人狼審問

おおー、キミが牧場の半ズボン君か。
キミのことは、ママンからの手紙でいろいろ聞いているよ。
いつも、ママンが世話になっているね。

私ですら、ママンにはなかなか近づきたくなくて宿に泊まってるぐらいなのに。
キミはホントに良くやっているよ。うん。

それよりさ、ヒューのおっちゃん、何か楽器できないの？今、村興しのために楽団を作ろうと思ってるんだよ。

ほんとに、デボラばーちゃん元気なのはいいんだけど…。
そうか、それでさっきボクの一撃をあっさりかわせたのか。納得。
でも、おねーちゃんのいたずら書きは消しといてあげてよ。かわいそうだよ。

楽器か。
趣味の範囲でなら、なんでも一通りは触ったことがあるよ。

逆に、楽団で穴が空いているパートはどこなんだい？

まだ誰もいないから、好きなのできるよ！
でも、ドラムが出来るんだったら、それになっちゃう可能性は高いかな。

バカテクのコミックバンドとか受けると思わない？

ママン直伝の、安眠のおまじないなんだが。
しかし、知らないうちにやったら、嫌がるというのも分かるね。

よし分かった。消そう。
それそれ。ゴシゴシキュッキュと。

[...は、真っ白なシルクのハンケチで、ネリーの額の文字を消した]

あっ、いけない。ボク用事の途中だったんだ。
ヒューおじちゃん、よかったら後で牧場に来てね。

納屋を改造して練習スタジオにしてるから、好きに使っていいよ。

じゃーね

ほう。バカテクコミックバンドか。
いいね。いいね。

ドラムなら、喜んでやらせてもらうよ。
ドラムセットなくても、大小様々な皿とか茶碗とか並べてやってもいいね。

そーれ、ちゃんちきちゃかぽこ♪

[ネリーは額がなんだかくすぐったいような気分になって目を醒ました。]

ん……ばあちゃん、何があったの？え？マジ？！

おっさん、寝ているあたしの額に触ったらしいね？

強制わいせつ者はおしおきしないとね？

[ネリーは指を鳴らした。]

あれ、半ズボン君がいなくなった。
ヒュー君悲しい。

しかし、腹が減ったな。
飯でも食うか。

[...は、背を向けているので、ネリーの発言に気がついていない]

はー？無視すンの？

[ネリーはスカートも気にせずヒューバートに向かって飛び蹴りを繰り出した。]

ぐはっ！？

[...は、ネリーの飛び蹴りをまともに食らって、ふっ飛んだ]

[ネリーは倒れたヒューバートの上に足を乗せた。]

とんでもない真似してくれたじゃないの。
いったいココに何しに来たの？

いきなり背後から飛び蹴りというのは、挨拶としては、とても珍しいと思うのだけど。

ま、アレだな。元気なのはいいことだ。うん。

[...は、やれやれと苦笑している。]

ちなみに、私が目をそらしている間に、その脚線美を降ろして欲しいね。
スカートで、そういうことをするもんじゃない。

ちょ！

[ネリーはスカートの裾を押さえて真っ赤になった。]


……見て、ないでしょうね？


[ネリーはそのままヒューバートの背中を睨みつつそろそろと足を下ろす。]

神と精霊とママンと、もひとつ妖精に誓って、見てないよ。
だからご安心を。お嬢さん。

[...は、立ち上がって、わざとらしく埃を払って見せた]

ふう。
女性に踏まれる趣味を、私は持ち合わせていないんだけどね。

なかなか貴重な体験だったよ。はっはっは。

[...は、茶目っ気たっぷりにネリーに微笑んだ]

[ネリーはフンと鼻を鳴らした。]

踏んだのは、悪かったわね。

[そう言ってスカートのポケットから飴を取り出す。]

埃で喉、やられてない？
ここ数日村長が帰ってきてないのよ。

なるほど。キミは優しい娘なんだね。

私はヒューバート。
この村の人間には、デボラの息子で通じるかな？

貴女のお名前を伺ってよろしいですか？お嬢さん。

[...は、ネリーに対して、優雅にお辞儀をした]

『貼っても貼っても作業が終わらないのよー』

この教会のステンドグラス大きいものね。
買いだめしたセロファンで足りるかしら。

『そういうのはやり始める前に確認してほしいのよー』

きっと何とかなります。主の御心のままに。

終わりそうもないから昼食に出かけてこようかしら。
ローズマリーさんのところに行きましょう。

シュテルさん、あとはお願いしますね。

『これで休めるのよー…』

帰ってくるまでに貼り終えてないと……。うふ。

『キャー』

デボラばあちゃんに息子がいたんだねー。知らなかったよ。最近見てないけど、元気？うちのばあちゃんみたいに「コンピューターおばあちゃん」になればいいのにね。

ヒューバートさんか、村おこしに戻ってくるなんて、あんたいい人なんだね。

あたしはネリー。呼び捨てでいいよ。

−酒場−

こんにちはローズマリーさん。
お試しメニューがあるのね。
それをお願いします。

グレンさんの企画書…？


…グレンさん…

[ 眠っているグレンを同情の目で見つめた ]

ネリーか。
いい名前だね。ひとつ、どうぞよろしく。

私もヒューバートでいい。
なんならヒューとか、ダーリンとかでも構わないよ。

[...は、ネリーに、にっこり微笑んだ。]

私はこの村には、ママンからの手紙がきっかけで、久しぶりに帰ってきたのさ。
村おこしのために呼ばれたとは、思ってもみなかったんだけど。

それにしても腹が減ったな。
ネリー、一緒に酒場に行かないかね？

野菜の家って面白そう。

自分の企画がなければお手伝いできたんですけど。

[ どこか遠くで『ステラが他人を手伝う分けないのよー』という突込みが聞こえたような気がした ]

このおそばというもの、おいしいですね。

は？ダーリン？
あんた何人？うっさんくさいねー。
まあデボラばあさんの息子ってのが本当なら信用できるンかな。
酒場ね、ちょうどおなかもすいたし、行こうかな。

[ネリーはふと床に転がるユージーンに気づいた。]

……なんでこンなとこにいンの？

［....は酒場に向かっている。その肩に鷹が毛繕いをしながらとまっていた］

もう昼か…遅くなっちまったな

[...は、ユージーンを見つめた。呼吸はしているね]

彼は、私が朝来たときから、ずーっとこのまんまだよ。
熟睡できるように、ちょいとおまじないしといた。

知り合いかね？
なんなら、彼も一緒に酒場に連れて行くかい？

あ〜、昨日はえらい目にあっちゃったなあ。
僕の顔みるなり
「まーた正義超人トーナメントとか、くだらないことしてたんでしょう？」
なんて怒られちゃったよ。誰だよあんな落書きしたの。

ヒューバートさんは、まじないしなの？
ますます胡散臭いね。
ユージーンは……

[ネリーはユージーンを見下ろした。]

寝てンならこのままでいんじゃない？

クインジーさんこんにちは。

ローズマリーさんの作ってくださったおそばがおいしいですよ。

今日からローズマリーさんのお手伝いがんばってくださいね。

ママンが、占い師だ語り部だって、そういう仕事をやってるからね。
私もいろいろと、仕込まれてるのさ。

まあ、彼はこのままほっておくとして…

さて、ネリー。酒場に行こうじゃないか。
ほれ、三毛。お前も行くぞ。鮭缶が待ってるぞ。

[...は、酒場に向かって、飄々と*歩き出した*]

［ステラに手を挙げて挨拶すると、自分も椅子に座って蕎麦を頼んだ］

竹藪の手入れね。竹の手入れってのはだいぶ難しいと思うんだが…素人の俺で大丈夫か？

まあ、頼みを飲んだ以上は出来る限りやらせて貰うが。

そろそろシュテルさんが作業を終えているかしら。

『終わるわけないのよー』

[ インカムから悲痛な叫び声が聞こえてくるが、無視した ]

戻ってわたくしも企画を進めなくては。
ごちそうさま。
またあとでね。

［...は蕎麦を食べ終わると席を立った］

それじゃ、そろそろその竹藪に行くとしようかねぇ。
手入れに必要なのは…斧とナイフか。あと箒もいるな。

［ローズに竹藪と道具の場所を聞くと、酒場の出口へと向かう］

[ラッセルはベンジャミン商会にやってきた]

こんにちは〜
お久しぶりです〜〜


うわー
また一段と眩しい存在になりましたねぇ〜

あっ他意はありませんよ。 ……多分。

えと、実は瓶が欲しいんです。大きいの三つ。
後は炭と鍋。すり鉢も下さい、学生なんですが、学割利きますか？
僕、お金無いんですよ。

[ベンジャミンは、売り物になりそうもない古びた瓶とすり鉢を無料でラッセルに渡した。]

うわ、いいの？
後光が射して見えるよ〜ありがたや〜〜

うーん、お蕎麦意外と評判いいわー。
ステラ、あんまりお構いできないでごめんなさいね。
牧師さまとあなたの小鳥にもよろしく。

小鳥は装飾までできるのねー
すごいわー

[ステラの作業の進捗を聞き微笑んだ]

[ベンジャミンは、それらと一緒に、小さな犬のロボットをラッセルに渡した。]

え？
これも僕にくれるの？

『くふぅ〜ん、イヌワンコって言うんだわ〜ん、よろしくなんだわ〜ん』

ししししゃべったあああ！！！！

クインジー、お疲れ様。
そうねえ…私も竹薮の手入れってやったことないけれど…
適当に下草を刈ったり枝うちをしてくれるといいんじゃないかしら。
柵つくりはロボに頼んであるから、後で仕事を確認しておいて頂戴ね。

…っと、外は暑いからこれを持っていくといいわ。

[斧などと一緒によく冷えた白ワインの小瓶と水を渡した]

[腰を抜かしたラッセルの肩に、イヌワンコはちょこんとお行儀良く座った。]


……ベンジャミンさん、まさか在庫一掃処分市とかしてないよね？

ええと、ヨロシクね。

[ラッセルはイヌワンコの頭を撫でた。]

ベンジャミンさん、ありがとね。


[ラッセルはリヤカーを借りると、*空き地に向かった*]

んん…。

[大きく伸びをする。周囲はもぬけのから。
息をつく。]

…うはよう。


[ぼりぼりと頭を掻き、立ち上がる。]

さってと…昨日やってない事をやっとくか。


[外へ出る。少し、目が痛い。
久々に昼の空を見た気さえする。]


あー…綺麗だなぁ。

[*目を細めた。*]