自警団長 アーヴァイン
あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。 この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。 当日、現場に出入り出来たのは今ここにいる者で全部だ。 とにかく十分に注意してくれ。 |
流れ者 ギルバート そう、それそれ。 ……キャロちゃん、可愛いね。 ちょっと待ってて。 [初々しい恥じらい方に、内心ほくそ笑む。安心させるように肩をぽんぽんと叩いてキャロルの客室を出ていくと、ギルバートは鼻歌を歌いながら、廊下にいる面々に手を振って横切り、荷物が固められた部屋へと入る。簡易救急箱から湿布と、キャロル、そして自分の荷物を持って出てくると、声をかけた。] 何何? もう伝説の話?気が早いっていうか。 廊下で話すのもいいけどさ、今キャロちゃん足挫いちゃってるじゃん。あの子動けないからキャロちゃんの部屋で集まって話さない?ま、動けるなら別の場所でもいいけど。あの子も一人じゃ寂しいっしょ。 [なあ? と、首を傾げるように女性達の方を主に見て促し、ハーヴェイを右肘でつつく。] | |
(14)2006/07/16 23:46:05 |
お尋ね者 クインジー ―部屋4― んーあ… [ つまらなさそうに部屋の隅で欠伸をする。ゲームをしている輪からはひとつ前の決着で抜けた。あまりの全敗でまるで面白くなかったのだ。] 【ぜってーおかしいっての。なんで確実に俺が負けなんだよ。誰か仕組んでねーか? そうだよ、ギルバートのあの余裕の笑み。ありゃぜってーイカサマしてやがる。ああムカツく】 [ なにやらブツブツ呟く。かなりの確率で被害妄想だがそうでも考えないとやってられない。自分が運のいい方だとは思っていないがどうやっても負けるのはあまりに理屈が判らない。] 【ああもう、本当に面白くねえ…と、ん?】 [ 部屋にいる面々を見て、首を傾げる。何人かいない。いや、正確にはキャロルがいないのが気になる。別に部長がいないことなんかどうでもいい。 キャロルは気分が悪くなったのか青い顔をして出て行った。すぐに戻るといいながら、まだ帰ってきていない。どうしたことだろうか。] おー、ちょっとこの館の探検でもしてくるわ。ヴァンパイアの一匹でも見つけたら戻ってくる。 [ 適当なことを呟いて、クインジーは部屋から*出て行った。*] | |
(45)2006/07/17 08:54:07 |
逃亡者 カミーラ ―部屋4― [部長ハーヴェイの説明を聞き流しつつ、皆が談笑している部屋に入った。] 【新入部員…の顔と名前がまだ一致しないんだよね。 えと、おしゃべりで明るい子と綺麗な子が女の子。ぼんやりとした男の子。 ああ、さっき茶を淹れてくれたのも見たことない奴だったから新入生か。】 [カミーラ自身は話の輪に入らずに、部屋の隅に陣取ってスケッチブックを取り出した。上級生達にとってはお馴染みの光景。 カミーラ自身に言わせれば、それは『創作意欲を高める行為』だそうだ。慣れた手つきで新入生達の表情をデッサンし始めた。] [時折、気が向いた時だけに、話の輪の外側から辛辣な突っ込みの言葉を浴びせた。そういう時のカミーラの顔は悪戯っぽく楽しそうだった。] | |
(55)2006/07/17 17:09:20 |
冒険家 ナサニエル [見れば見るほど変わった作りをした家だった。 そもそも、窓が無いという時点でおかしいのだが。 使用人の通る勝手口もなければ非常口のようなものもない。 出入りできるのは、少なくとも今開放されている限りでは本当に玄関だけのようだ。 火事にでも遭ったら一巻の終わりだ。 相当に古い建物ではあろうが、こんなところに人がいていいのだろうか、とも思った。] そのくせ、部屋は多いのだから分かりませんね。 変人の芸術家でも住んでいたのでしょうか。 [どう換気をしているのかと思えば、鼠くらいしか通れそうもない通気孔が開いているのを見付けた。 全く、徹底している。] 身分の高い者が何かあった時に身を隠したりするのにでも使ったのかもしれませんが、それにしてもやはり不思議ですね。 何に使われたとしても今は夢の跡ではありますが…。 | |
(64)2006/07/17 23:12:22 |
村長の娘 シャーロット [ナサニエルの言葉ににっこりと笑顔を返す。] いえ、私も新入部員ですから。お手伝いしますわ。 それにゲームにも参加しておりませんし、ぼーっとしているのもそろそろ飽きてますから。 [普段たまにしか顔を出していないのは頭の片隅に追いやる。ここで少しくらいポイントを稼いでおかないと合宿に参加した意味がない。 そばにトビーがいる事を思い出し、声をかける] トビー先輩は普段サークルでどんな活動をされているんですか?私ミステリー関係は初めてなのでまだあまり詳しくなくて……。 ここに来たのってヴァンパイアの伝説がらみって聞いてますけど詳細がまだ掴めてないんですよね。 なにか文献でもあるのでしょうか? [できるだけ事前の話を聞いていなかったことを隠して探ってみる。] | |
(119)2006/07/18 01:40:21 |
牧童 トビー [「あまり参加してない女性だった」と思い出しながら、自分とちょうど同じくらいの身長のシャーロットに首を傾ける。] サークル活動でやっている事は、他のメンバーと然程変わらない。…大体、分かるでしょう。先輩後輩という様なサークルでもないですし、トビーと呼んで下さい。 そう、ここに来たのは、確か春だったか、読書会でハーヴェイが…部長が選んだ小説の舞台になっている洋館を見つけたとか、そういう流れで。 文献と言っても「The Legend of Vampire」という幻想怪奇小説だけども。ハーヴェイが一番気に入っていたから来る事になったのだろうね。 嗚呼、確か僕は「The Legend of Vampire」を一応荷物に入れて来た。 …良ければ、後で合流した時にでも貸しますよ。 [ナサニエルに首を振って、] と、その前に、部屋を決めた方が良さそうだね。 クインジーの部屋に荷物を置きっぱなしという訳にもいかないし、可能な限りの換気や簡単な掃除も必要そうだ。 | |
(129)2006/07/18 01:58:23 |