人狼審問

な、なんだかこの村には
ghost
でないと居てはいけないらしいんだな。
村人みんな幽霊というのはどうかと思うんだな。

これを見て入ってくれる人はちゃんと喋ってくれる人だと思うんだな。
ミッキー頭いいんだな。

この村は公開pass村なのよ。

72時間村で24時間進行し、pt2倍の世界を満喫しようという野望から生まれたの。

幽霊達の溜まり場ってのはここで良かったのか？

今は無人なのか？
まあいい、集会場だった所とやらに行ってみるか。

ふむ･･･幽霊の拠り所とはこちらでよろしかったのですかな？

人が来るまで少し本を読ませていただきますね。
何かしらの詩の参考になるといいが･･･

（村長の娘 シャーロットは集会所にいる）
この村、お父様の考えた名言がいたるところに張ってあるの。いろいろ捏造してね。

おや、シャーロットさん居られたのですね。
ふむ･･･名言ですか･･･では少し探してみましょうかな

ん、何だいるじゃないか。
シャーロットにコーネリアス、久しぶりだな。
シャーロットは相変わらずこの村に居着いてるのか？
もっと外の世界を見た方が良いぜ？

えと。しばらくは村を出るつもりはないのですよ。
ここにいてもギルバートさんのように外から来た幽霊さんと話すことはできますから。

そっか。それも一興かもしんないな。
何時までも受け身じゃ、世界は拡がらないだろうけど…

その気になったら、俺がいろんな所に連れてってやるぜ。

その時は…よろしくお願いしますね。

ギルバートさんは、いろんな世界を見てきたのでしょうね…
また、お話を聞かせていただけますか？

ああ、任せておきな。

放浪癖はこの体になっても相変わらず治らないからな。
勿論、シャーロットになら何だって話してやるよ。

（外って…どんな世界なんだろう…怖い…な…）
（この村を出ることは、私の想像を越えているの…）

コーネリアス、壁に顔だけ突っ込んで何やってんだ？

あ、いえ･･･
お二人のお話は終わったのですか？
私は何も見ていませんし何も聞いていません。
どーぞ続きを行うのでしたら私はまた壁の向こうに行っておきましょう。

何言ってんだよ、一人じゃ寂しい癖に。
構わず来れば良いじゃないか。

あ、コーネリアスさん。
一緒にギルバートさんの話を聞きませんか？
もしかしたら、コーネリアスさんの歌の題材になるようなこともあるかもしれませんよ。

（コーネリアスさん、撤回システムを使えばいいと思うわ）

そうですね･･･
ギルバートさんの話は私の見知ったものとはまた違った視点で詩の参考になっていいですよ。

外の話か？
そうだなぁ…もう十数年分溜まってるからな。
どれから話して良いかわかったもんじゃないぜ…

ん〜、悩むぜ。どれも聞き所満載だからな。
今日は話を選んでくる。明日その話をしてやろう。

よし…俺はちょっと空で考え事でもしてくるぜ。
二人とも、また後でな！

わかりました。お話、楽しみにしてますね。
また後で。

では、また明日にでも話してもらいましょう。
私もこの村の名言を探して見ましょう。

ああ…私の故郷はどこ…？
パパ…どこにもいないわ…

帰りたい…
あの懐かしい、平原の村へ…

誰も、いないわ…。とても寂しい…。

明日になったら、誰かに会えるかな…？

う、うぉぇぁぁ。やっべぇ……飲み過ぎた。
……う、うぉぇ、気持ち悪りぃ……

あ？何だよこの村はよぉ、見た事ねぇ……
クソッ、道にまで迷っちまったのかよ……
あーくそ、周りに誰も居ねぇのに声だけが聞こえやがる、幻聴かよ、ああ……気持ちわりぃ……

……い、今誰かの声が……
き、聞こえねえ！聞こえてねぇぞ！
ああチキショウ！どこなんだよココはよ！

あーあぁ…
こんなとこで寝てっと風邪引いちゃうぜ、おっさん。

…しゃーねぇなあ。集会場までひきずってやるか。

しかし、おかしな体になっちまったなあ。
すりぬけようと思えばすりぬけられるし
触れようと思えば触れることも出来る…

あれが原因なのかねぇ…？

こんにちわ。
一日中名言を探しまわってましたよ。
お蔭様で色々な場所で犬に吠えられるわ猫に鳴かれるわで散々でしたよ･･･

んー？よう、コーネリアスか。
暇な事やってんなぁ……。

そういや、昨晩人間が紛れ込んできたみたいだぜ。

ほぅ･･･それは興味深い･･･
この村に人間が来たのは何年ぶりでしょうな･･･
確か･･･

何年ぶりなんだ？
俺はもうあっちこっちを行ったり来たりでな…
各村の歴史なんか覚えちゃねぇよ。

集会場の隅っこに転がしてあるぜ。
見物でもするか？まあ、悪戯だけは止してやりなよ。

確か･･･貴方が着て以来だと思いますよ･･･
この方も魅入られてしまったのか･･･

できれば助けてあげたいが私にはそのような力はない･･･
主よ･･･彼を悪夢から助けたまえ･･･Amen.

げぇ…じゃぁ…えーっと……何年ぶりだ…？
…いつこの村に来たか覚えてないぜ。
まあ、生きている奴は生きたまま帰してやりたいよな。

でもこのおっさん、酒で潰れちまって起きやしねぇ…
それにこの村は１週間に１度しか出られないしなぁ…
どのみち直ぐに帰す事は出来んか。

まぁ、あんまり驚かさんよう気をつけねぇとな…

ええ･･･彼にも幸があらんことを･･･

彼もこのまま私たちが見えないのも可哀想でしょう･･･
見えないほうがいいのかもしれませんが意思の疎通を取れないことにはね･･･
少し裏で私たちの依代を作ってきましょう。
夕方までには完成させておきますよ。

おっ、それいいな。俺も手伝うぜ。
でも俺の分は必要ないぞ。
無駄に便利な身体になっちまったからな。

……あﾞー……頭痛てぇ……
ん？　あれ？

…俺こんなトコで寝てた、か？
…………うぉぇっぷ。

コーネリアスさん、私の分の依代もお願いしますね。
楽しみだな。

ふぅ･･･ギルバートさんが手伝ってくれたお蔭で早く終われました。
とりあえず人数分ありますのでご自由にお使いください。
神の御力により依代に入ると自動的に身体を形成しますのでどのような方でも使いやすいと思いますよ。

というわけでまずは私が･･･

（村長の娘 シャーロットは、コーネリアスの身体が形成されていくのを不思議そうに見守っている）

あ、ありがとう…
こうかな？

（村長の娘 シャーロットは、依代に憑依してみた）

（村長の娘 シャーロットの身体が形成されていく…）

…服も一緒に形成されるのね。便利だわ。

(ゴキ･･･バキ･･･グシャ･･･ゴフッ･･･)
･･･と、このように身体に合わせて依代が変化するようになっておりますので安心してください。

では、私は少し休憩させていただきますね･･･

（もしかして思い通りの服になれるのかしら？）
（うれしいな…どんな服にしようかな…）

（村長の娘 シャーロットは、生前気に入っていた服をイメージして再現してみた）

…この服、なつかしいな。
コーネリアスさん、ありがとう…

ん〜、いいねぇこれ。
俺も試しに入ってみるか？
久々に生身を体験するのも良いかもしんないしなぁ。

おお、すげぇ！
あの時のまんまだ！

ヒャッホーウ！

イッテテテテテ………。
そうだ、すり抜けられないんだった…
してやられたぜ…ドア使うの久々だな。

……はっ、な、　何で俺に毛布が掛かってるんだ…
どこにも人は居ねえのに…どうなってんだ、この村は…

……あ、いや、人の通った後があるな。
ああー、頭痛てぇ……

よーう、生身のオッサン。お目覚めか？
二日酔いみたいだが、生憎この村に薬は無いぜ。

うおっ！びっくりしちまったよ…
ああ……や、やっと村人みてぇなのが居た……
薬はねぇのか……、ああ、まあそれより何なんだこの村は。
廃墟は多いし村人はいねえし……そもそもどこなんだココはよ。

脅かしちまったか？悪い悪い。
俺もここの住人では無いから良く解らねぇんだ。
シャーロットならこの村の事を良く知ってるんだけどな。

えーっと…確か名言の村…？だったかな。
廃墟が多いのは気にするな。
あんた、名前は？何処から来たんだ？

あ、俺はギルバートって言うんだ。よろしく。

ギルバート、な。覚えておくぜ。
俺はケネスだ、まぁ村に帰るまで宜しくな。
俺はまあ、ボロボロに朽ち果てそうなあの村に居たんだが……
酒飲んでふらふらしてるウチにココに来ちまったんだよなぁ。
……にしても、変わった村だな(きょろきょろ)

……？
｡oO(な、なんだこの感触は……暖かさもねぇ……)

ああ〜、はいはい。あの村ね。
あそこも行った事があったっけなぁ…何時行ったかは覚えて無いが…

ま、本当に何にも無い村だがゆっくりしていってくれ。
（どうせ１週間は出られないんだしな……）

ほー兄さんはあれか、旅人っつーやつか。
見た目は若いがなかなか人生経験もあるんだなぁ。

……まぁ俺は家に帰っても酒を飲むばっかりだ、
酒とちょっとのつまみさえありゃ幾らでもゆっくりするさ。

…と、余所者の俺がこんな事言ったら怒られちまうかな。
井戸なら集会場の裏手にある。水はまだ生きてると思ったぜ。

食料は狩りに出なきゃならんけどな。
後でウサギのでも取ってきてやるよ。

はは、かれこれ八じゅ…あ、いや、八年くらいは旅してるな。

酒はなぁ…有ったか？ちょいと待ってな。
貯蔵庫を漁ってみる。

｡oO(食事が狩り！？おかしい、この村は絶対おかしいぞ……)
そ、そうか、えらくワイルドな村なんだなぁ……
まぁとりあえず水を頂いてくるとするか、
頭が痛くてかなわねぇ。

ほー、俺はのんだくれて12年だ。年数では俺の勝ちだな。

ああ、悪いなぁ、俺は酒がなきゃ動けんのだ。

（この村は既に廃村で、食料は全部腐りきってる…だなんて言えねぇよなぁ…）
（酒くらいなら、200年物のワインとかありそうだが…）

……ぷぁー。えらく冷たい水だな。
まあ二日酔いの俺にゃーうってつけだがな……。

にしても人気のねぇ村だな……

（そういや、この依代って姿が見えるだけで後は幽霊と何も変わらんのか）
（…食事しなかったりしたら疑われっかな？ま、そん時はそん時か）

っつーか、すっげー埃……年季入ってんなぁ…

｡oO(……うおっ、今気づいたが……
　　結構埃まみれなんだな……毛布以外。
　　さすがの俺でもここまでは汚さんぞ…）

ブランデーやら何やらと結構あるが……
飲めるのか？これ…。味見してみるか？

どうせここの村の奴は飲まないしな。
俺は酒は飲めないから、遠慮しとくぜ。

何だって！酒だと！
……この村の人は飲まんのか、勿体ねえ。
俺がしっかりと酒を供養してやろうではないか。

（そりゃー、みんな死んでっからな。飲めねぇだろ）
（俺も「飲めた」が、今はもう「飲めない」しな…）
（ま、ケネスにゃ解らん、か……）

え、えらく古い酒が混じって……(ぺっぺ)
ああ、ワインは飲めるな、いい具合じゃないか。

……おお、噂でしか聞いたことないような酒までありやがる。
なかなかいいじゃねぇか……

そうかそうか。そりゃ良かった。
ま、それだけありゃぁ１週間くらいは保つよな。
あんまりガバガバ飲むなよ？

おう、これだけありゃ不自由無く暮らしていけらぁ。
(薄気味悪い村だが、酒さえありゃなんでもいいや…)

（"見えざる者"にビビってた癖に、よく言うな…）
（ま、１週間したらここから出してやんねーと…）

そいつはまた大袈裟だな。
んじゃ、俺は食料でも狩ってくるかね…
夜中には戻るぜ。

アイッタタタタタ…
ええいこなくそ！慣れないもんだな…ったく。

酒と死なない程度の環境さえありゃ生きていけらあー
って、大丈夫かいギルバートさんよ……

慣れない……？
やっぱおかしいよなぁこの村……
まぁいいや、酒さえあればなー。

おや、そこのお方そんなところで寝ていると風邪を引きますよ。

ん？これらのお酒は･･･あぁ貯蔵庫にあったやつですね。
とりあえずさすがにもう無理そうな物は捨てておきますか･･･
後は果実もここに一緒においておけばいいでしょう。

ふぅ･･･さすがに黄色とか緑色しているお酒は飲めないでしょう･･･
カビが生えてるお酒とかは触るのすら怖かったですね･･･

さて･･･この方が寝ている今のうちに貯蔵庫にある腐った食品とかを一度すべて廃棄しておいたほうがいいですね。
もし見られたら大変だ･･･
･･･ギルバートさんの時の二の舞だけは避けねば･･･

うーん…俺の腕も随分とナマっちまったなぁ…
あれだけ時間かけて、たったの二匹とは…

若かりし頃が懐かしいぜ、全く…

おや、ウサギですか。
まぁ、二匹でも私たちには関係のないこと。
この方のお腹が膨れるのならそれだけでも十分だと思いますよ。

ま、それもそうか。
今の所人間はケネス一人だしな…
どうも「朽ち果てる村」って所の人間らしい。
帰り道に迷いこんじまったんだと。
まったく可哀想なおっさんだぜ。

所で、貯蔵庫で何やってたんだ？

なるほど、あそこの村は比較的近かったはずですからね･･･

あぁ食料品をすべて廃棄してきました。
昔の二の舞は踏みたくありませんので･･･

なるほどね…。
あの時は俺も度肝を抜かしたっけな…
ケネスもビビリ屋っぽいし…そう言う恐怖の種は排除しとかんとな…
言ってくれれば手伝ってやったんだが…狩りの途中で済まんな。

いえ、もともと腐敗して量があったわけではないので問題はなかったですよ。
それに私のとってきた果実だけでは足りるかがわかりませんでしたから。

そっか。コーネリアスは果物を穫ってきてくれたんだな。
肉と果物があれば、あのおっさんも暫くは平気だろう。

しかしシャーロットに調理してる所を見られると不味いんだよな…
あの子、凄く悲しむから…こっそりやらんとな…。
…やっても同じか……。

まぁ･･･調理しているものが出てきていると泣かれますね･･･
とりあえず食材はこれでいいとしてまずはこの集会所の埃を取ったり食器類を探索する必要がありそうですね･･･

そうだな…
俺は空き家を片っ端から当たって食器類を集めてくる。
それまでコーネリアスは掃除をしててくれよ。
戻ったら俺も手伝おう。

わかりました。
とりあえずこの部屋周りの埃から先に掃除しておきましょう。

ああ、頼んだぜ。
おっさんが起きないうちに済ませちまおう。

金属類は完全にイッちまってるだろうが…
フォークやナイフなんかは木を削れば何とかなりそうだな。

んじゃ、また後でな！

･･･こうやって掃除するのも100年ぶりぐらいですかね･･･

ふぅ…取り敢えずこんだけありゃぁ、不便しないだろ。
さって、俺は水拭きでもするか。

パパ…みんな…
どこへ行ってしまったの…？
独りじゃ寂しいわ…
みんなに、会いたい……

ん…？

どうした？お嬢さん。迷子になっちまったか？

迷子…そうですね…
私は迷子なのかもしれません…
会いたい人に会えなくなってしまったんですもの…

ところで…あなたは、誰？

俺？ギルバートって言うんだ。
君と同じ幽霊さ。…今は依代を使って実体になっているけどね。

この村からは一週間は出られない。
人間も迷い込んで仕舞っているから…君も依代に移った方が良いぜ。

君を取って喰おうだなんていう悪い幽霊じゃない。
あんまり怯えた眼で見ないでくれよ。

この村から出たら、君の探し人の手伝いしてやろうか？

より…しろ？それは…何？

……それに私は、幽霊なんかじゃないわ……

ん？違ったのか？
でも、出たり消えたりする…。
幽霊になって知識は沢山増えたが…
まだまだ解らない事が在るみたいだなぁ…

妖精？精霊？うーん…君こそ、何者だい？
俺は答えたから、今度は君の番だ。

…しっかし、肩が凝るよなぁ…実体ってのは。
今までこんな不便なモンに収まってたんだからな…

ギルバート……さん？

……だって、幽霊って、死んでいるんでしょう？

私は……

私は………

ああ……！

あ、う………っ

いや………！

………狼が………！

ふぅ･･･気づいたら屋根裏部屋まで掃除しに行ってましたが蜘蛛の巣が･･･
･･･おや、はじめましてかな？
私はコーネリアスと申します。
失礼でなければ貴女の名前を教えていただいてよろしいですかな？

（この子…死んでいる事に気付いていなかったのか…？）

おい、気をしっかり持ちな！

コーネリアス、のんきな事言ってる場合かよ！

ふむ･･･
さぁ･･･大丈夫･･･自分をしっかり持ちなさい･･･
貴女は誰ですか･･･？
自分がわかりますか？

いやあああああっ！！

私はあの人が狼だって…分かっ…たの…に……

伝えなくちゃ……みんなに伝えなくちゃ……

落ち着け！ここに狼は居ない！
君が言うみんなもここには居ないんだ…！


お、おい！コーネリアス！どうすれば良いんだよ！

落ち着きなさい！

貴女は今ここに居るんです！

落ち着いてゆっくりでいいからひとつずつ話していくのです･･･
さぁ･･･大丈夫･･･ここには私たちしか居ません。

あ…あ……私……

夜、ベッドで寝ていたら……
大きな影が…窓にうつって……

お…お…かみ…が……

それは怖かったでしょう･･･もう大丈夫･･･

自分の名前を覚えていますか？
自分の名前は言えますか？

（この子も狼に殺られたのか…）

そう、もう大丈夫だ…怖くない。

名前…君の名前は？

ギルバートさんその子を依代にお願いします。
私は水を入れてきましょう。

ああ、解った。済まないな。

私は、ニーナ……

パパがお医者で、私はその手伝いをしているの……
私もいつか看護婦として村のみんなの役に立ちたくて
いろんなことを勉強しているの……

さ、お嬢さんそちらの人形に入りなさい。

そしてこの水を飲んで落ち着くといい。

ニーナか…

そのパパの手伝いをしている時に、狼に襲われてしまったんだな。
…怖かっただろう。
ここにニーナのパパは居ないが…村の外には居るかもしれない。
しばらくしたら、パパを探しに行こう。な？

とにかく、今はこれに入るんだ。
人間が君をみて驚くかもしれない…

人形に…入る……？

きゃああああっ！！

初めての子にはちょっと刺激が強いんじゃないか…？これ。

大丈夫･･･ほら･･･目を開けて御覧なさい。
改めてはじめましてニーナちゃん。
私はコーネリアスと申します。
以後お見知りおきを･･･

大丈夫ですよ。
危険な代物ではないんですから。
それに身体がないまま暴走されるとあちらのお方にまで被害が出かねませんし。

よ、っと…。

まぁ、強い思念は危険な物も多いからな…。
とにかく、一段落はしたようだな…

？
どうしました？
何か顔についてますか？

あ…
何があったんですか……？

は、初めまして…コーネリアスさん…
それから、そちらの方は…？

ニーナはまだ依代の方が慣れてるかもな。
俺は三度も壁に突っ込んじまったが……

大丈夫か？ニーナ。

そちら･･･というと･･･
あぁ･･･あの寝ている方ですね。
ギルバートさんの話では迷子になられたそうで。
1週間ぐらいは出れないのでここに寝泊りをさせておこうと思いまして。

って、こちらはギルバートさんです。
貴女が危ないところを助けたんですよ。

（何だかイレギュラーな事態ばかり見せつけられてるな…）

俺はギルバート。のんきな旅人だ。
あっちで寝そべってるおっさんはケネスだ。

（まぁ、コーネリアスの言ってる事は嘘じゃぁ無いが…）
（うーん…取り敢えず不問にしておくか…）

危ない？…何のことですか？
それに、コーネリアスさんは
何故私の名前をご存知なんですか？

うーん……よくわからないわ……

ふむ･･･
では、逆に質問させていただきますが、貴女は自分が何者かわかりますか？

え？私ですか？
ニーナっていいます。初めまして。

父が医者をしていて、私は看護婦として手伝いをしているんです。
あ…血が繋がってない父なんですけど……

これから、よろしくお願いしますね。

ええ、これからよろしくお願いしますね。

(なるほど･･･狼やそこら辺の記憶は飛んでいるのですね･･･)

この村は基本1週間に一度しか外への扉は開かれないんです。
ですので少しの間こちらの滞在していただくことになりますがよろしいですか？

ん、よし…。
よろしくな、ニーナ。

（そういや、ベッドとかは完全に腐ってんだろうなぁ…）
（毛布やシーツだってボロボロだろうし…）

（しかし、何時まで現実を隠し通す気なんだか…）
（今はその方が良いかもしれないが…いずれ気付くぞ、この子は）

え？一週間に一度？
うーん…困ったわ…
何か大切な用事があったはずなんだけどな…

まあいいわ。しばらくここでお世話になりますね。

あっ…そうだわ。
皆さんいらっしゃるなら、お茶を入れなくちゃ。
それともコーヒーがいいかなぁ…？

給湯室はどこですか？

（ウサギ、二匹で良かったかもな…）

ああ、本当に何も無い所だが折角だしゆっくりしていきな。
珈琲豆なんてあったか？コーネリアス。

ええこちらこそ。

こちらに滞在している間にあったら私やギルバートさんを呼んでいただいて結構ですよ。
あと今は居ませんがシャーロットさんというこの村の村長の娘さんやミッキーさんという方も居られますので何かあれば言って下さい。

ええと･･･多分ないですね･･･
私は特に今はのどが渇いていませんので大丈夫ですよ。
それにお客様にそんなことさせるわけには行きませんしね。

ああ、俺も格別何か欲しい訳でもないから…畏まらずに。
水なら裏手に井戸があるから…其処から汲んで良いぞ。

っと、もう真夜中だな…
俺はそろそろ寝かせて貰うよ。

ニーナ、また明日な。
じゃ、コーネリアス。お先に。

（人間のフリってのも、結構面倒なもんだぜ…）

……(ふがっ)
あーまた寝てたか……ん、何か人が増えてるな。

あれあれ…おかしいな…
地図にはこの辺りには村はないはずなのに…
ううむ、いかん。完全にどこかで間違えたなぁ…
「ローマの道も一歩から」て名言のとおり、とりあえず何とかなると思ったのが間違いだったかな。

（しかし、人はいるのに、物がない村だな…
ここは、商売チャンス！？）

うはっ、なんかハゲチャビンが出てきた。
……え？この村が地図に無いって？

おや、おはようございます、といってももう夜ですけどね。
そこに果実がありますのでご自由にどうぞ。

そしてそちらの方は？

(･･･おかしい･･･この村に人がこんなにもくるわけがない･･･何があった･･･)

あら…水をくみに行ってる間に…
おやすみなさい、ギルバートさん。
初めまして、ベンジャミンさん。

これはこれは皆様。私、ベンジャミン商会という行商人でございます。なにかご入用の物がございましたら、何なりとお申し付けください。

＞おひげの男性
地図にない村があるわけありませんから、私の読み違いや道の間違いでしょうなぁ…

なるほど･･･ベンジャミンさんですか･･･

少し尋ねてもよろしいですかな？
どうやってこの村へ？

地図に…ない？
どうして？

ええ、今日…というより、昨日でしょうかな。
いつもとは違った村へも商売を広げてみようと思いましてな。○○村から××村をとおり、山を越えた△△村へ行くつもりでした。
山越えという事もあって、朝も暗いうちから出かけたんですが、どうもこれがかえって悪かったようで。

地図にないなんて…不思議な冗談ですね（笑）

俺はケネスっつーナイスガイだ、
もさもさしてるがきっと年は若い。
まあ宜しく頼むわハゲチャビンのおっさん。
とりあえず何かツマミでもくれや。

地図にねぇのは困ったな、村に帰れねぇと家賃も払えねぇ……

途中、眠くてボーっと歩いてしまったんでしょうなぁ…
山道ですから、転ばないように気をつけようとは思ったものですが、人間、なかなか眠気には勝てないようで。
気がついたらこの村が見えたのですよ。

……ココは本当に村なの、か？

＞地図にない
どうにも私、磁石も落としてしまったようできちんと確認はできないのですが、ボーっとしているうちに、きっと方向を間違えて違う山に登ったか、違うところに降りたかしてしまったんでしょうなぁ(笑）

村……でしょう？
ああ、でも…私もどうやってここに来たのか覚えてませんけど…

なるほど･･･それは災難でしたね･･･
何もない村ですが少し滞在するといいでしょう。

ええ、一応村ですよ。
名言の村っていう名前なんですが特にほかの村との交流も多くはありませんからね。

(これは少し大変な事になりそうですね･･･少し見回りをしておいたほうがよさそうだ･･･)

さて、申し訳ありませんが私は少し休ませていただきますね。
何かありましたら2階のギルバートさんにでも言伝ください。

そういえばここの給湯室…
お茶の葉もコーヒーも無いんですね…
ヤカンもお鍋も壊れてるし…
管理人さんはいらっしゃらないのかしら？

おやすみなさい、コーネリアスさん。また明日。
見回りなら、私もお手伝いしますね。
ついでにこの村に何があるか知りたいですし…

コーネリアスさん、おやすみなさい。わかりました、何かありましたらギルバートさんですね。

お嬢さん、お茶にヤカン…ご用意いたしましょう！！
というか、私も一息入れたいので、私物を出しますから。ご安心ください(笑）

いえ、ニーナさんはゆっくり休んでください。
お客様にそんな事させられませんから。

あっ…コーネリアスさん、行ってしまったわ…
おやすみなさい。

ベンジャミンさん、わざわざありがとうございます。
お恥ずかしいことに、私、ここに来る途中でお財布を落としてしまって……

いえいえ、かわいいお嬢さんとお茶をご一緒できるのに、お金を頂くわけには参りませんから。
お気になさるようでしたら、笑っていただけますか？
若い女性の笑顔に勝る代金はございませんから。

ありがとうございます…ベンジャミンさん。
そう言って戴けると、申し訳ないと思いつつも…
ついお言葉に甘えたくなってしまいますね。

ベンジャミンさんって、本当に方向音痴なんですね（笑）
お仕事するにも大変そうですね…

そういえばギルバートさんも、
あちこちにぶつかっていたような…？
あんなに身のこなしが軽そうな方が…

ええ、本当に、なぜか分らないんですけどもねぇ…
仕入れに行くのも売りに行くのも大変で…(笑）

ギルバートさん…ああ、二階におられるという方ですな。どんな方か、楽しみですわ

ああ、すいません、落ち着いたら眠くなって着てしまいました。
失礼して、ここのすみをお借りしますね。
おやすみなさい。

な、なんだかにぎやかなのだな。
獄潰しのミッキーとしてはちょっと追いかける話題が多すぎて大変なのだな。

しょうがないので今日は寝るのだな。

やだ、私…
ベンジャミンさんとお茶を飲んでいるうちに眠ってしまったみたい…
ごめんなさい、ベンジャミンさん…

あ…この毛布…
誰が私にかけてくれたんだろう…？
誰だかは分からないけれど、ありがとうございます。

それでは出掛けてきますね。
この村のことも知っておきたいですし…

人間が二人、か……。
本当にどうなってる…？この村は……

何か嫌な予感がする…

風の流れもおかしい……
そうだ、コーネリアスは…

外か？見て回るついでに少し探してみるか…

こんにちは…
人間の方がお二人、迷い込まれてしまったようですね…
何が起ころうとしているのか…少し不安です。

どなたかが集会所の掃除をしてくれたのですね…
きれいになってて嬉しいな。

ふぅ…結局原因がなんなのかは分からない、か…
何事も無ければ良いんだが……

あ、ギルバートさん、こんにちは。
どうなさいました？

（村長の娘 シャーロットは、朽ちたテーブルクロスを捨て、ほこりを払っている。花瓶等は幸い無事なようだ…）

ああ、シャーロット。

いや、この村に人間が二人も迷い込んでくるなんて異例だからさ…
一人来ただけでも、騒ぎになるんだからな…俺の時みたいに。

…何か、とてつもなく嫌な予感がするんだ。

（村長の娘 シャーロットは、朽ちた箒を見てため息をつき、イメージで依代から新しい箒を作り出した。
箒は手からは離せないが、依代の便利さを喜んでいる）

…そうですね。何が起きようとしているのか…

…きゃっ？

ギルバートさん…何でしょう？

何があっても、護るよ…シャーロットを。

ありがとう…ござい…ます。
ギルバートさん…

（ぱっと離れて）
……あ、悪い…。
馴れ馴れしい事をしちまったな……

（村長の娘 シャーロットは、顔を赤くしてうつむいている）

（小声で）…いえ…嬉しかった…です…

（村長の娘 シャーロットは、ドキドキしながら掃除を再開した）

（流れ者 ギルバートは、赤く染まった頬を掻いた。）
（何か俺の方が恥ずかしいじゃないか…）

ん…？…………。

（流れ者 ギルバートは、窓からの視線に気付いた…。）

こんにちわ、ギルバートさんとシャーロットさん。
由々しき事態になりそうです･･･
裏の結界が何者かに破壊された跡がありました。
これ以上人間が増えないように応急処置はしておきましたがそれもいつまで持つか･･･

あーっと…コーネリアス。外はどうだった？

ブッ壊されてるだって…？
この村を明るみに晒して何の意味があるって言うんだ…

一体誰がそんな事を……。

コーネリアスさん、こんにちは。

…そうなの…誰かが結界を破壊してこの村に入った…ということね…何もない、この村に…何の用なのでしょうか…

誰の仕業かはわかりませんが少し注意したほうがいいことは確かでしょうね。
私はもう少し見回りを続けてきます。

ああ……解った。
俺は集会場の周辺を見張っておく。

（これは、シャーロットから目が離せないな…）

私は…掃除を続けましょう…
私には、それくらいしかできませんから…

（村長の娘 シャーロットは、古く変色した窓ガラスを見て、どうしようかと悩んだ）

…交易商の風体をしておられる方…新しいものを持っておられるでしょうか…後で聞いてみましょう。