人狼審問

……寝すぎてしまったようで……。

[恥ずかしそうに答える]

……ありがたくいただきます。

[ラッセルとシャーロットに会釈をする]

グレンさんじゃなくて、シャーロットさんとラッセルさんなんだね。あとでお礼いっておかなきゃ。

ソフィーさんってあの金髪の綺麗な人だよね？
どうしたのかな？？財宝の呪いとかなんとか言ってたよね…？

[立ち上がり、トランクの中にあったシルク製のランジェリーケースを開ける。ネリーは、黒レースで出来たキャットガーター（※ガーターベルトの簡易版で、靴下止めに近いような脚に通すリング状の物）を身につけると、レースの内側に細いナイフを差し込んだ。]

とにかく私は、二度とあんな目には遭いたくないの。

あはっ。
…………男なんか大嫌いよ？

[鏡に向かっていくつかの角度でポーズを取り、ナイフがずり落ちないことを確認すると、ネリーは、再び髪を編み込み、ローズ色のポロ型のワンピースに身を包んで、集会室へ向かった。気持ちを切り替えたのか、ネリーの表情はすでに明るい。]

って、いやあねー。
いつの間にか、もう朝になってるし。
喉が乾いたなあ……。

……金髪のソフィー？

[少し考えてから、また食事に戻る]

まぁ、財宝に絡んで呪いという言葉がセットになるのはよくあることなんだけどね。
ピラミッドなんかの盗掘でファラオの呪い、なんかはかなりメジャーな話しだし。
問題は彼女がなぜをそれを口にし、最後まで話そうとしないか、なんだよ。

……呪い……ですか？

事故ではないのですか？

え？事故……？

ここで昔に何かあったの……？

よぅ、煙草を吸いに戻ったらちっと寝ちまったみたいだ。

（漂う食べ物の香りに気がついて）

旨そうな匂いがしてるな。
俺ももらうぜ。

[ネリーが集会所に来た事に気がついた]
おはようございます。ネリーさん、でしたよね？

[さっそく、ジュースを手に取りながら、]

皆さんおはようございます。
朝からゴージャスな朝食ね。

ユージーンさん、事故って？
事故だとすれば、故意にしろ過失にしろ、
それを言った以上、何かが前に、この島で有ったのか？って考えてしまうのだが、何かそっちで聞いていた話は有るかい？

勿論、言いたい事だけで良いし、無理には聞かないが。

[ユージーンとニーナに答える]
彼女は呪い、と言ったよ。
呪いと呼ばれるものにもいろいろあるからね。
直接的に害が及ばなくても何らかの形で不運な出来事が起こってしまう場合もある。
呪いの結果が事故だという場合もあるさ。

できればこの土地の情報が知りたいんだけどね。
伝承などがあれば、どう動けばいいのかわかるかもしれないし。

そうよ、私はネリー。
なんだか、呪いって言葉が聞こえたんだけど……。
昨日の話の続き？

事故の証明は出来ますが、呪いの証明はできません。

……ナサニエルさんの言うとおりですね。

…また辛気臭い話してるねぇ。
メシ食ってるときくらいは明るい話はできないのか？

（話ながらネリーの存在に気がつき、隣に座りつつ）

よぅ、あんた名前は？
俺はギルバートってんだ。
さっき顔だけ見た気がするんだが挨拶がまだだったな。

……ユージーンと言います。

[ギルバートに会釈を返す]

[ネリーを正面から見つめる]
そうですよ。
少々この土地がおかしい状況なのでね。
呪いと称して人為的な妨害でもあったら困る、そう考えているわけですよ。

…。

ええと、ニーナっていいます。
よろしくお願いします。

ネリーさんとギルバートさん、でいいのかな？？

ごちそうさまでした。ラッセルさん。シャーロットさん。
せっかくみんながいらっしゃるので、コーヒーでも淹れてきます。

は、はぅぁっっっ!!!

い、いつの間にこんな所に来てたんだろっっ!!
……ね、寝ぼけてここまで来たなんて、言わなければわかんないよね……。

［急にシャキッと背筋を伸ばし］

こ、こんにちは〜皆さん。今日もいい天気ですね〜。私、ちょっとその辺を散歩して今戻ってきました〜あはは〜。…はは。

［聞かれてもいない事をぺらぺらと喋る］

[メイに気がつくと後頭部に視線を向けてから言葉をかけてみた]
今日は大丈夫なようですね…おはようございます、メイさん。

メイちゃん、どうしたの？？

なんかすごくビックリしてたみたいだけど、何かあったの？？

［がっくりと頭を垂れる］

…うぅ…なんでバレちゃうんだろう…。

［苦笑いを浮かべつつ］

…おはようです、皆さん。あうー…。

ニーナちゃん……お兄さん鋭すぎるよぅ…。

…グレンさん、…おそようございます……。うー…。

ごはん食べるー。わーい♪

えっ？？

うん、お兄ちゃんは鋭いよ？？

聞かれてもいない事を答える、っていうのは何かを隠したい、ってことですからね。
今、君が隠したいことはなんだろう、と予測すれば昨日の状況から明白ですよ。
[メイにそういうとくすくすと笑った]

……よろしければ、どうぞ。

[コーヒーをポットに入れて、テーブルの真ん中に置く]

［ナサニエルの言葉にうなだれる］

そうか…。明日からもっと気をつけよう…。
……って、寝坊しなければいいんだけど。

さて、少し席を外します。

ニーナ、そこにおいてあるたいまつの具合をチェックしておいてくれないか？
半分ほどは確認したんだけど、明日以降の命綱になるかもしれない。
頼んだよ？
[そういうと席から離れた]

わーい♪コーヒーもいただきまーす♪

［自分の分のカップにコーヒーをそそいで、砂糖とミルクを大量に入れる］

美味しいご飯に美味しい飲み物。幸せだねっ。えへへ。

[ニーナとナサニエルにいたずらっぽく笑いながら、]

ええっと、ニーナさんはナサニエルさんの妹さんなのね。
髪と目の色がそっくりだから、すぐ分かるわ。
それに雰囲気で仲が良さそうなのも良くわかる。
私は一人っ子だったけど、兄妹って楽しそうでいいなあ……。

こっちは、ギルバートさん？
そうね、挨拶がまだだったかも……。
結構まだ、知らない人が来てるモノなのね。

私は、ネリー。

はーい。まかせておいて、お兄ちゃん。

また島の探検にいくの？
遠くに行く時はニーナにも声をかけてね？

見つからない……。
私はどこをさまよっている？

主よ。
失せた記憶を呼び戻す力を──。

[廊下でぼんやりしているソフィーを見つけると足音を殺し背後に忍び寄る]

メイさん、何が有ったか分からないけど、寝坊したくらいで落ち込んでないでファイト。

ユージーンさん、珈琲、俺も貰って良いかい？

ナサニエルさん、いってらー。

ギルバートさんは、呪いの話は興味がないの？
宝にも？

えへへ、仲がいいって言われちゃった（照）

ネリーさん。私の方が年下なんだし、さん付けにしなくてもいいですよー。

そうだな。
島について以来、参加者は好き勝手動いているし俺も把握できていないことが多いな。

（姿を現したコーネリアスに軽く視線を向けるがすぐに関心を失う）

ユージーンだっけ？
俺もコーヒーもらうぜ。

（ネリーのほうを向いて）

嬢ちゃんもいるかい？

どうぞ。グレンさん。

[ソフィーの背後につくと彼女の背中に円筒状のものを押し付けた]
声を上げないでください、できれば撃ちたくありません。
こちらを向かずに、そのまま君の部屋まで歩いていってください。
よろしいですね？
[そう小さくささやいた]

…。

［メイは真剣に朝食を食べている。］

ギルバートさんも、どうぞ。

……！

[ソフィーは突然のことに体をこわばらせ、唇を噛んだ。
数秒の沈黙の後、無言で部屋まで歩き出す。]

ええと、何か宝の呪いとかいうことをソフィーさんが言ってた気がするんだけど…。

もしかしたらソフィーさんが何か知ってるのかも、ってお兄ちゃんは考えてるみたい。

（コーヒーを注ぎながら）

呪いねぇ…
この科学万能の世の中でそんなもん信じるほうが俺にゃ信じられんがね。
死人か行方不明者でも出たら考えるさ。
大方宝を守る為にでも流された噂だろ。

宝には興味はあるね。
ただ俺は見つけられなくてもいいとは思ってる。
卒業研究のフィールドワークとしてここに来ただけだしな。

（視線をネリーに向けて、眼を見ながら）

それよりも俺はお嬢ちゃんみたいお宝のほうが興味あるねぇ。

[ソフィーの反応に満足すると、周囲に注意しながらソフィーの後について行った]

［メイは呪いという言葉に一瞬手を止めた］

………。

[コーネリアスさんに気が付き]

こんにちは、コーネリアスさん・・・で良かったかな？
昨日、俺からは自己紹介したけど、直接は名前を聞いてなかったけど、
会話から判断したけど、間違っていたらゴメンな。

もう既に昼になりかけているけど、食事の準備が出来ているので、
良かったら食べるかい？
なお、ラッセルさんとシャーロットさんが作ったので、味は保証するぜ。

〔部屋の前まできて、ドアノブをしぶしぶとひねる。
ソフィーは部屋に入った直前に首だけひねってナサニエルを睨み付けたが、その目はどこかおびえていて、揺れていた。〕

[ソフィーの見たナサニエルの視線はモノでも見るかのように冷たいものだった]

…？

メイちゃん、どうしたの……？

〔ナサニエルの視線に背筋が凍りつくような思いをしながら、部屋に入った。〕
……で、何の用？
〔出来る限り冷たい声で問う。声の震えには気がつかないフリをして。〕

[部屋の中に体をすべり込ませると後ろ手に鍵をかけた]
二度は言いません、こちらを向かず、向こうに向きなさい。
そして両手を頭の後ろで組みなさい。

[ニーナとギルバートの両方の言葉を聞き比べて、]

…うぅん、ソフィーさんかあ。
普通の女の人に見えたんだけど、何か知ってるのかなあ…。
お兄さんが言うならそうなのかも？

〔小さく舌打ちして、ナサニエルの指示したとおりｎの方を向き、気だるそうなフリを装い両手を頭の後ろで組む。〕

私がお宝？
面白い冗談だわ……。ふふ。

［聞こえないようにつぶやく］

………ニーナちゃんは…怖くないのかな…。…頼もしそうなお兄さんがいるもんね…。いいな…。

［ニーナに向って弱々しい笑顔を向ける］

ううん、何でもないよー…。

やれやれ、立場がわかっていませんか。
悲鳴を上げられるのが面倒なので、拷問はしたくないんですよね。
[そのまま背後に近寄ると再び零距離で円筒状のモノを押し付けた]
これは取引ではありません、命令です。
あなたが持っている資料全てを出しなさい。どこにありますか？
拒否すれば、どうなるかぐらいは想像してください。
[そういうナサニエルの手の付近からキリキリ、という音が聞こえた]

[ハーヴェイは、寝室から降りてきた]

・・・・・・どうやら騒がしいようだな。
一体何があったんだ？

〔一瞬だけ、ソフィーはすっと目を細め、にやっと笑みを浮かべた。〕
…っぅ…、あたし……何も……資料なんか……っ、知らないもん……っ。
あたしが、何したっていうのよぉっ……。
〔ソフィーの目からは本当に涙がぽろぽろと落ちる。嗚咽交じりの声は、いつもより少し高く、甘みを増している。〕

[周りを見回したが、風景にさほど違和感はない]

ふうむ、特に異変はなさそうだが・・・・・・

さっき揉め事のような音が聞こえた気がしたんだが。

（誰に言うでもなく呟く）

…リアリスト、ね。
俺にゃなんにもないからな。
あるのはタダ目の前の現実だけ…

（すぐに元の調子に戻り、ネリーに向かって）

俺からみりゃキレイなお嬢ちゃんはお宝以外のなんでもないぜ。
キレイなお嬢ちゃんといやソフィーの姿が見えないな？
どうかしたのかねぇ…？

そうですか、残念ですね…
[そういうと右手から引き出したワイヤーを一瞬でソフィーの首にかける]
これが最後のチャンスです。私に泣き落としは通用しません。
資料を出しなさい。

[視界にネリーが入ったので、近づいていく]

こんにちは、ネリーさん。
・・・・・・何かあったのですか？

メイちゃん、きっと船旅で疲れてるんだよ。
ユージーンさんがコーヒーいれてくれたから、持ってくるね。


あ、ハーヴェイさんおはようございますー。
どうしたんですか？？

揉め事のような音って？？こっちでは何もありませんでしたけど…。

……ここでは、なにも起きてないわよ？
ええっと、ソフィーさんがいないらしいけど。

ええと、ニーナさんでしたっけ？

そうですか、何もないですか。

[一通り室内を見回したあと、唇に親指をあてがい、考え事をしている]

[数秒後、ふと寝室へ向かうための階段に視線を向ける]

はりゃ?そういえばいつの間にかソフィーさんの姿が無いねぇ…。
どうしたのかな?

何かしっていますか？

ネリーさん。

〔首筋にひんやりとするワイヤーに、ソフィーは一瞬言葉を失った。〕
……っ。な……泣き落としだ……なんて……そんなつもりじゃ…っ……。
資料なんか、ほんとに……もってないんだから……っ。
〔唇をぎゅっと噛み締める。〕

[洗い物をし終わり]

上で、ちょっと休んでるわ。

[２階への階段を上がって部屋へ向かう途中、異変を感じ取り]

「揉め事のような音」ねぇ…
ここでは特になにもなかったがね。

（しばらく眼を伏せて考えた後）

ソフィーはここにいない、か…
まぁ、何事もないとは思うが、ちょっと様子を見てくるかねぇ。

そうですか、ソフィーさんがいないのですか・・・・・・

[ふとネリーの怯えた表情に気を良くしたのか、その緑色の髪の毛を優しく撫で、耳元で囁く]

・・・・・・少し気になった事があるので、寝室に行って来ます。
それとも、一緒に来ますか？

もしかしたら、いい事があるかも知れませんよ？

ふふふっ。

[妙な気配を感じた部屋（ナサニエルさんとソフィーさんがいる部屋）に近付きノックしてみる]

やれやれ、私のカンもあてにならないもんですねぇ…
あっはっはっはっは、冗談ですよ、冗談。
[拘束を外す]
よーくこれを見て下さい。
これ、ただの鉄パイプですよ？
[そういうと笑い出す]

はははっ、これは手厳しいな。

僕はネリーさんと話がしたいだけなのに。


そう。話が、ね・・・・・・


[その切れ長の眼は、少し意地の悪そうな光を帯びている]

ま、ひとつわかったことは貴女は命を狙われている、もしくはその可能性があることを考えてる、ってことですね。
でもないとこんな脅迫には乗らないでしょうから。
ま、知ってることは話したほうがいいですよ？
今回はカマかけに来ただけですが、確信があれば容赦する気はありませんから。

〔涙に濡れた目でナサニエルを睨み付け、口元に嘲るような笑みを強引に浮かべた。〕

……ばっかじゃないの？　信じらんないっ。最低っ。

〔屈辱のあまりナサニエルの頬に平手打ちをする。〕

[すっ、と一歩下がって避ける]
そんな無理な体勢だと無理ですって。
おっと、お客さんのようだ。さて、どう説明したものですかねぇ。

[再度ノックし]

グレンだ。留守・・・とは思われないのだが、着替え中とかにしては、妙な気配を感じてな。

（ソフィーの部屋の前にいるグレンに気がついて）

よぅ、グレンだっけか？
ソフィーは部屋にいるのか？
ちっとさっき揉め事のような音が聞こえたと聞いて様子を見に来たんだが。

〔顔を真っ赤にすると、鍵とドアをかなり乱暴に開け放ち、傍にいたグレンを気にも留めず、集会場とは逆の、部屋が並ぶ廊下の方へ走っていった。
廊下の突き当たりにある、小さなベランダに駆け込むために。〕

まぁ、思い違いかもしれないし、そうなら扉を開けずに、そう返事をしてくれ。

[走り去るソフィーが気になるが、部屋の中にナサニエルがいるのが更に気になり]

ギルバートさん、痴話喧嘩か知らんが、ソフィーさんの方は任せた。
俺はナサニエルさんから話を聞く。

（部屋から出てきたソフィーに驚き思わず道を譲る。
部屋の中を見てナサニエルに気がつく）

…揉め事のような音、ねぇ。
で、この状況。
好青年、あんたなにしたんだい？

（ナサニエルに一瞥した後、すぐにソフィーのほうに向かいながら）

まぁ、追求は今度にさせてもらうよ。

［ちらりとハーヴェイの方を見つつ、ネリーに声をかける］

…ネリーさん、なんだか顔色が悪いよ…?部屋までつれてってあげようか

[ナサニエルさんだけが残っているソフィーさんの部屋に入り。]
ナサニエルさんの事だから、やましい事をするつもりでは無いと思ったが、別の意味で過激な行動に出たみたいだな。朝食の時といい、妙にソフィーさんから敵視されていたが、何が有った？

[物音を聞いて部屋から出てくる]
どうしました。何かあったのですか？

…っ。

[ネリーは、髪にかけられたハーヴェイの手を不自然にならないように、そっと引き剥がした。周囲の視線が痛いと感じている。]

話ってなによ？

[ハーヴェイの目を見ないでネリーは、敢えて墓穴を掘るような質問を返してしまった。]

そのあたりを問い詰めたら少し強い口調になりすぎてしまったようでして。
つい泣かせてしまいましたよ。
やれやれ、穴埋めは出来そうにありませんねぇ…。
[そういうとため息をついた]

メイちゃん、ありがと。
……私、大丈夫だから。

〔ソフィーはベランダにでて、膝を抱えて蹲っていた。〕
……はぁ。

（ソフィーに追いつくと肩に手をかける）

よっ、なにがあったんだい？
あいつになんかされたのか？

（ほう、あのソフィーさんと、彼はナサニエルでしたか。ナサニエルのほうも何か情報を握ったのですかね･･･）

［ネリーを心配そうな目で見つつ］

……そう?大丈夫ならいいんだけど…。
何かあったら遠慮しないで言ってね。

……朝から随分と賑やかですね……。

[ネリーの返答を聞き、少し口元を歪ませた]

そうですねえ・・・・・・
ここでは人が多すぎますね。
どうです？少し人気の無いところで内緒の話でもしませんか？

ふぅっ…。やっぱり、砂浜を走ると少し足に疲れが来るな。もっと底の硬い靴にしておいた方が良かったかも。
それにしても、今日もいい天気だ。暑いな…。

[リックは玄関横に置いておいたナップザックから、タオルを取り出し、汗を拭った。水筒に口をつけ、冷たいスポーツドリンクを喉に流し込む。]

ここの水、美味しいよな。部活で飲むのとはまるで味が違って思えるや。さて、戻るか…ん？

残念ですがそのとおりです。
まぁ、いくつかわかったことがないわけでもないんですが、あまり状況把握には役に立ちませんでしたね。
じゃ、戻りますか…
[そういうと集会所のほうに歩き出す]

〔ソフィーはギルバートを見て、力なく微笑んだ。〕

別に、なんでもないよっ♪
心配してくれて、ありがと。

[グレンの肩越しにナサニエルに視線を送る]そうですか。では私は下に降りるとしましょう。

[集会所へ向かっていった]

[足を止めて]
っと、なんですか、グレンさん、突然。
私には思い当たることはないですね。そういえば彼女も今朝は外から帰ってきた後のようでしたが･･･。外では見かけませんでしたから。
どうもいろいろと何かあるみたいですがね。財宝の話も、参加者同士も・・・。
何かわかったらお知らせしますよ。
[それだけ言うと、グレンに背を向けて階段を下りていった]

何かあったのか…と、思うのも考えすぎか。
ひとまず、着替えてから集会場に戻るとするかな。

[リックはナップザックにタオルと水筒を仕舞うと、玄関から中に入っていった。]

（一旦離れてソフィーの様子を確認する）

眼が赤いな。怪我もしてる。

（ソフィーを優しく抱きながら、囁くように）

なにかあったら俺に言え。
俺達はこのツアーの間だけかもしれないが相棒だ。
…お前を傷つける相手は俺がなんとかしてやる。

[集会所にやってくる]
おや、こちらにも結構皆さんいらっしゃるのですね。
こんにちは。

［メイは、集会所に入ってきたラッセルに、どこかほっとしたような笑みを浮かべた］

こんにちは、ラッセルさん。

どの国のものだろうな…文字は書かれてるけど…
アルファベットには見えないし、象形文字？でもないような…。

誰かに、聞いてみるとするか。

〔ソフィーは放心したように成すがままになっている。〕
……ありがと。でも……本当に大丈夫だよっ。
あたしが、ちょっと、ナサニエルさんに失礼なこと言っちゃっただけだからっ。
全然、悪くないの。あたしが、悪いの……。

……追いつめられたねずみみたい、私。

[集会所に戻ってきた]
ニーナ、お願いがあります。
さきほど、ソフィーの膝の治療をしたんですが、私はそれほど上手くはないんでちゃんと処置してあげてください。
頼めますか？

リック君もトビー君もお帰りなさい。
おや？リック君、いったい何を持っているんですか？

………ネリーさん?

[今日も大人の人は忙しそうに色々難しいお話してるなぁ……]

ただいまー！
なんかね、綺麗なお花を探しに走り回ってたら、また気づいたら道傍で寝てたよ……。

なんか、道傍で寝るのが……クセになっちゃったみたいだよ！なんかね、地面があったかくて、気持ちいいんだ〜♪

[トビーは大人達のいるところから少し離れて、鞄から着替えを出している]

[ハーヴェイは、ネリーの後について集会場を出たが、人目がつかなくなるとネリーの寝室へと誘導し、中に入るよううがなした]

さあ、ここならゆっくりと話が出来そうですね。

あぁ、ラッセルか。これかい？

[と右手を広げ]
朝、島の砂浜をランニングしてる途中で拾ったんだ。日差しに反射しててさ、何かなと思ったらこんなコインで。
どこの国のものとも見当つかなかったから、皆に見てもらおうかと思ってね。
どう、何か分かるようなことってあるかな？

（あちらはハーヴェイ君とネリーさんですか。まあ、彼絡みなら想像はつきますね。静観でいいでしょう）

メイさん、どうしました？何か不安そうな･･･疲れているのですか？
[そう言いながらメイの隣の席に腰を下ろす]

いい女が泣かされてるいるときは男のほうが悪いに決まってるのさ。
俺の持論でね。

（ソフィーのあごに手を当て、顔を少し持ち上げ自分の唇を近づけながら）

俺がお前を守ってやるよ…

［隣に座ったラッセルにどきっとしながら］

あ…、う、ううん…なんでも…ないです。

［心の中でそっとつぶやく］

……みんなが全然怖がってないのに、怖いなんて言えないよ…。

[扉を閉めたことを確認すると、ネリーは屈辱に震える声で、ハーヴェイに囁いた。]

……どこまで知ってるの？

[ネリーは、ふと、昨日着替えたメイド服が開いたトランクから見えていることに気がついた。]

[トビーの姿を見送り、集会室の中を見回す]

…ん？
姉さんの姿がないな…。他にも何人か、いないようだ…。
どうしたんだろう？

[リックは、ふと先ほどの物音を思い出した。]

[リックからコインを受け取って調べる]
これは･･･昨日ユージーンに見せてもらったコインにそっくりですね。同じものではないですが･･･。
[メイにもコインを見せる]
ほら、そっくりですよね。
ユージーンは、ここにはいないのですか？

うん、わかったよお兄ちゃん。
じゃあ、ソフィーさんのところに行ってくるね。

ええと、確かこのあたりかな…？（きょろきょろ）

[視線を左右させて、数瞬の後にリックの背後に立つユージーンに気がつく]
ああ、いいところに。このコインを見ていただけますか？
そっくり、なのですよ。同じものではないようですが･･･。
[ユージーンにコインを手渡した]

あ、グレンさんお帰りなさいー。

あ…ほんとだ…。
ユージーンさんの持ってたコインにそっくりだねー…。不思議。

あは……♪　ギルバートらしい、持論だねっ。

〔ギルバートの唇が凄く近くになったとき、ソフィーはギルの両肩を押さえ、首を振って拒んだ。〕

え……っと、えっと……。あの……っ、あたし……。
わ、笑わないでね……？
……こ、こういうの、は、初めてで……その……えっと……。

〔ソフィーは顔を真っ赤に染めて、うつむいていた。〕

ん。そうなんだ、ラッセル、メイ？

ユージーンも、同じようなコインを持ってるのかい？

……。
[そっとコインを差し出す]

ところで、そのコインは誰が何処で？
しかも、今までに見た事が無い物で、かつ同じ様な感じなのが２枚。

あ、ソフィーさん居た居た！お兄ちゃんから聞いたよ、膝を痛めちゃってるんだって？
ニーナ、怪我の手当てだけは自信あるんだ〜。見せてもらえるかな？？


……あれ？ギルバートさんも一緒だったの？？

［リックの言葉にうなずく］

うんうん。こんな感じの綺麗なコインだったよ。
詳しいことは…えーと…私はよくわかんないけど…。

[トランクからはみ出している服を見て、記憶がよみがえる]

そういうことか。ようやく分かった。

悲劇のスペンサー家、そしてブランシュ家に引き取られた哀れなお嬢様。
確かそうですね、ネリーさん。

[ベッドに腰をかけた]

（ニーナの声に気が付き、ソフィーから少し離れてニーナに向かって）

ああ、ちょっと話をしていた。
ツアーのことをよく知ってるようだし、情報収集を兼ねてね。

（ソフィーのほうに向き直り）

そういやその傷はどうしたんだ？
さっきなんかあったのか？
にしては応急処置がしてあるようだが…

・・・よければ、俺にも、その２枚のコインを見せて貰えないか？

[ユージーンのコインに顔を寄せ、まじまじと見つめる]
確かに…。同じもの、と言ってもいいくらいだな。

[グレンの問いに答えて]
えっと。俺が拾ったのは、確か島の東側だったかな。砂浜を走ってる時だよ。大体の場所は思い出せるけど…特にコレ以外には、それらしい物はなかったかなぁ。

ん、ああ、いいよ。俺のは拾ったものだし、好きなだけ眺めてくれ。

みんな宝捜しに夢中なんだね。でもソフィーさんは怪我してるんだから、手当てが先だよ？

あ、ソフィーさんちょっと座ってもらえるかな？
包帯巻きなおすね。

〔ソフィーは何事もなかったようにニーナに笑いかけた。〕

あ、ニーナちゃん♪
……ちょっと、転んじゃったの。大したこと、ないんだけどっ。
てへへ。あたし、ちょっとどじだから……。

やれやれ。騒がしいことだ。
どうやら、財宝を諦める者はいないか。
我が言葉も力を失ったものだ……。


しかし、事態はどうあれ私は必ず手に入れねばならない。
あの財宝を。
滅びた父祖の遺産を──。

[ネリーは、服とベットに腰掛けたハーヴェイを交互に見た後、目を閉じ、震える吐息を飲み込んだ。]

……そう、見たってことかしら。
私に何をさせたいの？

[胸に手を当てたまま、ハーヴェイの目をじっと見つめる。]

どうです、グレンさん。
何かわかったことはありますか？

ただいまー。
シャワーあびてほっかほかだよう♪

あ、ええと、なんか初めましての人もいるね〜。
えっと、ボクの名前はトビーです。綴りは、ティー・オー・ビー・アイ・イー（TOBIE）、気軽にトビーって呼んでください。

見た目は小さいけど、子ども扱いしちゃだめだよー！
こう見えて、もう立派な大人なんだからねっ！


[トビーの手には、綺麗なピンクの桜貝のネックレスと一緒に、（必死で作ったそれと同じくらい大事そうに）小さなコインが握られている]

えと、これで大丈夫だよ。
普通に歩けるとは思うけど、足場の悪い所に行ったり走ったりしないように気をつけてね？

……ちょっと様子が変だけど大丈夫？？お兄ちゃんも心配してたし、少し横になって休んでおいたほうがいいんじゃ？

考えるのだ、ディード。
あれが他者の手に渡ればどうなるか。


──破滅だ。

［メイはトビーの自己紹介にくすくす笑った］

お帰りなさい、トビー君。ちゃんと耳の後ろまで洗ったかな?

（２人に向かって）

そろそろ集会場に戻るかね？
俺は自分の部屋に戻るつもりだが…

[今までの周辺国の過去の時代の通貨と、頭の中の記憶と比べてみるが、該当する通貨は見つからず]
うーむ。遠い過去から現在に至るまで、色々な貨幣は有って、大体の事は分かるので、手がかりになると思ったが・・・こんなコインは初めてだなぁ。

メイねーちゃん、ちゃんと洗ったよう♪

今日は、メイねーちゃんの為に、花の首飾りを作ってきたんだっ！似合うといいなぁ……。

[トビーはメイに花の首飾りを差し出した]

ニーナちゃん、お兄ちゃんに……、……やっぱり、いいや、なんでもないっ。
ごめんねっ？

うーん、あたしはもう少し此処で気分転換してから部屋に戻るよっ。

この島、何がどうなっているのか・・・。色々と気になる事が有りすぎる。

こんなときには焚きつけが必要か──。

ん…そうなんだ。それって、この島独自のコインだってことかな？

…ところで、姉さんの姿、見なかった？
今日はまだどこでも見かけてないんだ、けど…。さっき、裏で何か物音しなかったっけ？
誰か、見かけた人はいるかい？

わぁ…ありがとう、トビー君。嬉しいー♪

［メイはさっそく受け取った首飾りをつけてみた］

えへへ♪にあうかな?

[ふう、と息をついて、ゆっくりと話し始めた]

このツアー、ただの宝探しではない。
既に気が付いているかい？

それを知っている一部の人間がいる。

その一人が、ブランシュ伯爵だったって事さ。


[手帳を開き、中に入っている写真を一枚差し出す]

僕のファミリーネームはウェールズ。
ウェールズ財閥の人間だ。
ブランシュ伯爵とは仲良くさせてもらっていた。

それじゃ俺は先に戻らせてもらうかねぇ…

（立ち去り際に後ろを振り向いて）

まぁ、なんかあれば言ってくれや。

［メイはリックの言葉にはっと振り向き］

…そういえばウェンディの姿を見てないね…。
ちょっと心配だなぁ…。
後で探しに行ってみようか?

3枚のコインですか……。

メイさん、なかなか綺麗ですよ。よく似合っていると思います。
[メイに向かって軽く微笑んだ]
リック君の心配事はウェンディさんのことですか？そういえば今日は彼女を見かけていませんね。
ご一緒ではないのですか？

おっと、リック、見せてもらっていたコイン、しっかりと返すぜ。
[グレンはリックにコインを返した]

［メイはユージーンの言葉にきょとんとした］

３枚?

わーい。すごい似合うよ〜♪
作った甲斐があるよ〜♪
えへへ……。

じゃあ、えっと、ボク一回お部屋に戻ってお昼寝するね〜。なんか、お外でばっかり寝てると、それはそれで気持ちいいんだけど、一度ベッドに入っちゃうと、今度はベッドが気持ちよくてしょうがないんだ〜！

[トビーはとてとて走って自分の部屋に戻っていった]

ありゃ?トビー君もう行っちゃうんだ…。
また後でねー。首飾りどうもありがとうー♪

［メイはトビーの後姿に手をぶんぶんと振った］

[差し出された写真には多くの高貴な風貌の人たちが移っており、その仲には子供のハーヴェイらしき人物と伯爵らしき男性が双方小さく写っている]

このツアーは広く公募している。だがその宝の意味を知って幾人かの貴族や財閥の手の者が狙っていた。

君は一体、どういうつもりだ？
答えてもらおうか。

[その眼は突然鋭く光り、ネリーをにらみつけた]

[リックは、トビーに向かって手を上げて答えた]

トビー、俺はリック。リック・パーカーだ。よろしくな。

[メイの言葉に、顔を曇らせる]

あぁ…そうだな。ん、グレンありがと。また必要になったらいつでも言ってくれ。俺にはコレが何なのか、わからないからな。
ちょっと、ここの周りを見てくるね。それじゃ、また後で！

そうですね。後で外を探索しながらウェンディさんを探しに行くとしましょう。
リック君はそれでよろしいですか？

トビーが貝と一緒に握っていたと思ったが。

ん？？お兄ちゃんがどうしたの？？

ああ、包帯の巻き方が下手だよね〜。相変わらずなんだから（笑）

聞くまでもなく、もう行ってしまいましたね。
兄妹で中がよろしいのは結構なことですね･･･。
しかし、心配なことに変わりはありません。私も身支度をした後で探しに行くとしましょう。

[心の中で呟く。]

……全部ばれたってわけじゃないのね。
いや、そうでもないか。

[ネリーは、写真に映るを注意深く見返した。どう説明したものか、言葉を探している…。]

…うわ…そうだったんだ…。全然気が付かなかった…。

トビー君が持ってたコインも同じものなのかな…。

ん……ふふ。仲良いみたいで何よりっ。
あたしも、ニーナちゃんみたいな妹が、よかったな。

おっと、そろそろ外に出て何か手がかりがないか
歩き回ってくるわ。
んじゃ。

[片手をあげ、宿泊施設の外に出て行った]

さてと、では私もいったん部屋で支度をするとしましょう。
[立ち去る前にメイの耳元で囁く]
よろしければ、後で私の部屋に来ていただけますか？貴女に少々お伺いしたいことがあるのですが。
[そう言うと自室へと戻っていった]

［ふと気付いた］

……そうだ、あの巻物…。

［ふいに椅子から立ち上がる］

このグラスの水、もらっていくね。

[ベランダにいるソフィーとニーナの姿を認め]
……違った、か……。

ウェン…姉さんの姿を見なかったか？
朝から、一度も見ていないんだ。

[と、二人が座り込んでいることに気づき]
それにしても、どうしてこんな場所に？
何か話でもしていたのかい？

そう、ブランシュ伯爵もここの宝を狙っていた。
そして確か君は伯爵の養子の筈。

有利な情報を持っているな？
お互い交換といかないかい？

[今までに無い真剣な表情でネリーを問い詰めている]

少しばかり、脳に火を入れよう──。

［ラッセルの言葉に驚く］

…う、うん。わかった…。
じゃ、後でそっちに行くね。

ソフィーさんも妹さんがいたんだ？？

どんな子だったの？？ソフィーさんの妹さんなら可愛い子なんだろうな〜…。

［メイは持っていたグラスの水をこぼさないように早足で自室に戻った］

え？　ウェンディちゃん？
……見てないけど……。

大丈夫？　一緒に探しにいこうか……？

〔ソフィーは立ち上がったが、すぐに痛みに顔をしかめて、蹲った〕

…っ。

…さて気乗りはしねぇが宝探しの準備をしないとだねぇ。
これも俺のお宝を頂く為だしねぇ。

伯父は、確かに不老不死に興味を持っていたわね。
あるいは、指先に触れたものが黄金にかわるという錬金術……。

[目を伏せて思案しながら、]

…情報。
あなたは何を教えてくれるつもりなのかもまだ分からない。
………私にも考えさせて。

どうした？
[ソフィーの足に巻かれた包帯に気づき]

怪我をしているなら、もう少し座っていた方がいいんじゃないか？

〔リックの手をにつかまって立ち上がった。〕

ごめん……、ちょっと自室で休むねっ。
回復したら、一緒に探しに行くからっ。

ニーナちゃんも、今度いろんなお話しよね♪
そのときに、妹のことも、話すわ。

それじゃ、ねっ♪

〔ソフィーは足を引き摺りながら自室に戻った。〕

・・・・・・ふっ、そういう事ですか。
どうやら手に入れた後の用途が同じようですね。

どうです？共同戦線と行きませんか？

見たところか弱い女性みたいですが、強い力を持つ瞳を持っていらっしゃる。

幸い、トレジャーハンターなども参加しているようだ。
単純に宝に近づくのではなく、どう立ち回れば安全に宝を手に入れる事が出来るか。

そういう駆け引きも時には必要ですしね。

まあ、考えておいてください。
いいお返事を期待してますよ。

そろそろ私も島の探索に戻ります。
またあとで、お話しましょう。それでは。

[ハーヴェイはそう言うと、ネリーの部屋を後にした]