見習い看護婦 ニーナ ―――ニーナは、襟元が乱れたままサロンに戻ってきた――― ただいまーっ。全く…自警団の人達は頭が硬いんだね。ほとんど同じ事を言われたよ。あと…見分ける方法があったらお前が教えろ、だって。はぁ…。 ただ、見せられた本…他の村であった事件の記録を確認したら、やっぱり人狼を見分けられる人間がいるってことが記録されてた。居る人間で相談しながら、決めろって、そう言ってたわ…。 …あと、この荷物。中身まだ見てないけど…。これは明日アーヴァインが来て、説明してくれるから置いておけって言われたよ。一応、説明書きも残してあるみたいだけど…。アーヴァインは、ずっと見回りをしてるみたい。 | |
(401)2005/04/15 16:36:14 |
見習いメイド ネリー ―――アーヴァイン(?)の声――― しかし、対抗する手段はないわけではない。私が密かに調べ、呼び寄せた味方がこの中にいる。 私と同じ一族、狼から人々を守る守護者、狩人と呼ばれるものが一人。人狼の襲撃を防ぐことが出来るが、事前の入念な準備が必要なため、一晩に守れるのは一人だけだ。私が死んだように、自分自身を守ることも出来ない。 見者、占い師、と呼ばれる、人々から狼を見分けるものが一人。その力は一晩に一人だけ、人と狼を区別することが出来る。 この二人を私は知っているが、名前は言えない。狼もこれを聞いている以上、教えるわけにはいかない。すまない。 そして、これは予想外だったが、死者の言葉を語るこの娘も、皆の力になるだろう。 | |
(409)2005/04/15 16:42:09 |
見習いメイド ネリー すいません、ちょっと休むだけのつもりが、寝入ってしまって。 すぐに夕食の用意をしますね……。 ―――ネリーは周囲の視線に気づき、うつむいた。意を決し、口を開く。――― アーヴァインが死んだ事は、おそらく翌日には判る事ですので、今は無理に信じていただかなくても結構です。 でも、あたしが霊媒だということ嘘だ、と仰る方。つまり、「我こそ霊媒なり」という方は名乗り出て欲しいと思います。 皆様には、他の方々も仰っていた「狼を見分けられる人」、言いにくいので仮に占い師としますが、占い師に見分けて、つまり占って欲しい人を理由を挙げて一人、選んでいただきたいと思います。 暇つぶしのゲームとしてでも、本気でも、かまいません。 ……食前酒だけお持ちしました。また、後ほど。 | |
(431)2005/04/15 18:58:38 |
見習い看護婦 ニーナ ―――ニーナは包みを開け、中身を確認し始めた…。が、薬瓶を目にすると「きゃっ」と声をあげた――― これ…どういう事…? ―――呟くと、ニーナは同梱されていた説明書きを読み始めた――― ―――これは、今回の事件を解決すべく、狼をも殺すことが出来る薬品である。まあ、要するに毒薬だ。諸君らの中で疑わしき者に摂取させ、処刑して欲しい。但し、この薬品は少し取り扱いが厄介で、一日に一人分しか開封することが出来ない。数個開けてしまうと周りの人間にも害が及んでしまうのだ。…狼だけが殺せる薬ではない。当然摂取した人間も死に至る。判断は慎重に頼む。 自警団長 アーヴァイン――― | |
(451)2005/04/15 22:13:07 |
お尋ね者 クインジー ネリーを告発する者はまだ出てねぇんだな? ……なるほどな。アーヴァインの言を真実とするならば、そうした能力を持つ者はこの中に1人。要するにそうした能力を持ち得ており告発を受けなければネリーは少なくとも人狼じゃない人間だってこったな。 まぁ、文学嬢ちゃんがどうかはまだわからないみたいだがね。 さて、皆がヒューの真偽を正したいってのはやはり正当な理由に思える。ここはヒューの真偽を正すか、それともネリーの真偽が確定次第、ネリーの判断に委ねるというのでもいいんじゃねぇかと思う。 そうした能力者なら、勘が冴えてるんじゃねぇか、そんな気でいるぜ。 ああして疑った俺が言うのも何だがね。 | |
(516)2005/04/16 00:29:39 |