでもいい。
俺達を救うことだけに全力を傾けろ。
それが責任だ。

・・・・・・。
・・・感情的になりました。すみません。
皆に意思はある。

[メイの回答を聞いてヒューバートは微笑んだ]
信用してくれてありがとうメイ

その信用に俺は全力で答えるよ・・・

ああ、CCE社は表向きネットゲームの最大手だが・・・
管理は手抜きそのものさ

不正ツールの取り締まりはしない
何かあってもテンプレ回答
その場凌ぎのごまかし･･･

とにかく信用できない会社だよ

[ヒューバートはトビーの声に気付いた]
もどるとしようか？メイ

トビー・・・すみません。
そうですね、休みましょう。

[ちらりとメイとヒューバートを見る。
キャップをより目深にかぶる。]

すみませんでした、見苦しいところをお見せしました。
明日はもう少しましな精神状態で話したいと思います。

(ボソボソ
　　トビー　メイは仲間になってくれるそうだ)

さてと、トビーの言うとおりもう遅いな
そろそろ宿屋に戻るとしようか・・・

［ヘンリエッタはトビーの声を聞いてうなずいた］

確かにそうだね。あまり動いて無くても暗い話をきいちまったからか疲れた顔してるヤツもいる。
魔法で精神力使ったときにかなり疲れ感じたから、普通の感情でも疲れがたまる可能性あるよな。

とりあえず宿屋に移動して一眠りするか？出来るだけ固まって行動した方がいい気がする。これは昨日もいったけどな。
変な行動取るヤツがいたら誰かが気がつくだろうし、ばらばらになるより安心な気がするんだがどうよ？

…ま、考えをまとめる時間は必要だろうな…
提案自体は間違っていないよ。
さて、どこで休むかね…やはり宿屋か…？

･･･そうね。
今日はもう遅いわ。
明日また考えましょう。
ヘンリエッタちゃん･･･だったかしら。ソフィーさんも。
よければ一緒に宿に行きましょうか？

……っと、この顔でこの話し方はねえよな。
どうも真剣になると普段の口調にもどっちまう。
［苦笑しつつ］

みんなー　とりあえず一休みしよっ♪

【ギルバートさんの前提が違う…と言う話は、どういうことなの？
……ハッカーがどういう存在なのか、何がしたいのかも分からない今、…何をどう受け止めていいのか、よくわからないや。

ゲーム業界に詳しそうなヒューバートさんは、CCE社は管理体制に問題のある会社だと言う。

PTを組む事って間違ってるんだろうか？】

しっかし、一歩離れてると分かるぜ。こう言うのは面白いな。

［ヒューバートの様子を見やる］

……さっきからこそこそしてるやつが居るな。忙しいこった。
ま、いいさ。

オレはオレで、少し様子見させてもらうか。どうも、こんな状況に順応しきれねぇんでな。
さ、帰るか。話も終わったようだし。

［ケネスは冷めた目で皆を一瞥し、宿屋へと帰った］

[ソフィーは俯いたまま、自分に言い聞かせるように呟いた]
……あっちゃん……昏睡状態、なんだ……。

新システムの弊害、か……。
この事態を解決して、その時あっちゃんが無事に意識を取り戻せればいいんだけど……。

ううん、そう信じなきゃ。きっと、大丈夫。
この世界をあたしたちの手に取り戻せれば……きっと、元通りに逢って話せるよね。そう、信じるよ…。

［トビーの方を向いてにぱっと笑いかけた］
お互い子供キャラな分体力があんまなさそうだけどがんばろーねっ

ふう・・・・・・

[疲れた様子で仲ソフィーを見る]

それで、話の続きをしようか。

(ボソボソ
　ありがとう。助かった）

さて、ぼくは宿屋に戻るよ。今日は……。

[辺りを見渡す]

運ぶ必要のある人は、いないみたいだね。

・・・戻りましょう。

【情報なんか要らない・・・時間が欲しい。】

[ギルバートはヒューバートの背中を見つめる。]

【何を・・・考えているんだろう。
あの人は・・・「敵」じゃないと、信じたいが。】

[笑顔を作ってシャーロットに答えた]

ん、えっと…。これから少し、GMと確認したいことがありますので。シャーロットさんは、お先に休んでてくださいな♪

[ヘンリエッタに微笑を向けて]

はは、そうだね。ひ弱同士がんばろう。

[トビーの声にうなずいた]

まあ、そうだな。
眠いときに考えるとろくなことが浮かばないからな。

あと、明日からはみんなPTを組んで行動したほうがいいと思うけど、どうだい？

いやな言い方になるがお互いをお互いが監視すれば、そうそう変なこともできないだろ？

さてと・・・
とりあえず宿屋に戻るとしようか

[トビーとメイに目配せをしてから西区に向けて歩き始めた]

……あの、宿屋に戻りながらでいいから少しだけ。

PTに分かれたりするのは仕方ないとして、明日も全員で待ち合わせて、この女神像前で話をしませんか？
バラバラになるより、情報を共有しあう方がいいんじゃないかって思って……。

［シャーロットの方を向いて］
はあい　じゃあ行きましょ♪

【殺伐としてるのはあんま好きじゃないしね】

とりあえず宿に戻って、頭すっきりさせて考えたほうが多分良い考えが浮かぶと思うしね。
その間にGMのおじちゃんが解決策ぱぱーっと出してくれたら嬉しいんだけど……

【・・・ま、目で訴えても話してくれるわけじゃないか。
CCE組の動きも気になる・・・。

あー・・・クソ。】

さて、オレは宿屋に戻るか。
…シャーロット、呼びかけに応じた以上、全力は尽くす。
何かあれば呼んでくれ。
どの部屋も自由に使えるが、そっちが寝ると決めた場所の近くで休むことにする。

[小さく呟いている]

今日のところは、問題なく話し合いができたようね。
でも、明日からは、どうなるか分からない。

[犯行声明を思い出す]

『一日一人。死んでもらうよ。この世界で、ね』

……今日、誰かが「死ぬ」のかしら？
考えたくないわ。

分かりました。
ソフィーさん、お気をつけて。
コーネリアスさんはどうなさいます？
私はエッタちゃんと一緒に戻りますが･･･。ソフィーさん一人にしておくのもちょっと･･･。

[メイの声にうなずきながら]

ああ、俺もそのほうがいいと思うぜ。

何せ誰がなんだかわからねーんだから、みんなで一緒にいたほうがいいだろうしな。

さて、俺もそろそろ宿に戻るよ。
明日もよろしくな。

分かりました。では3人で宿まで戻りましょう。
[シャーロットはソフィーに会釈をした。]
また明日お会いしましょう。帰りは気をつけてくださいね。

……大声って使った後って、ちょっとはずかしいな。

[ヒューバートはメイの提案を聞いた]
ふむ、メイの言うとおりだな
情報は共有した方が良いだろう・・・

明日は起きたらまず中央区へ行くとするか･･･

[メイの方を向かないまま]

ま、可愛い声だったからいいんじゃない？

ローカルからサーバーに接続できないっていう話ですけど……一応、手段はあるんですよね、実は。

[羊皮紙の束を出し、一枚を抜き取ってアーノルドに差し出した]

ログインサーバーに設置してあるバックドア用のアカウントです。
不測の事態が発生した時のために、っていうことで預かってました。使用にはGM権限での認証が必要です。デボラも持っていたと思うんですが、今の話からすると……。

［ヘンリエッタはシャーロットの手を引いて西区へ歩き出した］

じゃあ、おやすみなさいー

［手を振りながらくるっと振り向いて］
明日もエッタはここに来るつもりだよー。
何かわかったら必ず報告っ！
それが土木作業員の心得だもん♪安全第一♪

[シャーロットはメイの大声に気付くと大声で返した。]
私も明日、女神像の前に集まることに賛成です！
[シャーロットは自分の大声に少し顔を赤くした。]
･･･ほんと,少し恥ずかしいかも。

*ヘンリエッタはシャーロット達と一緒に西区へ消えていった*

ともかく、これで全員のログイン状態をチェックできれば、誰がシステムに介入してきてるか、判るはずです。防壁がどこまで構築されてるかは、やってみないとわかりませんが。
試してみる価値はあることだと思います。

―中央区→西区　移動中―
[ヒューバートはトビーのメイの大声に対する感想を聞いた]

ははははは！可愛い声か！違いない！

[ヒューバートは愉快そうに笑いながら煙草に火をつけた]

そういうことか・・・・・・

ＧＭの権限パスワードは「HTYMAKK」だ。
中井、そっちで使ってくれ。

エッタちゃん･･･お互い、大変なことに巻き込まれちゃったね。
最初はMMOのテスターで普通に驚いていただけだったのに、ハッカー騒ぎ、PK可能･･･。
無事,元の世界に帰れるといいんだけれど。

[ため息をついて]

なんだか、急に疲れたわ……。わたしも、もう休みたい。

[ソフィーとアーノルドに]

おやすみなさい、ＣＣＥのお二人。
明日には、何か進展があることを祈りながら、眠るわ。

【・・・。メイが・・・一番落ち着いてるな。】

[苦笑。]

【ヒューバートを見ていたが・・・トビーとメイに視線を送った気がする。
何を意味するかは分からない。】

敵は、いない。いないんだ。
俺は・・・弱いままでいたい・・・な。

[とっくに燃え尽きたタバコを懐にしまい、宿屋へ歩く。]

[羊皮紙を受け取った]

こっちのユーザでか。まあいい。
アーノルド邸の書斎に、管理コンソールがある。
移動するか。

【あれ…。もしかして、トビーくんのIDのLUNATICって、あのLUNA君なのかなあ。

もしかしたら、友達の友達だからおぼえてないかもだけど、友達の紹介でチャットであった事がある人なのかも…。だとしたら、ハッカーとかそういうのじゃないはずなんだけど……。後できいてみようかな？】

シャロお姉ちゃんはこの世界短いのかな？
エッタは結構長くやってるんだ。
テスターに選ばれるって思ってなかったけど……選ばれたから仕事かたづけて長期休暇取ったんだよね。
一日目はちょっと間に合わなくて昼に仕事してたけどねー。

【トビーのIDってなんか見たことあるような気がすんだよな……どこでだろ？】

あ、使うのは私でもいけるんですけど、一応、認証が必要なのでってことで…。
移動するんですね、了解です。

[ソフィーはアーノルドの後について、歩き始めた]

―宿屋―

[トビーは部屋に入ると、扉の鍵をそっと閉めた]

[ベッドにこしかけた後、扉を振り返る]

盗賊には鍵なんてただの玩具だけど……ま、いいか。ないよりはましだし。

―西区：宿屋―
さてと・・・
また今日もゲームの中で一夜を過ごす･･･か

あと何日居ればいいんだろうな･･･この仮想空間に・・・

[ヒューバートは階段を上って*部屋にはいっていった*]

−西区　宿屋−

［ひとまず広そうな部屋に移動する。ベッドが二つ。ソファーが一つある。］
今日は色々な事があったよねえ……。
とりあえず……眠いや……。

［ヘンリエッタはソファーに座ると*寝息をたてはじめた*　HPが少ないらしい。］

−村：南地区：アーノルドの書斎−

[書斎の机に触れると、コンソールがあらわれた]

さあ、これを使ってくれ。

―西区　宿屋―

何だか、本当に疲れたわ……。
ゆっくり休みたい……。

[ベッドに横たわり、*目を閉じた*]

どうだ、何かわかるか？

多分エッタちゃんと同じくらいかな･･･。
でも、このLIBERTYは最近始めたばかりだから。色々教えてね。
−西区　宿屋−
エッタちゃんは疲れて寝ちゃったのね･･･。
[神よ、祝福によりこの者に癒しの手を！ヒーリング！]
2回ほど使えば･･･いいかな？
エッタちゃん、おやすみなさい。良い夢を･･･。
[シャーロットは装備を外すとエッタとは別のベットに*横になった*]

[羊皮紙が光を放ちはじめ、やがて一本の杖に変化した。ソフィーは右手で杖を掴むと、コンソールを二度、軽くノックした]

バックドア、L211407…アカウント確認、認証。

『ログインサーバーに接続中……』

……とりあえず、接続は出来るようです。

─西区　宿屋─

……ああやって集まろうって言ってみたけど、どうなるんだろう？
デボラの人…明子さんだっけ。
ちゃんと、昏睡状態から回復しますように。
私たちもここから無事に出られますように。

[メイは、ベットに腰掛けた状態で祈るように*賢者の杖を握りしめた。*]

[中井と顔を見合わせるが、ふと、窓の外から何かが羽ばたく音がした気がした]

[中井の行っている作業を見ているが、どうも気になる]

[突然、背中に異様な雰囲気を感じ、高志は振り返る。
そこには、まさに体長３Ｍにもなろうかと思われる、角が生えている赤褐色の肌をした巨人が高志をにらんだまま立っていた]

なっ・・・・・・

[その圧倒的な存在感に、高志は言葉を失った]

ア、アークデーモン・・・・・・

[赤褐色の巨人は、ゆっくりと、黄色い瞳を暗闇の中で輝かせながら、高志へと近づいていく]

[高山は驚きをあらわにしつつ、近くに置いてあったグレートソードを手にとり、構えた]

ばかな！ そんなデータは今回採用していない！！
しかもあの電撃のショックでＮＰＣは消えた筈・・・・・・

『ログインサーバーに接続中』……Complete.

さてと…とりあえず、全員の接続状態を、っと……

[背後でアーノルドが武器を構える音に気づき、再度振り返った]

……！？
なぜ、モンスターがこんなとこに…っ！？

[そう独り言葉を漏らしている刹那、その赤褐色の巨人は漆黒の翼を軽く羽ばたかせ、低空飛行で滑り込むように高志の懐へ突撃し、体を殴りつけた]

ぐっ！！

[高志は派手に吹き飛び、後ろの壁に激突する。
旧ＶＲを使用している高志にはその痛みがフィードバックしない。

だが感覚で分かる。今の一撃が致命傷でレベルある事を。
たとえプレートメイルを装備していたとしても、既にその程度でどうこうなる相手ではない事を、高志は知っている]

と、とにかく…っ。データを呼び出さなきゃ。

『各ユーザーのアカウントを表示』……forbidden.
『各ユーザーのログイン状態を表示』……forbidden.

……あぅ……ブロックされてる……かっ。

[アーノルドが吹き飛ばされ、壁に吹き飛ばされたのを目撃した]

畑山さん……っ！！

くそっ！！

今回のテストには採用していない職業の魔法・・・・・・サモン・デーモンか！？
何故こんな能力を持ったＰＣが・・・・・・


[その言葉に、ふと気が付いた]

……あ！　これなら……？

『現在のログイン人数を表示』……(12/13)
12/13…？　正規ログイン者は、13人ってこと…？
とにかく、この情報はブロックされてない、少なくとも、今は。
出よう！

[ソフィーは杖を振り、ログインサーバーとの接続を立った。同時に、行動の自由が回復する]

逃げましょう、立てますかっ！？

血、フィードバックレベル上昇、サモン・デーモン、ハッキング・・・・・・

ま　さ　か


[アーノルドの口から血が流れている事に気が付き、拭う]

この全ての条件を満たす人物を俺は一人知っている！！
そういうことなのか優希！！！

[ソフィーに肩を借りながら]

中井、この事件・・・・・・

神原が関わっているぞ！！

[アーノルドに左肩を貸しつつ、ドアまでの距離を目算した]

あそこまで…ダッシュすれば、三歩…。

[アーノルドの言葉を耳にし、はっと顔を見つめた]
優希……？　神原、優希？
前のサブチーフじゃないですか！　プログラムチームの……！

それに、血！？　畑山さん、血が！

いや、俺は大丈夫だ。

・・・・・・ お前は、逃げろ。


俺はここで死んでも現実世界で影響は無い、だがお前は違う！

さあ、行け！！

そんなこと、言っても……っ！

その状態、おかしいですよっ!

旧VRから接続してるなら、血が出るわけないじゃないですかっ！

[そう叫び、ポーションをアーノルドの口に含ませようとした]

[だが、アークデーモンの拳が高志と中井をとらえ、大きく吹き飛ばした]

ぐっ！！

[そのまま、中井には目もくれず、そのまま高志に迫る]

[体制を立て直し終わった刹那、デーモンの鋭い爪が振り下ろされた]

・・・・・・ ！？

[両手でグレートソードを構えていた筈の左腕が、ぼとりと地面に落ちる。ゆっくりと透明になり、最後は光になって消滅した]

[肩口から血が吹き出る。もしこれがフィードバックされていたら。一瞬高志はその事を想像し、驚愕した]


レ、レベル４５の戦士で、これだけの差なのか！？

…っつ、う…。畑山さんっ！？

[膝立ちになったソフィーの視界に、アーノルドに向かって右の鉤爪を振り下したデーモンの姿が映った]

……！

くそっ！！！
こんな所でこのアーノルドを失うわけには行かないんだ！！


[意を決し、右手だけで剣を振り上げる]

[だが、その切先がデーモンに届く事は無かった。デーモンはそれよりも早くアーノルドの頭を右手で掴み上げる]

ぐあっ！！！

あ・・・・・・ 明子ー！！！！


[高志が空中に吊り上げられた状態になったが、次の瞬間、アーノルドの頭部が握りつぶされた。

アーノルドの体が、ぼとり、と地面に落ちる。

大量の血がまるで噴水のように噴出し、天井までも赤く染め上げる。

そして、体は次第に透明になり、最後には光になって霧散した]

[アークデーモンは、アーノルドの消滅を確認した後、ソフィーを無視したまま、漆黒の翼を広げ窓から飛び立ち暗闇の空へと消えていった]

畑山さん……っ！

[叫びと同時に、アークデーモンの腕に力が加えられた。ソフィーは身動きすらできず、その様子を見つめる]

ぅ……っ。

[思わずうずくまり、目をきつく閉じて弱々しく頭を振った]

アーノルド……畑山さん。

……っぅ。だい、じょうぶ、大丈夫、よね……。
旧システムで接続してるん、だし、ダメージのフィードバックも、されてないはず……。

そうだ、アークデーモンは……？

……誰もいない。
既に移動したのか、それとも身を隠してるのか…。
遠隔召喚できるなら、手の打ちようがないよね…。

ひとまず……アーノルドが再ログインするのを待つしか、ないかな……。

そうだ……現在のログイン状態、確認してみないと。
何か変化があるかも知れない。

『現在のログイン人数を表示』……(11/13)

……12から、11に減ってる。ということは…アーノルドよね。
今回のテストに参加してるのは、たしか…テスターが14名、GMが2名だったっけ。あたしが会った人は、えぇっと……。

……うん、アーノルドとデボラがGMで、PCがあたし以外に13人。

他に会ってない人がいない限り、正規ログインは本来16名なのよね…。つまり、紛れ込んでいる“JIN-ROH”は3人ということか。

[アーノルドの血に染まった室内はすでに元通りの色合いを取り戻していた]

血の跡はもう消えてるわね……。けど、窓枠や壁にはさっきの痕跡が残ってる……やっぱり、事実なのよね……。

ふぅ。ひとまず、どこかで休まなきゃ……

―中央区のはずれ―
うう…うああぁ！

[俺はうなされて目を覚ました。回りも見渡した後、昨日の記憶をたどる。]

…確か…そうだ、アーノルドさんの頭が握りつぶされるところで気を失ったんだった…

[非現実的な光景の中、人の死だけがやたらリアルだった。
JIN-ROHと言う奴らの趣味なんだろうか、思い出すと気分が悪くなる。]

[わかったことは幾つかあった。確認をし、自分の心にとどめるため、声に出してみる。]

まず、死んだらどうなるかわからない事。ただ、ＧＭの１人は昏睡状態なこと。

JIN-ROHと言う奴らは、参加者の中にいるらしいこと。人数は3人。

そして、奴らは自分の身を賭けて遊んでいる事。

俺たちを皆殺しにするのは簡単だ、昨夜の怪物を出せばいい。けれど、あえて俺たちの中に混じり、殺し合いをしようとしている。
彼らは自分の死が怖くないのだろうか。それとも感覚がフィードバックしないようにしてるのだろうか。

どちらにせよ狂っている…
[俺は思わずつぶやいた]

そして昨日の会話を聞く限り、どうやら皆も乗り気のようだ。
人を２度と目覚めぬ昏睡状態にするかもしれない一撃を、彼らは躊躇なく振るえるのだろうか。

ギルバートさんだったかな…彼だけが悩んでいたようだったが…。

[俺はふと、からっぽの鉄の籠を見る。]

もう俺たちは、既に何かを無くし始めてるんじゃないだろうか…

[籠の中の闇に吸い込まれそうな気がして、俺は目をそらした。]

だが、どうすればいいのだろうか…。

JIN-ROHが俺たちを殺すのは簡単だ、昨日の状況を見ていればわかる。
このままでは予告どおり殺されて、最後に残るのはJIN-ROHだろう。

[剣を抜いてみる。]

…いやでものるしかないのか…？
俺はこれを人に突き立てられるのだろうか…

[よどんだ曇り空の下、剣が鈍く光っている。]

…とにかく宿に戻ろう…

[俺は剣を納めると、鉄の籠を持ち、*西区へと歩き始めた。*]