見習い看護婦 ニーナ [ニーナは、一瞬キツく目を閉じた後、震える手でメモを書いた] ハーヴェイさんの持っている本…ネクロノミコンに書かれている呪法の一つを試す事を、提案するわ。 確か…それは一つの箱に呪いをかけるの。一人一人が化け物だと思う人の名前を書き、その箱に入れる。 時間が来ると…、一番多く名前を書かれていた人が、呪いを受けるのよ。 この本は…狂えるアラブ人と呼ばれる男が書いたものよ…。 ケネスや、ヴィンセント先生が言っている世界に、深く関わりすぎた人物と言われているわ。 今このホテルで起こった事、話している事が、全て馬鹿馬鹿しい妄想と誤解で、不審者による殺人に過ぎないのなら…この本も精神を病んだ者が書いた戯れ言に過ぎず…何も起きないでしょう。 私は…愚かかも知れないけれど……、それを、まだ願わずにはいられないのよ………。 これがただの悪夢なら…、誰も、殺したくなんかない。 だから……。 [ニーナは、メモを書き終えると、隅のソファーに崩れるように座り込んだ] | |
(198)2005/05/22 18:39:47 |
牧師 ルーサー それと、赤子の件か・・ 皆がしっているように・・・ ―ニーナの方をみて― ああ、ニーナは知らないだろうな、私の教会ではどのような者もまた、神の子として受け入れる事にしているのだ。その際にどんなに異教の物をもっていようとも、私はそれを完全に取り上げるような事はしない。ただ、預かるだけだ。 ―ルーサーはもうほとんど残っていないお茶を飲み干すと 話を続けた― 後、私に言えることはこの辺はまだ、インディアンが多く残っている。だから、例え異教の物だとしても彼らが信仰するものとして扱ってしまう事が多いのだ。だから、私の教会にあるそういった物は、他にもいくつかあるのだ。 | |
(234)2005/05/23 21:37:27 |
未亡人 オードリー ―オードリーは暗闇を見つめながら呟いた― >>223 私が考えているのはネリー、貴方の事・・・ 天涯孤独と聞いて貴女をうちに誘ったの… よく働いてくれたわ…本当に良い子 こんな所に連れてきて、その上私達夫婦の疑惑に巻き込んで申し訳ないと思っていたわ だけど、貴女にもここに連れて来られる理由があった証拠はただの金のペンダント… ただの間違い、そして偶然…そう思いたい 信じたいの…信じたいの… でも夫も信じられなくなった今… 貴女に信頼を裏切られるのが一番怖い… ごめんなさいネリー… 自分が信じられないの…私正気だと思う? お酒も薬も確かに止めたわよね? 呪いの箱なんて信じていないのに 明日が来るのが怖いの…怖いわ… | |
(241)2005/05/23 21:56:21 |