美術商 ヒューバート [...は、納戸でクインジーと会っている] …うん。うん。 キミが反対派に属していたことと、ローズ君をしっかり手伝っていたことは、矛盾しない。 キミはそれだけ、ローズ君を助けたかったのだろう? その真心は、間違いなくローズ君に伝わっていると思うよ。 大丈夫さ。ローズ君は分かってくれる。だって、キミが惚れた女性だろう? …さて。できることなら、キミの仲間の名前を告白して欲しいんだが。 やはりダメかい? [...は、押し黙ったクインジーを見て、これ以上の追求を諦めた] …なるほど。キミは、とっても義理堅いんだな。 引く手あまたっていう噂のローズ君が、キミを憎からず思うわけだよ。 分かった。これ以上は、私からは訊かないでおこう。 | |
(0)2006/08/21 10:27:41 |
牧童 トビー 『ご主人様、伝言があります』 [ロデムが水と一緒に回覧板のコピーを持ってきた] あ、ロデム。おはよう。いやおそよう。じゃあ読んでよ。 『はい。クインジーさんが事情聴取を受けているようです。ヒューバートさんが聴聞したところ、どうやらいたずら一味だったようです。』 まあ、予想通りの結果だね。 『それから、今日いたずらされた人はいないようです。』 すごいよ!やったじゃん!それは、守衛さんが追い返したってことだよね? ということは、ヒューおじさんが本物なら、ラッセルにーちゃんは誰がいたずらっ子の残りか分かったっていうこと。 じゃあ、お仕置きはステラさんしかいない……ということかな? | |
(17)2006/08/21 13:37:09 |
修道女 ステラ [ 床に微弱電流が流れる装置を取り付けていく。薄桃色のカーテンの向こうに人型のシルエットが揺れていた ] カップルの場合女性に声の出なくなるお茶を飲んでもらってこの電流でぴりぴりする廊下を走ってもらうの。 声を失って痛みと引き換えに足を得る人魚姫をあらわすのよ。 それで男の人は声で呼べない相手を紗幕の向こうから見つけ出すの。 うまく見つけられたら声を戻す飴と香水を差し上げるの。 そして二人で天の回廊を昇るのよ。 失敗したら泡の部屋。 泡になってから天に昇るの。 一人身の人は男性なら女性のシルエット女性なら男性のシルエットを追ってあたりを引いたらいいってことにするの。 素敵でしょう? 『ステラにしてはまともな企画なのよー』 王子に見立てた的に短剣投げつけるほうがよかったかしら? 『それはやめておいてほしいのよー』 | |
(22)2006/08/21 14:56:28 |
牧童 トビー みんな、目の前にいる人のことを信じるんだ。 いなくなった人はあっという間に忘却の彼方さ。 おかしいとおもわない? いたずらっ子が2人。支援者が1人って村長さんの回覧板には載ってたよね?誰も名乗りがなかったからって出てきた人が嘘吐きじゃない保証はどこにもないよ! 昨日、ラッセルにーちゃんが出てきたのは、動くべき時だから。何者かによらずね。 もしボクがいたずらっ子だったら、クインジーさんを生け贄に出して信用を得るくらいのことはするよ。 村興しは大きなプロジェクトだからね。村長さんからだけでなく、いろんな動きがあるんだ。 子供にだってそれくらい分かるさ。 ラッセルにーちゃん、マーチン…あげてもいいと思ってたのに。残念だよ。 | |
(89)2006/08/21 23:42:43 |