人狼審問

[ポトフでも作ろうかと考えつつ、とりあえずネリーに温かい飲み物でもと思って。

かちゃかちゃと小さく音を立てながら甘めのミルクティーをいれる。]

はい。
他のものがよければ入れるけれど。

[自分の分のカップを片手に。]

冷やし中華がしょっぱくて酸っぱいのは汗と涙の味なんだよ、きっと。

[シャッターの音が短く鳴る。
カメラは構えたまま、予想外の返答にきょとんとして、
入り口の段差に足を取られて、鈍い音。
Cafeberの扉に頭をぶつけて尻餅をつけば、やはり一度きょとんとしてから笑みが漏れる]

…はは。そっか。ミルキーか。
ありがとう、覚えておくよ。
うん、ミルキー。甘くて俺も好きだ。懐かしいな。

[恥ずかしそうに顔をそらしたナサニエルにふっと目を細めた]

[賑わいに目をぱっちりと開け身を起こす。
良い夢を、見た気がする…。
悪い夢より質が悪い。

店内を見渡せば、以前会った黒い珈琲牛乳の人も目にとまる]

みんな、おは…こんばんは。

興味、ね……

[そんなもんかな、と呟き
　カウンターに肘を乗せ頬杖をついて]

……興味の沸くモノなんて無いから判らないけど。

[手の中のグラスに視線を落として呟いた]

[目の前に置かれたカップを見れば、身体を起こし、レベッカに向け"ありがとう"と唇を動かして。
混ぜ合わされ、まだ僅かに揺れる表面を何と無しに見つめ]

他の…、よく、解らない。
でも、あの淡い黄色の飲み物は、綺麗。

[冷たいけど、と付け加えてから、カップを手に取ろうとして。
外から聞こえた鈍い音に、目を瞬かせた]

[派手な物音に振り返れば扉に映る影には見覚えがあって]

……何してるんだか。

[メイの声に片手を挙げて挨拶にかえ]

…ええ？…それって、凄い嫌だ。

［小さく呟くも、響く鈍い音にまだ照れの若干引かぬ表情で苦笑しながら手をさしのばして］

…なにやってんの。大丈夫？

［カメラ平気？と尋ねながら］

[ああ、レモネード。
ほっともできるけれど、グラスじゃないから綺麗じゃないかしら。]

そうね。
ほしいならあとでいれてあげる。

[鈍い音になんだろうと扉に視線を向けて、ネリーが扉に向かう様をただ見つめる。]

私も余りそういうものは無かったけれど……
一度得てしまえば悪くはないと思えるわよ。

［小さく肩を揺らしたのは笑ったのか。
扉からの物音にきょとんとした顔でそちらを見て］

[ミルクティーを自分で入れるレベッカを見て]

マスター、まだ居ないの？

[さすがに、嫌な予感を感じずには居られなかった]

[レモンソーダとレモネードの違いなんて、少女にはよく解らなくて。
うん、と一言答えれば、扉を細く開け]

…どうしたの？

[尻餅をつくグレンと、それに手を差し伸べるナサニエルの姿に、首を傾げた]

[ぶつかった時のはずみだろうか。
寄りかかっていた扉が開いてぱたりと仰向けに倒れた。
そのまま店内を見上げれば、いつだったか、ブラックに爆笑していた少女と目が合ってへにょりと微笑んだ]

こんばんわ。

[はにかめば、視界の端に映るは差し出された手]

お、さんきゅー。
なにやってんだろうなぁ。
ああ、平気平気。頑丈じゃなきゃあ長年連れ添えないさ。

[ナサニエルの細い手をしっかり取って、立ち上がった」

[ステラの言葉に振り返り少しだけ顔を見つめ
　無かったけれど得てしまえば、と言うからには
　恐らく其れは得た者の言葉で]

……見つけたんだ？