新米記者 ソフィー [...は、繋いでいたローズマリーの手をそっと離し、ゆっくりとトビーに近付き、唇を噛んだまま苦しそうに声を上げ…] ごめんなさいっ…本当はこんな事をしたくは無いんだけど…。でも、わたし達が生き残る為にはこうするしかないと思うの…。 わたし、すぐ感情に左右される人間だからあなたのようなタイプの人間って凄く怖い…。もし、人狼だったら絶対に勝てそうに無いもの…。 だから、危険な芽は早くに摘み取ってしまいたいの…。 [そう言うとゆっくりと太腿から銃を取り出し] もし、あなたが人間なら…。天国でわたしを責めて? その許可は喜んで与えるから…。 [すっと両手で銃を構え引き金に指を掛け] おやすみなさい…良い夢を… [人差し指に力を込めた] | |
(8)2006/09/24 00:21:24 |
新米記者 ソフィー ――回想 二階 ローズマリーの部屋―― [部屋に着くと、先に来ていたラッセルの姿が見える。恐る恐る彼の背中越しに部屋の中を覗き込むと、鮮血の朱と、立ち込める血の匂いが病み上がりの...の体を襲う。そしてゆっくりと視線を動かした先には…ベッドに横たわっている変わり果てたローズマリーの姿があった] え…うそで…しょう?だって!…ついさっきまで一緒に居たのに!何で…血だらけになってるの?…ローズ…っ… [よろけながらも彼女の側に行って手首を掴む。その手はまだ温かく、まるで今すぐにでも起き上がって来そうな位だった。 ...は僅かな望みを抱きながら、人差し指と中指で脈を探す。しかし手首からは刺激は感じられず、続いて首筋に指を当てるが、やはり刺激は感じられない。] ローズ!しっかりしてよ!まだ生きているんでしょう?!女は出血に強いんだから…まだ助かる可能性もあるんだから!ねぇ!頑張ってよ!返事をしてよ……ローズ! | |
(107)2006/09/24 12:50:06 |
新米記者 ソフィー [...はローズマリーの手を握って強く揺すっていたが、手を離すとだらりと力なく落ちる腕を見つめながら] …わたし…信じないから!あなたが死んだなんて…信じない!だって生きて帰るんでしょう?そう決めて居たんでしょう?だったらなんで…こんな所で横たわってるのよ!起きなさいよ!ねぇ!起きて謝ってよ! びっくりさせてごめんね?って言ってよ! [泣き叫びながら手を揺すっていたが、静かに近付いてくるラッセルの姿を見て…] ねぇ、オチは王子様のキスで目覚めって設定なの?…それでもいいけど…彼にだけはちゃんと謝って……。 そして明日の朝でいいから、皆に謝ってよね?心配かけてごめん!って…。 わたし…待ってるから…元気な姿を見せてくれるのを…待ってるから… [涙を手の甲で乱暴に拭うと、ラッセルの邪魔にならないようにそっと立ち上がり、...はローズマリーの部屋を出て自室へと向かった] | |
(108)2006/09/24 12:50:27 |
新米記者 ソフィー ――回想 自室―― [あまり眠れないまま夜明けを迎えた...は、かすかな物音に気付き部屋を出ると、丁度スタッフがローズマリーの部屋から彼女の遺体を運び出す所だった] あのっ…やっぱり彼女は… [その続きの言葉を告げられず、...は込み上げてくる感情が吐露してしまわないように必死に口許を押さえて運ばれていく様をじっと見ていたが] 玄関まで…見送ってもいいですか? [スタッフに無理を承知で頼み込み、僅かな距離をすっかり冷たくなってしまった彼女の手を握り、歩いていった。] [そして出入り口の前まで来ると、小さな声で祈りの言葉を述べ十字を切ると、首に掛けていた小さなロザリオをそっと乗せ] せめて…埋葬した場所だけでも…彼に…ラッセル・クロフォードに教えては戴けないでしょうか?彼と彼女は…掛け替えの無い存在だったようですので…。 [お願いいたします、と頭を下げ何とか配慮してもらうように漕ぎ付けると、建物を出て行く彼女の最後の姿を、...は静かに見送った] | |
(109)2006/09/24 12:59:54 |
新米記者 ソフィー ――二階 ローズマリーの部屋―― [主の居なくなった部屋に足を踏み入れた...は、泣きつかれて静かに眠るラッセルを見遣り、ふっと溜め息を着きながらブランケットを取り出してきて] わたし…何故か君には嫌われているようだけど…。嫌いな奴から情けを掛けられるのは嫌かな? でも…風邪…引いちゃうわよ…。あなたが風邪を引いたら…ローズが心配しちゃうでしょう? 本当は…あなたの事なんて放っておけばいいんでしょうけどね。 [くすくすと困ったように笑い声を上げながら] わたしもね…ローズの事が好き…。だから彼女には余計な心配はかけたくない…。あなたの身に何かあったら…ローズが悲しんじゃう。だから…わたしの好意お嫌かもしれないけど…受け取って…。 [寒さを感じないように彼の体に巻きつけるようにブランケットを掛けると、...は静かに立ち上がり自室へと戻って行った] | |
(110)2006/09/24 13:13:24 |
文学少女 セシリア ―自室― [ベッドについたが眠気が訪れることはなく夜が明けるまでただじっと何もない天井を眺めていた。朝日の眩しさに目を遣ると鏡に正反射した光と少しだけ疲れた自分の姿が映っていて、目を細めたまま鏡の中の自分を見つめていたが小さく肩を震わせはじめ] ――…っふ…… …は……はは、あはははははっ [突如声をあげて笑い、同時に涙が溢れ出てきてくしゃ…と両手で前髪を掴み両手で目を覆い] ……オカシイな… トビー君を殺して、ローズさんが殺されたのに… すごく、悲しい…のに… ――同時に、嬉しいんだ… 殺したトビー君が…人狼だったことが… 死ん、だのが…僕じゃなかったことが… まだ、今日生き残れてることが… …そっか…こうやって狂ってくんだ… きっと…終わる頃には何も…感じなくなって… [苦悶の表情を浮かべ、覚悟していた筈なのに…と口の中で噛み殺すように呟いた] | |
(111)2006/09/24 14:44:26 |
文学少女 セシリア [涙を服の裾で強く擦って拭うと、起き上がって身支度を整えた。鏡に映る自分は女ではなく、だけど男にも見えない中途半端なもので…その滑稽な姿に自嘲の笑みを浮かべながらテーブルにあった銃を手に取る。] …練習、しなきゃ…。 まだ、狼は1人いる…。 [銃の隣に置いてあった単語帳を開く。 単語帳に綴られた"I survive."の文字を繰り返し口の中で呟いた。 ――生き残る。生き残ってやる。 その為にはどんな手段をも使う覚悟で来た筈だ。自分の非力さを理解していない程愚かではなかったから、無様だと判っていても女を装うことだってした。何度も繰り返して自分に言い聞かせると、銃を片手に*地下射撃場へと向かった*] | |
(113)2006/09/24 14:57:53 |
新米記者 ソフィー ――キッチン―― [ろくに食事をしていないのだが空腹を覚えず、ただ、何かに縋りたい気持ちで...が手に取ったのはシェイカーと数種類の酒だった。 シェイカーに氷を入れ、ブランデー、オレンジキュラソー、グレナディンシロップ、卵黄を入れ強くシェイクする。程よく混ざった物をグラスに注いで、...はグラスだけを持ちホールに向かった] [生前、ローズマリーがよく座っていた席に腰掛、軽くグラスに口を付ける。甘く濃厚な液体が口内を満たし、緊張を解くように食堂を通り胃に流れていく。 グラスに反射する日の光。キラキラと輝くカクテルは、決してこんな昼間から飲む物ではないと窘められそうだが、今の...には、思い出とこのカクテルに頼るしかなかった] ねぇマリー…あなたならこのカクテルの意味、解るわよね…。 あなたが居なくなってから気付くなんてね…。運命ってホントいじわるよね…。 | |
(117)2006/09/24 15:12:27 |
新米記者 ソフィー ――地下 プール―― [脱衣室でヒールだけを脱ぎ捨てると、...は足裏に伝わるひやりとした感触を楽しみながら出入り口へと向かう。] へぇ、地下にあるのに、天窓があるから昼でも明るいのねぇ…。こんな施設もあるならもっと早く足を運べば良かったわ…と言っても、熱があるのに無理だけどね…。 [苦笑を漏らしながらプールサイドを静かに歩く。消毒薬の匂いが鼻をくすぐり、たぷんと波打つ音にストレスが少しずつ流れていきそうな気分になった。 ふと歩いていると、プールサイドに何か山盛りになっているものが見え、不審に思った...は、小走りに近付いた。] あれ…?人?って…コーネリ…アスさん? コーネリアスさんよね?だっ大丈夫ですか? [...は横たわっているコーネリアスを抱かかえ、声を掛けた] | |
(131)2006/09/24 17:31:22 |
吟遊詩人 コーネリアス [心配そうに声をかけてくるソフィーに対し、] 昨晩、たまたまここにプールを見つけて、泳ぎたい気分になったのですが、やはりひとりで泳ぐのは怖くて・・・ それで、せめてプールサイドで水に触れていようと思ったのですが、足を滑らせてプールに落ちてしまいました。 そして溺れかけてなんとか上がったんですが・・・・・ あははは。 カッコ悪いですね。 身体も動きませんし、杖もどこかになくしてしまいましたので、ひとりで途方に暮れているところでした。 ソフィーさんに来て頂いて本当に助かりましたよ。 ありがとうございます。 [ソフィーの手を両手で包み込むように*握った*] | |
(135)2006/09/24 18:23:10 |
新米記者 ソフィー [...は不意に手を掴まれて、少し驚いたようにコーネリアスの顔を見た。その直後聞こえた声がしっかりしていたことに安堵する] よかっ…た……。また犠牲者が出たかと思ったじゃない…。でもまたどうしてこんな所に… [緊張の糸が切れたように声を震わせる...に、コーネリアスはこの場所に来た理由を簡単に説明する。それを聞き、...は、手を握り返し] ずぶ濡れのままここに居たら風邪を引いてしまうわ。取り合えず私が肩を貸しますので…部屋に行って着替えましょう? あなたの部屋番は…あら、私の隣なんですね。9号室…。じゃぁ、いいですか?立ち上がりますよ? [わきの下に両腕を差込み、抱き支えるようにコーネリアスの体を起こすと、彼の腕を自分の脇に挟み、ゆっくりと歩き出した] | |
(136)2006/09/24 18:31:53 |
新米記者 ソフィー ――二階 コーネリアスの部屋(9号室)―― [時間をかけてコーネリアスの部屋に辿り着いた...は、服の着脱を手伝いシャワーを浴びる事を勧める。そして身支度を整えたコーネリアスの額に手をあて、熱が無いか確かめる] 昨晩からあんな場所で濡れたままいるなんて…風邪でも引いたらどうするんですか?何でまた誰にも声を掛けずに…確かに信用できないのは解りますが…。 でも余りにも無茶苦茶な行動です! [額から手を離し、ほっと溜め息を吐きながら小言を言うように呟く。そんな...の態度をどう思ったかは知らないが、コーネリアスは静かに笑みを湛えているだけだった。 そんな姿を見て...は、呆れたように肩を落とし手を差し伸べ] 良かったらホールへ行きませんか?冷えた体を温めるような飲み物、わたしで良ければ作って差し上げますから。 [一階へと誘った] | |
(138)2006/09/24 18:40:38 |
新米記者 ソフィー ―― 一階 ホール―― [コーネリアスの手を腕に挟んだままホールに来た...は、コーネリアスをイスに座らせた後、キッチンへと向かった。食事の準備をしているセシリアに軽く挨拶をして、保管庫から紅茶缶を取り出しポットに入れ、熱湯を注ぐ。ミルクパンに牛乳を入れ温めて置き、大き目のマグカップに濃く出した紅茶を注ぎ、蜂蜜を溶かした後温めた牛乳を注いだ。] あ、良かったらセシリアも飲んで? [傍に居たセシリアにも同様の物を作ると、...はトレイにマグカップを乗せてホールへと向かった] お口に合うかどうか判らないけど…飲んで? [...はコーネリアスの目の前にマグカップを置き、右手をそっと取り、取っ手部分に指を*触れさせた*] | |
(140)2006/09/24 18:48:42 |
吟遊詩人 コーネリアス ―自室→1階広間― 暖かい飲み物ですか・・・・ そうですね、皆さんとお話もしたいですし、お言葉に甘えさせて頂きます。 もう少しだけ、こんなわたしにお付き合いさせてしまいますが、よろしいですか? [ソフィーは叱りつけるような心配するような・・・それでいて優しい声で返事をすると、そのまま引きずられるように1階に連れて来られた。そして勧められるままに席に付く。] 紅茶ですか・・・・嬉しいですね。 [マグカップを手に取り、火傷しないように慎重に唇を付けて少しずつすすり込む。] 濃厚な感じと甘味が丁度良くて、美味しいですね。 ああ、表現するのが下手で申し訳ありません。 身体が温まって、止まっていた活動が再開するようです。 | |
(141)2006/09/24 19:07:52 |
文学少女 セシリア [ナサニエルの言葉を聞きながら苦笑を浮かべ] はい…いい人…でした…。 そうですか…?さっぱりとされた方でしたけど… 警戒されているようにはあまり見えませんでした。 [視線を床に落としてタイルの割れ目を見つめ] トビー君も悪い人ではなかった… 死ぬ、間際の…あれが人狼の本心…でしょうか…? 笑っていても、心の中ではずっと憎しみを抱いてるんでしょうか… もう1人の人狼も…見た目は僕らと変わらないのに… …僕…は、今日ずっと誰がもう1人の人狼なのか… そればかり考えていました。誰を、信じて…誰を殺すのか。 …今も考え続けています。もう…それしか考えれないのかもしれません。 [寂しそうに笑みを浮かべると、冷蔵庫を探っている様子に] …パスタ作ったんですけど、食べられますか? | |
(154)2006/09/24 22:24:40 |
吟遊詩人 コーネリアス わかりました。 ですがラッセルさん・・・・・。 悲しみが鎮まったら、いえ、そんな言葉すらわたしからかけるべきではないのかもしれませんが・・・・ できることなら、暴走することのないように・・・・・ [少しずつ話し始める。] 最初に、わたしがこの不思議な力に気付いたのは、ここを訪れた日。 初めに挨拶をしたのはラッセルさん・・・・・あなたでした。 不確かなイメージが流れ込んできました。 それが定着したとき、光が・・・・見えました。 爽やかな光、何故だかそれが・・・・ ラッセルさんが人間だと確信を持てたのです。 皮肉ですよね、何も見えないはずのわたしに・・・・・・ わたしにしか見えないものが見えるなんて・・・・ | |
(165)2006/09/24 22:57:29 |
学生 ラッセル ……どうして昨日、唯一外に出て居た能力者……「霊能者」ギルバートさんを、人狼は狙わなかったんだろうね?……俺がいちばん引っ掛かってるのは、そこだ。 ギルバートさんは、トビーを人狼だと告げた。それは人狼にも分かってたはず。……ならば自分の仲間の数を知られないよう、人狼はいちかばちかで狙ってもおかしくないよね? ……なのに人狼は、それをしなかった。 なんで、襲えなかったんたろうね? 護衛されていると考えていたから? ……それもあるかもしれない。 だが…………… もし人狼が、霊能者を……いや……「ギルバートさんを」殺せなかったとしたら………?おそらくローズさんを食い殺したのは、おそらく「人狼の心が痛まないから」。 ならば、人狼は……… | |
(200)2006/09/24 23:45:34 |