冒険家 ナサニエル [Guinevereの傷は、徐々に塞がりつつあるらしい。 椅子に座ったGuinevereは、拘束テープを少女自身の手で剥がす。一瞬、傷口付近に仄かに青い水の様な光が揺らめき、傷が癒えて行くのがわかる。それがどの程度、少女の寿命を縮めるのかは分からない。 Guinevereは時計を眺め、次に歌う様な声でナサニエルの名を呼んだ。脚を揺らして無邪気な仕草。] 嗚呼、注射の時間か。 今、青猫がお前のお気に入りのhot-shotを背教者だと告発した。そして、Barbeelooによれば、AMBERは背教者ではないそうだ。背教者と告発された者が、Nail-Clipper…お前も義手の件で彼がラボに来たのを見た事があるだろう…とhot-Shotの2人となった。 [すばやく、Guinevereの腕に注射針を沈ませながら、ナサニエルは緩やかに首を振る。] Barbeelooの結果から、鑑定屋の内訳をごく単純に考えれば猫が背教者だ。だが、それが間違っていた場合、今後の展開が随分と我々に苦しい。故に、私はモニタを確認する作業に入るが…。 | |
(21)2006/08/08 10:07:50 |
美術商 ヒューバート ―回想― 会話のやり取りが落ち着いた頃、モニタ越しに話していたAMBERが気だるそうに円卓会議場に現れた。 「さっさと済ませようぜ」 そう言うと、あくび交じりにNail-Clipperの方を見る。 お互いが銃に手をかけた後、訪れる静寂。 先に動き、発砲したのはNail-Clipper。放った弾はAMBERの足元へと着弾する。 こちらはベレッタM92、あちらはS&W M19、装弾数はこちらの方が上だが、銃の腕はあちらの方が上。 狙いを正確に定められたら負ける。 そう考えているNail-Clipperは、牽制のためにさらに発砲した。 AMBERも素早く、そして必要最低限に動きながら、弾幕の合間に発砲をしてくる。 しばしの銃撃戦の後、AMBERの放った弾がNail-Clipperの頬を切り裂き、お互いの弾が同時につきた。 | |
(22)2006/08/08 10:08:04 |
美術商 ヒューバート AMBERが弾倉を交換しようとした刹那、Nail-Clipperは自分の銃をAMBERへと投げつける。 そして相手がそれをはじこうとした時、一気に間合いを詰めた。 右腕の義手をコーティングする表皮を突き破り、五指の先から現れる鋭い爪。 だが、すかさず弾を補充したAMBERも至近のNail-Clipperへと発砲する。 それを回避し切れなかったNail-Clipperのわき腹から鮮血が走った。 痛みに歪む顔。それと同時に突き出される右腕。 五本の爪がAMBERの左胸へと突き刺る。 瞬間、金属音と共に義手から爪が取り外された。 息を上げ、膝をつくNail-Clipper。 五本の爪を胸に抱いたまま、深いため息をつくAMBER。 壁に背をつき「やれやれだ……」とつぶやく。 その後、眠るように目を閉じた。 | |
(24)2006/08/08 10:09:01 |
学生 ラッセル [目を伏せていたが] 人間らしく…? Lovers、あなたの人形は本当に興味深いですね。 しかもあなたはそれを喜んでいないのかな? まだ一度も鑑定を受けていないのは僕とLumper-jack…それから、まあvioletで、青猫がhotshotを、AMBERがNail-Clipperを背教者だと言った。そしてそのAMBERは背教者では無い、と。 だがsoul-takerもまた背教者では無かった。どちらかの言う事はやはりまだ嘘のまま… こんな絡まり合ってしまった状況なんかよりあなたとあなたの人形のほうが何倍か面白いですよ…。 [苛立たしげにつま先を鳴らしながら、グウェネヴィアの動向に視線を向けた] | |
(28)2006/08/08 11:40:42 |
旅芸人 ボブ [Guinevereの動く気配と共に漂う微かな桃の香りに、猫から視線を動かさず目を細め、無骨な手を伸ばしGuinevereの眉間から唇へとなぞるように直ぐ傍の空間を撫ぜる] Barbeelooの何故他の者が情報屋を名乗らなかったと言う疑問だが、猫が背教者ならば鑑定屋を名乗った時点でもう一人の協力者の位置が掴めてなかっただろうし、dark hunterの守護騎士を名乗る行動にも疑問を抱いていた筈だ。 協力者が他に居るのを見極める機会を設ける為にも、既に二人出ている方へ名乗る事で、まだ潜んでいるかも知れない協力者への情報屋を名乗れと言うサインとなる可能性もあっただろう。 結果はBarbeelooの情報屋は確定して、協力者は静かに潜んでいるかも知れないが、dark hunterが協力者である可能性を考えた結果、守護騎士のついているかも知れないBarbeelooやlady violet簡単に手を出せなくなったんじゃないか? [ゆっくりと紫煙を吐き猫に注意を払ったままGuinevereへと視線を移し] 人間らしく、か。 傷は良くなったかい? [口元へおりた手は触れぬままGuinevereの頬を包むように、親指は眉のラインに沿って動き微かに長い睫をなぞる] | |
(30)2006/08/08 13:14:33 |
旅芸人 ボブ [椅子の背もたれに腕をかけ引き戻した手に視線を落とし、自身の親指に口付けGuinevereの深い海を想わせる瞳を覗き] Barbeelooの言ってたようにloverが背教者ならば、補完で鑑定される恐れのある状況で、わざわざ仲間である猫から鑑定結果を出されたと言うなかなか大胆な状況となる。 真横にアートにするべき一人目は居るし、取り敢えず暫くは大事なloverに手を出す機会はなさそうだ。 [片口元をあげてにやりと笑む] そうなるともう一人の背教者の位置なんだが、One・WayとLumber Jackに関しては偽の情報すら出ていない。 俺の視点からならばsoul takerが本物である事は間違いないが、鑑定されたlifeはやられちまったし、残るNail Clipperの鑑定は協力者であるAMBERのもの。 ……少し考えるか。 [ソファにかけた腕をずらし頬杖をつきGuinevereを*見つめたまま*] | |
(31)2006/08/08 13:43:53 |
美術商 ヒューバート [Nail-Clipperは自室のベットで目を覚ました後、傷口を冷やしながら、自室でモニタを見つめている。] ふむ、私がAMBERと戦っていた間にblue catがhot-shotを告発してるようですね。 catが背教者、または背教者側の人間ならば、粛清される前の一仕事と言う事でしょうか。 少しパターンを考えてみます。まず私から見てAMBERは協力者確定。そしてsoul-takerは背教者では無い。 つまり「soul-taker真、AMBER協力者、cat背教者」 「soul-taker協力者、AMBER協力者、cat真」 「soul-taker真、AMBER協力者、cat協力者」 のどれかと言う事になります。 | |
(32)2006/08/08 18:33:03 |
美術商 ヒューバート 今のところ1番上のパターンではないかと予想。 AMBERに鑑定された事で補完を恐れて出て来た上で、soul-takerを真と見抜いて殺害。 まあ、なぜ鑑定屋なのかと言う疑問はありますね。情報屋にしておけば確定させずにすんだと思うのですが。 ただ、hot-shotの考えには少し納得できるものがあります。 このパターンの場合は、Loversは騎士濃厚。hot-shotはやや騎士っぽい。 ややとしたのは、現状catが背教者なら生き残るとは思ってないでしょうから、仲間告発もありうるからです。 Barbeelooのcat背教判定を出させて、仲間を騎士に見せる手ですね。 このパターンはかなり怖いものの、奇策の範疇ですから、素直に取れば粛清前の撹乱を狙っているのかとも考えてます。 | |
(33)2006/08/08 18:34:11 |
旅芸人 ボブ [自身のコメカミ辺りをなぞり] 状況から猫は背教者にしか見えなくて思考が偏りがちだ。 俺以外の者が客観的に見るならまだ猫には何者の可能性も残されているし、俺の視点からも判っているのは猫が裏切り者である事のみで、背教者か協力者かも判っていない。 ともあれ少し落ち着いたら俺は猫をアートにする。 loverは猫の正体に依って若干位置が変わるだろうが、其れ以外の発言や行動を見てても特に違和感は感じない。 AMBERに告発されたNail Clipperは告発されて以来の発言内容は確りしてきたが、逆に告発された事により騎士としてらしく見える動きも可能か? Lumber Jackは考察も述べてはいるし、其の言動には取り立てて問題はなさそうだが、どうにも口数の少なさがボロを出したくないのか、無口なだけのかは若干判断に迷うな。 猫が次に鑑定するならLumber Jackだと言ったが、其れもどう判断するべきか。 しかし此処に着て一番気になるのはOne・Wayだ。 Nail Clipperを背教者だと告発したAMBERに仕事は終わりだと言ったり、いくつか気になる発言をしては其れに対する弁明もしているんだが、どうにも其の言動と行動は興味深い。 | |
(34)2006/08/08 18:38:48 |
美術商 ヒューバート 2番目のパターンは、cat真、hot-shot背教者と言うもの。この場合loversは騎士となり、背教者側は誰が真かわからぬままsoul-taker殺害したことになりますか。 今のところcatが今ひとつ真に見えてこない部分はあるんですが、彼女真なら鑑定屋として出るしかないですな。 3番目はcat協力者のパターン、この場合は完全にカオスですな。真であるsoul-takerと占い先のlifeは死んでおり、騎士濃厚なものはいなくなってしまいます。 ただ、catがなぜ情報屋にこなかったのかと言う疑問は残りますね。 いずれにせよ、今日の私の粛清先はblue catになります。鑑定屋を名乗る者を1人だけ残すわけには行かないですし、できればBarbeelooの情報を聞いて、考察を進めたい所です。 | |
(35)2006/08/08 18:39:29 |
お尋ね者 クインジー [violetは円卓会議場に再度現れると、 不在時の記録を再生し、口を開いた。] 何とも、今になってLoversが疑わしく思えてくるのは何故かしら。貴方が、鑑定屋達が名乗り上げた際に提案した3つの鑑定方法案には、貴方が背教者を探す事をしていた。…と思えたのだけど。 今までのhot-shotの思考過程は、私には納得出来るわ。 Soul-Takerを疑わしく思え、そして私も貴方は疑っていたわよね? 太母に忠誠を誓うものが隠れ蓑であるとの疑いとして───。そして、信用を得れるものが背教者であった場合の脅威。 その思考過程自体は、不自然さがない。 青猫…AMBERもなのだけど、どうしても本人が怪しいと言った所に背教者であると言っても───… 反対に疑わしく思えてしまう。思い込みに近いと言うのなら、指摘をお願い。 [軽く肩をすくめた。] AMBERの態度で気になったのは、青猫を殺すのに賛同をしきれていなかったという事。彼から見て、青猫が背教者ではないと言い切れなかったから。…そう思えるけれど、粛正を好まない事によって、青猫を背教者と見えさせる事も出来るとは思うわ。 | |
(44)2006/08/08 20:53:53 |
旅芸人 ボブ [violetの言葉にああと呟き肩を竦め] だから俺がもう一人居たら俺を疑っていただろうし、lifeが妄信を理由に俺を疑うのも、信を得ると猫が俺を鑑定するのも、皮肉なことに納得はできる。 然し其れでは何故、最初に猫が鑑定したのがloverだったのか、其の思考の流れがいまひとつ読めない。 loverはあの時点でそんなに脅威だったか? Ladyとは違って俺の場合は猫がどうしても背教者に思えるせいでSoul Takerが本物だったんじゃないかと考え始めているが、Soul Taker以外の二人の最初の鑑定動機は、本気で背教者を探す気があったのか?と疑問になる程度には主観的で曖昧な気がするね。 | |
(47)2006/08/08 21:24:41 |
学生 ラッセル 生命維持、ですか。 [ナサニエルにそれ以上は問わず] 僕個人としては、青猫さんは背教者なのじゃないかと思っています。 理由は、青猫さんが名乗り出たことにあります。 それによって、青猫さんを鑑定することが「出来なくなった」 そして、正確な結果を得ることが難しくなった。 これは確か前にも言いましたね。 ただ、AMBERが青猫さんを「背教者では無い」と言った。 協力者が背教者を庇うにしては浅はかすぎます。 だって、「青猫を鑑定した」と彼が言えば、他の鑑定屋を使って青猫さんを再び鑑定しようとする動きが起こるのは当然ですから。 ただ、AMBERがそれと知らずについうっかりでホンモノを引いてしまった可能性はある。相手が「情報屋」であれば、鑑定することはまだ可能ですから、結果として鑑定屋が三人になった理由はここにあるのかも知れません…。ここまで行くと少々こじつけの気が出てきますが。 | |
(55)2006/08/08 21:43:12 |
旅芸人 ボブ AMBERは個人的な理由を挙げて猫を鑑定した理由と言っていた。 其れ以上の意味か…… フラットな思考は期待しないでくれ。 [断り頬を撫ぜ] 主観で語るならば猫は背教者、AMBERは背教者の可能性が高い。 奴さんの洞察力は確かに優れていたが、あの時点で猫が何者か気付いていたと言うよりは、むしろ適当に無難な者を選んだんじゃないかと考える。 元々Nail Clipperには背教者の可能性と同時に守護騎士の可能性も残っているし、AMBERをほぼ信用できなくなった時点で他の正体の知れない連中と変わりはない。 Ladyがなんと言おうと俺は先ず御猫様をアートにするぜ? | |
(58)2006/08/08 21:45:37 |
学生 ラッセル soul-takerが鑑定屋でしょう。 僕には青猫さんが背教者に思える。 AMBERは青猫さんを騎士だと言った。 残るは彼です。 青猫さんが背教者ならばもうひとつスジの通るところがありますね。 hotshotが少し触れたようですが。 青猫さんを騎士だと言ったAMBERが、協力者であることは、背教者側には分かった筈。それならば、消さなくてはならない相手は決まります。 soul-taker。 [青い目を細める] ただ、決め手が何処にも見当たりません。 これでもしも青猫さんが背教者で「無ければ」1からやり直し、です。 僕は騎士ですよ、レディ。今も。これからも。 [覗かれるままに任せて] | |
(64)2006/08/08 22:05:35 |
冒険家 ナサニエル 嗚呼、考えをまとめる時間が欲しいので沈黙したいのだが。 先に言っておくと。私は、昨日AMBERを始末した時点で今日は青猫を始末する事に決めている。青猫が背教者であってもなくても、灰の中では、AMBERが白だったと言う理由で、Nail-Clipperが一番の始末候補だ。 青猫を選んだ理由はともあれ、正体が分かりにくい者を筆頭で鑑定すると言うAMBERの姿勢、次にやはり分かりにくい位置に居たNail-Clipperを積極的に選択した判断が、彼が背教者でないのなら、本物の可能性が高いと踏んでいる。 と言うより私が鑑定屋だった場合、どういう性質の人物を占いたいかの価値観と一致すると言った方がわかりやすいだろうか。 また、AMBERが協力者でも、Soul-Takerが自分が処刑された後の展開を考慮して、Nail-Clipperの正体に関係なくわざと微妙な位置にいる彼をアグレッシブに告発した可能性もある。 | |
(65)2006/08/08 22:11:22 |
冒険家 ナサニエル なので、Nail-Clipperは処刑してみる価値が高い人材であると思う。 発言については、まだきちんと読み込めていないのでまったくの印象論だが、騎士らしい態度の裏に、どこか誘導の香りがする様な…。と言われても、Nail-Clipperには答えようが無いだろうから、後で詳しく。 Guinevereがhot-shotに質問をしていたようだが、hot-shotについては思考能力があるにも関わらず、青猫背教者の1つの可能性に絞って発言している所が気になった。One-Wayもそうだが、灰に2人居てわざとそこで可能性を絞り、情報を狭くしているのではないかと…。 しかし、私は、行動的な者を初回に鑑定する事を好手とあまりかんがえないのだが。…考えは異なるにせよ、hot-shotが危険に対して非常に慎重である事は一貫しているな。 | |
(71)2006/08/08 22:24:06 |
冒険家 ナサニエル [Guinevereを気遣うBarbeelooの憂いを帯びた表情。 「慣れては居ないが、恐れてはいないようだ。寿命が長いとは言えないGuinevereの意志を尊重したいと思ってな…。One Wayの言う様に、私の望みかと言われるとそうは言えなくても。」と答えてから、次の話題へ] …それは、私も考えた。 青猫が最後に名乗った事を考えると、鑑定屋を協力者に任すより、背教者自身の手で操りたいのではないかと言う思考もあるが。 協力者2人が鑑定屋を名乗っており、背教者はその時点での安全な位置、もしくは外れた位置[と言って、鑑定対象から外れたままのOne Wayと、口数の少ないLumberjackに視線を送り、]におり、我々を傍観していたのではないか…とも。 | |
(77)2006/08/08 22:43:41 |