新米記者 ソフィー [...は、糸が切れたようにその場にずるずるとへたり込み、二度と動かなくなったボブの死体を見つめ…] とうとう…手を掛けちゃった…。アハハ…みんなもわたしも…とうとう狂気に飲まれちゃったのね…。 ――ねぇ、神様。何故人は…こんなにも残酷なことを思い付くんでしょう…。 もし、あなたが慈悲深い方なら… 我らが犯した罪を赦して下さるのでしょうか…? sicut et nos dimíttimus debitóribus nostris: Et ne nos indúcas in tentatiónem: Sed líbera nos a malo. [...は聖書に記載されていた祈りの言葉を呟き、天に向かって十字を切った。それはまるで誰かに救いを求め無ければ正気を保っていられない為の防御策を求めているような姿だった。] | |
(7)2006/09/23 00:16:33 |
新米記者 ソフィー [...は、シャーロットの行動を、ただじっと眺めていた。 既に息絶えた体に、切れ味の良いナイフか突き刺さる。切り口からだらりと流れるどす黒い液体と、鼻を突く鉄の匂いに思わず目を逸らす。 その後、ギルバートやラッセル達と交わす言葉に、そう言う見方も有るのかと、溜め息を吐きその場に座り込んでいた。] [と、耳を掠めるギルバートの言葉にゆっくりと振り返る。どうやら彼は、ボブの言っていた霊能者という能力者ならしい。死した魂から人か否かを判断できると語られる言葉に] (命を落としてから解っても…。でも目安にはなるのかな…) [そっと呟き、他の人達のやり取りをぼんやりと眺めていた] | |
(59)2006/09/23 01:18:55 |
新米記者 ソフィー [...は、他の人達の話をぼんやりと聞いていたが、ふと体が再び熱っぽくなっていたことに気付き、ふらつきながら立ち上がるとキッチンへと向かい、小さなボールに氷を敷き詰め、ミルクパンに少量のお湯を張り熱し、耐熱グラスにマイヤーズ、お湯、蜂蜜、スライスしたバターを入れ拡販したものをトレイに載せ] 取り込み中大変失礼致します…。ギルバートさんの話は大変興味深いのですが…わたし先に休ませていただきますね…。 [怠さがかなりピークに達した体を引き摺りながら、...は皆に挨拶をし、熱っぽさで頬が赤く染まっているのを下ろした髪で隠すように俯きながら、ホールを出て二階の階段を上り、自室に篭った。] | |
(70)2006/09/23 01:37:40 |
新米記者 ソフィー ――二階 自室―― [緩やかに解けていくバターに、ふっと安堵の溜め息を吐き、鳴り響くデジタル音に表示される数値を見ればめまいを起しそうになる。 スプーンでアルコールを蒸気に混ぜるように撹拌させ、静かに啜りながら、脳裏にこびり付いたボブの死体を追い出そうと頭を振る。悪循環が...の体を襲う] 気持ち…悪い…。 でも助けなんて…呼べないわよね…。わたし、気心を許せるほど、ここの参加者と接していない。 みんなは…それぞれ仲間が居る…。人狼だって…仲間が居る…。わたし…一人ぼっち…。一人で戦っていかなきゃならないんだ…。この先…。食うか食われるかの瀬戸際まで…。 [...は太腿にしまいこんでいた銃を、ホルスターごとベッドの脇に落とし、服を脱ぎ捨ててシーツの間に潜り込み…] 今日起こったことは、全て悪い夢…。そう、目が覚めたらいつも通りの日常で…エドワードが携帯にメッセージを寄せるわ。おはよう?ソフィー。今日は取材を休んでデートしよう?って… [...は酔いに意識を委ね、深い眠りへと*落ちていった*] | |
(79)2006/09/23 01:51:37 |
村長の娘 シャーロット [平静になった心に、自然に考えが浮かぶ] ギルさんは人だといいなと思ってた。 でも、おばけが見えるなんて…。他に同じような突飛なことを言い出す人がいなかったら信じてみようかな。 セシリアさんも――。もし人狼なら、女の子の格好をしてるかしら。変装してるってだけで怪しまれそうなのに。 少なくとも、ばらしてしまったコニーさんと仲間ってことはないと思う。。 トビーくんはすごく冷静なひと。私より年下なのに。 少し雰囲気が浮いてるのが…不思議。 だけど、人狼だったら、もっとうまくとけ込むんじゃないかしら。 みんなの雰囲気に。 少しだけ人っぽいって思っておこう……。 他の人は……全然わからない… | |
(105)2006/09/23 02:59:25 |
文学少女 セシリア ―自室― [昨日よりはゆっくりと眠れた気がする…。 少しだけスッキリとした目覚めにあな恐ろしや適応能力…でしょうか、と独りごちながら。シャワーを浴びてバスタオルで髪を乾かしていた所、ふいに鏡の向こうにいる自分と目が合った。ゆっくりと近づいて鏡越しに見つめあうと、眼鏡をはずして鏡の奥の瞳を覗き込み] …セシリア。 ここに来た目的を忘れるな…。 死にに来たんじゃない。生き残りに来たんだ。 人が死ぬとわかってて、それを覚悟で来たんだろ…? 弱いままだと自分が死ぬよ、だから…割り切るんだ…。 [諭すような口調で呟き、ぎゅっと強く目を瞑って深呼吸をするとゆっくりと目を開け対面する自分に薄くシニカルに笑んだ] …うん、それでいい。 | |
(159)2006/09/23 09:40:35 |
新米記者 ソフィー ―― 一階 ホール―― [すれ違うように見かけたラッセルが、心なしが喉を摩っているように見え、...は偶然ポケットに忍ばせていたオレンジ味の喉飴をそっとテーブルに置く。近くにあった紙を少しだけ拝借するように破り、サラサラと文字を綴り飴の下においた] (わたし以外に体調崩す人が居たらかわいそうだもんね…) [ペンを片付けながら顔にはふわりと小さな笑みを浮かべ、...はキッチンへ行き製氷スペースから氷を取り出す。ガラガラと派手な音を立ててボールに満ちていく氷の粒をひとかけら口に含み、気持ちいい…と呟く。 その様子を黙ってみていたのか。番組スタッフの一人が声を掛けてくる。簡単に現状を説明すると、医者を呼ぶから部屋に戻ってと言われ、...はその好意に素直に甘えようと、再び自室へと向かった。] | |
(165)2006/09/23 10:25:40 |
新米記者 ソフィー ―― 二階 自室―― [最後の方には駆け込むように部屋に滑り込んだ...は、ドアを閉めるなりその場に雪崩れ込むように倒れる。火照るように熱い体が悲鳴を上げる。] やっぱり…無理して…階段駆け上ったら…駄目よね…。あははっ…。 でも…誰にも余計な心配されたくないから……わたしなんかの為に… [呟くと同時に倒れこんだ...の体は、丁度訪れたスタッフと医者の手によってベッドに移される。 手際よく診察していく若い医師の姿に、ぼんやりとかつての恋人の姿を重ねてしまい、ぽろぽろと涙が零れる] 『何処か痛い所がある?』 [優しく尋ねてくる医者の問い掛けに、ふるふると首を横にし、このままこのゲームに留まりたい旨を伝えると、医師は渋い顔になったが、体的にはゆっくり休めば良くなるものだからとだけ告げた。その言葉に...は安堵の溜め息を漏らし、手をなぞる鋭い痛みと共に注入された栄養剤を見つめながら、何時しか深い眠りに*落ちていった*] | |
(177)2006/09/23 11:24:51 |