人狼審問

- The Neighbour Wolves -

インデックス プロローグ 第1日目 第2日目 第3日目 第4日目 第5日目 第6日目 第7日目 第8日目 エピローグ 
(1387)Hunting and Avenge : 5日目 (1)
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……

村長の娘 シャーロット は、のんだくれ ケネスに投票した
農夫 グレン は、のんだくれ ケネスに投票した
書生 ハーヴェイ は、のんだくれ ケネスに投票した
雑貨屋 レベッカ は、のんだくれ ケネスに投票した
医師 ヴィンセント は、のんだくれ ケネスに投票した
修道女 ステラ は、のんだくれ ケネスに投票した
学生 ラッセル は、のんだくれ ケネスに投票した
流れ者 ギルバート は、のんだくれ ケネスに投票した
冒険家 ナサニエル は、のんだくれ ケネスに投票した
美術商 ヒューバート は、のんだくれ ケネスに投票した
のんだくれ ケネス は、修道女 ステラに投票した(ランダム投票)
語り部 デボラ は、雑貨屋 レベッカに投票した(ランダム投票)

のんだくれ ケネス は、村人の手により処刑された……
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか?
現在の生存者は、村長の娘 シャーロット、農夫 グレン、書生 ハーヴェイ、雑貨屋 レベッカ、医師 ヴィンセント、修道女 ステラ、学生 ラッセル、流れ者 ギルバート、冒険家 ナサニエル、美術商 ヒューバート、語り部 デボラ、の11名。
冒険家 ナサニエル
― 教会・礼拝堂 ―

[ヴィンセントに問われて、ナサニエルは考え込むような仕草をした。]

どう思うか……か。つまり、魔女が何をしたいのか、という事かい? 想像もしなかったな。異常者の考えなんてわからないよ。人間と同じ思考を持ってるかどうかわかりやしない。
(0)2006/04/27 22:06:35
冒険家 ナサニエルは、干し肉をつまんで口に入れた。
2006/04/27 22:09:00
農夫 グレンは、食べ終わると、何か考えるように沈黙している。
2006/04/27 22:32:00
村長の娘 シャーロットは、客室のドアを開け、礼拝堂へと向かった。
2006/04/27 22:33:29
修道女 ステラは、自分同様礼拝堂へと歩いているシャーロットに声をかけた。
2006/04/27 22:38:25
修道女 ステラ
――礼拝堂入り口前――
[昨夜の聞いたやり取りを思い出して、シャーロットを気遣わし気に見つめた。]

シャーロットさん……? 具合はいかがでしょうか?
昨日はとても顔色が悪い様に見られましたが、もうお加減は平気ですの?
(1)2006/04/27 22:44:00
農夫 グレン
― 教会・礼拝堂 ―

最近村に来た人間か。
確かにカミーラは最近来た奴だったな。

[深く頷くような仕草をした。]

昔からの知り合いじゃないなら…ギルバートや、
ああ、ヒューバートもかい?

[何気なしに、と言った感じで喋った。
まるで思い浮かんだという感じそのもので。]
(2)2006/04/27 22:47:30
農夫 グレン
【昔からの知り合いが魔術に傾倒した筈ない?】
【グルなら…庇うだろ。】

[内心、グレンは思った。]
(3)2006/04/27 22:49:14
農夫 グレンは、医師 ヴィンセントに近づくと、微かに耳打ちをする。
2006/04/27 22:54:02
美術商 ヒューバートは、教会の近くで墓場のほうを眺めている
2006/04/27 22:54:16
冒険家 ナサニエル
ギルバートは昔からの馴染みじゃないけど、悪い人間には見えないな。彼の子供への愛情は本物だ。尊敬したくなるぐらいにね。

ヒューバートか……彼には昨日生命を救われたばかりだが……信用できるかと問われると首を縦に振れないな。わからないとしか言えない。

ただ……ナイフ捌きは滑らかだった。まるで手馴れているかのように。何しろ、カミーラを、いとも簡単に、……殺した。
(4)2006/04/27 22:54:22
医師 ヴィンセント
グレン、気を遣ってくれなくていい。昔からの知り合いじゃない、と言われれば、私もだ。

[表情に影を落とし、自嘲気味に言った]

ありがとう二人とも。参考になったよ。
(5)2006/04/27 22:56:04
農夫 グレン
俺は、ヒューバートを殺したい。
あいつが、魔女だと俺は確信している。

ヴィンセントが教えてくれたように、もしアーヴァインを殺せるなら…その腕前を持つのはあいつだけだ。

[そこまで囁き、表情を伺う。
じっと、ヴィンセントの目を見た。]
(6)2006/04/27 23:07:28
冒険家 ナサニエルは、農夫 グレンがヴィンセントにすっと近づくのを見て少し訝しんだ。
2006/04/27 23:07:46
村長の娘 シャーロット
― 礼拝堂前 ―
[声を掛けられて]
[体をびくりと強張らせた]
[怯え切った眼でステラを見た]

御陰様で、もう大丈夫・・・。
あ・・・、ステラさんは?もう大丈夫なんですか?

[距離を置く様に]
[シャーロットから明るい笑顔が消え]
[引き攣った笑みを浮かべた]
(7)2006/04/27 23:08:26
農夫 グレン
[その目は、協力してくれないか?
そういう風に見える。
…ナサニエルの方を見た。]

【ナサニエルは信用出来ない。】
(8)2006/04/27 23:19:03
農夫 グレンは、教会の出口の方を見た。…ヒューバートがいる。
2006/04/27 23:19:32
語り部 デボラ
――(果樹園)――
[アーヴァインの死から二日が経ったその頃。村の一角で奇妙な現象が起きていた。果樹園に植えられた木々が、あるいは花を咲かせ、あるいは実を着け、あるいは葉を落とし始めていたのだ。全ての季節が同時に訪れたかのような景色。その光景を見た者はまるで、其々の樹ごとに時間の進み具合が異なっているかのように思えただろう。誰もまだ、この異変には気付いていなかった。しかし、結界に封じられたこの村の中で、次第にその影響が全貌を現し始めていた。]
(9)2006/04/27 23:22:33
語り部 デボラ
――(路上)――
[その姿が最初に顕われたのは、森へと通じる道であった。気をつけて見なければ、それはただの靄か、羽虫の類だとしか考えられなかっただろう。
半透明に近い羽根を持つ小さな姿。御伽噺や民話の中でしか語られなかった小妖精達。“現実”には存在しなかった筈の、fairy、pixyと呼ばれるモノが存在していた。それは、不可視の壁に閉ざされた村が現実から切り離され、非現実との接点を得たことを証明するかのようであった。]
(10)2006/04/27 23:22:47
語り部 デボラ
――(酒場)――
[血に塗れた床に、男が座り込んでいた。己の周囲に漂う血と臓物、そして屍の臭いにも最早何も感じないかのように、ただ無表情だった。虚ろなその双眸が写すものは最早無かった。彼が気に掛けていた、ローズマリーの姿すらも。
無残な姿を見たことで精神に破綻を来したのだろうか、ケネスは呼吸すらも忘れ――やがて、その姿がぐらりと揺らいだ。]
(11)2006/04/27 23:23:07
語り部 デボラ
[ケネスの身体を覆うように、“歪み”が顕現していた。不摂生のためにくすんだ肌の色が次第に灰白色を帯びていき、張りと艶が失われていった。全身から精気を奪われたように萎びていくその姿は、年老い衰弱していく老人のようであった。
ゆっくりとケネスの上体が床に伏し、その心臓は静かに止まった。彼の死を直接に齎した者は居なかった。だが、それが通常の屍体でないことだけは、誰が見ても*明らかだった。*]
(12)2006/04/27 23:24:00
修道女 ステラ
[距離を置き、怖がっているようにすら見えるシャーロットに、自分の中の何かが疼く。辛うじてそれを飲み込んで、ステラは笑顔を作った。]

ええ、もう私も大丈夫ですわ。
"こんな中"で体調を崩したら危険ですから……、シャーロットさんもお気をつけ下さいね。

[あくまで体裁を繕った発言をした後に、ステラはシャーロットに首を傾げて聞いた。]
(13)2006/04/27 23:26:46
農夫 グレン
――教会・礼拝堂――

とにかく、俺は行く。
…ヴィンセントは表から話しかけてくれ。

[そうヴィンセントに頼むと、教会の裏手から出ていき、
ヒューバートの近くの物陰へと潜みに行った。]
(14)2006/04/27 23:29:42
医師 ヴィンセント
ヒューバートか。
私も彼の腕は見たよ。確かに、彼はただ者じゃない。アーノルドのあの惨状を作ったのは彼かもしれない。そう思うほどに。

[グレンにうなずく。そして、考えこむ。グレンの目が自分に訴えている。目をそらす]

ヒューバートは、確かに怪しい。だが……私は、魔女かもしれないと言うだけで、確信がないのに動くことはできない。人を傷つけるのが怖いのだ。

グレン、君に対しては偉そうなことを言ったがね。ここにいたってわかった。結局、私は臆病者らしい。

[今度こそ、ヴィンセントは自嘲し笑った]
(15)2006/04/27 23:29:52
修道女 ステラ
立ち入った事をお聞きするようで、申し訳ないのですが、シャーロットさんのお父様は大変博学で聡明な方だったように思いますの。

都の方に行った事があられるのならば、このような事態に遭遇した事もあるかもしれないと思ったのですが、何か聞いては居ませんか?
(16)2006/04/27 23:31:02
医師 ヴィンセントは、農夫 グレンの頼みに応えられず、動けないでいる。
2006/04/27 23:34:13
農夫 グレンは、物陰で、鉈の布を解く。
2006/04/27 23:36:20
農夫 グレン
【…アーノルド!?】
【村長じゃないか。シャロの…シャロの父親。】


「俺がやるから、ヴィンセントは話だけしてくれ。
教会の方に呼びかけるだけでもいい。」

[物陰でヒューバートの様子を伺いながら、
ヴィンセントに最後に言い放った言葉を思い出す。

鉈を片手に構えた。]
(17)2006/04/27 23:40:03
冒険家 ナサニエル
……? グレンは小用を足しにでも行ったのかな?
(18)2006/04/27 23:44:18
農夫 グレンは、医師 ヴィンセントが動かない事に苛立ちを感じた。足元に転がる手頃な石を拾う。
2006/04/27 23:50:09
医師 ヴィンセント
[グレンは行ってしまった。ヒューバートを殺す気だ。

だが、魔女だろうが人間だろうが、ヒューバートの腕なら……。

未来を予想し、気づく。このままでは間違いなく、グレンは殺される]
(19)2006/04/27 23:51:00
村長の娘 シャーロット
[表向きの発言しかしないステラ]
[心の奥底が見えない事を不気味と思った]
[父親の事を問われ益々顔が曇る]
[泣きそうになりながら首を振った]

聞いてたら良かったのにな…。
足引っ張って、ばっかりだから。

[其の話題から遠ざかりたくて自嘲的な笑みを浮かべた]
(20)2006/04/27 23:51:38
医師 ヴィンセント
ヒューバート! ちょっと来てくれっ。

[立ち上がり大声で、ヴィンセントは叫んでいた]
(21)2006/04/27 23:52:31
美術商 ヒューバート
[墓場のほうを眺めていたヒューバートは、不意に教会の方から声をかけられそちらの方へと身体を向けた。
そして、その声の主がヴィンセントだとわかると、其方の方へと歩み寄っていった。]

どうした、何かあったのか?ヴィンセント。
(22)2006/04/27 23:54:37
冒険家 ナサニエルは、医師 ヴィンセントの大声に驚いた。
2006/04/27 23:55:20
農夫 グレンは、石を即座に元に戻すと、近づいてくるのを待った。1、2、3…
2006/04/27 23:56:43
書生 ハーヴェイは、学生 ラッセルを待ちつつ、書物の頁を繰っていた。
2006/04/27 23:58:39
農夫 グレン
【…今だ!!!】

[ヒューバートが、自分の隠れている物陰を通り過ぎた直後、
グレンは背後から鉈を振り下ろした。

その頭目掛けて。]
(23)2006/04/28 00:00:00
医師 ヴィンセントは、耐えきれず目を背ける。
2006/04/28 00:03:08
書生 ハーヴェイ
――昼頃・自宅――
『――魔女は、悪魔と盟約を結んで悪魔に臣従し、その代償として悪魔の魔力を与えられ、超自然的な妖術を行うことが出来る』

『魔女への鉄槌』……幾人の人間がこの記述を元に疑われたことだろうな。だが、今起きているのは、正にここに書かれているような事ばかりだ。村としてはその脅威は取り除かなければならない。
だが、人間同士が疑いあい殺し合う、それもまた魔女狩りのもう一つの側面。僕は――どちらを考えるべきなのだろうな。

[異端審問を扱った文章を読むのは気が重かった。ハーヴェイは一息入れようと、かまどに向かい湯を沸かし始めた]
(24)2006/04/28 00:05:51
修道女 ステラ
[疼いた。頭が痛くなって、シャーロットの瞳を見つめた。いつもはキラキラと輝いて見える円らな瞳が絶望を底なし沼に持っている様だった。ステラはシャーロットの頬に手を伸ばし、その頬に手を滑らせた。]

足引っ張ってばかり居るの? 
それはそれは……大変ね。
でもね、勘違いしちゃ駄目よ、シャーロット。
(25)2006/04/28 00:07:15
美術商 ヒューバート
[鉈が頭へと振り下ろされる直前、その殺気に気付き咄嗟に左へと飛ぶ。
かろうじて頭への致命傷は避けられたが、その鉈の鈍く光る刃はヒューバートの利き腕である右腕に上腕部を鋭く切り裂いた。
服はおろか皮と肉まで裂かれ、その傷口からは鮮血が噴出し、肉の裂け目からは白いものが微かに見える。]

ぐっ……。

【……ちっ、こんなに近づかれるまで気付けないとはな。
5年も温い生活を送ってたツケか……。】

一体どういうつもりだ、グレン……。
いや、聞く必要も無いか。

クインジーの次は俺ってわけか?

【右腕は使い物にならないか……】

[右腕から血を流し続けながら、左腕で短刀を抜き逆手に構える。]
(26)2006/04/28 00:07:22
修道女 ステラは、村長の娘 シャーロットに打って変わった口調で、諭す様に優しく囁いた。
2006/04/28 00:07:34
修道女 ステラ
貴方の無知とか貴方の行動が足を引っ張っている訳ではなくって……、貴方のその、存在自体が迷惑なのよ。

ただそれだけの話だわ。
だから変に役に立とうとか考えなくて良いのよ。
……無駄な話だもの。
(27)2006/04/28 00:08:46
農夫 グレン
お前がアーヴァインを殺したんだろ!!!!
皆を、皆を返せ!!

元に戻せ!!!!

[骨にごつりと当たった感触残る鉈を、そのヒューバートの左腕から腹へかけて振るった。]

魔女め!!!!

[今まで高まっていた緊張と恐怖を吐き出すかのように。
高潮した感情のまま、言葉をぶつけた。]
(28)2006/04/28 00:12:16
冒険家 ナサニエル
ヴィンセント?

……!

[突然に不審な行動を取ったヴィンセントを見て問いかけようとしたが、すぐに背後――教会の外――からヒューバートのうめき声を聞いて振り向いた。]

どうしたヒューバート?
(29)2006/04/28 00:14:13
冒険家 ナサニエル
グレンか!

[ナサニエルは教会の外へ向かって駆けだした。]

ヒューバートが魔女だって?
(30)2006/04/28 00:16:58
学生 ラッセル
[ハーヴェイの家の前に立つ。

…息を吐く。

ここへ来るのにこんなに重い気分になるとは思わなかった。]

ハーヴェイ、ラッセルだ。入るぞ。

[鍵は開いていた。]
(31)2006/04/28 00:18:26
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルはふと振り向いてヴィンセントを見た。]

君もグルか。不意を打ったな? 問いただしもせずにいきなりやるなんて……ヒューバートが魔女だと確信していたのか? いったい彼が魔女だったなら、どうやって魔女だと見分けたんだ?
(32)2006/04/28 00:18:59
美術商 ヒューバート
ハッ!思い込みもそこまで来ると狂気だな、グレン!

お前の様な人間が、何人の無実なただの人間を魔女として殺したのか一度数えてみたいものだ!

……チィ!

[もはや思い通りに動かない右腕を盾にして鉈を受ける。鉈の刃の直撃を受けた右腕は肉と骨を切断され宙へと飛ぶ。]

……っ!!
……そういう貴様は……ただの狂った殺人鬼だよ!グレン!

[もはや感覚どころか、実質的な繋がりさえ無くなった右腕だった部分から次々と血が流れ。地面に染み込んでゆく。]

【……コイツは……無理だな。】
(33)2006/04/28 00:19:23
雑貨屋 レベッカ
[ギルバートの言葉に頭をめぐらせた。ステラの顔を思い出して、普段の行動を考えた。一つ頷いて、自分の意見を言葉を選びつつ言った。]

確かにステラは……、そうね、修道女なのに凄く冷たい印象を受けるわ。
でも兎にも角にも、事態が事態なだけに、彼女と話をして見ない事にはなんとも言えないわね。

[レベッカはギルバートに一つ頷くと、立ち上がって教会がある方角を見つめた。覚悟を決めるかの様に。]
(34)2006/04/28 00:19:58
書生 ハーヴェイは、湯の沸いた薬缶を手に、学生 ラッセルの声に振り向いた。
2006/04/28 00:21:20
農夫 グレン
殺人気?それでも魔女よりマシさ!!!!
そもそも俺は魔女しか殺してない!!!

[吼えるように言い放つと、勢い余ったが、
返す刀でヒューバートの右脇腹を抉り断とうとした!]
(35)2006/04/28 00:23:25
書生 ハーヴェイ
――自宅――
ああ、開いている。入ってくれていいよ。文献も色々用意してある。

[答えて扉を開け、戸棚から二つの湯呑みを用意した。卓上の書物を動かして何とかスペースを作り、薬缶の中身を注いだ]

カモミールティーだ。良かったら君も飲むか?
(36)2006/04/28 00:24:27
流れ者 ギルバート
・・・・・・ 話、か。

[先日の会話を思い出す]

もう少し直接的に探りを入れてみるべきか。

よし、そろそろ出かけよう。一日でも早く、いつもの生活を取り戻さないとな。

[荷物を整え、腰を上げる]
(37)2006/04/28 00:24:43
医師 ヴィンセント
[ナサニエルの言葉に、体をビクリと震わせる。そして、力なく笑った]

どうやって、か……。はは。
魔女の確信なんて何もない。ただ、グレンがヒューバートを殺しに行って、私は止めれなかった。

そして、どちらが生き残った方が私にとって嬉しいか。そう、考えてしまった。
私は今、医者から……ただの卑怯者になったところだよ。
(38)2006/04/28 00:26:38
村長の娘 シャーロット
[彼女の豹変に絶句した]
[ステラの言葉が胸を抉った]
[頬を伝うステラの指が背筋に嫌な物を這わせる]

・・・っ、そ、そんな事・・・。
如何して・・・?
如何してそんな酷い事を言うんですか?

[潰されかけた心がギリギリで言葉を返した。]
(39)2006/04/28 00:29:50
雑貨屋 レベッカは、流れ者 ギルバートに頷き、孤児院から教会へと向かった。
2006/04/28 00:30:32
学生 ラッセル
あぁ、すまんな。
察していると思うけど、魔術関連、魔女関連はもちろん、この村、この土地についての文献も調べたい。

時間がかかるかもしれないし、構わなくてもいいぞ。
この茶はもらうがな。

[どう振舞えばいいのか分からなかった。

文献を借りる事は、「いつもの事」だった。
が、こういう状況でここへ来るのは初めてだ。



自分に、どう言い聞かせればいいのだろう。

疑っている事を忘れて自然に振舞えと?
それとも、もっとしっかりこの男を疑えと…?]
(40)2006/04/28 00:32:46
冒険家 ナサニエル
無茶苦茶だ……。

医師だっていうのに、なんて……なんて自分本位な……。

父さんや母さんみたいな……。

[そう呟いた時、ナサニエルの腰でちゃり、と音が鳴った。変わった形をしたアクセサリ。もはや失われた、クインジーとの絆の証。]

……俺みたいな考えを……。

[ナサニエルは最後まで言い終わらないうちに、再びグレンとヒューバートの下へと向かった。]
(41)2006/04/28 00:34:17
美術商 ヒューバート
どうだかな!
自分の凝り固まった主観のみで動き、己を正当化する馬鹿な殺人鬼の方がよっぽど性質が悪いね!

[右脇腹への斬撃の軌道を、左腕に持った短刀で逸らそうとする。
しかし、失血の為か力が入らず、完全には逸らせなかった。
鉈の切っ先がヒューバートの脇腹を切り裂く。]

……っ!!!

【完璧に己の油断が命取りとなったか……
 ちっ、どうやら俺はあの生温い生活もソコソコ気に入ってたみたいだな。】

[心の中でそう呟きながら、短刀をグレンの体の中心へと投げる。
この怪我では生き延びるのは不可能、ソレは頭で理解している。
故に、致命傷は絶対に与えられないが、確実にダメージは与えられる方法をとる。
そう、自宅まで逃げるスキさえ作れられればいい。

グレンに出来た隙をつき、ヒューバートは自宅へと走り出した。
地面に赤い痕を残しながら。]
(42)2006/04/28 00:36:23
書生 ハーヴェイは、学生 ラッセルに頷いた。
2006/04/28 00:40:37
書生 ハーヴェイ
――自宅――
そうだな……ただ、この村についての文献というのは殆どないよ。僕の乳母だったネリーが書き残した日記くらいかな。
もっとも、それも此処に帰ってきてからの育児日記のような物に過ぎないけれど。

[小さく笑い、何冊かの書物を示した]

この辺りはどうかな……魔女狩りと、魔女の使う魔術、妖術について記された本だが。
(43)2006/04/28 00:40:38
農夫 グレン
[確かに脇腹を抉る確かな手応えがあった。
ずるりとした…肉を切り裂く厭な感触が手に伝わる。]

はっ、はっ、はっ、

[切り裂き、その勢いのまま転げそうになった。
ヒューバートに向き直り…]

!!!!!

ふぅっ――――…っが!

[地面に転がった。
左肩に短刀が突き刺さる。痛い。
血が流れ始める。その隙にヒューバートが逃げた。]

…―――待て!!!ヒューバート!!

[ギリと歯を食いしばり、ず、と短刀を引き抜く。
そこだけ熱い…熱い。鉈を覆っていた布を肩に、きつく巻く。ここで逃がしたら―――取り返しがつかない!]
(44)2006/04/28 00:46:34
農夫 グレンは、鉈についた血を振るった。微細な油が浮いている。
2006/04/28 00:49:19
農夫 グレンは、冒険家 ナサニエルが来るのに気づかずに、ヒューバートの後を追い始めた。
2006/04/28 00:51:12
修道女 ステラ
[シャーロットの言葉に肩を竦めた。つまらないとでも言った様子で。]

理由なんて無いに決まってるじゃない。
ただちょっと、……現実を教えてあげたくなっただけの事よ。

[興味を無くした様にシャーロットの横を通り過ぎ、礼拝堂の扉に手をかけたが、ふと振り返った。]

牧師様やクインジーさんが死んだのも、貴方のせいだったりして、ね。貴方みたいな子の方が……寧ろこの状態を楽しんでいそうね。
(45)2006/04/28 00:51:28
修道女 ステラは、くすくすと挑発するようにシャーロットに喋りかけた。
2006/04/28 00:51:31
学生 ラッセル
[ハーヴェイの目を少しだけ見て、視線を落とす。

カップを手に取り、静かに香りを嗅ぐ。
ゆっくりと口をつける。

まだ熱い。]

あぁ、じっくり見てみるよ。

その日記は…見てもいいものか?
(46)2006/04/28 00:51:33
美術商 ヒューバート
−自宅−
残った片腕でなんとかランプに火を付け、大きい瓶を2本とそのランプを持って地下へと降りていく。

降りたその小さな地下室にあるのは小さな台が一つと――
――その台の上に、身体が所々欠けた人間……いや、人形が一体。

その部屋の奥へと移動し、もはや思うように動かない体を壁へと預ける。

【完成……させられなかったか。】

[唯一の心残りを悔やみながら、眼前の人形をもはや霞み始めた目で見下ろした。]
(47)2006/04/28 00:53:25
冒険家 ナサニエル
ヒューバート! グレン!

[ナサニエルは二人を追って教会を飛び出した。]

【で、どうするんだ?】

[脳裏で誰かが囁く。]
(48)2006/04/28 00:53:29
冒険家 ナサニエル
【止めるのか?】
【止めないのか?】

[脳裏で自分が囁く。]

【助けるのか、見殺しにするのか、どっちだ?】
【自分勝手になるのか、ならないのか、どっちだ?】
【父さん母さんと同類になるのか、ならないのか、どっちなんだ?】

うるさい、うるさい、うるさい!

[ひどく冷めた“自分”の言葉を振り払うように声を出す。しかし、その声は返答を伴わなかった。]
(49)2006/04/28 00:55:08
農夫 グレンは、美術商 ヒューバートを追って、自宅まで駆けつけた。血の後を追い、中へと…
2006/04/28 00:55:14
流れ者 ギルバート
−礼拝堂入り口−

[レベッカと共に教会へと向かうと、礼拝堂の入り口にはステラとシャーロットがいる]

・・・・・・

[だが、どうも険悪な雰囲気を感じ取る]

やあステラ。ちょっと話があったんだが・・・・・・

シャーロット、どうした?
(50)2006/04/28 00:57:41
書生 ハーヴェイ
――自宅――
構わない。どうせ、他愛もないこと位しか書かれていないからな。僕が海で何を採って来た、とか森で迷子になった、とか。
そんな程度のことだよ。

[ハーヴェイは湯飲みを口に運び、飲み干した]
(51)2006/04/28 01:01:21
村長の娘 シャーロット
[目頭が熱くなった]
[ギルバートとレベッカが来た事にも構わず]
[平手打ちをする為に手を振り上げ]
[振り下ろした]

…最低……

[唇をきつく噛み締めて]
[喉から搾り出す様な声で批難する]
[ステラを涙が溜まった目で睨んだ]
(52)2006/04/28 01:02:35
農夫 グレン
[血は地下へと続いている。]

ここか!!!

[足音を響かせて、地下へ降りてゆく。
殺意を持ったまま。

地下室に降りると、奥の壁にヒューバートがいる。
…ぼんやりした灯りと、台…、何か上に載せられているようだ。]

!!?

[それは死体に見えた。]
(53)2006/04/28 01:02:56
村長の娘 シャーロットは、吐き捨てる様に言うと、走って礼拝堂の中に入って行った。
2006/04/28 01:02:58
修道女 ステラ
――礼拝堂入口――
[ぱんと言う小気味良い音が響き、ステラは頬を打たれた事に気付いた。ふとふてぶてしい笑みを浮かべてシャーロットを見たが、シャーロットの姿が離れて行くとふらりと頭痛が襲った。同時にギルバートに声を掛けられた事に気付いた。]

……ギルバートさん?
お話ですか。私は別に構いませんが……、申し訳無いんですが、中で座りながらでも宜しいですか?

[辛そうに目を伏せながら、ギルバートに尋ねた。]
(54)2006/04/28 01:08:29
農夫 グレン
――ヒューバートの家・地下――

な…

なんだ、それは。

[異様なソレに、震える声を出した。]
(55)2006/04/28 01:09:31
美術商 ヒューバート
……追ってきたのか。

ああ、そうか……血の跡を辿ればわかるしな……。

[目の前に現れたグレンの姿をぼやけてきた頭で確認し、そう呟く。
もはや思考も中々働かない。
気を抜けばスグに意識を失いそうだ。
だが、これだけは……この未完成の芸術品だけは他の者が触れられない場所へ移さなければ。]

安心しろ……お前が魔女だと決め付けているただの人間は、もう死の寸前だ。
……もう助からない。
(56)2006/04/28 01:11:41
雑貨屋 レベッカ
――礼拝堂入り口――
[レベッカは礼拝堂入り口まで着くと、不穏な空気を感じ取って眉を顰めた。喋りかけずに二人の言動を黙って観察している。やがてステラが口を開くのを見て、レベッカは愛想笑いを浮かべた。]

……あたし達は構わないわよね、ギルバート?

[雰囲気がガラリと変わったステラに違和感を感じながらギルバートに話を振った。]
(57)2006/04/28 01:11:58
医師 ヴィンセント
[礼拝堂で一人立ちつくしている。他の者はもう、ヒューバートを追って行ってしまった。
ただ無言で、教会の十字架を見上げる。

そのとき、礼拝堂に駆け入ってきた姿があった]

……シャーロット?

[彼女を見、動揺する。彼女は泣いていた]
(58)2006/04/28 01:14:23
農夫 グレンは、呟く。「Amen.」
2006/04/28 01:15:45
流れ者 ギルバート
ああ。

[直前のシャーロットの様子が気にはなっていたが、結果は変わらない気もする]

じゃあ、中で話そうか。

[そういえば教会に出入りする人数が少ない気がする。数日前にはあれだけ教会に身を寄せていたのに。何が起きているのか。自分と同じように、動きがあるのか。それとも。

シャーロットやステラの後に続き、レベッカと共に礼拝堂へ入っていく]
(59)2006/04/28 01:17:36
村長の娘 シャーロット
― 礼拝堂 ―
[礼拝堂にはヴィンセントが居た]
[伽藍とした礼拝堂が異常に広く見えた]

御免なさい。
…御免なさいっ。

[ステラの言葉が尾を引いて]
[只管に申し訳無くて]
[泣きながら謝り続けた]
(60)2006/04/28 01:18:07
美術商 ヒューバート
それ……とは失礼だな。
これを見てグレンは"美しい"と思わないのか?

[己の最高の芸術品である物を"ソレ"と言われた事に、口調を強くする。]

この世の女性に完璧な物はない。
少なくとも、俺の求める理想の女性の"カタチ"は無かった。
……まぁ、一部分だけ理想の部品を持っている女性はいたがな。
そこで、始末屋……人殺しから物の調達、何から何まで請け負っていた俺は考えた。

"ならば、理想の部分だけを集めて繋ぎ合わせればいい。"

その日から俺は、仕事の報酬を"理想とする人体の部品"として仕事を始めた。
この芸術品の完成を夢見てな。
無論、無理矢理襲って奪った事など一度も無いさ。
だが……他の奴から見れば俺の行為は異質だったみたいだな。
魔女とされ、追われながらこの村に身を隠した……。
(61)2006/04/28 01:19:08
美術商 ヒューバート
まぁ、ソレも終りだ。
俺はここで、この芸術品とともに消えるとしよう。
……俺以外がコレに触る事など許さない。

[ヒューバートはそういうと、瓶を床へと投げつける。
中に入っていた"油"が瓶の破片とともに床へと散らばる。

そして、ヒューバートはそこに……火をつけたランプを叩きつけた。
地下室に炎が燃え盛る。]
(62)2006/04/28 01:19:27
書生 ハーヴェイは、二杯目の茶を注ぎつつ、ラッセルに語りかけた。
2006/04/28 01:20:39
書生 ハーヴェイ
――自宅――
そろそろ、互いの考え方をはっきりさせないとな。ラッセル、君はこの事件についてどう思う?
アーヴァインの死体が見つかり、村人が石化したあの日。君は未知の病気かも知れないと言っていたね。今はどう考えている?
(63)2006/04/28 01:21:06
書生 ハーヴェイ
僕は――

[言葉を切り、ラッセルを正面に見据えた]

これは、魔女の仕業以外の何ものでも無いと考えるよ。
そして、今生きて動いている者の中にこの首謀者がいる、と。
(64)2006/04/28 01:21:19
医師 ヴィンセント
シャーロット……どうしたというのだ。
いったい何があった?

[取り乱す彼女に困惑する]
(65)2006/04/28 01:22:18
美術商 ヒューバート
さぁ出てゆけ、狂気に満ちた殺人鬼。
お前は魔女を殺したいんだろう?

その狂った先に何があるのか……一足先に地獄で見ていてやるよ。

[炎に満ちた地下室で、ヒューバートは己の作ったもはや完成する事の無い人形を抱締める。]

ハハ……ハハハハハハハハハハハッ!

[ヒューバートとその人形は*炎の中に消えて行った*]
(66)2006/04/28 01:22:19
農夫 グレン
[あまりに禍々しい。
この男は一体何を作っている。何を作っていた。

ただ、左肩の痛みだけが痛烈に感じられる。
鉈を握る手に力が入った。]

【こいつが…魔女だ。】

[とうとうと語るこの男の言葉は、あまりに冒涜的だ。
人間を繋ぎ合わせるなどと、あまりにも…あまりにも。
その、「魔女」とし「追われた」告白。]

この…この、魔女め!!!!

[不快感、嫌悪感入り混じる声だった。]
(67)2006/04/28 01:24:48
村長の娘 シャーロット
[泣きしゃくりながら首を振った]
[到底口に等出来なかった]

私のせい……。
私の…っ。

[シャーロットはステラ達が入って来るのを見ると]
[ヴィンセントに隠れる様に]
[彼の傍で震えて居た]
(68)2006/04/28 01:28:59
冒険家 ナサニエル
― ヒューバートの自宅近く ―

[血を追う。猟犬でもなく、救助犬でもない彼が血の跡を追う。]

この向こうか?

[ナサニエルは不器用に二人の辿った道を追いかけた。]
(69)2006/04/28 01:29:48
農夫 グレン
[一瞬にして地下室は業火の渦となる。
黒い煙が立ち込め、その中に…揺らめく火の中で…
ヒューバートは狂気の笑いを浮かべている。]


―――――――…っ!!!


[炎は、グレンをも舐めつくそうとその舌を伸ばす。
踵を返すと、地上への階段を駆け上がった。

一度、振り返ると―――そこは既に炎。
焼かれる異臭。
くずおれるヒューバートの姿。

グレンの見た魔女の最後の姿だった。]
(70)2006/04/28 01:32:43
学生 ラッセル
まぁ、しばらく篭らせてもらうが。

[無表情。

茶を、ゆっくりとすする。]

【…落ち着いてるな。
これは、どういう落ち着きだ?】

そうだな。
お前が魔女をどう考えてるかは分からないが。

俺も、これは魔術の類だと思うよ。

[未だ、魔術としか名付けられぬ力。
目を逸らすように。]
(71)2006/04/28 01:35:39
農夫 グレンは、黒い煙が立ち込め始めた家を転がるように出てきた。
2006/04/28 01:35:41
雑貨屋 レベッカ
――礼拝堂――
[礼拝堂の中に入ると、シャーロットとヴィンセントが中には居り、シャーロットが泣いているのが見えた。]

シャーロット?

[シャーロットが泣いたのを見るのは実に久しぶりの事で、レベッカは少なからず驚いた。状況から見れば、シャーロットの涙の理由はステラ以外に考えられなかったが、シャーロットの前で問い詰める事に躊躇を感じて黙った。]
(72)2006/04/28 01:37:24
医師 ヴィンセント
……。

[無言で、泣きくずおれるシャーロットの肩を抱く。何人かが教会に入ってくる気配がした。
背を向けたまま、問いかける]

誰だね? 彼女を追い詰めたのは。
(73)2006/04/28 01:38:31
冒険家 ナサニエル
なんだ? 火事か?

[黒い煙が上がるのを見てナサニエルは目印を血の跡から煙へと変えた。駆け寄った先に、飛び出してきたグレンの姿。]

グレン! 大丈夫か! ヒューバートはどこだ?
(74)2006/04/28 01:40:00
流れ者 ギルバート
[シャーロットにいやがおうでも目が行く。
ギルバートから見たシャーロットは大人しくて上品な、でもいつもどことなく影を背負っているような子だった。感情の起伏もそれほど大きくないと思っていたが、今目の前にいるシャーロットに大きなギャップを感じた]


いや、俺たちは今来たばかりなんだが、その前にステラと話をしてたみたいだけど。

どうなんだい、ステラ?

[振り返り、ステラを少し睨み付けるように見つめる]
(75)2006/04/28 01:44:36
書生 ハーヴェイ
――自宅――
ふむ。魔女をどう考えてるか、か……。

それについては僕には幾つかの考えがある。仮説といっても良いかもしれない。ラッセルとはこういう話をいずれしたいものだと思っていたよ。尤も、これを話題にする事自体が異端的だ、と言われるかもしれないがね。

[ハーヴェイは静かに話し始めた]
(76)2006/04/28 01:44:47
書生 ハーヴェイ
まず、“魔女”の多くはそう言い掛かられた者に過ぎない。集団の中の憎悪、嫌悪、排他的感情。それらの犠牲となって生贄にされるだけの被害者だ。

“魔女狩り”の大半は根も葉もない噂や、裕福な他人への妬みから始まる……ちょうど、僕の母がそうだったようにね。

[今まで秘してきた過去を話す。その表情には嫌悪も憎悪もなく、ただ事実を語るかのようだった]
(77)2006/04/28 01:48:46
農夫 グレン
――ヒューバートの自宅前――

げほっ…
は、…げほげほっ… …

[煤を顔につけたグレンが転がり出た。
だが、ナサニエルを見ると、四つんばいに近い格好で、左手を支えに、右手の鉈をナサニエルに向けた。]

…ナサニエル、お前もか!!!?

[息を肩でしながら、叫ぶ。]

ヒューバートは、あの魔女は自分で火をつけて死んだ!!!
あいつは…あいつは、人間で人形を作ってたんだ!

[激しく、喘ぐように、
怒りと恐怖と嫌悪が入り乱れた感情のままに叫んだ。顔が歪む。]
(78)2006/04/28 01:48:55
雑貨屋 レベッカ
追い詰めた、って……。
ヴィンセント、今は彼女を泣かせた人を問い詰めるよりも、シャーロットを救う事の方が優先じゃないかしら?

[シャーロットの泣き声とヴィンセントの背中。それが悪い雰囲気を生み出していて、レベッカは場を和ませるように柔らかに言った。]

ギル、貴方も、感情的になって責める様な言い方をするのは良くないと思うわ。
(79)2006/04/28 01:49:07
村長の娘 シャーロット
― 礼拝堂 ―
[ぞっとし背筋が凍る]
[一度蹴りをつけた筈の感情が]
[ステラの発言によって溢れ出していた]
[何時もなら嬉しい筈のレベッカやギルバートの声]
[其れすらも今のシャーロットには辛かった]

ぅっく・・・

[嗚咽を挙げながら]
[ヴィンセントに身を任せた]
(80)2006/04/28 01:51:52
書生 ハーヴェイ
だが、それらの中には本当の“魔女”がいる。今、この村を襲っている異変が証明したように。

では、魔術とは何なのだろう? 怪異を起こし、この世ならざる力を行使する知られざる秘儀。その源になっているのは?

[問いかけを投げ、ラッセルの反応を窺った]
(81)2006/04/28 01:53:29
修道女 ステラ
[ギルバートの目線にたじろいだが、それよりもステラは自分の記憶の曖昧さに困惑して居た。シャーロットと交わした会話の大部分は既に抜け落ちていた。]

……私……。
私が……?

[覚えて居るのは平手打ちされた事だけで、呆然と立ち尽くして居た。浮かぶのは疑問符だけで、上手く言葉が浮かばない。]
(82)2006/04/28 01:53:59
農夫 グレン
お前…ヒューバートがカミーラを殺した時に傍に居たな?

[ヴィンセントの言葉など頭から吹き飛んでいる。
何度か咳をして、呼吸を整えようとする。
左肩にきつく巻いた布。血に染み出してきている。]
(83)2006/04/28 01:54:07
冒険家 ナサニエル
― ヒューバートの自宅前 ―

な、何の話だ、グレン。

――ちょっと待て、何だって? 人間で、人形を作った? 少し落ち着けグレン、言ってる事がよくわからないぞ!

[狂乱の形相で鉈を突きつけられて、ナサニエルは後ずさりつつ叫んだ。]
(84)2006/04/28 01:54:08
学生 ラッセル
こういう病気があるかもしれない。
その考えを曲げるつもりはない。

ありえないと言われた事を実現させた人も、ありえないと言われた事がある事を証明した人も、世界を探せば結構いるもんだからな…。

だが…な。
実際、あのままじゃ…偏屈な爺いが屁理屈を捏ねてると変わらないからな。

これは魔術だと言うために状況を把握する事もしてきたつもりだ。ろくに状況も分からぬままに魔術だと言うつもりも、逆に言えばなかった。それだけだ。

[膨大な蔵書。
こうして見ると、広い家だった。
面積の問題ではない。

世界観の問題だ。

ハーヴェイの目を見る。]

…そうだな。
俺もそう思う。
(85)2006/04/28 01:54:22
学生 ラッセル


だが、魔術は「この世ならざる力」じゃない。


今、そこにあるものだ。
(86)2006/04/28 01:55:42
流れ者 ギルバート
[ステラがとぼけているようにしか見えなかった。もはや信用することは出来ない]

どうしたんだステラ、なんでそんなにうろたえているんだ?

別に普通に会話していたのなら正直に言えばいいじゃないか。ちょっとした事でシャーロットを傷つけてしまったのでも謝ればいい。
さあ、どんな会話だったのか教えてくれ。
(87)2006/04/28 01:56:33
冒険家 ナサニエル
いや……傍にいたもなにも、カミーラが俺に襲いかかって来たんだ。あやうく刺されそうになった所をヒューバートに救われたのさ。

それがどうしたって言うんだ?

[突然問いつめられる理由がわからずに、ナサニエルは戸惑った。]
(88)2006/04/28 01:57:25
農夫 グレン
――ヒューバートの自宅前――

[肩で息をする。]

お前も…お前も知っているんじゃないのか?
ヒューバートの地下室の事を!!!

………。

[その後は息を荒く何度も繰り返す。
そこには、震えが混じっていた。]
(89)2006/04/28 01:58:36
雑貨屋 レベッカ
[ステラを注意深く観察するが、ステラが嘘を付いているのか本当にそうなのか解らなかった。ただ呆けた表情から今聞き出す事が困難であることだけは理解出来た。]

ギル。

[咎める様に語尾を強く言い、ギルバートの腕を引っ張るように手を伸ばした。]

話を聞くにしても、そんな高圧的に聞いても駄目よ。それに今は、シャーロットの事の方が優先だわ。
(90)2006/04/28 01:59:28
医師 ヴィンセント
ステラか。教会の人間は、やはり皆クズだと見える。

[もはや、他の言葉など耳に入っていない。陰鬱に言って、懐から小さな薬瓶を出した。ヴィンセントは三人に背を向けている。その動作は見えない]

私はね、結構この娘が気に入っているんだ。
村に来たときから思っていたよ。聡明で気品があり、まっすぐで。そして、不安定……。

だからこそ私は彼女を愛しく、尊く、美しく感じる。

[ヴィンセントはろくに狙いも定めず、背後に薬瓶を放り投げた。
瓶が割れ、白い雲が一気に膨らみ三人を包む]
(91)2006/04/28 02:00:22
冒険家 ナサニエル
地下室? 何の話だ? 訳がわからん!
俺にとってヒューバートはここに帰ってきて初めて知り合った程度の人間だぞ。地下室どころか自宅にだって入ってないさ!

そうか、グレン……俺を疑っているんだな?
(92)2006/04/28 02:02:19
農夫 グレン
――ヒューバートの自宅前――

それは…お前がヒューバートの仲間だからだな?

[グレンの目は真っ直ぐにナサニエルを見ている。
詰まるように息をしていたが、ようやっと整う兆しを見せ始めた。]
(93)2006/04/28 02:04:27
農夫 グレンは、冒険家 ナサニエルに、「ああ、そうだよ!お前が魔女だと思っている!」
2006/04/28 02:04:58
農夫 グレンは、その叫びは絶叫に近い。
2006/04/28 02:05:48
書生 ハーヴェイ
――自宅――
[穏やかに諭すような表情で首をかしげた]

……魔術とはこの世にある力だ、とラッセルは考えるのだな。
……それはもしかして君が魔術に近づいている、という意味か?

だとしたら、危険な発言だが。
(94)2006/04/28 02:08:45
冒険家 ナサニエル
ひどい言いがかりだな。
ヒューバートが何をしていたのか、地下室で何かあったのかなんて知らない。ヒューバートが魔女なのか人間なのか、俺には到底わからない。

ただ……。

今の君が、幼い頃から知っていて、遊びもした旧知のはずの君が、明らかに俺の知る君じゃなくなっている!
グレン! 君は誰だ! その様は狂気か、それとも俺を殺すための演技か?
(95)2006/04/28 02:10:45
雑貨屋 レベッカ
[ヴィンセントに困惑を露骨に表しながら、言葉を返そうとしたその時、きらりと光る物が飛んで来るのが見えた。反射的に床に伏せ、服の袖で鼻と口を覆った。]

……っ!

[愕然としつつ、視界を遮られない様に目を凝らしてヴィンセント達を見つめた。]
(96)2006/04/28 02:10:46
医師 ヴィンセント
[投げたのは麻酔薬だった。体の自由を奪い、感覚を麻痺させ、しばらく動けなくする。ただそれだけの薬である。

そう。魔法により効果を高め、雲状に拡散するよう手を施してある。それだけだ]
(97)2006/04/28 02:10:49
書生 ハーヴェイ
僕が考えるのは、こうだ。

魔術とは人の意志、多くの人間が「有り得ない」と考える事象を己の意志で持って捻じ伏せ改変する行為。常識とされている事柄を覆す力。
それが魔術だ、と思う。
(98)2006/04/28 02:12:09
冒険家 ナサニエル
君が、全ての元凶――魔女、なのか?

[ナサニエルの瞳がグレンの顔を突き刺す。それは既に友人に対するそれではなく、“敵”に対するそれだった。]
(99)2006/04/28 02:12:19
農夫 グレン
何でだ…
何でだよ、ナサ兄…

何で……

[頬に涙が流れる。]
(100)2006/04/28 02:12:29
学生 ラッセル
不思議なんだよなぁ。

魔女ってのは、何がしたいんだろうな。

こういう力があるなら、隠してないで、団結した上でオープンにしてしまえばよかったのさ。権力者達が目を剥いて欲しがっただろう。

ここまで魔女に対する世界観が固定化し一般化した状態では難しい面もあるのだろうが…。

何故狩られる立場にい続けたのか?
技術を独占したかったのか、何なのか。

手品しかできないものが、わざわざ魔法使いや占い師を名乗った事もあったと言うのにだ。


…なぁんて、考え方しか俺にはできない。くっくっ。
例えば「魔女の鉄槌」を。俺は信じてない。

[ハーヴェイの目を見たまま話す。]
(101)2006/04/28 02:12:46
書生 ハーヴェイ
君は良く言っていたね、世界には様々な可能性が満ちていると。その可能性を引き出す業、それが魔術だとしたら。

世にあらざる物、世にあらざる事を起こすのもその一つの形なのではないだろうか?

[不敵な笑みを浮かべ、議論を楽しむようにラッセルを見た]
(102)2006/04/28 02:13:35
農夫 グレン
狂気だって!?
演技だって!!?

馬鹿言うな!
こんな訳分からない事が沢山起こって。
何で、ナサニエルこそ、まともでいられるんだ!!!
(103)2006/04/28 02:13:51
流れ者 ギルバート
[突然視界をガラス瓶が横切る。ステラに集中しすぎて完全に意表をつかれた。何かが割れ、白い粉がまるで煙のようにギルを包み込む]


ぐっ、これは!?


[気が付いたときは遅かった。体が重くなり、いう事を聞かない。意識もまどろんでいく]


ぐっ・・・・・・
(104)2006/04/28 02:15:50
学生 ラッセル
時に学者と呼ばれる人種たちの中には、そうやって魔女にされていったものもいるだろうな。

俺が昔大学にいた頃は戦々恐々としていたものもいたもんだよ。特に、神学を真面目に勉強している連中が異端を祀り上げるのに熱心でね。

[息をつく。]

魔術について真面目に考えるなら、根拠が要る。
それには「魔女」の協力を仰ぐのが不可欠だ。

残念ながらこの村の「魔女」は非協力的なようだが。
くっくっ。
(105)2006/04/28 02:18:36
農夫 グレン
はは…
言うに事欠いて、それかよ!!!
そういう事なんだな!!!

[グレンの頬を伝った涙は煤と溶け合って、黒くなる。
それを拭い去り、]

クインジーか?
クインジーと一緒に街で魔女にでもなったのか!?

[感情のまま叫んでいる。
拭ったのに、再び涙が零れる。
まるでその様は、子供のようだ。]
(106)2006/04/28 02:18:57
医師 ヴィンセント
シスター。礼を言おう。
私もそろそろ、まじめな医者を演じるのにうんざりしていたところなんだ。

だってそうだろう? ここの奴らは皆、人の殺し方が分かっていない。とても、やきもきしていたよ。

安心してくれ。麻酔で痛みは感じない。
教会の人間でも……美しく、優しく殺してあげるよ。

[ほほえみを浮かべ、立ち上がった。手にはいつの間にか、外科手術用のメスを持っている]
(107)2006/04/28 02:18:59
修道女 ステラ
――礼拝堂――
[ギルバートに責め立てられて、発狂しそうな程に一度絡まった糸が益々複雑に絡まっていく。記憶の解れは大きさを増して、シャーロットに平手打ちをされたことすら確かだと言えないほどになっていた。]

……あ……

[声を漏らす隙も無い出来事だった。そんな状態のステラが避けられる筈は無く、すっぽりと白い檻を被せられたかのように白い粉はステラを拘束し、状況を整理しようとする頭の動きを鈍らせた。]
(108)2006/04/28 02:19:07
冒険家 ナサニエル
まとも? 俺は別に平静でも何でもないさ。「狂ってはいない」と思ってるけどね。でも、グレンが俺を「まとも」だと思うのなら……。

……それはきっと、生まれくる子供のためだろうさ。

[金属のアクセサリがちりり、と鳴る。腰のアクセサリが鳴る。「それは本当か?」と問いかけるように。]
(109)2006/04/28 02:20:26
流れ者 ギルバート
・・・・・・

[その光景に愕然とする。今まで魔女だと疑っていた人物が今医者に凶器を向けられている]


ば・・・・・・

[馬鹿な。その一言が出ない]
(110)2006/04/28 02:22:46
修道女 ステラ
[感覚が鈍っていく。ステラはヴィンセントの声も聞こえない程に何も解らなかった。そのままステラはその場に倒れた。ステラの思考を支配しているのは、"解らない"恐怖だった。]
(111)2006/04/28 02:23:24
冒険家 ナサニエル
クインジーは……少なくとも、街にいた頃のクインジーは人間だったよ。
知られる事、知る事。それが、かつて俺達を繋いでいた。

グレン、君は自分の持つ秘密をぶちまけた事があるか? 他人に話せないような秘密を何もかも、だ。

――何もかも、だ。
(112)2006/04/28 02:24:22
農夫 グレン
[グレンはただ泣いている。
嗚咽が何故かこみ上げてくる。]
(113)2006/04/28 02:25:49
村長の娘 シャーロット
[静かな混乱]
[ヴィンセントの言葉に驚いて]
[嬉しさと驚愕を半分ずつ抱いた目で]
[ヴィンセントを見つめていた]
[怖い事が起こる予感と]
[全てが自分のせいである恐怖を抱いても尚]
[立ち上がったヴィンセントを見つめていた]

【此処で止めないと怖い事が起きる気がする】
【でも、でも……】
【私には止める事なんか…、出来ない・・・・】
(114)2006/04/28 02:26:03
農夫 グレン
俺は…
(115)2006/04/28 02:26:21
農夫 グレン
俺は、妻と子を喪った。
信用していた、イザベラに任せて。
喪った。
(116)2006/04/28 02:27:06
書生 ハーヴェイ
――自宅――
[ラッセルの様子に違和感を感じたように訝しげな表情を受かべた]

君は何を言いたいんだ? 魔女にでも成りたいのか?
或いは――君自身が魔女だ、とでも言うつもりなのかな?
(117)2006/04/28 02:27:24
医師 ヴィンセント
[ゆっくりと、歩いていく。近づいていく。柔らかに笑んだまま]

別に、人を殺したくはないんだ。私も。
恐怖に震えるのを見るのは哀れだし、苦しむのを見るのは辛いと思う。

ただね。どうにも魔女というやつになると、人間をその辺の畜生と同様にしか見えなくなるらしい。

本当に、すまないね。「ただ、むかつくから」と言う理由で殺すことになって、とても申し訳なく思う。

[メスを振るう。ほほえみながら、ためらいなく。ステラの首筋へと]
(118)2006/04/28 02:27:45
書生 ハーヴェイは、開いていた書物を閉じた。
2006/04/28 02:27:49
雑貨屋 レベッカ
[突っ伏した姿勢のまま、ヴィンセントの言葉は上手く聞き取れなかった。それでも辛うじて聞き取れた言葉の断片やその口調からレベッカは自分が今何をすべきかを悟り、ふら付きながら立ち上がった。]

……だめ……、だめっ。

[チャンスは一度だけだと思った。決して吸い込まない様に細心の注意を払いながら、ヴィンセントが歩いていった方へ走り、突き飛ばそうと両手を勢い良く押し出した。]

【ごめんね、ギル……。】
(119)2006/04/28 02:30:34
書生 ハーヴェイ
[薬缶に残っていた茶を注ぎ、既に温くなったそれを飲み干した。警戒するかのようにラッセルを一瞥し、立ち上がった]

どちらにせよ、アーヴァインを殺し村をこんな状況にした“魔女”に協力を求めるなど、無理な話だろうな。君自身がその一員だ、とでも言うのでない限りはね。
(120)2006/04/28 02:31:36
農夫 グレン
そして告発した。
あんな残酷な事…俺は…魔女は…、魔女は子供を捧げる…
だから…だから……

俺は、喪いたくなかったんだ。
魔女だとイザベラを告発したんだ…そうだよ、何が悪い?
魔女を告発して、何が悪いんだ!!!

殺らなきゃ、殺られるんだ…
(121)2006/04/28 02:34:32
学生 ラッセル
魔女になりたいと思った事はないな。
魔女について知りたいと思った事はあるが。

くっくっ。

[じ、っとハーヴェイの目を見る。]

お前はちらとでもそう思った事はないと?
力が欲しいと思った事。

俺はあるぜ。
でも、残念ながら俺には力がない。
(122)2006/04/28 02:35:14
冒険家 ナサニエル
……グレン?

[ナサニエルは意表を突かれて驚いた。まさか、グレンが自らの秘密を話し出すとは思わなかったのだ。]

妻と子……俺が得ている物、得ようとしているもの……。
それが君の、怒りの源泉か……。
(123)2006/04/28 02:36:28
医師 ヴィンセント
[レベッカの動きは素人のものだった。しかし、魔法への過信が一瞬判断を遅らせる]

……ック!

[顔をしかめ、身をかわす。考えるよりも先に、体が反応する。

結局、レベッカの手はヴィンセントの体を捕らえなかった。
ただ、レベッカの胸に深々と、メスが刺さっていた]
(124)2006/04/28 02:37:37
書生 ハーヴェイは、学生 ラッセルの言葉を待った。
2006/04/28 02:38:13
学生 ラッセル
さて、「一員」という事は、お前は魔女は複数いると考えていると取っていいのかな。

[ハーヴェイにならい、茶を飲み干す。

喉が渇く。]
(125)2006/04/28 02:38:32
流れ者 ギルバート
[視界がぼやけ、何が起きているのか分からない。だがレベッカが動いているのは気配だけで分かった]

レ、ベ・・・・・・

[何とか上体を起こそうとする。だがうまく行かない]
(126)2006/04/28 02:39:23
村長の娘 シャーロット
[涙のせいか]
[感情のせいか]
[場違いにぼうっとした頭で思い出して居た]

[初めて暴力を振った父親を見た日]
[衝撃に高熱を出した時に患者として逢った医者]
[数言交わしただけで気分が軽くなったあの日]

ヴィンセント・・さん・・・。

[喜怒哀楽]
[全ての感情が渦巻き心を黒く染める]
[床に座り込んだまま]
[ぼうっと見つめて居た]
(127)2006/04/28 02:40:19
農夫 グレン
[ぺたんと地にくずおれると、すすり泣いた。
肩を震わせて。
殺意は、霧散していた。]

ナサニエル…正直、お前が憎い。
魔女でも人間でも殺したいぐらいに憎い。

[涙が再び。]
(128)2006/04/28 02:41:49
雑貨屋 レベッカ
[一瞬の出来事だった。間に合ったと安心した直後、激痛が走った。]

あぁぁっっ!

[意思とは無関係にレベッカの痛々しい叫びが礼拝堂に反響した。胸の辺りから溢れかえる暖かいものの感覚に気持ち悪さを覚えた。体の動きが重くなり、そのままふら付いて崩れ落ちる様に倒れ込んだ。]
(129)2006/04/28 02:47:15
書生 ハーヴェイ
[ラッセルの言葉の意味が判らない、というように肩を竦めた]

さあ? 魔女というものは魔女会(コヴン)を形成するものだろう?
若しラッセルがそうだというのであれば、連絡を得ようとするんじゃないかと思ってね。そして“生まれながらに”魔女であるのなら、「成りたい」とは思うことも無い、という訳だ。
(130)2006/04/28 02:48:02
医師 ヴィンセント
[胸を押さえ、苦しむレベッカを見下ろす。
じっと、その姿を無表情に見下ろしている]

ふん。この薬だけは……それなりに自信があったのだがな。まだまだと言うことか。

悪かったな、騒がせた。これでも医者なのでね……苦しむ人間を前にしたら、どうにもやる気を無くしてしまった。
今日はこれで帰っておくよ。

[そう、面倒そうに言って、背を向ける]

まあせいぜい、二度と会わないことを……神様にでも、祈っておいてくれ。
(131)2006/04/28 02:49:59
医師 ヴィンセントは、一度も振り返らず、教会を*立ち去った。*
2006/04/28 02:50:41
冒険家 ナサニエル
そうか……そういう事か……。

[知った秘密と引き替えにもらしたのは、一息分の溜息。]

憎んでくれていいよ。憎まれるに足る理由がある。
――ただ俺は、まだ死ねない。

[ナサニエルはそう呟くと、グレンに背中を向けて、そのままゆっくりと教会へ向けて歩き始めた。]
(132)2006/04/28 02:50:43
農夫 グレンは、ごとり、と血に塗れた鉈を地につけると、立ち上がった。
2006/04/28 02:54:41
学生 ラッセル
なるほどねぇ。

さすがに詳しいな。

では魔女は、魔女でなくなりたいとでも思うのかね。
くっくっ。


考えを聞いてみたいな。
冷静にこういう事を考え、話せるやつは少ない。

[ケネスの言葉を思い出す。]

どうすれば、村を元に戻せるだろう。
完全に元通りにはもうならないが。
くっくっ。

「魔女」が話し合いに応じてくれるならそれが一番いい気もするがな。そういうのは無理だと思うんだろう。

そして、魔女は何が目的でこんな事をしているんだろうな?
(133)2006/04/28 02:55:53
雑貨屋 レベッカ
[唇から漏れる息が溜まらなく熱い。ヴィンセントの言葉に何も返せなかった。言いたい言葉を捜しても思い浮かばない。]

っぁあ……はぁ……

[荒い呼吸と火に焙られた様に熱い体。目を硬く閉ざした。思い浮かぶのはギルバートの事。昔の事。シャーロットの事。この村の未来の事。]

【あの時から……、彼を一度失ったあの時から。思い残す事なんて何も無いと思ってたけど、今はもうそんな事、無いみたい……】
(134)2006/04/28 02:57:20
流れ者 ギルバート
レ、ベッカ・・・・・・

[悲鳴が聞こえた。レベッカの物だ。
必死で右腕で何も無い床をまさぐりレベッカを探す。だがその手には何も触れる事は無い]

どこだ・・・・・・ 何が、あったんだ・・・・・・
(135)2006/04/28 02:57:58
冒険家 ナサニエルは、農夫 グレンに話の続きを促した。
2006/04/28 02:58:27
雑貨屋 レベッカ
【こんなに未練がましい終わりを迎えるなんて、思ってなかったわ】

[目を開けてみても、水彩画の様な現実に苦笑いをした。レベッカは最後の力を振り絞って、ギルバートの傍へ行こうとしたが体が最早動かなかった。]

ギル……。

――愛してるわ。
(136)2006/04/28 02:59:28
雑貨屋 レベッカは、代わりに強く言葉を紡いだ後に、*息絶えた*
2006/04/28 03:00:13
農夫 グレン
…ナサ兄。
1つ教えてくれ。

兄さんは、魔女じゃないのか?
本当に。

[頬が濡れた顔を向けた。]
(137)2006/04/28 03:00:16
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルは立ち止まって振り向くと、グレンに憐れみの顔を見せた。]

残念ながら……魔女じゃないよ。
(138)2006/04/28 03:02:50
冒険家 ナサニエルは、立ち去った。
2006/04/28 03:03:23
農夫 グレン
昔の兄さんのままなのか?

[その目は心なしか拠り所を求めるように見えた。]
(139)2006/04/28 03:03:28
流れ者 ギルバート
[体に力をいれ、全力で立ち上がる。少しずつ意識が戻ってくる。

おぼろげな視界の中で、レベッカを見つける。

だが、その胸は赤い血で染まっている]

・・・・・・


[絶句。

体に穴があいたような感覚。

レベッカが生きる糧だった。だがそれが失われてしまった。その姿に手を伸ばしたいという気持ちと、恐ろしい現実を否定したいという感情が体の中でのたうつ]

は、はは・・・・・・

[口から息が漏れる。ただそれだけ]
(140)2006/04/28 03:09:00
冒険家 ナサニエル
― 教会への入口 ―

【昔のまま……か。】

[背中で受けたグレンの言葉が脳裏に浮かぶ。]

自信がないな……。
(141)2006/04/28 03:09:36
修道女 ステラ
[息苦しさの中でステラはもがいていた。微かに聞こえてくる様にまで回復した聴覚。レベッカの悲鳴と愛の言葉。]

『美しい愛ねぇ。歪んでる私達には手に入れられない物。』
【歪んでいるだなんて……、そんな事……】

『ギルバートに嫉妬していたんでしょう? だからあたしはステラの代わりに、絶望を見せてあげようと思ったのよ。』
【わ、私はそんな事……】

『シャーロットにも嫉妬しているんでしょう? 絶望も知らない様な、幸せな彼女が。』

[溢れかえる否定の言葉。自分を騙す事すら叶わない様なチープな言葉。]

……っ!!

[ステラは目を開いた。だがそこで見る現実も、血の匂いに咽帰っていて、夢の中で逃げ場に選んだ望んだ優しい現実は無かった。]
(142)2006/04/28 03:11:25
冒険家 ナサニエルは、礼拝堂へと入っていった。
2006/04/28 03:12:46
書生 ハーヴェイ
――自宅――
[まるで意味が判らないというように首を振り、ラッセルの傍らを通り過ぎようとした]

考えも何も、それを僕に聞いてどうしようと言うんだ? ラッセル。
そして話し合いは無理だと思うのは僕も同感だね。君が何を問いたいのか、さっぱりと判らない。だが、これだけは言っておこう。
(143)2006/04/28 03:12:50
書生 ハーヴェイは、学生 ラッセルの掛けた椅子の後ろに回り、宣告した。
2006/04/28 03:13:17
村長の娘 シャーロット
[廃人の様に見つめて居た]
[この惨状を]

【私の所為…】
【全て私の所為…】
【存在自体が、迷惑…】

[胸の中で言葉を反芻した]
[封印して居た感情が蘇る]
[ふらふらと立ち上がった]
[同じ様に立ち竦むギルバートが見えて]
[地面に倒れたステラとレベッカが居て]

[悲し気に目を背けるしか出来なかった]
(144)2006/04/28 03:14:09
農夫 グレン
[こんなに泣いたのはどれくらい振りだろうか。
無言のまま立ち去ったナサニエル。
もう一度、涙を拭った。]

【俺は…魔女を殺すだけだ。】

[それだけを胸に教会へ向けて歩き始めた。]
(145)2006/04/28 03:15:12
書生 ハーヴェイ
君は魔女だ。少なくとも、この村に混乱と災いを齎そうとする者、そのものだよ。

[同時に扉へと後ずさった]

……そろそろ、効いてくる頃だと思うんだがな。君の湯飲みに忍ばせた眠り粉が。カモミールティーと相まって安らかな眠りを齎してくれるだろうさ。
……尤も、起きた時に待っているのは審問と言うことになるだろうが。
(146)2006/04/28 03:15:54
学生 ラッセル
ふーん。

[確かに眠い。]

さて、誰が、誰に都合のいい審問を行うのかな?

くっくっ。

[警戒はしたのだが。
油断したな。]

手っ取り早く、殺せばいいだろう。
都合が悪いのならな。

例えばその後で自分で自分を刺すか何かして俺に襲われたとか嘘をつけばいいじゃないか。

…なぁ、ハーヴェイ。
俺はお前が嫌いじゃなかったよ。

[懐からナイフを取り出す。]
(147)2006/04/28 03:21:52
流れ者 ギルバート
[自分の失った何かを埋める為に。
足元に転がる麻袋を、まだ力があまり入らない右手で持ち上げる。
見回すと、シャーロットが見えた。おぼつかない足取りで、シャーロットへと近寄っていく]


ヴィンセントは、どこだ・・・・・・ ?
(148)2006/04/28 03:21:54
学生 ラッセル
[振り上げる。]
(149)2006/04/28 03:22:08
冒険家 ナサニエル
― 教会・礼拝堂 ―

驚くのも……そろそろ疲れてきたな。

[ナサニエルはまた一つ“動かない物”を見つけて、嘆息した。それだけで、済んでしまった。]

何があったんだ?
(150)2006/04/28 03:26:28
学生 ラッセル
[ナイフがハーヴェイの髪を掠める。

ナイフはハーヴェイではなく、ラッセルの左腕に突き刺さる。]

痛ぇ。

[ふらつく。]

全く、どこからこんなもの手に入れた?
くっくっ。

[そのまま、家を飛び出す。]
(151)2006/04/28 03:28:18
書生 ハーヴェイは、学生 ラッセルの振り上げたナイフを悠然と見ていた。
2006/04/28 03:28:49
冒険家 ナサニエルは、誰となしにそう問うと、疲れた身体を壁に*もたれさせた。*
2006/04/28 03:32:44
書生 ハーヴェイ
――自宅――
[ラッセルの行為はただ己を傷つけるに終わった。ハーヴェイを突き飛ばす勢いで扉から走り出ていった彼を追うこともせず、静かに扉を閉めた]

ふむ……まぁ、良いさ。行くなら行ってしまえ、ラッセル。
(152)2006/04/28 03:33:17
書生 ハーヴェイは、机上に積まれた書物の山を見、軽く嘆息した。
2006/04/28 03:33:22
書生 ハーヴェイ
これだけの量を片付けるのは面倒なのだがな……今はそれは措いておくか。
それよりも。

[村の者は礼拝堂に集まっているのだろう、そう考えたハーヴェイは家に鍵を掛け、日の沈みかけた道を足早に*歩いていった*]
(153)2006/04/28 03:35:22
農夫 グレンは、見えてきた礼拝堂へ…*祈りの言葉を紡ぎながら向かった。*
2006/04/28 03:39:01
村長の娘 シャーロット
[近付き問うてくるギルバート]
[シャーロットは首を横に振った]

わかんない………わかんないよ・・・・

[泪で上擦りかすれた声]
[ナサニエルに助けを求めるように]
[視線をあげたが]
[ステラの言葉がよぎり]
[うつ向いて目を伏せた]
(154)2006/04/28 03:41:48
農夫 グレンは、冒険家 ナサニエルに話の続きを促した。
2006/04/28 03:46:54
学生 ラッセル
[自分の家へ走りこむ。
無題のレポートを取り出し、情報を殴るように走らせる。]

く。

[眠気が、痛みを上回り始めている。]

ふん。
こんな搦め手を使うとは思わなかったぜ。

[この事を知るのは自分だけだった。
証拠にはならない。
カップを分析すれば分かるかもしれないが、そんな環境はない。無味無臭の睡眠誘発薬など。

ただ、情報はいくつか得られた…と、信じたい。
折角だから、「どうすればいい」か教えて欲しかったが。

…その前に、自分が生きていられるか疑問符がついてしまった。]

くっくっ。
(155)2006/04/28 03:47:11
流れ者 ギルバート
・・・・・・

[シャーロットもまた焦燥しきっている。それが見て取れた。彼女にはきっと罪は無いだろう。そうでなければヴィンセントの行動に、そしてこの結末にこれ程同様するはずが無い]

分かった。すまなかった。

[先程のやり取り。ならばもしかしたらシャーロットはヴィンセントと親しいのかもしれない。だとしたらこれ以上シャーロットを傷つける事は心が痛む]

シャーロット、一日も早くもとの生活を取り戻して見せるさ。だから、君は何も心配しなくて良い。

[元の生活?取り戻せるものか。ここから始まるのは既に復讐でしかない。その惨劇をシャーロットに見せたくないだけだ。ただ魔女を、ヴィンセントを追いかける。もしかしたらその先には何も無いかもしれない。だが追いかけている間だけは全てを忘れられる]

・・・・・・ ナサニエル、さんか。

これは、あの医者が。

[ナサニエルを見たその目は、獣に近いものがあった]
(156)2006/04/28 03:54:26
学生 ラッセル
[無題のレポートを、ベッドの下に放り込む。

そのまま、自分はベッドの上に倒れこんだ。

何もできなかったあの頃より、少しは自分は、マシになっていただろうか。
もし「あの世」があるのなら、訊いてみたかった。

ほとんど勘みたいなものに、頼って、あの読書好きの青年を疑うのは、辛かったが。それでも

だが…信じてないものが、そこへ行けるとも、思えなか、





意識が途絶える。
*不快さはない。*]
(157)2006/04/28 03:56:40
流れ者 ギルバート
魔女を、殺してくる。

[まるで獲物を狩りに行くかのように。

二人の間をすり抜け、麻袋を片手に村の中へと*ゆっくりと出て行った*]
(158)2006/04/28 04:02:07
インデックス プロローグ 第1日目 第2日目 第3日目 第4日目 第5日目 第6日目 第7日目 第8日目 エピローグ 
Tool
Statistical Summary
発言数
11
29
19
10
14
0
11
0
0
16
13
0
23
9
0
4