人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(670)Virtual Reality村 : 8日目 (1)
お嬢様 ヘンリエッタは新米記者 ソフィーに委任しようとしましたが、解決不能でした。
農夫 グレンはお嬢様 ヘンリエッタに投票しました
見習い看護婦 ニーナはお嬢様 ヘンリエッタに投票しました
新米記者 ソフィーはお嬢様 ヘンリエッタに投票しました
学生 メイはお嬢様 ヘンリエッタに投票しました
牧童 トビーはお嬢様 ヘンリエッタに投票しました
お嬢様 ヘンリエッタはランダム投票で牧童 トビーに投票しました
流れ者 ギルバートはお嬢様 ヘンリエッタに投票しました
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……

牧童 トビー に、1人が投票した。
お嬢様 ヘンリエッタ に、6人が投票した。

お嬢様 ヘンリエッタ は、村人の手により処刑された……
お嬢様 ヘンリエッタは人間だったようだ。
牧童 トビーは、お嬢様 ヘンリエッタを襲撃しようとしたが出来なかった。
農夫 グレンはお嬢様 ヘンリエッタを護衛しようとしたが、お嬢様 ヘンリエッタは既に死んでいた。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか?
現在の生存者は、農夫 グレン、見習い看護婦 ニーナ、新米記者 ソフィー、学生 メイ、牧童 トビー、流れ者 ギルバート、の6名。
学生 ラッセル
………

【…ここは…どこだ…?】

[俺はうっすらと目を覚ました。見慣れない天井…病室だろうか…現実?…戻ってきたのか…
体がひどくだるい。俺は声を出そうと試みる。]

ア…が…うう…

【出ない…声が出ない!…】

[ゲーム内で喉をやられたためだろうか、俺は自分の状態に恐怖した。]

【体は動くのか?!】

[足は当然動かない。手は…どうやら右手はかろうじて動くようだ。だがひどく重い…まるで自分の体ではない様だ。俺は懸命に手をあげて、近くの医師に目を覚ました事を伝えた。]
2005/07/14 12:11:11
学生 ラッセル
[医師は俺に気づき、驚いてるようだ。気づかれた事に安堵し、手を下ろして目を閉じる。
ふと、昔飼っていた猫を思い出した。

いや、飼っていたというのは正確ではない。
近所を闊歩する野良猫で、よくうちにいついていただけだった。
俺になついていて、俺もまたその太った猫が好きだった気がする。

…いつごろからだっただろうか…足が麻痺しだしたころか…俺はその猫が許せなくなってきた。
なぜ元気なのかと腹を立て、ついに俺は猫をほうきで追い払った。

以来、その猫は見ていない。]

【すっかり忘れていたな…】

[その後、心の中の何かに蓋をして、ゲームに没頭してきた気がする。健康な人、友人、両親すらも遠ざけて。]
2005/07/14 12:25:18
学生 ラッセル
[そしてゲームの中の事を思い出す。]

【何もできなかったな…】

[そう、俺は何もできなかった。
JIN-ROHを切る練習をしたにもかかわらず…
殺意はあった…吹き出るよな殺意が。
長年必死に蓋をして、見て見ぬ振りをし続けてきた健常者に対する嫉妬、それがずるりと這い出して、体を覆う感覚、俺はそれに身をまかせトビーを追った。

…だが、それでも…トビーがJIN-ROHだと確信していても、結局彼を切れなかった…]

【それが俺自身の気持というわけか】

[蓋をした心の奥のさらに奥、それを見た思いだった。]

【また猫を飼おう…ぶちで…とびきりかわいくない奴を】

[俺はそう思いながら眠りについた。]
2005/07/14 13:15:46
牧童 トビー
ふふ……いよいよ佳境か。

ケネスが倒れ、ヘンリエッタも散った。コーネリアスが遺した四人のIDのうち、二人の名前が消えた事になる。ソフィー、その二人が無実の人間であった事に勿論絶望してくれるよね?
(*0)2005/07/14 13:40:14
牧童 トビー
いい状況だよ。殺意が居座るのが当たり前のようになってきてる。やっと皆が同じ結論にまとまってきたようだね。“JIN-ROH”であれば殺すと。
敵なら躊躇せずに殺し、味方なら慈しむ。正しい認識さ。それは生物の最も根元的な摂理なんだ。
(*1)2005/07/14 13:42:30
牧童 トビー
でも条件分岐先は二つだけじゃない。もう一つの条件が存在している事に、まだ誰も気付いてないみたいだね。それは、君たちに重苦しい現実を突きつけるよ。

敵でもあり、味方でもある存在。君たちは、彼女をどうするのかな? ハハッ、アハハハハハッ!
(*2)2005/07/14 13:42:54
牧童 トビー
[優希は端末を外して大きく息を吐き出すと、椅子の背もたれに身を委ねた]

[その脳裏に、昨夜の死神が浮かび上がる]
(*3)2005/07/14 14:00:58
牧童 トビー
[黒のドレスを身に纏い、優美な動きで光の流線を巡らせる死の使い。エメラルドの輝きを放つ豊かな髪を、闇夜の風にたなびかせて舞い続ける魔性の女]

[深紅の人形を思うがままに踊らせて、微かな抗いごと引き裂いたもう一つの“悪意”]

[その血に酔いしれる整った顔立ちが、現実世界の加奈子にどこか似ていた]
(*4)2005/07/14 14:01:48
牧童 トビー
加奈子……。

現実世界で、穢れたもう一つの“LIBERTY”で、君はまだ眠ってるんだろうか。それとも、もう目を覚ましたんだろうか。

加奈子。そこに、畑山はいるかい?
(*5)2005/07/14 14:02:17
牧童 トビー
畑山、君とは最後まで意見が合わなかったね。ぼくは“LIBERTY”をゲームの枠に縛らせたくなかったのに、君はゲームである事にこだわった。

“LIBERTY”は可能性だ。失う事も補う事もできる。
人生は一度きりだ。ぼくは輪廻転生なんて信じてない。畑山、君はたった一度の人生だからこそ現実を見ろと言ったね。“LIBERTY”は異なる人生を与えてくれる可能性だよ。身体を失っている者が健常の身体を得る機会を、健常の身体を持つ者が身体を失う機会を与えてくれる。

「わからない世界」を感じる事ができるんだ。なぜ君はこの大きな可能性を摘み取ろうとする?
(*6)2005/07/14 14:03:40
牧童 トビー
「所詮は“ゲーム”だ」なんて、自分で自分の限界を決めてしまうのはナンセンスだよ。コンピュータだって元はミサイルの弾道計算のために生まれた物だけど、いまはそんな枠を軽々と飛び越えて人類の生活を支えるだけの存在と化しているじゃないか。

生物は新しい環境を与えられて初めて進化できる。仮想現実の世界でも、人はきっと進化できるさ。
(*7)2005/07/14 14:04:23
牧童 トビー
君はきっと反論するだろうね。お前は間違っていると――。
間違っている? ならぼくを説き伏せてみせればよかったのさ。でも君はできなかった。なぜだい?

それが君の限界だよ畑山。君にこの“LIBERTY”は大きすぎる。扱いきれない物を背負うのはもう止めるんだね。
(*8)2005/07/14 14:05:06
牧童 トビー
最終的に君がとった稚拙な行動……済ました顔で人を取り込む君の唯一の武器……それにぼくはやられたよ。裏で手を回してぼくの意見を叩き落とすなんてね。君はそういう事のできない人間だと思っていたけど、そこはぼくも見誤ったよ。

そんな“力”に、頼るなんてさ!
(*9)2005/07/14 14:06:21
牧童 トビー
ぼくの仕掛けたこのゲーム、ささやかな君への意趣返しだ。“力”へ頼った君への、ぼくなりのね。

力が全てと言うのなら、力で君をねじ伏せてあげるよ。
(*10)2005/07/14 14:06:45
農夫 グレン
―南区・アーノルド邸前―

[半分以上焼け落ち、廃虚となったアーノルド邸から少し離れた木の下で目を醒ますと、昨日の出来事を反芻している]
……。
【ヘンリエッタが、俺が殺したはずのローズに殺された。ケネスがニーナに殺されたらしい。 コーネリアスが調べてみろと言ったなかから二人死んだ。残るはメイとトビー……。しかし……この二人を殺せば終わるのか?】
(0)2005/07/14 15:21:03
農夫 グレン
【ソフィーからinfoが来ないな……】
[左手甲のコンソールを見つめている]
(1)2005/07/14 15:25:56
農夫 グレン
……俺は……ローズを撃てるのか?
……また……殺すのか?
[銃を握る手に力が入らない]
(2)2005/07/14 15:36:25
農夫 グレン
……JIN-ROH……この状況が楽しいのか? これが見たいのか?
[廃虚と化したアーノルド邸を*見つめている*]
(3)2005/07/14 15:52:50
酒場の看板娘 ローズマリー
[CCE本社、ヘルスルーム]

[未だ、目を覚ましていない]

[時々、夢にうなされているのだろうのか、苦しげな声を小さくあげる。意識レベルは少しずつではあるが回復しているようだ]
2005/07/14 17:52:20
酒場の看板娘 ローズマリー
[しかしその意識は、まだ暗闇の中を彷徨っている]
[どこかとても遠くから、男の声が聞こえる]

 『……原さん』

……誰?

 『上原さん。まだ仕事?』
2005/07/14 17:53:22
酒場の看板娘 ローズマリー
[既に加奈子以外の人の居ない、CCE本社、広報部のフロア]

[後ろから畑山の声が聞こえる]

[振り向くと、いつの間にこちらのフロアに降りてきたのだろうか、気づかないうちに’LIBERTY’開発チームの畑山が傍に居り、こちらを見ている]
2005/07/14 17:56:24
酒場の看板娘 ローズマリー
畑山さん。ええ、ちょっとまだ終わらないですね……今日はタクシーかもしれないです……。

 『そうか、無理するなよ』

ええ。

 『部署は違うけれど、こうして仕事を一緒にすることになったのも、何かの縁だ』
 『その仕事が終わったら、また何か奢るよ。俺たちの作ったものの営業を任せているんだ』

ふふ、ありがとうございます。
2005/07/14 17:57:57
酒場の看板娘 ローズマリー
[畑山の笑顔を目にすると自然と笑顔がこぼれてしまう自分に気づいていた]

[随分と、屈託無く笑う人だったと思った]
2005/07/14 17:58:07
酒場の看板娘 ローズマリー
[畑山の姿が消える。暗転]

[あたりがいきなり明るく、騒々しくなる]

[いつのまにか、喧騒の中にいる。大声でどなるように話し合い、笑いあうたくさんの人々]

[畑山と初めて食事をして以来、何度か二人で足を運んでいる大衆居酒屋だ]

[あたりを見回して微笑む]
2005/07/14 17:59:53
酒場の看板娘 ローズマリー
ねえ、畑山さん。

わたし、あなたと知り合ってから、すっかりこういう場所が好きになったわ。活気があって、皆、それぞれに楽しそうで……周りの人たちを見ているだけでも楽しいの。ご飯も美味しいし。

わたしはずっと、こういう風に皆で楽しくやる場所を、知らずに生きてきたから……。なんだか、人生をとても損していたような気分さえするわ。不思議なものね。ふふ。
2005/07/14 18:04:13
酒場の看板娘 ローズマリー
[ふと気づくと、右頬に畑山の強い視線を感じる]

[畑山を見る。真剣なまなざしをこちらに送っている]
2005/07/14 18:04:26
酒場の看板娘 ローズマリー
 『なあ、上原』

……何? 

 『君はどうして、一人で全てを処理することに、そんなにも慣れているんだ?』
 『俺を、皆を、もっと、信頼してくれないか?』
 『もっと、心を開いてくれないか?』
2005/07/14 18:07:14
酒場の看板娘 ローズマリー
 『俺じゃ、役不足か?』
 『俺は、君の信頼を得られないんだろうか?』

……畑山さん。

[言葉にならない声に感情を支配される]
2005/07/14 18:07:26
酒場の看板娘 ローズマリー
【違うわ。わたしが心を閉ざしていたんじゃない】
【わたしはずっと、心を開きたかった。ママに話を聞いて欲しかったし、皆に仲間に入れてもらいたかった】

【……本当に?】

【分からない。……違うのかもしれない】

【わたしは、心のどこかで皆を拒否していたのかもしれない。誰かと深く関わりあうことを、強く拒否していたのかもしれない】

【理解できないのならば、本当にわたしを理解できないのならば、それならばほんの少しも触れられたくないと。そう、思っていたのかもしれない】
2005/07/14 18:09:17
酒場の看板娘 ローズマリー
[少し頭が痛む。当時の感情が、鮮やかに蘇る]

……その場で彼にしがみつき、泣き出してしまいたい気持ちを必死に抑えていたことは、今でもはっきりと思い出せる。
ようやく探していた人に出会えたのかもしれないと言う期待で沸き立つ一方で、自分の焦りを悟られないよう、抑えようと必死だった。

【お願い、私の話を聞いて】
【お願い、あなたの話をもっと聞かせて】
【お願い、ずっと私の傍にいて】

心の奥で、それらの言葉を口に出すことを、強く望むわたし。
その一方で、誰かに自分を開き、預けてしまうことを極端に恐れるわたし。
二人の自分に両手を別の方向から引っ張られて、今にも避けてしまいそうな本当のわたし。

……グラスに口をつけていないと、全てを口に出してしまいそうだった。
2005/07/14 18:37:32
酒場の看板娘 ローズマリー
その後は、何を喋っていたかも覚えていない。ただ、とにかく、ひっきりなしにグラスを口元に運びながら、どうでも良い世間話のようなものをずっと、話しつづけていたように思う。沈黙を恐れるように。

お酒をあんなに飲んだのは、あの日が初めてだった。それまでは、どんな飲み会に行っても、最初の一杯を義務感から空けるだけだった。
アルコールを美味しいと思ったことなんて一度も無かった。

もしも今二人の間に沈黙が来たら……わたしは、自分を支えきれなくなって倒れてしまうかもしれない。わたしは、全てを彼に預けてしまうかもしれない。

それが、何より怖かった。
2005/07/14 18:41:20
酒場の看板娘 ローズマリー
徐々にアルコールが身体にまわり、ふわふわと、雲の上にいるような気分になってくる。全てがはっきりしない。

そうするうちに、わたしの中にあった決意も意思も、立場も祈りも恐れも全て、はっきりしないもやの中に逃げていってしまった。

いや、もと居た混沌の中に……居るべき混沌の中に、帰っていった、と言うべきなのかもしれない。
2005/07/14 18:43:34
酒場の看板娘 ローズマリー
「そうか、皆はこういう感じを楽しむためにお酒を飲んでいるんだ」

ふと、皆にとっては恐らく至極当たり前であろう事実に気づく。すぐに自分の無知さに苦笑した。やっぱりわたしは、何も知らない。

「でも、仕方が無いわ。知らないんだもの」

確実に気持ちが大きくなっている自分に気づき、また苦笑する。
2005/07/14 18:44:04
酒場の看板娘 ローズマリー
そうして徐々に全身の感覚が減退していき……どのくらい時間が経ったのかは分からない。

ふと気づくと、唐突にわたしは、彼の腕の中に居た。

店を出たことも、抱きしめられた場所がどこだったかも、良く覚えていない。
ただ、わたしの顎に置かれた彼の手の意外な繊細さと、くちびるに感じたやわらかさ。そんな、断片的な、感触たちだけを良く覚えている。

彼の腕の中に居ることに気づいてからはずっと……彼のごわごわしたスーツと、その下にあるシャツの乾いた感触を頬で感じながら……随分長い間、涙を流していたのだと思う。安堵の涙。これでもう、大丈夫なんだ。そんな、安堵の涙。
2005/07/14 18:45:36
酒場の看板娘 ローズマリー
【……高志。愛しているわ】

【わたし、あなたに会うために生まれてきたの。きっと、そう。】

【わたしのことを理解してくれるのは、あなただけよ】

【あなたのことを理解できるのだって、わたしだけなのよ】

【……ずっと、一緒に居ましょう】
2005/07/14 18:46:58
酒場の看板娘 ローズマリー
[CCE本社、ヘルスルーム]

[脳波は確実に、彼女の間もなくの覚醒を示している]

[しかし、まだ目を覚まさない]
2005/07/14 18:48:00
酒場の看板娘 ローズマリー
[彼女の傍で立ち働く医療スタッフが、その目から涙が一筋零れ落ちるのを見た]
2005/07/14 18:49:06
牧童 トビーは、目を覚ました。
2005/07/14 20:58:56
牧童 トビー
―南区・アーノルド邸前―

[トビーは目を覚ました後も、寝ころんだまま空を見上げていた]

この悪夢は、いつ終わるんだろう……。
いや、いつ終わらせる事ができるんだろうか。

ソフィーからの連絡はまだない、か。
(4)2005/07/14 20:59:25
牧童 トビー
ケネス、君はどっちだ? “あいつら”なのか、それとも無実の人間か? できれば後者ではあってほしくないよ。

[メイの寝息が聞こえる]

疑えない相手を疑うのは、……辛い。
(5)2005/07/14 21:00:10
牧童 トビーは、うつろな目で空を眺めている。
2005/07/14 21:00:43
牧童 トビー
[左手の甲が光った。トビーは慌てて飛び起きるとメッセージウィンドウを開く]

ソフィーか? ……違った。癒しの泉か。

[トビーは再び地面に寝転がった。まだメイは寝息を立てている]
(6)2005/07/14 22:15:03
流れ者 ギルバート
―南区:民家―

[朝だった。

また、ここで迎える朝。
もう、切れてしまいそうだった。
バランサーであるつもりだった。
でも、もう・・・この状況じゃ、何もできやしない。

精神状態は最悪。
一瞬、いっそ殺してくれと思う。
でも、ここではそれは冗談にもならない。

・・・ニーナの顔がちらちらと頭に浮かぶ。

ニーナのルールが違ったとしても、それは立つ場所の違い。
そう思う。
でも、混乱してはいた、と思う。]
(7)2005/07/14 22:38:14
流れ者 ギルバート
[煙草の残りは少なかった。
でも、今日も「いつものように」火を点ける。]

・・・俺を助けてくれる人が、まだいるんだ。
ここではない俺のいた場所には、少なくとも。
だから、生きていたいな。

・・・本当は、生きている限り鳥にはなれない。
だからって死ねない。

あーあー、もう俺は駄目だ。

今日俺は何をすればいい?
・・・もう時間が無いんだ。
(8)2005/07/14 22:51:13
流れ者 ギルバート
あとどれだけ、生きているやつがいるんだっけ・・・。
まだこの世界にこうしているってことは・・・JIN-ROHがまだ残ってるか、JIN-ROHなんて最初からいなかったか、JIN-ROHはもういないけどクラッカー側にこの世界を終わらせるつもりが無いか・・・。
ま、考えてもしょうがないことは考えないでおこう。

メイ、トビー、ソフィー、グレン、そしてニーナか。
・・・今日も、殺し合いをしなくちゃいけないのか?
コーネリアスのメモに挙がっていた残りはメイ、トビー、ニーナ。

しかし、「疑う必要が無い」ニーナと「調べろ」というメイ、トビーと、双方残ってるんだから、やっぱり判断材料にはできないよな・・・。

昨日は、そう言えば、名前の挙がった二人が死んだんだな・・・。

・・・あーくそ、クラッカーの思う壺だぜ。
この段階に来て、俺までJIN-ROHを探し始めてる。
(9)2005/07/14 22:56:38
学生 メイは、牧童 トビーの隣で目を醒ました。ぎこちなく、小さな頬笑みを浮かべる。
2005/07/14 23:01:22
学生 メイ
LUNA君…、起きてたんだ。
ヘンリエッタちゃんが、JIN-ROHに殺された…んだよね。
トビーくんを抱えて現れたグレンさんが教えてくれたよ。グレンさんは、ローズさんの姿をした死神を見たって、別人みたいな怯えた目をしててびっくりしたんだけど…。

[左手で青く光るinfoに気が付き、内容を確認する。]

ケネスさんがニーナさんに……ってのも聞いたよ。
ソフィさんからの報告はまだない…んだよね。
(10)2005/07/14 23:03:59
学生 メイ
[怯えたような表情で、]

…………。
LUNA君は泉にいかなくて大丈夫?
(11)2005/07/14 23:04:01
流れ者 ギルバート
昨日、ローズマリーの姿をした死神がヘンリエッタを殺したとか言っていたな・・・。
それはローズマリーが本当に敵だったからか?
それとも敵がそう思わせたかったのか?
それとも別に意図は無いのか・・・。

・・・参ったな。未だに信じられるものが無い。
(12)2005/07/14 23:06:58
流れ者 ギルバート
[ニーナからの、informationは届いていない。

逃げていようかとも思ったが、そんな事をしても仕方ない、と思う。

今日も律儀に泉は出たようだ。今日は、中央区。]

【よし。人間は他者との関わりの中にしか自我を見出せない。
・・・他者を探すか。】

・・・っく。

[笑う。]

行くか。
(13)2005/07/14 23:07:02
牧童 トビー
[トビーは寝ころんだままメイを見たあと、ゆっくりと身を起こした]

ソフィーからの連絡は……まだないね。
(14)2005/07/14 23:07:56
牧童 トビー
メイ、君は――。いや、なんでもない。

ぼくは泉に浸からなくても平気だけど。メイは?
(15)2005/07/14 23:10:50
牧童 トビーは、学生 メイと目を合わす事に戸惑っている。
2005/07/14 23:11:54
学生 メイは、身を起こして、ちょこんと体育座りの姿勢になった。
2005/07/14 23:12:57
学生 メイ
【…胸の奥に黒いインクの沁みが広がるような、が不安な気持ちがするわ。

ソフィさんからの連絡で、ケネスさんがJIN-ROHだった…ってinfoが届いたらいいのにって思ってる。もし、ケネスさんがJIN-ROHじゃなかったら、私は身近な人を疑わなくちゃいけなくなる…。

信じてたものが、壊れちゃう。】
(16)2005/07/14 23:14:22
流れ者 ギルバート
[煙草の火を消し、懐にしまいこむ。
もう懐の中は吸殻で一杯になっていた。

・・・この世界で過ごした日を思う。
長かったのか、それとも短かったのか。]

いや・・・まだだよな。

[キャップを目深にかぶり、歩き出す。]
(17)2005/07/14 23:15:44
学生 メイ
私も、今は大丈夫だよ。

[答えてから、トビーの戸惑いが自分と同じ種類のものであることに気が付く。]

私は今までLUNA君を疑うとか、考えた事は無かったけども。…でも。

不安だよね。
(18)2005/07/14 23:17:35
牧童 トビー
ふふ……いい表情をしてるね。崩れ落ちる前の氷山の欠片のように、安定状態へしがみついてる。

今はまだ、君の不安は外側を向いてるんだ。外側を向いてる限り、まだ君の自我は安定を保てるだろうね。
その不安が内側を向いた時……その時こそ、君の全てが歪んではじける時だ。
(*11)2005/07/14 23:21:59
牧童 トビー
[トビーはゆっくりと溜息をつくと、再び寝転がって空を見上げた]

できれば、ケネスが“あいつら”であってほしい。できれば、コーネリアスのメモが間違っていてほしい。できれば、“あいつら”がまるで面識のないキャラクターであってほしい。

……贅沢な望みかな、これは。
(19)2005/07/14 23:24:25
学生 メイ
不安。

なにかに縋り付かないと、私が壊れてしまいそうな不安。

1つ何かに気が付けば、真っ暗な闇の中にすべりおちてしまいそうな…。

これはなに?
(*12)2005/07/14 23:31:43
学生 メイ
LUNA君。
昨日、ヘンリエッタちゃんが死神に襲われる光景が、なぜか私に見えたんだ。小さな体を、死神の鎌が切り裂く…様子が目の前で起きてる出来事みたいに鮮明に。

ヘンリエッタちゃんを助けようとする、LUNA君の声も聞こえたよ。

……でもね。
私の見えた光景って、ちょうどLUNA君の視界から見たみたいだったんだよ。
そして、なぜだかはわからないけど、ヘンリッタちゃんに対する明確な悪意がその場には渦巻いていて…。
(*13)2005/07/14 23:32:54
学生 メイ
なぜ、そんな光景が私にみえるのかはわからない。

でも。

……LUNA君はJIN-ROHじゃないよね?
(*14)2005/07/14 23:33:21
学生 メイは、牧童 トビーに、うつむいたまま、「同じだよ」と小さく首を振った。
2005/07/14 23:34:22
学生 メイ
グレンさんは、自分がローズマリーの死神に殺されると思ってるのかな?

[ぽつんと呟くように言った後、補足するように。]

LUNA君は気絶してたから知らないかもしれないけど、グレンさんはいつものグレンさんじゃなかったんだ…。
(20)2005/07/14 23:43:11
牧童 トビー
あのローズマリーを見たら、正気でいろと言う方が間違いかもしれないよ。グレンはローズマリーを……手にかけてるからね。
(21)2005/07/14 23:46:05
牧童 トビー
女神像へ……行ってみるか。

[トビーは呟くようにそう言うと、不意に上体を起こした]

もしかしたら、他の皆が集まってるかもしれない。このままここでじっと過ごすのは……ちょっと辛いし。
(22)2005/07/14 23:46:33
流れ者 ギルバート
―中央区―

[噴水の縁に腰掛けて、二本目の煙草を吸う。]

誰もいないな・・・。
皆、今日はどうするだろう。
どういう目的で動く?
もう・・・無差別に殺し合う段階は過ぎた。
(23)2005/07/14 23:50:14
学生 メイ
……他に残ってる人は、ギルバートさん、ニーナさん。

そうだね、集まる事を考えると、女神像前に行っておいた方がいいのかも。

LUNA君、先に行ってくれていいよ。
…私は、もうちょっと考え事をしてから行く。
(24)2005/07/14 23:50:36
牧童 トビー
[トビーは少し思案した後、立ち上がった]

ん……わかった。先に行ってるよ。じゃ、後でね。
(25)2005/07/14 23:53:13
学生 メイは、体育座りのまま、トビーに手を振った。
2005/07/14 23:53:28
牧童 トビーは、女神像後へ向かった。
2005/07/14 23:54:19
お嬢様 ヘンリエッタ
[ゆっくりと目を開けた。周りに機械が並んでいる。モニターに波形が表示されている。]

【……ここは……】

[だんだん意識がはっきりしてくる。ローズの微笑み。だんだん消えていくトビーの顔。]

……!
2005/07/14 23:54:46
お嬢様 ヘンリエッタ
高原美奈子はがばっと身を起こした……つもりだった。
くぅっ!!!
[全身に痛みが走る。だが痛みに抵抗し、無理矢理起きあがった。目の前の白衣を着た男が引きつった顔をして壁に背をつけている。]

ここは……!リアルの!ゲームの外なのか!?
おいっ!答えろ!
2005/07/14 23:55:58
学生 メイ
LUNA君がJIN-ROHだったらという不安と、

もうひとつの別の不安。

それは、私。

……私は、JIN-ROHじゃない、はず。

だけど、JIN-ROHのやってることが見える。
(*15)2005/07/15 00:20:01
学生 メイ
……その理由がわからない。

だから、私は今、ソフィさんを探しに行こうと思ったり、LUNA君がJIN-ROHかもしれないって思ってることを他の人に打ち明けて、JIN-ROH探しを突き詰めようって思えないんだ。

こわい。
(*16)2005/07/15 00:20:35
牧童 トビー
―中央区・女神像前―

今日はここか。全ての始まりの場所だな……。
(26)2005/07/15 00:25:44
農夫 グレン
―南区・アーノルド邸前―

[トビーとメイが話をしていて、トビーが一人で出かけたのを確認した]

……どういうつもりなんだ……。
(27)2005/07/15 00:29:47
農夫 グレンは、学生 メイの挙動を見ている。
2005/07/15 00:34:06
流れ者 ギルバート
[トビーが女神像を見つめているのを見る。]

やぁ、トビー・・・元気か。
俺は、元気だぞ。

さぁ、今日はどうする?

もうな・・・俺にできることは無いんだ。
(28)2005/07/15 00:45:18
牧童 トビー
やあギルバート。なんだか久し振りのような気すらするよ。

できる事はない? それはまた……どういう事だい?
(29)2005/07/15 00:54:18
農夫 グレン
[メイから目を反らし、誰にともなく話かける]
……俺が怖くないのか?
(30)2005/07/15 00:55:57
流れ者 ギルバート
俺はさ・・・。
ずっと、時間稼ぎをしようとしていた。
最低限の殺し合いをしながら、実際に死ぬ人数は少なく。
そうして時間を稼げば、そのうちに「現実」の世界で解決を見るかもしれない。
そう思ってな。

確かなことが無かった。
JIN-ROHが本当にいるとも分からない、JIN-ROHを殺せばログアウトできる保証も無い。
何も信じられることが無かったんだ・・・ここでは。

でもな・・・。
もう、そういう段階は過ぎた。

お前らは、もう感情任せに無差別な殺し合いはしないだろう?
俺はJIN-ROHを探してこなかった。
意味が無い、と思っていたから。

・・・だから、俺にできることは、もうないんだ。
(31)2005/07/15 01:01:03
学生 メイ
[無言でアーノルド邸の荒れた芝生を見つめていたメイは、しばらくしてゆっくりと立ち上がった。]

だれがJIN-ROHか確かめるためには、こわくても女神像前に行くしかない…のかな。
(32)2005/07/15 01:01:44
学生 メイは、立ち上がり、女神像跡へ向かった。
2005/07/15 01:06:13
農夫 グレンは、学生 メイが立ち上がったので、ビクリとした。
2005/07/15 01:06:28
流れ者 ギルバート
今、警戒していないわけじゃない。
いつでも戦えるように準備をしてるさ。

でもそれは、俺が生きるためだけのこと。

お前らに何か積極的意味を、もう与えられないんだ。
それはな、俺としては、死んでるのと同じさ。

生きていたいから、最後まで足掻きはするがね。
(33)2005/07/15 01:07:03
学生 メイ
─南区 移動途中─

相変わらず、きれいなお庭…。
ログインして最初の方に、私はここでNPCの子供にお花をもらったんだったわ。

その後、海岸でギルバートさんに会って。
それからJIN-ROHのおそろしい予告を聞いた…。
あれから、随分長い時間が経ったような気がする。
遠いところまできちゃって、迷子になってしまったような気持ち。

智美はもう旅行から戻ったよね。
私たちの事はニュースになってたりするんだろうか。
(34)2005/07/15 01:11:09
農夫 グレン
[メイが立ち去るのを、目で追いかけた。銃を持つ手は、ガタガタと震えている]
……。

【くそっ!ちくしょう! なんで今までみたいに行かないんだ……】
(35)2005/07/15 01:11:15
学生 メイ
ヒューバートさんは、他の死んじゃったキャラの人たちは…どうなったんだろう。

リアルの世界はどうなってるのかな…。
(36)2005/07/15 01:12:24
牧童 トビー
[トビーは呆れたように溜息をつくと、噴水前に座り込んだ]

ギルバート、今日、君は何のために生きてるんだ。君の行動は緩慢な死を待ってるのと変わらないじゃないか。
(37)2005/07/15 01:12:43
新米記者 ソフィーは、冒険者ギルドの一室から外を眺めていた。
2005/07/15 01:13:44
新米記者 ソフィー
―東区・冒険者ギルド―
[ソフィーは窓の外から、東区の大通りを眺めた。その視線の先には、武器屋・防具屋が向かい合って建っている]

あたしの考えは、決まった……。コーネリアスさんの言葉を、信じる。
少なくとも一人は、あの4人の中に、“JIN-ROH”がいるんだろうと思う。
さっき確かめた『現在のログイン人数』は…(4/13)だった。あたしは…生かされてる、んだろうね…。
(38)2005/07/15 01:18:51
牧童 トビー
[トビーは噴水の壁にもたれかかると、自分の表情を見られたくないかのようにギルバートと反対側を向いた]

ギルバート……君が生きてるのは他のみんなが死んだからだよ。
シャーロットも、ハーヴェイも、ヒューバートも、ラッセルも、コーネリアスも、ヘンリエッタも、ケネスも、……誰だって死にたくなんてなかったんだ。

彼らの代わりに生きている君が、なんて緩慢に生きてるんだ。やりきれないよ。
(39)2005/07/15 01:19:17
牧童 トビー
度し難い愚か者だね。この段階に来てまで、何を言ってるんだ。まだなお“ゲーム”に乗らずに緩慢な死を選択しようとしている愚か者め。
君のような駒は要らない。存在自体が不快極まりないよ。

――退場してもらうよ。厳しい現実を突きつけてね。
(*17)2005/07/15 01:19:53
牧童 トビー
AKIRA、そろそろ、君に表舞台へ立ってもらう時が来た。
(*18)2005/07/15 01:20:14
学生 メイは、ぽろりと涙をこぼした。
2005/07/15 01:21:29
流れ者 ギルバート
[穏やかに笑う。]

違うよ。
そういうルールで、動いてきただけさ。

それを変えたら、生きていなかったのと同じだ。

最後まで、俺は俺のルールで動く。

俺は殺されない。
無差別な殺し合いは止めようとするし、小細工してバランサーになろうと努めたりするだろう。
今からお前らが分裂するなら・・・な。

[笑う。]

そういう風に、生きてるだけ。
死を待ってなんかいない。
生きたい、って言ってるだろ?
そういう、生き方をしてるだけなんだ。俺が・・・。
(40)2005/07/15 01:21:46
学生 メイ
……いかなくちゃ。
(41)2005/07/15 01:22:11
見習い看護婦 ニーナ
―西区 宿屋前―

…いこうとしてもいけなかった宿屋にいまさらつくのはどうだ、って話だよね。

念のために説明すると、宿屋と「どうだ」で韻踏んだつもりだったけどそうでもないね…

もう、あたしには韻を踏む余裕すら残ってないんだね…あたしはどうすればいいのだろう…

生きたいのか死にたいのかすらわからない…

……あたしの世界を崩したJIN-ROHをうらむよ…
(42)2005/07/15 01:22:49
新米記者 ソフィー
あれから、また2人が殺された…誰が、と知るのが怖い。あたしの信じていられる相手がいなくなってる、のは。

今、あたしが“JIN-ROH”だと疑うことができるのは、メイ……。彼女が、もし死んでいたら。その時はその時、かしら……?
ともかく、出かけなくちゃ。もうお昼を過ぎてるんだしね。
(43)2005/07/15 01:25:17
お嬢様 ヘンリエッタ
[医療班の野郎から一通りの説明は受けた。]
……で、あたしの他に誰が起きてるんだい?
デボラのやつは昏睡から醒めてるのか?
アーノルドはどうした?ヤツは……昏睡はしてないんだろ?
あとは……まだ中にいるヤツは誰だ?どれだけJIN-ROを倒してるんだ?
……ローズは?あいつもここにいるのかい?
2005/07/15 01:25:30
新米記者 ソフィーは、装備を身につけ、ギルドを出て中央区へ向かった。
2005/07/15 01:25:34
牧童 トビー
[トビーはギルバートの声が聞こえないかのように、そっぽを向いている]
(44)2005/07/15 01:25:53
新米記者 ソフィー
―東区・通り―
[ソフィーは武器屋の方を振り返った]

【デボラとローズマリーと最初に話したのはあそこだったっけ…。あの時のローズマリーは全く初心者プレイヤーにしか見えなかった。でも彼女は“JIN-ROH”だった……。
 それはつまり、今回の件はそれだけ入念な偽装をしてやってる、ってこと。表向きの発言だけでは信じきれないってこと。
 ローズマリー以外の2人だって、同様だと考えてしかるべきだものね……】
(45)2005/07/15 01:30:38
流れ者 ギルバートが「時間を進める」を選択しました
新米記者 ソフィーは、中央区に到着し、その場にいる人数を確認した。
2005/07/15 01:43:47
流れ者 ギルバート
[押し黙る。

もう、言うべきことは全て言ってしまったからだ。

また、煙草を咥える。

もう、あと一本になる。]

あー・・・。
早く、帰りてぇ。
(46)2005/07/15 01:48:28
新米記者 ソフィー
―中央区・噴水前―
[ソフィーの眼に映ったのは、煙草を咥えるギルバートと、そっぽを向くトビーの姿だった]

【トビー君と、ギルバートさんか…】

おはよう…。二人とも、他の人がどこに居るか、知らないかしら?
(47)2005/07/15 01:51:36
流れ者 ギルバート
[ソフィーの姿を認める。]

あぁ・・・お早う。

俺は知らない。
起きてすぐ、ここへ来た。
昨日は、例によって一人で眠ったし・・・な。

そっちは・・・情報は無いのか?
(48)2005/07/15 01:55:54
牧童 トビーは、新米記者 ソフィーが声をかけてもそっぽを向いたまま動こうとしない。
2005/07/15 01:57:01
学生 メイは、女神像前に到着した。
2005/07/15 01:59:50
新米記者 ソフィー
[ギルバートの返事に頷くと、答えた]

悪い知らせなら、ね…。
『現在のログイン人数』が、(4/13)にまで減っていたの。一昨日、アークデーモンは消滅したようだけど…昨夜はまた誰かが“JIN-ROH”に襲われたのよね…。
(49)2005/07/15 02:01:26
学生 メイ
─中央区 女神像跡前─

[ソフィ、ギルバート、トビーが居る事を確認する。]
[メイは、そっぽを向いたままのトビーとソフィの視線に、いたたまれないような気持ちになりながら、口を開いた。]

ケネスさんがニーナさんに殺されて、ヘンリエッタちゃんがローズマリーの死神に……。残ってるのは、この4人とグレンさん、ニーナさんだけになってしまった。

ケネスさんは、JIN-ROHじゃなかったの?
(50)2005/07/15 02:01:33
新米記者 ソフィーは、学生 メイがやってきたことに気づき、彼女の方向を向いた。
2005/07/15 02:05:36
学生 メイ
不安。

目を合わせてくれないLUNA君。

減らないJIN-ROH

何かが私の中で…………。
(*19)2005/07/15 02:05:57
見習い看護婦 ニーナ
今日は深刻に眠い…
2005/07/15 02:07:20
新米記者 ソフィー
ケネスさんと……エッタちゃんが……。

[ソフィーは俯いて、ヘンリエッタとケネスの会話を思い出した]

あの二人は、リアルでも知り合いだったんだよね……ここで偶然再開できて、楽しそうだった。それなのに……。

[首を横に振って言った]
ケネスさんは、“JIN-ROH”じゃなかったわ。つまり、まだ2人いる。私たちの中に、“JIN-ROH”が…。
(51)2005/07/15 02:09:21
新米記者 ソフィーは、その場にいるほかの3人を見回した。
2005/07/15 02:11:44
流れ者 ギルバート
[メイの声に気付く。]

やぁ、お早うメイ。
ソフィーの情報が正しいなら、そうだ。
今生きている六人のうち、二人がJIN-ROHってことになるね・・・それだと。

さぁ、どうする?

俺は選ばない。

君達が選ぶんだ。

それに対して俺がどう動くかだけは、俺が決めるがね。
(52)2005/07/15 02:13:16
学生 メイは、突然、怯えたように身を震わせた。
2005/07/15 02:14:43
牧童 トビー
頃合いだね……。
第三の条件分岐先を君たちに。悲劇の記憶をAKIRAに。

さあ、悲劇の幕を上げよう。
(*20)2005/07/15 02:15:03
学生 メイ
悪意。

誰かが悪意を放とうとしている?

ヘンリエッタちゃんの時と同じ。

ヒューバートさんが死んだ時とも同じ。

これはなに?
(*21)2005/07/15 02:15:40
学生 メイ
[メイの目の前にギルバートの顔がクローズアップで映る。]
(*22)2005/07/15 02:16:18
学生 メイ
……ギルバートさんは、ずっと冷静だよね。

[そう呟いた後、メイは自分の意識が唐突にギルバートの方に集中する事に、吐き気がするほどの違和感をおぼえた。]

ギルバートさん?
(53)2005/07/15 02:18:47
流れ者 ギルバート
冷静なんかじゃないさ。

ずっと、テンパってた。
2005/07/15 02:20:34
新米記者 ソフィー
[無意識に視線が強くなる]
メイ…。どうか、したの?
(54)2005/07/15 02:23:25
流れ者 ギルバート
・・・?

どうした。
(55)2005/07/15 02:27:31
学生 メイが「時間を進める」を選択しました
学生 メイ
[メイの瞳が赤く不吉な色に染まった。]
(56)2005/07/15 02:31:15
学生 メイ
ギルバート、いや、yakumo。
いつまでその姿勢をくずさないつもりでいる?
やる気がないようにしかみえないな。
やる気がないならやる気にさせてあげるよ。自分の命、守ってみるんだね。

[メイの口から、少女のものではあり得ない低い男の声が発された。]
(57)2005/07/15 02:31:37
新米記者 ソフィーは、学生 メイの言葉に目を見開き、サーベルを抜こうとした。
2005/07/15 02:34:09
新米記者 ソフィー
――!!

メイっ!?
(58)2005/07/15 02:34:42
学生 メイ
五つの扉 五つの鍵にて目覚めよ
封じられし“死”への架け橋 いま闇夜を渡れ

我が祈りを形と成し 哀れな者に慰めを
我が想いを形と成し 罪深き者に裁きを

冥界の使いよ 悲しみを癒せ
(59)2005/07/15 02:36:29
学生 メイ
[詠唱が終わると、メイの背後から、黒いドレスを纏い、不吉に光る死神の鎌を持ったローズマリーの姿が浮かび上がった。]
(60)2005/07/15 02:36:41
学生 メイは、力を失ったように、その場に膝をついて崩れ落ちた。
2005/07/15 02:37:26
流れ者 ギルバート
【何・・・だっ・・・!】

[咄嗟に懐からナイフを抜く。

メイの繰り出したナイフを弾く!]

【警戒を・・・解かなくてよかった!】

錯乱したか・・・ッ?
やる気が無いんじゃない、その姿勢を貫くことが俺の生きる術なだけだ!人聞きが・・・悪いんだよ!

[懐のもう一本のナイフをメイめがけて投擲する!]
(2005/07/15 02:37:53、流れ者 ギルバートにより削除)
学生 メイ
[ローズマリーが嫣然と頬笑み周囲を見渡す。ローズマリーは小首をかしげると、形のよい口唇に指をすべらせ、インフェルノの呪文を唱えた。]

[ギャラリーを下がらせるように、真っ赤な火柱が立つ。]

[炎の中、ローズマリーはギルバートに向かってふわりと舞い上がった。]
(61)2005/07/15 02:38:10
流れ者 ギルバート
【何・・・だ・・・!?】

[咄嗟に懐からナイフを抜く。]

【ローズマリー・・・!】

やる気が無いんじゃない、その姿勢を貫くことが俺の生きる術なだけだ!人聞きが・・・悪いんだよ!

[懐のもう一本のナイフを死神めがけて投擲する!]
(62)2005/07/15 02:40:56
新米記者 ソフィー
【……ぅ。でも、ここは……中央区、あたしが不戦地帯に賞って言った場所……けど。】

[メイにひたと視線を据え、その眼差しに力を込めた]

【ううん。言い訳なんかしない。あたしは、あたしの提案を……自ら、破るんだ。自分の信じたことのために。自分の“大義”のために。】
(63)2005/07/15 02:44:06
新米記者 ソフィーは、学生 メイに向かってサーベルを向き放ち、戦闘態勢を取った。
2005/07/15 02:44:27
流れ者 ギルバート
[ナイフは、ローズマリーの体に吸い込まれるようにして消えた。

ローズマリーが、にこり、と微笑む。]

これは、無理か・・・!

メイ・・・こいつを、引っ込めて貰おうか!

[もう一方のナイフをメイに向かって投擲する。
ナイフはメイの肩に突き立つ。

しかし、ローズマリーはなおも微笑を崩さぬまま、鎌を真横に薙ぐ!]

おぉ、い・・・勘弁してくれ・・・。
(64)2005/07/15 02:48:53
見習い看護婦 ニーナ
―西区 宿屋の中―

…やっぱり、誰もいないね…念のために探してみたけどさ。

みんなinfoをみて中央区へ向かったのかな…

[わき腹の傷がニーナに鈍い痛みを与える]

…あたしはもう、この傷を治す気はないけどね。

誰が、この傷をつけたかとかはもう詮索しても仕方がない…そんな段階ではない…
でも、この傷は…あたしが背負わなければいけない罪だからね…

[ニーナは中央区へと向かった]
(65)2005/07/15 02:52:12
新米記者 ソフィー
ギルバート!

[ローズマリーの姿をした死神―デス―が行使した炎の魔法が、駆け寄ろうとしたソフィーの前に壁となって立ちはだかった]

くっ……メイっ!あなたが……“JIN-ROH”なのっ!?
(66)2005/07/15 02:52:58
学生 メイ
……痛っ。

[メイは肩に突き刺さったナイフの痛みで意識を取り戻した。ギルバートの傍に、死神の姿をしたローズマリーが美しく頬笑んで、立っていることに気づく。]

私は、今何を……。
(67)2005/07/15 02:53:06
学生 メイは、新米記者 ソフィーを振り返り、自分が何をしたかにはっきりと気が付いた。
2005/07/15 02:53:41
学生 メイは、流れ者 ギルバートを悲壮な表情で見つめた。
2005/07/15 02:54:19
学生 メイ
ギルバートさん、逃げて!
(68)2005/07/15 02:54:56
牧童 トビーは、火柱から転がるように逃れた。
2005/07/15 02:56:49
流れ者 ギルバート
【攻撃の手段が・・・無いじゃねぇかよ・・・ッ!】

[「逃げて!」というメイの声が聞こえる。]

【はぁ・・・?ったく、冗談きついぜ。操られたか?それとも演技か?言われなくても逃げてるよ!】

[繰り出される鎌を次々と避けると、ローズマリーは面倒臭そうに手を振る。ローズマリーが視界から消える。]

なに・・・?どうs・・・ッ!

[ギルバートは、自分の胸から鎌の先端が突き出ているのを見た。

振り向く。

ローズマリーが、やれやれという顔で、微笑んでいた。]

瞬間、移動・・・?

っくそ。痛ぇ、んだよ。
(69)2005/07/15 02:58:05
牧童 トビー
なんだ! インフェルノ? ――誰がそんな魔法を!

ぼくがぼうっとしている間に、いったい何が起きたんだ。
(70)2005/07/15 02:58:49
新米記者 ソフィーは、流れ者 ギルバートの背中から突き出た死の鎌を、炎の向こう側に微かに視認した。
2005/07/15 03:00:58
学生 メイ
[ローズマリーの鎌が、ギルバートの体から引き抜かれ、再び振り上げられると、今度は心臓を突き刺すように胸の中央へと振り下ろされた。]
(71)2005/07/15 03:03:34
学生 メイは、目の前の光景に、悲鳴をあげて駆け寄ろうとした。
2005/07/15 03:06:22
新米記者 ソフィー
メイ……っ!

待ちなさい、そこから動いちゃ、だめ……。

[ソフィーは、メイに向けて右足を踏み出し、サーベルを突き出して構えた]
(72)2005/07/15 03:07:33
新米記者 ソフィーは、学生 メイが動き次第、攻撃しようという意志を見せた。
2005/07/15 03:08:03
見習い看護婦 ニーナが「時間を進める」を選択しました
流れ者 ギルバート
くそっ・・・!
痛ぇ、じゃねぇかよ・・・。

あぁくそ、死にたくねぇ・・・。
生憎、待ってる奴も、いないでもない・・・。

[血を吐く。]
(73)2005/07/15 03:10:46
見習い看護婦 ニーナ
―中央区―

!奇跡だ!行こうと思ったところにすんなりつけた!
この奇跡がもっと頻繁に起こっていればあたしの人生は違ったかもね…
いつもそうだ…あたしは行き先はわかってるはずなのに道がわからないで、結局その行き先につけない…昨日の夜だってそうだった…

[女神像の周りの様子に気がつく]

…炎?そしてあれはあの世からの使者の死神?

今日も死者が?
(74)2005/07/15 03:12:20
新米記者 ソフィー
メイ。貴方、もしかして……自分が何者なのか、自分が何をしていたか、分かっていない……の……?

さっきの詠唱は、明らかに実装されていない職業のものだった。今存在するどの魔法形態にも無い魔法…。
そしてデスが呼び出された。それを使えるのは、召喚師……このシステムを乗っ取った“JIN-ROH”と、言うことよ……!?
(75)2005/07/15 03:12:25
学生 メイ
ギルバートさんに、ヒーリングの呪文をかけなきゃ。
……死んじゃう。

[メイは青ざめた表情で力なく呟いた。]
(76)2005/07/15 03:12:27
牧童 トビーは、新米記者 ソフィーの言葉に息をのんだ。
2005/07/15 03:14:17
牧童 トビー
……“JIN-ROH”? メイが、“JIN-ROH”? そんなばかな。ソフィー、嘘だと言ってくれ。何かの勘違いだと言ってくれ。
(77)2005/07/15 03:15:55
学生 メイ
[血を吐いて倒れようとするギルバートをローズマリーがのぞきこむ。ギルバートの体から飛び散った血しぶきが、まるでローズマリーの美貌を飾る花のように彩っている。]
(78)2005/07/15 03:16:13
流れ者 ギルバート
[滔々と呟くように話す。]

現実を・・・見ることはできない。
俺たちが生きているからだ。

でもな。
・・・現実に、漸近することはできる。

俺は生きたぞ、この世界で・・・。
だから俺は・・・次へ行く。
(79)2005/07/15 03:16:40
新米記者 ソフィーは、牧童 トビーの言葉を耳にしたが、メイに向けた視線は動かさない。
2005/07/15 03:18:44
学生 メイ
[ギルバートの言葉を、ローズマリーは意味の通じない異国語を聞く時のような無邪気な微笑で聞き流した。血まみれのまま、ふわりとまた宙に舞う。]
(80)2005/07/15 03:21:25
流れ者 ギルバート
[ゆっくりと周囲を見渡し、笑う。

呆然とする者、絶望の表情を浮かべる者、あくまでも美しく微笑む者、深刻な顔で武器を構える者。
皆、この場所で共に生きた連中だった。
唐突に、愛しくなった。
・・・あぁ、観察者失格だ。]

・・・悪い。先に行く。

[最後の煙草を取り出し、火を点ける。
深く吸い込み、そして吐き出す。
その動きに合わせて、胸から血がとくとく、と流れる。]

あぁ・・・おい。最高、だぞ。

[満足そうに笑う。
その体は、徐々に光となって消えた。

煙草が地面に落ち、少し跳ねる。
しかしやがて、それも消えて、失せてしまった。]
(81)2005/07/15 03:21:48
お嬢様 ヘンリエッタ
……そうか……アーノルド……は無事なのか。
目を覚ましたのはヒュー……wistariasとラッセルか。
他のヤツはまだ目が覚めてないって事なんだな。
2005/07/15 03:22:53
新米記者 ソフィー
トビー君……。
何かの間違いで、あってくれればいいと思ってる。

ううん、「思ってた。」

けれど…ここからは、あたしはあたしじゃなくなる。
ただの冷徹な、執行者になる。戦士、ソフィーとして。
(82)2005/07/15 03:23:21
新米記者 ソフィーは、サーベルを下段に構え、メイに斬りかかった!
2005/07/15 03:26:41
見習い看護婦 ニーナ
[ニーナは思わず声を上げた]

ギルバードさん!
【まさか、昨日みられて気まずいとか思っていたら、今日こんなことになるなんてね。】

[死神が役目を果たし消えていく]

…この死神は…JON-ROHが使役しているのはあのピンク色の怪物じゃなかったの?

そして、この死神は…ローズマリーさんにそっくりじゃない…
【ということは、JIN-ROHの一人は、あのピンク色の似てるのかな…なんて、余計なこと考えてる場合じゃないか…あたし、ちょっと余裕が出てきたのかも…】
(83)2005/07/15 03:27:43
学生 メイ
[ギルバートの生命が絶たれたことを確認すると、ローズマリーは興味を失ったように背を向け、絶望の表情を浮かべているメイの前へ瞬間移動した。]

[メイに向けて鎌を持っていない方の白い手を差し伸べる。「思い出すのよ」と囁くように、黒いドレスを揺らしながら、また微笑を浮かべた。]
(84)2005/07/15 03:28:06
学生 メイ
私……、JIN-ROHに操られてたんだ。
変だと思ってた。
昨日は、目の前にいたわけじゃないのに、ヘンリエッタちゃんが殺される光景が鮮明に見えて。今までも…、何かがおかしいと。

アークデーモンを召喚して、ハーヴェイくんを殺したのは、私…だった。

JIN-ROHは私…だったんだ。
でも、私じゃない。
誰かが知らない間に、私を……。
(85)2005/07/15 03:28:39
牧童 トビー
待ってくれソフィー。君の言葉……「何者なのかもわかっていない」という事が本当なら、彼女は操られているだけの人間じゃないか。“あいつら”として行動させられてはいるけど、“あいつら”じゃない。

ぼくは“あいつら”なら殺す事を躊躇わない。でも、彼女は“あいつら”であって“あいつら”ではないじゃないか! 君は、躊躇わないって言うのか!
(86)2005/07/15 03:29:28
お嬢様 ヘンリエッタ
[高原はおびえる医療班を問いつめ、事態を確認すると、ベッドに転がった]
なんだか全身が痛いな……昨日のローズの攻撃がリアルにも影響しているのか。
……ここまで来るとゲームじゃねえな。
ゲームとリアルが同じになったら……夢も希望もなくなっちまうんじゃねえか?

[高原はそうつぶやくと、*深い眠りに落ちていった*]
2005/07/15 03:29:41
学生 メイは、新米記者 ソフィーが振り下ろす刃を、悲鳴をあげながら見つめた。
2005/07/15 03:29:59
新米記者 ソフィー
[メイが呆然と呟く様子を見つつ、距離を詰めた]
メイ、貴方が意識してなくても、起きた事柄は変えられない。戦ってみなさい……!

[ソフィーは左足の踏み込みでメイを間合いに捉えた。その瞬間、下段からの斬撃がメイを襲った]
(87)2005/07/15 03:34:07
新米記者 ソフィーは、牧童 トビーの叫びを、白熱する意識の片隅でだけ聞いたように思った。
2005/07/15 03:35:19
学生 メイ
こわい。

私、死にたくないよ…LUNA君。
(88)2005/07/15 03:39:24
見習い看護婦 ニーナ
[消えたかのように見えた死神はメイの前に瞬間移動していた]

…今度はメイちゃんが標的なの?

JIN-ROHは一日に一人しか殺さないのがルールじゃなかったの?

[メイと死神の様子がおかしいのに気がつく]
[そして、コーネリアスのメモが頭の中にフラッシュバックする]

……もしかしたら、メイちゃんがJIN-ROH?

…ってことはもしかしたらケネスはJIN-ROHじゃなかったってこと?どういうこと?

…情報が少なすぎて……また道に迷いそうだよ…

[ニーナはみんながいる方向へ近づいていった]

……もう道に迷うことはないか…
だって…今は目的地すらわからない…
(89)2005/07/15 03:39:25
牧童 トビー
よせっ! ソフィー!

[トビーはダガーを引き抜くと全力で駆けだした]
(90)2005/07/15 03:40:20
新米記者 ソフィー
[確実に捉えたはずの斬撃は、手ごたえなく空を斬った。表情を硬直させたまま、メイの位置は僅かに後ろに下がっていた]

ほら、その反応……! 何かが“憑いて”いるのよ、貴女には……っ!

[振り上げたサーベルをその頂点で返し、メイに振り下ろした]

これも、避けられるというの……っ!?
(91)2005/07/15 03:42:06
新米記者 ソフィーは、学生 メイから視線をそらさず、サーベルを振りぬいた。
2005/07/15 03:42:57
新米記者 ソフィーが「時間を進める」を選択しました
学生 メイ
[恐怖に目を閉じるメイの肩を、焼けるような激しい痛みが襲う。メイは自分を斬りつけたソフィを泣きながら見上げた。]

私も、死ぬのがこわい…。
それだけだよ、ソフィさん。
(92)2005/07/15 03:46:41
牧童 トビー
メイ? 今の動きはなんだ? ソフィーの剣をどうやってかわしたんだ? 君は一体……?

どうなってる。ぼくは、いったい自分の何を信じればいい? 自分の目が捉えたままを信じればいいのか? それが、できるのか?

目の前に……ぼくの知らないメイがいる。
(93)2005/07/15 03:47:57
学生 メイ
攻撃を避けたのは、生命を維持しようとする人間として当然の反応なのに、かわいそうだねAKIRA。
(*23)2005/07/15 03:48:22
学生 メイ
まあ、JIN-ROHを目の前にした人間の感覚として、中井の反応も当然かもしれないけどね。
(*24)2005/07/15 03:50:03
新米記者 ソフィー
[体重を乗せて振り下ろしたサーベルが、メイの身体を斬り裂いた。
返り血が迸り、ソフィーの身体を紅く染める。
反撃に備えて後ろにステップしたソフィーを、メイの哀しげな視線が捉えた]
(94)2005/07/15 03:50:53
学生 メイ
もっと、絶望をあげよう。
LUNATICの反応を、AKIRA、君はどう受け止める?
(*25)2005/07/15 03:51:19
学生 メイは、牧童 トビーを振り返った。
2005/07/15 03:53:13
新米記者 ソフィー
メイ……。

[見上げる視線に答える言葉が見つからず、ただ名前を呼んだ]
(95)2005/07/15 03:53:15
学生 メイ
LUNA君……。

私、どうしたらいいの?
(96)2005/07/15 03:53:57
学生 メイ
ううん…。
LUNA君に聞くのは間違ってる。
(97)2005/07/15 03:54:52
学生 メイは、ぎゅっと目をつぶり目を開くと、再び目の前のソフィを見上げた。
2005/07/15 03:55:50
牧童 トビー
メイ……。

[トビーはメイの視線を受けて半歩、後ずさりした。たった半歩だが、大きな半歩だった]
(98)2005/07/15 03:55:56
新米記者 ソフィーは、学生 メイの視線を受け、サーベルを下ろし静かに見返した。
2005/07/15 03:58:53
牧童 トビー
ああ、間違ってる。間違ってるとも。あれを見るんだね。君を見て、君の大事なLUNATICは半歩後ずさりした。君が感じていた友情は既に一方通行さ。

もう、君に仲間は存在しない。君は孤独だ。――ぼくと同じに。
(*26)2005/07/15 04:00:38
新米記者 ソフィー
メイ……さん……。
どうしたらいいか、なんて。あたしにも、わからないけれど。

[ソフィーは唇を噛み、搾り出すように言った]

あたしがしなきゃいけないことは、わかる。
さよなら、メイ。

[言いつつ、ゆっくりとサーベルを上段に構えた]
(99)2005/07/15 04:01:45
学生 メイ
[トビーがさがる気配に、メイは気がついた。傷ついた肩を震えながら抱きしめる。]

私、死にたくない。

斬られただけでこんなに痛いのに、死ぬって思うと、本当にこわい。

自分がしてきたことを考えたら当然の報いなのに。

私は、私を守ってくれたヒューバートさんや、信じてくれたLUNA君を裏切ったんだ。

でも、自分で死を選ぶ事もできない。
(100)2005/07/15 04:03:15
学生 メイ
……ううん。
このままでいても、私、きっと操られてまた誰かを殺すんだわ。
(101)2005/07/15 04:04:14
学生 メイは、自分の意識を否定するかのように、首を振った。
2005/07/15 04:04:38
見習い看護婦 ニーナ
[ニーナはメイにサーベルを振り下ろしたソフィーと、メイを交互にみている]

【大儀…JIN-ROHを見つけることと、みんなをまもること…それにあれだけ強い意志を示していたソフィーが剣を振るっている…】

【きっと、そこには譲れない思いと貫き通した意思があるのだろう…】

【あたしは昨日…自分の為だけに、JIN-ROHだろうと思っていたケネスに自分を殺すように言った…】

【それは…それは当然あたしにとって必要な事だったんだ…それは後悔してないし間違いだとも思っていない】

【…だけど…あたしは、今のソフィーの前に姿をあらわす資格はない…】
(102)2005/07/15 04:05:06
見習い看護婦 ニーナは、物陰から三人の様子をうかがっている。
2005/07/15 04:05:55
牧童 トビー
ふふ……このまま君が死ねば、君には何も残らない。君の愛するwistariasも、君に微笑む事がない。

“悪意”を紡ぐ術をあげよう。孤独のまま朽ちたくないのなら、ソフィーを倒せ。

さあ! さあ! その手を汚せ! “悪意”を示すんだ! 力は与えた。あとは狂気を呼び覚ますだけなんだ。素直になれAKIRA!
(*27)2005/07/15 04:06:27
学生 メイ
[トビーの姿をもう一度すがるように見つめた後、メイは未練を断ち切るように視線を戻し、ソフィに向かって震える口唇を開いた。]

ソフィさん。
私を、殺してください。
……お願います。
(103)2005/07/15 04:07:52
学生 メイ
……声が聞こえる。

私の体を使って呪文を紡いだ男の人の声。

これがJIN-ROHの声?
(*28)2005/07/15 04:09:06
新米記者 ソフィーは、学生 メイを、悼ましげな表情で見つめ、ゆっくりと頷いた。
2005/07/15 04:11:26
学生 メイ
[メイの中に、生き延びたいという気持ちと、自分に刃を向けるソフィに対する殺意が浮かび上がる。]

私だって、死にたくないよ。

でも……。
(*29)2005/07/15 04:11:51
牧童 トビー
ふふ……死を選ぶんだね。それも、他人による死を。自らの命を他人に背負わせる、大きな業となる死を。

それが君の決断か。その内容そのものはつまらないけど……その決意の表情は何よりも勝るよ。素晴らしい死に際の顔だね。

畑山が表現できなかった顔だ。ふふ……ゾクっとする。
(*30)2005/07/15 04:12:40
学生 メイは、新米記者 ソフィーに震えながら頬笑むと、目を閉じた。
2005/07/15 04:13:13
学生 メイ
……死にたくない。

こわい。
(*31)2005/07/15 04:14:19
新米記者 ソフィー
メイ……あなたが生きてきたことの記憶、あなたを手にかけたことの記憶。
きっと、私は忘れない。さようなら、メイ……。

―Coup de grace.《とどめの一撃》

[ソフィーは腕を引き、正確な狙いでメイの左胸を突き通した]
(104)2005/07/15 04:15:02
農夫 グレンが「時間を進める」を選択しました
牧童 トビー
もっと、もっと苦しむんだ。そのために、君を用意したんだから。なかなか不幸を実感できない、幸せな君をいたぶるために。

今わの際に、ぼくの名前を教えてあげるよ。それが君に送る最後の絶望さ。
(*32)2005/07/15 04:16:59
見習い看護婦 ニーナ
【メイは、自ら死を望んで、それが受け入れられた】

【あたしは死を望み続けているのに、困った事にまだ生きている】

【あたしとメイの違いは何?】

【あたしとメイの境界線はどこ?】
(105)2005/07/15 04:20:27
学生 メイ
[肩に斬りつけられた時よりも、さらに熱い衝撃がメイの体に走る。瞬間、メイは瞳をいっぱいに開き、涙をこぼしながら何かを呟こうとしたが、それは叶わなかった。]

…あ。
(106)2005/07/15 04:21:34
牧童 トビー
さようならメイ。いや、AKIRA。楽しかった。色々とね。

ぼくは“LUNATIC”だ。君が……最後まで信じた人間さ。

ふふ……楽しんでもらえたかな? この魅惑に満ちた絶望の味……きっと君を満足させられると思うよ。さあ! 悦んでくれ! 遠慮なんていらないからさ! ハハッ……アハハハハッ!
(*33)2005/07/15 04:22:16
牧童 トビー
……メ、イ。

[トビーの喉から、やっと彼女の名が漏れ出た]
(107)2005/07/15 04:23:58
学生 メイ
[薄れゆく意識の中で、自分を呼ぶトビーの声が聞こえる。]

LUNA君がJIN-ROH?
(*34)2005/07/15 04:25:06
学生 メイ
……そんな。

そんなことがあるなんて。
(*35)2005/07/15 04:25:18
新米記者 ソフィー
[くずおれようとするメイの身体から、サーベルを引き抜いて抱きとめた]

メイ……最後の言葉は、聞ける……?
(108)2005/07/15 04:25:25
新米記者 ソフィーは、学生 メイの口元に耳を寄せた。
2005/07/15 04:25:38
学生 メイ

嘘。
(*36)2005/07/15 04:25:40
学生 メイ
[メイの口から言葉は紡がれることはなく、ただ最後の吐息だけがむなしくソフィの耳元をかすった。メイの体は*そのまま光となって、消えた。*]
(109)2005/07/15 04:29:40
牧童 トビー
[声なく立ちつくすトビーの前で、メイの身体が光となって消えていく。そしてメイの頭上に漂っていた黒衣の死神も、その姿を徐々に闇へ同化させていき、――やがて見えなくなった]
(110)2005/07/15 04:33:41
牧童 トビー
選べなかった。殺す事も、守る事も。決断できなかったんだ。肝腎の時に。

でも、どれを選べば良かったんだ。ぼくは……。
(111)2005/07/15 04:35:58
新米記者 ソフィー
[メイの身体が腕の中で光となって消えていった。ソフィーはゆっくりと首を振った]

メイは、あたしが…【…殺したんだ…】…とどめを、さした。

トビー君……

[そのまま、言葉を失って口を閉ざした]
(112)2005/07/15 04:39:59
牧童 トビー
[トビーはうつむくと、とぼとぼと南へ向かって歩き始めた]
(113)2005/07/15 04:43:59
新米記者 ソフィー
ギルバートさん……
【仇を取った、とかそんなことは思えないけれど……どうか、安らかに……】

[炎の壁があった方を見やり、頭を垂れて祈った]
(114)2005/07/15 04:47:41
新米記者 ソフィーは、牧童 トビーが歩み去ったのを見届けると、西区へ向かって*歩いていった。*
2005/07/15 04:48:09
見習い看護婦 ニーナ
[ニーナは二人がそれぞれ去っていく様子をみつめている。]

 …この世界にはあと何人残っているんだろう…

 そして、いつまで続くんだろう…

[ニーナはため息をついた]

 …あたしはどこに行くんだろう…

 ケネス…教えてよ…

[ニーナは北へと*歩いていった*]
(115)2005/07/15 04:51:22
牧童 トビー
―南区・海岸地帯―

[トビーは岩場に手頃な岩を見つけて、そこに腰を下ろしていた]

[虫も鳥もいない夜の海は、時折穏やかに訪れる波の音だけが静けさを優しく溶かす]

[トビーが見上げた先には、月が輝いていた]
(116)2005/07/15 05:32:20
牧童 トビー
もう四人になったよ。たくさんの人間が、死んだね。
(117)2005/07/15 05:32:39
牧童 トビー
シャーロットは悲運の銃弾に倒れた。ハーヴェイは孤独な死を遂げた。ヒューバートは壮絶な死を、ラッセルは油断の死を。

コーネリアスは希望のためにその身を捨て、ケネスは優しさが災いした。ヘンリエッタは死神の抱擁を受けて、ギルバートは次に行くために死に、メイは自分を失ったまま光と化した。

そして……最後まで生き延びるはずだったローズマリーは、この“LIBERTY”を離れて現実世界へと帰った。
(118)2005/07/15 05:33:44
牧童 トビー
[トビーの背中から二本のしなやかな腕がからみついてくる。黒の袖に包まれたその腕は、白く透き通っていた]

でも、その“悪意”だけは、今もぼくと共にある。
(119)2005/07/15 05:34:29
牧童 トビー
[月は、白く輝きながらトビーを見下ろしている]

LUNATIC……“狂人”か。

君がどういう理由でこんなIDを使っていたのか知らないけど……君にしては洒落たネーミングだね。今のぼくの気分にぴったりだ。ぼくは君の全てが気に入らなかったけど、そのIDだけは気に入ったよ。
(120)2005/07/15 05:35:15
牧童 トビー
あと……四人。ぼくを除けば三人。

加奈子、もうすぐだよ。もうすぐで全てが終わる。君との一つの約束は果たせなかったけど……もう一つの約束は果たしてみせるさ。畑山が握りしめて離さなかった、ぼくの“LIBERTY”。ぼくの手で、その全てを破壊しよう。
――そして復讐は成就する。

[トビーは、狂気の笑みを浮かべた]
(121)2005/07/15 05:36:21
牧童 トビーは、黒衣の死神と共に月を*見上げている。*
2005/07/15 05:38:42
牧童 トビーが「時間を進める」を選択しました
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牧童 トビーが「時間を進める」を選択しました
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