人狼審問

ああ。
…ありがとう。下らない話だがな。

[ そう言って微笑む様子は少し儚げか
　後の言葉には僅かに首を傾げ ]

ふむ。そうか？
俺様よりも上手いものは幾らでもいるぞ。

下らなくは無いだろ？
話を聞くのは好きだからさ。

[もっと上手いものがいると聞き]

そうなんだ？
俺、楽器とかぜんぜんだから、弾けるだけですごいって思うけどな。
コーネの音はいい音だよ。それだけは分かる。

今日は遅いから、また明日にでもな。

[ そう言う様子は子供に語るようでもあり ]

褒められて悪い気はしないな。
有り難く受け取っておこう。

[ 眠る者を起こさぬように
　静かに爪弾く旋律は安らかなもので ]

ナサニエルは旅をしているのだったか。
お前の旅の話も、聞いてみたいものだな。

[言われて時計を見て]

あ、こんな時間だ。じゃあ、明日にでもね。

[聴こえる旋律に耳を傾けながら]

俺の旅の話…？それこそ面白くなんか無いぜ？
でも、いい思い出もあるから…
いつか、ね。

全く、互いに夜更かしが過ぎるな。
体調を崩すなよ。

[ 奏でる手は留めずにそう告げて ]

お前が話したくなった時でいいさ。
俺様も、話を聞くのは嫌いじゃない。

ああ。いつか、な。

[ 唇の端を上げて笑みを返した ]

[夜更かしが過ぎるといわれ苦笑して]

本当にね。
じゃ、俺は休む事にするよ。
コーネも無理はしないでくれよな？

うん、いつか、ね。

それじゃ、おやすみなさい。

[...は、そういうと自分の部屋に*戻って行った*]

うむ。解っている。
お休みだ。

[ 頷いて足音の去る方を見送り
　曲も終わりに近付けば徐々にその手を緩め ]

いつか、か。

[ぼんやりと、自分の部屋で目を覚ます。]

……切欠

[呟く声はそれを待ち望むようで……
そして恐れるようで。

そういえば外が騒がしい。アレがまた探してるのか、そう溜め息ひとつ*溢した。*]