新米記者 ソフィー [頭上から降ってきたコーネリアスの言葉に、血で濡れた拳でぐいと涙を拭いた。 顔が血で汚れたが、気にしなかった。 そして泣いていたことなど忘れたかのように立ち上がると、真っ赤に染まった白衣のポケットに両手を突っ込み] >>7 …解っている。 検死をするまでもなく、心臓を一発、だけどな。 貫通している。 | |
(10)2006/07/24 15:17:08 |
新米記者 ソフィー [僅かばかりに気遣うようなコーネリアスの言葉に小さく首を横に振り] >>13 これが私の仕事だ、気にするな。 私は検死官ではないけれどね。 [そして目立った外傷は、と問われれば薄く笑い] 私がずっとギルバートの隣に居たんだ。 他に誰も居なかったし、当然殴られるような時間もなかったヨ。 [言ってから、ふん、と鼻を鳴らし] これで私の身元が証明されてなかったら、最も怪しかったのは私だったんだろうな。 なんたってギルの隣に居たし、しかも検死をするのも私だ。 検死結果を偽造することすら出来た、ってな。 …こんなことで、自分の身元が証明されていることが幸いするなんてね。 やってらんないヨ、全く。 | |
(15)2006/07/24 15:29:29 |
吟遊詩人 コーネリアス >>14 [ナサニエルの叫びに、思わず肩を掴んで殴る。 相手ご自慢の顔を殴ってしまったのは、それほど気を使ってられないから。 普段の彼なら、そんなことありえなかったのに] …いい加減にしろよ。お前、軍人なんだろ。 軍にいれば、戦争なんかしなくても人は死ぬよ。 友達だって、先輩だって、後輩だって死ぬんだ。 …そんな覚悟も出来てないなら、さっさと軍なんかやめちまえ。 [淡々とした声音で静かに言い放てば、くるりと背を向けた] | |
(18)2006/07/24 15:35:04 |
新米記者 ソフィー >>19 [ナサニエルの前では見せなかった、少しばかりへたれたようなコーネリアスの笑みに、僅かに眉根を寄せ] …ああ。任せておいてヨ。 [そしてコーネリアスの隣を通り過ぎ様に、その肩を軽く叩き] …後で思う存分泣くといいよ。一人になったらネ。 [俯きがちに小声でそう告げると、煙草を口の端に咥えたまま*医務室へと向かった*] | |
(21)2006/07/24 15:45:47 |
吟遊詩人 コーネリアス [背中越しに聞こえるナサニエルの呟きに、表情は変わることなどなく] >>21 …ん、よろしく。 [小さく呟くも、軽く叩かれた肩と与えられた言葉に僅かに目を見張り、そして若干俯きがちに微かな自嘲の笑みを浮かべる] まさか。泣いてる暇があるなら、先に進むさ。 ……任務中には、よくあることだからね。 [感傷に浸っている暇などない、とばかりに小さく呟いた] | |
(25)2006/07/24 15:53:43 |
新米記者 ソフィー [ルーサーがギルバートへの祈りを捧げ、その後ろではステラが唄っていた。 やがてステラが医務室から消える。 ソフィーはルーサーに軽く敬礼をし、デスクへと戻り、端末を開いた。 記録を確認しているうちに、ソフィーの瞳が驚愕で見開かれた。] …ニーナが諜報部員で、シャーロットがスパイ…? [艦長への身柄引き渡しが、単純な多数決かどうかは解らない。もしかしたら多数決かもしれないが、艦長自身が告発された者の中から己の主観を交えて選別している可能性もある。 だがどちらにしても、彼女を告発したうちの一人は間違いなく自分だった。] …敵は取った、とは言い切れないよネ。 あと一人いるらしいし。 シャーロットが艦長に引き渡されたのは…ギルバートが撃たれるほんの僅か前、か。 ならばギルバートを撃ったのは彼女ではない…。 もう一人ということになるな。 …まだ終わっていないんだ、何も。 | |
(48)2006/07/24 19:17:25 |
修道女 ステラ >>51 [それはたぶん違いますよ、と微笑んだ] ミハイロフ少尉は、あなたより年上な分、少しだけ多く経験を積んでいるだけだと思います。 少尉も本当は泣きたいのだと思いますよ……。 素直に泣けるのは年下の特権ですからね、今は少尉の分まで泣いてあげたらいいと思います。 [...は恐縮したようなナサニエルに、気にしないでと笑み、背中を撫で続けた] | |
(53)2006/07/24 19:38:14 |
修道女 ステラ >>69 [思い出し笑いなのか、肩を震わせ] ……休憩室にいた方々に、「キース少尉の喜びそうなものを」と頼んだら、次々とこれらをくださいました。 キース少尉はグラマラスな方が好みだったのですね。 [そして、祭壇の前のグラスに気づき、グラスを1つ取ってきた] 私も仲間にいれてください。 | |
(70)2006/07/24 22:48:15 |
冒険家 ナサニエル >>72 [グラスを持ち上げると一口、ほろ苦い液体を口に含み] ……俺、ですか? 親父がマリーンだったんですよ。 ……だからホラ、何となく周りも同じ道行くんだろ、みたいな感じで。 まぁ多少の反骨精神でネイビー選びましたけどね。 | |
(73)2006/07/24 23:09:54 |
修道女 ステラ >>73 [あまり強くないのか、グラスの中の液体を、唇を湿らす程度に飲み進めている。”反骨精神”にくすりと笑った] 軍人家系というのでしょうか。そういうご家庭って多いですね。ミルスバルト軍曹もそうでしたね。 [そういってから、彼女の心情を思って目を伏せた] ネイビーを選んで良かったですか? | |
(74)2006/07/24 23:16:00 |
冒険家 ナサニエル >>74 俺んとこは彼女みたいに鍛えられてるわけじゃないですけどね。 でも男なら軍隊だろう、って風潮はありましたけど。 [グラスを煽ると中に残った泡を見つめ] ……分かりません。 沢山得るものもあったし、こうして失うものもあった。 ……天秤にかけてどっちが大きいって今は決められないから。 | |
(75)2006/07/24 23:20:42 |
修道女 ステラ >>75 [そうですね、と目を伏せた。ある意味自分も”反骨精神”で修道院を飛び出した身であり、自分の半生をぼんやりと思い出していた] ……最近は減りましたが、以前はわたしはよく「元の世界に戻ったほうが」っていわれましたねぇ。 いつか、この道に進んで良かったと、お互い思える日がくるといいですね。 | |
(76)2006/07/24 23:26:15 |
冒険家 ナサニエル >>76 俺なんて任官してまだ日も浅いですからね…… この先ますます軍人に向いてないって言われる回数が増えるかもしれません。 [苦笑するとグラスをテーブルに置き] ……ただ、俺にこの道が合ってなくても。 軍人として過ごした間の経験はかけがえないものだと思ってますよ。 ……貴方とも出会えたし。 | |
(77)2006/07/24 23:33:00 |
修道女 ステラ >>77 [...は、微笑を浮かべ静かにナサニエルの話を聞いていたが、最後の言葉にすこし驚いた表情をして、ナサニエルを見た] [...はしばらくまじまじとナサニエルの顔を見ていたが] ええっと……まさかと思ってたんですが [やっぱりまさかですよね、と思いなおし、照れて赤くなって目をそらし] わたしも、少尉に会えて良かったと思います。 | |
(78)2006/07/24 23:39:06 |
冒険家 ナサニエル >>78 まさか……? [首を傾げてから何か思い当たったのか、あぁ、と呟いて。] ……こないだの件なら俺は本気ですよ。 でも曹長にその気がないなら冗談にしといてくれってことですから。 ……そのように言っていただけるのであれば僥倖ですよ。 | |
(79)2006/07/24 23:43:38 |
修道女 ステラ >>79 [...はあわあわと真っ赤になって慌てて] 本気って、だって本気で言ってると思わないじゃないですかっ。 [不自由してなさそうだし、と言外に添えた] その気って、えーと……う…… ……少尉も物好きですね…… | |
(80)2006/07/24 23:49:03 |
冒険家 ナサニエル >>80 うん、まぁ…… そう思われてない自信はあったけど。 [どこか遠い目をしつつ苦笑して] 物好きで結構ですよ。 貴方の説教聞きたさにワザさ悪さするような少尉は。 [酔っているのかそれ以外のせいか、紅く染まった顔で肩を竦めた] | |
(81)2006/07/25 00:02:18 |
修道女 ステラ >>81 [...は礼を言って飴を受け取ると俯いた] ……鈍くてすみません。 あと、ありがとうございます、光栄です。 それからええと。 [...はナサニエルに負けないくらい赤い顔をしている] でも説教聞きたさって、ほんとに物好きですからね? | |
(82)2006/07/25 00:08:32 |
冒険家 ナサニエル >>82 そりゃ医務室の美人は高嶺の花ですからね。 お説教でも喰らわないことには顔見る口実できませんから。 [悪戯っぽく笑うと飴を口にいれ] ……酔い、醒ましてきます。 このままだと色々口走ってしまいそうですから。 [軽く敬礼の姿勢をとると、どことなく覚束ない足取りで、*甲板の方へ出ていった。*] | |
(83)2006/07/25 00:13:15 |
新米記者 ソフィー [だが、そこでふと思い当たる。] …あの三人が、私たちと同じように互いに互いを信じあい、そしてそれが事実真実のものだとしたら… そしてニーナが諜報部の者だというのが真実なら… 残されたのは、ローズとユージーン、そして大尉だけじゃないか…。 [ギルバートの部下だったローズ。昨日医務室であんなに哀しんでいた。 そして大尉。ギルバートの為にひたすら祈りを捧げていた姿。 ユージーン。先程ちらりと覗いたブリーフィングルームに出来ていた祭壇に供えられた食事は彼が作ったものだろう。] …おかしい。おかしいよ…。 この中にギルバートを殺したヤツがいるだって…? とてもそんな風には思えない…。 | |
(104)2006/07/25 14:17:30 |
新米記者 ソフィー [端末を前にじっと考え込む] …誰かが平然と嘘をついている。 嘘の涙を流し、嘘の哀しみを表現している。 [それは誰なんだ、と必死に頭を巡らせる。 しかしやはり誰もが疑わしくなく、誰もが疑わしい。] …まさか、コーネリアスかナサニエルがギルバートを殺す、なんてことは… いやコーネリアスは保安部の者。嘘をついていれば、必ず本物の保安部が名乗り出る筈。それがないのだから、彼は恐らく本物…。彼自身がスパイではない限り…。だがナサニエル…ナサニエルは…? [彼の名前を呟いてから、昨晩ここで散々「どうしよう」を繰り返していた親友の顔を思い出す。] …ステラが選んだ男だもんナ、信じるしかない…。 もしあの男がステラを騙していたら、ステラが知る前に私がヤツを鮫の餌にしてくれるまでだ。 | |
(106)2006/07/25 14:25:29 |
新米記者 ソフィー ステラがいると彼女が五月蝿いから無理矢理にでも取らされるんだけどネ。 今また彼女、鎮静剤で少し眠ってるんだヨ。 …こんな状況のせいか、なかなか眠れないみたいでさ。 で、静かだとついつい食事の時間を忘れちゃう。 [スプーンを受け取ると、いただきます、と手をあわせて、ミネストローネを一掬い。 温かいものが体内を満たすと、思わずほぅと溜息が漏れた。 だがコーネリアスが呟いた一言に、ミネストローネを掬うスプーンがぴたりと止まる。] …ナサニエルを、調べてたんだ。 …わざわざ調べなくても、友達だろ? 無条件で信じることは…出来なかったのかい? [それは別に咎めるような口調でもなく。 淡々と思ったことをただ口にしているだけのようだった。] | |
(111)2006/07/25 14:49:34 |
新米記者 ソフィー [俯いたコーネリアスの額を指先で弾き] ほらほら、しっかりしろ。 黒じゃなきゃいいっていうのは…信じたかったからだろ? 不器用だな、とは思うけど、保安部なんかに身を置いちゃった人間の、宿命的なものかもしれないよネ。 実際アンタはこれまでに平気な顔で嘘を吐く人間を一杯見てきたんだろ? [そしてすっぽりと自分の腕の中に収まったコーネリアスがふと呟いた言葉に、緩く背を叩いていた手が止まる。 やがてけらけらと陽気に笑い出すと] ああ、この豊満な胸で泣きたければ泣いてもいいんだけどナ? [一転して口調を穏やかなものにし] どうせギルバートの為に泣いてないんだろ、アンタ。 | |
(115)2006/07/25 15:20:27 |
新米記者 ソフィー だが機械だったらこんな風に誰かと触れ合うこともできないぞ? [くす、と笑い声を漏らしてコーネリアスの手を取る。 その手を両手で包み込むようにして] それはそれで寂しいモンじゃないのかな。 機械だったら寂しいとも思わないんだろうけどサ。 私はやっぱり自分が人間で良かったと思うヨ? [温かいものを感じるのは好きだからね、と瞳を伏せて呟くように言う。 そして生きていたら、と言われれば、顔を上げて再び『バカ』と笑い] アンタがそうしてほしいなら、いくらだって付き合ってあげるヨ。 だから生きるんだよ。なんとしても。 [死んだらギルバートの上に被せるようにして寝かせてやる。 そんな微妙な脅迫の言葉を口にし、嫌なら絶対に死ぬんじゃないよ、と、からりと笑った。 それは、また誰かが死ぬかもしれない、ということへの恐れを見せないかのようにしている風にも見えた。] | |
(122)2006/07/25 16:17:17 |