人狼審問

［ニーナをじっと見つめ］
……それで……セシリア様も、ギルバート様も？
そんな……だって、ニーナちゃん……

［言葉に詰まって泣き出した］

あたしはずっと、あたしだよ。
乗っ取られたりしない。
そんなことされたら、先生が真っ先に気づくじゃない。

ああ、先生には会いたかったなぁ…
[手のひらを見やり]
先生ごめんなさい。
感謝してます。人を助けたかったのも本当です。
でも、ただ、人の血が飲みたくてたまらなくなったの。ある日突然。
先生に、治して欲しかった…

いつからだ……本物のニーナは、何処にいるんだ…？

目覚めだな…。
人狼の生きた証拠…。
またどこぞの馬鹿が欲しがりそうな情報（ネタ）だな。

[...ニーナの言葉に、軽く首を傾げる]

･･･ああ、一瞬で死なせる方がいい、って言いたいのね。

違うと思うわ。
それは殺される方はその方が楽でしょうけれど･･･ニーナ、貴女も、その方が楽でしょう？

殺すと決めて毒を飲ませた相手を、じっと見守って待つ･･･私たちが、楽しいと思う･･･？

先生も、両親も、何も人狼には関係ありません。
それだけは誤解しないで下さい。

3人に伝えて下さい。
「今までありがとうございました。先立つ不幸をおゆるしください。健康に気をつけて、長生きして下さい」

[くすりと笑った]

残されるものの悲しみを、エッタちゃんに味わせなくてすんだことはお礼言うね。

バイバイ。

[ひらりと手を振って、部屋へと戻った]