冒険家 ナサニエル [ヴィンスの叫び声 ギルの笑い声 壊れて 壊れて 壊れて …大切なものが…壊れていく ――大好きな村を、お願い、します ただ静かに其の光景を見守り] …ごめんね… [力なく呟いて] | |
2006/05/31 03:05:09 |
見習い看護婦 ニーナ [気付けばぼろぼろと涙を零しながらその場所に佇んでいて。 涙を零す暇もないと思ったのに。 こんなに、ぼろぼろ。ぼろぼろと。 だけどそれは床を濡らす事はなくて。 だけどどうしようもなくて。 ただ、ぼろぼろと。ぼろぼろと涙を零している。] | |
2006/05/31 03:06:43 |
見習い看護婦 ニーナ [なんで私は死んでるんだろう。 なんで先生と離れちゃったんだろう。 約束したばかりだよ。 約束したばかりだよ。 離れたくないよ。側に居てほしいよ。 先生。先生。先生。先生。先生。 ――先生。] ―――――…先生―――――…。 [ぽつりと呟く。] ―――――――ヴィンセント先生…――――――。 | |
2006/05/31 03:12:00 |
のんだくれ ケネス [今までにこんな彼を姿を見たことがあっただろうか カウンターの奥で物静かに微笑む姿しか知らなかったのに ああ、と俯く。これじゃあまるで――] | |
2006/05/31 03:16:12 |
見習い看護婦 ニーナ [ギルバートの言葉に、まだぼろぼろと涙を零しながら、振り返る。] そっか。ギルさんだったんだ。 エッタちゃんと、ギルさん。 人狼のくせに。 人狼のくせに。 返してよ。返して。返して。 幸せな時を返して。 先生と一緒に居られたはずの時間を返して。 平和にすごすはずだった時間を、――返して。 [ただ静かに呟くように。] | |
2006/05/31 03:23:34 |
医師 ヴィンセント 友も 愛する人も 失った…―― 奪われた…―― うばわれた…―― | |
2006/05/31 03:24:42 |
医師 ヴィンセント 死ねばいい。 彼女の命を奪った人狼など 死んでしまえばいい。 | |
2006/05/31 03:26:27 |
お嬢様 ヘンリエッタ [ゆっくり、ゆっくりと目を覚ます] ――… [聞こえてくる声たちに、悲しそうに俯いた] | |
2006/05/31 03:28:18 |
お嬢様 ヘンリエッタ 守って…欲しかったよ… 約束… でも… きっともう、無理なんだね… | |
2006/05/31 03:29:00 |
見習い看護婦 ニーナ [ヴィンセントの視線を追う。 動かなくなった私の、身体。 側に。側に行く。――彼の側に。 やはり涙は零れるままに。] …先生。先生。――ここにいるよ。私、ここに居る。 先生…、先生…、先生――…。 [聞こえた呟きに、振り返る。ぼろぼろと涙が零れる。] なにが………なにが、ごめんね、なのよぉ…っ!! | |
2006/05/31 03:33:27 |
お嬢様 ヘンリエッタ ――…だったら、どうだって言うの? あの男が、無理に引き離そうとしなければあなたも死ななかったのにね? 可哀相な子…あの男のとばっちりで、死んでしまうなんてね? [くすくすと、笑い始める。 どうせなら、憎まれる方が楽だった] | |
2006/05/31 03:35:00 |
酒場の看板娘 ローズマリー 奪われれば奪う。 殺されれば殺す。 終わらない。 終わるはずがないわ。 この連鎖はきっと、どちらかが滅びるまで永遠に続くわ。 幾度となく双方に悲しみと苦しみ、そして怒りを与えて――― | |
2006/05/31 03:36:15 |
お嬢様 ヘンリエッタ おかしいよね? 人狼に殺されたら人狼すべてを憎む癖に 人に殺されたら、人すべてではなくて…たいていの場合はその人だけを憎むのにね? | |
2006/05/31 03:36:20 |
お嬢様 ヘンリエッタ それってつまり――… 人を憎めば、自分自身もそこに含まれるから…なんだろうね | |
2006/05/31 03:36:58 |
お嬢様 ヘンリエッタ あははははっ だけど、だけど! 自分は人狼じゃないものね? だから私個人ではなくて、人狼全体を憎もうとする! 何故か!? 私を殺しただけじゃ、飽き足らないんだよ…! もっともっと殺したいんだよ! 何でもいいから憎みたい、ただそれだけ! あははははははははははっ | |
2006/05/31 03:39:18 |
医師 ヴィンセント でも 私にはもう出来ないよ 人を殺すなんてできません 私は……そんな事をする為に医者の道を選んだわけではない | |
2006/05/31 03:40:24 |
お嬢様 ヘンリエッタ [けたけたと笑い始める。 それで何が変わるわけでもないのに。 その間だけ、嫌な事を忘れていられたから] | |
2006/05/31 03:41:58 |
見習い看護婦 ニーナ [ヘンリエッタに気付けば、その瞳に宿るのは憎悪しかなくて。 それでも涙は零しながら。溢れながら。] あの男って、先生の事? ――先生のせいでって言いたいの? 殺したのは、エッタちゃんじゃない。 私の身体を貫いたのは、エッタちゃんじゃない。 返してよ。…返してよ――…。 返してよぉお――ッ!!!!!!! | |
2006/05/31 03:41:59 |
冒険家 ナサニエル [――彼女はかえってこない ニーナだけじゃない 殺された 殺した みんなみんな 帰って来ない 壊れてしまったものは もう戻らない 戻らない] | |
2006/05/31 03:42:22 |
医師 ヴィンセント 人の命を救う為に…医者になった… あぁ…馬鹿ですね 私は。 今頃、自らの手を血に染めた事を後悔ですか。 ニーナ君を殺した張本人だったとしても…… 私は…………―――― | |
2006/05/31 03:42:31 |
お嬢様 ヘンリエッタ そうよ! あいつが邪魔をするから、あなたを利用して、あいつに報復してやった! 別にあなたに恨みがあった訳じゃない、ただそれだけ! あははははっ | |
2006/05/31 03:45:39 |
お嬢様 ヘンリエッタ 彼が…ギルバートが、あんなふうになったのも 皆が死んだのも 全部私のせいよ? ねぇ、恨めしいでしょう? 憎いでしょう? | |
2006/05/31 03:49:53 |
見習い看護婦 ニーナ なんで、なんで! なんでなんでなんでなんでなんでっ!!! エッタちゃんが悪いんじゃない!! エッタちゃんが!!! エッタちゃんが人狼だから!! エッタちゃんがナっちゃんを食べてたから!!! ―――だから…!!!! 邪魔されるような事をしてた、エッタちゃんの方が悪いんだ!! それなのに、――それなのに…!!! | |
2006/05/31 03:52:39 |
お嬢様 ヘンリエッタ あははっ だったらあなたは肉を食べないの? 野菜を食べないの? …同じ事でしょう? ナサニエルだって、納得してたのよ? | |
2006/05/31 03:56:48 |
見習い看護婦 ニーナ 憎いよ、恨めしいよ…! 大嫌い。 嫌い。 嫌だ。 ――――嫌だ―――…!! 人狼なんて嫌い。 人狼なんて大嫌い。 嫌だよ、聞きたくない!…聞かない―…! ナっちゃんが納得してたとして……でも、それでも、でも…!! | |
2006/05/31 03:59:45 |
医師 ヴィンセント 辛すぎるんです―― こんな現実……。 生き延びても尚… 心のどこかにずしりと重い錘を乗せたまま生きるならば……―― もう…だめですね。 私……。はは。 | |
2006/05/31 04:00:00 |
医師 ヴィンセント ナサは強いですね。 | |
2006/05/31 04:00:40 |
のんだくれ ケネス [笑い声を聞きながら、憎悪を見ながら、 誰にともなく漏らす] なぁ、ヴィンス悲しそうだぞ…… 憎しみは憎しみからしかこないのか? そんな単純な生き物なのかよ? 俺達も、お前らも… [ヴィンスの問いに悲しそうに首を振る] なあ、ヴィンス…だったらもう誰も殺すなよ。 誰にも殺させるなよ。生きろよ。 お前の手は人を殺さずに生かす医者の手なんだろう | |
2006/05/31 04:00:40 |
見習い看護婦 ニーナ [ぱっと、はじかれたように、 ヴィンセントを、みた。] | |
2006/05/31 04:00:47 |
見習い看護婦 ニーナ [ヴィンセントの側へと、座る。 ――――座る。 零れていた涙は、やはり零れていて。ぼろぼろと。 彼の手に落ちるけれど濡らす事はなく。] 先生…。―――先生…。 聞こえてるよ―――――…。 | |
2006/05/31 04:02:46 |
冒険家 ナサニエル [――私を彼女の元へ送ってくれませんか…? …今…なんて? ――私を彼女の元へ送ってくれませんか…? ヴィンスは 死のうとしてるの?] | |
2006/05/31 04:03:22 |
見習い看護婦 ニーナ [ぎゅう、と。ヴィンセントを抱締めようとする。 抱締める事は出来ない。 ただ、抱締める真似をする。 さっきまで。触れられたのに。 さっきまで。さっきまで。さっきまで。 ケネスの呟きが耳に届いた。 だけれども。] | |
2006/05/31 04:05:10 |
お嬢様 ヘンリエッタ …勘違いしてるわね あなたを殺したのは人狼なんてあいまいなものじゃない …私、よ? | |
2006/05/31 04:05:40 |
見習い看護婦 ニーナ [ぽつり。ただぽつりと。呟くように。] 解ってる。 だけど、人狼が皆、エッタちゃんみたいに見える。 ―――――だから。………大嫌いだ。 | |
2006/05/31 04:08:16 |
酒場の看板娘 ローズマリー 変わらないわ…狼も人も。 最初のきっかけを作ったのは狼だとしても――― 人も、人を殺す。疑いをかけて。人を殺す。 可笑しいわ…可笑しいわ…。 そうしてどちらかが滅びるまで、きっと続くんだわ―― | |
2006/05/31 04:09:30 |
お嬢様 ヘンリエッタ なら 人間は全てあなたの大好きな先生のように、愛せるというの? どんな凶悪犯でも? | |
2006/05/31 04:10:34 |
お嬢様 ヘンリエッタ 人間は 自分たちが一番でないと気がすまないのよ 本当は脆弱な存在の癖に 自分たちを捕食する存在なんて許せないのよ 自分たちは豚を殺し牛を殺してそれをなんとも思わなくても、自分たちが殺されるのは嫌 | |
2006/05/31 04:14:28 |
のんだくれ ケネス どちらかが滅ぶまでなんて、誰かが望んでいるのか? 見てみろよ。 見届けるつーのはただ見て悲観すりゃいいのかよ。 今を見ろ。 ギルを、ナサニエルをヴィンスを見ろよ。 誰が望んでるんだ。 可笑しくねぇよ…ちっとも可笑しくねえ。 | |
2006/05/31 04:15:53 |
お嬢様 ヘンリエッタ 私だって嫌だわ 死ぬなんて嫌、殺されるなんて嫌 食べる為に人を殺す けれど、生きる為の行動で殺されるなんて真っ平ごめん | |
2006/05/31 04:16:25 |
お嬢様 ヘンリエッタ どうせ殺されるなら 一人でも多く、仇をとって そして… … | |
2006/05/31 04:17:43 |
見習い看護婦 ニーナ [ローズの言葉に、叫ぶ。] ―――――解ってるよっ!!! 解ってる。 そんな事は、とっくに…解ってる…!!! だから嫌だった、だから嫌だった!! 何にも考えたくなかった!知りたくなかった!! でもきっかけは人狼じゃない!人狼がこなかったら、 この村は平和だった!! この騒ぎが始まらなかったら、――平和だった!!! | |
2006/05/31 04:18:09 |
お嬢様 ヘンリエッタ [それ以上続ける事が出来なかった。 もう、それ以上言う事は限界だった] … | |
2006/05/31 04:18:26 |
見習い看護婦 ニーナ 人間総てなんて愛せるわけないじゃない!! 人間も、もう、嫌い。嫌い。――大嫌い。 何で殺すの。何で殺すの。なんで―――殺すの…っ!! 私だって、殺したわよ!!私が殺したわよ!!!! いろんな人を疑って―――殺し――――…!!! ―――――――――嫌――――――――…!!!! | |
2006/05/31 04:18:29 |
見習いメイド ネリー ……… [ネリーは大きな叫び声がきこえ、ふわりと現れる。一言だけ、呟いた。] ………あーあ。 [ふいと視線を逸らすと、*またどこかへ行ってしまった。* 涙は数日前、彼女が死ぬ前に使い果たしてしまったのだろう。] | |
2006/05/31 04:21:56 |
酒場の看板娘 ローズマリー 止めて…ニーナ。 [そっとニーナへと寄れば抱きしめる。 この子は…そう、私と同じ―――] 解っているから…それ以上はもう、言わないで…。 | |
2006/05/31 04:22:39 |
お嬢様 ヘンリエッタ ――… [ふと、集会場に目を向ける。 もう限界だった。 気を紛らわせて、自分に憎しみを向けさせようとしても、もう駄目だった。 涙がこぼれる] | |
2006/05/31 04:24:31 |
お嬢様 ヘンリエッタ ナサニエル… [その名前を、呟く。 少し前まで愛しく思えていた筈のその響きは、悲しみに彩られていた。 この現状が余りにも――] …ヴィン×ナサ×ギルなんて、見たくないよ…ッ | |
2006/05/31 04:26:13 |
見習い看護婦 ニーナ [叫び終え、はあ、と息を吐く。 やはり涙はぼろぼろと、ぼろぼろと零れていて。 ヴィンセントを見ると、更に溢れてくる。 とまらない。 先生。 先生。 先生。 先生。 先生。 ふわりと、抱締められた。 先生? ふわりと、薔薇の香りがする気がした。] ―――ロゼ、さ………。 [彼女を見ると、また。―――ぼろぼろと。] | |
2006/05/31 04:26:57 |
お嬢様 ヘンリエッタ [それとも、もしかしてナサニエル総受けというものなのだろうか? そんな事を考えてしまって、涙はとめどなく溢れた] …見たくない | |
2006/05/31 04:27:51 |
見習い看護婦 ニーナ [ヴィンセントを見詰める。 抱締めてくれてる。 ふわりと。ふわりと。 その感触が甦る気がする。 もう、触れられないのに。 もう、ないと思ってたのに。] ―――…せんせぇ………。 [そして、エッタの呟きを聞いてしまう。 ゆるりと、そちらに振り向いて。] | |
2006/05/31 04:28:39 |
見習い看護婦 ニーナ ――――私が一番見たくないんだよっっっっ!!!!!!! ………先生ぇえ………。 [やはり涙はぼろぼろと零れ。両手で顔を覆う。 それでも止まる事なんてなくて。] | |
2006/05/31 04:29:55 |
お嬢様 ヘンリエッタ [けれど、彼女は聞いてしまった。 ヴィンセントの呟きを…] …二人とも…頂く気なのねっ いくらニーナが居なくなったからって…! | |
2006/05/31 04:30:42 |
見習い看護婦 ニーナ …っ!!! やっぱりエッタちゃんなんて…大嫌いだ―…っ!!! 先生はそんな人じゃないもんっ!!!! | |
2006/05/31 04:32:25 |
お嬢様 ヘンリエッタ やっぱり…ニーナじゃなくて、医者を殺すべきだった… [後悔の言葉を呟く。 けれど、もう…取り返しがつかない。 自分はただ、ここから見ることしか出来ないのだ] | |
2006/05/31 04:32:34 |
お嬢様 ヘンリエッタ だって… ギルもナサもやさしい、って…! これは両方の好感度を上げようとした悪魔の策略だよ!! | |
2006/05/31 04:33:16 |
酒場の看板娘 ローズマリー セシリアも、ステラも其々が自己を犠牲にしてまで他人の幸せを願っていた…だけど。 それでは駄目なの。 只変わらぬ幸せを、日常を、平穏を享受したかっただけ。 自分が居て、皆が居て…そうでなくてはいけなかった…。 だから早く…終わって欲しかった。 例え其れが誰かの犠牲の上に立つとしても…終わらせたかった。 自分の手を血で染めても…。 [きゅっと抱きしめる。 どうしてこうなってしまったのか只、誰とでもなく許しを乞うように] 貴女と私は、何所か似ていたわ…だから、ほおって置けなかった――― | |
2006/05/31 04:34:12 |
お嬢様 ヘンリエッタ あーあー… でも、ナサニエルはヴィンセントの事も好きだから受け入れるんだろうなぁ… ギルバートも受け入れるのかなぁ… | |
2006/05/31 04:34:46 |
酒場の看板娘 ローズマリー [嗚呼。だけどこの場は余りにも…非生産的ではないのか。 等とナサニエル達を見ながら、うっかりそう思ってしまった] | |
2006/05/31 04:35:22 |
見習い看護婦 ニーナ そ、それは―――駄目っ!!! 先生殺してたら、私がエッタちゃん殺してたよ!! …多分! [好感度、と聞いて。] で、でもでも、二人ともいっきに上げようとするのは逆に諸刃だよ! それに、だから、先生は違うんだってばーーー!!!! | |
2006/05/31 04:36:13 |
お嬢様 ヘンリエッタ えー…? だって私死ぬつもりだったし、そもそもニーナにそこまでの力あるとは思えないしー [シリアスモードが途切れて、一気にだらけた。 寝転がってうだうだしている] …違うの? 男女とわずの散弾銃、迷子のヴィンセントといえばその筋では有名だそうだけど… | |
2006/05/31 04:38:47 |
流れ者 ギルバート [ナサニエルの言葉に思わずすい、と瞳が細まる] …わかってる。甘えてることも。逃げたことも。 だって本当だもの、否定だってしない。 ……ごめんね。俺は、いつだってひとりだけ逃げてる。 [最低だよね、と小さく呟いた] …俺は、ナサ兄が聖痕者じゃないって、知ってた。 知ってて、言わなかった。何も。 …皆には悪いけど、ナサ兄と兄さんさえ生きててくれれば、俺は誰に嫌われてもよかったんだ。 自分が死んでも。誰が死んでも。 …それくらい、ね。二人が大事だったの。 だから、辛いとも、申し訳ないと思うけど。 俺は、今の状況が幸せだって、ほんの少しだけ思えるよ。 …ごめんね。手間のかかる弟で。 [そう告げて、いつもどおりの寂しそうな憂いを含んだ笑みを静かに湛えれば一度目を伏せ、それから瞳を開いてじっとナサを見詰めた後、何か言いたげに唇を揺らすも、それは音にすらならず] | |
(24)2006/05/31 04:40:44 |
のんだくれ ケネス 日常と平穏か……。 ヒューバート…お前はどこにいるんだろうな。 女心は難しくて俺にはわからんよ… 男の友情はこうも胸を熱くさせるというのに。 [ゆるりと首を振れば、ただ集会場の壁にもたれ遠くを見つめる。 姿なき酒の友を恋しく思いつつ] | |
2006/05/31 04:40:50 |
見習い看護婦 ニーナ …ロゼ…さん…。 [抱締められ、そっと目を伏せる。 少しだけ、涙が止まったような気がする。 それでもまだ、その跡が乾く事はないけれど。] 誰かの犠牲で…―――うん。…うん。 [ローズマリーの言葉に、ただ、頷く。 ただ、その犠牲はあまりにも大きく。 その犠牲をもってしても、欲したものは得られなくて。 ただの犠牲で終ってしまった事を受け入れられなくて。] ………早く終ってほしかったのに。 だけど、こんな風に終るのなんて、―――嫌だったよ…。 | |
2006/05/31 04:45:21 |
医師 ヴィンセント わからない。 ナサ…が…? | |
2006/05/31 04:46:52 |
お嬢様 ヘンリエッタ …な、ナサニエル [その緊張感のなさに、がっくりと膝をついた] | |
2006/05/31 04:50:40 |
見習い看護婦 ニーナ [シリアスモードが途切れたのは誰のせいかしら。 とチラと視線を送りながらも。] それはそれで、えーと、あれだよ。相打ち。 それにほら、私、毒とか持ってるかもしれないよっ? さ、さんだ………………。 で、でも、愛してるって言ってくれたも……。 [じわり。と、今まで流していた涙とは別の意味の涙が流れそうになり。] | |
2006/05/31 04:51:03 |
見習い看護婦 ニーナ って、え………。 ナ、ナっちゃんって聖痕者じゃないの!!!? | |
2006/05/31 04:51:52 |
酒場の看板娘 ローズマリー [ぽんぽん、とニーナの背中を手のひらで叩くと、あの時と同じように額に口付ければ、そっと離れる] 誰が悪かったなんて、私にも、誰にも解らない…。 不の連鎖の末が、こんな事になったとしても。 [目を伏せ、ケネスへと目を向ければ] …只嘆くだけではないわ。 そう…だから、私にはこれから先を見る権利がある。 貴女もよ。ニーナ。 | |
2006/05/31 04:54:26 |
酒場の看板娘 ローズマリー [ケネスの顔を見て思い出したように] そうそう…ケネス。 "苺ちゅー"って、どういうこと? [ナサニエルとヴィンセントを交互に見て、頭に疑問符をぽこぽこと浮かべた] | |
2006/05/31 04:55:24 |
お嬢様 ヘンリエッタ … [ニーナの必死な物言いを、鼻で笑った。 出来ないと決めてかかっている] そうね、あなたの事も、愛してるんでしょうね… | |
2006/05/31 04:56:10 |
見習い看護婦 ニーナ [ヴィンセントを見詰める。 瞼に口付けしてくれた。 抱締めてくれた。 胸が締め付けられる。 先生。先生。先生。] 私も、また、先生と一緒に―――楽しく過ごしたいよ―――…。 どうしたらいいんだろうね。…どうしたら――。 私にはもう、なんにもできない。 [先生が霊能者になればいいんだよ!と思ったのは内緒にしておく事にした。無理だもの。] | |
2006/05/31 04:57:46 |
お嬢様 ヘンリエッタ 何時まで続くのかしら… こんな事… | |
2006/05/31 05:02:32 |
見習い看護婦 ニーナ [ローズマリーにぽんと背中を撫でられ、口付けられると あの時と同じように少し慌てて額を押さえ。] わ、えっと。 [少しだけ照れたけれど、同時に悲しく、寂しくなる。 先生にはもう、してもらえないんだ。そう思ってしまって。 そして其の言葉に、―――小さく、頷いた。] 見る、権利………か。 ? いちごちゅー? | |
2006/05/31 05:03:06 |
のんだくれ ケネス [こちらを見るローズに頷く] ……ああ。 支えが必要なら、支えてやれ。 ひとりで見届ける必要も背負う必要もないからな。 これが権利なのか義務なのかわからんが… [そう静かに目を伏せかけて、苺ちゅーにうろたえた!] ちょ、まて、なんでお前そんな具体的に知ってるんだ。 [ニーナとエッタをチラリと見てから、 目をおもいっきり逸らした] | |
2006/05/31 05:04:26 |
見習い看護婦 ニーナ 「も」、じゃないもん!! 「だけ」だもん!!! [そしてナサニエルの嘆きを聞いて。 聞いて。 聞いてしまって。 ――――――――――――。 頭の中は。] | |
2006/05/31 05:04:39 |
見習い看護婦 ニーナ ミッキーさん……。 ねーちゃん―――――――……。 [ただ、愕然と。 嘘。 嘘。 嘘だ。] | |
2006/05/31 05:06:20 |
お嬢様 ヘンリエッタ イチゴちゅー… その言葉の響きからするに、苺とキスという意味だと推察できるわ 苺で…キス… 苺にキス… いいえ、それだけじゃ彼がうろたえるとは思えない… | |
2006/05/31 05:08:12 |
お嬢様 ヘンリエッタ 私とニーナを見た と言う事は、つまり…ヴィンセントとナサニエルに関する事 そして、ちゅー… … | |
2006/05/31 05:08:58 |
のんだくれ ケネス ………、無知というのも救いのひとつだ。 何もかもを暴けばいいというものじゃないんだよな。 [ふっと何かを悟ったように渋い顔をして見せた] …でも言いたい、でも言っちゃいけない。 言ったら最後やり場の無いアレなアレは何処に行くというのか。ナサニエルとヴィンセントが口移しでねっとり苺を食べていたなんて誰にも言えない! そんな記事は自警団の圧力でも書けない!! [だだもれだった] | |
2006/05/31 05:09:08 |
お嬢様 ヘンリエッタ [どうせなら最後に無理やりしておけばよかったか。 そんな後悔がよぎる。 けれど、遅かった 全て…] 私たちは…遅すぎたのよ!! | |
2006/05/31 05:11:30 |
見習い看護婦 ニーナ [思い切り目をそらすケネスにちらと視線を送る。 気になる。 とても気になる。 けれど。今はそれどころじゃない気がする。 でもそっちはそっちで何か重要な気がしてならない。 ヴィンセントの言葉が聞こえる。 またそっと側にいくと、腕に抱きついているつもりで。] ………先生……。 | |
2006/05/31 05:11:46 |
お嬢様 ヘンリエッタ ねっとり… … | |
2006/05/31 05:13:45 |
見習い看護婦 ニーナ [ごめんなさい。 ごめんなさい。 ごめんなさい。 ごめんなさい。 心の中で、ひたすらミッキーに謝った。 謝ったところで何かが解決するわけじゃないけど。 それでも。 だって。今、聖痕者云々の事よりも、 ケネスが暴露したイチゴチューのことで頭が一杯だったのだから。] | |
2006/05/31 05:14:35 |
酒場の看板娘 ローズマリー …へぇ。 ナサと、ドクターが…苺を口移しで…。 ケネス…全部漏れてるわよ…。 というか、今、乙女の夢をぶち壊したというか、何というか…。 [ヘンリエッタとニーナを見れば思わず額に手を当て] | |
2006/05/31 05:14:36 |
お嬢様 ヘンリエッタ ああ 今日も…いい天気ね [現実逃避した] | |
2006/05/31 05:14:40 |
見習い看護婦 ニーナ ――――…せんせい? [見えてないと解りながらも、彼を見上げる。 むに、と頬をつまもうにもつまめない。 ちゅーって何。 口移しって何。 よりにもよって何でナっちゃんなの。 しかもねっとり。] | |
2006/05/31 05:16:23 |
のんだくれ ケネス ギルバート…だったらどうして今日まで生きていたんだ。 望んだんじゃないのか? こんな今更、お前は……本当に [弱く、我侭で、優しく、強欲で、 命を奪い、生き、その弱さを持て余す] どこまでも"人"なのか―― | |
2006/05/31 05:17:02 |
お嬢様 ヘンリエッタ …好みのタイプだから、よ [ニーナの心の声を読んで、そっと囁いた] | |
2006/05/31 05:21:23 |
お嬢様 ヘンリエッタ ねぇ、気づいてなかった? 本当に…気づいてなかった? | |
2006/05/31 05:21:49 |
お嬢様 ヘンリエッタ あなたとナサニエル…髪の色が同じなのよ そう、ヴィンセントは…あの散弾銃は… 青 髪 フ ェ チ だ っ た の よ … ! ! | |
2006/05/31 05:23:01 |
のんだくれ ケネス 穢れを知り少女は大人になるんだ… つまり、まあ。その壊れないものなんて何もない。 ――この村の日常がそうだったようにな。 大事なのはそこからどうするか、本当に考えるべきは人狼を探す事なんかじゃなかったのかもしれないな。 [なんとなく話をすり替えながら、悲しそうに首を振った] | |
2006/05/31 05:23:27 |
酒場の看板娘 ローズマリー そうよね…"カイン"? 貴方だって、平穏に生きていたかったはず…。 だけど…。 嘆くのはその血にだったかしら? それとも貴方の立場に? …こんな事、本当は――― [等と言いつつヴィンセントとナサニエルを交互に見て] | |
2006/05/31 05:23:27 |
見習い看護婦 ニーナ ――――抱締めてくれてるから、良いや。 [小さくぽつりと呟いて。 また寄りそうようにすれば、そのまま目を伏せ…ようとして。] …!!! え、エッタちゃんなんて……大嫌いなんだからー! [そう叫んだあとに、またヴィンセントに*寄り添った*] | |
2006/05/31 05:23:41 |
酒場の看板娘 ローズマリー …嘆きたくも、なるわね―――― [修羅場だろうか。 一人の男を男同士で奪い合う末路というか、なんと言うか] | |
2006/05/31 05:24:52 |
見習い看護婦 ニーナ [誰にも気付かれないように、小さく。 青髪フェチ――――…。 じゃあ、アーノルド村長は――――…? そんな事を、*思いつつ。*] | |
2006/05/31 05:25:19 |
お嬢様 ヘンリエッタ …村長一家が、居なくて良かったわね [彼ら親子まで毒牙にかけられていたら。 そう考えて、首を振った 無残だ…余りにも、無残な光景だった] | |
2006/05/31 05:27:01 |
お嬢様 ヘンリエッタ ていうか… 3人が3人とも… 自分以外の2人を好きよね… ふふ、これも新しい愛の形って奴なのかしらね… | |
2006/05/31 05:33:13 |
お嬢様 ヘンリエッタ うふふ… 男が好きなら、好きって最初からそういってくれれば――… …いいえ、無理ね そうだとしても…無理だわ | |
2006/05/31 05:34:52 |
お嬢様 ヘンリエッタ 救われない、救われないわね… | |
2006/05/31 05:35:09 |
のんだくれ ケネス [青髪フェチ……… ――そういえば村長は? 村に着たばかりの頃に、世話を懇切丁寧に焼いて仕事をねっとりいろいろ紹介してくれたあの村長もまさか………? 彼の好物は苺だったような気がする。 ……いや、まさかな そこまで考えた所でギルバートの問いにはっと顔を上げる] ギルバート!? 狼らしくって何だよ。もう辞めろ…十分だ。 もう十分だろ。なあ、おい! | |
2006/05/31 05:35:09 |
お嬢様 ヘンリエッタ 男色に惚れるなんて… 救われないわ… …女の子として見られてるから、避けられたんじゃない 恋愛対象じゃないから…だったんだよね… | |
2006/05/31 05:38:06 |
冒険家 ナサニエル [ギルの顔を見る。 悲痛な声を聞く。 ああ、駄目だと思った。 ヴィンスの項垂れた背中を見つめゆっくりと瞬く] | |
2006/05/31 05:38:12 |
お嬢様 ヘンリエッタ うふふ… 救われない、救われないわ… [呟きながらフェードアウトしてゆく] | |
2006/05/31 05:38:38 |
酒場の看板娘 ローズマリー 救われないわね…本当に…。 [フェードアウトしていくヘンリエッタを見つめながら、 血塗れのヴィンセント、そしてナサニエルへと目を向けた] …本当、何所までも相思相愛なんだから――― [最早、目の前のことなど、どうでも良くなってきたらしい] | |
2006/05/31 05:46:52 |
冒険家 ナサニエル [心の中で何度も謝罪する。 睫毛をおろす。 頬が身体が温かい血に塗れていく。 微かに肩が震える。 奥歯を噛み締める。 …お疲れ様…] | |
2006/05/31 05:46:55 |
お嬢様 ヘンリエッタ よりにもよって、ヴィンセントだなんてね… …ふふ、うふふ | |
2006/05/31 05:50:30 |
お嬢様 ヘンリエッタ それとも、あれかしらね ナサギルに突入するつもりなのかしら… ふふ… そっちのほうが、まだいいわ… | |
2006/05/31 05:53:42 |
のんだくれ ケネス [真っ赤に染まりながら、ヴィンスが倒れる。 ナサニエルの腕に、メスを走らせたその腕に ゆっくりと、何かの冗談のように、あっけなく] なさにえ…る お前… お前、お前、お前、お前―――!!!!!!! [掴みかかろうとしてその手は空を切る 引き剥がそうとした手が、腕が、ヴィンスをすり抜ける] なんだよこれ…なんなんだよ。 なんで死んでるんだよ 何がごめんだ…ふざけんな…ちくしょう、畜生っ [よりによって、こんな結末はあんまりだ。薔薇過ぎる。 清いヴィンスを返せよ畜生。涙が頬を伝った] | |
2006/05/31 05:55:10 |
のんだくれ ケネス [頬を伝う涙のままに] ナサヴィンはダメで ナサギルはいいのか…? 何故だ…どこが違うんだ… | |
2006/05/31 05:57:02 |
酒場の看板娘 ローズマリー [ニーナの横の、ぴくりとも動かないヴィンセントへ十字を切れば、 ケネスへと寄り添い頬を伝う涙を指で拭う] …こうなる事は予測していたわ…。 そう、あの時から―――― でも…でも、こんな薔薇だなんて…思っても無かったのよ…。 流石に三十路の男とやると、あれは――――いけないわ。 | |
2006/05/31 06:06:47 |
のんだくれ ケネス 三十路だからなのか…。 そんな理由で…たったそんな理由で [誰でも年とるじゃないかと、漏れる嗚咽を堪えながら。 『やる』とか言われてうっかり想像して泣いた。咽び泣いた] だからって…若ければ自宅にお持ち帰りなのかよ…馬鹿。 [涙を隠すようにローズの肩に額を*もたせた*] | |
2006/05/31 06:20:08 |
酒場の看板娘 ローズマリー …変な想像でもしたの? [ケネスの背中に腕を回し] …それは暗転の神様だけが知っているわ…きっと。 どうか嘆かないで…今だけはこうしてあげるから。 [背中をそっと撫でれば、これから騒がしくなるであろう集会場で*二人佇んでいた*] | |
2006/05/31 06:38:23 |
文学少女 セシリア [目を瞑り、祈りを捧げる。 淡い銀の光に包まれた礼拝堂。 気付けば、ずっとそこに居た。 神父にではなく、十字架に懺悔する為に] ごめんなさい。 私は生きる事は出来ませんでした。 きっと、あのまま朝を迎えれば、死ぬ事はなかったのでしょうけど―― | |
2006/05/31 07:49:42 |
文学少女 セシリア 妖魔となって、人狼を喰らう者になる覚悟は―― 出来ませんでした。 [その顔は穏やかに。その容姿は、完全に「人」のもの。 ただ、手に浮かぶ銀の痣だけが、妖魔との接点だった。 それは、決して消えることの無い、己の半身。 痣もまた、月の光に淡く輝いているようだった] | |
2006/05/31 07:52:58 |
文学少女 セシリア ナサお兄ちゃんも。 ニーナちゃんも。 きっと、人狼である【誰か】を喰らったら、強制的に突きつけられた結末に、きっと耐えられないと思った……。 ――否。 残された人の悲しみを振り切って、この村を出て行くことなんて、できなかった……。 残された人に殺されるのなら、まだ良いと思った。だけど……。 それで悲しみを繕う事は出来たのでしょうか? だから、私は殺す者になれなかった。 私は……弱かったんです。 | |
2006/05/31 07:59:49 |
文学少女 セシリア 妖魔と、人狼。 共に人間からみれば、ただの人外。そして――人害。 だけど、その二つには決定的な違いがあるんですよ。 | |
2006/05/31 08:03:20 |
文学少女 セシリア 人間と人狼は、敵対しながらも共存できる……。 ふたつは、結局は「人の字」を冠して生きる者だから。だけど……。 ローズさんや、ギルお兄ちゃんとは違って、私の生きていく先には―― 【人】の字を持つことは許されないんです。 人として生きていく事は――許されないんです。 | |
2006/05/31 08:08:29 |
文学少女 セシリア 私はこの力で、色々見過ぎちゃったみたいでした。 あの時――。 もしも、ナサお兄ちゃんや、ニーナちゃんの大切な人が、人狼だったとしたら。 もしも、私の大切な人が、人狼だったとしたら。 ――それを殺し、喰らう事を想像して、耐えられなかった。 それを、何とも思わなく「なる」のが怖くて、耐えられなかった。 [胸に浮かぶのは、ナサニエルの優しい記憶。 胸に浮かぶのは、ニーナの幸せな想い。 胸に浮かぶのは、自分の大切な人たちの顔] だから―― | |
2006/05/31 08:12:28 |
文学少女 セシリア この死は、約束されていたんです。ですから―― | |
2006/05/31 08:15:35 |
文学少女 セシリア この魂に憐れみは必要ありません。ただ―― | |
2006/05/31 08:15:46 |
文学少女 セシリア せめて、生きている人たちの倖を、少しだけでも護ってあげてください。 | |
2006/05/31 08:16:19 |
文学少女 セシリア Pulchra es amica mea suavis et decora filia Jerusalem. Pulchra es amica mea suavis et decora sicut Jerusalem terribilis ut castrorum acies ordinata. Averte oculos tuos a me。 quia ipsi me avolare fecerunt. | |
2006/05/31 08:24:15 |
文学少女 セシリア Deus in adiutorium intende Domine ad Adiuvandum festina. | |
2006/05/31 08:26:00 |
文学少女 セシリア Gloria Patri et Filio, et Spiritui Sancto. Sicut erat in principio et numc et semper, et in secula seculorum ――Amen. | |
2006/05/31 08:28:12 |
文学少女 セシリア [ふらりと彷徨うように*ここではないどこかへ*] | |
2006/05/31 08:29:03 |
見習い看護婦 ニーナ [寄り添ってたから。 ずっとずっと寄り添ってたから。 ――― 自分も血に塗れたような、錯覚。 実際、生きて居れば。そこに居たのならば赤く染まっていただろう。 あの時のように。 あの時のように。 総て。 総てが赤く、染まって。] ――――――――…や………… やああああああああああああああああああああ――――…!!!!? | |
2006/05/31 08:29:58 |
見習い看護婦 ニーナ や、やだ。せんせ…なん…、なん、で………。 ナっちゃ―――――…………。 う―――――……………。 ――――――――――――あああぁ―…。 [血溜りに倒れている彼を、彼の、頬を、撫でる。 撫で――…触れられない。 触れられない。 触れられない。 また、涙がぼろぼろと零れだして。] | |
2006/05/31 08:32:47 |
見習い看護婦 ニーナ 確かに先生に会いたいよ…。 会いたいけど―――…。 こんなの………見たくなかったよぉ…。 ナっちゃん…。なんで―――、なんで――――…。 ……先生………。 [ぼろぼろと。ぼろぼろと涙を零しながら。 ヴィンセントを見詰める。 でも、これで。会える。 そんな気持ちがあることも、確かで。 ただ、横に寄り添い。彼の頬を、もう一度*撫でた*] | |
2006/05/31 08:35:56 |
文学少女 セシリア [やがて、集会所の前に辿りつく。 何が起きていたかは、漠然と知っていた。 否……嫌が応にも、知らされていた。 少しだけ哀しそうに、手の痣を見てから空を仰ぐ] どうして、こんなに……きれいなんだろう……。 [相変わらず穏やかな月が、辺りを照らしていた。その壮麗さに、心が融かされるようだった] | |
2006/05/31 11:31:14 |
文学少女 セシリア [暫し時を忘れて、月に魅入る。 やがて溜息をつくと、皆に謝る為に集会所の中に入った] ――先生。 ――ニーナちゃん。 ――エッタ、姉さん……。 | |
2006/05/31 11:34:30 |
文学少女 セシリア [自警団員たちで騒然としている集会所の中、呆然と佇んでいた。 たしかに、この事は「知らされて」いた。だけど――] やっぱり……こんなの、悲しいよ……。 | |
2006/05/31 11:45:27 |
文学少女 セシリア そんな……。 [意識を集中させると、三日月の痣が輝く。 集会所の記憶が頭の中に流れ込んでくる。 視界の端々で真っ赤な薔薇が咲き誇っている] ……こんなの、悲しいよ……。 [両手で顔を覆うと、いやんいやんと頭を振っていた] | |
2006/05/31 11:55:01 |
お嬢様 ヘンリエッタ ナサニエル… ギルバートと幸せに…ね… [少女の姿は闇に溶けた] | |
2006/05/31 12:07:58 |
酒場の看板娘 ローズマリー セシリア…? [いやんいやんと頭を振るセシリアに気が着くと、 そちらに視線を向けた。何故だか顔が赤い。 目の前の惨劇だけに心を痛めているわけでは無いのは一目瞭然だった] | |
2006/05/31 12:09:03 |
お嬢様 ヘンリエッタ [二人が、帰ってからどのような行為に及んだのか… まざまざと想像する事が出来た。 悲しかった。 けど、祝福しなくてはいけないのだ] | |
2006/05/31 12:15:22 |
文学少女 セシリア ……はっ。 [ふと我に返る。不思議そうに此方を見ているローズに気が付いた。 はっとして、少しもじもじと俯いた] あ……。お姉、さん……。 …………久しぶりです。 [どんな顔をすればいいか、ちょっと迷ってしまった] | |
2006/05/31 12:15:24 |
酒場の看板娘 ローズマリー [悲しそうな…寧ろ嫌悪が入り混じっていたような… そんなヘンリエッタの姿がちらりと目に入ると、 なんとも言えない気持ちになってしまった。 姿が消えれば暫し呆然と壁を見つめていた] | |
2006/05/31 12:22:04 |
文学少女 セシリア エッタ姉さん……。 [その呟きに更に俯く。あの傷ついた二人に、これから何が起こるんだろう。 あまり考えたくなかった。エッタの姿が消えてしまい、目を瞑った] | |
2006/05/31 12:24:58 |
酒場の看板娘 ローズマリー …こんな形でもう一度会うなんて…思わなかったけど。 そうね…お久しぶり。 [よくよく考えてみればあの時…そう、 セシリアに占われた時突き飛ばしたり酷い事を言ってしまったのを思い出す。 返答に詰まるも、何か言葉を掛けなければと思い…] …あの時は、ごめんなさいね。 [夥しい血の痕が残る床に転がるヴィンセントらの遺体。 不謹慎だと思うも苺ちゅーのことが中々頭から離れられないのであった] | |
2006/05/31 12:25:32 |
文学少女 セシリア ん……。私も、ごめんなさい……。 お姉さんがいなくなって、悲しかった。 [目に涙をうかべて、微笑んだ] でも、こんな形でも会えてよかったよ。 ……何か悩んでるの? [不思議そうに、近寄ると、顔を覗き込んだ。 その瞳に、苺が映っていたような気がした] | |
2006/05/31 12:29:46 |
酒場の看板娘 ローズマリー …貴女には、辛い思いをさせたわ…。 [今なら…と思い、セシリアの左手を両手で包むように、そっと握る。 顔を覗き込まれると苺の事が後ろめたいのか、少し身じろいだ] いえ…それは…その…。 な、何でも…ないわ…………。 [流石に口移しで苺をねっとりと…等と言える筈もなく] | |
2006/05/31 12:42:04 |
お嬢様 ヘンリエッタ 薔薇が咲いた〜 薔薇が咲いた〜 真っ赤な薔薇が〜 寂しかった僕の庭に薔薇が咲いた〜 [少女は遠いどこかの地で歌っている] | |
2006/05/31 12:43:13 |
文学少女 セシリア お姉さん……。 [左手をそっと握られて、少し嬉しそうにはにかむ。 そして――] ……え? あ―― ――口移しで ――苺をねっとりと……? [頭の中に流れ込んでくるキーワードを呆然と口に出してしまった。 身じろぐローズに若干困惑気味に] ……誰としたの? | |
2006/05/31 12:48:42 |
酒場の看板娘 ローズマリー [まさかヴィンセントとナサニエルが…とも言えず。 セシリアが苺というキーワードを口にしたときに手を離せばよかったと思うも、遅かった…。 この3行半は既に感知されている。 嗚呼―――もう遅い。 …なので、包み隠さず"ありのまま"を手を通してセシリアに伝える事にした] | |
2006/05/31 12:56:57 |
文学少女 セシリア え――? ちょっ……。 え、ええ――? [困惑する。強制的に反応してしまう手を抑えようとしたが、一度知ってしまうと、歯止めは効かなかった] そんな……。 苺をくれた患者さんが知ったら泣くわ……。 [ぽつりと。そう呟いた] | |
2006/05/31 13:03:09 |
文学少女 セシリア もう、こんな力いらないのに……。 [ローズに優しく握られている左手を悲しそうに見た。 ついでに、ローズの生前の【しあわせなひととき】とかが見えた気がしたが、気のせいだと思うことにした! いやんいやんと頭を振った] お姉さん、ごめんね……。 | |
2006/05/31 13:05:11 |
お嬢様 ヘンリエッタ 男なら…誰でもいいのよ… [突然現れて、呟いてから去っていった] | |
2006/05/31 13:05:20 |
文学少女 セシリア !! え、エッタ姉さーん……。 [ほろりと涙がこぼれ落ちた。あんまりだ。あんまりだ。 ここまでエッタ姉さんが傷ついてしまうなんて。 残された二人の悲しみよりも、逝ってしまった者たちの悲しみの方が、途方もなさそうな気すらしてしまった] | |
2006/05/31 13:08:29 |
見習い看護婦 ニーナ 違うもん…。 先生は私のだもん…。 たとえイチゴちゅーをしてた…って…。 [ヴィンセントの頬を撫でながら、またじわりと涙が滲む。] そうだよね? こっちに来たら、説明してくれるよね? ―――…先生―――…。 | |
2006/05/31 13:09:35 |
文学少女 セシリア ぁ……ニーナちゃん……。 [その様子に気付くと、それに続く言葉に詰まってしまった。 嗚呼、ナサお兄ちゃんの残した傷痕は深い――] | |
2006/05/31 13:11:57 |
文学少女 セシリア [苺ちゅー。苺ちゅー。苺ちゅー。苺ちゅー。苺ちゅー。 ……はっ! 頭を強く振ると、そっとローズから離れた] ニーナちゃん……ごめんね。 わたし、先生が人狼かもしれないと思ったら、妖魔として生きて行く事できなかったんだ……。 だけど……。 ……ごめんね。こんな事になっちゃうなんて……。 [ニーナに近寄ると、そっと頭を撫でた] | |
2006/05/31 13:18:48 |
酒場の看板娘 ローズマリー [セシリアの手を離すと、なんとも言いがたい表情をする。 余計な物まで見えてしまった気はするも、お互いそれには触れないことにした。 ニーナの後姿からなにやら近寄りがたいオーラが出てる気がするが、何も言わない事にした。 もしかして生前、して欲しかったのだろうと思いつつ] 苺ちゅー…ねぇ。 | |
2006/05/31 13:18:52 |
お嬢様 ヘンリエッタ [段々と自虐的になってゆく。 ああ、もう。 どこまでが冗談で、どこからが本気なのか…自分でも分からない。 少女は緩やかに首を振った] | |
2006/05/31 13:21:02 |
お嬢様 ヘンリエッタ さようなら、少女の私 こんにちは、大人の私 そう、大人への階段を登るのね… | |
2006/05/31 13:24:39 |
文学少女 セシリア [エッタの声が遠く聞こえて、ただ*呆然とそのばに佇んでいた*] | |
2006/05/31 13:26:54 |
お嬢様 ヘンリエッタ [願わくば] 今度生まれてくる時は――… もっと積極的になれますように 今度生まれてくる時は――… ヘテロ趣向の男性と出会えますように | |
2006/05/31 13:29:00 |
酒場の看板娘 ローズマリー [天にも上るというのはこんな気持ちなのだろうか。 ヘンリエッタを只、見守る] …願わくば、彼女の来世に幸あらん事を。 [願わずには*居られなかった*] | |
2006/05/31 13:44:12 |
美術商 ヒューバート 漸く、動けるようになった、か。 [首をゆるりとまわすと、屋敷の屋根の上、*村を見下ろしていた*] | |
2006/05/31 14:07:55 |
見習いメイド ネリー ふ………。 [ネリーは嘲るようにそう笑った。聖痕が勘違いだったこと。それによって、大事な人が人間の手によって殺されたこと。] ………………くだらねぇ。 人間は、勘違いで傷つけあう………。 [苺の話もそうだ。勘違いで人は傷つけあう。―ヴィンセントが男色?たしかに一理ある。だが、苺を口移しで食べさせ始めたのは、ナサニエルだ。また、いわれのない勘違いで、このように人は疑われ………そして………。] ふん……… バーカバーカ!イエイイエイ、ヒュヒューヒュー! | |
2006/05/31 14:58:51 |
冒険家 ナサニエル 【回想】 [血塗れのまま自宅へ戻ればギルを居間に残してシャワーを浴びる。 両手を壁につき項垂れたまま流れ落ちていく紅い湯をぼんやりと眺め、ちらりと自分の手に視線を移して、薄い唇を引き結びゆっくりと瞬く。] ……、……。 [半裸のまま頭からタオルをかぶり居間へ戻れば、駆け寄ってくるギルに風呂を勧めるも、先に傷の手当てをすると言って聞かないので、大人しくソファに身を沈め、腕と胸元の傷が手当てされていくのを眺め] サンキュ。 [いつものあどけない笑みを向け浴室へ向かうギルを見送ればキッチンへ向かい、グラスに氷を放り込んで酒瓶と共にソファに戻り酒を注いで、パキ、と氷の割れる音に目を細める。 一杯目を一気に煽り再び琥珀色の液体でグラスを満たし手の中で弄べば、浴室から聞こえる微かな水音に重なり、カラン、と乾いた音が響く。 居間に戻ったギルを客間に案内し寝付いたのを確認すれば墓地へと向かった] | |
(39)2006/05/31 16:00:14 |
冒険家 ナサニエル [モーガンの墓前。 愁いを帯びた瞳は真っ直ぐに墓石を見つめる] ……、……。 [長い沈黙の末に口を開き] …爺ちゃん… …ニーナと…ヴィンスがそっちにいったよ。 [穏やかな声は続く] こうなるのが厭だったから… [口を噤む。 寂しそうな笑みを浮かべ] 言っても仕方ないね。 | |
2006/05/31 16:08:26 |
冒険家 ナサニエル [自分の手に視線を落とせば一瞬、血に濡れている錯覚に襲われる。 ニーナを抱き締めて動かないヴィンス 生々しく残る皮膚を裂くメスから伝わった感触 ――ナサ兄の背中の痕は、聖痕じゃない 壊してしまった ――大好きな村を、お願い、します 壊してしまった 口元には自嘲的な笑みが浮かぶ。 ドサリ、と座り込み墓石を見据え] 俺、ほんと莫迦だね。 | |
2006/05/31 16:14:06 |
冒険家 ナサニエル [涙はもう零れずに、変わりに其の瞳は哀しみを飲み干したかのように、一段と深い憂いを帯びてゆらゆらと揺れる。] そのうち俺もそっちに行くからさ。 小言は其の時まとめて聞くよ。 [夜の明けない空を仰ぎ呟くように] …いつ死んでも良かったのに。 ……、……。 死んだ皆に怒られるね。 [視線を戻せば情けない笑みを浮かべて] | |
2006/05/31 16:35:27 |
冒険家 ナサニエル …せめて…護るよ。 [膝に手をついて屈伸の要領でひょいと立ち上がり] …行くわ。 [一声かければ挨拶もせずに踵を返して] | |
2006/05/31 16:39:53 |
文学少女 セシリア [己の墓標の上にちょこんと腰掛けて、ナサニエル達の様子を見守る] ごめんね、ナサお兄ちゃん。 ……だけど、お互いさまだよ。 まったく、人に対してはすぐにバレちゃう嘘つく癖に、自分にだけは嘘つき続けて……。 こんな時ぐらい、べつに笑ってなくても、いいんだよ? [哀しそうに。だけど、穏やかにその様子を見守っている] | |
2006/05/31 17:03:07 |
文学少女 セシリア [そして、その視線は穏やかに、生暖かかった] 洒落で女の子たち傷つけて、まったく……。 ギルお兄ちゃんとお幸せにだよ。 | |
2006/05/31 17:04:43 |
冒険家 ナサニエル 少し行って来るよ。 [墓前に佇むギルに声をかけ歩き出す。 祖母が亡くなってからずっと顔を見せなかった少し離れた家族の墓へ向かう。 静かな、深い深い穏やかな面差しで] …ただいま… [漸く両親と祖母に帰宅を報せた] | |
2006/05/31 18:47:36 |
冒険家 ナサニエル [かけた言葉はそれっきりただ一言のみ。 ふわりと若草の匂いを乗せた風に煽られて蒼い髪が頬を撫ぜる。 すぅ、と目を細め何処までも優しい微笑を浮かべ、そのままギルの元へと戻り] | |
2006/05/31 19:08:16 |
見習い看護婦 ニーナ [墓地。 自分の所ではなくヴィンセントの前に座り込み。 来るのを待っている。 ずっと待っている。 側で、待っている。 ナサニエルの声が聞こえる。] ―――墓前でそう言う事言うかな。 私がその事知らなかったら、ショック以外の なんでもないんだけど、ナっちゃん? でも、そういう所、ナっちゃんだよね。 | |
2006/05/31 20:11:40 |
見習い看護婦 ニーナ …ナっちゃん。 ナっちゃんには、色々と言いたい事が、あるよ。 伝えたいことが、ある。 ――――ごめんね。 [ポツリと呟いて。 そっとポケットを上からなでる。 中には。 青い花が浮かぶ琥珀。 ナサニエルに貰ってからずっと 大切に持っていた、おみやげ。] | |
2006/05/31 20:12:08 |
見習い看護婦 ニーナ 懐かしいな。 コレ貰うきっかけって、おじいちゃんだっけ。 …凄く嬉しかったよ。 戻りたいな。帰りたいな。 楽しかったあの頃に帰りたい。 皆が幸せだった頃に、戻りたい…。 [そう呟くと、そっと、*目を伏せた*] | |
2006/05/31 20:12:34 |
のんだくれ ケネス [ふわりと墓石の上に乗る。 ナサニエルがひとりひとりの墓標を回り、自分の前まで来る] 飲み過ぎないようにか。 死人の健康気にしてどうすんだよ。 ったく、最後までお前のそういう所は嫌いだったんだがなぁ。 [今もこうして変わらない笑みを浮かべるナサニエルに、 困ったような笑みを浮かべる] | |
2006/05/31 21:16:07 |
のんだくれ ケネス ヴィンスの事は理解できるなんて言いたくねぇし、 納得なんてできねぇがよ…お前が羨ましいよ。 そんな風になれれば救ってやれたのかもしんねぇな。 [頭を掻く] まあ、これで終わりか。 …次来る時は酒くらい持ってこいよな。 [空を仰いでから、墓石の上から村を*見下ろす*] ――ああ、今日もいい天気だな。 | |
2006/05/31 21:33:47 |
美術商 ヒューバート 何が正しいか。誰にも解ろうものではないな―― あの瞳の因果に開放された今。……どうしたものか。 [ぽつりと呟き。宛て無き身で空を仰いだ*] | |
2006/05/31 22:14:32 |
医師 ヴィンセント [――それは刹那の瞬間の出来事 首筋にメスが… そこにはナサの姿があった 声を発する事はできず、ただ見た… そして、どこかで笑ったのかもしれない。] [どくどくと流れ出る血を止めることもせず ただ、ニーナに血が付いてしまったのを後悔し ゆっくりと意識が遠のいていくのを感じた] [ぐらりとニーナを抱きかかえたまま上に覆いかぶさるような形でヴィンセントは二度と*動かなくなった*] | |
2006/06/01 00:43:19 |