美術商 ヒューバート 【あー、完全に取り乱してるな。 面倒臭い事この上ないってもんだ。】 [叫ぶクインジーの様子を見ながら呆れ返る。 普段悪ぶっている奴なんて、一発指の骨でも折れば泣き喚くもんだが、コイツも例外じゃなかったらしい。 ま、普段の素行が悪いってのは仕方が無いだろう。 わかっていない、本当の悪人ってのは普段悪人のような振る舞いをしないって事を。] 【帰るかな。】 [目の前の争いごとは完全に他人事。 故にそんな事を心の中で呟く。 何を言っても止まりそうにもないし、これ以上何かをして止める利益もない。 元々、この2人を抑止しようとしたのだって"五月蝿いから"という理由のみだったのだから。] | |
(201)2006/04/25 01:02:51 |
逃亡者 カミーラ − 教会 − [銃の乾いた音に一瞬身体を強張らせ、ゆっくりと顔を上げあたりを見る。] え… [良く見るとルーサーが立っていた場所に彼はおらず、壁に机で押し潰されていた。] ルーサー牧師! [カミーラはルーサーの元に走った。 しかしその声に返事は無かった…恐らく即死だろう。 駆け寄らずとも誰もが一目でそう感じられるほどに、彼の腕から血が流れ落ちていた。] 【くっ…私の考えを潰してくれるじゃないの…!】 [カミーラは教会の入り口の方を見た。] 【…この状況でも…やっぱりアイツは】 [カミーラの目には教会の入り口でまるで観客のようにこの場を見ているヒューバートが*映っていた*] | |
(267)2006/04/25 01:45:57 |