人狼審問

ほっ…無事だったか

［夜半を過ぎたにも係わらず ニーナとローズマリーが 健やかな寝息を立てているのを見て そっと胸を撫で下ろした］

シャーロット 今日は何事も無いみたいだ　君もこっちに来て皆と休め

［そう言いつつ ニーナを守る様に森の奥…闇に向かって剣を構えていたシャーロットの肩に手を掛けて軽く引いた…
次の瞬間 その体が力なく後ろへと崩れ落ちた…］

シャーロット！！

［反射的に抱き留め…シャーロットを見遣る］

何故…暗殺者は…シャーロットがニーナを庇う様に立っていたから…手が出せず彼女を先に？

［ハーヴェイは 振返りニーナとローズマリーを起こそうとしたが 幸せそうな寝顔を見てそれを躊躇った…］

（明日の朝には知れようが…今だけでも…幸せな夢の中に…）

シャーロット…メアには君の言う様にメイを見ている様に頼んで置いた
君を手を掛けたのは メイでは無かったよ

シャーロットお姉ちゃんが…。あたしを守ってくれたの？覚悟はしていたのに…。

仇をとらないと…。森を汚してあたしの大事な人を奪った暗殺者。許せない。

あたし視点で確定している情報は、クインジーさんとハーヴェイさんが暗殺者ではないこと。ただ2人とも内通者でないとは言い切れない。
ハーヴェイさんが内通者だとしたらかなり苦しい状況だけど、レベッカさんを暗殺者だと告発した後に襲われているので、「暗殺者が内通者をわざと襲った」「内通者が暗殺者をわざと告発した」のどちらかが行われてないと、ハーヴェイさんが内通者だとは言えない。
後者は内通者にとって全くメリットがないし、前者はないとは言い切れないけど、内通者は生かしておいて仲違いの元にした方が暗殺者にとっては得策だったんじゃないかな。あたしがハーヴェイさんを守っていたとも知らなかっただろうし。

それに、リックくんが本当に暗殺者を見分ける力があったとは思えない…。ハーヴェイさんとの実力や経験の違いもあるけど、レベッカさんが何かの力を持っていたのかにこだわっていたのは、自分にその能力がなかったからなんじゃないかな。
もちろん本当にレベッカさんが能力を持っていたってのも考えられるけど、あれだけ追い詰められた状況ではっきりと打ち明けないメリットも感じない。
発言からも、ハーヴェイさんからは皆を守りたい気持ちが伝わってくる。だからハーヴェイさんは内通者じゃないと信じてる。

ハーヴェイさんを信じるなら、リックくんが内通者、そしてラッセルさんかギルバートさんのどちらかが暗殺者。

襲われたのは、クインジーさん→コーネリアスさん→ハーヴェイさん→シャーロットお姉ちゃん。
ラッセルさんが疑っていたのは、クインジーさん→ギルバートさん→ハーヴェイさん→ナサニエルさん。
ギルバートさんが疑っていたのは、ハーヴェイさん→レベッカさん→ナサニエルさん→ナサニエルさん。

ギルバートさんがハーヴェイさんを疑っていたのはレベッカさんが告発される前、そして告発後はレベッカさんに疑いが移ったところからして、ギルバートさんは暗殺者ではなさそう。
ラッセルさんが暗殺者っぽいと思うんだけど、襲った人と疑っていた人が2度も一致している。これはどうなのかな？でもレベッカさんも同じ傾向があったから、そういう方針なのかもしれない。
んー、でも何か引っかかる。何でシャーロットおねえちゃんが襲われたんだろう…？単にみんなを疑心暗鬼にさせる作戦だったらいいけど、根本的に間違っているとしたら…。

そう言えばリックくんは、ラッセルさんは暗殺者ではないって言ってたよね。
それも怪しいって言えば怪しいかな。そう言っておけばすぐに疑われることはないだろうから、時間稼ぎができるもんね。

今日引き返さないと手遅れになるかもしれないけど、あたしはハーヴェイさんが本物だと信じて行動することにする。

シャーロットさん…？

シャーロットさんが消されてしまったの？
どうして…？

シャーロットさんが命を落とした…？　どういう事だ？　暗殺者はまだ…いるということなのか。
これを奇貨として蠢いているということなのか。

ローズマリーは、夕食の用意をはじめた。燻製の豚を削ぎ切りにして香草と共に炒め、クルミや若芽を入れて蒸らし炒める。塩は少し多めに。最後に豆を発酵させたペーストを入れてざっと混ぜ、人数分の器に取り分けた。

もう、肉を食べない人はいないのよね...

そう呟いて目を伏せると、ローズマリーは器をパーティーの面々に手渡して回った。

ストレートに考えればギルバートさんの心に一物あり、と言うことなのだろうか。
これまでの皆の襲われ方をみれば、刃を受けている人が多いのだが…ショートソードぐらいなら誰でも使えるであろうことだし…

【回想/朝→現在】
…2つの気配が…消えた事を感じていた。

…ただ…。
…何故…シャーロットが…狙われたのだろうか…。
…ニーナを守るべく…その身を呈していたから…だろうか…。


「……。」

…彼は小さくなったリュートに触れながら…。
…独り沈黙し…真実を認識しようとしていた。

ハーヴェイさんの能力を信ずるなら、私にとって暗殺者の可能性があるのはギルバートさんとラッセルさんだけね...

そういえば... 暗殺者を阻止できるって人、ニーナさんの他にいないのかしら。もしいるなら、今日のうちに出てきてほしいわ。

シャーロットさんが襲われたのは... 単なるミスでないとしたら、ニーナさんの能力を暗殺者が疑っているからかも知れないわね。

または、彼女が本当は暗殺者だから襲えなかったか、或いはそう思わせるための工作なのかも。

う…　うぅ…

[呻き声をあげ、重たい身体を無理やりに起こと前に眠りについてからどのくらい経ったのだろうかと辺りを見回した。
陽は既に傾き、夜の帳が私たちを包んでいる。]

ローズマリー…何か暖かいもの、あるかしら…
食欲が沸かないからちょっとでいいわ…

[皆の暗い顔にまだ暗殺者が見つかっていないことを悟り、疲労による発熱を感じながら朦朧とした頭で状況を把握しようと考えた。]

シャーロットが…襲われた……？
なぜ？　シャーロットが…？

[耳に飛び込んできたローズマリーの言葉に自分が生きていた喜びよりも先に衝撃と疑問を感じた。]

なんだか…あんまり食欲は無いかな。

[メイは器を置くと焚き火を見ながら考えた。]

ハーヴェイさんは私を暗殺者ではないと言ってくれたけど…
貴方を信じていいのよね？

貴方を信じてよいのなら…あとはラッセルとギルバートさんだけだよね。

>>14
ローズさん、ハーヴェイさんの言葉を信じるならニーナさんも信じていいのよ。

やっぱり、私にはシャーロットさんが消されたのが分からない…。

大体の状況は把握できたみたい…。
シャーロット…眠っていたからあなたの埋葬にも立ち会えなかったのね…。

それにしてもなぜ今日シャーロットが襲われたのかしらね。
こういうこと言っていいのかわからないけど、……昨日は襲われるとしたら別の人なのだと思っていたわ。
具体的に言うと…　本人も覚悟してようなんだけど…

[そこまで言うと焚き火の傍に座るニーナを見つめた。]

シャーロットさんは冷静な人だったし、私には彼女が暗殺者には見えなかったけれど…
ニーナが誰かを守る力を持ち、ハーヴェイさんが暗殺者を見つける力を。ローズが亡くなった人が暗殺者だったかどうか知る力を持っているのよね。
そして、特別な力はないけれど、私もハーヴェイさんに見張られて暗殺者でないと思われていたわ。
それなのに襲われたのはシャーロットさん……

ニーナが襲われたのは他の人が言っているように、私たちを混乱させるためなのかしら。

状況とその言葉からハーヴェイさんは嘘を言っていないように思えるし、
ローズも嘘を言ってないように思える。
ハーヴェイさんの言葉を信じるなら、残りの暗殺者はギルバートさんかラッセルさんなのよね…。

うーん…。
ニーナの言葉を信じるなら、ハーヴェイさんは暗殺者ではないのよね。
悪くても暗殺者に加担するもの。
ニーナとローズとハーヴェイさんが口裏を合わせて私たちを欺こうとしている可能性はゼロではないだろうけど、
私にはその可能性は低いように思えるわ。
ハーヴェイさんが暗殺者か暗殺者に加担する人だった場合、ローズとニーナが名乗り出てこないほうが暗殺者達にとってこの場をしのぎやすいような気がするのよね。

>>13>>14
ローズ、あなた少しおかしなことを言ってるわね。
ハーヴェイさんの言葉を信じるならローズにとってだけでなくほかの誰にとっても暗殺者の可能性があるのはギルバートさんとラッセルさんだわ。

そしてニーナの力を疑うから襲わないというのもあまりよくわからなかったわ。
この言葉はニーナが嘘をついていると仮定しての言葉だと思うけど、その場合彼女は暗殺者に加担するものか…謎の行動をとっている人になるわよね。
暗殺者に加担する人が…この場面でこんな嘘をつくものかしら？
ハーヴェイさんから暗殺者でないと言われているわけだし、おとなしくしているんじゃないかと思うのよ。

…まあ、あなたが暗殺者で私たちを欺こうとしていると思って言っているわけではないけど、ちょっと気になったわ。

渦中の…というべきかしら…
ギルバートさんとラッセルさんは…ずいぶんと静かなのね。
もっとふたりの言葉を聞きたいのだけれど…

[何か考え込んでいるように見えるふたりの顔を交互に見つめながら言った。]

シャーロットさんが襲撃されてしまった。これは何を意味しているのだろう。
ニーナさんやハーヴェイさん、あるいはローズマリーさんのうちの誰かが魔導書の力に目がくらんだ者なのだろうか。

この３人のうちの誰かが、僕達を欺こうとしているのなら誰もが暗殺者たる可能性を秘めている…と推論できるかもしれない。

ローズマリーさんの持つ魔術、これはいつから会得体得したものなのなのだろう。幼い頃からその手にした、と僕は思う。詳しくは彼女に聞かないとわからないのだけど。

>>25
ラッセルさん…あなたはハーヴェイさんが嘘をついていると思うの？

もしその場合は誰が暗殺者だと思う？
そして３人以外の誰が残った暗殺者だと思う？

『ずいぶんと静かなのね。』

…そんな声が、聞こえた。


「…立場の違い…だろう。」
「…ハーヴェイを信ずるなら…。」
「…もう、答えは…1つしかない…のだ。」

…彼は低い声でそうゆっくりと言った後に、言葉を続けた。

…彼はゆっくりと…こう続けた。

「…今、俺が考えて…た事は。」
「…何故…答えが1つしかない状態に…なったのか。」
「…或いは、させた…のか。」

「…ただ、仮に…させたとして。」
「…他の選択肢も…あったと想う…。」

「…何故、そちらをとらなかった…のだろうか。」
「…その答えが…どうしても…わからない…のだ。」

>>27　ソフィーさん、わかりません。
ただ、ハーヴェイさんを信じるなら、暗殺者探しは既に達成できています。僕にとってはハーヴェイさんを信じるか信じないかの一点のみ…でしょうか。

続きになりますが、ローズマリーさんは自らの力を嘘をつくことなく言い述べてくれてると思います。
ニーナさんやメイさん、ソフィーさんは…どうなのでしょう。まだ分かりません。

>>28
ギルバートさんの立場で考えればそうだけれども。
だからと言って静かにしている理由にはならないわ。

だってあなた達ふたり以外は少しでも判断材料が欲しいもの。

確かにハーヴェイさんを信じるなら今日言葉を尽くす必要はないのかもしれない。
でも、それはあまりにも…寂しいというか味気ないものだとは思わない？

「…そして。」
「…ハーヴが仮に…偽だとして。」

「…ローズとニーナの存在が…」
「…その時の、暗殺者の行動として。内通者の行動として。」
「…考えにくい点が…あると…想っている。」


「…3人とも偽、ならば。」
「…状況としては…考えにくいが…事情の説明はつくだろう。」

「…3人の中に、偽が混ざっている場合、なら。」
「…誰か一人の行動が…少なくとも…。」
「…暗殺者・内通者の行動として…考えにくい…のだ。」

>>23
ハーヴェイさんが本物だとしても、他の人から見て私が内通者である可能性がなくなる訳ではないわ... その辺りをまだきちんと考えてなかったから、「私にとって」と言ったの。

ニーナさんの力を疑うというのは、つまり彼女が暗殺者を撹乱するために「誰を守ったか」について嘘の報告をした可能性があるってこと。これはありえない話ではないわ...

難しいですね…ハーヴェイさんを信じるのならば、今日に限らず、全ての暗殺者捜索は終局図が完成されています。
ですので僕はハーヴェイさんが信用できるか、そちらのほうが大切だと考えています。言葉が難しいのですけれども。

「…俺は、沈黙する事で…真実を認識しようとしてきた。」
「…ただ、それでも…」
「…あまりに…分からない点が…多すぎるのだ。」


「…ハーヴェイの…具体的な…偽と思える点もなかった。」
「…ただ。」
「ラッセルの…具体的な…暗殺者と思える点も…見つからなかった。」


「…今、俺は…」
「…正直に、何を信じていいのか…悩んでいる…。」

ニーナさんが動物たちを使役できる力。これは本当だと思いますが、僕達を守るために使ってくれているのか…という疑念は正直、僕のなかでは晴れていません。
ただそうだと、野伏のような力を秘めた人が巡回等を
きっとしてくれていたはずですが、それだとコーネリアスさんかどなたか、ということになるのでしょうか。

「……。」

…彼は、自らが悩んでいる、という点を書き記し…。
…ソフィーに手渡した。

「…些か…俺には…言の葉が…多すぎるのでな…。」


・「リックがラッセルを暗殺者ではない、と言ったのは…どういう意図だったのだろうか…？」

・「ハーヴ、ローズ、ニーナのうち、偽が仮に1人、若しくは2人いたとして…今宵、シャーロットを狙った理由は…何だ？」

・「また…ニーナが仮に偽として…あの場で、秘密を打ち明けた理由は…何だろうか。」
・「それに…何時までも暗殺者に狙われなければ…ニーナ自身にも疑いがくる…のは、もしニーナが偽なら…分かっていると想う…」
・「それに…本当に、暗殺者を追い払う力のあるものが…まだいるかもしれなかった。それはニーナが偽でも…分からないことだ。」

「…これらの事を…全て考えた時…。」
「…どうしても、暗殺者の意図が…見えてこない…のだ。」

「…だからこそ、悩んでいる…。」


…彼は低い声で、そう…呟いた。