学生 ラッセル ―部屋#4:再び、ベッドの中― [ラッセルは、悔恨の中で目を閉じて居る。] ローズさん……ごめんね…… ねえ。あなたが、ここに居たら…… [そっと手を伸ばして、ローズマリーの居場所を探ろうとする。――まだ彼女は“此処”にいる。――ギルバートの言葉が、頭の中で聞こえたからかもしれない。] もしかしたら、俺にもローズさんの声が聞こえるかな…?でも、もしかしたら無理かもしれないね?だってマスターさんのことが、忘れられないんでしょ?……なんてね。嘘。ただのヤキモチだからさ。 [目を閉じたまま一筋の涙を流して、呟いた。] ……こっちに、来てよ。まだ話し足りないんだ。 今までのことも、これからのことも。いろんなこと話したいし、あなたのいろんなことを知りたい。 ねぇ……ローズさん……? [涙が幾筋にもなって、零れ落ちる。枯れないそれと悲しみを実感しながら、ラッセルはいつしか*眠りについていた*……] | |
(70)2006/09/25 03:19:42 |
新米記者 ソフィー ――回想 セシリアの部屋(5号室)―― [...が駆けつけると同時に中から聞こえたシャーロットの声。その声の激しさが、セシリアがどういう状態で発見されたのかが容易に想像出来た] セシリア?セシリア!大丈…夫……きゃっ…! [覗き込むようにして部屋の中を覗いた...の目に飛び込んできたセシリアの無残な姿に、...は思わず上げそうになった悲鳴を、口を覆う事で何とか押さえる。しかし、震える体は全身で恐怖を訴えていた。] 酷い…これが…人狼の…力? [剥き出しになった白い骨と内臓。血だらけの室内。明らかにローズマリーの時より残酷さを帯びた遺体に、...は込み上げてくる物を感じ、逃げるように自室へと戻っていった。] | |
(106)2006/09/25 20:50:22 |
新米記者 ソフィー ――回想 二階 自室―― [乱れる呼吸を整えるように、急いで部屋のドアを開け中に入ろうとすると、足元で感じたかすかな違和感。室内灯のスイッチを入れると、そこには一枚の白い紙がひらりと落ちていた。] あら?何かしら… [躊躇うことなく取り上げると、そこにはかなり乱れた文字が並んでいる。...はそれを一字ずつ読み上げていっていたが、ある瞬間からくすりと口許に笑みを浮かべ、丁寧に紙を畳み始めた] ふ〜ん…やっと気付いたんだな…。 随分と遅かったじゃねぇか…なぁ?ヘレン? [...は可笑しそうにケラケラと笑いながらドレッサーの前に行き、鏡に移った自分の顔をそっとなぞりながら] さぁて、役者は揃った事だし。The Rolling-Over Showのクライマックスの幕開けだなぁ。 最高に素敵なSHOWになるか…腕の見せ所って所か? [喉の奥で笑いを堪えるようにクッと喉を鳴らすと、…はナイフを取り出し、自らの髪を掴んでばっさりと切り落とすと、窓辺に寄り添い、*月を見上げた*] | |
(108)2006/09/25 21:03:50 |
冒険家 ナサニエル [ソフィーの言葉に、無感情を装っていた表情が不意に歪む。 努めて元に戻そうとするが、それは成功したとは言えず] 命を安く見ている…? そんな罵りをあんたに言われるとはな? …生き延びることを放棄してるあんたに。 …あんたは自棄になってる。 何であんたがここに呼ばれたのかまでは知らん。ただその様子やと、それに値する苦しい思いをしたんやろ。 最初は軽い気持ちで傍観しとるだけやった。頑張って生き残れ、なんて心の中で呟いとった。 でも…今は違う。なんでこんな風に思うのか、自分でも分からん。 [じっと目を見据えて] 俺は… あんたに死んで欲しくないんや。 どうしても。 | |
(131)2006/09/25 22:58:14 |