人狼審問

[注射器を投げたLoversに振り向いて、ふと動きを止めた。]

[体に当たった注射器に気付き]

誰かしらねーがサンキュ…。

[半端に残っている右の袖を引きちぎり注射器を打つ]


ちっ…
手負いか…ちげぇーねーが…相手にされないとはね…。

…────Soul-Taker？

［ことりと。音が。
　驚愕に目が見開かれる。］

[瞬間、いやな風を感じた。
咄嗟に椅子から滑りおち、銃を引き抜く]

やれやれだ。俺はこういう仕事には向かないんだが・・・

…………。

［床にくずおれる青年を見つめている。］

[横で聞こえた物音に頭を起こす]

あん？
さっきの注射はやっぱモルヒネ…か？

何で此奴が倒れてるんだ？

ユージーン。

………。

殺したのか。背教者。

［ぽつりと。
　滲むように告げて。
　おそろしく平静に。］

[碧い瞳はlifeを捉えたままBarbeeloo殺気に目を細める]

落ち着けよ、brother。
運動が必要なら付き合うが、無益な争いはスマートじゃないぜ？
言った通り俺はlifeを其処まで危険視してない。

[物音に告ぎvioletの声を聴き視線を移し片眉を上げる]

……Soul Taker？
a-ha？
俺達の目の前で、殺されたのか。

[舌打ち]

［スコッチの薫りがするグラスを手にとろうとして飛びすさる。
きらり、光るのは銀のフォーク］

ああ、そうか。
猫は仇なのだな。

闇の狩人。

［剣を抜き放ち第２撃を防ぐ。

今度は縫い針。
あらゆる物が凶器。
darkhunterは妖艶に笑む。
殺意を孕んだ死の唇で］

［darkhunterの眼が妖しく光る。
全ては復讐の為に。
糸が絡まり解けてやがて弾けた］

ああ。

血だ。
白い手を赤く染めて
イカれたお茶会に来た狩人。

［謳う様に呟くと猫は剣を構え直して地を一蹴りした］

[円卓の向こうで、黒い影が床へ崩れ落ちた。]

ああ……。

[息をつき、Soul Takerと、彼を抱き起こそうとするvioletに歩み寄ろうとした。]

[ナサニエルの言葉に、Guinevereが人形の様な首をくるりと回転させ、AMBERを視界に映す。その瞳の色は何時も海の様な深い青ではなく、真紅──。violetによって美しく編み込まれた髪が、音も無くふわりと広がった。
　ナサニエルが少女の耳に何事かを囁き、少女が頷く。
　GuinevereがAMBERに向かって、ふわりと跳躍した。]

［hot-shotの声と舌打ちに、ただ視線を向け。
　抱き起こそうとしたまま───第六感が警戒を鳴らす。

　咄嗟に腕力で、
　Soul-Takerの身体を円卓会議場の隅に投げ出す。


　彼の身体は爆発した。］

[ナサニエルは、跳躍するGuinevereの動きに小さく口元を笑みの形につり上げる。ナサニエル自身も何時でも動ける、立ち位置。]

やつの側にいる人形、なんていったか。

ーーーGuinevere・・・
こちとら生身で１人なんだ、、勘弁してほしいぜ。

[そういえば、前にも人形に襲われた時があったか。
奴らとやり合う毎に、仲間から生身を失っていく。
ある者は負傷して仕方なく、ある者は自ら望んで・・]

Lover、人形、どっちだ？

[殺気すら感じないドールの気配をカンで追い、
続けざまに２発ーー発砲する]

[気を抜いていたlifeは爆風に煽られ椅子から落ちる]

なっ…何だっ…

マスター…アンタ何をした。

[轟音を耳にして、Nail Clipperは思わず身を伏せる。]

……何がどうなっているのだ……
Soul-Takerがやられたのか？我々の目の前で……
背教者の連中は、そんなにも腕が立つものなのか……

[Nail Clipperは伏せたまま、*辺りの様子をうかがっている。*]

[爆散した何かの部品が鼻先をかすめる]

騒々しいことだ。

[たしか、あの時も爆風があった・・・
ヤツが塀に登った直後、爆風。一瞬動きを止めて・・・ 落ちた。
だがヤツの傷は爆風によるものじゃない。刃物によるものだ]

……。

[弾け飛んだ肉塊が髪を掠めた。
その衝撃に触発されたかのように始まった戦闘にはまるで無関心な様子で、眼を閉じる。

lifeの言葉に、ごく平静に答えた。]

生体反応が消えたら、体内のプラントを崩壊させるように、仕組んであったのでしょうね。]

[AMBERの放った銃弾はGuinevereの舞う中空へ。
　Guinevereが左側に避ける。
　AMEBERの銃弾の一発は解けた髪を擦り、もう一発はGuinevereの右脇腹を切り裂いた。Guinevereは一度着地すると、AMBERを拘束する為に取り出した白い特殊素材のテープを、自らの脇腹に巻き付けた。
　…ドールの様な少女に、痛覚は有るらしい。

　テープの代りに取り出したのは、鈍い銀色に光るメス。
　赤い瞳を光らせ、AMBERに向けて微笑。]

［violetは、lifeの声が聞こえていないかのように、爆発し、焦げついた灰色の床を見つめている。］

見て、分からない？

［破片を身に受け、額から流された血を硬質のグローブで撫でる。近くに落ちた、Soul-Takerの指先程の肉塊を拾い上げた。］

[手は銃にかけたまま、辺りの戦闘に気を配りながら]

生体反応が消えたら、体内のプラントを崩壊させる…
ある意味で彼の存在自体が企業秘密ですからね。

レディ、ありがとうございました。

[軽く首を振って、爆風で乱れた髪を直す。]

[ナサニエルは突如巻き起こった爆風に驚きつつも、AMBERとGuinevereから目を逸らさない。]

しかし、AMBER。
記憶は少しくらい戻ったか？

私が以前に見かけた貴方は、酒を飲んでいた。
…今日よりもずっと深く。
生身か生身でないかは知らんが、貴方も古くからのなの知れた騎士だ。限界を越えているとは思わなかったが、印象に残った。だから、どうと言う訳でもないが。

貴方が本当に鑑定屋と言う能力を持っているならば…。
貴方の記憶が戻る事を願う。

AMBER、其の子とは俺も遊びたかったんだ。
ああ、ああ、あんまり壊すなよ。

[爆風とBarbeelooの言葉にちらと視線を投げ、机に片手で頬杖をつきグウェネヴィアの動きを眺めながら]

なるほどね……
奴さんなら身体中が機密だらけか。

[Barbeelooの言葉を聞いてようやく理解し、violetに]

悪かったな鈍くて…。
真横にいた奴が死んだ事にすら気付かなかったんだ…。

そんな簡単に理解出来るかよ…。
全く右腕失ったばかりだというのに其処まで求めるな…。

[改めて立ち上がり傷口を見て]

止血と消毒だけでなくもう少し処置すべきだったな…

[痛みからか傷口を押さえる]

[動きを止めたGuinevereの行為に一瞬気を取られたが、
直後の瞳の赤と刃物の銀色の光に我にかえる]

ご主人様の方か？

[Guinevereをかすめ、後ろに立つLoverを狙う。２発--]

[lifeの悪態を聞くと、くるりと向きを変えてスクリーンへ戻った。]

腕を切断した人がいます。数日保存できる設備を。
それから、外科処置の機材を一式。輸血用の血液も。
薬剤はゆとりを持って送っておいて。
負傷者はいくらでも出そうですから。

Lover、悪いが俺はあんたのことはちっとも思い出せない。

壁の下で俺を襲ったのはあんたの人形じゃあないな。
俺はこんな悪趣味な赤い眼光に覚えはない。
どうやら俺は組織のドールがらみのプロジェクトが好きじゃなかったらしい。

［低い声。］

貴方は、背教者ではなかったわね。紛れなく。
　

我々が単純に貴方を殺すと思っているのか？
私はAMBERの発言の合理性を評価している。
それに鑑定屋をいきなり殺す趣味も無い。
残念ながら、私の目的はまた別だ。

[右側からAMBERに近付きつつあったナサニエルの舌打ち。
　円卓に備え付けられた椅子を銃弾の方へ投げて回避する。
　──Guinevereは、メスをそのままAMBERの手元を狂わせるべく狙って投下。]

[一言Barbeelooに向けて]

すまんね。

[そのまま椅子に座らず壁際まで行き壁にもたれかかって戦いを傍観する]

協力者なら兎も角も背教者が同士を殺すとは考え難いし、Soul Takerは少なくとも背教者じゃないだろう。
今日の鑑定屋の結果を聞きたいところなんだが……

[dark hunterと対峙する猫、loverとグウェネヴィアを相手にするAMBERを眺め、程近くで椅子を投げつけるloverの行動に椅子を引き肩を竦めて]

報告を聞くには少し時間が必要か。

[席を離れる気は今のところなさそうだ]

嗚呼、Soul Takerは背教者では無かったのでしょう。

[足下の肉片を見下ろす。席について銃に手はかけたまま。]

椅子の補給は貰えるのでしょうかね？

[飛びかかるGuinevereに向き直る。瞬時に自分に向かって
来た銀の刃を撃ち飛ばすー１発]

悪いが、俺は本気だ。評価しているならば態度で示して貰えるかな。

[Guinevereのメスの次弾が飛ぶ前に、人形に一気に肉薄する。
胸に銃口を押しつけて叫ぶ]

最後の１発だ。これで倒せなければ俺の負けといったところだが。
あんたの大事な人形もただでは済まないだろう？

[そのまま・・・返事を待つ]

[爆音。
だが戦いに集中して意に介さず。]

DarkHunterは舞うように指を動かして
何かを振るう。
群青の髪を翻して。]

―――！

[剣玉。
児戯に使われるそれは立派な狂気となり
空を切り、
ひゅんひゅんと音を立てた。
頭を下げて、一閃。]

Guinevereには、再生機能がある。
脅しは無駄だ。

[早口になるその言葉には苦痛が滲む。なぜなら再生と言う極端な再生活動は元々長く無いGuinevereの寿命を縮めるからだ。
　白衣の内側からとある薬剤の入った注射器を持ち出す。]

私の意図はこれだ。
自白剤の一種だと思って貰っても良い。
実際はもう少し複雑な薬品だが。

記憶喪失が、第三者による意図的な──特に薬物に因る洗脳であれば、貴方が元の状態に近付く速度が上がる。使用後、急に動くと副作用があるが、貴方のカンとやらに影響は無い。

彼女を離すなら、使うか使わないかを貴方に任せよう。

[赤い玉が飛んだ。
高く高く。
剣が糸を解く。
僅か眉を顰めた狩人は白い物を取り出し迫った。]

面白い。
面白いな。
猫はそういうのは好きだ。
とても好きだ。

[無邪気に笑顔を浮かべて
太刀が、ひとつ、ふたつ。]

[Loverに視線を合わせたまま、Guinevereからゆっくり離れる。
人形が動かないことを見て、銃口を下ろした]

人形屋の薬か・・・
あんたが背教者じゃないことがわかったら使わせてもらおう。

[視界のわきで跳ねている青猫に視線をおくり]

ーーー俺は本当に思い出したいのか？

[自問しつつ振り向くと壁際のソファーに深く腰掛けた]

[一瞬で日常が凶器になる。
シャープペンシル、
鉛筆、
ただの凧糸まで。
確かな実力でのし上がって来たものの力が。]

つ。

[掠めた先で猫の頬に筋。一瞬見えたのは青。
ぺろりと舐めて]

[三日月の笑みで]

[あはは、と声を漏らす]

まあ、記憶喪失の原因として、過度のアルコール摂取というのもあるでしょうが、酷く苦痛な記憶を封じる為に記憶が喪失されることもあるそうですから。

[ケネスを見遣る。
　こちらの戦いはひとまず収まったようだ]

で、あなたの勘の方は？

[そうして、其れは一瞬]

[猫がじゃれる様な眼で]

[一歩踏み込むと、剣が真っ直ぐに
あらゆる障害を貫いて]



[とすり]




[少女の心臓を射抜いた。
外傷はそれっきり。
DarkHunterの手が僅か動いて
猫の頚に絡みついたけれど

それも、首飾りのように解けた]

猫は猫の仕事を。


[DarkHunterは眠るように堕ちて行く。
ずるりと壁を伝って体が崩れ落ちた。
音の無い殺し。
其れが猫の定め。]

御茶会は楽しかった？

[笑んだ。]

………おや。


[AMBERと向き合っては居たけれど、それはどちらに向けて言っただろうか。
　視界の端で崩れ落ちる少女と、AMBERの言葉。]

[剣を収めながら、不意にAMBARの声を耳に]

――それはおかしい。

猫はそんな匂いを感じていない。
Nail・Clipperは騎士だ。
爪きりのままだ。

嘘をつくのか琥珀の銘酒。

[loverがAMBERに注射器を投げ落ち着いたのを確認して視線を移せば、音もなく猫の相棒は振るわれDark hunterの崩れ落ちるのを見守り、どちらに対しての言葉か]

お疲れさん。

[AMBERと猫の言葉に片眉をあげ]

確かにNail Clipperの情報は欲しかったが、興味深い結果だな。

………おや、おや。

じゃあ、あなたの仕事は終わりましたね、AMBER。
お疲れ様でした。

[激しい動きの収まった広間に向き直ると、静かに口を開いた。]

Lady violetの意図した通り、未熟者は淘汰されましたね。
でも彼女は、Dark Hunterは、少なくとも背教者ではありませんでした。

もっとも、彼女が内心背教者に心惹かれていたかどうかまでは、私には解りませんけれどね。

……裏切り者ではなかったか。
やはり。

[眠るように綺麗な死体を見下ろしながら
眼を細めた]

兎に誘われるから。
穴は何処までもまっさかさま。

[One・Wayの言葉に片眉を上げ]

そろそろ裏切り者一人は確実に始末したいのは確かだが、残る背教者は何の情報も無しに自力で探すのか？

[Barbeelooと猫の言葉にDark hunterの遺体に視線を投げ肩を竦め]

やれやれだ。

[呟いた]

鑑定屋は既に欠けた。
全員の結果が揃わないのならデータとしての信憑性はありません。

Soul-Takerが鑑定していたのはlifeでしたか。
彼を見る場合のみ、結果は補完されますね。
それをするか。

だが僕は今の所まだ、鑑定屋に名乗りを上げたものの内の誰かを生かして残すつもりはありません。
既に一人欠けたのは、手間を儲けたと思って良いのじゃないでしょうか。
それとも、思考をこういった方向に誘導して、まだ何処かに潜んでいる背教者から目を逸らそうとしているのかはわかりませんが。

…嗚呼、綺麗ですね。
アートかも知れません。
こちらの方が綺麗なようです。

[青猫の言葉に目を*向ける*]

[軽く首を傾げて、One・Wayを見つめた。]

そうね。
ところで、どうしてさっき、AMBERの仕事はもう終わった、と言ったの？
青猫は背教者、とそこまで確信が持てるのかしら？

かなり辛いですが、それしか無いでしょう、hotshot。

それともあなたは現状で新たに示されたデータを信用しますか？
僕には無理でしょうけど。

ですが取り敢えず、NailClipper、あなたに一杯おごって貰う話はまた今度にしたいと思います。例えばあなたが背教者ならその杯を受けるわけには行きませんからね。

[だが*笑み。*]

[銃のシリンダーから薬莢を抜き取ると、ハンカチで包んで上着のポケットへしまう]

青猫は・・・Nail Clipperが敵じゃ無いと言うか。

One・Way、
俺の仕事の終わりは早くなったのかい？

それとも、AMBER、あなたがもう一人見付けるまでお待ちしますか？
ちょっとそれは気が長すぎやしませんか。いつになるかわからない。

そろそろ、裏切り者は確実に始末したいです。
青猫さんはまだひとりも見付けていないそうです。ひとり見付けてくれただけで充分だと思いますけど。
終わりにゃまだ早いというのなら、今日はlifeを調べて下さい。

[hot shotをを見ながら自らの座席へ向かい]

なぁ。黒いの。
お前、協力者じゃないか？

[飯でも喰うかと言っているかのようにさらっと]

[Dark hunterの遺体を抱えると彼女の個室へと向かう]

敵であろうとなかろうと、全てが終わるまでは回収すらされないんだろ？

[やれやれ、だ]

確かに完全な情報はもう手に入らないが、逆に言うならば俺達はSoul Takerが背教者の手にかかった分、鑑定屋を名乗る者達を始末する手間が減っているんだし、残る二人のlifeの鑑定結果が出るなら一考の価値はあるだろう。
それに、Barbeeloo以外に情報屋を名乗る奴は今のところ居ない以上、背教者に狙われる可能性も高いだろうし、元々危険視していたNail Clipperの情報を手遅れになる前にBarbeelooから聞いておきたいとも思うがね。

[椅子を引き席に落ち着きなおし葉巻を咥え]

……もう少し考えさせて貰う。

[火をつけゆっくりと吐き出す紫煙を眺め碧い目を細めlifeの言葉に片眉を上げ]

A-ha？
俺は裏切り者じゃないぜ？
どっからどうなってそう思うんだ？

[座りながら]

さぁ。オレもワカラン。
ふと思ったことが口に出ただけだ…

[右腕が無い事を忘れて腕を組もうとしてバランスを崩す]

おっと…。
そうか、裏切り者ではないのか…。
残念だ。

Ha！HaHaHaHaHa...

[ひとしきり腹を抱えて笑い]

笑わすなよbrother？
俺が裏切り者ならladyと同じモノを名乗ったろうね。

Ah...One・Wayにはああ言ったがlifeの鑑定には興味が持てないな。

[呟いてlifeに向き直り]

理由もなしにあまり侮辱するのもやめて貰いたいんだが？

理由…か………。

欲しいか？

[hot shotは見ずに空中に投げかけるように]

俺は俺の信念の元にmamaの騎士として此処に居る。
なんとなくで其れを穢されるよりは理由を聞きたいね。

[lifeを見つめる碧い瞳の奥が微かに揺らぐ]

[ふらっと力無く立ち上がり]

そうか。
なら力ずくで来な。

お前の瞳はそう語っている…。

[Dark hunterを寝台に載せる。どうしたものかとしばし思案して、とりあえずシーツを被せてから円卓の席まで戻った]

Lifeを調べろと？
何も出てこなさそうな気もするが、Soul Takerに熱く信任をかけていたVioletがどういうかだな。

……そうかい。

[揺らいだ瞳はlifeの一言で殺人鬼のモノへ――机に片手をつきゆらりと立ち上がり、スーツのジャケットを脱ぎ椅子にかけ、両腕を下ろしたままlifeへと一歩近付き、両腕を下ろしたまま隙なく立ち尽くし、一度だけ瞬き真っ直ぐにlifeを見据え]

では取り敢えず理由を聞こう。

ふっ…

[帽子を机に起きhot shotの歩みに合わせ自分も近づく]

中途半端に協力だけして自分では手を下せていないって言う欲求不満がお前の顔からは滲み出てるからな。

[左腕を正対しているhot shotから見えないようにへ後ろへ回す]

何も出なさそうだと言うのには同感ですがね。
レディもさぞやお悲しみでしょう。彼が背教者で無かったというのはある意味で救いかも知れません。
嗚呼、手を拭いてはどうです。

[卓上を滑らせ、AMBERへハンカチを投げ渡す。
　hotshotとlifeのやり取りを横目で眺めながら]

[向かってくるlifeとの距離がゼロになる直前、空いた右半身へ長い足で蹴り込む]

どう思おうと自由だが、俺は別に殺人鬼じゃないんでね。
全てはスマートに美しくあれば良いと思ってるだけさ。

[迫り来る蹴りは元より避けるつもりは無かったが、避けようと思って避ける事が出来ていたと云う自信もない]

ちっ…

右腕がネーって言うのがキッチリ不利になってんじゃねーかっ！！

[歯を食いしばり腹で受け止める]

信念穢されて手加減出来るほど優しくないんでね。
其れ以上の治療が必要になる前にさっさと喋ればどうだ？

[身を捻りながら足が地に着く瞬間には反対の足を更に右半身へと蹴りこむ]

[One・Wayからハンカチを受け取る]

手？

血か・・・
手だけじゃなくてジャケットにも染みているけれどな。

[蹴り足は見えてはいる。後は体が動くかだ…]

お前の相手した程度で其処までケガ負ってちゃたまんネーよっ！

[体全体で左拳を振り回すように蹴り足に叩き付ける]

[腕一本…デカイな…]

『俺の信念の元にmamaの騎士として此処に居る』だったかっ？
お前の信念なんてモノはしらネーがな！
太母の騎士だろうが裏切り者だろうが信念はあるだろうよっ…
その信念とやらの中身。聞かせて貰おうか？

濡れているとグリップが滑りますから。

[言って、自分で銃を抜きlifeに向ける。
　hotoshotの叫びを聞いて。]

life、あなた何の為にその腕を落としたんですか

[荒い息を吐きつつ]

コレが理由だ……。


[OneWayの方は見向きもせず]

殴り合って見えてくる事もあるんだよ…多分な。

[両足を地に着け軽く足首を捻り筋や骨を痛めてないのを確認して、首を傾げlifeを真っ直ぐに見つめ、片手を挙げOne・Wayを制し]

Ah-ha？信念の根幹が判らないから疑わしいと？
確かに背教者にも信念はあるだろうが、裏切り者はmamaの騎士じゃない。

[碧い瞳は既に普段の色を取り戻し暫し思案して]

言っても判るか判らんが……世界は歪んでるんだよ。
俺は俺の為にmamaの騎士で在り続け、mamaの世界をアートで彩る。

全ては、粛正だ。

[一瞬ふらっと体を揺らし膝から崩れ落ちる]

違うな…わざわざそんな事を何度も言っていたろ…確か…
妙にオレの耳には残っている。
それと盲信な…お前は当てはまりすぎるんだよ、今のオレの思考にある裏切り者としてな。

やべ…血がたんねーわ…。
腕切り落とした直後に暴れるもんじゃねーな……。

[乱闘する２人の姿を背に端末に向かうと、医薬品と酒と食料を要求した]

呆れるほど、スマートじゃないな。

[そのまま自分の＊個室へ向かった＊]

[やれやれと肩を竦めlifeの腕を掴み助け起こし]

何をどう聞きたいんだ？
何故今の俺があるのか順を追って俺の見てきた世界でも話せば満足か？
lifeの描く裏切り者の像は知らないが、俺は違う。

誰か治療してやってくれ。

[lifeを椅子に座らせ周囲に声をかけ]

申し訳ないですが僕に医療技術はありません。
Loversか…お人形さんも出来ます？
先程彼女が医療品を頼んでくれていたようです。

スマートじゃないというか、無駄にhotと言いますか。程々に。

[腕を降ろし、昨日頼んだままになっていた物資の入った箱を抱え、*自室へ*]

[椅子に座らせれて]

これからのお前の行動を見て考えるさ…。
何を聞くかはな…。

ま、片腕が無くてどれだけ動けるか試しておきたかったってのが実は一番の理由だ。
無理矢理付き合わせてすまんな。

[帽子を目深に被り目を*閉じる*]

簡単な処置ならばね……。

[少し呆れたような様子で、lifeに近づき、止血作業を始めた。]

[One・Wayに窘められ更に肩を竦め]

lifeが駄々こねるんだから仕方ないだろ。

[呆れた様子でlifeを見下ろし]

はいはい、好きなだけ観察してくれ。
せめてlifeが美女だったらもっと歓迎するんだがね。

そんな事じゃないかとは思ったけどな。
次からは喧嘩したい時は喧嘩したいって言えよ。
それと、まともな戦闘は控えるんだな。
本気でやるなら手も出すぜ？

[Barbeelooの治療を開始するのに]

Thank you,Barbeeloo、手間かけるな。

[机に置いた葉巻を取り部屋へ*戻って行った*]

ほう、私を背教者というのですか。

[Nail ClipperはAMBERを見つめ、目を細める。]

と言う事はAMBERは、背教者か協力者、そしてSoul Takerは背教者ではなかった。
だいぶ、考える材料が増えました。これを元にもう少し思考を進めてみたいと思います。

おそらくは、Soul Takerの死によって起こるであろう鑑定屋を始末していく流れ、その前に粛清者を増やそうとする意図かと思われます。
そうなるとAMBERが背教者である確率はあがりますな。
私を始末させ、Barbeelooから騎士であるという判定が出ても、自身が始末される前に１人道連れにできる点で有意義と言う事ですかね。

彼が背教者なら理に適っています。協力者だとすると私を指名した所から見て、背教者では無いと決め打ってきたということでしょうか。
こちらは少し豪胆すぎる気もしますな。
これをしてるとしたら、なかなか思い切りのいいタイプですね。

もし背教者側がSoul Takerを真であると確信して殺しているならば、blue catが背教者で、AMBERを協力者だと知ったか、AMBERとLoverが背教者でblue catを協力者だと知ったと言う２つの可能性がでてきますかね。
確信を持たずに殺しているなら、背教者から見て１番真に見えるものを始末したと言う線でしょうか。

Won･Way、lifeを調べろというのは何故────？

貴方の役職柄、正確なデータの積み重ねを重視するのは分かるわ。けれども、私はlifeを鑑定するのは無駄だと判断する。

Won･Way、貴方はSoul-Takerの鑑定を別として、
life自身に怪しいところがあると、そう言いたいのかしら。

私はlifeが、彼を鑑定したという事実だけで、
Soul-Takerを殺そうとした事に違和感は感じていない。
彼の性格なら、そう考えるでしょう。

彼からSoul-Takerが背教者であるかもしれないと考えた思考過程に、然程ブレがあるとは思えないわ。

lifeが背教者なら、Soul-Takerを生かしておき背教者と扇動すればよいだけ。Won･Way、貴方Soul-Takerが生きている時も貶める事を望んだわよね。

それに───…　　　　　　　　　　　　貴方、傍観者すぎるわ。
研究者とはまた違った立場の取り方をしているように思える。

ふ。
既に鑑定屋を残す気はない事には、同意だわ。

［violetは、*AMBERと青猫を冷たく見ている。*］

[手首を鳴らしながら席…violetの隣へ。少し椅子を引く]

レディ、僕がlifeを鑑定しろと言ったのはSoul-Takerが彼を鑑定していたからです。Soul-Takerの鑑定を別として彼に不審な点がある、とは思っていませんよ。
貴女も研究者なら、途中からサンプルを欠いたデータを用いることはしないでしょう？
単に信憑性の問題です。
それから、別に彼を貶めることを望んだ訳じゃあ無いんですよ
僕は彼に特別な信頼を置いていた訳ではありませんから。

僕が真に傍観者気取りなら、あんな事を言わずに黙って見ていれば良い。そして僕が背教者ならば、黙って殺してしまえば良い。
と、思いますけどね。

僕だっていつまでこんな冷静で居られるかは分かりませんが。

ですが仇打ちの様相を呈すのはそれこそ冷静さを欠く状況になってあまり望ましく無いですね。
レディ、悲しみで目を曇らせないで下さい。

[*嘆息*]

[広間に戻り先ほどやりあったlifeとAMBERに撃たれたグウェネヴィアの様子を伺いながらどかりと席に着き]

Soul Takerが消された理由に先ず確実な情報を奪ったと言うのと、団長であるlady violetの信頼が挙げられるが、其れだけで協力者かも知れない者を消すよりは、Nail Clipperの言う通り鑑定屋の内訳は既に背教者には判って居たか、Soul Takerが本物であると考えて居たか、或いは「そう思わせる為に」やったか。
挙げた順に可能性が高いと考えるがどちらにしろ真実は藪の中だ。

蹴ったら益々lifeの鑑定結果は興味が失せた。
まだ鑑定屋に手を出さないなら相変わらず口数の少ないLumberjackか、背教者を一人見つけた時点でAMBERに仕事は終わりと言い切ったOne・Wayの情報が欲しい。
其の場合はNail Clipperを始末してBarbeelooの情報を期待する。

残る鑑定屋を始末するならAMBERからを希望する。
鑑定屋の中に背教者が紛れているなら、名乗り出た順や今までの言動からAMBERより猫の方が可能性が高いと思っているんだが、其のAMBERは猫が背教者じゃないと言っている。
俺の中で裏切り者の可能性を高く見るのはAMBERの方だ。

[机の端を指で叩き暫く考え込んで居たがああと呟き]

一つ、見落としていた。
Dark hunterを美しいアートにしたのは、Girlの探していた仇だったとは言え猫だったな。
俺はGirlに協力者の可能性はあれど背教者だとは考え難かった。
Lady violetの言葉に従い流れに乗った者達は、其れは其れで興味深い。
鑑定屋を始末するならもう少し二人の動向を見守ってから結論を出そう。

［静かに黙想しながら。］

なるほど……それが裏切り者たちの選択か。
確かに、ある意味ではそれが理にかなっている。
論点は、「彼はある一定の確証のもとに始末されたのか？」
ということか。
つまり、えっと………

［少しばかり間ができる。］

…AMBER、Blue-catの言ったことに嘘が
紛れているのだろうかということだ。
もっとクリアに言おうか？
彼を始末したことに確証がある場合、
Blue-catかLoversが我々が見つけるべき敵というわけだ。
……機か、あるいは。

［琥珀―彼の頭の中には黄色が思い浮かぶ。］

ユダは黄色い衣を着ている。銀貨30枚でイエスを売ったユダ。
だから、キリスト教では黄色は裏切りの色だ。
特に祖国の人間には、そういうイメージを持つ者が多い。
……もしそうなら、何という偶然だろうか。

［しみじみとその意味を*味わっている*］

[モニタに流れるLumberjackの声に寝台に寝転がったまま]

最近じゃ、黄色は自由、解放の旗印だったりするんだぜ。
東洋の方では免罪の印として妻が夫のために軒下に掲げるらしい。

---つまらないことは覚えているものだな。

要人暗殺なんざあんた達のことだ、それこそ幾度となくこなしたつまらない仕事の一つだろう。
三種類の同一報酬のターゲット、Violet、Barbeeloo、俺達、確実性を取るならば、影武者を伴うターゲットやガードの堅い所は避けるべきだろうが・・・
だからといって脅しで影武者を殺すのはここではnosenseだがね。

何かしらSoul Takerを消すことに理由はあったんだろうが、やつの鑑定結果に確証があったとは考えにくい。
Lifeを補完することへ得心がいかない理由のひとつでもある。

[寝台から起き上がると、＊シャワーを浴びた＊]

［爆散したsoul takerの欠片を見］

裏切り者に用済みと
消されてしまったのだろうな。
欺き裏切り忙しい。
協力者の成れの果て……
黒き刃を見たかったが。

［剣を鞘に納め左手に持ち］

猫は仕事を果たさねば。
裏切り者が潜むのは
慌てず騒がずの場所と
母の為にと前のめり…

と

猫は思っているのだが。
的確故のhotshot
気にはなるがどうだろう。

だが鑑定屋は欠けてしまった。
確実な情報所望なら
琥珀と猫はlifeを見るべきか？

［首を傾げた］

[モニター越しに]
仮にも騎士を名乗る鑑定屋なんだろう？嘘はつけても失敗は無い。

猫の宝物はどこだい？

[腕を組み、目を閉じていたNail Clipperは静かに口を開く。]

さて、今日が私の最後かもしれませんので、私の考えを言っておきましょう。

life
彼の一連の熱情あふれる行動は、彼自身をよく表してはいますが、それ自体が背教者では無い理由にはなら無いと考えます。
ただ今のところ、殺されたSoul-Takerに鑑定された人物と言う点で、忠実な騎士の可能性が高いのでは無いかと考えています。
Soul-Takerが真の鑑定屋なら彼は背教者では無いですし、Soul-Takerが協力者なら殺す理由は薄い。そう考えます。
背教者でないなら、腕の件は実に惜しい……戦力にかげりが出ますからな。

Lumberjack
正直、よくわからないとしか言えない人物ですね。今ひとつ誰を疑ってるのか、状況に関してどう思っているのか伝わってこない感じを受けます。
そう言う潜伏スタイルではないかとも疑いを抱いています。
殺しにビジネスライクなスタイルをもつと言う点は、私と共通のようですね。
思想に関しては真逆のようですが、もう少し語り合ってみたかったかもしれませんな。

Lovers
AMBERが背教者側であると解った今、少々気になる人物ですね。Soul-Takerが真の鑑定屋だと確信を持って襲ったならば、AMBERとLoversの双方が背教者であると言う可能性もでてきます。
あるいは昨日のAMBERの私を鑑定すると言う希望が、loversの提案と連動してるようにも思え、補完を嫌がった物ではないかとも考えています。
個人的な体調のメンテで世話になってるが故に、疑うのは辛いのですがね。

One・way
AMBERを即切りたがる様な発言をしたと言う点が気になる所ですね。AMBERが背教者で粛清されて情報が出た時のためか、あるいは私が粛清されAMBERが偽だとわかった時のために、自身への疑いをそらすための言動かとも。
彼の情報やサポートには助けられて来ましたから、背教者だとしたら実に惜しいですな。

hot-shot
Soul-Takerに対する強い疑いが特徴的ですな。背教者ならば彼の信頼度への恐れからの行動と言う可能性もありますか。
考え方に関しては、満遍なく思考している印象で、あまり引っかかる点は少ないですかね。
過去に共に仕事をした事はあるものの、彼のArtにはお目にかかれてないのが美術商の立場としては心残りですな。

正直、私としてはAMBERの情報が欲しい所です。彼は背教者でないかと疑っていますが、確定では無い。
彼が背教者か協力者かの違いで推理が変わってきますのでね。

[Nail Clipperはそう言うと、スーツの上着を脱ぎネクタイを取る。そして腕時計をはずし、円卓にある自身のカード、悲しみの聖母の上に置いた。]

起きている時にこいつをはずすのは久しぶりです……。
フフ、少し心持が軽くなったような気がしますよ。

[続けて席を立ち、両手の白手袋をはずすと、円卓を写すカメラの方を見る。]

私の今日の粛清先はあなただ。AMBER。あなたに決闘を申し込みますよ。
時は皆の話がある程度落ち着いてからが良いでしょう。

[そう言うとNail Clipperは壁際に立ち、これみよがしに手持ちのベレッタを抜いて点検を始めた。
ある程度の銃の腕前はあるが、これはあくまで牽制のための物。
これを使用しつつ相手に近づき、右腕の義手に仕込んだ爪で仕留めるのが狙いだ。
Nail Clipper左手に銃を持ち、静かにその時を待つ。]

［Won･Wayが引いた椅子には一瞥を。］

数種の欠けたサンプルから、
解答を導き出さなければならない事だってあるわ。
特に、限られた時間の中ではね。そして欠けた情報から招かれる状況も、一つの情報よ。

積み重ねを重視するか、更なる新しい情報を優先するか。
私の指示は、後者をとったわ。



ありがとう、Won･Way。

私が今考えているのは、
AMBERか青猫かを殺す事────。

ねぇ、AMBER、
貴方から見て青猫は協力者。
もし貴方か彼女を殺す事になれば、
青猫を粛正する事には同意出来るかしら───？

青猫、AMBERを殺す事はどうかしら。
協力者を生かしておこうとは、思わないわよね？

鑑定先ね。
貴方が確実な情報としてではなく、
lifeを背教者だと強く疑い希望するのなら、
私は構わないけれど…───貴方の意見が見え難いわ。

lifeが騎士なら、騎士だと明確に分からせない限り、
背教者に狙われはしないでしょう。

その事は少しでも考えたかしら？

[タオルを頭からかぶり、拭う手を止め]

答えはNOだ。
理由はBarbeelooがいつまでも俺のために生きていてくれるとは限らないだろうということだ。

あんたにとってはどうか解らないが、俺にとっては無駄なJOBだ。
Soul Takerが背教者でないことが明白な今、青猫を始末する必要はない。Nail Clipperをbarbeelooに調査させてから俺をどうするか考えるんだな。

[lifeの血で汚れた紬から、翠緑と鬱金で蜻蛉を描いた綿絽の浴衣に着替えていた。
まだ広間に残る血と薬物の匂いとは、無縁の存在のように、背を伸ばして席にかけている。
violetの視線を柔らかい微笑で受け止めた。]

One・Wayは、確かに昨日Soul Takerを疑っていましたね。
けれども彼の疑いはそれだけはなくて、青猫に背教者の疑惑を感じるとも言っていた……。
彼の疑うような理由で、背教者である青猫が鑑定屋を名乗ったのだとすれば、Soul Takerが本物だということになるはずよね。
そこまで考えられるにも関わらず、それをSoul Takerを信じたい理由としては挙げなかった。そのことは少し気になったわね。

[腕を組み]

lifeは疑わしいと言うより此処にきてほぼ誰からの疑念も受けなくなった点に於いて脅威を感じるが、現時点では他の奴等の方が気になるね。

[続く猫の隣に顔を向け片眉をあげてにやりと笑み]

昨日から御猫様は随分と俺が気になるみたいだし、反対がなければ俺を鑑定するのも悪くないんじゃないか？
lifeも俺を疑ってるし背教者だと偽の告発をするにしても丁度良い位置だろう？

[Nail Clipperの言葉に向き直り]

一つ断っておくなら、俺がSoul Takerを疑っていたのは確かだが、だからと言って他の鑑定屋を信用していた訳でもないぜ。
信頼を得すぎた鑑定屋が背教者に狙われ情報が欠けるのを危惧して、確実な情報を求めるが故にいくらか信用を落としたかったのは認めるけどな。

[碧い瞳を細め]

俺のアートは美術品をNail Clipperのお眼鏡に叶うかね？

[改めて周囲を見渡し、Soul-Takerが爆死している事を確認。忌々しげに舌打ち。]

…背教者はこの環境でも、殺しが出来るのか。

私は、受け身な態度と、消去法で鑑定先にlifeを選んだ点、さらにAMBERがNail-Clipperを鑑定希望したのをみてから、合わせる様にやはり消去法でLumberjackを希望した点ががどうにも気になって、Soul-Takerはあまり信用していなかったが。彼が殺されたのは事実か。
背教者が、協力者をわざわざ殺すとはおもえんな…。

で、AMBERはNail-Clipperが背教者だと言う。
青猫はAMBERに鑑定されて名乗りをあげた点、やはり考えがわからん点が気に入らん。態度だけで見るのはSoul-Takerを含め間違いかもしれんが、私の主観では、粛正、暗殺、どちらの対象にもなり得る現状を認識した鑑定屋としての、プロ意識を青猫に感じにくいのだが。

[ふと首を傾げる。]

そして気になるのは、どうして鑑定屋を名乗る者が三人になり、私を偽だと言い張る者が出てこなかったかということです。

裏切り者が確実に含まれている、偽かもしれない能力者が二人いたら、間違いなくどちらもいずれ粛清されたでしょうね。三人でもそうなった可能性はあります。lifeがしたように、その策を強く主張した者は、私の予想よりも少なかったとはいえ。
けれど、それが四人になったら、どうでしょう？　私の情報が正確だと、確信されない事態になっていたら。青猫が協力者か背教者であったなら、鑑定屋であれ情報屋であれ、好きな方を名乗ることができたはず。
あえて私にではなく、二人いる鑑定屋に更に対立する選択をした理由。それが私には少し納得できないの。もちろん、私を偽物だと言い張っても信用されないと判断した、という可能性だってあるのだけど。

もし青猫が背教者なら、その青猫が鑑定したと名を上げたLoversは、背教者ではない可能性の方が高いでしょうね。誰かが鑑定した者を補うように鑑定しよう、という提案がされる可能性はとても高かったのですから。

AMBER。
何時まで彼女が生きているか分からないと把握しているのに、
Barbeelooに調査させてから……と言うのは可笑しくないかしら？
そこまで事態を分かっているというのに。

検分の際に彼女が生きているとは限らない。

［身動きせずに、すぅと半眼になった。］

貴方が背教者や協力者であるなら、Nail-Clipperを殺す事は無駄になる。私達はその事を考えなくてはならない。Barbeelooを喪い、Nail-Clipperが騎士か背教者であるかが分からなくなれば、そう……【3刻】程しか猶予はないでしょう。

Nail-Clipperを殺した後、Barbeelooと貴方が生きている可能性はどれくらいあるのかしらね…。

ううむ………いかんな、先入観に阻まれそうだ。
冷静にならなくては…冷静に。

［目を瞑る。］

削除された選択肢というのは、どうも魅力を増すようだ。
そして、鑑定屋だと名乗りを上げた3名のうち、
2名は裏切り者……この二重の構造が思い込みを強めている。

［頭をふるふると振って、ため息混じりに］

猫が見つけ出すべき者の片割れなのではないか…と。

AMBERは、最初に鑑定希望を出した点を、私は白要素だと感じた。
勿論、彼が背教者で答えを知っている場合を除いて。

…記憶をはやく戻す為に、薬を打ち込んでやりたいと思ったのは、記憶について、信用出来ない事と。もし偽ならどんな反応を示すか、見てみたかったからだが。

[分からんと首をひねる。]

青猫が背教者、AMBERが協力者、Soul-Takerが本物なら、AMBERはSoul-Takerが殺されたのを合図と見て、Nail-Clipperを背教者だと宣言したのかもしれんのか。

判定割れをしたNail-Clipperの鑑定結果を、粛正する事でBarbeelooに聞いてみたいが。Nail-Clipperが無実の場合、協力者2と背教者2と、我々5名。乱戦で一気に全滅するリスクが生まれる。

少なくとも、協力者1を確実に始末すると言う意味で、今日、青猫かAMBERを殺すのが全体の為にはリスクが低い。

One wayには、AMBERと青猫の出す鑑定結果を聞き、急速にAMBERが用済みだと判断した思考の流れを聞きたい。

合理性だけなのか？
Soul-Takerを信じていたのか？

[タオルを投げてグラスに持ちかえる]

Violet、だから急ぐのさ。
お嬢さん、Dark Hunterは若かった。守護騎士の任は与えられていないさ。

[悪戯っぽい笑みで、AMBERを見つめる。]

あなた以外にとっては、もう一つ疑念があるのよ。
Nail Chipperが守護騎士ではないか。という疑念がね。

我々が見つけ出すべき背教者は、最初から
鑑定屋を始末する方向でいたような動きを見せている。
……情報屋より、鑑定屋の方が脅威だったのだろう。

［ため息をつきながら］

どの道、我々は仕事を泥仕合のように進めていかなくては
ならなくなったようだな…。

一人が欠けた以上、鑑定屋を生かしておくわけにはいかない、というLady violet、あなたの方針には同意しましょう。

あなたが、昨日それを始めない決断をしてくださったから、Soul Takerは騎士として死ぬことができたのでしょうしね。
……人形として生き、全うして死ぬ。羨ましいことだわ……。

[最後の言葉は、呟きになって消えた。]

［机の端に腰掛け眼を細めた］

琥珀。
猫の宝石は
此所にあって何処にも無い。

［耳を傾けて居る］

［モニターの通し番号>>2:109を再生しながら。］

「俺と青猫が背教者に消されたら、Soul Takerを迷わずに始末することだ。」

私は、この言葉を聞いた時、信用してしまいそうになったわ。

［つと、Nail-Clipperへ視線を移して。］

「小さな洞察力」…いいえ。

AMBERが協力者なら、洞察力は鋭いものだと思っている。
貴方を指名する事も、訳はなかったでしょう。丁度、告発するにはよい位置にいるように思えたもの。

だからこそ、AMBERを警戒している。

Lumberjack。
背教者は最初から鑑定屋を始末する方向でいたと言うのは、どの動きを指しているんだ？

[アイスボックスから氷をすくいグラスへ入れる]

そいつは素敵だ。
俺は、初日騎士の中から鑑定屋とおぼしき青猫を引っ張り出し、翌日には守護騎士を血の舞台に引っ張り出して、あげくBarbeeloo−あんたを消そうとしているってわけだ。

帰ったらかなり出世できそうだな。

貴方が本当の鑑定屋でNail-Clipperが背教者である。
それもありえるわ。

［Loversが説く「全体のリスクが低い」　───に頷く。］

どの動き？名乗り出の時から実際に始末するまでの
一連のすべてを言ったつもりだったんだが…
少し言葉が足らなかったようだな。

［ウォッカを飲む。］

[くすりと笑って、AMBERに答えた。]

そうね。その通り。
そして、そう言ってみせる時も、自分は背教者ではないと言うあなたは、面白いわね。とても。

…drak-hangerの情報に関しては。
寧ろ、彼女を庇う余裕があった者の方が、彼女が背教者で無い事を知っていたのではないか、疑わしいと思っている。

私は、もしdrak-hangerが背教者であったり、もしくは背教者を後一息まで追い詰めた時に間違って彼女を粛正する事を選択する屈辱的な可能性。…これもノイズだと表現したが。
信用が無くて情報屋にも鑑定屋にも名乗れなかった協力者の可能性がある者を始末する事を躊躇う方がわからん。

もし、彼女を潔白だと思うなら、迷うそぶりだけでなく他の粛正対象を積極的にあげるべきだったのではないかと…。
純粋に躊躇った者に対して、喧嘩を売っている様だが。

[苦笑。]

青猫が望むのは、hot-shotね。
私はLumber-Jackが気になるのだけど…

［一同を見る。暫し考えるように瞼を伏せ。］

Violet,
俺は今のところ、One・Wayが希望だ。

[グラスをテーブルに置いて、シャツをつかむ]

[ようやく眼を開け]

手当てされるってのも妙な気分だな…この状況で…。

[Jackを一瞥し]

オレは残ってる鑑定屋の二人をさっさと始末したいがね…。
昨日は待てと言われたのでな。
が…現状どうだ？
なぁ、Jack。
貴様の昨日の態度と今の態度、あからさまじゃネーか？
オレに冷静であるようにと説いたお前は今此処には居ないようだな…。

質問の答えを聞いていないのが気になるが、現状鑑定の希望なら、私はOne Wayだ。判定が出た結果に対して、彼が何をしゃべるか聞いてみたい。

lifeとhot-shotは思考の流れが見える点で現状では、鑑定を希望しない。Lumber-Jackは微妙だな…。

鑑定屋はそれぞれ望む騎士を鑑定して頂戴。

［首をコキコキと捻りながら］

私は確かに言ったはずだ。「機ではない」と。
昨日の時点では、確かに機ではなかった。
だが、状況は変わったのだ。

[溜息混じりに]

良いか悪いかはしらネーが…。
オレは昨日、此処にいた(Soul Takerの席を示し)奴を殺る気でいた。
結果的にはオレの望んだ状況にはなった。
他の鑑定屋二人がオレを調べてないと言うだけでな。

この状況でオレを調べさせる以外にこの二人を生かして置いて有効な情報に成り得るとはオレには思えないがな…。

個人的にはずっとLumber Jackが気になっては居る。
どうしても俺を鑑定するって言うなら止めないけどな？
御猫様が俺になんて判定を出すのかよりは、さっきも言った通り口数の少ないLumber JackかOne・Wayの鑑定結果を聞きたいね。

いや、Lumber-Jackを希望しよう。
One Wayの方が質問の点を除けば、同意しやすい点がLumber-Jackより多い。

嗚呼、私は鑑定機能が壊れている点で、先にAMBERを粛正して良いと思っている。なのでこれは、青猫の鑑定先の話だ。

[Jackの言葉を受け]

そうか…その機が来たというわけだな。

ならばオレは正面にいる青いの(青猫)を殺るぞ。
どのみち両方やるがな…。

[麻の軽いパンツを履きながら、Violetの言葉に]

承知した。

お二人が口を揃えて僕を調べるというのなら少し考えるところはありますが。

そうでないのなら。

分かった。
ならば猫はそうしよう。

［頷く。
lifeの言葉ににっと笑んで］

青猫を残せば、ラインが出来るかもしれん。
…とlifeに言っても無駄か。

life、動き回るつもりなら、あなたの傷は一旦神経ブロックで痛みを除去した方が良いかもしれんな。トリガーポイントに、注射すれば痛みの場所の血液の循環が良くなり、またその場所の凝 り固まった筋肉の緊張がゆるむ。 痛みの場所にたまっている痛みの原因物質（発痛物質と 呼びます）が、血液の循環で洗い流され腫れがひく。

[One・Wayの言葉に、視線を動かして。]

そうでないなら？

嗚呼、それからLoversの問いには「合理性から」と。

そうでないのなら、お人形さんが健在のうちに情報屋の中で背教者だと思う方を始末したいですね。

[Loversを見て]

あん？…難しい事はわかんねーぞ…。
お前がどうにか出来る範疇ならどうにかしてくれ。