人狼審問

おはよう。私、あのままここで…。
…ハーヴェイ…？毛布も掛けないで寝てるよ…

[そう言うと、自分が掛けていた毛布をハーヴェイに優しく掛けた。そしてコーネリアスの事を考えながら、水晶玉に手を掲げた。]

――水晶玉には人間の姿をしたコーネリアスが映っていた…

コーネリアスは…人間……

[そう呟くと、ローズは日記に書き記した。]

んん･･･ふわあ。もう、朝だね･･･
今日は無事、家に帰れるといいなあ。でもアーヴァインさんは結局戻ってこなかったね････

ローズマリーさんとハーヴェイさん、こんなところで寝てたら風邪引きますよ。
僕、ちょっと外を散歩してきます。

うわあああああああああああ！
だ、だれか、だれか来てー！

リック…やっぱりいたか…

そんなに慌ててどうしたんだい？

リック……リック？

リック…落ち着くんだ。何があったんだい…？

…？アーヴァインが…殺された…？

ウェン…アンタはこっちに来ちゃだめだ…。

人狼が…人狼が出た…そして…
アーヴァインが殺られちまった……

リック、ローズマリーさん。
おはようございます、なにか……あったんですか。

…………！！！！！

バカな子だよ…
あれだけ来ちゃだめだと言ったのに…

[ローズはリックとウェンを優しく抱きしめた。]

とりあえず…中に戻ろう…。

[そう言うと、ローズはリックとウェンを集会場の中にに戻した。そして泣きじゃくるウェンの頭を優しく撫でた。]

今…ココアを入れてくるよ。

マリー、何があったんだい？

ウェン…リック？
どうしたんだい？

あぁ、俺も此処で寝てしまったのか…。

この毛布はマリーが？
ありがとう…。

ハーヴェイ……

アーヴァインが…アーヴァインが殺された。

ハーヴェイ、さんっ、アー……アーヴァインさんが、っ、

わあああああああんっ。

ごめんね。ごめんね。
僕が大きな声出したから･･･
ロ、ローズマリーさん、人狼の仕業なの！？

ウ、ウェンディ泣かないで、泣かないでよう･･
う、うわあああああん。
ハーヴェイさんどうしよう･･･アーヴァインさんが･･･！

アーヴァインのあの姿は…人間の仕業とは思えない。

鋭い牙で噛み付いた跡…鋭い爪で引っ掻きました跡…
あれは…人狼の仕業だ……

アーヴェインが！？

マリー、リックとウェンを頼む。
俺は皆に知らせてくる！

あ、ありがとうローズマリーさん･･
ココアいただきます。僕、昨日怒られたばっかりなのに、泣いてしまってごめんなさい･･･

ほんとに、出たんだ･･･嘘じゃなかったんだ･･･

oO（行かないでくれよ…怖い……）
[ローズは小さく頷き、ハーヴェイを見送った。]

リック…ウェン…とりあえずココアでも飲んで落ち着こう。そのうち皆戻ってくる。話はそれからだ。

……人狼。

本当だったの？
ど、どうやって、やっつければいいの？

ローズマリーさんは、人狼を見つけられるの？
ヴィンセント医師もそうなんでしょう？
……どちらかは嘘をついているの？　だって、生きている人を見分けられる存在は、ひとりだって、絵本に、書いてあったもの……

え、絵本……に……

だだだだいじょうぶだよ、ウェンディ。
ほら、ココアを飲んで。
ここにいれば、大丈夫･･･
みみみんなもいるし、僕もずっとそばにいるからね。

･･･そうだ。おじいさんも言ってた。
人狼を見分ける特別な力はたった一人にしか授からないって･･･
ローズマリーさん、僕にもノートを見せて！

･･･僕、昨日は不思議だったんだ。ヴィンセント先生は人狼が出てもいないのにあんなことを言い出すから････
ローズマリーさんは、夜になってから、水晶玉のことに気付いたの？じゃあやっぱり人狼が現れること、わかってた？

･･･どっちかが嘘を言ってるなんて思いたくないよ･･･
だけど････

わたし……夜までよく考える。
ローズマリーさん、ココア、ありがとう。

リック……。

リック、私は初め…人狼なんて信じてなかった。でも、カミーラの話を聞いて私は素直に信じようと思えた。それはきっと、私が能力に目覚めていたからだったと思う。

その後だね…私が「能力者」だと自覚したのは…

リック、ウェンと二人で待っていられるかい？

私はちと出かけなきゃ行けない。しっかりウェンを支えてあげるんだよ。そのうち皆、来ると思うから…
何か質問があるなら、ノートに書いておいて欲しい。

[そう言うとローズは集会場から出て行った。]

ローズマリーさんはカミーラさんを信じてる。
僕も、信じられると思ってる。あんなに自分を調べろなんて、人狼が言えるわけないよ･･･それに･･･大事な人を狼に殺されたって言ってた･･･

･･･みんなが来るまで、僕も休もう。
どうしたらいいか、よく考えなくちゃ･･･

やあ、おはよう。
何かあったのかい…？

集会場の隣に毛布が掛かっていたけど。

アーヴァインが！？

ふ、ふふ…まさか。
鋭い牙とやらでも人狼とは限らないさ。
単純な狼なのかも知れないしね。

しかし、何時までも地べたに寝かせておくわけには行かないな。
とりあえず、教会に運ぶ事にしよう。

コーネリアスの診察には大分手間取ったよ。……彼は嘘をついていない。人間だった。

ちょっと、朝から一体何を騒いでいるの…。

･･･え、アーヴァインが？！

おはようございます。
朝からどうしたんですか？

…………！？
アーヴァインさんが、人狼に…！？

…………。

たしかに野獣が食い殺したように見えるけど…。
これは異常だわ…。

普通の獣なら、こんな頃殺し方…しないはずよ…。

（…本当に、人狼って存在するの…？）

何か凄い力で引き裂かれたような…
こんな…　異常です。
獣とか殺人鬼というよりも、もっと違う何か…

カミーラさんの言っていた人狼の仕業なのでしょうか。

昨日眠ってしまった後に、ローズさんがいらっしゃったんですね。

そしてローズさんもヴィンセント先生と同じように人狼を見分ける力を持っているんですか…

昨日みつけた絵本には、人狼を見分ける力を持つ方は１人と書いてあります。
絵本が正しいなら、どちらかが嘘をいっているということになりますね。

なんだか、気になることがあるんだ。
なんだろう･･･？
やっぱり、もう一度おじいさんのところに行ってみよう。
何かわかるかもしれない･･･

[リックはそうつぶやくとウェンディに書置きをした]

絵本の話、カミーラのメモ、オババ様の話…。
どれも人狼を見分ける力を持つ人間は一人しか出てこない。

となると、「どちらかが嘘をついている」と考えるのが妥当よね…。

でもどっちが嘘をついているって、どうやって調べたらいいの…？

「ウェンディへ
今朝はごめんね。僕弱虫だけどがんばるよ。おじいさんのところにもう一度行って話を聞いてくる。
外は危ないから、着いてきちゃだめだよ。ここでみんなと待っててね。夕方までには戻るよ」

あ･･･おはようございます･･
僕、ちょっと出かけてきます。

ヴィンセント先生、すごいくま･･･大丈夫ですか？
コーネリアスさんのこと、わかったの？
[リックはノートを開いた]

どちらが嘘をついているか…
本当にどうやって調べたらいいんでしょう。
ヴィンセント先生とローズさんには、色々お話を伺いたいですね。
お話を伺ううちに何か気がつくこともあるかもしれません。

そっか･･･コーネリアスさんは人間だってはっきりしたんだね。よかった････あまりよく知らない人だから心配だったんだ。二人のどっちかが本当のことを言ってるなら、同じ結果が出たってことはそういうことだよね。

キャロルさん、オババ様って、どうやって偽者を見分けるかどうかについては言ってなかったの？

それについてだけど、昨日オババ様に聞いてみたわ。

『然るべき儀式を行い、死者の言葉に耳を傾けよ。』
『真実は彼らの言葉にありき』

だそうよ。
恐らく、交霊術を行って霊に真実を聞きなさい…ってことだと思うのだけど。
なんで死んだ人間が人狼の正体と関係があるのだろう？

ただ、昨日ハーヴェイが持ち込んだ本にも人狼の記述の中に交霊術に関する事が書いてあったし、人狼と全くの無関係ではないと思うの。

もう少し調べてみるわ。

交霊術をつかって真実を聞く、ですか。
この絵本にも同じようなことが書いてありました。

「死者の魂の色で人外を見分けることのできるもの」が「生きている人狼を見分ける力をもつもの」と同時期に現れ、協力し合って村を救ったとあります。

もうこんな時間ですね。
そろそろ診療所に戻らないと！

診療の合間に私ももう少し調べてみますね。

…あぁ…なんということでしょう…

アーヴァインさんが…あんなに信心深い人がこんな目にあうなんて…

霊と話をするの･･･？なんだか恐いような気がするね。

あ、ニーナさんキャロルさん僕行かなくちゃ！
先生とローズマリーさんには僕もいろいろお話聞きたいな。
ニーナさんからもお願いしておいてね。
じゃあ、行ってきますっ

……やあ、リック。詩人さんは間違いなく人間だ。詩的な言葉が多くて、少し誤解されやすいけどね。人狼だと強く疑っておいてなんだけど、昨日診察しておいたからこそ、詩人さんの命を救うことが出来たのだと思っているよ。

今日から誰か一人を処刑しなければならない。僕達は悩むべきなんだ。安易な回答が用意されていては、人狼に楽をさせてしまう。そんなだらけた議論で誰かを処刑するなんて、許すべきではないんだよ。

そして…
ローズマリーさんも人と狼を見分ける力があるのですね…
ただ１つわかったことは…２人の言葉からコーネリアスさんは人なのですね…

何もかも信じられなくなってきています…
信仰に救いを求めたい…

……リック、行っちゃったか。元気な子だなあ。僕にはアーヴァインの死を嘆く暇も無い。ローズマリー……恐ろしい奴だ。狂った人間なのか、それとも人狼なのか。あんな水晶玉で区別がつくわけが無いんだ。

ローズマリーが不可解な事を言っていたようだね……。ローズ宛ての質問をノートに書いておこう。

１．なぜ君は水晶玉を皆に見せた？　隠していれば人狼から襲撃される脅威から逃れられるというのに。君は今日の処刑票を利用するか、明日の朝の挨拶で水晶玉の事を告白すればよかったんだ。違うかな？　君が本当に人狼と人間を見分けられるなら、君の告白のタイミングには何のメリットも無い。隠れて居ればよかったんだ。真相は、今夜、僕につくであろう護衛を惑わせたいから妙なタイミングで告白した、というところかな？

２．これはさっきハーヴェイに聞いたんだが『「自分を調べたらいい」と言ったカミーラは人間のような気がしてる。』と呟いていたようだね。いくらカミーラそう言ったところで、あのタイミングでは診断先を変更する事なんて出来なかった。カミーラの「自分を診断しろ」発言は何の参考にもならないよ。逆に、ノイズにしかならないとは思わないのかい？

詩人さんが人間だったから、詩人さんの診断を回避しようとしたカミーラは好感度が上がる……のだけど、彼女はこんな事を言っていたらしい。

『だが･･･人間と出て処刑できなくなった場合誰を処刑することになるのか、で逆に悩みそうだね。』

結果的に、僕の診断は詩人さんの命を救った事になる。人間である詩人さんは今日処刑される可能性が高かった。その詩人さんの無実を僕が証明したから、人間の処刑を避けることが出来た。また、議論の硬直化も防ぐ事ができた。僕達は「悩むべき」なんだ。それを忌避しているカミーラは白黒つけておきたい。彼女の態度は、自分以外が処刑されるなら誰が処刑されてもいい、という風にも取れる。話してみたところ、素直なようだから人間であるような気もする。だから即処刑したいとは思わない。

今日の診断候補としては、暫定としてカミーラに決定しておくよ。「私を診断しろ」っていう発言……アレさえなければ放って置けたんだけどなあ。
処刑票はローズマリーにしておくけど、明らかにみんなの賛同が得られないと感じたら別の人に変更するよ。

…今日から誰かを処刑する…
神はこの行為をお許しになられるのでしょうか…

それに…
修道院の古書の中にあった記録では…
命を失った者が人か狼なのかを判別できる者…
神に祝福されお互いのことを人であるとわかる者がいると聞きます…

この者を間違って処刑してしまったら…
神は罪深い私達をお許しにならないかもしれません…

あぁ…ヴィンセントさん…

私にはローズマリーさんが嘘をつくとは信じられないのです…
ヴィンセントさんも嘘をついているとは信じられません…

ロースマリーさんを処刑するなんて…
神がお許しになるはずもありません…

修道院の方で…
そろそろ奉仕活動の時間ですので…

失礼しますね…
またあとで集会場の方には来たいと思います…

神よ…
人を疑ってしまいそうになる私をお許しください…

ひとつノートに書いておこう。

――僕の診断には次の効果がある。

・診断結果が人間の場合：人の手で処刑される可能性はほぼ無くなる……が、人狼に襲撃される可能性が上がる。
・診断結果が人狼の場合：ほぼ、確実に人の手で処刑される。

だから、僕が診断したいのは「人狼としての怪しさがあり、且つ、襲撃されても困らない人」なんだ。この点は理解して欲しい。

さて、僕も診療所に戻るとしよう。僕が人狼騒動にかかりっきりになってるから、診療所でのニーナの負担が増えてしまっている。ニーナのこと、をほったらかしにして済まないとは思ってるんだけど……。

ヴィンセントから質問が書かれているな。腑に落ちないが、答えておくか。

これを元に皆に正しい判断をして貰いたいからね。

アイツからこんな話を聞いた事がある。人狼は仲間を襲えない、と…。何故私が襲撃されると確信してるんだい？
今日の処刑票を利用する事に関しては、皆の賛同が得られないとできない。集会場の入り口に「束縛/強制はなし」と書かれてあった。処刑票を利用する事に反対するやつがいれば、この方法は無理だよな。

人狼は1日に1人だけ人間を食い殺す事ができるという…。もし私が水晶玉を隠したまま、人狼に殺されちまったら、みんなはきっと「人間か人狼かを調べられると言ってるヤツが1人しかいない以上、ヴィンセントは本物だ」と考えると思う。こうなったらおしまいさ。つまり私は今日中には皆に水晶玉を見せる必要があった。

もう1つ、あんたはコーネリアスを調べると言ってた。私が水晶玉を見せずに他のやつを調べていたら、「こいつは人間だ」と皆が確信できるヤツが1人もいないじゃないか。

つまり、アンタがどんな偽者の診断をしても、私は揃えたほうがいいと判断した。アンタの判定を皆に信じて貰いたくなかったからね。昨日水晶玉を見せても、今日水晶玉を見せても同じだ。昨日私が人狼に食い殺される可能性は不思議となかったからね。あんたに好き勝手調べられるのはごめんだよ。

因みに今日はユージーンを調べようかと思ってるよ。調べられそうな雰囲気の中での焦りが気になったんでね。

あんたはカミーラを疑ってるのかい？あんたがいう「人間なら食い殺されても困らない」というのがカミーラなのか？それともカミーラが人狼だと確信してるのかい？
カミーラは人狼騒ぎに詳しいと思う。誰もがカミーラを人間だと確信でき、人狼に食い殺されやすくなるのは御免だ。だから私はカミーラを今日占う事には反対する。

あんたはカミーラの「自分を調べたらいい」がノイズだと言ってるね。「あのタイミングで診断先を変更する事はできなかった」のは何故だい？そもそもカミーラは>>297ページよりも前の>>138ページの早い時点で「調べてもらって構わない」と言ってるよ。

皆に聞きたい。私とヴィンセントが「人間か人狼かを調べられる」と言ってる。皆からみたらどっちが本物か分からないだろう。

調べるヤツは同じにした方がいいかい？それとも皆の書き記したモノをみて、私が選んでいいかい？是非意見をお願いするよ。

それから…今日から「処刑」が出来るらしい。人狼だと思うヤツを村の手で殺していくんだ。酷いことだよ。でもアーヴァインがヤラれた以上、人狼はいる。私達はその人狼を殺さないといけないんだ。

私にはまだ誰が人狼か分からない。人狼か狂えし者かは分からないが、明らかに村の敵であるヴィンセントを処刑しようと思う。これはヴィンセントが私を処刑したいと言ってる事と同じだね。

ただ正直皆が納得するとは思えない。皆にはどっちが本物か分からないだろうからね。皆の意見をみて、考えてきたいと思う。

何だか…疲れてきた。赤い月が出てからぐっすり眠れなくなってるよ。

まさか…あいつが言ってた話が本当だったとは…。信じてあげれなくごめんな。そもそもあいつが人狼の文献探しに夢中になった事から喧嘩したんだったよな。

[ローズはそう呟くと、近くにあったソファーに座り、そのまま眠りについた。]

おはよー…。
…アーヴァインさんが、死んだって…。

ハーヴェイが…伝えに来てくれたよ…。
メイが、チーズケーキを取り出した後で良かった。
そうじゃなかったら、チーズケーキが無残な姿になってたよ。
あは…は、ごめん、冗談も冴えないや…。

…護衛術、習いたかった…アーヴァインさん…。

一休み。
やあ、メイ。

チーズケーキがあるな。
食べてもいいのかい？

ノートはメイが読んでいるのか。
何か新しい情報は…

…壁にメモが貼ってあるな。
コーネリアス君は二人から人間、と。

？？二人？

ごめんごめん、集中して読んでて、気付かなかったよ。
今切り分けてあげるね。

今、お湯も沸かしてるから、紅茶かコーヒーを入れるね。

ノートは全部読んだんだけど、結局昨日はメイを検査しなかったんだ…。
…しかも、ローズマリーさんも人と人狼を見分ける事が出来るって書いてあるね…。

…やっぱり、人狼はただの噂じゃ…無いのかな…。

ありがとう。いただくよ。

[ノートから目を上げずに]

僕は噂だと思うけどね。
処刑なんて冗談じゃない。

墓の数が増えたら、それだけ見回りの時間がかかるじゃないか。

メイは、アーヴァインさんが簡単に殺されるような人じゃないと思うの。
あれだけ、頑強だった人が、犬や人に殺されるなんて…。

銃で撃たれた、何てことならまた違うけど…。

ハーヴェイに聞いたら、獣に襲われたような姿だったって…。
…って、ごめん、食べてる時にする話じゃないね。
お湯が沸いたみたいだから、コーヒーと紅茶いれてくるよ。

…処刑は…メイも、怖い。

人狼がいるとしても、メイには誰が人狼かなんてわからない。
だから、間違えて人を殺してしまったらと考えると、本当に怖い…。

でも、アーヴァインさんの敵は取りたいんだ。

ユージーンさんは、見回りが大変になるから…いやなの？

ふーむ。

人か人狼か見分けられる人物が二人居るけど、どっちが本物でどっちが偽者かって？
両方偽者かも知れないじゃないか。

ローズマリー、僕は健康そのもので診察される必要も無ければ、君のその怪しげな水晶球の世話になるつもりも無いよ。

ああ、嫌だね。

見回りが大変になるだけじゃない。

本当に人狼に襲われてアーヴァインが死んだのなら、これから、僕たちは人狼やらと消耗戦を繰り広げる事になる。
牧師様の言うとおり、人狼が三匹入り込んでいるのならば、全員退治するのに最低でも三回処刑しなければいけない。現実はもっと多くの人が葬られる事になるだろう。
結局、人狼とやらが退治できても、残されるのは墓の山だけさ。村の姿はもう元に戻らないだろうね。

うーん、ヴィンセントさんとローズさんについては、メイにも良く分からない。

ただ、2人は人狼の存在を認めてたって事は確かだよね？

だとしたら、人間なら、真剣に人狼を探そうとするはずだと思うんだ。
人狼を探さないと、村が滅びちゃうって事を自覚してたって事だよね？

アーヴァインの敵を取るにしても代償が大きいのさ。

…ユージーンさんの言う事は、メイも分かる。
本当は、メイも処刑なんかじゃなくて、何か違う方法がないか考えてるよ。

そうだ！どこかに閉じ込めるとかじゃだめかな？

…でもそれだと、襲われて死んだ人はどうなるって話になるかな…。
人狼は…、人を食い殺さないと生きていけないのかな…。

人狼に襲われた！とは言うけれど、こいつらについては良く分かってないよな。

閉じ込めても脱出されたらどうするんだ？
人を食い殺さないと…は人狼がどんなものか知らないから分からないな。

メイは二人とも真剣に捜していないと見ているのかい？
だとしたら何故そう思うんだ？

…ノートを見てたら、死んだ人を判別する人もいる見たいだし。
…そうすると、処刑以外に手は無いのかな…。

メイは、今は処刑の事を考えるより、誰がアーヴァインさんを殺したのかが気になるよ。
もしも、本当に人狼がいるとしたら、それが誰なのか。
噂だよって、もう、笑ってられないと思うの。

ユージーンさんも、この村が好きなんだね。
ユージーンさんは優しいね。

ううん、違うよ、ユージーンさん。
メイはまだ、2人が真剣に探してたか、そうじゃないか判断出来ないって言ったんだよ。

だから、それについてもう少しノートを深く読んで、考えてみようと思ってる。
何か気になったら、質問しようと思ってるって事だよ。

昨日までは、人狼を信じてる人と、信じてない人。
それで、村全体が分かれてたと思うんだ。

メイも、昨日まではただの噂だと思ってた。

だけど、今は人狼はいると思ってる。
だから、人狼を見つけ出したいと考えてるよ。

メイの考えは分かったよ。
確かに今は情報が少ないからね。
まだまだ判断がつきかねるのは確かだ。

にしても、僕がやさしいだって？

こっちに来ていたのか、メイ。
それに、ユージーンさんも…アーヴェインさんの遺体は…弔って貰えたのかな？

優しいって感じたのは、メイが勝手に思った事だよ。
この村が壊れていくのが嫌だって言ってると感じたの。

また、メイお得意の勘違いかもしれないけどね。あは。

メイの勘違いは、俺が保証してやってもいいよ。

そのチーズケーキはさっき焼いていた奴か…俺にも貰えるかな？
にしても、16等分すると随分と据わりが悪いな、っと、倒れてしまった…。

あはは、コーヒーと紅茶もあるからどうぞ。
結構大きく焼いたんだけどね。

や、ハーヴェイ。ノート読むかい？

そうそう、昨日の昼間思い付いたんだが、まだ人狼に付いては半信半疑だった為、言い出さなかったんだけど…。

今日から夜は、三人一組になって、お互いを見張り愛ながら過ごすと言うのはどうだろうか？
そうしていれば、その内の誰か一人が抜け出せば分かってしまうし、三人いる処になら人狼が来ても対処出来るよな？

牧師様が来ていないからね。
まだ弔いまではしていないよ。

墓の準備は終わったから、あとは弔うだけさ。

あぁ、紅茶を貰おうかな、メイ。

っと、ユージーンさん、ありがとう。読ませて貰うよ。

ところで、ハーヴェイは、昨日カミーラさんと話したんだよね？
メイまだ会ってないんだよね…。
帰ってきてるって噂は聞いてたんだけど…。
元気そうだった？

…なんか、メイが、変わったって言ってたみたいだけど。
カミーラさんは何年前のメイと比べてるんだろう…？

メイは、何も変わってないよね？
変わってないのに、変わったと言うのはどうしてだろう？

…それだけ、人を信じられない人生を送ってきたのかな…。

多分メイが…これくらいの時じゃないのかな？

まぁ、確かにメイは変わってないね。
言葉を変えれば成長してないって処かな。

どちらかと言えばカミーラさんが、カミーラさんの他を見る目が変わった…そうなのかも知れないね。

メイはカミーラさんを疑ってるってわけじゃないんだよ。

カミーラさんは、人狼の存在を信じていた。
メイは、人狼の存在を信じてなかった。

だから、メイが人狼を探そうとしてない様子を疑ったのかもしれないね。

でもね、そうだなぁ、皆に聞いてみたいんだけど。

人狼を判別する方法が真実だとしたら。
人間を判別するのは、勿体無い事だと思わない？
疑われてたら、判別されたいって思うのは分かるんだけどね。
頼れる人を、作りたいとは思うんだけどさ。
でも、その人が人間だからといって、必ずしも人狼を見分けられるわけじゃないよね？
だから、その人の指示を、信じるってわけには行かないじゃない？

村をまとめてくれる人が居たら良いなとは思うけど…。
そういうわけにもいかないなら、自分を占えって言うのも、占うなっていうのも、メイには不思議なんだよね。

カミーラさんは、何か焦ってる感じがしたなぁ。
どうしてそんなに判別されたがってたのか、メイには分からない。
メイなら、人狼がいると信じてたなら、自分を判別させるより他に疑わしい人を判別してもらって、情報が欲しいと考えるよ。

でも、無駄に自分を疑わせたくないと思って、判別してくれって言ったのかもって思うんだ…。
メイも疑われたら、メイを判別して良いよって言うと思うもん。
うーん、カミーラさんはよく分からない。
分からないけど、メイは今はそんなに疑ってない。

ふむ、確かにそう言う意味では、自分を占って欲しいと言うのは、違和感があるね。

占って…もしくは診察して欲しくないから、逆にそう言ったのか…それとも、単に思い違いをしていたのか…。

自分を調べるな、は自分が人狼の変装でも人間でもいうだろうね。
前者ならば、正体がばれてしまうし、後者なら自分以外の誰かを調べた方が人狼とやらを見つけやすいからね。

だけど、この心理を利用する奴もいるんだろうと思うよ。
自分を調べろ、なら、こいつは人狼ではないだろうから他の奴にしよう、とね。

しかし…今日誰かを処刑すると言う話…誰が言い出したんだい。あと…それは決定なのかな？

もしそうなら…正直悩むね。

そうそう。
だから、その人がどういう思考の元で動いてるかで変わると思うんだよね。

うーん、もう少しゆっくり考えてみないと…。
昨日から、もっと真剣に考えておけば良かったよ…。
そしたら、アーヴァインさんも…死なないですんだのかな…。

ふむ、なるほどな、ユージーンさん。

ちょっと思ったのだけど、村人が人狼だと疑われそうな致命的な間違いを犯してしまった時、その人は自分が処刑されるよりも、先生の診察なり、マリーの占いなりで、人狼でない事を証明して貰いたいと思うものだろうか？

アーヴァイン……。

無残にも汚された彼の魂の為に、今は黙祷を捧げよう。
せめて、汝の魂が安らぎの裡に眠ることを。

……神よ。

しょうがないと言ってしまっては、行けないのだろうけど、昨日はアーヴァイン殿と先生、マリー、そしてカミーラさん以外は、人狼がいるなんて信じて無かっただろうからね。

いや…人狼自身と、それを崇拝する者、後…二人特別な力を持つ者は…それを確信しつつ表には出していなかったのかも知れないな。

おはよう、マリー、コーネリアス。

メイの焼いたチーズケーキが在るよ。

ふぁーぁ…眠い…全然寝た気がしないよ…。

話声が聞こえると思ったら、あんた達か…
アーヴァインの件はもう知ってるのかい？

失われた魂は決して戻らない。
死者は蘇ることなく、生者は地上を彷徨うのみ。
なれば、我は地平を目指して進もう。
真実は、必ず手の届く場所にある。

そりゃ、生きたいと望めば、誰だって処刑より取り調べを選ぶだろうよ、ハーヴェイ。

勿論、調べられもせず、処刑されないのが一番だろうと思うけどね。

うーん、メイなら、判断して欲しいって思うかなぁ。

だって、処刑って唯一人狼を倒せる手段…なんでしょ？
だったら、自分で無駄に使って欲しくないって考えるんじゃないかな。

…ああ、でも人狼は人狼で死にたくないからってそう思うのかな。
でも、判別されたら結局真実が露見して、処刑されるし…。

うーん、メイはね。
人狼は、判別も処刑も嫌がると思う。
人間は、処刑は嫌がっても判別は嫌がらないと思うよ。
でも、裏を考え出したら切りが無いから。
その人が、嘘をついてるかどうか見分けないとダメなんだよね。

っと、コーネリアスさん、こんにちは。
ローズさん、おはよう…。

アーヴァインさんのことは、ハーヴェイが教えに来てくれたから知ってるよ…。

処刑……。
自らの手と魂とを黒く染める、愚かしい仕業。
それこそが、背徳の使途たる人狼の狙い。
そして、人狼の存在を認めることの証。
一度捨て去った正義は、決して帰らない。決して。

あれから大きく増えてる内容はないのか…。

ユージーン、「私とヴィンセント両方が偽者の可能性もある」なんて言ってるね。どうしてそう思うんだい？

神よ……。

我に何を為せと？
悪を滅ぼせと？
その為に無辜の血が流れることになったとしても？

…だったら、どうすればいいの？
コーネリアスさんは、どうすれば良いと思うの？

このまま黙って、何もしないで、ただ怯えてれば良いと思う？
…メイは、怯えてるだけなんて嫌だよ。

カミーラの「調べて欲しい」と言った事について、少し話が出てるようだね。
メイやユージーンが言うように、そういう事で「人狼ではない」と思わせたいのかもしれないし、本当に「人狼ではない」のかもしれない。

昨日は人狼の噂を信じてるヤツが沢山いたかい？私は少なかったと思う。だからこそカミーラは人狼の噂を言い出した自分を信じてもらうために「調べてもらっていい」と言ったんじゃないかと思ってるよ。

はあ、はあ。
あ、みんな来てるんだね。よかった！
あのね･･

[リックは皆が話しているのを見て黙って聞き入った]

酒場の娘と医師が、憎悪を散らしている。
数日前までは平穏だった二人が。
何という悲劇か……。

疑惑と憎悪が村を支配する……。
混沌の天使が舞い降りたかのように。
その歌声が、我には聞こえる。

メイは、カミーラさんをそんなに疑ってないよ。
メイ、そんな事言う人は人狼では無いと思わせたい人狼だなんていってないよ？

だけど、自分を調べろって言うのは、メイには得は無いと考えるの。

人狼がいると信じてたなら、普通は自分以外の人の情報を欲しがるよね？

でも、疑われる事を予測して判断してくれっていうのは分からなくはないかな。
だからって、手放しで信じられるとは言い切れないと思ってるよ。

いや…メイ、私はこう考えてるよ。

カミーラは自分の身を証明する事で、皆を引っ張っていこうとしていたんじゃないかな。まぁこれは本人に聞いてみないと分からないが…。

ローズさんは、どうしてカミーラさんを信じようと思ってるの？

>>112
んー。

ニーナの絵本では、この生きている人を人か人狼か見分けられる人というのは一番印象的に描かれている。
みんなの話もあわせると、一番重要なのは多分この能力をもった人だろうね。

人狼が本当にいて、この村を標的にしたのならば、一番初めに消したいのはこの能力を持った人物だろうね。そうした時に「燻り出す」事を選ぶかもしれない、と思ったからさ。
偽者を放っておいたら、どんどん信頼されて、無実の人物を人狼だ、という事もできる。

だけど、表にでたら、それだけ人狼に消される可能性は高くなる。アーヴァインのようにね。
それなら残りがいるなら、だけど、茂みの中に隠れていたほうがいい、と考える本物とやらがいるかもなぁ、ということさ。

皆を引っ張るって…。
カミーラさんが、間違った判断を下さないと思ってるの？
カミーラさんの言う通りに、進んでいけば良いと思うの？

ちなみに、メイは何回も言ってるけど、別にカミーラさんを疑ってるわけじゃない。
カミーラさんが、どんな風に感じて自分を判断しろって言ったのか、その理由が納得できたら信じても良いと思ってる。
だけど、ローズさんがカミーラさんを庇う理由が知りたいの。

背徳の使者を滅ぼすこと。それは正義。
善良な民草を滅ぼすこと。それは悪徳。

二つの歯車は噛みあうことなく、逆に回る。
やがて歯車は壊れ……。

我には、道が見えない。

もっとも、僕はアーヴァインが人狼にやられたかどうかについては半信半疑なわけだけれども。

要はこの状況でも潜った方がいいと考える奴がいるかもしれないなぁ、と思っただけさ。

っと、リックこんにちは。
どうしたの？
何かお話したい事があるんじゃないの？

カミーラを庇う？親友を庇って何が悪いんだい？
メイ、あんたは自分で言ってるじゃないか…カミーラを疑ってないと…それと同じ事だよ。

カミーラが皆を引っ張っていこうと思ってたのかは分からない。でも、私はきっとこう考えたんじゃないかと思う。

――ヒューを殺したヤツを見つけたい。人狼が居る事を皆に証明したい。自分は人狼探しに詳しい。どうしたらいいのか、ある程度のレールを敷こうか…とね。

皆に信用される為には己を調べてもらう事が必要。言葉では何とでも言える。こう考えちゃんじゃないのか？

親友だから、庇ったって事だね…。
確かに、メイもラッセルやハーヴェイなら庇っちゃうかもしれない。
でも、それは庇えるだけの言動があればこそだと思うんだよ。
だから、ローズさんがどの発言で信じたのか、知りたかったんだ。

あとね、メイは、ローズさんもヴィンセントさんも、信じて良いかわからない。
だから、信じる為に、色々聞いたりすると思うの。

それが、たまにきつく感じるかもしれないけど、気にしないでね。

あたかも戦場のように、この村は怒声に満たされてゆく。
我には、その未来が見える。
兆候は既に顕れている。
こうして悲劇は進行してゆくのだ……。

忘れてはならない。
処刑という言葉を実行に移したとき、全てが破滅に向かうのだと。

ユージーン、なるほどね。私がいつみんなに水晶玉を見せるか迷った理由と同じだ。確かにコレを見せると人狼に殺される可能性が高くなる。

ただ、かといってずっと見せないでいると見せる前に殺されてしまうかもしれない。そうなったら偽者が本物だと思われてしまう可能性もある。だから私はみんなに「コレ」を見せる事にしたんだ。もし私が殺されても、ヴィンセントが100%本物だとは思われないだろうしね。

メイは、カミーラさんをあまり疑ってないとは言ったけど、信じるとは言ってないよ。

うん、メイお姉ちゃん。
でも、みんなのお話邪魔しちゃいけないと思って･･
今はカミーラさんのことについて話してたんだね。
僕がカミーラさんを信じたいなと思ったのは「自分が何にも力を持ってない」って言ったことが大きいかなあ。
それに、こんなに注目されるってことは「自分を調べろ」っていうの、もしもカミーラさんが人狼ならすごく危険な言葉のような気がするよ･･･

メイ、勿論疑ってもらって構わない。私が本物である事は今は私しか分からないだろうしね。

尤も…ヴィンセントが人狼なら…私が本物だと分かってるのかもしれないけどね。それか…ユージーンの言う通り、本物が潜んでいて私が狂えし者だと思ってるのか…まぁ分からないね。

私を疑って…疑い続けて…疑いきれなくなった時、私を信じて欲しい。今、私に言えるのはこれだけだよ。

あのね、ユージーンさんが、二人とも嘘を言ってるかもしれない、ほんとの力を持った人が他にもいるかもしれないって話なんだけど････それはちょっと今考えるのが難しいから、僕はどっちかが本当のことを言ってると思うよ。
もしも、また別の人が「力を持ってる」って言ってきたら･･･また考えは変わってくるかもしれないけど。
それでね、今日誰を調べるかは、ローズマリーさんの意見を重視したいな。

リック、私の意見を重視してくれるのかい？
嬉しいねぇ…。

まだここに来てない人もいるし、しっかりノートを読んで決めたいと思ってるよ。

メイだって、疑いたくないんだよ。
だから、信じるだけの何かが欲しいんだ。

カミーラさんについては、リックの言う事も確かに一理あるよね。うん。

っと、ローズさんノドアメありがとうね。

メイの質問にしっかり答えて無かったかな。

カミーラを信じてるのは、「あいつが何で自分を調べて貰っていいと言ったか」だよ。単に言葉だけで信じようとしたんじゃない。

これで答えになったかな。

どうしてかっていうとね、ローズマリーさんは昨日先生と同じ人を水晶で見てくれたでしょう？
もし一人しか「のうりょくしゃ」がいなかったら誰を調べてもよかったと思うんだけど、どっちかが嘘をついてる、ってことしかわからない僕達は、ばらばらの人を調べられたらどっちを信じたらいいかわからなくなるよ。
だから･･･昨日は先生が選んだ人、今日はローズマリーさんが選んだ人ってそろえたほうがいいと思うんだ。
メイお姉ちゃん、どう思う？
もし、先生がいやだ、って言ったら僕、先生のこと疑っちゃうと思うな････

ん、ローズさん答えてくれてありがとうね。

リックは、今日はローズさんの意見をメインに判断をすると良いと思ってるんだね？
ローズさんと、ヴィンセントさんは同じ人を判別するの？

そうだね。ヴィンセントも迷っただろうしね。
出てくるか出てこないかはその時々で天秤にかけるだろうさ。

さて、僕は席を外すよ。
いい加減牧師様を発掘して弔いをやってもらわないとね。

同じ人にしたほうがいいと思う、んだけど･･･
他の人たちが反対だったり、ローズマリーさんが選んだ人じゃない人を調べてほしいときは、お互いに話し合えばいいと思うよ。それとも、誰を調べるかって言わないほうがいいのかな？･･･このへんはよくわからないんだ。もっといい考えがあったら教えてね。

ただ、たしかな情報が必要だと思う。
お互いに疑い合って、この村の人が「しょけい」しあうなんて、僕いやだよ！

私も随分話しこんじまったよ。暫く休ませて貰うね。

今日、誰を占うかはまだはっきりとは決めてないよ。

このチーズケーキ、１６等分なんだ･･･
メイお姉ちゃんらしいな。
後で、アーヴァインさんのお墓にも持って行ってあげよう。

んー、メイはねー。

統一で判別すると、状況が固まるメリットがあると思う。
でも、それは同時にその判定される人が人間なら、その人が襲われる可能性が高くなって、『守れる人』が誰を守るか悩むようになるんじゃないかな？って思うんだよ。
そして、確実な人間が着実に襲われる可能性が高いと思うの。

でも、確かに状況を固めていくのには、統一の方が良いね。

ばらばらに占った場合は、片方だけに判定を出された人が増えていくよね。
判定出来る人が、どういった理由でその人を疑って判定したのかも、その判定出来る人を信じるか、信じないか判断するのに必要な情報になると思う。
それに、片方だけの判定なら、その人が人間であるという情報が確実な物じゃないから、人狼が誰を襲撃するべきか悩むんじゃないかと思うんだよ。

でもね、最初にコーネリアスさんで統一して判定した以上、ばらばら判定作戦は上手く行かない気がする。

一長一短だと思うよ、どっちもね。

うん、後でアーヴァインさんのお墓にも、供えようと思ってね…。

メイも少し話しすぎちゃったかなぁ。
まだ来てない人もいるし、皆の意見を聞きたい。

メイも、もう少し人狼についての知識を集めてくるよ。
また、夜には戻ってくるからさ。後でね。

そっか･･･うん、よくわかった。
メイお姉ちゃんありがとう。もう少しよく考えてみる。
明日、一緒にお墓に行こうね。

おじいさんのところで、ほかの「のうりょくしゃ」について話を聞いてきたんだけど、また夜に話すね。

あぁ、その話なら聞きたかったんだけどなぁ。
夜皆が集まってる時の方が良さそうだね。

さ、それじゃちょっと調べてくるかー！

アーヴァインさんが殺されたんだって！？
じ、人狼って、本当にいたの？

それから、村の入り口の崖が崩れてたんだ。
土砂が溜まって通れそうにないよ。

他の村や街からの助けが来るには時間がかかりそうだよ。

アーヴァインさんを殺した犯人を、僕たちで見つけないといけないんだね。
なんだか……ちょっと恐いけど、そんなこと言ってられないのかもしれない。

とりあえず、しばらくメモを繰り返し読んでみることにするよ。

いったい何があった？
昨日とは打って変わって物騒な雰囲気じゃないか。
････！？
アーヴァインが！？
･･･くそっ。あいつは人狼の正体を調べてたようだからね･･･。
ちょっと遺体を見せてもらっていいかい？

カミーラさん、こんばんは。
アーヴァインさんを襲ったのは、本当に人狼なんでしょうか……。

わわ、ラッセル…。
良かった、昨日姿が見えなかったから、心配してたんだよ。

…えっと、カミーラさん？だよね？　
お久しぶりです！
皆から帰ってきたって噂だけは聞いてたんだよ。

昨日は片付けとかにちょっと手間取ってね。

でもメイ、大丈夫？
ちょっと顔色悪いよ。

ラッセル。死体を見ても大丈夫かい？
この部分とこの部分･･･そしてこれを見れるかい？
ずいぶん損傷が激しいけれど･･･。何かの歯型だよ。全部サイズが違う。･･･3匹いるようだね。
そして食いちぎられた部分以外の引き裂かれ方は･･･人狼だよ。
やっぱり、この村に紛れ込んでいやがったか。
やっと敵が取れる。

…ラッセル、人狼について、色々調べてみたんだよ。
でも、考えれば考えるほど、本当に複雑で…。

･･･ああ、メイか。
久しぶりだね。見違えた･･･といいたいところだが、あまり変わってないね。相変わらずハーヴェイを困らせてるようじゃないか？
っと。
【カミーラはアーヴァインの遺体に毛布をかけなおした。】
すまないね。少しノートを読ませてもらうよ。

正直、あまり気分がいいものではないですが、大丈夫です。我慢できます。
一応専攻で医術も少しかじりましたから、動物とかの死体は見慣れてますので。
でも……人間の、しかも知人の遺体を見るのは初めてです。

確かに刃物の傷とは違うようですね。
野犬の噛み傷にしては大きすぎるようです。
……やっぱり本当に人狼がいるんですね。

メイ、僕もできるだけ調べてみるよ。
ハーヴェイ兄さんに本を借りたりしてみるつもり。

ローズマリーさんとヴィンセントさんの調査では、コーネリアスさんは人間だというのが分かったんだよね。

でも……誰かを処刑しないといけないってのは、なんだかとても嫌だな。
他になにか方法はないんだろうか……。

あはは、変わってないって言われるのも複雑だよ。

…メイは死体は見たくないなぁ…。
でも、あれだけ頑強な人が、簡単に死ぬとは思えなくて…。

人狼って、三匹いるんだよね？
アーヴァインさんが一匹退治してくれてるといいんだけど、楽観的に考えすぎると良くないかもしれない。

でも、みんなが必死になって探せば、人狼はきっと見つかると思うよ。

処刑は、メイもあんまり考えたくないよ…。

今は、誰が人狼なのか考えないといけないと思うんだ。

メイが色々調べてみたところによると、人狼というのは人と一緒で、色々な考えを持ってるみたい。
どういう行動を取ったら人狼だなんて、確定させる事は出来ないみたいなんだよ。

ただ、自分を人間だと思わせるために、嘘をつくんだって。
だから、その嘘を見破ること、そして、判定出来る人に判定してもらう事で、人狼を探すという行為が過去には起こっていたみたいだよ。

･･･。ローズが･･･生きている人間を判別できる能力を持っている？
ヴィンセントも診察で判断と言ってたね。
でも、本物は一人のはず･･･。
どっちかが偽者ってことか。
ローズは疑いたかないんだが･･･。この村の存亡にかかわる大事だ。素直に信じては･･･やれない。すまないね。

カミーラさんは、ずっと人狼の存在を意識してたんだよね？
どうして、自分を判定して欲しいって言ったの？

あたしを調べてもかまわないと言った事で皆を悩ませたようだね。
･･･今日はもう身近なところに被害者が出ちまってる。いやおうなしに信じざるを得ない状況だが･･･。
昨日は皆伝説やおとぎ話程度に考えていたんじゃないか？･･･無論、成りすました人狼や、奴等を崇拝する裏切り者、何かしらの力をもつ連中はそうではないだろうが。
被害者の出る前に信じてほしかったためにあんな行動にでたんだよ。･･･結局無駄だったようだけどね。くそっ。

…そっかぁ。
メイはね、人狼を信じてる人なら、自分以外の誰かを判断して欲しいと思うんじゃないかと思ったんだけど。

カミーラさんは、自分を信じさせるために判断しろっていったんだね？

昨日は、確かにメイも、人狼なんて存在しないんじゃないかと思ってたよ。
もっとちゃんと考えてれば…アーヴァインさんが死ぬことも無かったかもしれない…。

そう思うと、本当に情けなくて、悔しい…。

しっかりして。メイのせいじゃないよ。
僕も人狼なんて信じてなかったもん。

でも、人狼を探すためには、誰かを、ううん、みんなを疑わないといけないんだろうか……。
それこそ疑心暗鬼を撒き散らすことにならないだろうか？

メイは今、誰を信じて良いか分からない。
でも、ラッセルが言うように、誰も信じられない事は、恐怖を呼び起こし混乱を招くと思う。

だから、メイは信じる為に質問を繰り出すよ。
考えを見せないほうが、嘘をつくのは楽だと思うからね。

結構前の話になるのか･･･。
あたしが以前住んでいた村にも人狼の騒ぎが起こったんだ。最初にその噂を聞いて皆に注意を促したのは･･･ベンジャミンって交易商だったんだ。
昨日のこの村と同じで、最初は誰も取り合わなかった。あたしも半信半疑だったよ。
･･･でも、村の気のいいやつが襲われた。
次の日から魔女狩りのごとく処刑が始まったんだが･･･。人狼の噂を持ってきたベンジャミンが最初に疑われ、処刑されたんだ･･･。
あたしは人狼を滅ぼしたい。この気持ちに嘘偽りはない。だが、それを証明する術が･･･。ないんだよね。あたしはベンジャミンのようにはなりたくなかったが、信じても欲しかった。
この説明じゃ納得いかないかい？

正しいことを言っているのが誰か。
誘導して間違った方向に導こうとしているのが誰か。
きちんと見分けないといけないんですね。

ん、メイはね、正直カミーラさんをほとんど疑ってないんだ。
理由は、リックも言ってたけどね。

ただ、どうしてカミーラさんを信じようとしたのか。
信じるといった人の考えが気になったんだよ。
ちゃんとした理由があって、信じるといってる人と、何となく信じて、信じる事で信頼を得ようとする人が居るんじゃないかと思ったの。

後、メイが派手に動く事で、それに追従する人が居るかどうかも見たかったんだ。

みんなが疑う側に回っているようだから、僕はみんなを信じる側に回ってみるよ。
信じて、信じて、信じようとして、それでも信じ切れないようなら、その人を人狼として摘発するように。

こんな時にモーガンおじいさんが生きていれば、いい知恵を与えてくれたのに……。

僕はメイもカミーラさんも信じてるからね。

ベンジャミンは交霊の結果人間だったらしい。疑いを晴らすためというよりは、信じるために人かどうか調べるのに使いたい。
そういう意味じゃ、ヴィンセントの考えとは違うんだろうね。
あたしは皆に疑われて魔女狩りに遭うぐらいなら人狼に襲われて･･･せめて一太刀、報いてやりたい。
私情が混じっちゃ居るが･･･あたしの正直な気持ちさ。

ラッセル、人間だから、正しい事を言うとは限らないんだよ。
人間だから、ミスリードする事もあると思うんだ。

自分が人間であるという事は、自分以外知りえない情報でしょ。
だから、自分を疑う流れを作った人が、必ずしも人狼であるとは限らないと思うんだ。
疑う理由が納得いけば、その人が人狼ではない可能性も考えるべきだとメイは思うよ。

カミーラさん、僕もアーヴァインさんのためにも人狼を探し出さなきゃいけないって思ってます。

メイ、ありがとう。
情報が少ないからミスをする。
あるいは情報が少ないからミスをしたフリをする。
判別は難しいだろうけど、そういう些細な積み重ねから類推していくしかないんだろうね。

メイも…ラッセルは信じたい…。
もしも、ラッセルが人狼なら、メイに処刑できるか…。
考えただけで、涙が出そうになるよ。

カミーラさんのことは、メイも信じても良いかなって思った。
だけどね…。
カミーラさんは自分が何の能力も無いと宣言しちゃったから。
襲撃されたりする可能性が低いんだ。
その分、最後まで疑いが付きまとう可能性があると思う。
だから、判定しないのであれば、自分の言葉で自分の潔白を証明しないといけないから、大変だとも思う。

でもメイは、今はもっと目立たないようにしてる人を疑いたいと思ってる。
だって、ぼろ出さないようにしてるように見えるからね。

･･･ああ。あたしにできることは･･･前の村の惨劇を知識として皆に使ってもらうことが1番だ。
人狼を倒そうと願うなら･･･あたしは出し惜しみはしない。

今気になってるのはキャロルさんとユージーンさんなんだけど…。
キャロルさんはハーヴェイの些細な一言で、疑われたと憤慨してたよね。
昨日は判別することしかなかったじゃない？
だから、疑われる事を怒る必要は無いと思うんだよ。
疑われて困る立場なんじゃないかと思ったんだ。

ユージーンさんは、判定されるのを嫌がってるように見えたから。
でも、彼はまだ、半信半疑みたいだから、判断しかねる感じ…かなぁ。

カミーラさんは、誰が怪しいと思ってる？

うん、いいよ。
メイは、ううん、僕は誰かから疑われたから疑い返すというのはしないつもり。
僕の発言に問題や矛盾があって、それを正確に指摘してくれる人は、きちんと人狼を追い詰めようとしている人だから。
逆に僕や誰かの発言を曲解させようとしている人こそ人狼のはず。

僕にはローズマリーさんやヴィンセントさんのように人狼を判別する術はない。
けれど、嘘つきを探す耳はある。
まっすぐに語れる口はある。
あとは知識と知恵を間違えないように使うだけ。

うん、僕が僕として僕なりの戦い方が見えてきたような気がするよ！

メイ、ちょっとしゃべりすぎたかい？
喉がつらそうに見えるよ。
これでも飲むといい。
【カミーラは蜂蜜の小瓶をメイに渡した。】

ハーヴェイ兄さんのところに行って、少し調べものをしてくるよ。
じゃあメイ、カミーラさん、またね！

ヴィンセントさんの言ってる事も、メイはわかるんだよ。
でも、ローズさんが、ユージーンさんが他にも能力者が居るならって発言に突っかかったのも、本当の能力者のような感じがするんだ…。

自分が能力者であったなら、そうやって後から騙りを出させる可能性のある発言をする人は疑うと思うんだよね。

うーん、２人とも、正直今は分からないよ。
少し話しすぎちゃったから、メイ大人しくキッチンで料理でもしてるね。
ちょこちょことお話を聞きに戻れると思うから、何かあったら声かけてね。

あたしかい？
疑うというより･･･少し妙な印象を受けた、程度だけど。
ユージーンが昨日から落ち着きがなかったようだね。
よくわからない人間なら、ルーサー、ステラか。
それとね、ラッセル。人を信じるのはいい。いいんだが･･･。疑いをぶつけ、それに対して納得のいく答えを返してくれるかどうかを･･･自分なりにぶつけて判断いかないと、安易に信じることはこれから先危険だ。
前の村では･･･人狼の一匹は年端のいかない子供に成りすましてやがったからね。
何も信じるなとは言わない。でも、自分で信じられる根拠を見つけるまでは･･･。

（しかし･･･ノートを見てるとメイがチーズケーキを作ったのか･･･。こういうのはしない子だと思ってた。意外な一面だね。）

こんばんは……。

わたし、きょう、すごく勉強しました。
まず、ローズマリーさんのメモと、絵本での呼び名を照らし合わせてみました。

生きている者を人か人狼か見分けられる者【占い師】。
死んだ人間に問いかけその正体を判別する者【霊能者】。
人狼に対抗する守りの力をもつ者【守護者】。
人狼を崇拝する狂えし者【狂人】。
人狼ではないという血の盟約をもつ者【結社員】。これは、ふたりいるそうです。

共通でこの言葉をつかえば、話し合いがしやすいかもしれないです。

ちょっとノートを見せて貰ったけど、リックの言う昨日は先生が選んでマリーがそれに合わせたから、今日は逆って言うのは、理に叶っているかも知れないな。

マリーがどんな理由で、誰を選ぶかは興味があるよ。

先生にも昨日コーネリアスを選んだ理由を聞いておきたいな。
余り話を聞いてないから…くらいなのかな？

それと、16等分は本当にアーヴェインさんの分だったのかい？
15等分だと切り難いから、16等分にして余った一個は自分が食べようと思ってたんじゃないのかな。

「投票」は、しなくちゃいけないんでしょうか……？　今夜から？
みんなで「疑わしい人」を、探すんですね。

……アーヴァインさん、怖い顔してたけど……いい人だったのに……

わたし、絶対に、人狼をみつけます。

ウェンディ。
そうか･･･。【占い師】、【霊能者】、【守護者】、【狂人】、【結社員】だね。よく調べてくれたね。

【占い師】はヴィンセントとローズが名乗り出てるんだね。

コーネリアスさんのことばの意味がいまいちつかめないのは、わたしだけ……？　こどもだからわからないのかなぁ……リックはわかるのかなぁ……。

ふたりの占い師さんから「人間」って判定を受けたんだから、率先して狼を見つけてくれたらいいのに……な。

こんばんは…

まだ集会場にいらしていない人もいらっしゃるみたいですね…

ステラ。ああ、まだルーサーとロッテが来てないようだよ？
ステラはルーサーがどこにいるか知らないかい？
少し聞きたい事があったんだが･･･。

今日はまだ…牧師様とは…

修道院の方でも…私はお見かけしませんでした…

こんばんは。

ウェンディ、頑張ったね。

投票は…する事になるんだろうな。
毎晩一人ずつ…何の抵抗もしないで、殺されても構わない…そんな風に考える村人は、この村には居ないと思っているよ。

あ…それで…アーヴァインさんへは私が…
簡単ですけど弔いの言葉を捧げさせていただきましたので…

後、ウェンの言う通り、コーネリアスの言葉は、詩的で分かり難いかも知れないな。

ちょっと前の彼の言った事は、
「処刑を始めたら、村がぼろぼろになっちゃうよ。そう予想するよ。」
って事じゃないのかな？

ステラ、ありがとう。
これでアーヴァインを墓に入れられるよ。

全く、牧師様は一体何処に埋まっているんだ。

投票…
犠牲を出さないために…村の誰かを疑い処刑する…のですね…

村のみなさんは信心深い人…です…私はそう信じています…
その信心深い人々の中に…狼が…

私も…誰かを疑い…誰かを処刑する選択をしないと駄目なのですよね…

神よ…お助けください…

ロッテさんとルーサーさんがまだ来てないんだね。
シーフードスープを作っておいたから、お腹がすいてる人はどうぞ。

誰かと思ったらカミーラだったのか。
ぐっさり皮肉を言うなんて随分変わったな。