人狼審問

>>73
そう解釈しなかったから見張ったの？
ええと…まだよくわからないのだれど、「どう解釈したのか」ということと、「なぜ見張る必要があると考えた」の？
あなたから見てハーヴェイさんは偽者よね？
だったらハーヴェイさんが暗殺者であると告発したレベッカさんは暗殺者ではない可能性が高いんじゃないかしら？

ソフィーを暗殺者でないと確信を持ったのも レベッカが暗殺者だと確信したのも殆どは推理だよ

メアにはちょっと確認してもらったに過ぎない

今日は狼にハーヴェイさんを見張らせていました。
どうやら暗殺者を追い払うのに成功したみたい。

いい子。よくやったね。
でも暗殺者が誰だったかまでは分からなかったみたいね。

暗殺者が、行動をしなかった‥‥
クインジーにわたしが手を下したから、結果として連中は何もする必要がなかった。

そういいたいのね？ニーナ。
‥‥そう。

[ 酷い過ちを犯しているのかも。そんな後悔から、くちびるを噛みしめた。]

すまん･･･メアにニーナを追わせようとしたのだが…山犬に邪魔されて見失った･･･

だが…恐らく彼女は暗殺者ではないだろう

シャーロット ニーナは信用してもいい
無論 俺を信用するのならば…な

ローズマリーに ニーナに…序に言えば今ではソフィーもだな

疑われ私刑にされそうにない者を選んだとは言え…確認しなくても分かりそうな者ばかり…すまんな

>>4
恐らく、なのね。
彼女が狼で闇の中の暗殺者を追い払えるという、その言葉。信じたいものですけれど。

暗殺者は 俺を狙ってきたのか…昨日貰った木の実なんだが これも上げていいかな ニーナ？

[ハーヴェイはそう言いつつ狼に近づいた]

処で一昨日もその狼は誰かのもとに来た暗殺者を追い払ってくれたのかい？

うん、見た目と違って人懐っこいから大丈夫だと思うよ。

[ニーナはハーヴェイを信用したようで、笑顔に戻った]

メアみたいに名前はないんだけどね。そういうの付ける習慣がないから…。

>>5
いいえ、責めているわけではないの。
ただ、どう考えそうしたのかは…知りたいと思うのよ。
だって、旅を共にしてきたとはいえ、私あなたのこと殆ど何も知らないのですもの。

個人的に昨日までの状況を整理すると、ローズは嘘を言っているようにはあまり思えない。
とすると、レベッカさんは暗殺者ということになるわ。
そしてレベッカさんを暗殺者であると告発したハーヴェイさんも真実を言っているように思える。
これは恐らく暗殺者の人数があまり多くない…そうね、ふたり位と仮定しての話なんだけれどもね。
ハーヴェイさんが内通者だとしたら暗殺者を売り渡すような危険なことはしにくいと思うし、暗殺者同士だとしても微妙だと思うのよね。

だから今の段階ではハーヴェイさんとローズのことは信じたいと思っているわ。

[>>2:201 >>3:106]
ソフィー。ニーナを疑うのはね。

ニーナには、ハーヴェイに対立するようなふるまいが見て取れたわ。明かりの乏しい夜中に、周囲を観察していると証言したものがハーヴェイ、リック、ニーナ。そして、もうここにはいないけれどレベッカ。

ニーナの証言が一番疑わしく思えたの。先ほどまではね。
けれど、彼女が暗殺者を捜すためではなく、追い払うために動物を放っているというなら。考えなおさなくてはいけないわ。

クインジーさんが殺された夜、あたしは狼にギルバートさんを守らせていた。一人で佇んでいて、危ないと思ったから。
でも暗殺者はやって来なかった。きっとクインジーさんを狙っていたんだと思う。

コーネリアスさんが殺された夜、そしてついさっきもハーヴェイさんを守らせていた。
そしてついに暗殺者が襲ってくるのを察知して、追い払うのに成功した。

これがあたしが秘密にしていたこと全て。
ずっと黙っていればよかったのかもしれないけど、役に立つ情報が多いと思ったし、あたし自身がみんなから疑われているとも感じたから、思い切って真実を告白したよ。

ん？ ニーナって俺に対立してたのか？

…すまん マジに分かっていなかった

>>4:78
[静かに目を閉じて皆の話を聞いているギルバートの昨夜の指摘を思い返した。]

なるほどね。そういう考え方もあるかもしれないわね。
私はレベッカさんのあの発言をそう取ったのだけど、その点は確かに彼女の言葉が足りないと思ったの。
だからレベッカさんに質問をしていたのよ。
尤も…その日にハーヴェイさんに……　だから答えは聞けなかったけれども。

[ギルバートの指摘に感謝し、レベッカの発言についてもう一度考えてみようと思った。]

>>13
いえ‥‥そうでもなかったようね。
彼女の言い分を信じるなら。

今のところ、疑うような根拠はないけれど。

なるほど…(>>12)

そうすると暗殺者に取って クインジーを俺やシャーロットが殺めてしまったのは計算外だったと…

先ほどソフィーが疑問に思ったシャーロットの言葉はそう言う事な分けか


大方、レベッカがクインジーを疑って そのクインジーが暗殺者に殺されることで 自分を暗殺者疑惑の矛先から外そうとしたのだろう

その翌日の俺の推理ではクインジーを疑っていた者の中に暗殺者がいると踏んだが…こうなると逆の可能性も浮かび上がってくるな

序に俺がクインジーを内通者と推理した根拠を覚えているかな？

内通者は暗殺者を知っていて 暗殺者の疑うものに矛先を会わせていたと言う奴だな

もしもリックが同じ事をしていた場合…リックが疑いをそろえた相手は誰だろうな

>>11
シャーロットさんはそう考えていたのね。
私の目には、ニーナは謎の人物として映っていたの。
とらえどころがないというか、そんな感じね。

ただ…あなたが感じていたほど疑っていたわけではないわね。
それは他に疑わしく思えた人がいたからなのだけれど…

レベッカがひと芝居を打ち、偽りの証言をする役割に徹し、もうひとりの、おそらく魔法の書を持つ暗殺者がレベッカと離れた位置を保つ。

‥‥そういう手口？
なら‥‥

[ 僅かな疑念。心当たりがないでもなかった。]

俺もそれには同意だな(>>18)

とは言え暗殺者とも思えなかったのだが…近い内にその疑いを皆から掛けられてしまう恐れは十分にあると思ってね

それでメアにニーナを追わせたのだけどね…彼女の方がこの森では数段上手のようだ

ナサニエルさん…
あなたは私が暗殺者を探る力を持つ人は名乗りでて欲しいと言った時に、言の葉でそれを見極めていけると私に言ったわね。
でも…なぜそれを行動で示してくれないの？

私にはあなたが様子を伺って、その場しのぎをしているように見える。
あなたが言うところの言の葉から…今一番あなたを疑わしく感じているわ。

[ナサニエルを正面から見据えると静かにそういった。]

‥‥

（ハーヴェイ、あなたの視線。‥‥同じことを考えているのかしら？）
[ 声を潜める。]

ハーヴェイさんやシャーロットさんだけでなく暗殺者もクインジーさんを狙っていた。

そこからあたしが考えたのは、暗殺者は表向きはクインジーさんじゃなくて別の人を疑ってたんじゃないかって事。
だって、暗殺しようとしている人と表向きにも敵対するなんて変だよね。

別の人を疑っていたのは、ソフィーお姉ちゃん・メイお姉ちゃん（→ニーナ）、リックくん・ギルバートさん・ナサニエルさん（→ハーヴェイさん）。

この内、ソフィーお姉ちゃんはハーヴェイさんから潔白だとお墨付きをもらってるから、怪しいのはメイお姉ちゃん・リックくん・ギルバートさん・ナサニエルさん。

ただ、レベッカさんもクインジーさんと敵対していたから、当てはまらないかもしれないけどね。その辺りはハーヴェイさんの推理の方が参考になるかも。

>>20
ええ。自分と異なる存在を…疎む性質を人は持っているから…。
そういう意味ではハーヴェイさんがメアに彼女を今日見張るように言ってくれたのはよかったことだと思うの。

少なくとも私はそう思うわ。

そして、レベッカさんが消滅させられた日に、ギルバートさんもレベッカさんを激しく疑っていた。仲間とは考えにくいね…。

結局のところ、ハーヴェイさんとローズお姉ちゃんを信じるなら、疑わしいのはメイお姉ちゃん・リックくん・ナサニエルさんってことになるね。

そしてあたしはハーヴェイさんを信じてるよ。だって実際に暗殺者から狙われたんだもん。

>>12
そんなことがあったのね。
私はその情報を知らなかったから…
圧倒的にクインジーが疑われていたから、暗殺者はあえて襲うつもりのクインジーを疑うようなことはしないと思ったの。
だから、メイはまず違うと思った。
ハーヴェイさんは少し怪しい行動をとっていたから疑いをかけやすかったと思うの。
だから、最初にハーヴェイさんを疑っていたことはプラスにもマイナスにもならないような気がするわね。
そのくらいの考えでいたわ。

‥‥そして、わたしがクインジーを手にかけ、覚悟を問われたあの晩。

いつでも決闘に応じる、と言ったわたし[>>3:54]に、あなたは背を向けた[>>3:75]。
うまく理由をつけているけれど、単に注目を集めたくなかったから、ではないのかしら？

[ 剣を鞘から抜き、油断なく構えた。]

ずいぶん考えがまとまってきたような気がするわ。
ひとまず、ナサニエルの言葉を待ちながら少し休ませて頂くわね。

今夜は少し冷えるから起きている人は暖かくしてね。

[そういうと、毛布を膝にかけ焚き火の傍に*座った。*]

おやすみ、ソフィー。
火の番はしておきますね。

‥‥ナサニエル。
あなたからの回答に納得いくまで、剣を鞘に収めるつもりはありません。

[ 抜き放った長剣を持ったまま、焚き火に薪を２・３くべては炎の様子を*見張っていた*]

あたしもそろそろ寝ようかな。
信頼できる人が何人かできて、今日はぐっすり眠れそう。

お前もお休み。

[ニーナが人には聞こえない高さで口笛を吹くと、狼は草むらに消えた]

あたしも眠らせてもらうね。ローズお姉ちゃんの隣で寝ようっと。

[周りからの疑うような目におどけた表情で口を開き始める]

そうだな、まず何から話そうか…？

>>21

まずはソフィーの質問に答えておこうかね…。
俺は確かに口にした言葉を行動では示してないなかもしれんなぁ、その点は素直に謝罪しておこうかね…。

事件が起きてからお前達は暗殺者を探そうとしていたようだな、だが悪いけど俺にはそんなつもりは無かったんだよ…。
だって、そうだろう？宴の晩に決定的に怪しい行動をするものを見てしまったのだから…。

回りに睡眠の呪文を掛けて魔道書の中身を覗いてる人間がいたんだ、どみたって怪しいだろう？
違うか？
お前達が同じ立場だったらそいつが犯人だと思うはずだろう。

次の日の説明があったがその程度で疑惑は解けるかね？いや解けないだろう？

その場しのぎに見えるってのもまぁ否定はしないさ。

実際その場しのぎに近い感じなんだからな…。
先ほど言ったように俺はハーヴェイが犯人ってことに疑いを持っていなかった。
ところが聞いているとハーヴェイが犯人じゃないと思いたくなるような証拠が出てくるじゃないか。

さっきのそんな簡単に疑いが晴れるか？って話とは矛盾するが、ローズマリーが能力者でレベッカを暗殺者と判定、そしてハーヴェイはその前にれべっかを暗殺者と判断していた。
ここまで証拠が揃えば俺自身にも流石に迷いが出てきたってわけだな…。

そしてハーヴェイが犯人前提で考えを巡らせていた俺は確固たる意見を失った、当然意見も狂いだす…。

まぁそんなわけだその場しのぎに見えたって言われてもしょうがないかもしれんな。

あとは、何を話せばいいんだったかね…？

ああ、思い出したよ、決闘の件か。

シャーロットの言う通り目立ちたくないってのがないとは言わんがな。
それ以上に、お前との決闘に意義を見出せないから断ったに過ぎないのさ。
俺がお前と決闘して何を得るんだ？手負の小娘一人切り伏せた所で得る物等何もない、むしろ恥になるだけだろう…？
騎士を名乗るんだから手負の相手を倒して嬉しいってわけじゃないぐらいは分かるだろう？

まぁ、剣を収めないならそれはそれで結構だ。
そうだな折角鞘から出したんだ素振りでもして見たらどうだ？剣の腕が上がるかも知れないぞ？
みたところ、お前にはまだまだ伸びしろがありそうな感じだからな…。

まぁ今から斬合いを演じる事も無かろう
なんなら俺が木偶人形でも作ってやろうか？
シャーロット相手には不足だろうがな

してナサニエル…一昨昨日はそれでいいとして 一昨日もレベッカやリックよりも俺を疑っていたのは同じ理由によるものなのかな？

また 今は誰をどのような理由で疑っているのか話しては貰えないかな？
ソフィーへの返答としては先ほどの事だけでは不足だろう？
口にした事を過去には出来なかったのはもう取り返しは付かないが 今それを見せる事は自分の言葉に責任を持つ事になり またソフィーの疑問に十分に答える事には成らないかな？

話は変わるが俺が推移してきた軌跡を話しておこうか…

先ず最初に俺が暗殺者ではないと確信したソフィーだが 魔術師の端くれとして彼女の祖父を知っていたから…だな

翌日俺がメアに張らせようと思っていたのは、メイ、ニーナ、レベッカ、シャーロット、ローズマリー…そう絞った理由はソフィーを含めてだが 男性の方が疑惑を持たれ…若しくは植え付けられ私刑に掛けられる可能性が高いと踏み 俺が暗殺者でないと確信した者が 無駄に死ぬ可能性を下げる為だった

その中で暗殺者に正面から立ち向かっていると見えたシャーロット 薄々霊の声を聞けるのではと思っていたローズマリー 余りにも謎に満ちていて理解不能だが逆に後に判りやすいのではと思ったニーナ ちょっと忘れたが何となく暗殺者などとは程遠いなと思えた脳天気娘…基メイ　それでやや話の聞けぬレベッカを監視する事にした

そして…申し訳ないが 彼女たちに疑惑の矛策が向かぬ様に リックとクインジー…特に闇ルートを持っているクインジーに皆の目を向けさせて貰った
悪く思わないでくれとは言わん　あの世から罵ってくれ

そして翌日 俺はレベッカが暗殺者で在る事に確信を持った
その結果 彼女が疑いを向けたクインジーが暗殺者でない事も…尤もその時はクインジーがクインジーを疑った他の誰かに追従していたと言う事で 彼を内通者と勘違いしたのだが…

またレベッカが疑いを向けたクインジーを 同時に暗殺しようとしていたとは思えず ニーナが他の者を守っていたと考えていたよ
暗殺者二人と内通者は三人ともクインジーに疑惑を向けていた予想していた
それ故 俺の矛先はシャーロット ニーナ ローズマリー ラッセル コーネリアスに絞られ メイ リック ギルバートは取敢えず保留した

その中からローズマリーを選んでしまったのは リックとの距離を急速に縮めて居た事…前日の自分の予想を忘れて…ね
正直 俺とした事が冷静さを欠いていたな

それとコーネリアスが襲われた事だが 俺がこう言った(>>3:60)のを覚えているか？
「またその内一人の男に付いては 貴女の仲間でないと目星が付いている」
当然嘘なのだがこれを聞いた暗殺者は 俺が暗殺者でないと確認した者がラッセルかコーネリアスのどちらかだと勘違いした事だろうな
彼自身には…申し訳ない事をしたが…それとあの詩をもう聞けなくなってしまったのは…残念だ

ちょっと話が飛ぶが…戻る…かな？


暗殺者は疑惑を集中させても繋がり気付かれにくい初日に クインジーを屠ろうとしたと勘違いしていた訳だ

ニーナが名乗りそれが違って居る事を指摘してくれたお陰で 実はレベッカは暗殺と疑惑を同じ人物…クインジーに向ける事で 自分の疑惑を薄めると言う効果を狙っていたのでは無いかと推測が変わった訳だ

結局クインジーに疑惑が集まってレベッカの期待したかも知れない効果は無駄になったが…逆に疑惑がクインジーを疑った者に向いてしまい俺が調べた先を二人も無駄にさせられてしまった
在る意味してやられたよ


後 ニーナは名乗らなくても良かったのではと思ったが この推理の方向が間違えていた事を修正してくれたのは大きいな

それに俺の命を救ってくれた…むざむざ暗殺者の手に掛けさせたくはない
出来れば今日…残りの一人を挙げ…魔導書を取り戻すか焼き払うかしてしまいたいね

そう言えば…俺がレベッカの機嫌を損ねた所為で聞きそびれてしまったが…究極の魔法…それとこの森の事…これは何で…どうするのが良いのだろうな


ソフィーには何か判るか？
全部ではないが…俺が理解できなかった章をそのまま書き写した物が此処にある
学院に帰った後 調べようと思っていたのだが 読めるかい？
彼の魔術師の孫ならば…知らず知らずの内にそれなりの知識を蓄えて居るんじゃないかな

［と…以前 所持品の検査をした時見せた古代語の書かれた羊皮紙数枚を取り出した…］

さて…シャーロット ラッセル メイ ギルバート ナサニエル…この中に暗殺者が一人

先ず一昨昨日に疑っていた者に付いては 俺を疑ったナサニエルを含めて 誰が誰を疑っていてもさほどおかしな事ではないな

次ぎに一昨日だが 自分を棚上げして考えても やはりナサニエルとメイの疑惑の理由を知りたいね　でナサニエルに付いては既に答えて貰ったが　ナサニエルのレベッカとリックをどう思っていたのか　それを踏まえても俺の方がどう怪しいと思ったのかは聞いておきたいね　メイに付いても然りだ

ラッセルのギルバートは 取敢えずレベッカも含めて三人は残して他を…といった処なのだろうか　ソフィーもそう考えていたのなら ラッセルも同じように考えたとして余り疑問ではないのかも知れない

逆に昨日俺を疑った理由は聞いてみたいね　話して貰えるかな ラッセル？

またラッセルに付いては リックが彼を暗殺者では無いと言っていたな
リックが内通者だとして 暗殺者を指してそれを言うか 関係ない者を指すか どちらにメリットがあるか…どう思う？

それとコーネリアスが暗殺者に襲われた理由が先の俺の推測通りだった場合 何故ラッセルでは無くコーネリアスが選ばれたのか…これも皆に聞いてみたいね

無論 この二つとも俺も考えるが…

そうですね。考えましょう、ハーヴェイ。

今は、動くよりも考えるとき。
けれどナサニエル。あなたに向いた疑惑の刃、鞘に収まったとは思わないほうがいいですよ。

[ 長剣を収め、鞘に*戻した*。]

【回想】

[先程まで、メイの瞳に映っていた一人の少年――リックの姿が一瞬のうちに消えた。]

リック……

[メイはリックが居た空間から、目を離す事ができなかった。
そして、いつしか深い眠りへと落ちていった。]

【昼】

[メイが起きた時、既に陽が高く昇っていた。]

朝…？
いや、もっと時が経ってるような……

[うーん、と大きく伸びをする。陽の光を全身で感じていたメイは、ハーヴェイの声に視線を移した。]

ハーヴェイさんを疑った理由…？

私は、レベッカが殺しの犯人…そして魔法書を奪ったと考えれなかった。
まるで、お母さんのように優しくしてくれたレベッカを…私は疑う事ができなかった。
だから、そのレベッカを犯人だと言ったハーヴェイさんを信じる事ができなかったの。

私…レベッカが犯人だと認めたら、私に優しくしてくれた事も嘘になっちゃうと思ったの。

でもね…
私…間違ってたよ。

風の精霊――シルフが教えてくれたの。

それに…
ローズさんもレベッカを犯人だと言った。
それに偽を唱える人はいない。
ローズさんとハーヴェイさんが嘘をついてる可能性、ないとは言えないけど…低いと思うんだよね。

だから……
私、ハーヴェイさんとローズさんを信じる事に決めたんだ。

ハーヴェイさんを信じるのなら、リックは嘘をついてる事になる。
だから、私…リックを……

[メイの声は小さく、そして震えていた。]

[シャーロットやナサニエル達の会話から、暗殺者はやはり複数いるのだろう、とラッセルは感じた。では少なくとも誰かが、この森の中で暗躍していることになる事実が浮かび上がる。]

誰かが、人目を忍んで動いている、ということか…

とどの詰まる所、暗殺者は何人だ？　２人？３人？それ以上？
いや、４人以上はないだろう。それほど連携が取れるのなら正面から斬り伏せかかる手段のほうが現実的だ。では誰が…

ハーヴェイさんがその持てる力、ファミリアーを言葉通りに使役し、虚言なく打ち明けているならば話は早い。

全ての敵対者を滅ぼすことができる。確実に、だ。
彼によればローズマリーさんも人を殺めようとする方ではないのだそうだから。

ハーヴェイさんはまだまだ魔法力を温存していると僕は思っている。どんなに体調が悪くともひとり以上は調べることができる。

つまり、ハーヴェイさんの魔力、およびメアの力を信じるのならば、それ以上の暗殺者の捜索は不要…ということになる。

僕、ギルバートさん、メイさん、シャーロットさん、ナサニエルさん合わせて５人のうち、４人を洗い、残りの１人をハーヴェイさんの手で洗えば、ほぼ全て目が行き届くのではないのだろうか。　ニーナさんの裏打ちもある。

ここで袋小路に行き着いてしまう事態はなきにしもあらず、というべきだろうか。ハーヴェイさん自身がアーヴァインさんに手を出した、あるいはその幇助をしたという点か。

不確定要素は当然と言えば当然、多いのだが…これまで僕達が告白しあったことが正統であるという前提なのだけど。

いいえ、ひとつの目にこだわっていては焦点を失う。あらゆる所から俯瞰しなければ。

この場合ローズマリーさんが魔術師…もっとも僕がたしなむものとは一線を画したものだが、彼女の秘術が正しいか否か、であろうか。
最も恐るべきは、ローズマリーさんが魔導書を持っている場合であり、クインジーさんが仕置、始末、後始末のプロフェッショナルであった時だ。

しかしローズマリーさんはパーティを結成した時から包み隠さずに話してくれる。仮に魔導書を奪いたいと考えていたとしても、あまり機会はなかったように思えるんだ。

故に、僕はハーヴェイさんもローズマリーさんも野心を持った人ではない…というのが僕の今の考えだ。
コーネリアスさん、アーヴァインさん達の殺され方も、彼らの流儀ではない。

これは同じ魔術師としての勘によるものが強いのだが。

裏を、刀を返せば文字通り剣術槍術に心得のある方、ということになるのだが…ともすれば、ナサニエルさんなのだろうか。

ナサニエルさんとリックくんの２人に関係があるのだろうか。

僕はハーヴェイさんを一時疑いを持ちそうになったと言うべきか、ハーヴェイさんの様子を人知れずうかあったことがある。
あれはリックくんの言葉を受けてのものだったのだが…僕自身に判断力が足りない、というべきか。

[ラッセルは自らの魔力を確かめるため、杖を大地に突き立て、２ダースほど後ずさり、杖へ向けて魔法の詠唱を始めた。]

我が内に秘めしマナよ、空を切る弾となり、疾く駆け抜けよ――

[ラッセルは左こぶしを水平に、杖へ向けて突き出すと杖より目に見えないエネルギーが飛び出した。マナの力はそのままひらひらと舞う一枚の葉に突き当たった。]

[一枚の葉はやがて群れをなして地に伏せている数多のの葉の上に乗った。
マナの力を受けた葉には、小さな指で穴を開けたような隙間ができていた。]

集中できているということか…生半可な力で魔力を話せば、穴は開かず葉そのものが*燃えつきてしまうだろうから*

ローズマリーは、食事の用意をしていた。干肉を細かく切って水に浸し、塩気とダシが出たら芋や人参を煮込む。その上にたっぷり香草を載せ、さらに川で捕った小魚を並べ蓋をしてしばらく蒸らす。香草を取り出した後、火の通った魚の身をほぐしてスープに戻し入れてさらに煮込む…

煮物が出来上がると、ローズマリーは鍋に酒の革袋を添えて広場の台に置いた。

魚を入れる前に取り分けたスープに岩塩と香草を入れてひと煮立ちさせた後、柑橘系の果汁を絞り入れる。

くん、と香りを確かめて少しだけ果汁を足すと、彼女はそれをシャーロットに手渡した。

>>37

一昨日も同じだよ、昨日のローズマリーの話を聞くまで俺はお前を疑い続けてたからな。

そしてそうだな誰がどのような理由で怪しいかか。
まず各人の印象でも上げてみると仕様か？

ハーヴェイだが本人の意見、ローズマリー、ニーナの話や事実関係を見る限り本物の可能性が高いと思っている。

次にシャーロットだがな、思考より先に行動ってかんじだなだが行動原理は分からなくもない、そして俺に妙に突っかかってきてる気がするな…、まぁ先に余計なことを言ったのは俺だが、それを利用して俺を嵌めようとしているのかもとも思える。

メイ、正直意見が少なくてどっちにも取れないな。
最初のアーヴァイン探索の際にキャンプに戻されたことも精霊がメイを守ったと見ることもできるし、逆にメイがその先にあるものを見られるのを恐れて命令を出したと見えなくもない。

ギルバート、意見は出ているがやはりメイ同様判断しづらい。

ニーナ、これもまた恐らく本物だろうな…、しかし長くは生きられないだろうな、暗殺者からしたら一刻も早く処理したい人物のはずだからな。

ラッセル、昨日までは意見はないに等しいとみている。
そして今日だが俺がシャーロット、ソフィーに疑われるのを見て急にそれに乗ったように見える。


ソフィー、俺に対する指摘やリックに対する追求から暗殺者を探そうと言う姿勢は見える。

ローズマリー、意見と事実と照らし合わせると恐らく真実を語っていると思う。

現状、一番疑わしいのはラッセルってところかね…？
メイ、ギルバートも判断しづらいという意味では疑わしいのだがね…。

そんなところだな…。

ローズマリーは木の根元に座り込むと、しばらくぼんやり空を眺めていた。

リックがいないわ。どうして...?

死霊達が答える。殺された。殺された。彼奴を喰らって己がものとするがよい。

私は... あの子を守ってあげたかった...

死霊達が昏い笑い声を上げる。守るだと。喰らうことしかしなかったお前が、何を守ろうというのだ。

ラッセルを…か

ラッセルに付いては最後に俺が残した質問にも絡むのだが 三つの軌跡から辿れないものかと考えているところだ

一つはコーネリアスを襲った理由が俺の推理通りだった時…何故ラッセルでは無くコーネリアスが選ばれたか…

一つは二人を比べた場合 コーネリアスの方が言の葉が少なく俺が言葉では見抜けそうになく魔法の力に頼った可能性が高いと踏んだ…とかかな

もう一つは昨日の疑惑の矛先…暗殺者は俺を襲った訳だが…リックと共に表でも俺を消そうとするか…と言う疑問だ
正直 暗殺者はこんな処で目立ちたいとは思っていまい

最後の一つは リックがラッセルを暗殺者では無いと言ってきた事

これは暗殺者を庇う方と 自らが疑われる事を前提として暗殺者でない者を疑わせる為の両面がある為 考えない方が良いのかも知れない

リックがもう少し信じられた状況ならば 皆に確実な情報として残るようにと俺もラッセルを確認しておこうと考えていただろう
そうさせる事で俺の魔法を無駄にさせる積もりだったのか…それとも自ら業と疑われる行動をし…そうしなくても良いと俺に思わせようとしたのか…

迷っている時点でリックの罠に填っているのかも知れないな

処で俺の魔法で今一番確認して貰いたい者は…誰だい？

今日暗殺者を見付けられない時…恐らくその後…俺はこの世には居ないだろう
その時 その情報を必要とするのは俺ではなく残された者達…俺が今知って置きたい人物よりも 皆が知っておきたい者を調べる方が有用だろうからな

ハーヴェイの言を信じるなら。ラッセル、メイ、ギルバート、ナサニエルの４名が疑わしくなる‥‥
リックの言葉に信を置くならば、ソフィー、メイ、ギルバート、ナサニエルが疑わしい‥‥

共通して後ろ盾のない３人に注目して、もしこの中に暗殺者が紛れているとすると、「二心のない護衛役」という隠れ蓑に潜っていることになります。
もし、隠れ潜む立場なら、蓑を削るようなことをするかしら？たとえば、ギルバートがナサニエルをさっきから油断なく見張り続けているような‥‥。

【回想/朝→昼→現在】
…目の前で、何人かやり取りを続けている。
…彼はそれを…独り沈黙したまま…聞いていた。

「……。」


…そのまま、彼は…野に伏せる者としては珍しく…。
…日の高い時間にも…眠っていた。


…それは…
…野に伏せる者として生きる彼としては、非常に稀有なものであった。

[ >>51 >>71 ]
メイ！‥‥。
いいえ。気に病まないでメイ。それが正しかったのかどうかは解らないけれど‥‥
あなたのしたことは、‥‥。

うまくいえないけれど。そう。解ってくれる人もいるもの。

ハーヴェイ。メイについていてあげてくれませんか。彼女‥‥、挫けそうですから。

[ 油断なくナサニエルに向いていたギルバートの顔が、こっくり傾げてあわてて戻った。]

‥‥ギル？
まさか？

…とはいうものの、仮にも…野に伏せる者だ。
…眠っているとはいえ…最低限の緊張は維持している。


「……心配は…無用だ。」

…シャーロットの視線に、短くそう…答えた。

あ、ああ。ありがと、ローズマリー。

うん。おいしいわすっごく！

[ なんとなくおちつかなげに、温かいスープを口にした。]

俺にもスープを一杯頂けるかな？

…そんな中、ふと…想った事がある。


「…ハーヴェイが…偽である場合…。」
「…何故…ニーナは…」
「…自らの秘密を…打ち明ける必要が…あった…のだ…？」

「…そして…ハーヴェイが偽なら…」
「…昨晩…暗殺者が…ハーヴェイを…狙う理由など…ある…だろうか。」

「…もし、それが…偽…証言…だとしても。」
「…この後の…ニーナの存在そのものによって…」
「…偽である事が…わかってしまう…のでは…ないだろうか…」

…彼は低い声で、そう…呟いた。

狼の気配が消えた…。まさかこの時間まで寝てるわけないよね。
代わりに梟を呼んだけど、暗殺者を追い払えるかどうか…。

「…それは…。」
「…俺は…考えにくいと…想っている。」


…彼は、もう一言そう呟いた。
…そしてまた、沈黙しながら…思いを巡らせていた。

ローズお姉ちゃん…、あたし怖い。
何だか嫌な予感がするよ。

ニーナ？

今日は俺ではなく 君が…暗殺者は昨日の逆恨みで君を狙ってくるだろう

残念だが俺の魔法ではそれを阻止する事は出来ない…魔法とて万能ではない　俺の使う魔法は相手をこの目で見 特定しなければ使えない物が大半を占める

もしも君が森の抜け道を知っているなら…一人でも逃げてくれ

ニーナとハーヴェイの正体が、敵対するようなものとは思えないですね。

ニーナ、わたしだって木偶の坊じゃありません。
心配しないで？

[ 腰の長剣に手を乗せ、不安げなニーナに微笑んだ。]

ニーナ...

私、あなたを守ってあげたいのに...